JPH09247468A - 画像データの復号方法 - Google Patents
画像データの復号方法Info
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- JPH09247468A JPH09247468A JP5441696A JP5441696A JPH09247468A JP H09247468 A JPH09247468 A JP H09247468A JP 5441696 A JP5441696 A JP 5441696A JP 5441696 A JP5441696 A JP 5441696A JP H09247468 A JPH09247468 A JP H09247468A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】符号化画像データから展開したビットイメージ
データを複数ビットずつまとめてイメージバッファに書
き込むことで、処理の高速化が図れるようにする。 【解決手段】符号化画像データd1をビットイメージデ
ータd3に展開して、イメージバッファに書き込む画像
データの復号方法において、ビットイメージデータd3
の連続した同一ビットを、バイト単位などの所定数単位
毎にイメージバッファに書き込む。
データを複数ビットずつまとめてイメージバッファに書
き込むことで、処理の高速化が図れるようにする。 【解決手段】符号化画像データd1をビットイメージデ
ータd3に展開して、イメージバッファに書き込む画像
データの復号方法において、ビットイメージデータd3
の連続した同一ビットを、バイト単位などの所定数単位
毎にイメージバッファに書き込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
において使用される画像データの復号方法に関する。
において使用される画像データの復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、送信時には原稿か
ら読み取った画像データを符号化することによって圧縮
して伝送する一方、受信時には圧縮された符号化画像デ
ータを復号することによって元の画像データに再生し印
字出力するようになっている。ここに符号化方式には、
MH符号化(1次元符号化方式)やMR符号化(2次元
符号化方式)等があり、これらによりデータ圧縮を施す
ことによって、回線使用時間を低減させた効率的なデー
タ伝送を実現している。
ら読み取った画像データを符号化することによって圧縮
して伝送する一方、受信時には圧縮された符号化画像デ
ータを復号することによって元の画像データに再生し印
字出力するようになっている。ここに符号化方式には、
MH符号化(1次元符号化方式)やMR符号化(2次元
符号化方式)等があり、これらによりデータ圧縮を施す
ことによって、回線使用時間を低減させた効率的なデー
タ伝送を実現している。
【0003】図7の(a)〜(d)は、受信時の復号処
理を説明するための模式図である。ここでは、MH符号
化された画像データを復号する場合を示している。符号
化画像データは、1ライン(走査線)毎に、連続する同
種の画素を示すメイクアップ符号とターミネイティング
符号等の複数の符号語で構成されており(a)、これを
白ランまたは黒ランのランレングスデータに変換してか
ら(b)、1ビットずつビットイメージデータ(2値化
データ)に変換して(黒画素を「1」、白画素を
「0」)、イメージバッファに書き込んでいる(c)。
このビットイメージデータは、(d)に示す画像データ
を表しており、この画像が記録紙に印字出力される。
理を説明するための模式図である。ここでは、MH符号
化された画像データを復号する場合を示している。符号
化画像データは、1ライン(走査線)毎に、連続する同
種の画素を示すメイクアップ符号とターミネイティング
符号等の複数の符号語で構成されており(a)、これを
白ランまたは黒ランのランレングスデータに変換してか
ら(b)、1ビットずつビットイメージデータ(2値化
データ)に変換して(黒画素を「1」、白画素を
「0」)、イメージバッファに書き込んでいる(c)。
このビットイメージデータは、(d)に示す画像データ
を表しており、この画像が記録紙に印字出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
画像データの復号方法では、ランレングスデータをビッ
トイメージデータに展開するときに、レジスタのビット
ポインタを進めながら、レジスタにビットデータを1ビ
ットずつ書き込み、レジスタ内にデータが揃えばイメー
ジバッファに転送しているため、処理に時間がかかって
いた。
画像データの復号方法では、ランレングスデータをビッ
トイメージデータに展開するときに、レジスタのビット
ポインタを進めながら、レジスタにビットデータを1ビ
ットずつ書き込み、レジスタ内にデータが揃えばイメー
ジバッファに転送しているため、処理に時間がかかって
いた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みて提案されたも
のであり、符号化画像データから展開したビットイメー
ジデータを複数ビットずつまとめてイメージバッファに
書き込むことで、処理の高速化が図れる画像データの復
号方法を提供することを目的とする。
のであり、符号化画像データから展開したビットイメー
ジデータを複数ビットずつまとめてイメージバッファに
書き込むことで、処理の高速化が図れる画像データの復
号方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項1に記載の本発明は、符号化画像デ
ータから展開したビットイメージデータの連続した同一
ビットを、所定数単位毎にイメージバッファに書き込
む。ここに所定数単位とは、バイト単位やワード単位で
あり、ファクシミリ装置のCPUの能力などによって定
められる。なお、所定数に満たないビットがある場合に
は、従来と同様にビット毎にイメージバッファに書き込
む。
に提案される請求項1に記載の本発明は、符号化画像デ
ータから展開したビットイメージデータの連続した同一
ビットを、所定数単位毎にイメージバッファに書き込
む。ここに所定数単位とは、バイト単位やワード単位で
あり、ファクシミリ装置のCPUの能力などによって定
められる。なお、所定数に満たないビットがある場合に
は、従来と同様にビット毎にイメージバッファに書き込
む。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1のイ
メージバッファには、バイトポインタとビットポインタ
とを備え、このビットポインタから生成したマスクデー
タでマスキングした後に、バイトポインタを更新しなが
らバイト単位で、連続した同一ビットを書き込み、その
後、バイト単位で書き込めなかったビット数分、ビット
ポインタを論理右シフトする。これによって、イメージ
バッファへのビットイメージデータの書き込みが、ビッ
トポインタを1ビットずつ進めることなく、迅速に処理
できる。
メージバッファには、バイトポインタとビットポインタ
とを備え、このビットポインタから生成したマスクデー
タでマスキングした後に、バイトポインタを更新しなが
らバイト単位で、連続した同一ビットを書き込み、その
後、バイト単位で書き込めなかったビット数分、ビット
ポインタを論理右シフトする。これによって、イメージ
バッファへのビットイメージデータの書き込みが、ビッ
トポインタを1ビットずつ進めることなく、迅速に処理
できる。
【0008】ここに、バイトポインタとは次にデータを
書き込むビットを有している注目バイトを示すポインタ
であり、ビットポインタとは1バイト中の次にデータを
書き込むビットを示すポインタである。また、マスクデ
ータはビットポインタの全てのパターンのそれぞれに対
応して予め決まっており、CPUの演算処理や予め設定
されたテーブルデータによって生成される。このマスク
データには黒画素用と白画素用とを備え、例えば、イメ
ージバッファを黒のビットデータで書き換えるときに
は、黒画素用のマスクデータと論理和(OR)の演算を
行い、白のビットデータに書き換えるときには、白画素
用のマスクデータと論理積(AND)の演算を行えばよ
い。
書き込むビットを有している注目バイトを示すポインタ
であり、ビットポインタとは1バイト中の次にデータを
書き込むビットを示すポインタである。また、マスクデ
ータはビットポインタの全てのパターンのそれぞれに対
応して予め決まっており、CPUの演算処理や予め設定
されたテーブルデータによって生成される。このマスク
データには黒画素用と白画素用とを備え、例えば、イメ
ージバッファを黒のビットデータで書き換えるときに
は、黒画素用のマスクデータと論理和(OR)の演算を
行い、白のビットデータに書き換えるときには、白画素
用のマスクデータと論理積(AND)の演算を行えばよ
い。
【0009】更に、上記イメージバッファへの書き込み
はバイト単位には限定されず、複数ビットずつまとめて
できればよい。バイト単位に書き込みできなかった残り
のビットは、すでに書き込んでいるデータを、ビットポ
インタを進めるだけで、書き込むべきビットイメージデ
ータとすることができる。請求項3に記載の本発明は、
請求項1あるいは2において、符号化画像データはMH
符号データであり、このうち、メイクアップ符号を展開
したビットイメージデータは、バイトあるいはワード単
位でイメージバッファに書き込む。
はバイト単位には限定されず、複数ビットずつまとめて
できればよい。バイト単位に書き込みできなかった残り
のビットは、すでに書き込んでいるデータを、ビットポ
インタを進めるだけで、書き込むべきビットイメージデ
ータとすることができる。請求項3に記載の本発明は、
請求項1あるいは2において、符号化画像データはMH
符号データであり、このうち、メイクアップ符号を展開
したビットイメージデータは、バイトあるいはワード単
位でイメージバッファに書き込む。
【0010】即ち、メイクアップ符号は、64画素(ラ
ン長)を1単位としたデータであるので、CPUの処理
単位が、8ビット、16ビット、32ビット、64ビッ
トのいずれであっても、余りのビットを生じさせること
なく、バイトあるいはワード単位でイメージバッファへ
の書き込みができる。
ン長)を1単位としたデータであるので、CPUの処理
単位が、8ビット、16ビット、32ビット、64ビッ
トのいずれであっても、余りのビットを生じさせること
なく、バイトあるいはワード単位でイメージバッファへ
の書き込みができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。図1の(a)〜(c)は、本発
明の画像データの復号方法を模式的に示したものであ
り、ここには、ファクシミリ装置において、受信した符
号化画像データ(MH符号化データ)を復号するときの
例を示している。
実施の形態を説明する。図1の(a)〜(c)は、本発
明の画像データの復号方法を模式的に示したものであ
り、ここには、ファクシミリ装置において、受信した符
号化画像データ(MH符号化データ)を復号するときの
例を示している。
【0012】1ライン毎に、連続する同種の画素を示す
メイクアップ符号とターミネイティング符号等の複数の
符号語で構成された符号化画像データd1は、白ランま
たは黒ランのランレングスデータd2に変換され、各ビ
ットが黒画素「1」、あるいは白画素「0」であること
を示すビットイメージデータd3に展開される。このビ
ットイメージデータd3がイメージバッファに一旦書き
込まれて、記録紙に画像データとして印字出力される。
メイクアップ符号とターミネイティング符号等の複数の
符号語で構成された符号化画像データd1は、白ランま
たは黒ランのランレングスデータd2に変換され、各ビ
ットが黒画素「1」、あるいは白画素「0」であること
を示すビットイメージデータd3に展開される。このビ
ットイメージデータd3がイメージバッファに一旦書き
込まれて、記録紙に画像データとして印字出力される。
【0013】本発明では、ランレングスデータd2から
ビットイメージデータd3に展開するときに、ビットイ
メージデータd3の連続した同一ビット、つまり、各ラ
ンを所定数単位毎にイメージバッファに書き込む。即
ち、図1(c)に示すように、イメージバッファに対し
て、各バイト内の次に書き込むビット位置を示すビット
ポインタp1を変更することなく、次の書き込みバイト
位置を示すバイトポインタp2のみを更新しながら、バ
イト単位(8ビット単位)でビットイメージデータd3
を書き込む。なお、1バイトに満たない端数のビットが
ある場合には、従来と同様にビットポインタp1を1ビ
ットずつ進めながら、ビット毎に書き込む。
ビットイメージデータd3に展開するときに、ビットイ
メージデータd3の連続した同一ビット、つまり、各ラ
ンを所定数単位毎にイメージバッファに書き込む。即
ち、図1(c)に示すように、イメージバッファに対し
て、各バイト内の次に書き込むビット位置を示すビット
ポインタp1を変更することなく、次の書き込みバイト
位置を示すバイトポインタp2のみを更新しながら、バ
イト単位(8ビット単位)でビットイメージデータd3
を書き込む。なお、1バイトに満たない端数のビットが
ある場合には、従来と同様にビットポインタp1を1ビ
ットずつ進めながら、ビット毎に書き込む。
【0014】なお、ここでは、符号化画像データd1を
ランレングスデータd2に一旦変換し、ランレングスデ
ータd2をビットイメージデータd3に展開する場合を
説明したが、ランレングスデータd2への変換を行わ
ず、直接、符号化画像データd1をビットイメージデー
タd3に変換するようにすれば、処理が簡略化できると
ともに、処理時間を高速にできる。
ランレングスデータd2に一旦変換し、ランレングスデ
ータd2をビットイメージデータd3に展開する場合を
説明したが、ランレングスデータd2への変換を行わ
ず、直接、符号化画像データd1をビットイメージデー
タd3に変換するようにすれば、処理が簡略化できると
ともに、処理時間を高速にできる。
【0015】このとき、符号化画像データd1がMH符
号データであれば、メイクアップ符号は、64画素(ラ
ン長)を1単位としているので、8バイト(64ビッ
ト)毎の書換えを行えばよい。以上には、イメージバッ
ファへのビットイメージデータd3の書き込みを開始す
るビットポインタp1の位置が、書き込む対象とする注
目バイトの先頭ビットである場合を説明したが、次に、
ビットポインタp1の位置が限定されない一般的な場合
について説明する。
号データであれば、メイクアップ符号は、64画素(ラ
ン長)を1単位としているので、8バイト(64ビッ
ト)毎の書換えを行えばよい。以上には、イメージバッ
ファへのビットイメージデータd3の書き込みを開始す
るビットポインタp1の位置が、書き込む対象とする注
目バイトの先頭ビットである場合を説明したが、次に、
ビットポインタp1の位置が限定されない一般的な場合
について説明する。
【0016】この場合、イメージバッファへの複数ビッ
ト毎の書き込みを実現するために、ビットポインタp1
に対応して予め決められたマスクデータを使用する。図
2には、マスクデータの生成方法の一例を示している。
ここには、1バイトに対するビットポインタp1(a)
のデータ(8ビット)のそれぞれに対して、黒画素のビ
ットデータを書き込むための黒マスクデータ(c)と白
画素のビットデータを書き込むための白マスクデータ
(d)を生成している。
ト毎の書き込みを実現するために、ビットポインタp1
に対応して予め決められたマスクデータを使用する。図
2には、マスクデータの生成方法の一例を示している。
ここには、1バイトに対するビットポインタp1(a)
のデータ(8ビット)のそれぞれに対して、黒画素のビ
ットデータを書き込むための黒マスクデータ(c)と白
画素のビットデータを書き込むための白マスクデータ
(d)を生成している。
【0017】(c)の黒マスクデータはビットポインタ
p1が示すビット位置を含めた右側のビットを「1」に
したデータであり、(d)の白マスクデータはビットポ
インタp1が示すビット位置より左側のビットを「1」
にしたデータである。これらのデータの生成方法は限定
されないが、一例を説明すると、まず、ビットポインタ
p1のデータから1を引いたものを中間データ(b)と
して生成し、ビットポインタp1のデータと中間データ
との論理和(OR)を黒マスクデータとし、この黒マス
クデータの否定(NOT)を白マスクデータとする。
p1が示すビット位置を含めた右側のビットを「1」に
したデータであり、(d)の白マスクデータはビットポ
インタp1が示すビット位置より左側のビットを「1」
にしたデータである。これらのデータの生成方法は限定
されないが、一例を説明すると、まず、ビットポインタ
p1のデータから1を引いたものを中間データ(b)と
して生成し、ビットポインタp1のデータと中間データ
との論理和(OR)を黒マスクデータとし、この黒マス
クデータの否定(NOT)を白マスクデータとする。
【0018】黒マスクデータは、イメージバッファを黒
のビットデータで書き換えるときに、バイトポインタp
2が示す注目バイトと論理和(OR)の演算を行い、白
マスクデータは、白のビットデータに書き換えるとき
に、論理積(AND)の演算を行う。なお、これらのマ
スクデータはテーブル化してメモリに記憶させていても
よいし、CPUが毎回、ビットポインタp1から演算し
ても構わない。
のビットデータで書き換えるときに、バイトポインタp
2が示す注目バイトと論理和(OR)の演算を行い、白
マスクデータは、白のビットデータに書き換えるとき
に、論理積(AND)の演算を行う。なお、これらのマ
スクデータはテーブル化してメモリに記憶させていても
よいし、CPUが毎回、ビットポインタp1から演算し
ても構わない。
【0019】ビットイメージデータは、このマスクデー
タでマスキング(論理演算)された後に、バイトポイン
タp2を更新しながらバイト単位で、連続した同一ビッ
トが書き込まれ、その後、バイト単位で書き込みできな
かったビット数分、ビットポインタp1を論理右シフト
することで、迅速な復号を実現する。以下に図3〜5と
ともに、上記マスクデータを使用し、符号化画像データ
d1をランレングスデータd2に変換せずに、直接ビッ
トイメージデータd3に展開する復号方法について具体
的に説明する。
タでマスキング(論理演算)された後に、バイトポイン
タp2を更新しながらバイト単位で、連続した同一ビッ
トが書き込まれ、その後、バイト単位で書き込みできな
かったビット数分、ビットポインタp1を論理右シフト
することで、迅速な復号を実現する。以下に図3〜5と
ともに、上記マスクデータを使用し、符号化画像データ
d1をランレングスデータd2に変換せずに、直接ビッ
トイメージデータd3に展開する復号方法について具体
的に説明する。
【0020】図3の(a)〜(f)は、符号化画像デー
タd1のうちメイクアップ符号のみを復号する場合であ
る。ここには、メイクアップ符号が「10010」(白
128)であり、ビットポインタp1が「000100
00」(次に書き込むビット位置が4ビット目)である
ときを示している。
タd1のうちメイクアップ符号のみを復号する場合であ
る。ここには、メイクアップ符号が「10010」(白
128)であり、ビットポインタp1が「000100
00」(次に書き込むビット位置が4ビット目)である
ときを示している。
【0021】(a)には、ビットイメージデータd3を
書き込む前であるイメージバッファの状態を示してい
る。ここで「X」は復号済みのビットデータ、「Y」は
残存している処理済みのビットデータである。(a)の
ビットイメージデータd3の注目バイトと、(b)のビ
ットポインタp1のデータに対応した(c)の白マスク
データ「11100000」(図2参照)の論理積(A
ND)を演算する。この結果、ビットイメージデータd
3は(d)に示すように、注目バイトのビットポインタ
p1の示すビット位置より右側のビットを白画素のビッ
ト「0」にすることができる。
書き込む前であるイメージバッファの状態を示してい
る。ここで「X」は復号済みのビットデータ、「Y」は
残存している処理済みのビットデータである。(a)の
ビットイメージデータd3の注目バイトと、(b)のビ
ットポインタp1のデータに対応した(c)の白マスク
データ「11100000」(図2参照)の論理積(A
ND)を演算する。この結果、ビットイメージデータd
3は(d)に示すように、注目バイトのビットポインタ
p1の示すビット位置より右側のビットを白画素のビッ
ト「0」にすることができる。
【0022】次に、バイトポインタp2を更新しながら
バイト単位(図例では16バイト、128ビット/8ビ
ット)で、連続した同一ビット「0」を書き込めば、ビ
ットイメージデータd3は(e)に示すようになる。な
お、メイクアップ符号は必ずバイト単位で割り切れるこ
とから、ビットポインタp1は変更しない(f)。次
に、符号化画像データd1のうちターミネイティング符
号のみを復号する場合を図4の(a)〜(f)を用いて
説明する。
バイト単位(図例では16バイト、128ビット/8ビ
ット)で、連続した同一ビット「0」を書き込めば、ビ
ットイメージデータd3は(e)に示すようになる。な
お、メイクアップ符号は必ずバイト単位で割り切れるこ
とから、ビットポインタp1は変更しない(f)。次
に、符号化画像データd1のうちターミネイティング符
号のみを復号する場合を図4の(a)〜(f)を用いて
説明する。
【0023】ここには、ターミネイティング符号が「0
0111」(白10)であり、ビットポインタp1が
「00010000」(次に書き込むビット位置が4ビ
ット目)であるときを示している。図3の場合と同様
に、(a)のビットイメージデータd3の注目バイト
と、(b)のビットポインタp1のデータに対応した
(c)の白マスクデータ「11100000」の論理積
(AND)を演算し、ビットイメージデータd3を
(d)に示すように書き換える。
0111」(白10)であり、ビットポインタp1が
「00010000」(次に書き込むビット位置が4ビ
ット目)であるときを示している。図3の場合と同様
に、(a)のビットイメージデータd3の注目バイト
と、(b)のビットポインタp1のデータに対応した
(c)の白マスクデータ「11100000」の論理積
(AND)を演算し、ビットイメージデータd3を
(d)に示すように書き換える。
【0024】次に、バイトポインタp2を更新しながら
バイト単位(図例では1バイトのみ、10ビット/8ビ
ット=1バイト…2ビット)で、連続した同一ビット
「0」を書き込めば、ビットイメージデータd3は
(e)に示すようになる。ここで、バイト単位で割り切
れなかったビット数分(2ビット分)、ビットポインタ
p1を論理右シフトすれば(f)、このターミネイティ
ング符号を展開したすべてのビットデータのイメージバ
ッファへの書き込みが完了したことになる。
バイト単位(図例では1バイトのみ、10ビット/8ビ
ット=1バイト…2ビット)で、連続した同一ビット
「0」を書き込めば、ビットイメージデータd3は
(e)に示すようになる。ここで、バイト単位で割り切
れなかったビット数分(2ビット分)、ビットポインタ
p1を論理右シフトすれば(f)、このターミネイティ
ング符号を展開したすべてのビットデータのイメージバ
ッファへの書き込みが完了したことになる。
【0025】次に、図4で説明した復号処理を行ったあ
とに、別のターミネイティング符号を復号する場合を図
5の(a)〜(f)を用いて説明する。ここには、ター
ミネイティング符号が「0011」(黒5)であり、ビ
ットポインタp1が「00000100」(次に書き込
むビット位置が6ビット目)であるときを示している。
とに、別のターミネイティング符号を復号する場合を図
5の(a)〜(f)を用いて説明する。ここには、ター
ミネイティング符号が「0011」(黒5)であり、ビ
ットポインタp1が「00000100」(次に書き込
むビット位置が6ビット目)であるときを示している。
【0026】(a)のビットイメージデータd3の注目
バイトと、(b)のビットポインタp1のデータに対応
した(c)の黒マスクデータ「00000111」(図
2参照)の論理和(OR)を演算し、ビットイメージデ
ータd3を(d)に示すように書き換える。この例で
は、書き込むべきビットデータは1バイトに満たない
(5ビット/8ビット=0バイト…5ビット)ので、バ
イト単位の書き込みは行わず、ビットポインタp1を論
理右シフト(5ビット)する(e)。ところが本例で
は、ビットポインタp1は桁あふれ(繰上がり)するの
で、1バイト分の黒画素のビットデータ「1」を転送す
る(f)。
バイトと、(b)のビットポインタp1のデータに対応
した(c)の黒マスクデータ「00000111」(図
2参照)の論理和(OR)を演算し、ビットイメージデ
ータd3を(d)に示すように書き換える。この例で
は、書き込むべきビットデータは1バイトに満たない
(5ビット/8ビット=0バイト…5ビット)ので、バ
イト単位の書き込みは行わず、ビットポインタp1を論
理右シフト(5ビット)する(e)。ところが本例で
は、ビットポインタp1は桁あふれ(繰上がり)するの
で、1バイト分の黒画素のビットデータ「1」を転送す
る(f)。
【0027】次に、上述した本発明方法を実施するファ
クシミリ装置の内部構成を図6にブロック図で示す。こ
こでは、カット紙(定型紙)を使用する熱転写式のファ
クシミリ装置について説明する。図において、1は以下
の各部をアドレスバスABとデータバスDBで接続して
信号制御するCPU、2は電話回線Lに対する発信、着
信の網制御を行うNCU2aと、ファクシミリ通信手順
を実行し画像データなどの送受信を行なうモデム2bと
で構成された回線制御部、3は原稿画像を読み取るため
のイメージセンサ3aと、画像データのシェーディング
補正等を行う画像処理回路3bと、送信原稿を給紙、排
紙するための送信モータ3c及びモータドライバ3dと
で構成される画像読取部、4はインクリボンに熱を加え
てインクを紙に転写するためのサーマルヘッド4aと、
印字出力する画像データを一旦書き込む画像DRAM4
bと、画像DRAM4bに画像データを書き込み、サー
マルヘッド4aに印字出力を指示する論理回路を備えた
ゲートアレイ4cと、受信画像を印刷する記録紙を送る
ための受信モータ4d及びモータドライバ4eとを備え
た印字出力部、5は液晶ディスプレイ5aと操作パネル
5bとを備えた操作部、6はROM6aとRAM6bと
を備えた記憶部である。
クシミリ装置の内部構成を図6にブロック図で示す。こ
こでは、カット紙(定型紙)を使用する熱転写式のファ
クシミリ装置について説明する。図において、1は以下
の各部をアドレスバスABとデータバスDBで接続して
信号制御するCPU、2は電話回線Lに対する発信、着
信の網制御を行うNCU2aと、ファクシミリ通信手順
を実行し画像データなどの送受信を行なうモデム2bと
で構成された回線制御部、3は原稿画像を読み取るため
のイメージセンサ3aと、画像データのシェーディング
補正等を行う画像処理回路3bと、送信原稿を給紙、排
紙するための送信モータ3c及びモータドライバ3dと
で構成される画像読取部、4はインクリボンに熱を加え
てインクを紙に転写するためのサーマルヘッド4aと、
印字出力する画像データを一旦書き込む画像DRAM4
bと、画像DRAM4bに画像データを書き込み、サー
マルヘッド4aに印字出力を指示する論理回路を備えた
ゲートアレイ4cと、受信画像を印刷する記録紙を送る
ための受信モータ4d及びモータドライバ4eとを備え
た印字出力部、5は液晶ディスプレイ5aと操作パネル
5bとを備えた操作部、6はROM6aとRAM6bと
を備えた記憶部である。
【0028】本発明方法は、このような構成のファクシ
ミリ装置のCPU1によって実施される。回線制御部2
を介して符号化画像データd1を受信すると、CPU1
は記憶部6に記憶されたマスクデータを用いて1ライン
毎の復号を行い、ビットイメージデータd3をゲートア
レイ4cを通じて、イメージバッファである画像DRA
M4bに書き込んで、印字出力部4による画像データの
記録紙への印字出力を行わせる。
ミリ装置のCPU1によって実施される。回線制御部2
を介して符号化画像データd1を受信すると、CPU1
は記憶部6に記憶されたマスクデータを用いて1ライン
毎の復号を行い、ビットイメージデータd3をゲートア
レイ4cを通じて、イメージバッファである画像DRA
M4bに書き込んで、印字出力部4による画像データの
記録紙への印字出力を行わせる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載の画像データの復号方法によれ
ば、符号化画像データから展開したビットイメージデー
タの連続した同一ビットを、所定数単位毎にイメージバ
ッファに書き込むことができるので、従来のように1ビ
ットずつ書き込む場合と比べて、処理が簡略化できると
ともに、処理速度の高速化が図れる。
発明の請求項1に記載の画像データの復号方法によれ
ば、符号化画像データから展開したビットイメージデー
タの連続した同一ビットを、所定数単位毎にイメージバ
ッファに書き込むことができるので、従来のように1ビ
ットずつ書き込む場合と比べて、処理が簡略化できると
ともに、処理速度の高速化が図れる。
【0030】請求項2に記載の画像データの復号方法に
よれば、イメージバッファに対するビットポインタのデ
ータのそれぞれに対して予めマスクデータを定めておけ
ば、イメージバッファをマスクデータでマスキングした
後に、バイト単位で連続した同一ビットを転送し、その
後、バイト単位で書き込みできなかったビット数分、ビ
ットポインタを論理右シフトすれば、ビットイメージデ
ータを、従来のようにすべてのビットに対して、ビット
ポインタを1ビットずつ進めながら書き込む必要がなく
なり、処理が迅速化できる。
よれば、イメージバッファに対するビットポインタのデ
ータのそれぞれに対して予めマスクデータを定めておけ
ば、イメージバッファをマスクデータでマスキングした
後に、バイト単位で連続した同一ビットを転送し、その
後、バイト単位で書き込みできなかったビット数分、ビ
ットポインタを論理右シフトすれば、ビットイメージデ
ータを、従来のようにすべてのビットに対して、ビット
ポインタを1ビットずつ進めながら書き込む必要がなく
なり、処理が迅速化できる。
【0031】請求項3に記載の画像データの復号方法に
よれば、符号化画像データがMH符号データであれば、
このうちのメイクアップ符号を展開したビットイメージ
データを、バイトあるいはワード単位のみでイメージバ
ッファに書き込むことができる。したがって従来のよう
に、ターミネイティング符号を付加したランレングスデ
ータに一旦変換する必要がなくなるとともに、ビット毎
に書き込む場合がないので、処理が簡略化され処理速度
も高速化できる。
よれば、符号化画像データがMH符号データであれば、
このうちのメイクアップ符号を展開したビットイメージ
データを、バイトあるいはワード単位のみでイメージバ
ッファに書き込むことができる。したがって従来のよう
に、ターミネイティング符号を付加したランレングスデ
ータに一旦変換する必要がなくなるとともに、ビット毎
に書き込む場合がないので、処理が簡略化され処理速度
も高速化できる。
【図1】(a)〜(c)は、本発明に係る画像データの
復号方法を説明する模式図である(請求項1,3)。
復号方法を説明する模式図である(請求項1,3)。
【図2】マスクデータの生成方法の一例を説明する図で
ある。
ある。
【図3】(a)〜(f)は、本発明に係る画像データの
復号方法を説明する模式図である(請求項2,3)。
復号方法を説明する模式図である(請求項2,3)。
【図4】(a)〜(f)は、本発明に係る画像データの
復号方法を説明する模式図である(請求項2)。
復号方法を説明する模式図である(請求項2)。
【図5】(a)〜(f)は、本発明に係る画像データの
復号方法を説明する別の模式図である(請求項2)。
復号方法を説明する別の模式図である(請求項2)。
【図6】本発明方法を実施するファクシミリ装置の内部
構成の一例を示すブロック図である。
構成の一例を示すブロック図である。
【図7】(a)〜(d)は、従来の画像データの復号方
法を説明する模式図である。
法を説明する模式図である。
d1・・・符号化画像データ d2・・・ランレングスデータ d3・・・ビットイメージデータ 1・・・CPU 2・・・回線制御部 3・・・画像読取部 4・・・印字出力部 5・・・操作部 6・・・記憶部
Claims (3)
- 【請求項1】符号化画像データをビットイメージデータ
に展開して、イメージバッファに書き込む画像データの
復号方法において、上記ビットイメージデータの連続し
た同一ビットを、所定数単位毎に上記イメージバッファ
に書き込むことを特徴とする画像データの復号方法。 - 【請求項2】上記イメージバッファには、バイトポイン
タとビットポインタとを備え、このビットポインタから
生成したマスクデータでマスキングした後に、上記バイ
トポインタを更新しながらバイト単位で上記連続した同
一ビットを書き込み、その後、バイト単位で書き込めな
かったビット数分、上記ビットポインタを論理右シフト
することを特徴とする請求項1に記載の画像データの復
号方法。 - 【請求項3】上記符号化画像データはMH符号データで
あり、このうち、メイクアップ符号を展開したビットイ
メージデータは、バイトあるいはワード単位で上記イメ
ージバッファに書き込むことを特徴とする請求項1ある
いは2に記載の画像データの復号方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5441696A JPH09247468A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 画像データの復号方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5441696A JPH09247468A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 画像データの復号方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09247468A true JPH09247468A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12970108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5441696A Withdrawn JPH09247468A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 画像データの復号方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09247468A (ja) |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP5441696A patent/JPH09247468A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |