JPH09250989A - プリント基板の検査装置 - Google Patents

プリント基板の検査装置

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JPH09250989A
JPH09250989A JP10067996A JP10067996A JPH09250989A JP H09250989 A JPH09250989 A JP H09250989A JP 10067996 A JP10067996 A JP 10067996A JP 10067996 A JP10067996 A JP 10067996A JP H09250989 A JPH09250989 A JP H09250989A
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JP
Japan
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printed circuit
circuit board
master
defect
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP10067996A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kajiyama
康一 梶山
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ADOMON SCI KK
Original Assignee
ADOMON SCI KK
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Publication date
Application filed by ADOMON SCI KK filed Critical ADOMON SCI KK
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Publication of JPH09250989A publication Critical patent/JPH09250989A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スレッショルドレベルのように欠陥の有無を
判定するための欠陥判定基準を、プリント基板表面の材
質、スルーホールに応じて独立して設定することによ
り、検査時間を短くしながら、プリント基板の全面にわ
たって欠陥の有無を精度良く判定できる検査装置を提供
する。 【解決手段】 プリント基板5からの反射光又は透過光
を受光するセンサー1と、センサー1からの検出信号を
記憶手段2のマスター信号と比較してプリント基板5の
欠陥の有無を判定する判定手段3とを備えると共に、さ
らに記憶手段2には、プリント基板5の表面の材質、ス
ルーホールに応じて分類された複数のマスターパターン
11〜14を記憶し、上記判定手段3の欠陥判定基準
を、マスターパターン11〜14ごとに独立して設定す
る設定手段4を備えた。複数のマスターパターン11〜
14は、正常なプリント基板5からの反射光又は透過光
を受光したセンサー1、1’の出力信号を、スライスレ
ベルに応じて分類して形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CCDリニアイ
メージセンサー等を用いて、PCBボードのようなプリ
ント基板における半田はみ出し等の欠陥の有無を光学
的、電気的に検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、予め正常なプ
リント基板からの反射光又は透過光に基づいてマスター
信号を得てこれを記憶しておき、検査対象であるプリン
ト基板からの反射光又は透過光をCCDリニアイメージ
センサーで受光して得た波形信号を、上記から読み出し
たマスター信号と比較し、その差が所定のスレッショル
ドレベルを超えたときにプリント基板に欠陥があると判
定するようにしていた(例えば特開平6−18442号
公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、プリント基板の
表面には、シルク印刷により文字等を現したシルク印刷
部、レジストにより被覆された配線部、下地、及び半田
が融着した半田部などのように異なる材質で形成された
部位に加えて、通孔であるスルーホールが混在してお
り、これら各部位からの反射光及び透過光の強度はまち
まちである。そのため、スレッショルドレベルを設定す
る場合、反射率が大で信号強度の強い半田部に合わせて
設定すると、反射率が小さく信号強度の弱いシルク印刷
部では判定が困難になるし、逆にシルク印刷部に合わせ
て設定すると、半田部では誤判定が出やすいことにな
る。そこで、スレッショルドレベルを適切な値に設定す
ると共に、何らかの方策をもって分解能を上げることが
考えられるが、そうすれば単位面積あたりの信号処理回
数が多くなって、検査時間が非常に長くなるという問題
が生じる。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、スレッショルド
レベルのように欠陥の有無を判定するための欠陥判定基
準を、プリント基板表面の材質、スルーホール等に応じ
て独立して設定することにより、検査時間を短くしなが
ら、プリント基板の全面にわたって欠陥の有無を精度良
く判定できる検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のプリン
ト基板の検査装置は、図1に示すように、プリント基板
5からの反射光又は透過光を受光するセンサー1と、セ
ンサー1からの検出信号を記憶手段2のマスター信号と
比較してプリント基板5の欠陥の有無を判定する判定手
段3とを備えると共に、さらに記憶手段2には、プリン
ト基板5の表面の材質、スルーホールに応じて分類され
た複数のマスターパターン11〜14を記憶し、上記判
定手段3の欠陥判定基準を、マスターパターン11〜1
4ごとに独立して設定する設定手段4を備えたことを特
徴としている。
【0006】この検査装置では、プリント基板5からの
反射光又は透過光に応じてセンサー1から波形信号が出
力され、この検出波形信号が、記憶手段2から読み出さ
れた基準となるマスター信号と判定手段3で比較され、
プリント基板5の欠陥の有無が判定される。その場合、
設定手段4により、マスターパターン11〜14ごと
に、対応する材質等に最適の欠陥判定基準を設定してお
けば、材質、スルーホール等に応じて最適の欠陥判定基
準が適用され、欠陥の有無が精度良く判定される。また
分解能を上げることに較べて、検査時間が短い。
【0007】また請求項2のプリント基板の検査装置
は、上記複数のマスターパターン11〜14が、正常な
プリント基板5からの反射光又は透過光を受光したセン
サー1、1’の出力信号を、スライスレベルに応じて分
類することにより形成したものであることを特徴として
いる。
【0008】この検査装置では、プリント基板5の表面
の材質、スルーホール等に応じてセンサー1、1’から
の出力信号の大きさが変わるから、スライスレベルを変
えれば、1つの出力信号から複数のマスターパターン1
1〜14が分類できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の具体的な実施形
態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図2
は、この発明の一実施形態の概略構成を示す図である。
【0010】図2において、5は検査位置に載置された
プリント基板であって、検査ラインの搬入ステージから
ほぼ水平状態で搬送されており、検査終了後には次の搬
出ステージへ送り出されるようになっている。6は投光
器、1、1’はCCDリニアイメージセンサーであっ
て、1はプリント基板5から正反射した反射光を受光
し、1’はプリント基板5から乱反射した反射光を受光
するものであり、これら投光器6及びセンサー1、1’
はプリント基板5の上下に各一対ずつ配置されており、
表裏両面を一挙に検査すると共に、反対側のセンサー1
でスルーホールからの透過光を受光するようになってい
る。上記投光器6は、例えば光源が水銀灯、照明系が反
射透過併用型であり、レンズは例えば結像系投影レンズ
である。
【0011】上記センサー1、1’の出力信号はCCD
ドライバ7により増幅され、その出力信号は、フレーム
メモリ9に入力されている。このフレームメモリ9は、
記憶手段2を構成するものであって、検査基準となる正
常なプリント基板5からの反射光又は透過光に応じてセ
ンサー5から出力されたマスター信号を記憶するマスタ
ー信号記憶領域と、プリント基板5の表面の材質、スル
ーホールに応じて分類された複数のマスターパターンを
記憶しているマスターパターン記憶領域とを備えてい
る。上記複数のマスターパターンは、図3の左側に示す
ように、スルーホールイメージ11、半田イメージ1
2、シルク印刷イメージ13、レジストパターンイメー
ジ(配線部に対応)14などの2値化イメージから構成
されている。15はフレームメモリ9に接続された分類
装置であって、正常なプリント基板5からの反射光又は
透過光に応じてセンサー1、1’から出力された信号に
基づいて、上記複数のマスターパターン11〜14に2
値化イメージとして分類するものである。上記CCDド
ライバ7の検出出力信号、及びフレームメモリ9の出力
信号は、比較判定装置(判定手段に相当する)3に入力
されており、ここでセンサー1からの信号をフレームメ
モリ9のマスター信号やマスターパターン11〜14と
比較してプリント基板5の欠陥の有無を判定している。
その比較手法は、検査すべきプリント基板5においてセ
ンサー1で得られた検出波形信号を、上記から読み出し
たマスター信号と比較し、その差が所定のスレッショル
ドレベル(欠陥判定基準に相当する)を超えたときに当
該プリント基板5に欠陥があると判定するものである。
【0012】上記比較判定装置3の判定結果の2値化信
号はメモリ16に格納されると共に、入出力インタフェ
ース17を介して逐次パソコン18で読み出しながらデ
ータの演算処理を行い、カラーCRT19により上記判
定結果とほぼ同時に、欠陥部位のマッピングを行って欠
陥D1〜D4のイメージを瞬時に知ることができるよう
にしている(図3の右側を参照)。またプリンタ20に
より、上記判定結果等を出力可能にしている。上記スレ
ッショルドレベルLは比較するマスターパターン11〜
14ごとに独立して設定することが可能であり、これは
キーボード21からの入力により行う。従って、キーボ
ード21、パソコン18、及び入出力インタフェース1
7等により、判定手段3の欠陥判定基準を、比較するマ
スターパターン11〜14ごとに独立して設定する設定
手段4を構成している。上記スレッショルドレベルL
は、プリント基板5からの反射光及び透過光の強度の違
いに応じて設定する。すなわち、反射率が大で信号強度
の強い半田部では大きく設定し、反射率が小さく信号強
度の弱いシルク印刷部では小さく設定する。
【0013】上記分類装置15により複数のマスターパ
ターンを得る手順を、図4により説明する。プリント基
板5からの反射光及び透過光の強度は、表面の材質、ス
ルーホールに応じてまちまちである。この強度の違いを
正反射、乱反射に分けて序列化すると、正反射は半田部
が最も強く、シルク印刷部がこれに続く。また乱反射は
シルク印刷部が最も強く、以下、配線部、下地、半田部
と続く。従って、図4(a)に示すように、センサー1
の正反射出力信号に対し、高いスライスレベルSmを設
定すれば、半田部のマスターパターン12を抽出でき、
これよりも低いスライスレベルSsを設定すれば、シル
ク印刷部のマスターパターン13を抽出できる。一方、
図4(b)に示すように、センサー1’の乱反射出力信
号に対し、高いスライスレベルSs’を設定すれば、シ
ルク印刷部のマスターパターン13を抽出でき、これよ
りも低いスライスレベルSr’を設定すれば、配線部の
マスターパターン14を抽出できる。なおスルーホール
は透過光により抽出する。そこで、検査に先だって正常
なプリント基板5を検査位置に載置し、このプリント基
板5からの反射光及び透過光により得られたセンサー
1、1’の出力信号を、上記フレームメモリ9のマスタ
ー信号記憶領域に記憶しておくと共に、これを分類装置
15により読み出し、スライスレベルを変えて信号を抽
出すれば、複数のマスターパターン11〜14が得られ
るから、これをフレームメモリ9のマスターパターン記
憶領域に書き込めばよい。
【0014】上記構成のプリント基板の検査装置では、
センサー1からの検出波形信号と予めマスター信号記憶
領域に記憶しているマスター信号との差が所定のスレッ
ショルドレベルを超えたときにプリント基板5に欠陥が
あると判定し、その場合に、マスターパターン11〜1
4ごとに、対応する材質等に最適の欠陥判定基準を設定
したから、材質、スルーホールに応じて最適の欠陥判定
基準が適用され、欠陥の有無を精度良く判定することが
できる。また、分解能を上げる対処方法に較べれば、検
査時間が短くてすむ。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1のプリント基板の
検査装置では、マスターパターンごとに、対応する材質
等に最適の欠陥判定基準を設定しておけば、材質、スル
ーホール等に応じて最適の欠陥判定基準が適用されるの
で、検査時間を短くしながら、シルク印刷部、配線部、
下地、半田部、スルーホールなどが混在するプリント基
板の欠陥の有無を精度良く判定することができる。
【0016】請求項2のようにすれば、材質等に応じた
マスターパターンを簡単且つ正確に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態の概略構成を示す図である。
【図3】マスターパターン及び欠陥部位のマッピングを
示す説明図である。
【図4】正常なプリント基板からの信号波形にスライス
レベルを設定することを説明する図であって、(a)は
正反射、(b)は乱反射の場合を示す。
【符号の説明】
1 センサー 2 記憶手段 3 判定手段 4 設定手段 5 プリント基板 11 スルーホールイメージ(マスターパターン) 12 半田イメージ(マスターパターン) 13 シルク印刷イメージ(マスターパターン) 14 レジストパターンイメージ(マスターパターン)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板(5)からの反射光又は透
    過光を受光するセンサー(1)と、センサー(1)から
    の検出信号を記憶手段(2)のマスター信号と比較して
    プリント基板(5)の欠陥の有無を判定する判定手段
    (3)とを備えると共に、さらに記憶手段(2)には、
    プリント基板(5)の表面の材質、スルーホール等に応
    じて分類された複数のマスターパターン(11〜14)
    を記憶し、上記判定手段(3)の欠陥判定基準を、マス
    ターパターン(11〜14)ごとに独立して設定する設
    定手段(4)を備えたことを特徴とするプリント基板の
    検査装置。
  2. 【請求項2】 複数のマスターパターン(11〜14)
    が、正常なプリント基板(5)からの反射光又は透過光
    を受光したセンサー(1)(1’)の出力信号を、スラ
    イスレベルに応じて分類することにより形成したもので
    あることを特徴とする請求項1のプリント基板の検査装
    置。
JP10067996A 1996-03-15 1996-03-15 プリント基板の検査装置 Pending JPH09250989A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107894435A (zh) * 2017-11-20 2018-04-10 广东工业大学 一种pcb半孔切片的制作方法
CN109490315A (zh) * 2018-11-27 2019-03-19 江门市利诺达电路科技有限公司 一种基于光电效应的电路板过孔质量的检测方法
JP2021167812A (ja) * 2020-04-10 2021-10-21 コグネックス・コーポレイション 可変拡散板を利用した光学システム

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