JP3374297B2 - カラー画像検査方法及びカラー画像検査装置 - Google Patents
カラー画像検査方法及びカラー画像検査装置Info
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Description
の検査を行う方法及び装置に関すものであり、詳しく
は、カラー画像からなる被検査画像を基準画像と比較検
査する際に、できるだけハードウエアを大規模にしない
で、各色成分毎の独立検査処理と同等の検出感度を得る
ことのできる検査方法、装置に関する。
や、印刷不良など様々なものがあるが、その不良部分
(欠陥)が微小なものであっても、印刷物の品質上問題
となる場合が多く、従来より、印刷物の検査は、微小な
欠陥についてまで検査が必要とされていた。更に、一般
に、印刷物は高速で連続走行しながら、輪転印刷機等に
て印刷されており、検査の結果を早くフイードバックす
る為には、印刷物の検査を高速で連続走行しながら行う
ことが必要とされていた。この印刷物の検査方法として
は従来、種々の方法で人手によって行われてきた。例え
ば、印刷機や印刷物の種類によっては、印刷後の印刷物
を適宜抜取り、目視により検査する方法、あるいは、一
定速度で連続的に走行する印刷物については、走行速度
に同期させてストロボを発光させて目視により検査する
方法が採られていた。これらの方法は人手を必要とする
ため、人による差や誤りがある為、検査の自動化が求め
られた。自動化、省力化に伴い、近年、微小な欠陥につ
いてまでの検査に対応でき、印刷物の高速、連続走行中
に検査ができる、印刷物の自動検査方法が種々提案され
ている。例えば、特公平1−47823に記載のもの
で、所定の時点で、走行中の印刷物の絵柄から読み取っ
た画像データの記憶が可能なメモリを備え、前記メモリ
から読み出した画像データを基準データ、上記走行印刷
物の残余の絵柄から読み取った画像データを検査データ
とし、これら基準データと検査データとの比較に基づい
て印刷の良否を判定を行う方法である。この方法におい
ては、基準データの白黒濃淡値と検査データのそれと
を、それぞれ対応する画素単位毎に抽出比較して印刷の
良否判定を行う。画像データ入力装置には単一の分光特
性を持つ白黒カメラが用いられ、白黒カメラの出力はA
/D変換によって多値のデジタルデータとなる。又、特
開昭61−277953号に記載されるように、赤成分
R(レッド)と緑成分G(グリーン)と青成分B(ブル
ー)の3つの分光特性をもつ入力装置を用いて、それぞ
れ独立して検査する方法も提案されている。
淡値を用いた特公平1−47823号に記載の前記白黒
検査装置では、特定の分光特性にしたがった、画像の取
込みがなされる為、色の変化に対する感度が低くなって
しまう。又、特開昭61−277953号に示されるよ
うな、赤成分Rと緑成分Gと青成分Bとを独立して検査
する方法においては、特公平1−47823号に記載の
方法に比較し、R、G、Bの独立した分光特性を用いる
ことができるため、色の変化に対して感度の高い検査を
行うことができる。しかし、特公平1−47823号に
記載の方法に比較して、白黒濃淡判定を3倍行うことと
なり、ハードウエアの規模も対応して大きくなる。本発
明は、このような状況のもと、できるだけハードウエア
を大規模にしないで、各色成分毎の独立検査処理の効果
を得ることのできる検査方法を提供しようとするもので
ある。
方法は、カラー画像からなる被検査画像を基準画像と比
較し、検査する方法であり、被検査画像と基準画像のそ
れぞれについて、複数の所定の色成分の画像に対応する
微分画像データをそれぞれ作成し、該微分画像データか
ら、各画素毎に微分値の最大値をとる微分値最大画像デ
ータを生成し、且つ、被検査画像から得た微分値最大画
像データと基準画像から得た微分値最大画像データとを
比較照合するものである。詳しくは、上記複数の所定の
色成分をR(レッド)成分、G(グリーン)成分、B
(ブルー)成分とした場合には、被検査画像と基準画像
のそれぞれについて、R成分画像、G成分画像、B成分
画像の微分画像データを作成し、該微分画像データか
ら、各画素毎に微分値の最大値をとるRGB微分値最大
画像データを生成し、被検査画像から得たRGB微分値
最大画像データと基準画像から得たRGB微分値最大画
像データとを比較照合するものである。勿論、上記複数
の所定の色成分をC(シアン)成分、Y(イエロー)成
分、M(マゼンタ)成分としても良い。上記複数の所定
の色成分は、特に、R、G、BないしC、Y、Mの組合
せには限定されないが、R、G、BないしC、Y、Mの
組合せによるカラー画像の画像成分作成は汎用的なもの
で好ましい。又、本発明のカラー画像検査装置は、カラ
ー画像からなる被検査画像を基準画像と比較し、検査す
る装置であり、被検査画像と基準画像のそれぞれについ
て、複数の所定の色成分の画像に対応する微分画像デー
タをそれぞれ作成し、該微分画像データから、各画素毎
に微分値の最大値をとる微分値最大画像データを生成す
る画像変換部と、被検査画像から得た微分値最大画像デ
ータと基準画像から得た微分値最大画像データとを比較
照合する照合検査部とを備えたものである。本発明の装
置においても、上記複数の所定の色成分は、特に、R、
G、BないしC、Y、Mの組合せには限定されないが、
R、G、BないしC、Y、Mの組合せによるカラー画像
の画像成分作成は汎用的なもので好ましい。
G(グリーン)成分、B(ブルー)成分とした場合を挙
げて、各成分画像の微分画像データの作成を説明する。
R成分画像、G成分画像、B成分画像の微分画像データ
の作成は、図6に示されるような重みをもつ微分オペレ
ータ(演算子)を用い、各画素毎に積和演算して行う。
この場合、着目画素(N、M)の画素データをf(N、
M)とすると、着目画素(N、M)の微分データS
(N、M)は、(1)式のようになる。 S(N、M)=(+1)f(N−1、M−1)+(−2)f(N、M−1) +(+1)f(N+1、M−1)+(−2)f(N−1、M) +(+4)f(N、M)+(−2)f(N+1、M) +(+1)f(N−1、M+1)+(−2)f(N、M+1) +(+1)f(N+1、M+1) ────(1) このようにして得られた、S(N、M)(N、Mは2以
上の整数)配列データをここでは微分画像データと言っ
ている。R画像、G画像、B画像について、上記のよう
に微分オペレータ(演算子)を用い、各画素(N、M)
毎に積和演算し、それぞれSR (N、M)、SG (N、
M)、SB (N、M)を得て、更にこのうち各画素で最
大の値のものをSMAX (N、M)とする。このS
MAX (N、M)(N、Mは2以上の整数)配列データ
を、ここでは、RGB微分値最大画像データと言ってい
る。尚、微分オペレータ(演算子)はこれに限定される
ものではなく、画素のX、Y方向の一方向のみに限定
し、一次微分、二次微分を行うようなものでも良いし、
単純に隣の画素との差分をとるものでも良い。
の変化量の大きい箇所を抽出し、更に、各画素毎に各成
分画像の微分画像データのうちで最大値のもので代表さ
せるものである。したがって、どの成分の画像に欠陥が
あるかは問わないものであり、あくまで、どの画素にて
各成分の変化量が大となっているかを判断し、その変化
量で、欠陥の位置を判断するものである。
許容差を持たせて比較するのが実際的である。実施例に
て詳述するように、基準画像からのRGB微分値最大値
画像データに対し、上限及び下限を決め、この決められ
た上限データ及び下限データと、被検査画像のデータと
を比較する方法が一般的であるが、特にこれに限定され
ない。
なくとも、被検査画像と基準画像そぞれについて、所定
の色成分の画像の微分画像データを作成し、該微分画像
データから、各画素毎に微分値の最大値をとる微分値最
大画像データを生成する画像変換部と、被検査画像と基
準画像のRGB微分値最大画像を比較照合する検査照合
部とを備えたものである。必要に応じて、被検査画像を
得るための例えばカラーカメラや基準画像を得るための
例えば基準画像メモリ等を備える。
R(レッド)成分画像、G(グリーン)成分画像、B
(ブルー)成分画像を用いた場合を挙げて、以下に説明
する。図1に示すように白い画像中に黄色の部分が存在
する基準画像Aと前記基準画像に赤色の欠陥が付加され
た被検査画像Bとがある場合、基準画像Aと被検査画像
B、それぞれについてR成分画像、G成分画像、B成分
画像の微分画像データを求め、各画素について、各微分
画像データの最大値をとったRGB微分最大値配列デー
タを表示した画像が、それぞれA1、B1である。更
に、A1、B1画像について差をとったデータ配列の表
示が、差分画像Cとなる。被検査画像の欠陥部(赤部)
の輪郭が差分画像Cとして得られていることが分かる。
図2を用い、更に、詳しく説明する。図2は、図1と同
じ、基準画像Aと被検査画像Bに関するもので、図2に
おける一点鎖線部分は、画像Aと画像Bの同じ画素列を
示すもので、欠陥を有する被検査画像Bの欠陥部を跨ぐ
画素列を示している。図(a)は基準画像Aの点線部分
におけるR成分画像、G成分画像、B成分画像の輝度を
画素列に沿い表したものであり、図(b)は被検査画像
Bの一点鎖線部分におけるR画像、G画像、B画像の輝
度を画素列に沿い表したものである。図(a)、図
(b)の輝度表示を微分したものが、それぞれ図(a
1)、図(b1)で画像A、Bの画素列に沿った輝度変
化量を表したものである。図(a1)、図(b1)に示
すように、白色部分と黄色部分とで形成される境界部分
の区別はB(ブルー)の微分画像にて顕著に、(大きい
値として)表れ、白色部分と赤色部分によって形成され
る境界部分の区別はB(ブルー)の微分画像及び、G
(グリーン)微分画像に表れ、黄色部分と赤色部分の境
界の区別はG(グリーン)微分画像に表れる。よって、
図(a1)、図(b1)の微分画像において、輝度変化
量の最も大きい画像の画素を選択していけば、色が変化
する境界部をもれなく表すことができる。したがって、
図(a1)、図(b1)におけるR、G、Bの微分画像
から各画素について、輝度変化量の最も大きい値(微分
値)を選択して得た、図(a2)、図(b2)のRGB
微分値最大画像データにおけるデータの変化する箇所
(画素部)には、それぞれ、画像A、Bの各色の境界部
画素を全てが含まれており、且つ、それぞれの輝度変化
に対応した値をもっている。次いで、図(a2)、図
(b2)のRGB微分値最大画像データについて、差を
とることにより得る図cの差分画像データは、基準画像
とは異なる被検査画像の、色変化境界画素と、その画素
における、RGB微分値最大画像データの差を表すこと
となり、結局、被検査画像の欠陥部境界位置を画素単位
で検出していることとなる。尚、図cの差分画像データ
について、各画素についての値を更に、上限、下限を設
け、欠陥として判定することにより、欠陥検出に許容差
を与えることができる。詳しくは図7の説明の際にのべ
る。
像、G(グリーン)成分画像、B(ブルー)成分画像を
用いた場合を挙げて、以下、簡単に説明する。図3は本
発明装置の概略を示すブロック図である。本発明装置の
主要な構成は図3に示すように、画像変換部と、照合検
査部である。本発明装置においては、カラーカメラ等の
所定の手段により、画像変換部へ被検査画像のR、G、
Bの各成分画像を入力する。画像変換部にて、カメラか
ら得たRGB画像データからR成分画像、G成分画像、
B成分画像の微分画像データをそれぞれ作成し、該微分
データから、各画素に対応する各RGB微分データの内
で最大のものを採った、RGB微分値最大画像データを
生成する。尚、本発明の装置においては、前記RGB微
分値最大画像データの具体的な構成を限定するものでは
なく、アナログ回路で構成されていてもよく、或いは、
デイジタル回路にて構成されるものであってもよい。
又、照合検査部は、画像変換部にて得られた被検査画像
のRGB微分値最大画像データと基準画像メモリにて記
憶されているRGB微分値最大画像データとを照合す
る。尚、照合検査部は、白黒濃淡画像を照合できるもの
であればよい。例えば、検査画像と基準画像の輝度差の
絶対値を求め、その値が或る閾値を越えているかどうか
を判定するものであっても良いし、基準画像から画素毎
に許容値の上限と下限を求め、それを閾値画像として検
査画像中の対応する、画素の輝度がその範囲に入ってい
るかどうかを判定するものであっても良い。
のような構成にすることにより、所定の色成分の画像か
ら得た、それぞれの微分画像データの中から、各画素毎
に最も値(輝度変化量)の大きいもの(微分値最大画像
データ)を選び、基準画像の微分値最大画像データと比
較照合しており、従来の特定感度特性をもつカメラによ
る検査方法や(1)式のLを用いる検査方法に比較し、
欠陥部の検出の感度を高くしており、各色成分の画像を
それぞれ独立に検査処理する場合と同等まで欠陥部の検
出の感度上げており、信頼性の高い画像検査ができよう
にしている。又、本発明のカラー画像検査装置は、この
ような構成にすることにより、できるだけハードウエア
を大規模にしないで、各色成分毎の独立検査処理と同等
の検出感度を得ることのできる装置としている。
例を説明する。本実施例の装置は、カラー画像からR
(レッド)成分、G(グリーン)成分、B(ブルー)成
分の画像データを得て、この画像データについて処理を
行うものであり、図4は、本発明の画像検査装置概略構
成を示すブロック図である。図4に示される、本実施例
の画像検査装置は、主として、カラーカメラ1と、カメ
ラ制御部2と、画像変換部3とセレクタ4と、被検査画
像メモリ5と、基準画像メモリ6と、照合検査部7と、
基準入力司令部8とパラメータ入力部9とから構成され
る。カラーカメラ1は、本実施例の検査対象となる対象
物を撮影し、R成分、G成分、B成分の各アナログ画像
データを出力する。本実施例においては、画像検査にあ
たって、先ず、前記カメラ1にて不良のない基準となる
対象物を撮影して基準画像を得る。この後、実際の画像
検査の際には、検査対象となる対象物を漸次撮影し、被
検査画像を得る。カメラ制御部2はカラーカメラ1が出
力するR成分、G成分、B成分の各アナログ出力をA/
D(analog to digital)変換し、R成分、G成分、B成
分デイジタル画像データをそれぞれ出力する。画像変換
部3はカメラ制御部が出力するR成分、G成分、B成分
各デイジタル画像データを入力し、R成分、G成分、B
成分毎にそれぞれ微分画像データを作成し、各画素毎に
微分値の最大値を選択してRGB微分値最大画像データ
を作成する。被検査画像メモリ5及び基準画像メモリ6
は、いずれも、検査対象物の画像検査の1単位となる2
次元フレーム状の、少なくとも1画面分の画像を記憶で
きる記憶容量を有している。基準入力司令入力部8は、
画像検査にあたって行う基準画像の撮影を選択するか、
あるいは、実際の画像検査の被検査画像の撮影を選択す
るかの入力を行う。基準入力司令入力部8で基準画像の
撮影の選択の入力があると、セレクタ4は基準画像メモ
リ6と切り換えられる。このとき、照合検査部7は動作
しない。一方、基準入力司令入力にて被検査画像の撮影
の選択の入力があると、セレクタ4は被検査画像メモリ
5へと切り換えられ、照合検査部7は被検査画像と基準
画像との照合検査を行う。尚、パラメータ入力部9は照
合検査部7で用いられるパラメータを設定するための入
力を行う。例えば、照合検査部7で被検査画像と基準画
像との比較を行う際の起用閾値を入力する。
の構成を示すブロック図である。この図5に示されるよ
うに、画像変換部10は、主として、R画像バッファ1
2と、G画像バッファ13と、B画像バッファ14と、
合計3つの微分回路15、16、17と、R微分画像バ
ッファ18と、G微分画像バッファ19と、B微分画像
バッファ20と、最大値検出回路21と、RGB微分値
最大画像バッファ22とを備える。カメラ制御部11か
ら出力されたR成分、G成分、B成分各デイジタル画像
は、前記R画像バッファ、12と、G画像バッファ13
と、B画像バッファ14にそれぞれ入力される。微分回
路15、16、17は、RGBの各画像バッファに記憶
されているデイジタル画像に微分処理を施し、この結果
をRGBの各微分画像バッファ18、19、20に記憶
する。図6は、前記微分回路に用いられる微分オペレー
タ(演算子)の例である。最大値検出回路21は、RG
Bの各微分バッファ18、19、20に対し、各画素毎
に最大微分値を求め、RGB微分値最大画像バッファ2
2に結果を記憶する。着目画素(N、M)におけるR微
分画像バッファ、G微分画像バッファ、B微分画像バッ
ファの画素値をそれぞれfR (N、M)、fG (N、
M)、fB (N、M)、着目画素(N、M)におけるR
GB微分最大画像の画素値をfRGB (N、M)とする
と、(2)式のようになる。 fRGB (N、M)=max 〔fR (N、M)、fG (N、M)、fB (N、M)〕 ─────(2) 尚、上記の関数 max 〔 〕は、列挙した値のうち最大
値をとるものである。
すブロック図である。この図7に示されるように、本実
施例で用いられる照合検査部17は主として、縮退処理
回路31と、膨張処理回路41と、下限閾値設定回路3
2と、上限閾値設定回路42と、下限閾値画像バッファ
33と、上限閾値画像バッファ43と、下限閾値比較回
路34と、上限閾値比較回路44とにより構成されてい
る。縮退処理回路31は、前記基準画像メモリ16に書
き込まれた基準画像中の輝度の明るい領域を細らせる処
理を行うもので、膨張処理回路41は、明るい領域を太
らせる処理を行う。実際の処理の一例を挙げる。着目画
素(N、M)における基準画素のRGB微分最大画像の
画素値をg(N、M)とした場合、縮退処理は例えば
(3)式で表される。 g(N、M)=min〔g(N−1、M−1)、g(N、M−1)、g(N+ 1、M−1)、g(N−1、M)、g(N、M)、g(N+1 、M)、g(N−1、M+1)、g(N、M+1)、g(N+ 1、M+1)〕 ─────(3) 又、膨張処理は、例えば(4)式で表される。 g(N、M)=max〔g(N−1、M−1)、g(N、M−1)、g(N+ 1、M−1)、g(N−1、M)、g(N、M)、g(N+1 、M)、g(N−1、M+1)、g(N、M+1)、g(N+ 1、M+1)〕 ─────(4) 尚、上記の関数min〔 〕は列挙した値の内最小のも
のをとるものであり、関数max〔 〕は列列挙した値
の内最大のものをとるものである。(3)式は、着目画
素を着目画素とその近傍の8画素の輝度の中から最小の
もの、即ち、最も暗い輝度値を着目画素の輝度とするこ
とを表しており、(4)式は着目画素を着目画素とその
近傍の8画素の輝度の中から最大のもの、即ち、最も明
るい輝度値を着目画素の輝度とすることを表している。
タ入力部19より輝度変動の下限値が設定されていて、
縮退処理回路31の出力より、前記下限値が減算され、
下限閾値画像バッファ33に書き込まれる。同様に、上
限閾値設定回路42には、予めパラメータ入力部19よ
り輝度変動の上限値が設定されていて、膨張処理回路4
1の出力に、前記上限値が加算され上限閾値画像バッフ
ァ43に書き込まれる。
バッファ33の輝度値と、被検査画像メモリ15の輝度
値を対応する画素毎に比較し、被検査画像メモリ15の
輝度値が下限閾値画像バッファ33の輝度値より低い場
合に、欠陥が発生したと判定する。又、上限閾値比較回
路44では、上限閾値画像バッファ43の輝度値と、被
検査画像メモリ15の輝度値を対応する画素毎に比較
し、被検査画像メモリ15の輝度値が上限閾値画像バッ
ファ43の輝度値より高い場合に、欠陥が発生したと判
定する。尚、照合検査部17で、縮退処理回路31及び
膨張処理回路41を備えた理由は、被検査画像と基準画
像をカラーカメラで撮像した際の対象物の位置ズレによ
って発生する画像中の輝度変化が激しいエッヂ部分での
誤検出を許容するためである。又、照合検査部の構成
は、本実施例に限定するものでなく、基準画像メモリの
各画素の輝度と、被検査画像の各画素の輝度を、単純に
比較するものでも良い。
方法によれば、白黒濃淡検査処理と同じ規模のハードウ
エアで、カラー画像の検査ができ、各色成分の画像をそ
れぞれ独立に検査処理する場合と同等まで検出の感度上
げることができ、信頼性の高い画像検査を可能としてい
る。又、本発明は、できるだけハードウエアを大規模に
しないで、各色成分毎の独立検査処理と同等の検出感度
を得ることのできる装置の提供を可能としている。
ための図
明するための図
のブロック図
像変換部の構成を示すブロック図
合検査部の構成を示すブロック図
Claims (4)
- 【請求項1】 カラー画像からなる被検査画像を基準画
像と比較し、検査する方法であって、被検査画像と基準
画像のそれぞれについて、複数の所定の色成分の画像に
対応する微分画像データをそれぞれ作成し、該微分画像
データから、各画素毎に微分値の最大値をとる微分値最
大画像データを生成し、且つ、被検査画像から得た微分
値最大画像データと基準画像から得た微分値最大画像デ
ータとを比較照合することを特徴とするカラー画像検査
方法。 - 【請求項2】 請求項1において、複数の所定の色成分
をR成分、G成分、B成分ないし、C成分、Y成分、M
成分とすることを特徴とするカラー画像検査方法。 - 【請求項3】 カラー画像からなる被検査画像を基準画
像と比較し、検査する装置であって、被検査画像と基準
画像のそれぞれについて、複数の所定の色成分の画像に
対応する微分画像データをそれぞれ作成し、該微分画像
データから、各画素毎に微分値の最大値をとる微分値最
大画像データを生成する画像変換部と、被検査画像から
得た微分値最大画像データと基準画像から得た微分値最
大画像データとを比較照合する照合検査部とを備えたこ
とを特徴とするカラー画像検査装置。 - 【請求項4】 請求項3において、複数の所定の色成分
をR成分、G成分、B成分ないし、C成分、Y成分、M
成分とすることを特徴とするカラー画像検査装置。
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JP01696094A JP3374297B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | カラー画像検査方法及びカラー画像検査装置 |
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JP01696094A JP3374297B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | カラー画像検査方法及びカラー画像検査装置 |
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JPH07210685A JPH07210685A (ja) | 1995-08-11 |
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1994
- 1994-01-18 JP JP01696094A patent/JP3374297B2/ja not_active Expired - Fee Related
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