JPH09252686A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

Info

Publication number
JPH09252686A
JPH09252686A JP7008396A JP7008396A JPH09252686A JP H09252686 A JPH09252686 A JP H09252686A JP 7008396 A JP7008396 A JP 7008396A JP 7008396 A JP7008396 A JP 7008396A JP H09252686 A JPH09252686 A JP H09252686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing
reel
spool
held
thumb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7008396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Asano
真一 浅野
Hiroshi Toma
弘 遠間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP7008396A priority Critical patent/JPH09252686A/ja
Priority to US08/825,022 priority patent/US6016982A/en
Publication of JPH09252686A publication Critical patent/JPH09252686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】釣竿に一体的に装着可能な魚釣用リールにおい
て、実釣時に握持保持性の向上を図り、サミング操作を
安定して行える魚釣用リールを提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明の魚釣用リールは、釣糸放出方向の
先端部に釣竿90を装着可能であり、釣糸が巻回される
スプール5とこのスプール5を巻取駆動するハンドル1
2とを備えたリール本体1と、実釣時にリール本体1と
共に一体的に握持保持される握部2とを有している。そ
して、この握部2を握持保持した際の手の親指の向きに
沿うように、スプール5のサミング操作を可能とする開
口部25をリール本体1に形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は魚釣用リールに関
し、詳細には、釣竿との一体化が可能な魚釣用リールに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿本体に装着される魚釣用リー
ルの握持保持性を向上する共に軽量、コンパクト化を達
成するために、例えば、実開昭49−9789号および
米国特許第2120069号に開示されているように、
釣竿の基端部に一体的に装着される魚釣用リールが知ら
れている。
【0003】この釣竿と一体化される魚釣用リール(竿
一体魚釣用リール)は、釣竿の延出方向に沿うように縦
長状の形状を成しており、釣糸が巻回されるスプール
と、スプールを回転駆動するハンドルとを備え、釣竿の
基端部と一体化した状態で、スプールに巻回された釣糸
を中通しさせて釣竿の先端から導出させる構成となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記魚釣用リールを釣
竿に装着して実際に魚釣りを行う場合、釣糸放出時等に
おいて、スプールのサミング操作が行われる。しかしな
がら、このサミング操作を可能とするリール本体の上面
部に形成された開口部は、釣竿の延出方向に沿った略長
方形状を成しているため、リール本体を握持保持した手
の親指の自然な位置と開口部の向きとが合致せず、保持
そのものが不安定となり、また、実際のサミング操作
も、容易かつ確実に行えない等の問題がある。
【0005】この発明は、釣竿に一体的に装着可能な魚
釣用リールにおいて、実釣時に握持保持性の向上を図
り、サミング操作を安定して行える魚釣用リールを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、釣竿の基端部
に一体的に装着可能な魚釣用リールのリール本体を確実
に保持した際、その親指の位置する方向が、リール本体
に形成されている開口部の延出方向と一致しないため、
実釣時に握持保持が不安定となる、という課題を見出だ
したことに基づいて成されたものである。
【0007】そして、この課題は、釣糸が巻回されるス
プールとこのスプールを巻取駆動するハンドルとを備え
たリール本体と、実釣時にリール本体と共に一体的に握
持保持される握部とを有する釣竿の基端部に一体的に装
着可能な魚釣用リールにおいて、前記スプールのサミン
グ操作を可能とする開口部を、前記握部を握持保持した
際の手の親指の向きに沿うように前記リール本体に形成
したこと、により解決される。
【0008】実釣時において、前記リール本体および握
部は一体的に握持保持される。この握持保持を安定した
状態で確実に行うとすると、その親指は、必然的に握部
が延出する方向に対し傾斜する方向となる。リール本体
には、握持保持を確実に行った際の親指方向に沿って、
スプールのサミング操作を可能とする開口部が形成され
ているため、実釣時のサミング操作は安定した状態で行
えるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1は、本発明に係る魚釣用リー
ルの一実施の形態を示しており、釣竿に装着した状態を
示す平面図、図2は、図1に示す魚釣用リールをA方向
から見た図、そして、図3は、図1のB−B線に沿った
断面図である。この実施の形態の魚釣用リールは、左手
でハンドルの巻取操作を行うように構成されている。
【0010】リール本体1は、フレーム1aとそれに取
り付けられる左右側板1b,1cを有しており、その先
端部(釣糸放出方向先端部)には、捩じ込み、嵌入等の
接続手段によって釣竿90の基端部91が着脱自在に装
着され、もしくは接着によって一体的に固定されてい
る。リール本体1の外表面は、それに装着される釣竿9
0の外表面と一体化して連続するように構成されてお
り、釣竿が装着される領域からスプール支持領域に至る
まで、高さ方向および幅方向のディメンションが次第に
増加し、そこから後方に向けて次第に減少する滑らかな
面によって構成されている。このスプール支持領域から
後方に向けて次第に減少する領域は、図1および図2の
2点鎖線で示すように、掌の母指球領域および小指球領
域で握持保持される握部2である。
【0011】この握部2には、図に示すように、握持保
持した際に、薬指および小指が確実に係止できるよう
に、高さ方向および幅方向において中心側に窪む滑らか
な凹所2a,2bを形成しておくことが好ましい。ま
た、リール本体1から握部2にかけて、握持保持した際
の中指が確実に係止できるように、その下面領域に突出
部(トリガー)2cを形成しておくことが好ましい。さ
らに、リール本体1の下面部の適所に、水抜き用の開口
部1dを形成しておくことが好ましい。
【0012】リール本体1のフレーム1aに取り付けら
れる左右側板1b,1c間には、スプール5を取り付け
たスプール軸5aが、軸受を介して回転可能に支持され
ている。スプール軸5aの一端側にはピニオン7が軸方
向に摺動可能に設けられており、このピニオン7は、ハ
ンドル軸8に取り付けられた駆動歯車10と噛合してい
る。この結果、スプール5は、ハンドル軸8に取り付け
られているハンドル12を回転操作することによって、
駆動歯車10およびピニオン7を介して回転駆動され
る。なお、ハンドル軸8には、公知のドラグ機構が設け
られており、制動調節体13を回転操作することによっ
てドラグ調節が可能となっている。
【0013】前記スプール軸5aの他端側には、ギヤ1
5が取り付けられており、このギヤ15には、ギヤ16
を介してレベルワインド装置20のトラバース軸21が
取り付けられたギヤ17が噛合している。トラバース軸
21には、ギヤ17が回転されることによって、左右側
板1b,1c間を往復動される糸案内体22が係合して
おり、スプール5に巻回されている釣糸Sは、この糸案
内体22を介して釣竿90内に中通しされる。この結
果、ハンドル12を巻取回転すると、スプール5の巻取
回転と共にレベルワインド装置20の糸案内体22は、
ギヤ15〜17およびトラバース軸21を介して左右往
復動され、釣糸はスプール5に平行に巻回される。な
お、このようなレベルワインド装置は、そのトラバース
軸がスプール5の後方側に設けた構成のものであっても
良いし、あるいはレベルワインド装置自体を省略しても
良い。
【0014】リール本体1の上面部には、リール本体1
および握部2を握持保持した際、スプール5のサミング
操作を可能とする開口部25が形成されている。この開
口部25は、握部2およびリール本体1を握持保持した
際の手の親指の向きに沿うように形成されている。本実
施の形態では、握部2は、釣竿90の中心線方向と略一
致するように形成されており、リール本体1および握部
2を確実に握持保持すると、その親指は、握部2が延出
する方向に対し、図の線Pに示すように、ハンドル12
側に傾斜する方向となる。このため、開口部25はその
ような親指方向に沿うように、装着される釣竿の延出方
向に対してハンドル12側に傾斜するように形成されて
いる。なお、この開口部25の周縁部には、親指の腹部
が当接しやすいように、内側に向けて傾斜したテーパ部
25aを形成しておくことが好ましい。
【0015】このように、リール本体1の上面部に、リ
ール本体1および握部2を確実に握持保持した際の親指
方向に沿うように開口部25を形成したため、実釣時に
おけるサミング操作は、握持保持を安定した状態で確実
に行うことができる。
【0016】前記スプール軸5aに取り付けられたピニ
オン7には、図示していない公知のクラッチ機構が係合
している。このクラッチ機構は、ピニオン7を軸方向に
摺動させることにより、ハンドル12からの回転駆動力
をスプール5に伝達し(クラッチON;釣糸巻取状
態)、もしくはその伝達を断つ(クラッチOFF;釣糸
放出状態)ものであり、クラッチ切換部材30の操作に
よって、その切換え操作が成される。クラッチ切換部材
30の取付け位置および操作方向等は種々変形すること
ができるが、本実施の形態では、リール本体1および握
部2を握持保持した状態でクラッチ切換操作ができるよ
うに、親指の先端側が位置する近傍で前後方向にスライ
ド操作できるように配置、構成されている。
【0017】前記リール本体1の左右側板1b,1c
は、図4に示すように、リール本体1のフレーム1aか
ら着脱できる構成となっている。すなわち、左右側板1
b,1cをフレーム1aから取り外した状態で、ハンド
ル、ドラグ機構、クラッチ機構等がリール本体のフレー
ム内に組み込まれるようになっている。また、図5に示
すように、右側板1cをフレーム1aから取り外すこと
によって、スプール5を交換したり、あるいはバックラ
ッシュが生じた場合の処理等が行えるようになってい
る。このようなフレーム1aに対する側板1b,1cの
着脱は、例えば、図2に示すように、適所に設けたネジ
35によって行うことができる。
【0018】上記した魚釣用リールが一体化された釣竿
を用いて魚釣りを行う場合、まず、クラッチ切換部材3
0をOFFにし、キャスティング操作によって、仕掛け
を放出する。この放出操作の際、図1および図2に示す
ように、凹所2a,2bに薬指および小指が、トリガー
2cに中指がそれぞれ確実に係止されているため、リー
ル本体1および握部2は、確実に握持保持された状態に
ある。また、このキャスティング操作の際、親指でスプ
ール5に制動を付与するサミング操作が成されるが、上
記したように開口部25は、そのような確実な握持保持
が成された状態で、親指の方向と一致する方向に沿った
形状となっているため、サミング操作に際して握持保持
性が不安定になることはない。そして、仕掛けが着水し
た後、親指の操作により、クラッチ切換部材30がON
され、ハンドル12の巻取操作が成される。この操作の
際のサミング操作においても、その開口部25の構成に
より、リール本体1および握部2の握持保持性は確実に
安定しているため、魚信感度が向上する。
【0019】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記した実施の形態に限られず、以下のよう
に種々変形することが可能である。なお、以下の変形例
を示す図面では、前記実施の形態と同一の構成部材につ
いては同一の参照符号が付してある。
【0020】上記実施の形態は、左手でハンドル操作が
成されるよう構成されていたが、図6に示すように、右
手でハンドル操作が行えるように構成することもでき
る。この図面から明らかなように、開口部25は、リー
ル本体1および握部2を左手で握持保持した際、その親
指の方向と一致する方向に沿った形状となっている。
【0021】図7は、図1に示す反ハンドル側の側板1
cをリール本体1のフレーム1aと一体化した変形例を
示している。このように、側板をフレームと一体化する
ことにより、内部機構の防水化を図ることができる。
【0022】図8および図9は、リール本体1と一体に
握持保持される握部2の形状、構成を変形したものであ
る。図8に示す変形例は、図1に形成した握部2の凹部
2bを深く窪ませることなく、かつ、握部2の中心線を
リール本体1(釣竿90)の中心線と正確に一致させた
構成を示している。このように、握部2の形状は、その
握部の径等に応じて、握持保持しやすいように種々変形
することができる。また、図9は、握部2をリール本体
1(釣竿90)の中心線に対して、反ハンドル側にWだ
けオフセットさせた変形例を示している。通常、リール
本体1および握部2を確実に握持保持すると、その親指
の先端はハンドル側に変位する。この点に着目して、こ
の変形例では握部2をリール本体1の中心線に対して反
ハンドル側にオフセットさせており、親指の先端部が、
図に示すように、リール本体1のほぼ中央部に位置する
ように構成し、その握持保持の安定性をより高めてい
る。この場合、握部2はオフセットさせるだけでなく、
リール本体1の中心線に対して傾斜するように構成する
こともできる。このように、握部2をオフセットさせた
り、傾斜させたりすると、リール本体1および握部2を
確実に握持保持したときの親指の向きは多少変位する
が、その向きに応じて開口部25の形状は種々変形する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上、本発明によれば、リール本体およ
び握部を握持保持した際に、その親指の自然な位置に開
口部が形成されているために、グリッピング性及びスプ
ールへのサミング操作性が向上すると共に、その保持が
安定することにより、魚信感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用リールの一実施の形態を示
しており、釣竿に装着した状態を示す平面図。
【図2】図1に示す魚釣用リールをA方向から見た図。
【図3】図1のB−B線に沿った断面図。
【図4】図1に示す魚釣用リールの左右側板を取り外し
た状態を示す図。
【図5】図1に示す魚釣用リールの右側板を取り外して
スプール部分を取り外した状態を示す図。
【図6】本発明に係る魚釣用リールの第1の変形例を示
す図。
【図7】本発明に係る魚釣用リールの第2の変形例を示
す図。
【図8】本発明に係る魚釣用リールの第3の変形例を示
す図。
【図9】本発明に係る魚釣用リールの第4の変形例を示
す図。
【符号の説明】
1 リール本体 1a フレーム 1b,1c 左右側板 2 握部 5 スプール 12 ハンドル 20 レベルワインド装置 25 開口部 90 釣竿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸が巻回されるスプールとこのスプー
    ルを巻取駆動するハンドルとを備えたリール本体と、実
    釣時にリール本体と共に一体的に握持保持される握部と
    を有し、釣糸放出方向の先端部に釣竿を装着可能とする
    魚釣用リールにおいて、 前記スプールのサミング操作を可能とする開口部を、前
    記握部を握持保持した際の手の親指の向きに沿うように
    前記リール本体に形成したことを特徴とする魚釣用リー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記開口部を、竿先側の前部がハンドル
    側に傾斜するように形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の魚釣用リール。
JP7008396A 1996-03-26 1996-03-26 魚釣用リール Pending JPH09252686A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7008396A JPH09252686A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 魚釣用リール
US08/825,022 US6016982A (en) 1996-03-26 1997-03-26 Reel for fishing with integral reel body and grip portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7008396A JPH09252686A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 魚釣用リール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09252686A true JPH09252686A (ja) 1997-09-30

Family

ID=13421301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7008396A Pending JPH09252686A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 魚釣用リール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09252686A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5537773A (en) Fishing rod handle
JP3325174B2 (ja) 魚釣用両軸受型リール
JP2010273629A (ja) 釣り用リールのハンドル組立体
AU783263B2 (en) Reel seat for fishing rod and fishing rod
JPH09252687A (ja) 魚釣用リール
JPH09252686A (ja) 魚釣用リール
US6016982A (en) Reel for fishing with integral reel body and grip portion
JPH09262044A (ja) 魚釣用リール
JPH075360U (ja) 魚釣用リ−ルのハンドル
JP3673140B2 (ja) 魚釣用リールのハンドル
US20020139886A1 (en) Fishing reel
US11957117B2 (en) Left handed fishing reel
JP4028185B2 (ja) キャスティングハンドル
JP2003230334A (ja) 魚釣用リール
US20200260707A1 (en) Motorized fishing reel assembly
JP3892709B2 (ja) 釣竿
JP3909031B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JP2010063435A (ja) 魚釣用リール
JPS5939487Y2 (ja) 液体供給ノズル
JPH1033094A (ja) 魚釣り用具
JP3874651B2 (ja) クローズドフェースリール
JP3049381U (ja) ロータの逆転防止の解除装置
JPH09154446A (ja) 魚釣用リ−ル
JP2002238414A (ja) 魚釣用両軸受リール
JP2022094476A (ja) 釣竿用のリールシート