JP2002357558A - 量子誤差を考慮したマッチング処理方法 - Google Patents

量子誤差を考慮したマッチング処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3板式CCDカメラを用いた場合の誤差を考
慮した基準パターンを自動生成して適切な比較の手法で
良否を判断できる量子誤差を考慮したマッチング処理方
法を得る。 【解決手段】 缶3を撮像して得た撮像画像の3原色成
分を、量子化誤差を考慮してHSIに変換し、そのHS
I変換された画像の所定範囲で、その領域内における各
格子の近傍のばらつきを考慮した基準パターンを基準パ
ターン作成工程でH、S、I毎に色相空間上に作成して
記憶し、前記HSI変換された所定範囲のHSIデータ
をマッチング工程で順次入力し、該H、S、I毎の前記
色相空間上の基準パターンと比較し、この比較結果を出
力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3板式CCDカメ
ラを用いた場合の誤差を考慮した基準パターンを自動生
成して適切な比較の手法で良否を判断できる量子誤差を
考慮したマッチング処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、缶(食品缶詰用缶、飲料缶詰用
缶)の印刷図柄模様が正しく印刷されているか否かを自
動的に判定し、不良品を自動的に除去する製缶検査装置
が用いられるようになって来ている。
【0003】例えば、特開平5−126762号公報の
マルチ処理型円筒缶検査装置においても、缶の外周をラ
インセンサカメラで走査して、全体の外周の画像から缶
の印刷図柄模様の良否を判定している。
【0004】しかし、近年は缶の印刷図柄模様も複雑に
なり、より精度良く印刷図柄模様の良否を検査する装置
が求められている。
【0005】このため、1個のラインセンサによって画
像を取り込む方式に代えて3板式のCCDカメラを用い
て缶の表面を検査する検査装置が用いられるようになっ
て来ている。このような3板式CCDカメラによる検査
装置は、3板式CCDカメラによって缶表面を撮像して
得られたRGB画像をHSI変換し、このHSIのパタ
ーンと基準の良品パターンとを比較して良否を判定をす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年は
3板式CCDカメラによって被検査物を撮像して得られ
たRGB画像をHSI変換し、このHSIのパターンと
基準の良品パターンとを比較して良否を判定をするよう
になって来ている。すなわち、光学系、器機の誤差等に
よって入力画像の画素に誤差が生じている。
【0007】ところが、従来においては、予め良品画像
を登録し、この登録パターンと入力した画像との比較に
よって良品かどうかで判断するものであるから3板式C
CDカメラを用いた検査装置には従来のような方式は単
純に適用できない。
【0008】すなわち、従来においては、 (1)色相空間において範囲を表現したパターンを用い
ることができない。
【0009】(2)色相空間におけるパターンマッチン
グで範囲を指定することができない。
【0010】(3)3板式CCDカメラを用いた場合
に、使用できない基準パターンを登録している。
【0011】(4)画像の判断は一カ所で行うため、画
素ずれに伴う入力画像の伸縮に応じて判断することがで
きない。
【0012】(5)Hの平均値と、対象画像のHとの差
を求める方式であるから輝度のばらつきに弱い。
【0013】(6)判定のためのしきい値は固定又は手
動による変更であるから被検査物のばらつきや器機のば
らつきに対応できない。
【0014】従って、3板式CCDカメラを用いた場合
の誤差を考慮した基準パターンを自動生成して適切な比
較の手法で良否を判断できるマッチング処理方法を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1は、被検査物の
外観の良否を判定する検査の際に、被検査物を撮像して
得た撮像画像の3原色成分をHSI成分に変換し、該H
SIデータと良品の基準パターンとの比較を行うマッチ
ング処理方法において、前記HSI変換された画像の所
定範囲で、その領域内における各格子の近傍のばらつき
を考慮した基準パターンを基準パターン作成工程でH、
S、I毎に色相空間上に作成して記憶し、前記HSI変
換された所定範囲のHSIデータをマッチング工程で順
次入力し、該H、S、I毎の前記色相空間上の基準パタ
ーンと比較し、この比較結果を出力するようにしたこと
を特徴とする。
【0016】これにより、被検査物を撮像して得た撮像
画像の3原色成分がHSI成分に変換されると、この画
像の所定範囲で、その領域内における各格子の近傍のば
らつきを考慮した基準パターンがH、S、I毎に色相空
間上に作成されて記憶される。そして、HSI変換され
た所定範囲のHSIデータを色相空間上の基準パターン
と比較し、この比較結果を出力する。
【0017】従って、被検査物の色等に多少のばらつき
があっても、そのばらつきに応じた基準パターンで被検
査物を判定することができる。
【0018】請求項2は、前記基準パターン作成工程
は、前記所定範囲の各画素のHの値を、色相空間上の対
応する位置に順次書き込み、これらを結んだ領域を求
め、この領域からHの最大値と最小値とを決定し、これ
らの値の範囲をHの基準パターンとすることを特徴とす
る。
【0019】これにより、基準パターン作成工程で所定
範囲の各画素のHの値が色相空間上の対応する位置に順
次書き込まれる。そして、これらを結んだ領域が求めら
れ、この領域からHの最大値と最小値とが決定され、こ
れらの値の範囲をHの基準パターンとされる。つまり、
Hの基準パターンの範囲が決定されるので、被検査物の
H成分に多少のばらつきがあっても、そのばらつきに応
じたHの基準パターンで被検査物を判定することができ
る。
【0020】請求項3は、前記マッチング処理工程は、
前記撮像画像のH、S、I毎の最大値と最小値とが前記
色相空間上の基準パターンと比較した結果、基準パター
ンの範囲に含まれる場合は、そのH、S、Iを新たな基
準パターンとして更新することを特徴とする。
【0021】これにより、撮像画像のH、S、I毎の最
大値と最小値とが基準パターンの範囲に含まれる場合
は、そのH、S、Iを新たな基準パターンとして更新さ
れるので、良品の時系列的変動に追従した良品の基準パ
ターンを常に得ることができる。
【0022】請求項4は、前記マッチング処理工程は、
前記撮像画像において、前記所定範囲を、異なる位置に
複数定義し、それぞれの所定範囲のHSIと、前記記憶
されているHSI毎の基準パターンとを順次比較し、い
ずれかの所定範囲と基準パターンとが一致したときは、
前記被検査物を良品とすることを特徴とする。
【0023】これにより、被検査物の異なる位置に所定
範囲が複数定義され、それぞれの所定範囲のHSIと基
準パターンとが比較されるので、被検査物の色等に多少
のばらつきがあっても、最適な検査精度を維持し精度よ
く良品と不良品を判定することができる。
【0024】請求項5は、前記マッチング処理工程は、
前記Hの基準パターンの最小値が色相空間上の最小角度
軸に重なるように、前記色相空間上で前記Hの基準パタ
ーンを回転させた後に、前記撮像画像のHを、前記Hの
基準パターンの回転角度で回転させ、前記撮像画像のH
の最大値と前記色相空間上のHの基準パターンの最大値
とを比較することを特徴とする。
【0025】これにより、2段階の過程を踏んでマッチ
ングができることにより、色相のような循環数で表現で
きる画像に対してばらつきに対応した良否を判定でき
る。
【0026】請求項6は、前記マッチング処理工程は、
前記撮像画像の所定領域を設定する毎に、その所定領域
のヒストグラムを求め、該ヒストグラムから判定のため
のしきい値を求めることを特徴とする。
【0027】これにより、ヒストグラムから判定のため
のしきい値を求めるようにしているので、被検査物の色
等のばらつきに対し、最適化されたしきい値で検査でき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の概略
構成図である。図1の検査方法1は、搬送系2から缶3
が回転台4に搭載されると、この回転台4を回転させな
がら3板式CCDカメラ5で撮影し、画像処理装置10
で量子誤差を考慮した基準パターンを自動生成して適切
な比較の手法で良否を判断する。
【0029】前述の缶3の近傍にはバーコードスキャナ
6、光源7、レンズ8が設けられている。また、3板式
CCDカメラ5は、画像処理装置10が接続され、この
画像処理装置10は、3板式CCDカメラ5からのR成
分の画像(以下単にR画像という)、G成分の画像(以
下単にG画像という)、B成分の画像(以下単にB画像
という)を所定の処理を行って表示制御部11を介して
表示部12に映像を表示する。
【0030】この画像処理装置10は、前処理工程14
と、基準パターン作成処理工程15と、マッチング処理
工程16とからなる。
【0031】前処理工程14は、図示しないR画像用入
力部と、G画像用入力部と、B画像用入力部と、R用の
濃度変換部と、G用の濃度変換部と、B用の濃度変換部
と、色変換部とを備え、3板式CCDカメラ5からのR
GB画像が入力する毎に、デジタル変換してシェーディ
ング補正した後に奇数成分と偶数成分とを加算した画像
をフレームメモリ(図示せず)に順次書き込む。
【0032】そして、各濃度変換部が所定の式に基づい
てR、G、Bの濃度を調整し、各色変換部がR画像と、
G画像と、B画像を用いてHSI変換して送出する。
【0033】基準パターン作成処理工程15は、前処理
工程14からの所定範囲の複数の画素をメッシュ分割
し、この領域近傍のばらつきを考慮した基準パターンを
作成してメモリ17に記憶する。
【0034】すなわち、入力した画像を fj(X,Y) (0≦X<W,0≦Y<H) (j=H,S,I) とし、この画像データを(2m+1)×(2n+1) 但し、m、nは正の整数 からなるメッシュに定義し、このメッシュの各格子の領
域近傍のばらつきを考慮した基準パターンを生成する。
【0035】すなわち、良品の缶3の画像パターンにお
けるS、Iの上限と下限とを決定し、この範囲に入る入
力画像のS、Iにおける良品の基準パターンとしてメモ
リ17に記憶する。
【0036】また、H画像の場合は、(2m+1)×
(2n+1)の近傍画素のHの値を色相空間にプロット
する。具体的には、図2に示す色相空間に、読み込んだ
Hの値をプロットした点を結合した領域を作成し、反時
計回りで右側をHinf 、左側をHsup とし、この間のH
の角度の範囲を良品のHの基準パターンとしてメモリ1
7に記憶する。
【0037】但し、(2m+1)×(2n+1)の近傍
画素に非検査領域が含まれる場合は、Hinf =0、H
sup =254とする。
【0038】マッチング処理工程16は、入力した画像
のHSIデータとメモリ17のHSI毎の良品の基準パ
ターンと比較を行い、入力画像が良品と判定した場合
は、その入力画像のパターンにメモリ17の基準パター
ンを変更する。これにより、良品の時系列的変動に追従
した良品の基準パターンを常に得ることが可能となる。
【0039】また、このマッチング処理工程16は、基
準パターンを複数に分割し、かつ入力画像を複数に分割
し、分割した画像毎にマッチング処理を行う。
【0040】さらに、マッチング処理工程16は、2段
階の工程を踏んでマッチング処理を行う。また、ヒスト
グラムを利用してしきい値を変更する機能を備える。
【0041】上記のように構成された量子誤差を考慮し
たマッチング処理機能付き検査方法について以下に動作
を説明する。
【0042】前処理工程14は、3板式CCDカメラ5
からの1画素当たりのR画像が入力する毎に、デジタル
変換してシェーディング補正した後に奇数成分と偶数成
分とを加算した1画素当たりのR、G、B画像を得る。
この画像をHSI変換して量子誤差を考慮したHSI画
像を求める。
【0043】このHSIをマッチング処理工程16が入
力し、SとI及びHのパターンマッチングを行う。
【0044】例えば、入力した画像におけるS、Iのば
らつきから良品の範囲を求め、このS,Iの基準パター
ンと比較する。つまり、図3に示すように、入力画像が
基準パターンのAの範囲にあるとき良品と判定する。こ
の図3は、入力した画像における上限と下限のS,Iと
を求め、これをそれぞれの基準パターンとし、この基準
パターンと入力画像とを比較し、入力画像が図3のAの
範囲にあるとき良品と判定する。
【0045】一方、Hのパターンマッチングにおいて
は、図4に示すように、(2m+1)×(2n+1)の
近傍画素のHの値を色相空間に、プロットした点を結合
した領域を作成し、これを基準パターンとし、この基準
パターンの領域Bに含まれているとき良品と判断する。
【0046】このとき、マッチング処理工程16は、図
5に示すように、マッチング工程20と2値化工程21
と、判定工程22とを備えて、基準パターンを複数に分
割し、かつ入力画像を複数に分割し、分割した画像をそ
れぞれマッチング工程20に読み込んで比較させて判定
させている。
【0047】また、Hのマッチングにおいては、例えば
8ビットのコンピュータを用いている場合は、図6に示
すように、8ビットの入力画像データと、8ビットのH
supデータと、8ビットのHinf データとを入力するこ
とになり、合計24ビットのデータ列を一度に取り扱わ
なければならないので装置が複雑になる。
【0048】そこで、図7に示すように2段階の過程を
踏んでマッチングを行うようにしている。この図7は、
図8に示すように、検査対象の色相をHinとしたとき
に、Hの基準パターンをHinf =0になるようにHin
sup を回転し、HTin 、HTs upを得ることを意味す
る。但し、HTsupは前もって計算で求めておくようにす
る。
【0049】次に、図9に示すように、基準パターンか
ら得られたHTsup、HTinfとHTinとの差を求め、小さ
い方を基準パターン(HR)と検査対象画像との差とす
る。このような処理を検査対象となる画像の全画素につ
いて行なう。
【0050】さらに、マッチング処理工程16の判定工
程22においては、図10に示すようにマッチング処理
された画像の2値化後の画像に対してウィンドウ加算を
行い、ウィンドウ毎の欠陥画素数を得る。この結果に対
してしきい値Tで不良品の判定を行う。また、このしき
い値Tは図10のウィンドウ加算で得られた結果のヒス
トグラムを求め、分布のすそのに設定する方法により決
めることができる。
【0051】なお、上記実施の形態では、被検査物を缶
3を例にして説明したが、板や瓶等であってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、被検査
物を撮像して得た撮像画像の3原色成分をHSI成分に
変換し、このHSI変換された画像の所定範囲で、その
領域内における各格子の近傍のばらつきを考慮した基準
パターンを基準パターン作成工程でH、S、I毎に色相
空間上に作成して記憶し、HSI変換された所定範囲の
HSIデータをマッチング工程で順次入力して前記H、
S、I毎の色相空間上の基準パターンと比較し、この比
較結果を出力するようにしたので、被検査物の色等に多
少のばらつきがあっても、そのばらつきに応じた基準パ
ターンで被検査物を判定することができるという効果が
得られている。
【0053】請求項2によれば、基準パターン作成工程
で所定範囲の各画素のHの値が色相空間上の対応する位
置に順次書き込まれる。そして、これらを結んだ領域が
求められ、この領域からHの最大値と最小値とが決定さ
れ、これらの値の範囲をHの基準パターンとされる。
【0054】つまり、Hの基準パターンの範囲が決定さ
れるので、被検査物のH成分に多少のばらつきがあって
も、そのばらつきに応じたHの基準パターンで被検査物
を判定することができる。
【0055】請求項3によれば、撮像画像のH、S、I
毎の最大値と最小値とが基準パターンの範囲に含まれる
場合は、そのH、S、Iを新たな基準パターンとして更
新されるので、良品の時系列的変動に追従した良品の基
準パターンを常に得ることができるという効果が得られ
ている。
【0056】請求項4によれば、被検査物の異なる位置
に所定範囲が複数定義され、それぞれの所定範囲のHS
Iと基準パターンとが比較されるので、被検査物の色等
に多少のばらつきがあっても、精度良く良品と不良品を
判定することができるという効果が得られている。
【0057】従って、被検査物の異なる位置に所定範囲
が複数定義され、それぞれの所定範囲のHSIと基準パ
ターンとが比較されるので、被検査物の色等に多少のば
らつきがあっても、最適な検査精度を維持し精度よく良
品と不良品を判定することができる。
【0058】請求項5によれば、2段階の過程を踏んで
マッチングができることにより、色相のような循環数で
表現できる画像に対してばらつきに対応した良否を判定
できるという効果が得られている。
【0059】請求項6によれば、ヒストグラムから判定
のためのしきい値を求めるようにしているので、被検査
物の色等にばらつきに対し、最適化されたしきい値で検
査できるという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概略構成図である。
【図2】Hの基準パターンの色相空間における生成を説
明する説明図である。
【図3】SとIとのマッチング処理を説明する説明図で
ある。
【図4】Hのマッチング処理を説明する説明図である。
【図5】複数位置マッチングの処理を説明する説明図で
ある。
【図6】Hを回転しないときの欠点を説明する説明図で
ある。
【図7】Hを回転させてマッチングしたときの効果を説
明する説明図である。
【図8】基準パターンの回転を説明する説明図である。
【図9】入力画像を回転させたときの説明図である。
【図10】ヒストグラムのしきい値の算出を説明する説
明図である。
【符号の説明】
2 搬送系 3 缶 4 回転台 5 3板式CCDカメラ 6 バーコードスキャナ 10 画像処理装置 14 前処理工程 15 基準パターン作成処理工程 16 マッチング処理工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 G06T 7/00 T 5L096 100 100D 300 300E H04N 1/46 H04N 7/18 B 7/18 1/46 Z (72)発明者 相馬 靖 東京都中央区日本橋2丁目1番10号 大和 製罐株式会社システム部内 (72)発明者 藤田 稔 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小森 三雄 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA05 DA31 DA34 DA35 DA52 2G051 AA21 AB11 BA00 CA03 CA04 DA08 EA11 EA12 EA14 EA17 EA20 EB01 EB02 EC02 ED03 FA10 5B057 AA12 BA29 CA01 CA08 CA12 CA16 CB02 CB06 CB08 CB12 CB16 CC04 CE12 CE18 CH01 DA08 DA16 DB02 DB06 DB09 DC25 DC32 5C054 AA01 CA04 CC02 CD05 CF05 CH01 EA01 EA05 ED07 FB03 FC01 FC03 FC07 FC15 FC16 FD03 FF05 HA05 5C079 HB01 HB06 HB11 JA23 MA01 5L096 AA02 AA06 BA03 BA11 CA02 DA01 EA43 FA15 FA35 FA78 GA41 GA51 HA08 JA06 JA13 JA16 KA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の外観の良否を判定する検査の
    際に、被検査物を撮像して得た撮像画像の3原色成分を
    HSI成分に変換し、該HSIデータと良品の基準パタ
    ーンとの比較を行うマッチング処理方法において、 前記HSI変換された画像の所定範囲で、その領域内に
    おける各格子の近傍のばらつきを考慮した基準パターン
    を基準パターン作成工程でH、S、I毎に色相空間上に
    作成して記憶し、前記HSI変換された所定範囲のHS
    Iデータをマッチング工程で順次入力し、該H、S、I
    毎の前記色相空間上の基準パターンと比較し、この比較
    結果を出力するようにしたことを特徴とする量子誤差を
    考慮したマッチング処理方法。
  2. 【請求項2】 前記基準パターン作成工程は、 前記所定範囲の各画素のHの値を、色相空間上の対応す
    る位置に順次書き込み、これらを結んだ領域を求め、こ
    の領域からHの最大値と最小値とを決定し、これらの値
    の範囲をHの基準パターンとすることを特徴とする請求
    項1記載の量子誤差を考慮したマッチング処理方法。
  3. 【請求項3】 前記マッチング処理工程は、 前記撮像画像のH、S、I毎の最大値と最小値とが前記
    色相空間上の基準パターンとしきい値とで比較した結
    果、良品の場合は、そのH、S、Iを新たな基準パター
    ンとして更新することを特徴とする請求項1又は2の何
    れかに記載の量子誤差を考慮したマッチング処理方法。
  4. 【請求項4】 前記マッチング処理工程は、 前記撮像画像において、前記所定範囲を、異なる位置に
    複数定義し、それぞれの所定範囲のHSIと、前記記憶
    されているHSI毎の基準パターンとを順次比較し、い
    ずれかの所定範囲と基準パターンとが一致したときは、
    前記被検査物を良品とすることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の量子誤差を考慮したマッチング処理
    方法。
  5. 【請求項5】 前記マッチング処理工程は、 前記Hの基準パターンの最小値が色相空間上の最小角度
    軸に重なるように、前記色相空間上で前記Hの基準パタ
    ーンを回転させた後に、前記撮像画像のHを、前記Hの
    基準パターンの回転角度で回転させ、前記撮像画像のH
    の最大値と前記色相空間上のHの基準パターンの最大値
    とを比較することを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の量子誤差を考慮したマッチング処理方法。
  6. 【請求項6】 前記マッチング処理工程は、 前記撮像画像の所定領域を設定する毎に、その所定領域
    のヒストグラムを求め、該ヒストグラムから判定のため
    のしきい値を求めることを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の量子誤差を考慮したマッチング処理方法。
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Cited By (4)

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