JPH09249299A - 給油ノズル - Google Patents

給油ノズル

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JPH09249299A
JPH09249299A JP5739396A JP5739396A JPH09249299A JP H09249299 A JPH09249299 A JP H09249299A JP 5739396 A JP5739396 A JP 5739396A JP 5739396 A JP5739396 A JP 5739396A JP H09249299 A JPH09249299 A JP H09249299A
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JP
Japan
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oil
nozzle
main valve
valve
oil vapor
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JP5739396A
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Jun Watanabe
潤 渡辺
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は燃料タンクの油蒸気を吸引して回収
するための弁機構の構成を簡略化することを課題とす
る。 【解決手段】 給油ノズル8は、主弁体27を開閉駆動
するための主弁用弁軸45が油蒸気吸引通路を開閉する
弁機構を兼ねる構成となっている。ノズルレバー39が
開弁操作されると、主弁用弁軸45が開弁方向に摺動す
るため、主弁用弁軸45に設けられた切欠50は流入側
流路59の下流端部59a及び流出側流路60を連通す
る。その結果、燃料タンクの油蒸気は、吐出パイプ23
の外周に設けられた油蒸気吸引孔57から吐出パイプ2
3の油蒸気吸引通路55に吸引され、流入側流路59及
び流出側流路60を通過し、計量機1の油蒸気吸引系路
を介して地下タンクに回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の燃料タンク
等にガソリンや軽油等の油液を給油する際給油口から大
気中に放出される油蒸気(ベーパ)を回収する油蒸気回
収機能を有する給油ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】給油所等に設置される計量機には、車両
の燃料タンクに油液を給油するための給油ノズルが各油
種毎に設けられている。給油ノズルは給油ホースの先端
に接続され、ポンプにより送液された油液が給油ホース
を介して供給される。
【0003】給油ノズルは計量機側面に設けられたノズ
ル掛けに掛止されており、給油ノズルがノズル掛けから
外されるとノズルスイッチがオンに切り換わる。ポンプ
はノズルスイッチのオンにより起動され、地下タンクに
貯溜された油液を汲み上げる。
【0004】そして、給油所の作業者が給油ノズルの吐
出パイプを燃料タンクの給油口に挿入して給油ノズルの
ノズルレバーを開弁方向に操作すると、給油ノズルの弁
機構が開弁動作して燃料タンクに油液が給油される。こ
のようにして燃料タンクへの給油が開始されると、燃料
タンク内に油蒸気が発生する。さらに、給油が行われる
と、燃料タンク内の油蒸気が増加するとともに燃料タン
ク内の液面も上昇する。その結果、燃料タンク内に充満
した油蒸気は、給油ノズルの吐出パイプが挿入された給
油口の隙間から大気中に放出されることになる。
【0005】しかしながら、油蒸気が大気中に放出され
ることは、望ましいことではないため、給油時に発生し
た油蒸気を回収することが検討されている。このような
油蒸気回収機能を有する給油ノズルとしては、例えば特
公平2−42760号公報により開示されたものがあ
る。この給油ノズルは、吐出パイプが燃料タンクの給油
口に挿入されると、吐出パイプの先端で開口する油蒸気
吸引管路に燃料タンク内の油蒸気が吸引され、計量機内
に油蒸気を回収するように構成されている。
【0006】また、この公報に記載された給油ノズル
は、給油用の主弁機構の他に給油される燃料タンク内に
発生する高い正圧もしくは負圧を検知したときに閉弁動
作し、且つ主弁機構が閉弁されると油蒸気回収ラインを
閉じる油蒸気用弁機構が別個に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように油蒸気の
圧力を検知する油蒸気用弁機構を有する給油ノズルで
は、給油用主弁機構のほかに油蒸気用弁機構が必要であ
るため、油蒸気吸引ラインを介して吸引された油蒸気圧
を検知するためのダイヤフラム、及びダイヤフラムの変
位により開閉する弁体等を設ける必要があり、構成が複
雑化し、給油ノズル自体が大型化して操作しづらいとい
った問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決した給油
ノズルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、給
油ホースの先端に接続され該給油ホースを介して油液が
供給されるノズル本体と、該ノズル本体の内部に設けら
れ油液が通過する流路を開閉する主弁機構と、該主弁機
構の主弁を一端側で保持し前記ノズル本体内の摺動孔内
を摺動する主弁用弁軸と、該ノズル本体の流路に連通し
て該主弁機構の弁開動作により吐出された油液を燃料タ
ンクに導く吐出パイプと、該吐出パイプに沿って設けら
れ該燃料タンクから油蒸気を油種センサに供給する油蒸
気吸引通路とを有する給油ノズルにおいて、前記油蒸気
吸引通路は、一端が前記吐出パイプの先端側に開口し他
端が前記摺動孔に開口される第1の吸引通路と一端が前
記摺動孔に開口され他端が前記油種センサに接続される
第2の吸引通路とからなり、前記主弁用弁軸の他端に
は、前記主弁機構が閉弁されているとき前記第1の吸引
通路と第2の吸引通路とを遮断し、前記主弁機構が開弁
されたとき前記第1の吸引通路と第2の吸引通路とを連
通する連通路が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0010】従って、本発明によれば、主弁用弁軸の他
端に、主弁機構が閉弁されているとき第1の吸引通路と
第2の吸引通路とを遮断し、主弁機構が開弁されたとき
第1の吸引通路と第2の吸引通路とを連通する連通路が
設けられているため、油蒸気吸引通路を開閉するための
弁を別個に設ける必要がなく、部品点数を削減して構成
の簡略化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明の第1実施例である給油ノ
ズルが適用された計量機の構成図である。給油所敷地内
に設けられた固定式の計量機1は、給油管路2の途中に
給油ポンプモータ3によって駆動される給油ポンプ4、
給油量を計測する流量計5が設けられている。また、流
量計5には、流量に比例した流量パルスを発信する流量
パルス発信器6が装着されている。
【0012】7は基端側が上記給油管路2に接続された
給油ホース、8は給油ホース7の先端に設けられた給油
ノズルを示し、この給油ノズル8はノズルレバーを開弁
操作することにより吐出パイプ23から燃料タンクに油
液を吐出する。9は計量機1の側面に設けられたノズル
掛けで、給油ノズル8が掛け外しされる部分である。こ
のノズル掛け9には、給油ノズル8の掛け外しと連動し
てオン,オフするノズルスイッチ10が設けられてい
る。従って、給油ノズル8がノズル掛け9から外される
とノズルスイッチ10はオンになり、給油作業が開始さ
れたことを示す給油作業開始信号を、また、給油ノズル
8がノズル掛け9に掛け戻されるとノズルスイッチ10
はオフとなり、給油作業が終了したことを示す給油作業
終了信号を後述する制御装置11に出力する。
【0013】12は油蒸気吸引系路で、給油ホース7に
沿って設けられた油蒸気吸引ホース12a(図1中、破
線で示す)と、油蒸気吸引ホース12aに連通された油
蒸気吸引管路12bと、地下タンク(図示せず)に連通
された油蒸気排気管路12cとからなる。
【0014】油蒸気吸引ホース12aは、一端が給油ノ
ズル8の吐出パイプ23先端まで延在し、吐出パイプ2
3先端で開口する油蒸気吸引口となっている。また、油
蒸気吸引管路12bと油蒸気排気管路12cとの間に
は、油蒸気吸引ポンプ14が配設されている。すなわ
ち、油蒸気吸引ポンプ14の吸い込み口には油蒸気吸引
管路12bの下端が接続され、油蒸気吸引ポンプ14の
排気口には油蒸気排気管路12cの上端が接続されてい
る。
【0015】15は計量機1の正面パネルに設けられた
表示装置で、給油量を表示する。さらに、制御装置11
は、例えばマイクロコンピュータよりなり、その入力側
には前述した流量パルス発信器6,ノズルスイッチ10
等と接続され、出力側は給油ポンプモータ3,油蒸気吸
引ポンプ14,表示装置15等が接続されている。そし
て、制御装置11の記憶エリア(RAM又はROM)に
は、後述する、満タン給油、プリセット給油等の制御プ
ログラムが格納されている。
【0016】ここで、給油ノズル8の構成について説明
する。尚、図2は本発明になる給油ノズル8の縦断面
図、図3は給油ノズル8の要部を拡大して示す横断面図
である。給油ノズル8のノズル本体20は、先端側開口
21内に組み込まれた主弁の弁座部材22と、吐出パイ
プ23が接続されるパイプ接続部材24とが挿入される
とともに、弁座部材22及びパイプ接続部材24内に形
成された油通路25内に負圧発生部26が設けられてい
る。また、弁座部材22に離着座する主弁体27を有す
る主弁機構28を有している。
【0017】負圧発生部26は弁座部材22の内部に設
けられており、油流路25のテーパ状の内壁に開口する
通路29と、給油時テーパ状内壁より離間し通路25を
開き、給油停止時コイルバネ30の押圧力によりテーパ
状内壁に当接するとともに通路25の開口部分を閉塞す
る弁体31とよりなる。
【0018】弁体31は上記テーパ状内壁に当接して油
流路25を閉じるテーパ状の当接部31aと、当接部3
1aより下流側に延在しパイプ接続部材24内に穿設さ
れた中央孔33に挿入された弁軸31bとよりなる。ま
た、パイプ接続部材24内に穿設された下流側の中央孔
34には吐出パイプ23の先端に設けられた空気導入孔
35に連通する空気吸引管36が接続されている。
【0019】給油ノズル8のノズルレバー39がC方向
に操作されて主弁機構28が弁開すると、図4及び図5
に示すように弁体31は流体圧力により下流側に押圧さ
れて開弁して給油が開始される。これにより、油液は油
流路25から吐出パイプ23の給油通路40へ流れ、吐
出パイプ23の先端開口から燃料タンクの給油口へ吐出
される。
【0020】その際、負圧発生部26においては、ベン
チュリ効果、即ち油液の流速により負圧が発生し、油流
路25の内壁に開口する通路29内の空気が油流路25
内に吸引される。そのため、空気導入孔35から吸引さ
れた空気は、空気吸引管36を介して通路37,38を
介して通路29に供給される。従って、給油時は負圧発
生部26で発生した負圧により空気導入孔35から空気
が吸引される。
【0021】また、給油停止時には、後述するように主
弁機構28が閉弁し、且つ弁体31が油通路25を閉塞
するため、負圧が消滅し、通路29からの空気吸引も停
止する。
【0022】また、ノズルレバー39は、基端部がノズ
ル本体20の下面側に突出した支持部41の軸42によ
り回動自在に支承されることにより、自由端状に延びる
他端側の操作端が上下方向(C,D方向)に回動可能、
かつ水平方向に揺動可能に設けられている。ノズル本体
20の軸43に軸着された連動レバー44は、一端44
aがノズルレバー39に当接し、他端44bが主弁機構
28を開閉駆動する主弁用弁軸45の係合孔46に係合
している。
【0023】また、主弁用弁軸45は、主弁体27のス
リーブ47に挿入された前側シャフト48と、係合孔4
6より後側へ延在する後側シャフト49と、後側シャフ
ト49の外周に設けられた切欠(連通路)50と、後側
シャフト49の端部に設けられ吸引ポンプ14の駆動に
より発生した負圧を受ける受圧部51とよりなる。
【0024】主弁体27のスリーブ47は、A,B方向
に延在するノズル本体20の摺動孔54に摺動自在に挿
入されており、後述するようにノズルレバー39が操作
されたとき主弁用弁軸45と一体にA,B方向に摺動し
て主弁体27を弁開又は弁閉動作させ、空気導入孔35
が液面に閉塞されて満タン検知されたときは主弁用弁軸
45と別体にA方向に摺動して主弁体27を弁閉動作さ
せる。
【0025】また、主弁用弁軸45は、コイルバネ5
2,53のバネ力により弁閉方向(A方向)に付勢さ
れ、主弁体27を弁座部材22に押圧している。そし
て、ノズルレバー39は操作端が把持されると、連動レ
バー44が時計方向に回動し、主弁用弁軸45をコイル
バネ52,53のバネ力に抗して開弁方向(B方向)に
変位させるようになっている。
【0026】ここで、給油ノズル8の給油口から油蒸気
を吸引する油蒸気吸引系路について説明する。吐出パイ
プ23の内部には、吐出パイプ23より小径な隔壁パイ
プ56が内蔵されている。この隔壁パイプ56は、給油
通路40と上流側の油蒸気吸引通路55aとを画成する
ためのものである。給油通路40は隔壁パイプ56の内
側に形成され、油蒸気吸引通路55aは吐出パイプ23
と隔壁パイプ56との間に環状の通路として形成されて
いる。
【0027】吐出パイプ23の先端と隔壁パイプ56の
先端との間は閉塞されているため、吐出パイプ23の先
端には給油通路40のみが開口している。また、吐出パ
イプ23の先端付近の外周には、燃料タンク内の油蒸気
を吸引するための油蒸気吸引孔57が複数個設けられて
いる。
【0028】一方、吐出パイプ23の基端部分はパイプ
接続部材24の外周に嵌合し、隔壁パイプ56はパイプ
接続部材24の内周に嵌合している。従って、給油通路
40は、パイプ接続部材24内の油通路25に連通し、
主弁機構28の開弁により油液を燃料タンクの給油口に
導く。また、吐出パイプ23と隔壁パイプ56との間に
形成された油蒸気吸引通路55aの基端部分には、L字
状に曲げられた連通パイプ58が接続されている。
【0029】ノズル本体20の上部には、連通パイプ5
8に連通された下流側の油蒸気吸引通路55bが形成さ
れている。この油蒸気吸引通路55bは、油蒸気を油蒸
気吸引系路12に供給するためA,B方向に延在する流
入側流路(第1の吸引通路)59と、主弁用弁軸45の
摺動位置に応じて流入側流路59と連通又は遮断される
流出側流路(第2の吸引通路)60からなる。この流入
側流路59の上流端部は上記連通パイプ58を介して吐
出パイプ23の油蒸気吸引通路55aに連通され、流入
側流路59の下流端部59aは上記主弁用弁軸45が摺
動する摺動孔54に内壁に開口している。
【0030】また、流出側流路60の上流端部60aは
上記主弁用弁軸45が摺動する摺動孔54に内壁に開口
している。この流入側流路59の下流端部59aと流出
側流路60の上流端部60aとは、主弁用弁軸45の摺
動方向であるA,B方向に所定距離離間する位置で開口
するように設けられている。
【0031】また、ノズル本体20の後部には、給油ホ
ース7が連通されて油液を供給される給油用流路61
と、油蒸気吸引ホース12aが連通されて吸引した油蒸
気を油蒸気吸引ポンプ14へ吐出する油蒸気用流路62
とが開口している。油蒸気用流路62は、主弁用弁軸4
5の受圧部51が摺動する受圧室63に連通されてい
る。この受圧室63には、主弁用弁軸45をA方向に附
勢するコイルバネ53が収納されている。
【0032】また、受圧室63は、油蒸気用流路62及
び油蒸気吸引系路12を介して油蒸気吸引ポンプ14に
連通されているため、油蒸気吸引ポンプ14が駆動され
て油蒸気を吸引する際、受圧室63に負圧が発生する。
従って、主弁用弁軸45の受圧部51に端面51aに
は、受圧室63の負圧が作用するため、受圧部51はB
方向(開弁方向)に吸引される。
【0033】そのため、主弁体27を弁座部材22から
離座させるには、コイルバネ52,53及び主弁体27
にかかる液圧から受圧部51に端面51aにかかる負圧
を差し引いた力に抗すれば良い。よって、主弁体27を
開弁動作させる際のノズルレバー39による開弁操作が
軽い力で容易に行え、握力の弱い女性でも簡単に給油操
作を行うことができる。
【0034】そして、油蒸気用流路62の途中には、流
出側流路60の下流端部が連通されている。従って、油
蒸気吸引ポンプ14が駆動されると、上記受圧室63と
同様に流出側流路60にも負圧が発生する。ノズルレバ
ー39が開弁操作されていないときは、主弁用弁軸45
がA方向に摺動して閉弁位置にあるため、主弁用弁軸4
5に設けられた切欠50は流入側流路59の下流端部5
9aに対向しているが、流出側流路60の上流端部60
aは、主弁用弁軸45の後側シャフト49により閉塞さ
れている。そのため、流入側流路59と流出側流路60
とは、主弁用弁軸45により遮断されている。
【0035】また、ノズルレバー39が開弁操作された
ときは、図4に示されるように主弁用弁軸45がB方向
に摺動して開弁位置にあるため、主弁用弁軸45に設け
られた切欠50は流入側流路59の下流端部59a及び
流出側流路60の上流端部60aに対向する。そのた
め、主弁用弁軸45が開弁位置にあるとき、流入側流路
59と流出側流路60とは、主弁用弁軸45の切欠50
により連通される。
【0036】よって、油蒸気吸引ポンプ14の駆動によ
り発生した負圧が、主弁用弁軸45の切欠50を介して
流入側流路59にも導入され、流入側流路59を介して
吐出パイプ23の油蒸気吸引通路55aにも導入され
る。その結果、燃料タンクの給油口の油蒸気は、吐出パ
イプ23の外周に設けられた油蒸気吸引孔57を通過し
て吐出パイプ23の油蒸気吸引通路55aに吸引され、
流入側流路59及び流出側流路60を通過して計量機1
の油蒸気吸引系路12を介して地下タンクに回収され
る。
【0037】このように、給油ノズル8は、主弁用弁軸
45が油蒸気を吸引するための通路を開閉する主弁機構
として機能するため、従来のように油蒸気を吸引するた
めの主弁機構を別個に設ける必要がなく、その分部品点
数が削減されると共に、コンパクトクな構成とすること
ができる。
【0038】65はレバーガードで、ノズルレバー39
を囲むようにノズル本体20の下面側に取付けられてい
る。レバーガード65の後側には、ノズルレバー39を
所定の回動位置に係止することによって主弁機構28を
開弁状態に保持する係止部66が設けられている。
【0039】給油を行う場合には、吐出パイプ23を燃
料タンクの給油口に挿入してノズルレバー39をC方向
に開弁操作する。そして、ノズルレバー39の操作端が
係止部66に係止されることにより、連動レバー44が
時計方向に回動して主弁用弁軸45、主弁体27が段階
的にB方向に摺動して主弁機構28が開弁し、油液が給
油ホース7を介して供給され吐出パイプ23より給油口
に吐出される。
【0040】図3において、71は自動閉主弁機構とし
て機能するダイヤフラムで、主弁用弁軸45の側方に配
設され、主弁用弁軸45の端部が摺動するノズル本体2
0内の摺動孔54と連通する開口部74内に設けられて
いる。75はノズル本体20の側方に設けられた開口部
74を閉蓋するキャップで、ダイヤフラム71との間は
負圧室76になっている。
【0041】77はコ字状に形成された受板で、互いに
対向する一対の対向壁77aを有し、該一対の対向壁7
7aには長孔(図示しないが周知の構成であるので、こ
こでは省略する)が形成されている。受板77は、コ字
状の背面側がばね受け78の他側に位置してダイヤフラ
ム71に固着され、コ字状の先端側がノズル本体20の
摺動孔54に隣接する凹部79に係合されている。
【0042】80は一対の棒状ローラで、軸方向の両端
が上記一対の対向壁77aに設けられた長孔に摺動自在
に嵌合され、主弁用弁軸45の前側シャフト48の側方
に設けられた凹部48a及びスリーブ47の凹部47a
に係合している。81は負圧室76内に位置してキャッ
プ75とダイヤフラム81との間に設けられたバネで、
ダイヤフラム71、受板77を介して棒状ローラ80を
前側シャフト48の凹部48aに嵌合させるように附勢
する。
【0043】上記負圧室76は、ノズル本体20に穿設
された通路82を介して前記通路38,37と連通され
ている。従って、満タン給油時、空気導入孔35が液面
で閉塞していない状態では、弁体31がA方向に変位し
ているので上記負圧発生部26での負圧発生により吐出
パイプ23先端の空気導入孔59からの空気が吐出パイ
プ23の空気吸引管36、通路37,38,29を介し
て負圧発生部26に導入される。
【0044】そのため、負圧発生部26で発生した負圧
は、空気導入孔35から供給される空気によって補償さ
れる。その結果、ダイヤフラム71はバネ81のバネ力
により変位した位置に保持される。そして、ダイヤフラ
ム71に固着された受板77の長孔に摺動自在に設けら
れた棒状ローラ80は、このバネ81のバネ力により、
主弁用弁軸45の前側シャフト48の凹部48a及びス
リーブ47の凹部47aに係合している。この結果、主
弁用弁軸45と主弁体27のスリーブ47とは棒状ロー
ラ80によって一体的に連結され、主弁用弁軸45及び
主弁体27をノズルレバー39の操作に連動させて、開
弁位置に保持している。
【0045】そして、給油口の液面の上昇とともに吐出
パイプ23先端の空気導入孔35が閉塞されると、通路
37,38,82を介して負圧室76内に負圧発生部2
6で発生した負圧が導入される。その結果、図6及び図
7に示すようにダイヤフラム71がバネ81に抗して主
弁用弁軸45から離間する方向に変位する。
【0046】そのため、ダイヤフラム71に連結された
受板77の棒状ローラ80が前側シャフト48の凹部4
8aより離間する。よって、主弁用弁軸45と棒状ロー
ラ80との係合が解除され、主弁用弁軸45はノズルレ
バー39により開弁位置に係止される。
【0047】これにより、スリーブ47と主弁体27
は、バネ52の押圧力によりノズルレバー39に係止さ
れた主弁用弁軸45から分離して弁座部材22の端面に
当接し主弁機構28を閉弁させる。ここで、制御装置1
1が満タン給油時に実行する処理につき図8のフローチ
ャートを併せ参照して説明する。
【0048】制御装置11は、ステップS1(以下「ス
テップ」を省略する)において、給油所の作業者が給油
ノズル8をノズル掛け9から外してノズルスイッチ10
aがオンになると、S2に進み、給油ポンプ4を駆動さ
せる。これにより、給油ポンプ4により圧送された油液
が給油ホース7を介して給油ノズル8に供給され、給油
ノズル8の主弁機構28を介して吐出パイプ27より燃
料タンクの給油口への給油が可能になる。
【0049】続いて、S3で油蒸気吸引ポンプ14を起
動させる。そのため、作業者が給油ノズル8の吐出パイ
プ23を燃料タンクの給油口に挿入した後、ノズルレバ
ー39をC方向に開弁操作してレバーガード65の後側
に設けられた係止部66に係止させる。
【0050】このように、ノズルレバー39が開弁操作
されたときは、図4に示されるように主弁用弁軸45が
B方向に摺動して開弁位置にある。そのため、主弁用弁
軸45の端部に設けられた主弁体27が弁座部材22か
ら離間して主弁機構28が弁開する。給油ポンプ4によ
り送液された油液は、給油ホース7を介して給油ノズル
8に供給されているため、給油ノズル8の主弁機構28
が弁開することにより燃料タンクへの給油が開始され
る。
【0051】これと共に、主弁用弁軸45に設けられた
切欠50は、流入側流路59の下流端部59a及び流出
側流路60の上流端部60aに対向する位置に移動する
ため、流入側流路59と流出側流路60とを連通する状
態に切り換わる。よって、油蒸気吸引ポンプ14の駆動
により発生した負圧は、主弁用弁軸45の切欠50を介
して流入側流路59及び吐出パイプ23の油蒸気吸引通
路55aにも導入される。そのため、上記給油開始と共
に燃料タンク内の油蒸気は、給油ノズル8の吐出パイプ
23の外周に設けられた油蒸気吸引孔57を通過して吐
出パイプ23の油蒸気吸引通路55aに吸引され、流入
側流路59及び流出側流路60を通過して計量機1の油
蒸気吸引系路12を介して地下タンクに回収される。
【0052】S4では、流量計5から流量パルスが出力
されているか否かを判定する。給油ノズル8から燃料タ
ンクに給油されている間は、流量計5は給油量を計測し
ているため、流量パルスを出力する。燃料タンクが満タ
ン状態になると、燃料タンク内の液面が給油口に達す
る。これにより、吐出パイプ23先端の空気導入孔35
が閉塞され、空気導入孔35からの空気導入が阻止され
る。その結果、負圧発生部26で発生した負圧が給油ノ
ズル8の通路37,38,82を介して負圧室76内に
導入される。よって、図6及び図7に示すようにダイヤ
フラム71がバネ81に抗して主弁用弁軸45から離間
する方向に変位する。
【0053】そのため、ダイヤフラム71に連結された
受板77の棒状ローラ80が前側シャフト48の凹部4
8aより離間するため、主弁用弁軸45と棒状ローラ8
0との係合が解除される。一方、主弁用弁軸45はノズ
ルレバー39により開弁位置に係止されているため、A
方向に摺動できない。
【0054】これにより、スリーブ47と主弁体27と
は、バネ52の押圧力によりノズルレバー39に係止さ
れた主弁用弁軸45から分離して弁座部材22に当接
し、主弁機構28は自動的に閉弁される。よって、給油
ノズル8が閉止状態となり、給油が停止し、流量計5か
らの流量パルスも停止する。
【0055】上記のように満タン給油が終了して流量計
5から流量パルスが出力されなくなると、燃料タンクか
ら油蒸気を回収する必要がないので、S4からS5に進
み、ノズルスイッチ10aがオフになったか否かを判定
する。すなわち、作業者がノズルレバー39を閉弁方向
(D方向)に回動させて給油口が抜いた給油ノズル8を
ノズル掛け9に戻すと、ノズルスイッチ10aがオフに
切り換わる。
【0056】そのため、S5において、ノズルスイッチ
10aがオフになると、S6に進み、油蒸気吸引ポンプ
14を停止させる。そして、S7では、給油ポンプ4を
停止させる。これで、一連の給油制御処理が終了する。
図9は計量機1の変形例を示す構成図である。尚、図9
において、給油ノズル8は上記構成と同一であり、前述
した図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略する。
【0057】上記吸引ポンプ14の吸引動作により吸引
された燃料タンク内の油蒸気(ベーパ)が通過する油蒸
気吸引管路12bの途中には、吸引された油蒸気の油種
を検出する油蒸気検出センサ13が配設されている。こ
の油蒸気検出センサ13は、燃料タンク内に貯留された
油種の油蒸気濃度に応じた油種検出信号を出力する可燃
性ガス用のガスセンサよりなる。また、油蒸気検出セン
サ13として使用されるガスセンサは、例えば酸化スズ
に添加剤としてパラジューム等を添加した焼結型半導体
センサよりなり、ガソリン,軽油等といったCn 2n+2
系の飽和炭化水素(ガソリン;n=4〜12,軽油;n
=7〜20)を含む炭化水素の蒸気濃度に応じて抵抗値
が変化する特性を有する。
【0058】よって、油蒸気検出センサ13は、油蒸気
吸引ホース12aから供給された油蒸気の油種により出
力電圧が変化し、油蒸気濃度に応じた電圧の油種検出信
号を制御装置11に出力する。即ち、油蒸気検出センサ
13の抵抗値はガソリン,軽油,アルコールガス(メチ
ルアルコール;CH3 OH,イソプロピルアルコール;
CH3 CH(OH)CH3 いずれも(OH)が付く)の
種類に関係なく、炭化水素のガス濃度のみに依存してお
り、ガス選択性がない。
【0059】ここで、制御装置11が満タン給油時に実
行する処理につき図10のフローチャートを併せ参照し
て説明する。制御装置11は、ステップS11におい
て、給油所の作業者が給油ノズル8をノズル掛け9から
外してノズルスイッチ10aがオンになると、S12に
進み、油蒸気吸引ポンプ14を起動させる。
【0060】作業者が給油ノズル8の吐出パイプ23を
燃料タンクの給油口に挿入した後、ノズルレバー39が
開弁操作されると、図4に示されるように主弁用弁軸4
5がB方向に摺動して開弁位置にあるため、主弁体27
が弁座部材22から離間して主弁機構28が弁開動作す
る。しかしながら、このとき給油ポンプ4は、まだ起動
されていないので、給油は開始されない。
【0061】また、主弁用弁軸45に設けられた切欠5
0は、主弁用弁軸45がB方向に摺動すると共に流入側
流路59の下流端部59a及び流出側流路60の上流端
部60aに対向して流入側流路59と流出側流路60と
を連通するように切り換わる。
【0062】よって、油蒸気吸引ポンプ14の駆動によ
り発生した負圧は、主弁用弁軸45の切欠50を介して
流入側流路59及び吐出パイプ23の油蒸気吸引通路5
5aにも導入される。そのため、燃料タンクの油蒸気
は、給油ノズル8の吐出パイプ23の外周に設けられた
油蒸気吸引孔57を通過して吐出パイプ23の油蒸気吸
引通路55aに吸引され、流入側流路59及び流出側流
路60を通過して計量機1の油蒸気吸引系路12を介し
て油蒸気検出センサ13に供給される。
【0063】S13では、油蒸気検出センサ13から油
蒸気濃度に応じた出力値を読み込み、油蒸気検出センサ
13に検出された検出値が予め設定された閾値と比較し
て油蒸気の油種を判定し、当該給油ノズル8の給油系統
の油種と燃料タンクの油種とが一致するか否かをチェッ
クする。
【0064】このS13において、油種が一致したとき
は、S14に進み、給油ポンプ4を駆動させる。これに
より、給油ポンプ4により圧送された油液が給油ホース
7を介して給油ノズル8に供給される。給油ノズル8の
主弁機構28は、既に弁開動作しているので、給油ポン
プ4により圧送された油液は、給油口に挿入された給油
ノズル8の主弁機構28を介して吐出パイプ23より燃
料タンクに油液が吐出される。
【0065】次のS15では、流量計5から流量パルス
が出力されているか否かを判定する。給油ノズル8から
燃料タンクに給油されている間は、流量計5は給油量を
計測しているため、流量パルスを出力する。燃料タンク
が満タン状態になると、燃料タンク内の液面が給油口に
達する。これにより、吐出パイプ23先端の空気導入孔
35が液面により閉塞されると、前述したようにダイヤ
フラム71がバネ81に抗して主弁用弁軸45から離間
する方向に変位して主弁用弁軸45と棒状ローラ80と
の係合が解除される。一方、主弁用弁軸45はノズルレ
バー39により開弁位置に係止されているため、A方向
に摺動できない。
【0066】これにより、スリーブ47と主弁体27と
は、バネ52の押圧力により弁座部材22に当接する位
置に摺動して、主弁機構28を閉弁させる。よって、給
油ノズル8による給油が停止し、流量計5からの流量パ
ルスも停止する。上記のように満タン給油が終了して流
量計5から流量パルスが出力されなくなると、S15か
らS16に進み、ノズルスイッチ10aがオフになった
か否かを判定する。すなわち、作業者がノズルレバー3
9を閉弁方向(D方向)に回動させて給油ノズル8をノ
ズル掛け9に戻すと、ノズルスイッチ10aがオフに切
り換わる。
【0067】そのため、S16において、ノズルスイッ
チ10aがオフになると、S17で油蒸気吸引ポンプ1
4を停止させ、S18で給油ポンプ4を停止させる。と
ころが、上記S13において、油種が不一致であると判
定されたときは、給油ポンプ4を起動させずにS19に
移行して警報を発し、作業者に報知した後、S20で油
蒸気吸引ポンプ14を停止させる。
【0068】また、本実施例では、満タン給油終了後、
給油ノズル8が給油口から抜かれても油蒸気吸引ポンプ
14を起動させているため、S6で油蒸気吸引ポンプ1
4を停止させるまでの間、外気が油蒸気吸引系路12に
導入されて油蒸気吸引系路12及び油蒸気検出センサ1
3に付着した油蒸気が除去されて油蒸気検出センサ13
の表面をクリーニングすることができる。
【0069】図11は給油ノズル8の変形例の縦断面図
である。レバーガード65の後側には、ノズルレバー3
9がD方向に回動した閉弁位置にあることを検出するマ
グネットスイッチ90が設けられている。このマグネッ
トスイッチ90は、係止部66の下方に設けられ、ノズ
ルレバー39の端部に設けられたマグネット91が近接
すると、マグネット91の磁力により閉成して検出信号
を制御装置11に出力する。
【0070】図12は上記変形例の給油ノズルを使用し
た場合に制御装置11が満タン給油時に実行するときの
フローチャートである。図12において、S21〜S2
5は、前述したS11〜S15と同様な処理なのでその
説明を省略する。
【0071】燃料タンクが満タン状態になって、主弁機
構28が閉弁動作すると、給油が停止し、流量計5から
の流量パルスも停止する。上記のように満タン給油が終
了して流量計5から流量パルスが出力されなくなると、
S25からS26に進み、油蒸気吸引ポンプ14を停止
させる。
【0072】次のS27では、マグネットスイッチ90
がオンに切り換わったかどうかをチェックする。S27
において、ノズルレバー39がD方向に回動操作されて
閉弁位置に復帰したときは、マグネットスイッチ90が
オンに切り換わるため、S28に進み、油蒸気吸引ポン
プ14を再起動させる。
【0073】これは、満タン給油終了後のクリーニング
処理であり、給油ノズル8が給油口から抜かれると、外
気が油蒸気吸引系路12に導入されて油蒸気吸引系路1
2及び油蒸気検出センサ13に付着した油蒸気を除去す
る。次のS29では、流量計5から流量パルスが出力さ
れているか否かを判定する。ノズルレバー39が閉弁位
置に操作された後、再度開弁操作されて燃料タンクに微
小流量だけ追加給油することがある。その場合、流量計
5から流量パルスが出力されるため、上記S25に戻
り、流量パルスが無くなると、S26に移行する。
【0074】しかし、S29において、流量計5から流
量パルスが出力されていないときは、S30に移行して
ノズルスイッチ10aがオフになったか否かを判定す
る。すなわち、作業者がノズルレバー39を閉弁方向
(D方向)に回動させた後、給油ノズル8をノズル掛け
9に戻すと、ノズルスイッチ10aがオフに切り換わ
る。
【0075】そのため、S30において、ノズルスイッ
チ10aがオフになると、S31で油蒸気吸引ポンプ1
4を停止させ、S32で給油ポンプ4を停止させる。と
ころが、上記S23において、油種が不一致であると判
定されたときは、給油ポンプ4を起動させずにS33に
移行して警報を発し、作業者に報知した後、S34で油
蒸気吸引ポンプ14を停止させる。
【0076】尚、上記実施例では、自動車の燃料タンク
に給油する計量機を一例として挙げたが、これに限ら
ず、他のタンクに油液を給油する構成の計量機にも適用
できるのは勿論である。また、上記実施例では、主弁用
弁軸45に設けられた切欠50により流入側流路59と
流出側流路60との間を開閉する弁機構を構成するよう
にしたが、これに限らず、切欠50の代わりにスプール
の如く主弁用弁軸45を貫通するポートにより流入側流
路59と流出側流路60との間を開閉する構成としても
良い。
【0077】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、主弁用弁
軸の他端に、主弁機構が閉弁されているとき第1の吸引
管路と第2の吸引管路とを遮断し、主弁機構が開弁され
たとき第1の吸引管路と第2の吸引管路とを連通する連
通路が設けられているため、油蒸気吸引管路を開閉する
ための弁を別個に設ける必要がなく、部品点数を削減し
て構成の簡略化を図ることができる。そのため、給油ノ
ズル全体をコンパクトな構成とすることができ、給油操
作が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油ノズルの一実施例が適用され
た計量機の概略構成を示す構成図である。
【図2】給油ノズルの縦断面図である。
【図3】給油ノズルの横断面図である。
【図4】給油ノズルの開弁動作を説明するための縦断面
図である。
【図5】給油ノズルの開弁動作を説明するための横断面
図である。
【図6】液面検知による自動閉弁動作を説明するための
縦断面図である。
【図7】液面検知による自動閉弁動作を説明するための
横断面図である。
【図8】満タン給油時に制御装置が実行する処理のフロ
ーチャートである。
【図9】計量機の変形例の縦断面図である。
【図10】計量機の変形例を使用した場合に制御装置が
実行する処理のフローチャートである。
【図11】給油ノズルの変形例の縦断面図である。
【図12】変形例の給油ノズルを使用した場合に制御装
置が実行する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 計量機 2 給油管路 4 給油ポンプ 5 流量計 7 給油ホース 8 給油ノズル 9 ノズル掛け 10 ノズルスイッチ 11 制御装置 12 油蒸気吸引系路 13 油蒸気検出センサ 14 油蒸気吸引ポンプ 20 ノズル本体 22 弁座部材 23 吐出パイプ 25 油通路 26 負圧発生部 28 主弁機構 31 弁体 35 空気導入孔 36 空気吸引管 39 ノズルレバー 40 給油通路 44 連動レバー 45 主弁用弁軸 47 スリーブ 50 切欠 51 受圧部 55a,55b 油蒸気吸引通路 59 流入側流路 60 流出側流路 61 給油用流路 62 油蒸気用流路 63 受圧室 71 ダイヤフラム 77 受板 80 棒状ローラ 90 マグネットスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油ホースの先端に接続され該給油ホー
    スを介して油液が供給されるノズル本体と、該ノズル本
    体の内部に設けられ油液が通過する流路を開閉する主弁
    機構と、該主弁機構の主弁を一端側で保持し前記ノズル
    本体内の摺動孔内を摺動する主弁用弁軸と、該ノズル本
    体の流路に連通して該主弁機構の弁開動作により吐出さ
    れた油液を燃料タンクに導く吐出パイプと、該吐出パイ
    プに沿って設けられ該燃料タンクから油蒸気を油種セン
    サに供給する油蒸気吸引通路とを有する給油ノズルにお
    いて、 前記油蒸気吸引通路は、一端が前記吐出パイプの先端側
    に開口し他端が前記摺動孔に開口される第1の吸引通路
    と一端が前記摺動孔に開口され他端が前記油種センサに
    接続される第2の吸引通路とからなり、 前記主弁用弁軸の他端には、前記主弁機構が閉弁されて
    いるとき前記第1の吸引通路と第2の吸引通路とを遮断
    し、前記主弁機構が開弁されたとき前記第1の吸引通路
    と第2の吸引通路とを連通する連通路が設けられている
    ことを特徴とする給油ノズル。
JP5739396A 1996-03-14 1996-03-14 給油ノズル Pending JPH09249299A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103771330A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 中国石油化工股份有限公司 轻质油品装车/船过程排放油气的回收装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103771330A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 中国石油化工股份有限公司 轻质油品装车/船过程排放油气的回收装置
CN103771330B (zh) * 2012-10-26 2016-06-22 中国石油化工股份有限公司 轻质油品装车/船过程排放油气的回收装置

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