JPH09105723A - 欠点検査における検査設定値入力表示方法とその装置 - Google Patents
欠点検査における検査設定値入力表示方法とその装置Info
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- JPH09105723A JPH09105723A JP7263103A JP26310395A JPH09105723A JP H09105723 A JPH09105723 A JP H09105723A JP 7263103 A JP7263103 A JP 7263103A JP 26310395 A JP26310395 A JP 26310395A JP H09105723 A JPH09105723 A JP H09105723A
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Abstract
イズおよび色合いについて数値で設定した内容を明確に
把握できるようにした欠点検査における検査設定値入力
表示装置を提供することにある。 【解決手段】欠点検査機1において検出しようとする欠
点の最大限度サイズを数値で入力するとともに前記欠点
に係る被検査信号を2値化する検査レベルを数値で入力
するキーボード21と、入力された前記最大限度サイズに
係る数値が意味する前記欠点の大きさ・形状についての
画像情報、および前記検査レベルに対応する前記欠点の
色合いについての欠点色画像情報を形成して合成する画
像形成回路23と、合成された前記両画像情報をカラービ
ジュアルパターンとしてカラー表示するディスプレイ24
とを具備する。それにより、数値で入力される検査設定
値の内容をビジュアルパターンとして表示することを特
徴としている。
Description
性フィルムの欠点等を自動的に検出する欠点検査におい
て、検出しようとする欠点の最大限度サイズ等の検査設
定値の内容を表示する検査設定値入力表示方法とその装
置に関する。
は従来行われている。この検査では、印刷物と対向して
一次元のCCDイメージセンサを受光器とした撮像カメ
ラと投光器とを配置して、投光器による照明下において
撮像カメラで印刷面を撮像し、前記センサが受光した光
量に応じた電圧レベルの撮像信号を電子回路で処理し
て、印刷物の汚れ、筋、黄ばみ、油汚れ、かぶり、色む
ら、掠れ、異物の混入などの各種欠点を検出する。
に、検出しようとする欠点についての検査条件、すなわ
ち、欠点の最大限度サイズや、明確な検査情報を得るた
めに欠点の色と地合いの色とによるSN比を高める検査
レベル等の検査設定値を設定する必要があり、これらの
設定値は、印刷物の種類が多岐に渡る場合、その種類が
変わる都度設定しなければならない。こうした検査条件
の欠点検査機への設定は、キーボード等の入力手段によ
る数値入力に基づき設定手段を介して行われている。
いてCRT上に前記入力手段で入力した数値が表示さ
れ、それにより、検査設定値の入力を確認できるように
なっている。
せて多数開発されており、一般的に印刷欠点を検出する
場合には複数の欠点検査方式に係る検査系を備えて行っ
ている。これら異種の検査系においては、その特徴に応
じた最適な検査レベルが定められることによって、その
検査系に特有の機能が十分に発揮される。そのため、検
査条件の設定においては、夫々の検査系の特徴を把握し
て、その検査系に必要な最適名検査レベルを前記入力手
段で入力するようにしており、こうして設定された数値
は既述のように前記CRT上に表示されるようになって
いる。
従来は、検査設定値(検出しようとする欠点の最大限度
サイズや検査レベル等)である数値をそのままCRTに
表示しているため、その数値により設定された内容、つ
まり、どのような大きさ・大きさの欠点であるのか、ま
た、欠点の色がどのようであるのか等を認識することが
困難であり、それにより、設定ミスを生じ易いという問
題がある。
の検査系がもつ特有の機能についてオペレータに十分な
理解を求めることは困難であるので、実際上は経験的に
求められた設定値を入力しているのが現状である。した
がって、検査レベルについての設定値表示は経験を深め
る一助となるに過ぎず、実際に設定された検査レベルで
どのような欠点を検出しているのかは十分には分からな
かった。
1の課題は、検出しようとする欠点の最大限度サイズに
ついて数値で設定した内容を明確に把握できるようにし
た欠点検査における検査設定値入力表示方法を提供する
ことにある。
題は、検出しようとする欠点についの最大限度サイズお
よび色合いについて数値で設定した内容を明確に把握で
きるようにした欠点検査における検査設定値入力表示方
法とその装置を提供することにある。
るために、請求項1の発明は、検出しようとする欠点の
最大限度サイズが数値で入力されることに基づいて、入
力された数値に対応する大きさ・形状の画像情報を形成
し、この画像情報をディスプレイ上にビジュアルパター
ンとして表示することを特徴としている。
入力された欠点の最大限度サイズ(検査設定値)を画像
情報に変換してディスプレイ上にビジュアルパターンと
して表示するので、このパターンをディスプレイ上で視
認することにより、検出しようとする欠点の最大限度サ
イズについて数値で設定した内容を明確に把握できる。
請求項2の発明は、検出しようとする欠点の最大限度サ
イズが数値で入力されるとともに、前記欠点に係る被検
査信号を2値化する検査レベルが数値で入力されること
に基づいて、前記最大限度サイズに係る数値に対応する
前記欠点の大きさ・形状についての画像信号と、前記検
査レベルに対応する前記欠点の色合いについての欠点色
画像信号とを形成し、これらの両画像信号を合成してデ
ィスプレイ上にカラービジュアルパターンとしてカラー
表示することを特徴としている。
検出しようとする欠点に係る被検査信号を2値化する検
査レベル(検査設定値)が欠点についての色合いについ
ての情報であることに着目して、そのレベルに対応する
色合いについての欠点色画像信号を得、それと検出しよ
うとする欠点の最大限度サイズ(検査設定値)について
の画像情報とを合成して、それをディスプレイ上にカラ
ービジュアルパターンとしてカラー表示するので、この
ビジュアルパターンをディスプレイ上で視認することに
より、検出しようとする欠点の最大限度サイズおよび色
合いについて数値で設定した内容を明確に把握できる。
請求項3の発明は、欠点検査機において検出しようとす
る欠点の最大限度サイズを数値で入力するとともに前記
欠点に係る被検査信号を2値化する検査レベルを数値で
入力する入力手段と、前記両数値入力を受けて、前記被
検査信号を2値化する前記欠点検査機の欠点情報検出手
段に検査レベルを設定するとともに、2値化された信号
から欠点サイズを判定する前記欠点検査機の欠点サイズ
判定手段に、前記最大限度サイズを設定する設定手段
と、この設定手段による設定に基づいて前記最大限度サ
イズに係る数値に対応する前記欠点の大きさ・形状につ
いての画像情報と、前記検査レベルに対応する前記欠点
の色合いについての欠点色画像情報とを形成して合成す
る画像形成手段と、この画像形成手段により合成された
前記両画像情報をカラービジュアルパターンとしてカラ
ー表示するディスプレイとを具備したものである。
出しようとする欠点の最大限度サイズ(検査設定値)と
検査レベル(検査設定値)とは、夫々入力手段での数値
入力操作により設定手段に入力される。設定手段は、欠
点検査機の欠点情報検出手段に検査レベルを設定すると
共に、同検査機の欠点サイズ判定手段に最大限度サイズ
を設定する。画像形成手段は、設定手段により設定され
た前記最大限度サイズに対応する欠点の大きさ・形状に
ついての画像情報を形成するとともに、検査レベルに対
応する前記欠点の色合いにつての欠点色画像情報を形成
して、これらを合成する。ディスプレイは、合成された
前記両画像情報をカラービジュアルパターンとしてカラ
ー表示する。
は、前記請求項2に係る検査設定値入力表示方法を実施
して、検出しようとする欠点についての検査設定値をカ
ラービジュアルパターンとしてディスプレイ上にカラー
表示するので、このパターンをディスプレイ上で視認す
ることにより、検出しようとする欠点の最大限度サイズ
および色合いについて数値で設定した内容を明確に把握
できる。
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1に示された
ブロック図中1は印刷欠点検査機であって、この検査機
1は、撮像カメラ2と、第1投光器3と、第2投光器4
と、信号前処理回路5と、映像系明欠点情報検出回路6
と、映像系暗欠点情報検出回路7と、差分系明欠点情報
検出回路8と、差分系暗欠点情報検出回路9と、微分系
明欠点情報検出回路10と、微分系暗欠点情報検出回路
11と、第1〜第6のサイズ判定回路12〜17と、欠
点判定手段18と、検査設定値入力表示装置19とを備
えている。
完了後排紙部に搬送される印刷物20(図1中矢印は搬
送方向を示している。)と対向して設けられている。こ
のカメラ2は図示しない一次元のCCDイメージセンサ
からなる受光部を有している。この受光部をなす感光画
素列は直線状に並べられていて、これに入射された光の
エネルギーを光−電変換作用によりエネルギーレベルに
応じた電気信号に変換し、得られた信号電荷を一時的に
蓄積する機能を持つ。この撮像カメラ2は、その視野に
位置された印刷物20を、その搬送方向と直角に交差す
る幅方向に走査して印刷面を撮像する。なお、撮像カメ
ラ2は必要により複数台前記幅方向に視野を連ねて印刷
物20の全幅を走査できるように設けられることもあ
る。
する。撮像カメラ2に印刷物20の反射光を受光させる
第1投光器3は印刷物20の印刷面と対向して設けら
れ、また、撮像カメラ2に印刷物20の透過光を受光さ
せる第2投光器3は印刷物20の裏面と対向して設けら
れる。両投光器3、4の少なくともも一方は前記各検出
回路6〜11の検査方式に合わせて選択して使用され
る。
される印刷情報(検査情報)としての撮像信号は信号前
処理回路5に供給される。信号処理手段としての信号前
処理回路5は、次工程以降における処理をする上で必要
とされる各種の信号処理をなすものであって、以下の例
に限るものではないが、例えば供給された撮像信号(ア
ナログ信号)をゲイン・シューテング補正し、増幅する
処理をなし、それにより、被検査信号を生成するように
なっている。
5から供給された被検査信号を処理して2値化された欠
点情報を検出する欠点情報検出手段としての前記各検出
回路6〜11が夫々接続されている。
暗欠点情報検出回路7は、信号前処理回路5から供給さ
れた被検査信号に対して地合いレベルの電圧値よりも高
い或いは低い電圧値の閾値を設けて、それにより信号を
2値化する回路である。そして、閾値を地合いレベルよ
り高く設定して地合いレベルの電圧値よりも高いベクト
ルを持つ信号成分を2値化するものが映像系明欠点情報
検出回路6で、これと反対に閾値を地合いレベルより低
く設定して地合いレベルの電圧値よりも低いベクトルを
持つ信号成分を2値化するものが映像系暗欠点情報検出
回路7である。これらの検出回路6、7は、これまでに
も知られているように大きく濃い印刷欠点、例えば大き
く濃い汚れ、色むら、印刷色の被り、跳ねたインキ、異
物などを検出するのに適している。
暗欠点情報検出回路9は、差分回路部により信号前処理
回路5から供給される被検査信号の1ライン分の感光画
素データについて、この1ライン内で時間的にずれてい
る隣接の感光画素データ相互間の電荷の差(絶対値)を
求めることにより、前記1ライン内での信号の変化点
(これは、画素データ相互間に色差であって、その色差
に応じたレベルの輪郭データとして認識される。)を抽
出し、それを閾値を設定した比較器に通して2値化する
回路である。そして、前記隣接感光画素データ相互間の
電荷の差がプラスとなる信号について2値化をする回路
系が差分系明欠点情報検出回路8であり、また、マイナ
スとなる回路系が差分系暗欠点情報検出回9である。こ
れらの検出回路8、9は、これまでにも知られているよ
うにスポット状の欠点のような小さくやや濃い印刷欠
点、例えばピンホール、はねた小さなインキ、小さな汚
れ、虫のような混入異物などを検出するのに適してい
る。
系暗欠点情報検出回路11は、微分回路部により信号前
処理回路5から供給された被検査信号を微分処理した
後、比較器により微分信号に対して地合いレベルの電圧
値よりも高い或いは低い電圧値の閾値を設けて、それに
より信号を2値化する回路である。そして、閾値を地合
いレベルより高く設定して地合いレベルの電圧値よりも
高いベクトルを持つ信号成分を2値化するものが微分明
欠点情報検出回路10で、これと反対に閾値を地合いレ
ベルより低く設定して地合いレベルの電圧値よりも低い
ベクトルを持つ信号成分を2値化するものが微分暗欠点
情報検出回路11である。これらの検出回路10、11
は、これまでにも知られているように小さく或いは細く
かつ薄い印刷欠点、例えばドクター傷のような筋、薄い
茶系の汚れ、油汚れのような黄ばみなどを検出するのに
適している。
12〜17には検出しようとする印刷欠点の最大限度サ
イズ、すなわち、印刷物20の欠点幅Wと印刷物20の
搬送方向に延びる欠点長Lとが設定され、それにより、
各サイズ判定回路12〜17は前記各検出回路6〜11
で検出された欠点情報のサイズを判定するものである。
これらの最大限度サイズは、前記各方式に係る検出系の
検出特徴により検出される欠点情報に適合させて夫々個
々に設定される。
力端に接続されて明欠点情報についてのサイズ判定を行
い、サイズ判定回路13は前記検出回路7の出力端に接
続されて暗欠点情報についてのサイズ判定を行う。同様
に、サイズ判定回路14は前記検出回路8の出力端に接
続されて明欠点情報についてのサイズ判定を行い、サイ
ズ判定回路15は前記検出回路9の出力端に接続されて
暗欠点情報についてのサイズ判定を行う。同様に、サイ
ズ判定回路16は前記検出回路10の出力端に接続され
て明欠点情報についてのサイズ判定を行い、サイズ判定
回路17は前記検出回路11の出力端に接続されて暗欠
点情報についてのサイズ判定を行う。
れる欠点判定手段18は、演算部、制御部、およびレジ
スタ部と主メモリ(RAM、ROM)とを備える欠点判
定用CPUで形成されている。この判定手段18は、サ
イズ判定された欠点情報を欠点として認識するかどうか
の最終評価をする欠点評価と、その評価を最適な検査系
において行わせる優先判定などを行うようになってい
る。
は検査系割り付け部(図示しない)を備えている。この
割り付け部では、はじめに、地合い色および欠点色につ
いて予め決定された色見本(例えば色鉛筆の色見本、或
いはRGB3原色のスクロールバーで調整して得た色見
本)を、前記印刷検査機1で検査して、前記検査系割り
付け部の輝度演算回路において欠点色見本の輝度と地合
い色見本の輝度とを算出した後、これらの輝度差を算出
し、その輝度差に対して前記検査系割り付け部の補正テ
ーブルを参照して必要な補正処理をした後、前記検査系
割り付け部の明暗系判定回路で検出に適合する明暗検査
系を判定する。この明暗系判定回路では、補正された輝
度差Yaが、Ya>0の場合には明欠点の検査系を選択
させる判定をし、Ya<0の場合には暗欠点の検査系を
選択させる判定をし、また、Ya=0の場合には検出不
可との判定をする。次に、検出しようとする欠点の最大
限度サイズの設定にしたがって、そのサイズ情報を基づ
き前記検査系割り付け部の検査系判定回路で検出に適合
する検査系を判定する。この検査系判定回路では、設定
された最大限度サイズが大きい場合には、前記映像系の
検査方式を選択させ、同サイズが小さい場合には、前記
差分系の検査方式を選択させ、また、同サイズが小さく
かつ細い場合には微分系の検査方式を選択させる判定を
する。
が予め持っているから、実際の印刷欠点検査において印
刷検査機1に供給される各種の欠点情報は、各種の検査
系で処理されるにも拘らず、検査対象の印刷物20につ
いての前記検査系割り付け部での既述の処理(欠点色の
輝度と地合い色の輝度との算出、これらの輝度差の算
出、輝度差に対する必要な補正、適合明暗検査系の判
定、および設定された最大限度サイズに基づく検査系の
判定)により、この印刷物20の欠点情報を検出するの
に最適な検査系で検査された検査結果のみを欠点判定手
段18において選択でき、こうして選択され欠点と認識
された判定結果は、この欠点判定手段18の出力端に接
続された図示しないプリンタ等の出力機器に供給される
ようになっている。
装置19は、入力手段をなすキーボード21と、設定手
段をなす設定装置部22と、画像形成手段をなす画像形
成回路23と、ディスプレイ24とを備えている。
いて検出しようとする欠点の最大限度サイズと、この欠
点に係る被検査信号を2値化するための検査レベル、す
なわち前記各検査系での閾値とを、共に数値で入力する
ものである。また、このキーボード21は欠点判定手段
18に対する各種の指令やデータ等を設定装置部22を
介して与えるものでもある。
もに欠点判定手段18とも接続された設定装置部22
は、演算部、制御部、およびレジスタ部と主メモリ(R
AM、ROM)とを備える設定用CPUで形成されてい
て、検査条件設定回路22aと、検査レベル補正回路2
2bと、最大限度サイズ補正回路22cとを有してい
る。検査条件設定回路22aは、前記各検出回路6〜1
1に接続されて、これらに前記閾値を個別に設定させる
とともに、前記各判定回路12〜17に接続されて、こ
れらに前記最大限度サイズを設定させるものである。
回路6〜11に接続されて、これら回路6〜11に設定
された閾値を補正するものである。これは、各検出回路
6〜11に設定した各閾値が検出しようとする印刷欠点
のグレー階調のある段階に相当しているにも拘らず、各
検査系における特有の信号処理によって、閾値に応じた
濃さ(色合い)が実際の濃度に対してずれるので、この
ずれを少なくして前記各検出回路6〜11に最終的に設
定される閾値を実物濃度に極力近付けるために設けられ
ている。
サイズ判定回路12〜17に接続されて、これら回路1
2〜17に設定された最大限度サイズの値を補正するも
のである。これは、各判定回路12〜17に設定した各
最大限度サイズ値が、各検査系における特有の信号処理
によって、実際のサイズと一致せずにずれるので、この
ずれを少なくして前記各判定回路12〜17に最終的に
設定される最大限度サイズ値を実物サイズに極力近付け
るために設けられている。
は、本実施形態においてはカラー表示をするCRT25
を形成している。画像形成回路23は、設定装置部22
による設定に基づいて検出しようとする欠点の最大限度
サイズに係る数値に対応する前記欠点の大きさ・形状に
ついての画像情報を形成するとともに、設定装置部22
による前記閾値の設定に基づいて、その閾値の電圧レベ
ルに対応するグレー階調の段階、つまり、検出しようと
する欠点について濃度(色合い)についての欠点色画像
情報を形成して、これらの画像情報を合成するものであ
る。そして、ディスプレイ24は、キーボード21によ
り入力された数値を表示するとともに、画像形成回路2
3により合成されて得た画像信号をカラービジュアルパ
ターンとしてカラー表示するものである。なお、本発明
において、CRT25に代えて夫々独立の画像形成回路
23とディスプレイ24とを用いることができる。
出しようとする欠点の検査設定値、つまり各閾値および
最大限度サイズを設定するには、その検査設定値入力表
示装置19のキーボード21をキー操作して行う。すな
わち、このキー操作により、設定装置部22に各検出回
路6〜7に対する閾値が夫々数値で入力されるととも
に、検出しようとする各種の欠点の種類に対する最大限
度サイズが夫々数値で入力される。なお、本実施形態に
おいて各印刷色のグレー階調は256段階に分けられて
いるので、閾値を指定する数値は1〜256のうちのい
ずれかが検査方式に適するものとしてキー入力される。
また、最大限度サイズはいずれも 0.1mmを単位としてキ
ー入力される。
定回路22aが、それに入力された数値をその値に対応
する大きさの電圧に変換して、この電圧を閾値として対
応する各検出回路6〜7の夫々に個別に設定する。こう
して設定された閾値については必要により検査レベル補
正回路22bを介して補正処理がなされる。また、設定
装置部22の検査条件設定回路22aにおいても、それ
に入力された数値をその値に対応する大きさの電圧に変
換して、この電圧を最大限度サイズとして各サイズ判定
回路12〜17の夫々に個別に設定する。こうして設定
された最大限度サイスに対しても必要により最大限度サ
イズ補正回路22cを介して補正処理がなされる。
設定装置部22により最終的に設定された検査設定値の
数値データが画像形成回路23に供給される。そうする
と、この画像形成回路23では、最終的に設定された最
大限度サイズに係る数値が意味する欠点の大きさ・形状
についての画像情報を形成するとともに、最終的に設定
された各閾値の電圧レベルに対応するグレー階調の段階
(検出しようとする欠点の色合い)についての欠点色画
像情報を形成して、これらの画像情報を合成する。
のもととなった数値データとは次にディスプレイ24に
転送されて、このディスプレイ24で前記合成画像情報
がカラー欠点イメージとしてカラー表示されるととも
に、前記数値データがそのまま数字として表示される。
つまり、キーボード21により入力された数値がディス
プレイ24上に画面表示されるだけではなく、これらの
数値により指定された欠点の形状・大きさおよび色合い
とがカラービジュアルパターンとなってディスプレイ2
4上に画面表示されるものである。
内容の一例であり、この図中検査方式の欄中明M2は映
像方式による明検査系(図1において回路6、12の検
査系)、暗M2は映像方式による暗検査系(図1におい
て回路7、13の検査系)、明M1は差分方式による明
検査系(図1において回路8、14の検査系)、暗M1
は差分方式による暗検査系(図1において回路9、15
の検査系)、明S3は微分方式による明検査系(図1に
おいて回路10、16の検査系)、暗S3は微分方式に
よる暗検査系(図1において回路11、17の検査系)
を夫々示している。
に設定された閾値の数値が対応する検査系と関連付けて
表示されており、単位とともに示された欠点幅の欄に
は、前記各検査系に設定された欠点の最大幅の数値が対
応する検査系と関連付けて表示され、同じく単位単位と
ともに示された欠点長の欄には、前記各検査系に設定さ
れた欠点の最大長さの数値が対応する検査系と関連付け
て表示されている。また、これらの数値データの表示欄
の下側には欠点イメージの欄があり、ここには前記数値
データにより設定された欠点のイメージがビジュアルパ
ターンとして対応する検査系と関連付けて表示されてい
る。
のビジュアルパターンP1の色合いは赤色系であり、明M
1に示された縦長で中程度の大きさの楕円のビジュアル
パターンP2の色合いは橙色系であり、明S3に示された
小円のビジュアルパターンP1の色合いは赤色系である。
また、暗M2に示された縦長な大きな楕円のビジュアル
パターンP4の色合いは青色系であり、暗M1に示された
横長で中程度の大きさの楕円のビジュアルパターンP5の
色合いは青色系であり、暗S3に示された小円のビジュ
アルパターンP6の色合いは紫色系である。
ータは、ディスプレイ24の画面24aに表示された欠
点イメージを視認することにより、検出しようとする欠
点の最大限度サイズについて数値で設定した内容を明確
に把握できる。
伴い数値により設定された内容、つまり、どのような大
きさの欠点を検出しようとしているのか、また、どのよ
うな色の欠点を検出しようとしているのか認識できるか
ら、オペレータの経験に拘らず検査設定値の設定ミスを
少なくできるものである。
に対する印刷欠点の検査が実施される。この欠点検査に
よれば、撮像カメラ2の撮像信号が信号前処理回路5に
より信号処理された後に、各欠点情報検出回路6〜11
に同時に供給されて、夫々の検査系に応じた欠点検出方
式にしたがって欠点情報の抽出がなされ、少なくとも一
つの検出回路において明または暗の欠点情報が2値信号
として検出される。この欠点情報は、各検出回路6〜1
1に対して個別に接続された各サイズ判定回路12〜1
7に供給されて、ここで最大限度サイズを越えるもので
あるかどうかについての判定が下された後に、欠点判定
手段18に供給されるので、この手段18において最適
な検査系を通って検出された欠点情報を欠点として認識
するかどうかの優先判定をなし、認識された欠点データ
を外部に出力する。それにより、前記検査設定表示装置
19により設定した検出しようとする印刷欠点を自動的
に検出することができる。
制約されない。例えば、第1の実施の形態ではカラー表
示としたが、請求項1の発明においては白黒表示であっ
てもよい。また、第1の実施の形態では検査設定値の数
値と同寸法でディスプレイに表示したが、これは拡大し
て表示させてもよい。また、本発明は印刷欠点以外の欠
点検査についても適用できる。また、前記第1の実施の
形態において述べた印刷検査装置の動作手順を工程とす
る印刷欠点検査方法とその装置を新たな実施の形態とし
てもよい。
よれば以下の効果がある。請求項1の発明に係る欠点検
査における検査設定値入力表示方法によれば、検出しよ
うとする欠点の最大限度サイズに係る入力数値を画像情
報に変換してディスプレイ上にビジュアルパターンとし
て表示するので、検出しようとする欠点の最大限度サイ
ズについて数値で設定した内容を明確に把握できる。
検査における検査設定値入力表示方法および装置によれ
ば、検出しようとする欠点の最大限度サイズに係る入力
数値を画像情報に変換してディスプレイ上にビジュアル
パターンとして表示するだけではなく、前記欠点の色合
いを前記ビジュアルパターンに与えるから、検出しよう
とする欠点の最大限度サイズおよび色合いについて数値
で設定した内容を明確に把握できる。
力表示方法を実施する印刷設定値入力表示装置の回路構
成を印刷欠点検査機の回路構成とともに示すブロック
図。
された表示内容の一例を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】検出しようとする欠点の最大限度サイズが
数値で入力されることに基づいて、入力された数値に対
応する大きさ・形状の画像情報を形成し、この画像情報
をディスプレイ上にビジュアルパターンとして表示する
ことを特徴とする欠点検査における検査設定値入力表示
方法。 - 【請求項2】検出しようとする欠点の最大限度サイズが
数値で入力されるとともに、前記欠点に係る被検査信号
を2値化する検査レベルが数値で入力されることに基づ
いて、前記最大限度サイズに係る数値に対応する前記欠
点の大きさ・形状についての画像信号と、前記検査レベ
ルに対応する前記欠点の色合いについての欠点色画像信
号とを形成し、これらの両画像信号を合成してディスプ
レイ上にカラービジュアルパターンとしてカラー表示す
ることを特徴とする欠点検査における検査設定値入力表
示方法。 - 【請求項3】欠点検査機において検出しようとする欠点
の最大限度サイズを数値で入力するとともに前記欠点に
係る被検査信号を2値化する検査レベルを数値で入力す
る入力手段と、 前記両数値入力を受けて、前記被検査信号を2値化する
前記欠点検査機の欠点情報検出手段に検査レベルを設定
するとともに、2値化された信号から欠点サイズを判定
する前記欠点検査機の欠点サイズ判定手段に、前記最大
限度サイズを設定する設定手段と、 この設定手段による設定に基づいて前記最大限度サイズ
に係る数値に対応する前記欠点の大きさ・形状について
の画像情報と、前記検査レベルに対応する前記欠点の色
合いについての欠点色画像情報とを形成して合成する画
像形成手段と、 この画像形成手段により合成された前記両画像情報をカ
ラービジュアルパターンとしてカラー表示するディスプ
レイとを具備した欠点検査における検査設定値入力表示
装置。
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---|---|---|---|
JP26310395A JP3589756B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 欠点検査における検査設定値入力表示方法とその装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006137385A1 (ja) * | 2005-06-21 | 2006-12-28 | Gunze Limited | フィルム検査装置およびフィルム検査方法 |
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-
1995
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