JPH09244257A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH09244257A
JPH09244257A JP8053378A JP5337896A JPH09244257A JP H09244257 A JPH09244257 A JP H09244257A JP 8053378 A JP8053378 A JP 8053378A JP 5337896 A JP5337896 A JP 5337896A JP H09244257 A JPH09244257 A JP H09244257A
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
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    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70791Large workpieces, e.g. glass substrates for flat panel displays or solar panels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型ガラス基板を起立状態で露光処理する。 【解決手段】 露光装置は、基板1、1’、1’’が搬
入され露光処理され搬出されるところの露光領域を有す
る。基板は、搬入手段6によって水平状態で露光領域の
第1ステーションNo.1まで搬入される(工程A)。
基板は、基板起立手段7によって起立せしめられる(工
程C)。起立した基板は、移送装置8に渡され(工程
E)、第2ステーションNo.2へ送られる(工程
A)。基板は、第2ステーションNo.2で基板保持プ
レート10に渡され(工程B)、光5の照射により露光
処理される(工程C)。露光処理後の基板は、再び移送
装置8に渡され(工程D)、第3ステーションNo.3
まで送られる。第3ステーションNo.3にて、基板は
基板横倒し手段11に渡され、基板横倒し手段11によ
って水平状態に戻される。その後、基板は搬出手段12
によって露光領域外へ搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフラットデ
ィスプレイ用のガラス基板のような大型ガラス基板を自
動的に量産するのに適した露光装置に関する。本発明は
特に、かかる露光装置における基板およびフォトマスク
の取り扱いに関する。
【0002】
【従来の技術】フォトマスクに描かれたパターンをガラ
ス基板上に形成するため、露光装置が用いられる。露光
装置は、フォトマスクと感光材が表面に付された基板と
を、互いに接触または接近した状態に配置して相互間の
位置合わせをし、フォトマスクを通して基板の感光面上
に光を照射することにより、フォトマスクのパターンを
基板上に転写する。
【0003】かかる露光装置において、従来は、基板お
よびフォトマスクが水平に配置された状態で露光処理が
行われていた。したがって、量産を目的とした自動露光
装置においても、ガラス基板は露光装置内に水平状態で
搬入され、そのままの姿勢で露光処理され、処理後、水
平状態で露光装置から搬出されていた。
【0004】しかしながら、近年、フラットディスプレ
イ用のガラス基板はますます大型化する傾向にある。大
型のガラス基板を従来のように水平状態で露光処理する
場合、次のような問題点があることが判明した。
【0005】1.ガラス基板およびフォトマスク共に自
重によってたわみが大きくなる。したがって、精度の良
い製品が得られない、 2.露光面積が増大するに伴い、露光処理用光線に高品
質の平行光線が要求される。高品質の平行光線を作り出
すためには、光軸に沿った装置の寸法が大きくならざる
を得ない。基板を水平状態で処理する場合、光軸が垂直
となるため、装置が極端な高さとなり、高さに十分な余
裕がある特殊な設置空間が必要となる、 3.水平状態に置かれた大きな基板およびフォトマスク
は、ゴミが落ちて付着しやすい、 4.装置の高さが極端に高くなるので、上部の点検が困
難になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】大型ガラス基板を水平
状態で露光処理する場合の上述した各問題点を解決する
ためには、基板を起立状態で露光処理することが有効で
ある。すなわち、そうすることにより、 1.ガラス基板およびフォトマスク共に自重によるたわ
みは無くなる、 2.露光処理用光線の光軸がほぼ水平となるので、平面
空間上で長い光路をとることができる、 3.ゴミが付着しにくい、 4.装置が平面空間に設置されるので点検が容易にな
る。
【0007】しかしながら、すべての工程において基板
およびフォトマスクを起立状態で取り扱うとなると、次
のような新たな問題が生ずる。フラットディスプレイ用
のガラス基板にとって、その感光面へのゴミや汚れの付
着は、好ましからざる重大な結果を惹き起こすものであ
り、絶対に避けねばならない。そのため、基板を保持お
よび搬送する際に接触を許されるのは、裏面のみであ
る。基板の感光すべき面に感光材を塗布する際、縁端面
にも感光材が付着されてしまうため、この縁端面に接触
することは避けねばならない。接触によって剥がれた感
光材がゴミとなって感光面に付着するおそれがあるから
である。また、大型ガラス基板を起立状態に保持して長
い距離を搬送する場合には、常に落下の危険が伴う。こ
のように、水平状態であれば裏面を支持するコンベアに
よって容易に搬送することのできる基板も、起立状態で
搬送すること、特に長い距離を搬送することは難しい。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、大型ガ
ラス基板を起立状態で露光処理し且つ基板搬送も安全確
実に行えるようにして、量産ラインに組み込み可能な露
光装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板の
露光すべき面側にフォトマスクを配置し、フォトマスク
を通して基板に光を照射することにより基板を露光する
ための露光装置であって、基板が搬入され露光処理され
搬出されるところの露光領域と、基板を水平状態で前記
露光領域まで搬入するための搬入手段と、前記露光領域
にて基板を起立させるための基板起立手段と、前記露光
領域にて起立状態の基板に対してフォトマスクを通して
光を照射するための露光処理手段と、露光処理された基
板を起立状態から水平状態へと戻すための基板横倒し手
段と、水平状態に戻された基板を前記露光領域から搬出
するための搬出手段と、を備える露光装置が提供され
る。
【0010】前記基板起立手段と前記基板横倒し手段と
は、互いに同一の構造を有するものとすることができ
る。
【0011】前記露光領域が、前記搬入手段から水平状
態の基板を受け取り、該基板が前記起立手段により起立
せしめられるところの第1ステーションと、起立状態の
基板に対して前記露光処理手段により露光処理がなされ
るところの第2ステーションと、露光処理後の基板が前
記基板横倒し手段により水平状態に戻され、前記搬出手
段に渡されるところの第3ステーションと、を備えるも
のとし、さらに、基板を前記第1ステーションおよび第
2ステーション間で移送するための第1の移送手段と、
基板を前記第2ステーションおよび第3ステーション間
で移送するための第2の移送手段とを設けるようにして
もよい。
【0012】前記基板起立手段、前記基板横倒し手段、
前記第1の移送手段および前記第2の移送手段のそれぞ
れは、基板を解放可能に保持するための基板用吸着パッ
ドを備えることができる。
【0013】前記第1の移送手段と前記第2の移送手段
とは、一体となって移動可能なように互いに連結されて
共通の移送装置を構成することができる。
【0014】前記移送装置の前記第1の移送手段および
前記第2の移送手段が有する前記基板用吸着パッドは、
第1の組の吸着パッドおよび第2の組の吸着パッドから
なるものとし、前記移送装置を、第1の位置および第2
の位置間を往復移動可能なものとし、前記移送装置が前
記第1の位置にあるときには、前記第1の組の吸着パッ
ドは前記第1ステーションに位置付けられ、且つ、前記
第2の組の吸着パッドは前記第2ステーションに位置付
けられ、また、前記移送装置が前記第2の位置にあると
きには、前記第1の組の吸着パッドは前記第2ステーシ
ョンに位置付けられ、且つ、前記第2の組の吸着パッド
は前記第3ステーションに位置付けられるように、それ
ぞれの組の吸着パッドを配置することができる。
【0015】前記基板起立手段および前記基板横倒し手
段は、自身の基板用吸着パッドをそれぞれ前記第1の移
送手段および第2の移送手段の基板用吸着パッドに対し
て相対移動させることにより、前記第1の移送手段およ
び第2の移送手段との間で基板の受け渡しをするように
構成することができる。
【0016】複数のフォトマスクを収納可能なフォトマ
スク収納手段が前記第1ステーションに配置し、前記第
1の移送手段が、選択された一枚のフォトマスクを、前
記第1ステーションと、前記露光処理手段が配置された
前記第2ステーションとの間で搬送すべく、フォトマス
クを解放可能に保持するためのフォトマスク用吸着パッ
ドを備えるようにしてもよい。
【0017】前記第1の移送手段は、起立状態のフォト
マスクの下縁端面を支持するための突起を備えることが
できる。
【0018】前記フォトマスク用吸着パッドは、起立状
態のフォトマスクの面に対して垂直方向に前進および後
退することによって、前記フォトマスク収納手段および
前記露光処理手段との間でのフォトマスクの受け渡しを
行うように構成することができる。
【0019】前記吸着パッドが、取り付けベースと、バ
ネを介して前記取り付けベースに保持された可動部材と
を備え、前記可動部材が、吸引用の穴または溝が形成さ
れた平坦な吸着面を有するものとし、前記バネは、吸着
すべき基板またはフォトマスクの面に対して垂直な方向
に沿って前記可動部材が前記取り付けベースに相対的に
移動するのを許容するように配置されるものとすること
ができる。
【0020】基板の起立状態は、垂直に対して0度ない
し15度傾斜した状態とすることができる。
【0021】基板の起立状態は、垂直としてもよい。
【0022】前記搬入手段および前記搬出手段は、水平
状態の基板の裏面における両側縁部のみを支持するよう
に構成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による露光装置に
おける基板1およびフォトマスク2の流れを示した上面
図である。第1ステーションNo.1へと水平状態で搬
送されてきた基板1は、第1ステーションNo.1にて
後述するように起立状態とされた後、第2ステーション
No.2に移送される。第2ステーションNo.2にて
露光処理手段の光源4からの光ビーム5によって露光処
理された基板1は、第3ステーションNo.3へと移送
され、そこで横倒しされて水平状態になり、搬出され
る。基板1が搬入される第1ステーションNo.1、基
板1が露光処理される第2ステーションNo.2、およ
び基板1が搬出される第3ステーションNo.3をまと
めて露光領域と総称する。
【0024】一方、フォトマスク2は、第1ステーショ
ンNo.1に配置されたフォトマスク収納手段3から取
り出されて第2ステーションNo.2へと送られ、露光
処理手段にセットされる。交換のために収納されるとき
には、フォトマスク2は逆に露光処理手段から取り外さ
れて第2ステーションNo.2から第1ステーションN
o.1のフォトマスク収納手段3へと送られる。
【0025】図2は、図1で示した基板1の流れを工程
Aから工程Eへと順を追ってさらに詳細に説明した上面
図である。
【0026】工程A:基板1の裏面における両側縁部の
みを支持するコンベア形式の搬入手段6によって水平状
態で前工程から第1ステーションNo.1へ搬入されて
きた基板1は、搬入手段6上で停止し、位置決めされ
る。一方、移送手段8は、先に第1ステーションNo.
1に到達して起立状態とされていた基板1’と、第2ス
テーションNo.2にて基板保持プレート10上で露光
処理されていた基板1’’とを既に受け取って吸着パッ
ド9により保持しており、第1ステーションNo.1お
よび第2ステーションNo.2に面した第1の位置から
第2ステーションNo.2および第3ステーションN
o.3に面した第2の位置へと移動している。吸着パッ
ド9は、真空源と選択的に連通可能であり、負圧によっ
て基板1を解放可能に保持することができる。基板保持
プレート10も、吸着パッド9と同様にして基板1を解
放可能に保持するために、真空源と選択的に連通可能と
されている。なお、第1ステーションNo.1および第
3ステーションNo.3においてそれぞれ配置される基
板起立手段7および基板横倒し手段11にも、吸着パッ
ド9と同様の吸着パッド7’および吸着パッド11’が
4つずつ備えられている。
【0027】工程B:第2ステーションNo.2におい
て、基板保持プレート10が、露光処理手段に既にセッ
トされているフォトマスク2に向かって前進する。前進
途中で、基板保持プレート10は、基板1’を移送装置
8から受け取り、さらに前進してフォトマスク2に接近
した図示位置となる。図示位置にて、基板1’とフォト
マスク2との位置合わせが行われる。
【0028】工程C:第1ステーションNo.1では、
搬入手段6上の基板1の下方に水平状態で位置していた
基板起立手段7が、後に詳述するように弧を描くように
上昇することにより、基板1を吸着パッド7’で保持し
ながら搬入手段6から持ち上げ、さらに起立状態とす
る。この場合の起立状態とは、垂直に対して0度ないし
15度傾斜した状態であることが望ましく、ここに開示
する実施例では0度すなわち垂直状態とする。第2ステ
ーションNo.2では、光ビーム5の照射により基板保
持プレート10上の基板1’に対して露光処理が行われ
る。また、第3ステーションNo.3では、搬入手段6
と同様の構成を有する搬出手段12の下方に水平状態で
位置していた基板横倒し手段11(基板起立手段と同様
の構成とすることができる)が弧を描くように上昇す
る。移送装置8を通過するとき、露光処理済みの基板
1’’を移送装置8から受け取る。受け取った基板
1’’を吸着パッド11’で保持したまま、基板横倒し
手段11はさらに前進した後に停止する。
【0029】工程D:移送装置8は、第2の位置から第
1の位置へと移動する。次いで、第2ステーションN
o.2では、基板保持プレート10が後退し、移送装置
8を通過するときに露光済みの基板1’を移送装置8へ
と渡す。その後、移送装置8は、移送装置8の移動に支
障のない位置まで後退して停止する。また、第3ステー
ションNo.3では、基板横倒し手段11が露光済み基
板1’’を保持したまま垂直位置から水平位置へと戻
り、基板1’’を搬出手段12上に載せる。
【0030】工程E:第1ステーションNo.1では、
基板起立手段7が垂直位置から水平位置へと戻る途中
で、未露光の基板1を移送装置8の吸着パッド9へと渡
す。一方、第3ステーションNo.3では、露光済みの
基板1’’が搬出手段12によって次工程へと搬出され
る。
【0031】次いで、移送装置8が第1の位置から第2
の位置へと移動し、新たな基板が搬入手段6によって第
1ステーションNo.1へと搬送されてくれば、工程A
の状態となる。以下、各工程を繰り返すことにより、次
々と基板を露光処理することができる。
【0032】このように、露光領域に搬入するまで、お
よび搬出時以降は基板を水平状態で取り扱い、露光作業
を行うときにのみ基板を起立状態で取り扱うことによ
り、安全確実な搬送作業の実現と、基板の大型化による
前述した弊害の克服という二つの条件を満足させること
ができる。
【0033】また、以上に説明したように、各ステーシ
ョンでは同時に異なる作業が行われるため、基板は搬入
されてから搬出されるまでに無駄な待ち時間なしで連続
的に取り扱われる。したがって非常に生産性の高い自動
露光装置を提供することができる。
【0034】なお、移送装置8は、図2で見て左側の部
分および右側の部分をそれぞれ第1の移送手段および第
2の移送手段として分離してもよい。この場合、第1の
移送手段は、第1の組の吸着パッドにより保持した基板
を第1ステーションおよび第2ステーション間で移送す
るための専用移送手段であり、第2の移送手段は、第2
の組の吸着パッドにより保持した基板を第2ステーショ
ンおよび第3ステーション間で移送するための専用手段
となる。第1の移送手段および第2の移送手段は、互い
に同期させて駆動させてもよいし、互いに独立して駆動
されるものとしてもよい。しかしながら、図示実施例の
ごとく、第1の移送手段と第2の移送手段とが互いに連
結されて共通の移送装置8を構成し、一体となって単一
の駆動装置によって各ステーション間のピッチで往復移
動可能なようにすることが、構造および操作の簡略化、
自動化の容易性の点で望ましい。
【0035】図3の(I)および(II)は、各ステー
ションにおける基板1のさらに詳細な取り扱いを説明す
るとともに、フォトマスク2の受け渡し動作についても
説明するためのものである。AないしFは、その順序で
行われる各工程を示すが、図2における工程AないしE
と対応するものではない。また、図3では、工程Aない
しCは第1ステーションNo.1での動作、工程Dない
しFは第2ステーションNo.2での動作をそれぞれ示
す。
【0036】図3の(I)は、基板1が第1ステーショ
ンNo.1から第2ステーションNo.2へと送られる
ときの動作を各機構の下部構造で示すものである。移送
装置8は、第1ステーションNo.1ないし第3ステー
ションNo.3間にわたって設けられたレール13上を
スライドするベース14と、該ベース14上にレール1
3と直交するように設けられたレール15とを備える。
移送装置8はさらに、このレール15上をスライドする
ベース16と、該ベース16に取り付けられた基板用吸
着パッド9およびフォトマスク用吸着パッド19とを備
えている。図3(I)の工程AないしCにおいて、基板
起立手段7は、垂直状態で図示されている。第2ステー
ションNo.2における各工程を示すD、EおよびFで
は、基板1および移送手段8とともに、これらに対向す
るように位置しているフォトマスク2、フォトマスク用
フレーム22、フォトマスク保持器20、21および基
板保持プレート10が示されている。次に、図3(I)
における各工程の動作を説明する。
【0037】工程A:基板起立手段は、吸着パッド7’
により基板1を保持しながら、弧を描いて水平位置から
垂直位置へと移動している。その後、移送装置8も、第
2ステーションNo.2および第3ステーションNo.
3に対面した第2の位置から、第1ステーションNo.
1および第2ステーションNo.2に対面した第1の位
置へと移動している。
【0038】工程B:基板起立手段7は、水平位置へと
戻るため、弧を描いて後退する途中である。基板起立手
段7の吸着パッド7’の吸着面と移送装置8の基板用吸
着パッド9の吸着面とがほぼ一致した図示位置におい
て、基板起立手段7の動きは一旦停止せしめられる。こ
の時点で、移送装置8の吸着パッド9が負圧とされ、一
方、基板起立手段7の吸着パッド7’が大気圧または陽
圧とされることにより、基板1は基板起立手段7にはも
はや保持されず、移送装置8によって保持されることに
なる。
【0039】工程C:基板起立手段7が水平位置へと向
かって再び後退し始め、基板1から遠ざかる。その後、
移送装置8は第1の位置から第2の位置へと移動する。
【0040】工程D:第2の位置で停止した移送装置8
の吸着パッド9に保持された基板1は、第2ステーショ
ンNo.2において露光処理手段の基板保持プレート1
0およびフォトマスク2に対向する。
【0041】工程E:基板保持プレート10が、基板1
に向かって前進し、該基板保持プレート10の基板側の
面が移送装置8の吸着パッド9の吸着面とほぼ一致する
ようになった図示位置で一旦停止せしめられる。この時
点で、基板保持プレート10の基板側の面に設けた複数
の吸着用穴または溝(図示せず)に負圧が作用され、一
方、移送装置8の吸着パッド9が大気圧または陽圧とさ
れることにより、基板1は移送装置8による保持から基
板保持プレート10による保持へと移行する。
【0042】工程F:基板1を保持した基板保持プレー
ト10は、フォトマスク2に向かってさらに前進し、所
定の位置で停止せしめられることにより、基板1とフォ
トマスク2とは互いに接近または接触した関係になる。
この状態で、基板1とフォトマスク2との位置合わせが
なされ、その後、露光処理が行われる。
【0043】図3(I)の工程AないしFにおいて、移
送装置8の吸着パッド9および19を支持しているベー
ス16は、基板1の受け渡しの際には静止しており、む
しろ基板起立手段7および基板保持プレート10が移送
装置8に対して前後(図3(I)において左右)方向に
動くことにより、基板1の受け渡しが行われる。
【0044】図3(II)は、フォトマスク2が第1ス
テーションNo.1から第2ステーションNo.2へ送
られてフォトマスク用フレーム22に装着される工程A
ないしFを、各機構の下部構造で示すものである。な
お、図3(I)および(II)において、各機構の上部
構造は、図示された下部構造とほぼ対称であると考えて
よい。
【0045】図3(II)の場合、図3(I)の場合と
異なり、移送装置8のフォトマスク用吸着パッド19を
支持するベース16が前後(図3(II)で左右)方向
に動くことにより、フォトマスク2の受け渡しが行われ
る。また、図3(II)の工程AないしFは、図3
(I)における工程AないしFとは対応しない。以下、
図3(II)の各工程について説明する。
【0046】工程A:第1ステーションNo.1におい
て、移送装置8の前方には、フォトマスクホルダ23が
配置されている。フォトマスクホルダ23には、フォト
マスク収納手段3(図1)から取り出された一枚のフォ
トマスク2が垂直状態で保持されている。
【0047】工程B:移送装置8のフォトマスク用吸着
パッド19を支持するベース16がフォトマスク2に向
かって前進し、該吸着パッド19の吸着面がフォトマス
ク2の対向面とほぼ一致した位置で停止せしめられる。
この時点で、吸着パッド19に負圧が作用され、同時に
フォトマスクホルダ23のロッド23’が後退する。こ
れにより、フォトマスク2は、吸着パッド19による吸
着力によって保持されるとともに、該吸着パッド19の
下端に設けた支持用突起19’によって、支持される。
【0048】工程C:移送装置8のベース16は、フォ
トマスク2を保持したまま後退する。この後、移送装置
8が第1の位置から第2の位置へと移動することによ
り、フォトマスク2は第2ステーションNo.2へ送ら
れる。
【0049】工程D:移送装置8に保持されながら第2
ステーションNo.2へと移動されたフォトマスク2の
前方には、一対のクランプ部材を構成するフォトマスク
保持器20および21を有するフォトマスク用フレーム
22が配置されている。この時点において、フォトマス
ク保持器20および21は開いた位置、すなわち後退し
た位置にある。
【0050】工程E:ベース16がフォトマスク用フレ
ーム22に向かって前進し、フォトマスク保持器20お
よび21のクランプ位置で停止する。保持器20および
21がフォトマスク2の縁をクランプし、同時に移送装
置8のフォトマスク用吸着パッド19に大気圧または陽
圧が作用される。
【0051】工程F:ベース16が後退し、フォトマス
ク用フレーム22のみによってフォトマスク2が保持さ
れる。
【0052】このように、工程AないしFによって、フ
ォトマスク2をフォトマスク用フレーム22に取り付け
ることができる。また、これとは逆の順序の動作を行う
ことによって、フォトマスク2をフォトマスク用フレー
ム22から取り外して第1ステーションNo.1へと戻
すこともできる。
【0053】図3(I)および(II)は、共通の移送
装置8を用いて基板1およびフォトマスク2の双方を取
り扱うことができることを示している。
【0054】図4は、基板起立手段7、基板横倒し手段
11および移送装置8に設けられるそれぞれの吸着パッ
ド7’、11’、9および19に共通する構造を横断面
で示している。吸着パッド7’、11’、9および19
は、平坦な吸着面27を有する可動部材25と、取り付
けベース25’と、該可動部材25および取り付けベー
ス25’間に配置されたバネ26とを備える。平坦な吸
着面27には、負圧配管接続口24を介して負圧源(図
示せず)と連通する吸引用の穴または溝27’が形成さ
れている。取り付けベース25’と該取り付けベース2
5’に保持される可動部材25との間にバネ26を介在
させたことにより、吸着すべき基板1またはフォトマス
ク2の面に対して垂直な方向に沿って可動部材25が取
り付けベース25’に相対的に移動することができる。
かかる構成をとることにより、吸着パッド7’、1
1’、9および19が基板1またはフォトマスク2に当
接するときに、バネ26の緩衝作用を利用して該基板ま
たはフォトマスクに過大な力が加えられるのを避けるこ
とができる。
【0055】図5および図6は、それぞれ、基板起立手
段7およびその駆動機構の側面図および正面図である。
基板横倒し手段11およびその駆動機構も、同じ構造を
とることができる。ベース34は、搬入手段6の支持手
段を兼ねている。搬入された基板1は、搬入手段6上の
所定の位置で停止され、図示しない適当な位置決め手段
により位置決めされる。この基板1の下方に位置する基
板起立手段7は、互いに直列に配置されたエアシリンダ
30および31の作用によって上昇せしめられ、基板1
を搬入手段6上から二点鎖線の位置まで持ち上げる。こ
のとき、案内ロッド33によって動きが確実に案内され
る。基板1が持ち上げられるのと同時に、基板用吸着パ
ッド7’に負圧が加えられ、基板1は基板起立手段7に
吸着保持される。
【0056】アーム29は、一端をピン28によってベ
ース34に枢着され、他端によって基板起立手段7を支
持している。アーム29の中間点には、一端をベース3
4に枢着されたエアシリンダ32の他端が枢着されてい
る。基板1を持ち上げて保持している基板起立手段7
は、エアシリンダ32を伸長せしめることにより、基板
1とともに弧を描いて上昇し、二点鎖線で示した起立位
置をとる。同様の構造を有する基板横倒し手段11およ
びその駆動機構においては、エアシリンダ32を短縮せ
しめることにより、起立状態の基板横倒し手段11は、
保持していた基板1とともに弧を描いて下降し、水平状
態となる(図示せず)。
【0057】吸着パッド7’、11’は、少なくとも4
カ所に設けることが望ましい。
【0058】移送装置8の実施例を図7、図8および図
9に示す。図7に示すように、横に長いフレーム35の
上下のフレーム部材のそれぞれの内側に、移送装置8の
移動を案内するためのレール13が設けられる。このレ
ール13上をスライドするベース14上に、該レール1
3と直交して紙面に垂直な方向に延びるレール15を設
ける。該レール15上をスライドするベース16には、
基板用吸着パッド9およびフォトマスク用吸着パッド1
9が取り付けられる。
【0059】基板用吸着パッド9およびフォトマスク用
吸着パッド19を取り付けた上下のベース16からなる
ブロックは、左右2カ所に設けられ、それぞれのブロッ
クが第1の移送手段および第2の移送手段を構成する。
図7においてはそれぞれのブロックが第1ステーション
No.1および第2ステーションNo.2に位置付けら
れている。双方のブロックは連結棒45によって互いに
連結されており、一体に移動可能である。各ブロック
は、上下対称構造とされている。
【0060】左右のブロックすなわち第1の移送手段お
よび第2の移送手段を一体に連結してなる移送装置8
は、単一の駆動装置により駆動され、第1ステーション
No.1および第2ステーションNo.2に面した第1
の位置と、第2ステーションNo.2および第3ステー
ションNo.3に面した第2の位置との間を往復移動す
る。この駆動装置は、モータ36、回転シャフト37、
プーリ38、38’およびベルト39からなる。シャフ
ト37は、第1ステーションNo.1および第2ステー
ションNo.2間に配置されたモータ36から上方に延
びており、シャフト37の上下端にそれぞれプーリ38
が固着されている。一方、第2ステーションNo.2お
よび第3ステーションNo.3間においてプーリ38に
対応する上下位置に被駆動側のプーリ38’がそれぞれ
設けられている。上側および下側のそれぞれにおいて左
右のプーリ38および38’間にベルト39が掛けられ
る。金具40が、連結棒45とベルト39とを部分的に
固着するように設けられる。左右のプーリ38および3
8’間の距離は、移送装置8が第1の位置と第2の位置
との間を十分に移動できるように設定されている。
【0061】以上の構造によって、相隣接する2つのス
テーションにそれぞれ面するように位置づけられた移送
装置8の各ブロック(第1の移送手段および第2の移送
手段)は、モータ36の駆動によって、隣接ステーショ
ン間のピッチを一体となって往復移動し、基板1を移送
することができる。
【0062】一方、移送装置8にはフォトマスク2を移
送するための機構も設けられている。前述したように、
ブロックのベース16は、フォトマスク2の受け渡しの
際に、フォトマスクの移送方向に対して直交する方向に
前進および後退する。図7および図8に示すように、第
1ステーションNo.1にある移送装置8のブロック
(第1の移送手段)の上下のベース16上にはローラ1
7が取り付けられており、該ローラ17は、フォーク1
8の開口部にはまり込んでいる。このフォーク18は、
フレーム35の左端近くで上下に延びたシャフト43上
に固着されており、左側のブロック(第1の移送手段)
の上下のベース16上のローラ17のそれぞれに対応す
る高さ位置に位置づけられている。
【0063】シャフト43の下端にはアーム46の一端
が固着されており、該アーム46の他端には駆動用のエ
アシリンダ42が取り付けられている。該エアシリンダ
42を伸長させることによって、フォーク18が回転
し、該フォーク18の開口部にはまり込んでいるローラ
17をベース16とともに前方に押し出す。このように
して、左側のブロック(第1の移送手段)のベース16
が、第1ステーションNo.1にセットされたフォトマ
スク2に向かって前進し、ベース16上の吸着パッド1
9がフォトマスク2の上下縁に接触して該フォトマスク
2を吸着保持することができる(図9)。エアシリンダ
42を短縮させれば、ベース16はフォトマスク2を保
持したまま後退する。その後、移送装置8を右方へ移動
させることにより、左側のブロック(第1の移送手段)
は、フォトマスク2を第2ステーションNo.2へと送
ることができる。
【0064】第3ステーションNo.3でも第1ステー
ションNo.1の場合と同様にフォトマスク2を操作す
る必要があるのなら、移送装置8の右側のブロック(第
2の移送手段)のベース16を前進および後退させるこ
とができるよう、フォーク18およびローラ17を用い
た機構を、図7および図8に示すように、第3ステーシ
ョンNo.3においても構成すればよい。
【0065】一方、第2ステーションNo.2で移送装
置8のブロックを前進および後退させるための機構は、
図3(II)の工程D、EおよびF、図7ならびに図1
0に示されている。この機構は、概略的に説明すれば、
ベース16上に設けられたローラ17と、該ローラ17
を移送装置8の移送方向に沿ってスライド可能に受け入
れる溝を備え、第2ステーションNo.2に配置された
断面U字形部材44とからなる。第2ステーションN
o.2に位置づけられた移送装置8のブロックのベース
16上に設けられたローラ17を溝に受け入れた状態
で、断面U字形部材44を前後動させれば、該ブロック
のベース16を前進および後退させることができる。
【0066】図10は、基板1の送り方向に沿って見た
第2ステーションNo.2の断面図である。図10に
は、基板1を保持するための機構、フォトマスク2を保
持するための機構および移送装置の構造と、これらの相
対的な位置関係とが示されている。移送装置8のフレー
ム35は、連結ロッド48を介してベース49に取り付
けられている。フレーム35に関してベース49と反対
側には、フォトマスク2をXYθ方向に移動させるため
の機構47を介してフォトマスク用フレーム22がフレ
ーム35に取り付けられている。
【0067】基板保持プレート10は、補助プレート5
5に固定されており、該補助プレート55は、バネ装置
53を介して、前後方向(図10で左右方向)に移動可
能なプレート56に連結されている。このプレート56
は、該プレート56に固定された直進案内ロッド57
と、ベース49に固定されて該ロッド57をスライド可
能に収容しているブッシュ57’とによって案内されな
がら、互いに直列に連結されたエアシリンダ50および
51を選択的に作動させることによって、前後進3位置
に動くことができる。したがって、基板保持プレート1
0も前後進3位置に移動可能である。
【0068】基板保持プレート10が自重により下方へ
移動するのを防ぐため、基板保持プレート10の左右両
端側にバネ54を設け、基板保持プレート10の自重と
バランスさせるようにしている。
【0069】さらに、基板保持プレート10の左右両端
側において、補助プレート55に位置決めピン59を複
数(図示実施例ではそれぞれの側に2本ずつ)設けると
ともに、フォトマスク用フレーム22のためのベースプ
レート60に、該ピン59に対応する位置にてガイド穴
61を設ける。基板保持プレート10が基板1を保持し
たまま前進し、フォトマスク2に接近したとき、ピン5
9がガイド穴61内にはまり、基板保持プレート10と
ベースプレート60との相対位置が決まる。
【0070】この位置決めピン59をテーパーピンと
し、ガイド穴61も対応するテーパー穴とすれば、基板
保持プレート10とベースプレート60との相対位置合
わせが達成されるとともに、フォトマスク2と基板1と
が互いに接近して配置されるときの両者間のギャップ量
を常に一定にするストッパとしてテーパーピン59およ
びテーパー穴61を利用することができる。
【0071】また、テーパーピン59を補助プレート5
5に螺合するように取り付け、その突出長さを調節でき
るようにすれば、フォトマスク2と基板1との間のギャ
ップ量は調節が可能になる。さらに、テーパーピン59
をモータ等(図示せず)で回転させることにより該ピン
59の突出長さを変更できるようにし、ギャップセンサ
と組み合わせることにより、自動ギャップ調節を行うこ
ともできる。
【0072】また、テーパー穴61は、ベアリング(図
示せず)を介してベースプレート60に形成するように
し、テーパー穴61が回転自在となるようにすることが
望ましい。
【0073】また、テーパーピン59の代わりに、拡大
された先端が球面形状をしたピンまたはロッドを使用し
てもよい。この場合には、基板保持プレート10の傾斜
が調整される際に、ピンまたはロッドに無理な力が加わ
るのを防ぐことができる。
【0074】第2ステーションNo.2において移送装
置8のブロックのベース16の前進および後退を行わせ
る機構において、前述した断面U字形部材44の前後運
動は、上下の断面U字形部材44に取り付けたロッド5
8をプレート70によって互いに連結し、該プレート7
0をエアシリンダ52によって駆動することによって行
われる。ロッド58の運動は、ベース49に固着されて
該ロッド58をスライド可能に受け入れるブッシュ5
8’によって案内される。
【0075】なお、基板用吸着パッドの位置は、基板の
大きさに応じて上下左右に移動できるようにすることが
好ましい。このための機構は、手動で操作されるような
ものでもよいし、自動的に作動せしめられるものでもよ
い。
【0076】また、図示実施例では、フォトマスクの下
縁を支持するための支持用突起19’をフォトマスク用
吸着パッド19に設けたが、特に重量のある大型基板を
扱う場合には、該基板の下縁を支持するための基板支持
用突起を同様にして基板用吸着パッド9に設けるように
してもよい。
【0077】また、図示実施例では、フォトマスク収納
手段3を第1ステーションNo.1に配置したが、これ
を第3ステーションNo.3に配置し、移送手段8を利
用して第2ステーションと第3ステーションとの間でフ
ォトマスクを取り扱うようにすることもできる。
【0078】
【発明の効果】本発明の露光装置によれば、大型ガラス
基板を起立状態で露光処理することにより、大型基板ゆ
えに従来の水平配置方式であれば生ずるであろう欠点を
克服することができるとともに、基板搬送時は水平配置
方式を採用することによって、高い信頼性を有する大型
ガラス基板製品を提供することを可能とする。さらに、
量産ラインに組み込み可能な自動露光装置としての適用
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置における基板およびフォ
トマスクの流れを示す概略上面図。
【図2】本発明による露光装置における基板の受け渡し
を工程Aから工程Eへと順を追って示す上面図。
【図3】(I)は本発明の露光装置における移送装置を
用いて行われる基板の受け渡し動作を説明する図。(I
I)は本発明の露光装置における移送装置を用いて行わ
れるフォトマスクの受け渡しを説明する図。
【図4】吸着パッドの横断面図。
【図5】基板起立手段およびその駆動機構の側面図。
【図6】基板起立手段およびその駆動機構の正面図。
【図7】移送装置の正面図。
【図8】移送装置の上面図。
【図9】移送装置の第1ステーションにおける部分の断
片上面図であり、ブロックが前方に移動した状態を示
す。
【図10】本発明の露光装置の第2ステーションにおけ
る横断面図。
【符号の説明】
1,1’,’’ 基板、2 フォトマスク、3 フォト
マスク収納手段、4 光源、5 光ビーム、6 搬入手
段、7 基板起立手段、7’ 基板用吸着パッド、8
移送手段、9 基板用吸着パッド、10 基板保持プレ
ート、11 基板横倒し手段、11’ 基板用吸着パッ
ド、12 搬出手段、13 レール、14ベース、15
レール、16 ベース、17 ローラ、18 フォー
ク、19フォトマスク用吸着パッド、19’ 支持用突
起、20,21 フォトマスク保持器、22 フォトマ
スク用フレーム、23 フォトマスクホルダ、23’ロ
ッド、24 負圧配管接続口、25 可動部材、25’
取り付けベース、26 バネ、27 吸着面、27’
溝、28 ピン、29 アーム、30,31,32
エアシリンダ、33 案内ロッド、34 ベース、35
フレーム、36 モータ、37 回転シャフト、3
8,38’ プーリ、39 ベルト、40金具、42
エアシリンダ、43 シャフト、44 断面U字形部
材、45連結棒、46 アーム、47 XYθ方向に移
動させるための機構、48 連結ロッド、49 ベー
ス、50,51,52 エアシリンダ、53 バネ装
置、54 バネ、55 補助プレート、56 プレー
ト、57 ロッド、57’ ブッシュ、58 ロッド、
58’ ブッシュ、59 ピン、60 ベースプレー
ト、61 穴、70 プレート、No.1 第1ステー
ション、No.2 第2ステーション、No.3 第3
ステーション。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の露光すべき面側にフォトマスクを
    配置し、フォトマスクを通して基板に光を照射すること
    により基板を露光するための露光装置であって、 基板が搬入され露光処理され搬出されるところの露光領
    域と、 基板を水平状態で前記露光領域まで搬入するための搬入
    手段と、 前記露光領域にて基板を起立させるための基板起立手段
    と、 前記露光領域にて起立状態の基板に対してフォトマスク
    を通して光を照射するための露光処理手段と、 露光処理された基板を起立状態から水平状態へと戻すた
    めの基板横倒し手段と、 水平状態に戻された基板を前記露光領域から搬出するた
    めの搬出手段と、を備える露光装置。
  2. 【請求項2】 前記基板起立手段と前記基板横倒し手段
    とが互いに同一の構造を有している、請求項1記載の露
    光装置。
  3. 【請求項3】 前記露光領域が、前記搬入手段から水平
    状態の基板を受け取り、該基板が前記起立手段により起
    立せしめられるところの第1ステーションと、起立状態
    の基板に対して前記露光処理手段により露光処理がなさ
    れるところの第2ステーションと、露光処理後の基板が
    前記基板横倒し手段により水平状態に戻され、前記搬出
    手段に渡されるところの第3ステーションと、を備えて
    おり、 基板を前記第1ステーションおよび第2ステーション間
    で移送するための第1の移送手段と、 基板を前記第2ステーションおよび第3ステーション間
    で移送するための第2の移送手段と、がさらに設けられ
    ている、請求項1または2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記基板起立手段、前記基板横倒し手
    段、前記第1の移送手段および前記第2の移送手段のそ
    れぞれが、基板を解放可能に保持するための基板用吸着
    パッドを備えている、請求項3記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の移送手段と前記第2の移送手
    段とが一体となって移動可能なように互いに連結されて
    共通の移送装置を構成している、請求項4記載の露光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記移送装置の前記第1の移送手段およ
    び前記第2の移送手段が有する前記基板用吸着パッド
    は、第1の組の吸着パッドおよび第2の組の吸着パッド
    からなり、 前記移送装置は、第1の位置および第2の位置間を往復
    移動可能であり、 前記移送装置が前記第1の位置にあるときには、前記第
    1の組の吸着パッドは前記第1ステーションに位置付け
    られ、且つ、前記第2の組の吸着パッドは前記第2ステ
    ーションに位置付けられ、また、前記移送装置が前記第
    2の位置にあるときには、前記第1の組の吸着パッドは
    前記第2ステーションに位置付けられ、且つ、前記第2
    の組の吸着パッドは前記第3ステーションに位置付けら
    れるように、それぞれの組の吸着パッドが配置されてい
    る、請求項5記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記基板起立手段および前記基板横倒し
    手段は、自身の基板用吸着パッドをそれぞれ前記第1の
    移送手段および第2の移送手段の基板用吸着パッドに対
    して相対移動させることにより、前記第1の移送手段お
    よび第2の移送手段との間で基板の受け渡しをするよう
    になされている、請求項4ないし6のいずれかに記載の
    露光装置。
  8. 【請求項8】 複数のフォトマスクを収納可能なフォト
    マスク収納手段が前記第1ステーションに配置されてお
    り、 前記第1の移送手段が、選択された一枚のフォトマスク
    を、前記第1ステーションと、前記露光処理手段が配置
    された前記第2ステーションとの間で搬送すべく、フォ
    トマスクを解放可能に保持するためのフォトマスク用吸
    着パッドを備えている、請求項4ないし7のいずれかに
    記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の移送手段が、起立状態のフォ
    トマスクの下縁端面を支持するための突起を備えてい
    る、請求項8記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記フォトマスク用吸着パッドは、起
    立状態のフォトマスクの面に対して垂直方向に前進およ
    び後退することによって、前記フォトマスク収納手段お
    よび前記露光処理手段との間でのフォトマスクの受け渡
    しを行うようになされている、請求項8または9記載の
    露光装置。
  11. 【請求項11】 前記吸着パッドが、取り付けベース
    と、バネを介して前記取り付けベースに保持された可動
    部材とを備えており、前記可動部材は、吸引用の穴また
    は溝が形成された平坦な吸着面を有しており、前記バネ
    は、吸着すべき基板またはフォトマスクの面に対して垂
    直な方向に沿って前記可動部材が前記取り付けベースに
    相対的に移動するのを許容するように配置されている、
    請求項4ないし10のいずれかに記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 基板の起立状態が、垂直に対して0度
    ないし15度傾斜した状態である、請求項1ないし11
    のいずれかに記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 基板の起立状態が、垂直である、請求
    項1ないし11のいずれかに記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記搬入手段および前記搬出手段が、
    水平状態の基板の裏面における両側縁部のみを支持する
    ようになされている、請求項1ないし13のいずれかに
    記載の露光装置。
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