JPH09250320A - 内燃機関のオイルポンプ装置 - Google Patents

内燃機関のオイルポンプ装置

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JPH09250320A
JPH09250320A JP8196196A JP8196196A JPH09250320A JP H09250320 A JPH09250320 A JP H09250320A JP 8196196 A JP8196196 A JP 8196196A JP 8196196 A JP8196196 A JP 8196196A JP H09250320 A JPH09250320 A JP H09250320A
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oil pump
combustion engine
internal combustion
crankshaft
crankcase
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Takashi Oyama
隆 大山
Yasushi Okawa
寧 大川
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース板の取付作業が容易で、かつベース板
の取付面の加工工数も少なく、さらに内燃機関の冷却効
率を向上できる内燃機関のオイルポンプ装置を供する。 【解決手段】 ベルト式無段変速機35とは反対側のクラ
ンクケースにオイルポンプ140 を備える内燃機関におい
て、前記クランクケースのオイルポンプ140 とその近傍
の側方部分にクランク軸40を含まない程度の面積の開口
130 を形成し、同開口130 をオイルポンプ140 のベース
板131 で蓋をしてオイルポンプ140 を構成する内燃機関
のオイルポンプ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式無段変速
機を備える内燃機関のクランクケースに配設されるオイ
ルポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト式無段変速機を備える内燃機関
は、ベルト式無段変速機と同様にクランク軸を駆動軸と
するオイルポンプは、一般にベルト式無段変速機とは反
対側のクランクケースに配設される。
【0003】かかる構成の特開平4−81525号公報
に記載された例を図7に示し説明する。図7は、該4サ
イクル内燃機関01のACジェネレータ等を省略した右側
面図であり、4サイクル内燃機関01は、クランクケース
02から大きく前傾してシリンダブロック03が前方に突出
しており、その端部にシリンダヘッド04が接続されてい
る。
【0004】右クランクケース02の側面には、クランク
ケース02内に左右水平方向に配設されるクランク軸05を
含む大きな円開口05が形成されていて、同クランク軸05
が貫通される貫通孔が形成された大型円板状のベース板
06が該円開口05を閉塞し、その外側にACジェネレータ
が設けられるようになっている。
【0005】このベース板06に覆われて内部にオイルポ
ンプ08が構成されるようになっており、クランク軸05の
下方にクランク軸05と平行にポンプ軸09が回転自在に支
持され、クランク軸05に嵌着された駆動ギヤ010 とポン
プ軸09に嵌着された被動ギヤ011 が噛合してオイルポン
プ08が駆動される。
【0006】かかるオイルポンプ08の駆動により各種必
要な箇所にオイルを供給するが、そのうち動弁系へのオ
イル供給は、オイルクリーナ012 を介してシリンダブロ
ック03の下方を前方に延出したオイル配管013 によりな
され、同オイル配管013 はその端部がシリンダヘッド04
に接続されて動弁室014 に連通している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし右クランクケー
ス02の側面に形成されるクランク軸05を含む大きな円開
口05を大型のベース板06が閉塞してオイルポンプ08を構
成するので、ベース板06が大型であるのとベース板06に
クランク軸05が貫通されるのとで、ベース板06の取付け
・取り外し作業が容易ではなく、メンテナンス性が良く
ない。その上大型ベース板06で大きな円開口05を閉塞す
るので、円開口05の周縁の取付面の加工工数も多い。
【0008】またクランクケースより延出するリブであ
ってACジェネレータのアウターロータの外方を覆うリ
ブも大型のベース板06によって妨げられて周囲に十分形
成することができず、ACジェネレータのアウターロー
タに設けられる冷却ファンによる内燃機関への冷却風の
損失が比較的多く内燃機関の冷却効率が良くない。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ベース板の取付作業が容易
で、かつベース板の取付面の加工工数も少なく、さらに
内燃機関の冷却効率を向上できる内燃機関のオイルポン
プ装置を供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ベルト式無段変速機とは反対側のクラン
クケースにオイルポンプを備える内燃機関において、前
記クランクケースの前記オイルポンプとその近傍の側方
部分にクランク軸を含まない程度の面積の開口を形成
し、同開口をオイルポンプのベース板で蓋をしてオイル
ポンプを構成する内燃機関のオイルポンプ装置とした。
【0011】ベルト式無段変速機とは反対側のクランク
ケースにおけるオイルポンプとその近傍の側方部分にク
ランク軸を含まない程度の面積の開口を形成するので、
従来の開口よりは開口面積は小さく、同開口を蓋するベ
ース板も小型であり、かつクランク軸の貫通を必要とし
ないので、ベース板の取付作業は極めて容易である。
【0012】またクランクケースの開口が小さく、その
周縁の取付面の加工工数が少ない。さらにクランクケー
スより延出しACジェネレータのアウターロータの外方
を覆うリブも小型のベース板によって妨げられる部分が
小さく周囲にある程度形成することができ、ACジェネ
レータのアウターロータに設けられる冷却ファンによる
内燃機関への冷却風の損失を無くし内燃機関の冷却効率
を向上させることが可能である。
【0013】前記クランク軸の端部に設けられるACジ
ェネレータのアウターロータ上に設けられるリラクター
を検出するパルサーが、前記ベース板に突設される請求
項1記載の内燃機関のオイルポンプ装置とすることで、
前記リブのベース板により妨げられて形成できない箇所
をパルサーの配設で代用することができ、パルサーを利
用して冷却風の損失をさらに小さくし内燃機関の冷却効
率を一層向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図6に図示し説明する。図1は、本発
明に係るユニットスイング式内燃機関を備えたスクータ
型自動二輪車1の側面図である。車体前部2と車体後部
3とが、低いフロア部4を介して連結されており、車体
の骨格をなす車体フレームは、概ねダウンチューブ6と
メインパイプ7とからなる。
【0015】すなわち車体前部2のステアリングヘッド
5からダウンチューブ6が下方へ延出し、同ダウンチュ
ーブ6は下端で水平に屈曲してフロア部4の下方を後方
へ延び、その後端において左右一対のメインパイプ7が
連結され、メインパイプ7は該連結部から斜め後方に立
ち上がって所定高さで水平に屈曲して後方に延びてい
る。
【0016】同メインパイプ7により燃料タンクや収納
ボックスが支持され、その上方にシート8が配置されて
いる。一方車体前部2においては、ステアリングヘッド
5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方にフ
ロントフォーク12が延びてその下端に前輪13が軸支され
ている。
【0017】メインパイプ7の立ち上がり部下端にはブ
ラケット15が突設され、同ブラケット15にリンク部材16
を介してスイングユニット17が揺動自在に連結支持され
ている。
【0018】スイングユニット17には、その前部に単気
筒の4サイクル内燃機関30が、シリンダブロック32を略
水平に近い状態にまで大きく前傾した姿勢で搭載され、
そのユニットスイングケース31のクランクケースに相当
する部分の下端から前方に突出したハンガーブラケット
18の端部が前記リンク部材16にピボット軸19を介して連
結されている。
【0019】該内燃機関30から後方にかけてベルト式無
段変速機35が構成され、その後部に設けられた減速機構
38に後輪21が軸支されている。この減速機構38の上端と
前記メインパイプ7の上部屈曲部間にリヤクッション22
が介装されている。
【0020】スイングユニット17の上部には、内燃機関
30のシリンダヘッド33の上部から延出した吸気管23に接
続された気化器24および同気化器24に連結されるエアク
リーナ25が配設されている。他方ユニットスイングケー
ス31の下部に突設されたハンガーブラケット18には、メ
インスタンド26が枢着されており、ベルト式無段変速機
35の伝動ケースカバー36から突出したキック軸27にキッ
クアーム28の基端が固着され、同キックアーム28の先端
にキックペダル29が設けられている。
【0021】車体前部2は、フロントカバー9aとリヤ
カバー9bにより前後からフロントロアカバー9cによ
り左右側方から覆われ、ハンドル11の中央部はハンドル
カバー9dによって覆われる。フロア部4はサイドカバ
ー9eにより覆われ、また車体後部3は左右側方からボ
デイカバー10aおよびテールサイドカバー10bによって
覆われる。
【0022】図2は、スイングユニット17を図1の概ね
II−II線に沿って截断し展開した断面図である。ユニッ
トスイングケース31は、左右割りの左ユニットケース31
Lと右ユニットケース31Rとを合体して構成されるもの
で、右ユニットケース31Rは、クランクケース部の半体
をなし、左ユニットケース31Lは、前後に長尺で前部の
クランクケース部31a,中央の伝動ケース部31b,後部
の減速機ケース部31cからなる。
【0023】この左ユニットケース31Lの左側開放面
は、伝動ケースカバー36により覆われ、内部にベルト式
無段変速機35が収納され、後方の減速機ケース部31cの
右側開放面は減速機ケース37により覆われ、内部に減速
機構38が収納される。
【0024】クランクケース部31aと右ユニットケース
31Rの所謂クランクケース内には、クランク軸40が左右
の主軸受41,41に回転自在に支持されて、左右水平方向
に延びた延出部のうち右延出部にはACジェネレータ60
が設けられ、左延出部にはカムチェーン駆動スプロケッ
ト55とベルト式無段変速機35の駆動プーリ76が設けられ
る。
【0025】内燃機関30は、シリンダブロック32のシリ
ンダライナ44内を往復動するピストン42とクランク軸40
のクランクピン40aとをコネクティングロッド43が連結
している。本4サイクル内燃機関30は、OHC型式のバ
ルブシステムを採用しており、シリンダヘッドカバー34
内には動弁機構50が設けられ、同動弁機構50に駆動伝達
を行うカムチェーン51がカムシャフト53とクランク軸40
との間に架設されており、そのためのカムチェーン室52
が、クランクケース部31a,シリンダブロック32,シリ
ンダヘッド33に連通して設けられている。
【0026】すなわち左右水平方向に指向したカムシャ
フト53の左端に嵌着された被動スプロケット54と、クラ
ンク軸40に嵌着された前記駆動スプロケット55との間に
カムチェーン51がカムチェーン室52内を通って架渡され
ている。シリンダヘッド33においてカムチェーン室52と
反対側(右側)から燃焼室に向かって点火プラグ45が嵌
入されている。
【0027】図3に示すようにシリンダヘッドカバー34
内の動弁機構50は、シリンダが水平に近い状態にまで大
きく前傾しているので、カムシャフト53の上下に吸気バ
ルブ56と排気バルブ57が配設されており、上下のロッカ
ーシャフト58,58にはそれぞれロッカーアーム59,59が
揺動自在に枢着され、カムシャフト53のカムの回転によ
りロッカーアーム59,59は揺動して所定のタイミングで
吸気バルブ56と排気バルブ57の開閉動作を行わせる。
【0028】右ユニットケース31Rの右側面に設けられ
るACジェネレータ60は、右ユニットケース31Rの中央
円筒部31dより突出するクランク軸30の端部にACGボ
ス61を介して碗状のアウターロータ62が固着され、その
内周面に周方向に亘って配設される磁石63の内側にステ
ータコイル65の巻回されたステータ64が中央円筒部31d
に固定されている。
【0029】アウターロータ62の右側面には強制空冷フ
ァン66が取り付けられ、その側方をファンカバー67が覆
い、同ファンカバー67に連接されてシリンダブロック32
およびシリンダヘッド33の周囲を覆うようにしてファン
シェラウド68が設けられている。
【0030】一方ユニットスイングケース31のクランク
ケース部31aには、前記カムチェーン室52が丁度主軸受
41によりクランク室と仕切って形成されており、同カム
チェーン室52の左側壁は、さらに左方のベルト式無段変
速機室70とカムチェーン室52とを仕切る仕切り壁71であ
り、同仕切り壁71にクランク軸40が貫通する大径の偏平
円筒状をなす円形貫通孔71aが形成され、同貫通孔71a
に円環状シール部材72が圧入され、同円環状シール部材
72の中空部をクランク軸40が貫通している。
【0031】このシール部材72と主軸受41との間のクラ
ンク軸40に前記駆動スプロケット55が嵌着されており、
同駆動スプロケット55に前記カムチェーン51が巻き掛け
られており、シール部材72によりベルト式無段変速機室
70がカムチェーン室52から水密に仕切られ、オイルがベ
ルト式無段変速機室70に漏れるのを防止している。シー
ル部材72を貫通して延出したクランク軸40には駆動プー
リ76がともに回転可能に設けられている。
【0032】駆動プーリ76は、固定側プーリ半体77と可
動側プーリ半体78とからなり、固定側プーリ半体77は、
クランク軸40の左端部にボス79を介して固着され、その
右側に可動側プーリ半体78がクランク軸40にスプライン
嵌合され、同可動側プーリ半体78はクランク軸40ととも
に回転し、かつ軸方向に摺動して固定側プーリ半体77に
接近・離反することができ、両プーリ半体77,78間にV
ベルト75が挟まれて巻き掛けられる。
【0033】可動側プーリ半体78の右側で前記円環状シ
ール部材72に近接した固定位置にカムプレート80が設け
られており、その外周端に設けたスライドピース80aが
可動側プーリ半体78の外周端に軸方向に形成したカムプ
レート摺動ボス部78aに摺動自在に係合している。可動
側プーリ半体78のカムプレート80側側面は、カムプレー
ト80側に向けてテーパしており、同テーパ面内側にカム
プレート80に挟まれてドライウェイトローラ81が収容さ
れている。
【0034】したがってクランク軸40の回転速度が増加
すると、可動側プーリ半体78とカムプレート80間にあっ
てともに回転するドライウェイトローラ81が、遠心力に
より遠心方向に移動し、可動側プーリ半体78は同ドライ
ウェイトローラ81に押圧されて左方に移動して固定側プ
ーリ半体77に接近し、両プーリ半体77,78間に挟まれた
Vベルト75を遠心方向に移動させ巻き掛け径を大きくす
るように構成されている。
【0035】かかる駆動プーリ76に対応する後方の被動
プーリ86は、減速機構38の減速機入力軸92に対し相対回
転自在に支持されるインナスリーブ89に固定側プーリ半
体87が嵌着され、同固定側プーリ半体87の左側でインナ
スリーブ89に軸方向の摺動自在に支持されたアウタスリ
ーブ90に可動側プーリ半体88が嵌着されて、かかる両プ
ーリ半体87,88から構成されている。両プーリ半体87,
88に前記Vベルト75が挟持される。
【0036】減速機入力軸92とインナスリーブ89の左側
部に遠心クラッチ91が設けられており、Vベルト75を介
してインナスリーブ89に伝達された動力は、その回転速
度が増すと遠心クラッチ91が接合して減速機入力軸92に
伝達される。減速機構38は、減速機入力軸92に伝達され
た動力を中間軸93を介して出力軸94に歯車の噛合により
減速して伝えるものであり、出力軸94が後輪21の車軸で
後輪21を回転させる。
【0037】後輪21のハブ部にはドラムブレーキ95が設
けられており、ドラムブレーキ軸96にはブレーキケーブ
ルが接続されるドラムブレーキアーム97が嵌着されて、
ブレーキケーブルが引かれるとドラムブレーキアーム97
が揺動してドラムブレーキ軸96を回動しドラムブレーキ
95が働くようになっている。
【0038】ベルト式無段変速機室70を左側から覆う伝
動ケースカバー36は、前方の駆動プーリ76から後方の遠
心クラッチ91までを覆っており、中央より若干前寄りに
前記キック軸27が回動自在に貫通支持されており、同キ
ック軸27の内側端部には駆動ヘリカルギヤ100 が嵌着さ
れ、リターンスプリング101 により付勢されている。
【0039】そして伝動ケースカバー36の前部内面に
は、クランク軸40と同軸に摺動軸102が回転かつ軸方向
の摺動可能に支持されており、同摺動軸102 には被動ヘ
リカルギヤ103 が形成されて前記駆動ヘリカルギヤ100
と噛合しているとともに、右端にはラチェットホイール
104 が固着され、全体がフリクションスプリング105 に
より左方に付勢されている。一方クランク軸40側のボス
79には、ラチェットホイール105 に対向してラチェット
79aが形成されており、両者は摺動軸102 の摺動で接離
可能である。
【0040】したがってキックペダル29が踏み込まれ、
キックアーム28を介してキック軸27がリターンスプリン
グ101 に抗して回転すると、キック軸27と一体に駆動ヘ
リカルギヤ100 が回転して、これと噛合する被動ヘリカ
ルギヤ103 が摺動軸102 と一体に回転しながらフリクシ
ョンスプリング105 に抗して右方に摺動して、ラチェッ
トホイール105 がボス79のラチェット79aと噛み合って
クランク軸40を強制的に回転させ内燃機関30を始動する
ことができる。
【0041】一方本内燃機関は、左ユニットケース31L
のクランクケース部31aの上方にスタータモータ110 が
配設されており、図4に示すようにスタータモータ110
は、アウタステータの磁石111 に周りを囲まれたインナ
ロータのコイル112 の巻回されたピニオン113 が左方に
突出しており、ピニオン113 の端部にギヤ113aが形成さ
れている。
【0042】そしてクランクケース部31aと伝動ケース
カバー36とに挟持されて飛び込みギヤ機構115 が、軸を
左右水平方向に指向させて、スタータモータ110 と駆動
プーリ76との間に設けられており、同飛び込みギヤ機構
115 の右側の入力ギヤ116 にスタータモータ110 のピニ
オンギヤ113aが噛合し、一方の左側の飛び込みギヤ117
は、左方に飛び出すと固定側プーリ半体77の外周縁に形
成されたスタータリングギヤ77aに噛み合う。
【0043】したがってスタータモータ110 が駆動する
と、ピニオン113 の回転が飛び込みギヤ機構115 の入力
ギヤ116 に伝達され、飛び込みギヤ117 が左方に飛び出
し固定側プーリ半体77のスタータリングギヤ77aに噛み
込み、固定側プーリ半体77をクランク軸40とともに回転
させて内燃機関30の始動を行うことができる。なおスタ
ータモータ110 が停止すれば飛び込みギヤ117 は引っ込
みスタータリングギヤ77aとの噛合が解かれる。
【0044】飛び込みギヤ117 の噛み込みを受けるスタ
ータリングギヤ77aの形成された固定側プーリ半体77
は、そのVベルト75を挟持する側面と反対側側面(左側
面)にゴム製の冷却ファン118 がゴム焼き付けにより添
着されており、冷却ファン118の回転によりベルト式無
段変速機35が冷却される。
【0045】図1および図2を参照して伝動ケースカバ
ー36には、その前部に筒状の吸入ダクト36aが突出形成
され、前後方向の略中央位置に側壁に沿って筒状の排出
ダクト36bが斜め縦方向に形成されており、前記吸入ダ
クト36aには蛇腹ホース14の後端が接続され、同蛇腹ホ
ース14は前方に延出してダウンチューブ6の屈曲部箇所
から突出形成された排出筒6bに前端が接続されてい
る。
【0046】ダウンチューブ6のステアリングヘッド5
に近い高さ位置には、吸入筒6aが突出形成されてお
り、吸入筒6aと排出筒6bとをダウンチューブ6の内
部が連通している。
【0047】したがってベルト式無段変速機室70内でク
ランク軸40の回転により冷却ファン118 が回転すると、
ダウンチューブ6の吸入筒6aから空気が吸入され、ダ
ウンチューブ6内を通り排出筒6bから蛇腹ホース14に
入り、蛇腹ホース14を通って吸入ダクト36aからベルト
式無段変速機室70内に吸入されて、ベルト式無段変速機
35を冷却して排出ダクト36bから外部に排出される。
【0048】このようにベルト式無段変速機室70が構成
される左ユニットケース31Lと反対側のクランクケース
である右ユニットケース31Rには、前記したようにクラ
ンク軸40が貫通する中央円筒部31dが右方に突出形成さ
れており、その下方の若干斜め前方に中央円筒部31dに
沿って円開口130 が形成されて、同円開口130 を蓋部材
たる円形のベース板131 が閉塞し、内部にオイルポンプ
140 が内蔵される。
【0049】図5は、本内燃機関30のACジェネレータ
60およびベース板131 を取り除いた右側面図である。右
ユニットケース31Rは、側壁に前記中央円筒部31dと円
開口130 の2つの開口を有し、クランク軸40と同心すな
わち中央円筒部31dと中心を同じくして前記ACジェネ
レータ60のアウタロータ62より若干大きい外径の円筒状
リブ132 が突出形成され、さらにその外方に外周壁133
が周設されている。
【0050】円筒状リブ132 の下方部分は、前記円開口
130 により欠落しており、外周壁133 は、同円開口130
によりいくらか下方に膨出している。このように円開口
130 は、クランク軸40の貫通孔である中央円筒部31dを
含まず同中央円筒部31dに隣接して、外径が外周壁133
の半径に略等しい大きさであり、内蔵されるオイルポン
プ140 とその近傍を覆う程度のものである。
【0051】かかる円開口130 を閉塞する円形のベース
板131 は、図6に図示するように円開口130 にシールリ
ング134 を介装して嵌入され、フランジ部131aが円開口
130の周縁の取付面130aに当接されて前後の雌ネジ部130
bにおいてボルト135 により固着される。ベース板131
の外面には取付ボス131bが膨出しており、同取付ボス13
1bにパルサー137 が固着される。
【0052】パルサー137 は、誘導コイル式ピックアッ
プセンサーであり、ACジェネレータ60のアウタロータ
62の外周面に対向するよう右方に突出して設けられ、ア
ウターロータ62に設けられたリラクター138 を検出し
て、クランク位置および回転数の情報を得る。図5に2
点鎖線で示すようにパルサー137 は、円開口130 により
円筒状リブ132 の欠落した位置に突設されていて、丁度
円筒状リブ132 の欠落部分を補って壁を形成することが
できる。
【0053】したがってACジェネレータ60のアウタロ
ータ62の右側面に設けられる強制空冷ファン66の回転に
よりファンカバー67の中央から吸入される空気を、円筒
状リブ132 とともにパルサー137 が略漏れなく中央に導
いて、次いでファンシェラウド68により内燃機関30のシ
リンダブロック32側へ案内し、冷却効率を高めることが
できる。
【0054】他方ベース板131 は、その内面中央に円筒
状の突起131cを有し、内部のオイルポンプ140 の被動ギ
ヤ141 を押さえている。被動ギヤ141 には、ポンプ軸14
2 が一体に形成されており、他方クランク軸40に主軸受
41に沿って嵌着された駆動ギヤ143 が同被動ギヤ141 に
噛合してクランク軸40の回転をポンプ軸142 に伝達して
オイルポンプ140 を駆動するようになっている。
【0055】図6に示すようにクランクケース部31aの
底部に溜まるオイルは、オイルフィルター147 を経て、
水平なオイル通路t1 ,略垂直なオイル通路t2 を通
り、オイルポンプ140 の吸込口140aより吸い込まれて、
吐出口140bより吐出して、各潤滑系装置に供給される。
【0056】以上のように本内燃機関30のオイルポンプ
140 は、ベルト式無段変速機35とは反対側の右ユニット
ケース31Rに配設され、同右ユニットケース31Rにオイ
ルポンプ140 およびその近傍のみに対応して形成された
円開口130 は、クランク軸40を含まない従来に比べ小径
であり、かかる円開口130 を閉塞するベース板131 も小
径の円板状である。
【0057】したがってメンテナンス時など、ベース板
131 の着脱作業が極めて容易であり、メンテナンス性を
向上させることができる。また円開口130 の内径が小径
であるので、その周縁のベース板131 の取付面130aの加
工工数も少なくてすみ加工作業が容易である。
【0058】さらに該円開口130 が小径で面積が小さい
ので、同円開口130 により形成できない円筒状リブ132
の欠落部は小さくてすみ、強制空冷ファン66による内燃
機関への冷却風の損失を少なくすることができ、加えて
本内燃機関30では前記欠落部をパルサー137 が補う構造
となっているため、益々冷却効率を向上させることがで
きる。
【0059】
【発明の効果】本発明は、ベルト式無段変速機とは反対
側のクランクケースにおけるオイルポンプとその近傍の
側方部分にクランク軸を含まない程度の面積の開口を形
成するので、従来の開口よりは開口面積は小さく、同開
口を蓋するベース板も小型であり、かつクランク軸の貫
通を必要としないので、ベース板の取付けおよび取り外
し作業は極めて容易であり、メンテナンス性に優れてい
る。
【0060】またクランクケースの開口が小さく、その
周縁の取付面の加工工数が少なく、加工作業が容易であ
る。さらにクランクケースより延出しACジェネレータ
のアウターロータの外方を覆うリブも小型のベース板に
よって妨げられる部分が小さく、ACジェネレータのア
ウターロータに設けられる冷却ファンによる内燃機関へ
の冷却風の損失を少なくし内燃機関の冷却効率を向上さ
せることが可能である。
【0061】クランク軸の端部に設けられるACジェネ
レータのアウターロータ上に設けられるリラクターを検
出するパルサーを、ベース板に突設することで、前記リ
ブのベース板により妨げられて形成できない箇所をパル
サーの配設で代用することができ、パルサーを利用して
冷却風の損失をさらに小さくし内燃機関の冷却効率を一
層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスクータ型自動二
輪車の全体側面図である。
【図2】該スクータ型自動二輪車の内燃機関の図1にお
けるII−II線に沿って截断した断面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿って截断した断
面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿って截断した断面図
である。
【図5】同内燃機関のACジェネレータおよびベース板
を取り除いた右側面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿って截断した断面図
である。
【図7】従来の4サイクル内燃機関のACジェネレータ
等を省略した右側面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…車体前部、3…車体後
部、4…フロア部、5…ステアリングヘッド、6…ダウ
ンチューブ、7…メインパイプ、8…シート、9a…フ
ロントカバー、9b…リヤカバー、9c…フロントロア
カバー、9d…ハンドルカバー、9e…サイドカバー、
10a…ボデイカバー、10b…テールサイドカバー、11…
ハンドル、12…フロントフォーク、13…前輪、14…蛇腹
ホース、15…ブラケット、16…リンク部材、17…スイン
グユニット、18…ハンガーブラケット、19…ピボット
軸、21…後輪、22…リヤクッション、23…吸気管、24…
気化器、25…エアクリーナ、26…メインスタンド、27…
キック軸、28…キックアーム、29…キックペダル、30…
内燃機関、31…ユニットスイングケース、32…シリンダ
ブロック、33…シリンダヘッド、34…シリンダヘッドカ
バー、35…ベルト式無段変速機、36…伝動カバーケー
ス、37…減速機ケース、38…減速機構、40…クランク
軸、41…主軸受、42…ピストン、43…コネクティングロ
ッド、44…シリンダライナー、45…点火プラグ、50…動
弁機構、51…カムチェーン、52…カムチェーン室、53…
カムシャフト、54…被動スプロケット、55…駆動スプロ
ケット、56…吸気バルブ、57…排気バルブ、58…ロッカ
ーシャフト、59…ロッカーアーム、60…ACジェネレー
タ、61…ACGボス、62…アウタロータ、63…磁石、64
…ステータ、65…ステータコア、66…ファン、67…ファ
ンカバー、68…ファンシェラウド、70…ベルト式無断変
速室、71…仕切り壁、72…シール部材、73…ゴム部材、
74a…鋼板、74b…押えリング、75…Vベルト、76…駆
動プーリ、77…固定側プーリ半体、78…可動側プーリ半
体、79…ボス、80…カムプレート、81…ドライウェイト
ローラ、86…被動プーリ、87…固定側プーリ半体、88…
可動側プーリ半体、89…インナスリーブ、90…アウタス
リーブ、91…遠心クラッチ、92…減速機入力軸、93…中
間軸、94…出力軸、95…ドラムブレーキ、96…ドラムブ
レーキ軸、97…ドラムブレーキアーム、100 …駆動ヘリ
カルギヤ、101 …リターンスプリング、102 …摺動軸、
103 …被動ヘリカルギヤ、104 …ラチェットホイール、
105 …フリクションスプリング、110 …スタータモー
タ、111 …磁石、112 …コイル、113 …ピニオン、115
…飛び込みギヤ機構、116 …入力ギヤ、117 …飛び込み
ギヤ、118 …冷却ファン、130 …円開口、131 …ベース
板、132 …円筒状リブ、133 …外周壁、134 …シールリ
ング、135 …ボルト、137 …パルサー、138 …リラクタ
ー、140 …オイルポンプ、141 …被動ギヤ、142 …ポン
プ軸、143 …駆動ギヤ、147 …オイルフィルター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト式無段変速機とは反対側のクラン
    クケースにオイルポンプを備える内燃機関において、 前記クランクケースの前記オイルポンプとその近傍の側
    方部分にクランク軸を含まない程度の面積の開口を形成
    し、 同開口をオイルポンプのベース板で蓋をしてオイルポン
    プを構成することを特徴とする内燃機関のオイルポンプ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記クランク軸の端部に設けられるAC
    ジェネレータのアウターロータ上に設けられるリラクタ
    ーを検出するパルサーが、前記ベース板に突設されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の内燃機関のオイルポンプ
    装置。
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