JP4613710B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画像を合成する画像処理装置及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置は、複数回の短時間露光撮影で取得した画像を重ね合わせる合成を行うことにより、光量が不足している状況であってもノイズを押さえた十分な明るさの画像の取得を行うことができるようになっている。ここで、撮影の時間間隔がわずかであるとは言え、この間に撮像装置と被写体との位置関係にずれか生じるため、画像変換を行った上で画像の合成を行う必要がある。
具体的には、2枚の画像を合成する場合に、これらの画像の特徴点を追跡して、特徴点どうしを重ね合わせるようにして画像の合成を行うようになっている。ここで、特徴点の追跡の信頼性を判断する方法として、追跡終了後、特徴点近傍で画素値の差分を取り、その絶対値の和により判断することが行われている(例えば、非特許文献1参照。)。即ち、例えば、2枚の画像がぴったりと重ね合わさった状態では、近傍の差分値の絶対値和は0になり、また、この値が大きくなるほど、追跡の信頼性は低く、つまり、2枚の画像のずれが大きくなるということになる。なお、実際には、この値が0になるということはほとんどないため、一定の閾値を設け、当該閾値を用いて追跡の信頼性の判断が行われている。
そして、上記のようにして特徴点の追跡が行われて、当該追跡の信頼性が十分であると判断された特徴点を対応特徴点とみなして、RANSAC処理等の次工程での処理を行うようになっている。
Jianbo Shi, Carlo Tomasi "Good Features to Track" IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR94) Seattle, June 1994
しかしながら、特徴点近傍となる特徴点包含領域内に著しく明るい画素が含まれていると、その画素の近傍が過大評価されてしまい、正しい判定を行うことができないといった問題がある。
即ち、十分に明るい環境にて連続撮影された画像の合成であれば、上記の方法により信頼性を高いものとすることができるが、例えば、夜の公園などといった著しく暗い環境においては、この方法では信頼性を高めることが困難となる。即ち、かかる状況下にて、例えば、撮影領域内に光源が含まれ、当該光源付近に特徴点がある画像の場合には、明るい画素に全体の画素値が引っ張られてしまい、信頼性が著しく低下して特徴点の追跡の判定を安定して行うことができないといった問題がある。
つまり、暗い環境で撮影した画像の場合、光源付近の明るい画素の値とその周囲の暗い画素の値の差は非常に大きくなるため、2枚の画像のずれが、本来ならば所定の閾値内に収まる程度の微小なものであっても、画素の差分値は大きな値になってしまう可能性がある。また、人工光源などからの光は不安定に変化している場合があり、連続して撮影しても画像それぞれの光の強さや大きさがばらばらになってしまうことが多くなる。この場合には、明るい画素の追跡の信頼性は低く、また、暗い画素の追跡の信頼性は高くなるが、所定の区間での画素値の差分の絶対値和を求めると、不安定な明るい画素値の差の方が暗い画素値の差よりもはるかに大きいため、暗い画素の差は目立たなくなってしまう。
従って、2枚の画像のずれが所定の閾値内に収まる程度の微小なものであっても、画像の特徴点どうしの対応(追跡)が適正に行われたと判定されないで、これら画像の合成を適正に行うことができないこととなる。
そこで、本発明の課題は、複数の画像に係る特徴点の対応の判定を適正に行うことができ、これにより、これらの画像の合成を適正に行うことができる画像処理装置及びプログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、
連続して撮像された複数の画像に係る画像情報に基づいて、各画像の特徴点を抽出する特徴点抽出手段(例えば、図2のオプティカルフロー検出部131等)と、前記特徴点抽出手段により抽出された各画像の前記特徴点及び当該特徴点の周囲の領域からなる特徴点包含領域(例えば、図9の特徴点包含領域R等)内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かに応じて前記特徴点どうしが対応しているか否かを判定する特徴点対応判定手段(例えば、図2のオプティカルフロー検出部131等)と、前記特徴点対応判定手段により前記特徴点どうしが対応していると判定された前記複数の画像情報を前記特徴点の位置に基づいて合成する画像合成手段(例えば、図2の画像合成部133等)と、を備える画像処理装置(例えば、図1の撮像装置100等)であって、
各画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度を測定する輝度測定手段(例えば、図1の映像信号処理部13等)と、
前記輝度測定手段により測定された前記特徴点包含領域内の前記画素の輝度に基づいて、前記複数の画像のうちの少なくとも一の画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差が大きい程、前記特徴点対応判定手段における前記特徴点どうしの対応の判定を緩和する判定緩和手段(例えば、図1の映像信号処理部13等)と、を備えることを特徴としている。
ここで、特徴点どうしの対応の判定の緩和とは、画像の特徴点どうしの対応が適正に行われたと判定される確率を高くするということである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記判定緩和手段は、前記輝度測定手段により測定された各画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度のうちの最も明るい輝度に対して明暗差を小さくするように、当該特徴点包含領域内の画素の輝度を補正する画像補正手段(例えば、図1の映像信号処理部13等)を備え、
前記特徴点対応判定手段は、前記画像補正手段により輝度が補正された各画像の前記特徴点包含領域内の画素に基づいて、当該特徴点包含領域内の画素値の差分の絶対値和を算出することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置(例えば、図10の撮像装置200等)において、
前記判定緩和手段は、前記輝度測定手段により測定された前記複数の画像のうちの少なくとも一の画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度が明るい程、前記閾値を大きくするように変更する閾値変更手段(例えば、図10の映像信号処理部213等)を備え、
前記特徴点対応判定手段は、前記閾値変更手段により変更された前記閾値に基づいて、当該閾値よりも前記絶対値和が小さい場合に前記特徴点どうしが対応していると判定することを特徴としている。
請求項4に記載の発明のプログラムは、
連続して撮像された複数の画像に係る画像情報に基づいて、各画像の特徴点を抽出する特徴点抽出手段(例えば、図2のオプティカルフロー検出部131等)と、前記特徴点抽出手段により抽出された各画像の前記特徴点及び当該特徴点の周囲の領域からなる特徴点包含領域(例えば、図9の特徴点包含領域R等)内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かに応じて前記特徴点どうしが対応しているか否かを判定する特徴点対応判定手段(例えば、図2のオプティカルフロー検出部131等)と、前記特徴点対応判定手段により前記特徴点どうしが対応していると判定された前記複数の画像情報を前記特徴点の位置に基づいて合成する画像合成手段(例えば、図2の画像合成部133等)と、を備える画像処理装置(例えば、図1の撮像装置100等)に、
各画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度を測定する機能と、
測定された前記特徴点包含領域内の前記画素の輝度に基づいて、前記複数の画像のうちの少なくとも一の画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差が大きい程、前記特徴点対応判定手段における前記特徴点どうしの対応の判定を緩和する機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、各画像の特徴点及び当該特徴点の周囲の領域からなる特徴点包含領域内の画素の輝度を測定する輝度測定手段と、この輝度測定手段により測定された特徴点包含領域内の画素の輝度に基づいて、複数の画像のうちの少なくとも一の画像の特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差が大きい程、特徴点対応判定手段における特徴点どうしの対応の判定を緩和する判定緩和手段とを備えている。これにより、特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差を考慮して、特徴点どうしが対応しているか否かの判定を行うことができるので、特徴点近傍となる特徴点包含領域内に著しく明るい画素が含まれている複数の画像に係る特徴点どうしの対応の判定においても、画像の特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差を考慮して特徴点の対応の判定を適正に行うことができることとなる。従って、複数の画像の合成を適正に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、輝度測定手段により測定された各画像の特徴点包含領域内の画素の輝度のうちの最も明るい輝度に対して明暗差を小さくするように、当該特徴点包含領域内の画素の輝度を補正する画像補正手段を備え、特徴点対応判定手段は、画像補正手段により輝度が補正された各画像の特徴点包含領域内の画素に基づいて、当該特徴点包含領域内の画素値の差分の絶対値和を算出することができる。これにより、各画像の特徴点包含領域内の画素の輝度のうちの最も明るい輝度に対する明暗差を小さくする補正を行うことができるので、輝度が補正された各画像の特徴点包含領域内の画素に基づいて算出される特徴点包含領域内の画素値の差分の絶対値和を小さくすることができることとなり、特徴点どうしが対応しているか否かの判定の精度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、輝度測定手段により測定された複数の画像のうちの少なくとも一の画像の特徴点包含領域内の画素の輝度が明るい程、特徴点どうしが対応しているか否かの判定に係る閾値を大きくするように変更する閾値変更手段を備え、特徴点対応判定手段は、閾値変更手段により変更された閾値に基づいて、当該閾値よりも絶対値和が小さい場合に特徴点どうしが対応していると判定することができる。これにより、複数の画像に係る特徴点どうしの対応の判定を信頼性が低下する状況下においても、画像の特徴点包含領域内の画素の輝度が明るい程、閾値を大きくすることによって、特徴点どうしの対応の判定精度の低下を防止することができることとなって、複数の画像の合成を適正に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、各画像の特徴点及び当該特徴点の周囲の領域からなる特徴点包含領域内の画素の輝度を測定し、測定された特徴点包含領域内の画素の輝度に基づいて、複数の画像のうちの少なくとも一の画像の特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差が大きい程、特徴点対応判定手段における特徴点どうしの対応の判定を緩和することができる。これにより、特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差を考慮して、特徴点どうしが対応しているか否かの判定を行うことができるので、特徴点近傍となる特徴点包含領域内に著しく明るい画素が含まれている複数の画像に係る特徴点どうしの対応の判定においても、画像の特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差を考慮して特徴点の対応の判定を適正に行うことができることとなる。従って、複数の画像の合成を適正に行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
以下に、実施形態1の撮像装置100について図1〜図9を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明を適用した画像処理装置の好適な一例として例示する実施形態1の撮像装置100の要部構成を示すブロック図である。また、図2は、撮像装置100の映像信号処理部13を模式的に示した図である。
撮像装置100は、例えば、デジタルカメラ等が適用され、具体的には、図1に示すように、被写体を撮像する撮像部1と、この撮像部1による被写体の撮像の際に駆動する撮像補助部2と、撮像部1により撮像された画像を表示する表示部3、当該撮像装置100の所定操作を行うための操作部4と、撮像された画像を記録する記録媒体5と、外部機器との接続用のUSB端子6と、これら各部を制御する制御部7等を備えて構成されている。
撮像部1は、例えば、フォーカス機能及びズーム機能を有する撮像レンズ群11と、この撮像レンズ群11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等からなる電子撮像部12と、この電子撮像部12から出力される画像信号に対して所定の画像処理を施す映像信号処理部13と、画像処理後の画像信号を一時的に記憶する画像メモリ14と、制御回路71のCPUの制御下にて、電子撮像部12及び映像信号処理部13を制御するための撮影制御部15等を備えている。
映像信号処理部13は、例えば、図2に示すように、複数の画像の特徴点の抽出や特徴点の勾配法による追跡(トラック)するオプティカルフロー検出部131と、特徴点どうしが対応付けられた特徴点対応表からランダムに4つの特徴点を選択して、これら4つの特徴点を用いた射影変換(H計算)及び他の特徴点を用いたサポート計算等を行うRANSAC処理部132、特徴点どうしが対応する位置を計算して画像信号を加算(合成)する画像合成部133等を備えている。
制御部7は、例えば、撮像装置100の各部を統括的に制御するCPUを備える制御回路71と、CPUの動作に必要な各種プログラムやデータを記憶するプログラムメモリ72と、画像データ記憶用の内蔵フラッシュメモリであるデータメモリ73等を備えている。
プログラムメモリ72は、例えば、特徴点抽出プログラム72a、輝度測定プログラム72b、特徴点対応判定プログラム72c、画像補正プログラム72d、画像合成プログラム72e等を記憶している。
特徴点抽出プログラム72aは、CPUからの所定の制御信号に従って駆動する撮影制御部15の制御下にて、撮像部1の映像信号処理部13に、特徴点抽出手段として、電子撮像部12により所定間隔を空けて連続撮影された複数の画像に係る画像信号に基づいて、各画像の特徴点を所定数抽出する処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。具体的には、CPUによる特徴点抽出プログラム72aの実行に基づいて、例えば、映像信号処理部13のオプティカルフロー検出部131が、複数の画像の各々についてその特徴点を勾配法により追跡して抽出するようになっている。
輝度測定プログラム72bは、CPUからの所定の制御信号に従って駆動する撮影制御部15の制御下にて、映像信号処理部13に、輝度測定手段として、各画像に係る画像信号に基づいて、それぞれの特徴点及び当該特徴点の周囲の、例えば、15×15ピクセルの画素からなる特徴点包含領域R(図9(a)及び(b)参照)内の画素の輝度を測定する処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。
特徴点対応判定プログラム72cは、CPUからの所定の制御信号に従って駆動する撮影制御部15の制御下にて、映像信号処理部13に、特徴点対応判定手段として、各画像の特徴点包含領域R内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かに応じて特徴点どうしが対応しているか否かを判定する処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。具体的には、CPUによる特徴点対応判定プログラム72cの実行に基づいて、例えば、映像信号処理部13のオプティカルフロー検出部131が、各画像の特徴点包含領域R内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値を越えていない場合に特徴点どうしが対応していると判定するようになっている。
また、後述するCPUによる画像補正プログラム72dの実行に基づいて特徴点包含領域R内の画素の輝度が補正された場合、即ち、特徴点どうしの対応の判定が緩和された場合には、CPUによる特徴点対応判定プログラム72cの実行に基づいて、映像信号処理部13が、補正された各画像の特徴点包含領域R内の画素に基づいて、当該特徴点包含領域R内の画素値の差分の絶対値和を算出するようになっている。
なお、複数の特徴点どうしが対応していると判定された場合には、これらの特徴点は、特徴点対応表に対応付けて記憶されるようになっている。
画像補正プログラム72dは、CPUからの所定の制御信号に従って駆動する撮影制御部15の制御下にて、映像信号処理部13に、画像補正手段として、測定された各画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度のうちの最も明るい輝度に対して明暗差が小さくなるように、当該特徴点包含領域R内の画素の輝度を補正する画像補正処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPUによる画像補正プログラム72dの実行に基づいて、映像信号処理部13は、例えば、図3に示すような補正カーブを用いて特徴点包含領域R内の画素のガンマ補正を行うようになっている。これにより、映像信号処理部13は、特徴点包含領域R内の画素の輝度の明暗差が大きい程、複数の画像における特徴点どうしの対応の判定を緩和する判定緩和手段として機能するようになっている。
ここで、画像補正処理について詳細に説明する。
先ず、本実施形態の撮像装置100にあっては、画像補正を行う前に、撮像される画像の輝度レベルに応じて所定数のカテゴリーを設定する。そして、撮像装置100は、例えば図4に示すように、画像全体の輝度レベルを0〜255とした場合に、輝度レベル0〜50をカテゴリー1とし、輝度レベル51〜100をカテゴリー2とし、輝度レベル101〜150をカテゴリー3とし、輝度レベル151〜200をカテゴリー4とし、輝度レベル201〜255をカテゴリー5とする。ここで、輝度レベルの大きいカテゴリー5が最も明るい部分となり、この最も明るい部分に対して当該カテゴリー5以外のカテゴリー1〜4に対して、図3のガンマ補正カーブに従って所定の補正関数を決定しておく。補正関数は、例えば、カテゴリー5との輝度レベルの差が大きくなるカテゴリー程(カテゴリー1側ほど)、強度のガンマ補正が行われるように、即ち、補正後の画素においてカテゴリー5に対する明暗差が小さくなるように設定されている。これにより、最も明るい部分に対して輝度レベルの差があまりない場合に(カテゴリー3や4等)、本来見たかった明るい部分以外の場所に対して悪影響が及ばされるのを抑制することができる。
なお、設定された補正関数は所定のカテゴリーと対応付けられて、例えば、プログラムメモリ72等に格納されるようになっている。
そして、画像の特徴点の抽出後、測定された特徴点包含領域R内の画素の輝度に基づいて、特徴点包含領域R内の画素を輝度レベル別に分けて配置し、当該特徴点包含領域Rの輝度レベルを求める(図5参照)。このとき、最も明るいカテゴリー5以外で最も多くの画素が分布しているカテゴリーを当該特徴点包含領域Rを代表するカテゴリーとみなして(例えば、図5におけるカテゴリー1)、当該カテゴリーに対応する補正関数をプログラムメモリ72から取得して設定するようになっている。
なお、特徴点包含領域Rの画素が最も明るい部分に分布していない場合(図6(a)参照)、或いは、特徴点包含領域Rの画素が最も明るい部分にのみ分布している場合には(図6(b)参照)、画像の補正をする必要がないため、補正関数をなしとするようになっている。
画像合成プログラム72eは、CPUからの所定の制御信号に従って駆動する撮影制御部15の制御下にて、映像信号処理部13に、画像合成手段として、特徴点どうしが対応していると判定された複数の画像信号を合成する処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。具体的には、CPUによる画像合成プログラム72eの実行に基づいて、映像信号処理部13の画像合成部133は、特徴点どうしの対応の判定後にRANSAC処理部132にて射影変換(H計算)が行われた画像信号どうしを合成するようになっている。
撮像補助部2は、例えば、撮像レンズ群11に接続されたフォーカス機構部(図示略)を駆動させるためのフォーカス駆動部21と、撮像レンズ群11に接続されたズーム機構部(図示略)を駆動させるためのズーム駆動部22と、ストロボ発光部23を発光させるためのストロボ駆動部24等を備えている。
これらフォーカス駆動部21、ズーム駆動部22及びストロボ駆動部24は、例えば、撮影制御部15に接続され、撮影制御部15の制御下にて駆動するようになっている。
表示部3は、例えば、CPUから適宜出力される表示データを一時的に保存するビデオメモリ(VRAM)を備える表示制御部31と、この表示制御部31からの出力信号に基づいて所定の画像を表示する液晶モニタ等の画像表示部32等を備えている。
操作部4は、例えば、当該撮像装置100の各部に設けられた撮影スイッチ、各種操作スイッチ等を備える操作入力部41と、この操作入力部41から入力された操作信号をCPUに入力するための入力回路42等を備えている。
記録媒体5としては、例えば、カード型のフラッシュメモリやハードディスク等を適用することができる。
次に、画像合成処理について図7〜図9を参照して説明する。
ここで、図7は、撮像装置100による画像合成処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、図8は、補正関数設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図9は、画像合成処理により画像合成される画像の特徴点包含領域Rを模式的に示した図である。なお、図9にあっては、特徴点包含領域R内の画素の明るさを単位面積当たりのドット数で表し、単位面積当たりのドット数が少ない程、明るい画素であることを示している。
なお、以下の説明では、カテゴリー1〜4に応じた補正関数が予め設定されてプログラムメモリ72の所定の格納領域に格納されているものとする。
図7に示すように、先ず、撮像装置100のユーザによる所定操作に基づいて連続して画像が撮影されると、CPUによる特徴点抽出プログラム72aの実行に基づいて、映像信号処理部13は、撮影された各画像の画像信号から画像の特徴点を所定数抽出する処理を行う(ステップS1)。
次に、CPUによる輝度測定プログラム72bの実行に基づいて、映像信号処理部13は、各画像の画像信号から各特徴点包含領域R内の画素の輝度を測定する処理を行う(ステップS2)。続けて、映像信号処理部13は、測定された特徴点包含領域R内の画素をカテゴリー1〜5に対応する輝度レベル別に分けて配置し(ステップS3)、当該特徴点包含領域Rの補正関数を設定する補正関数設定処理を行う(ステップS4)。
補正関数設定処理にあっては、図8に示すように、先ず、映像信号処理部13は、輝度レベル別に分けられた画素の分布に従って最も明るいカテゴリー5に分類される画素があるか否かを判定する(ステップS41)。
ここで、カテゴリー5に分類される画素があると判定されると(ステップS41;YES)、映像信号処理部13は、カテゴリー1〜3に分類される画素があるか否かを判定する(ステップS42)。
そして、ステップS42にて、カテゴリー1〜3に分類される画素があると判定されると(ステップS42;YES)、映像信号処理部13は、カテゴリー1に画素が最も多く分布しているか否かを判定する(ステップS43)。ここで、カテゴリー1に画素が最も多く分布していると判定されると(ステップS43;YES)、映像信号処理部13は、カテゴリー1に対応して設定されている補正関数1をプログラムメモリ72から取得して補正関数として設定する(ステップS44)。
一方、カテゴリー1に画素が最も多く分布していないと判定されると(ステップS43;NO)、映像信号処理部13は、カテゴリー2に画素が最も多く分布しているか否かを判定する(ステップS45)。
ステップS45にて、カテゴリー2に画素が最も多く分布していると判定されると(ステップS45;YES)、映像信号処理部13は、カテゴリー2に対応して設定されている補正関数2をプログラムメモリ72から取得して補正関数として設定する(ステップS46)。
一方、カテゴリー2に画素が最も多く分布していないと判定されると(ステップS45;NO)、映像信号処理部13は、カテゴリー3に画素が最も多く分布しているか否かを判定する(ステップS47)。
ステップS47にて、カテゴリー3に画素が最も多く分布していると判定されると(ステップS47;YES)、映像信号処理部13は、カテゴリー3に対応して設定されている補正関数3をプログラムメモリ72から取得して補正関数として設定する(ステップS48)。
一方、カテゴリー3に画素が最も多く分布していないと判定されると(ステップS47;NO)、映像信号処理部13は、カテゴリー4に対応して設定されている補正関数4をプログラムメモリ72から取得して補正関数として設定する(ステップS49)。
なお、ステップS41にて、カテゴリー5に分類される画素がないと判定された場合(ステップS41;NO)、或いは、ステップS42にて、カテゴリー1〜3に分類される画素がないと判定された場合には(ステップS42;NO)、補正関数を設定することなく、当該補正関数設定処理を終了する。
上記のようにして、補正関数の設定が終了すると、映像信号処理部13は、規定個数の特徴点の抽出が行われたか否かを判定する(ステップS5)。ここで、規定個数の特徴点の抽出が行われていないと判定されると(ステップS5;NO)、ステップS1に移行して、それ以降の処理を実行する。
一方、ステップS5にて、規定個数の特徴点の抽出が行われたと判定されると(ステップS5;YES)、CPUによる画像補正プログラム72dの実行に基づいて、映像信号処理部13は、補正関数設定処理にて設定された補正関数を用いて各画像の特徴点包含領域Rの画素の輝度レベルに応じてガンマ補正をする(ステップS6)。これにより、例えば、図9(a)及び(b)に示すように、画像のずれが所定の閾値内に収まる程度の微小なものであっても、より明るい輝度の部分に違いがあるために2つの画像の特徴点どうしの対応が適正に行われないような画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度レベルの明暗差を小さくすること、つまり、特徴点包含領域R内の明るい画素と暗い画素の差分を小さくすることができる。
続けて、CPUによる特徴点対応判定プログラム72cの実行に基づいて、映像信号処理部13は、補正された各画像の特徴点包含領域R内の画素に基づいて、当該特徴点包含領域R内の画素値の差分の絶対値和を算出する処理を行う(ステップS7)。次に、映像信号処理部13は、算出された絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、絶対値和が所定の閾値以上となっていると判定されると(ステップS8;YES)、映像信号処理部13は、当該特徴点を特徴点対応リストから外し(ステップS9)、その後、ステップS6に移行して、それ以降の処理を実行する。
一方、絶対値和が所定の閾値以上となっていない、即ち、閾値よりも小さいと判定されると(ステップS8;NO)、映像信号処理部13は、これらの特徴点どうしを対応付ける処理を行う(ステップS10)。
次に、映像信号処理部13は、特徴点どうしの対応付けが全ての特徴点について行われたか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、全ての特徴点について行われていないと判定されると(ステップS11;NO)、映像信号処理部13は、ステップS6に移行して、それ以降の処理を実行する。
一方、全ての特徴点について行われたと判定されると(ステップS11;YES)、映像信号処理部13は、対応付けが行われた全ての特徴点について特徴点対応表を作成して記憶する(ステップS12)。
その後、映像信号処理部13のRANSAC処理部132は、特徴点対応表からの4つの特徴点のランダムな選択及びこれら4つの特徴点を用いた射影変換(H計算)を繰り返し行って(ステップS13)、画像合成部133は、特徴点どうしが対応する画像どうしを合成する処理を行う(ステップS14)。
これにより、画像合成処理を終了する。
以上のように、実施形態1の撮像装置100によれば、特徴点包含領域R内の画素の輝度レベルに応じた分布に基づいて、特徴点包含領域R内の画素の輝度の明暗差が大きい程、特徴点どうしが対応しているか否かの判定を緩和するように、即ち、各画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度のうちの最も明るい輝度に対して明暗差を小さくするように、当該特徴点包含領域R内の画素の輝度を補正することができる。そして、映像信号処理部13は、輝度が補正された各画像の特徴点包含領域R内の画素に基づいて、当該特徴点包含領域R内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かに応じて特徴点どうしが対応しているか否かを判定することができる。
つまり、特徴点包含領域R内の画素の輝度の明暗差を考慮して、特徴点どうしが対応しているか否かの判定を適正に行うことができる。具体的には、例えば、暗い環境にて撮影領域内に光源が含まれ、当該光源付近に特徴点が存し、複数の画像に係る特徴点どうしの対応の判定の信頼性が低下する状況下においても、画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度の明暗差を考慮して判定を緩和するように特徴点包含領域R内の画素の輝度を補正することができる。これにより、不安定な明るい画素の差分を小さくすることができ、主として特徴点包含領域R内にてより暗い方の画素を用いて特徴点どうしの対応を確認することができることとなって、特徴点どうしが対応しているか否かの判定を適正に行うことができる。また、算出される特徴点包含領域R内の画素値の差分の絶対値和がより小さくなるので、特徴点どうしの対応の判定の精度をより向上させることができる。
従って、本実施形態の撮像装置100により複数の画像の合成を適正に行うことができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の撮像装置200について、図10〜図12を参照して説明する。
ここで、図10は、本発明に係る実施形態2の撮像装置200の要部構成を示すブロック図である。
なお、実施形態2の撮像装置200は、映像信号処理部213により閾値設定処理が実行される以外の点では上記実施形態1と同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
実施形態2の撮像装置200は、複数の画像のうちの少なくとも一の画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度が明るい程、特徴点どうしの対応の判定に係る閾値を大きくするように変更する処理を行うようになっている。
即ち、プログラムメモリ272には、CPUからの所定の制御信号に従って駆動する撮影制御部15の制御下にて、映像信号処理部213に、閾値変更手段として、複数の画像のうちの少なくとも一の画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度が明るい程、閾値を大きくするように変更する処理に係る機能を実現させるための閾値変更プログラム72fが記憶されている。
具体的には、CPUによる閾値変更プログラム72fの実行に基づいて、映像信号処理部213は、判定緩和手段として、例えば、最も明るいカテゴリー5に分布される画素の量に応じて、即ち、カテゴリー5に分布される画素の量が多いほど閾値がより大きくなるように、所定の閾値(例えば図12における、閾値1〜4)に変更して設定するようになっている。
なお、閾値は、例えば、カテゴリー5に分布される画素の量に応じて予め所定の値が対応付けられて、プログラムメモリ72等に記憶されている。
次に、画像合成処理について図11及び図12を参照して説明する。
ここで、図11は、撮像装置200による画像合成処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、また、図12は、撮像装置200による閾値設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、実施形態2の撮像装置200による画像合成処理は、以下に説明する工程以外の工程は、実施形態1の撮像装置100による画像合成処理とほぼ同様となっている。
撮像装置200による画像合成処理にあっては、図11に示すように、映像信号処理部213は、ステップS3における特徴点包含領域R内の画素のカテゴリー1〜5に対応する輝度レベル別に分けた配置後、特徴点どうしの対応の判定に係る閾値を設定する閾値設定処理を行うようになっている(ステップS204)。
閾値設定処理にあっては、図12に示すように、先ず、映像信号処理部213は、ステップS3にて輝度レベル別に分けられた画素の分布に従って最も明るいカテゴリー5に分類される画素があるか否かを判定する(ステップS241)。
ここで、カテゴリー5に分類される画素があると判定されると(ステップS241;YES)、映像信号処理部213は、カテゴリー1〜3に分類される画素があるか否かを判定する(ステップS242)。
そして、ステップS242にて、カテゴリー1〜3に分類される画素があると判定されると(ステップS242;YES)、映像信号処理部213は、カテゴリー5の画素の分布量が所定の判定値T1以上であるか否かを判定する(ステップS243)。ここで、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T1以上であると判定されると(ステップS243;YES)、映像信号処理部213は、最も値の大きい閾値1をプログラムメモリ72から取得して閾値として設定する(ステップS244)。
一方、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T1よりも少ないと判定されると(ステップS243;NO)、映像信号処理部213は、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T1よりも値の小さい判定値T2以上であるか否かを判定する(ステップS245)。
ステップS245にて、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T2以上であると判定されると(ステップS245;YES)、映像信号処理部213は、閾値1に次いで値の大きい閾値2をプログラムメモリ72から取得して閾値として設定する(ステップS246)。
一方、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T2よりも少ないと判定されると(ステップS245;NO)、映像信号処理部213は、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T2よりも値の小さい判定値T3以上であるか否かを判定する(ステップS247)。
ステップS247にて、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T3以上であると判定されると(ステップS247;YES)、映像信号処理部213は、閾値2に次いで値の大きい閾値3をプログラムメモリ72から取得して閾値として設定する(ステップS248)。
一方、カテゴリー5の画素の分布量が判定値T3よりも少ないと判定されると(ステップS247;NO)、映像信号処理部213は、最も値の小さい閾値4をプログラムメモリ72から取得して閾値として設定する(ステップS249)。
なお、ステップS241にて、カテゴリー5に分類される画素がないと判定された場合(ステップS241;NO)、或いは、ステップS242にて、カテゴリー1〜3に分類される画素がないと判定された場合には(ステップS242;NO)、閾値を設定することなく、当該閾値設定処理を終了する。
そして、上記のようにして設定された所定の閾値を用いて、ステップS207にて、映像信号処理部213は、ステップS7にて算出された絶対値和が当該閾値以上となっているか否かを判定する。
以上のように、実施形態2の撮像装置200によれば、画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度が明るい程、特徴点どうしが対応しているか否かの判定に係る閾値を大きくするように変更することができ、映像信号処理部213は、変更された閾値に基づいて、当該閾値よりも絶対値和が小さい場合に特徴点どうしが対応していると判定することができる。これにより、複数の画像に係る特徴点どうしの対応の判定の信頼性が低下する状況下においても、画像の特徴点包含領域R内の画素の輝度が明るい程、閾値を大きくすることによって、特徴点どうしの対応の判定精度の低下を防止することができることとなって、複数の画像の合成を適正に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、画像補正処理と閾値設定処理の双方に係る機能を具備する撮像装置であっても良く、これにより、特徴点どうしの判定をより適正に行うことができることとなって、画像合成をより適正に行うことができる。
また、上記実施形態1及び2では、輝度レベルをカテゴリー1〜5の5つのカテゴリーに分けるようにしたが、カテゴリーの数はこれに限られるものではなく如何なる数であっても良い。
さらに、図3に示されたガンマ補正カーブも一例であり、これに限られるものではない。
また、映像信号処理部13、213による特徴点どうしが対応しているか否かの判定を緩和する方法として、画素の輝度を補正する方法と閾値を変更する方法を例示したが、これらに限られるものではなく、特徴点どうしの対応の判定を緩和する方法であれば他の如何なるものであっても良い。
さらに、上記実施形態では、本発明に係る画像処理装置として、撮像装置100、200を例示したが、これに限られるものではなく、本発明に係り、複数の画像の特徴点の対応の判定、及びこれらの画像の合成を適正に行うことができる機能を有する画像処理装置であれば如何なるものであっても良い。
本発明を適用した画像処理装置の好適な一例として例示する実施形態1の撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の映像信号処理部を模式的に示した図である。 図1の撮像装置の映像信号処理部によるガンマ補正に係るガンマ補正カーブを模式的に示した図である。 輝度レベルに応じて設定されたカテゴリーと補正関数との対応関係を模式的に示した図である。 特徴点包含領域内の画素の輝度分布の一例を模式的に示した図である。 特徴点包含領域内の画素の輝度分布の一例を模式的に示した図である。 図1の撮像装置による画像合成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1の撮像装置による補正関数設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図7の画像合成処理により画像合成される画像の特徴点包含領域を模式的に示した図である。 本発明を適用した画像処理装置の好適な一例として例示する実施形態2の撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図10の撮像装置による画像合成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図10の撮像装置による閾値設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100、200 撮像装置(画像処理装置)
1 撮像部
12 電子撮像部
13、213 映像信号処理部(輝度測定手段、判定緩和手段、画像補正手段、閾値変更手段)
131 オプティカルフロー検出部(特徴点抽出手段、特徴点対応判定手段)
132 RANSAC処理部
133 画像合成部(画像合成手段)
15 撮影制御部
7 制御部
71 制御回路
72、272 プログラムメモリ
R 特徴点包含領域

Claims (4)

  1. 連続して撮像された複数の画像に係る画像情報に基づいて、各画像の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記特徴点抽出手段により抽出された各画像の前記特徴点及び当該特徴点の周囲の領域からなる特徴点包含領域内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かに応じて前記特徴点どうしが対応しているか否かを判定する特徴点対応判定手段と、前記特徴点対応判定手段により前記特徴点どうしが対応していると判定された前記複数の画像情報を前記特徴点の位置に基づいて合成する画像合成手段と、を備える画像処理装置であって、
    各画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度を測定する輝度測定手段と、
    前記輝度測定手段により測定された前記特徴点包含領域内の前記画素の輝度に基づいて、前記複数の画像のうちの少なくとも一の画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差が大きい程、前記特徴点対応判定手段における前記特徴点どうしの対応の判定を緩和する判定緩和手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定緩和手段は、前記輝度測定手段により測定された各画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度のうちの最も明るい輝度に対して明暗差を小さくするように、当該特徴点包含領域内の画素の輝度を補正する画像補正手段を備え、
    前記特徴点対応判定手段は、前記画像補正手段により輝度が補正された各画像の前記特徴点包含領域内の画素に基づいて、当該特徴点包含領域内の画素値の差分の絶対値和を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定緩和手段は、前記輝度測定手段により測定された前記複数の画像のうちの少なくとも一の画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度が明るい程、前記閾値を大きくするように変更する閾値変更手段を備え、
    前記特徴点対応判定手段は、前記閾値変更手段により変更された前記閾値に基づいて、当該閾値よりも前記絶対値和が小さい場合に前記特徴点どうしが対応していると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 連続して撮像された複数の画像に係る画像情報に基づいて、各画像の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記特徴点抽出手段により抽出された各画像の前記特徴点及び当該特徴点の周囲の領域からなる特徴点包含領域内の画素値の差分の絶対値和を算出して、当該絶対値和が所定の閾値以上となっているか否かに応じて前記特徴点どうしが対応しているか否かを判定する特徴点対応判定手段と、前記特徴点対応判定手段により前記特徴点どうしが対応していると判定された前記複数の画像情報を前記特徴点の位置に基づいて合成する画像合成手段と、を備える画像処理装置に、
    各画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度を測定する機能と、
    測定された前記特徴点包含領域内の前記画素の輝度に基づいて、前記複数の画像のうちの少なくとも一の画像の前記特徴点包含領域内の画素の輝度の明暗差が大きい程、前記特徴点対応判定手段における前記特徴点どうしの対応の判定を緩和する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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