JP3075982B2 - シャドウマスク装着装置 - Google Patents

シャドウマスク装着装置

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JP3075982B2
JP3075982B2 JP08089457A JP8945796A JP3075982B2 JP 3075982 B2 JP3075982 B2 JP 3075982B2 JP 08089457 A JP08089457 A JP 08089457A JP 8945796 A JP8945796 A JP 8945796A JP 3075982 B2 JP3075982 B2 JP 3075982B2
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    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーブラウン管
の製造工程において、ブラウン管のパネルにシャドウマ
スクを装着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーブラウン管の製造工程にお
いては、ブラウン管のパネル内側にメッシュ状のシャド
ウマスクを装着して三原色の感光塗料を一色ずつ塗布し
ており、塗布する色毎にパネルにシャドウマスクを装着
する作業を行っている。
【0003】前記シャドウマスク装着作業には、例えば
特公平4−77411号公報に記載されているようなシ
ャドウマスク装着装置が用いられており、この装置で
は、図7に示すように、パネルPの4辺の内側中央部に
それぞれ突設されているパネルピンP’をシャドウマス
クMの4辺の外側にそれぞれ設けられている弾性片M’
のパネルピン係入孔に係入させることによりパネルP内
の所定位置にシャドウマスクMを位置決めして装着して
いる。
【0004】前記装置では、シャドウマスク未装着のパ
ネルは一対のローラコンベヤによってシャドウマスク組
付位置の直上まで搬送し、次いでこれらのローラコンベ
ヤを下降させてローラコンベヤ上のパネルをパネル組付
位置にあるパネルセンタリング支持台上へ移載してここ
で位置決めユニットにより位置決めを行った後、前もっ
て供給され位置決めされているシャドウマスクを前記パ
ネル下方から組み付けている。そして、シャドウマスク
装着済のパネルは、前記一対のローラコンベヤの上昇に
より、パネルセンタリング支持台から前記ローラコンベ
ヤ上に移載されて装置外に搬出されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラーブラウン
管は、ハイビジョンの等の高精細化にともなって大型化
しており、ブラウン管製造工程でこれに対応するため
に、パネルピンをパネルの内面のコーナー部に設け、前
記パネルピンと対向するシャドウマスク外面のコーナー
部に弾性片を配置する構造になりつつある。
【0006】しかしながら、コーナー部にパネルピンが
設けられたパネルでは、シャドウマスクをパネルに組み
付ける際に、パネルとシャドウマスクの相互の位置決め
を行うための位置決めユニットをパネルの4つのコーナ
ー部外側に対角線方向に設置する必要があるため、前述
した特公平4−77411号公報に記載されているよう
なローラコンベヤを昇降させる構造のものでは、ローラ
コンベヤと前記位置決めユニットとが干渉してしまい、
対応することができない問題があった。
【0007】一方、パネルピンをコーナー部に設けてい
るパネルにシャドウマスクを装着する装置としては、特
開平4−209439号公報に記載されているように、
パネルとシャドウマスクとを天井搬送装置によって上方
からシャドウマスク装着装置に搬入し、パネルにシャド
ウマスクを装着後に再び前記天井搬送装置によって、シ
ャドウマスクが装着されたパネルをシャドウマスク装着
装置から搬出するようにしたものもあるが、前記天井搬
送装置は、ガラス製のパネルを把持して搬送するために
真空吸着パッドを用いているために、パネル吊り下げ時
の揺れ等の問題から搬送速度を大きくできず、また、パ
ネルを吸着把持する際に、真空吸着パッドを真空にする
時間を要するため、サイクルタイムが長くなってしまう
問題があった。
【0008】そこで、本発明は前述したような従来技術
の問題を解決し、コーナー部パネルピンが設けられたパ
ネルのシャドウマスク組付位置に対する搬出入のサイク
ルタイムを短縮して作業効率を向上することのできるシ
ャドウマスク装着装置を提供することを主な目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
のシャドウマスク装着装置は、第1に、ブラウン管のパ
ネルのコーナー部内側に突設されたパネルピンにシャド
ウマスクのコーナー部外側に取り付けられた弾性片を係
合させてシャドウマスクをパネルに組み付ける機構を有
するシャドウマスク装着装置において、シャドウマスク
をパネルに組み付ける組付位置の上方両側に並行して配
置された一対のコンベヤと、前記一対のコンベヤの搬送
面を越えた上方位置と前記組付位置とに亘ってパネルを
両コンベヤの間から昇降させるパネル昇降機構と、パネ
ル及びシャドウマスクのコーナー部にそれぞれ対応して
前記組付位置周囲に配置されたパネルとシャドウマスク
との位置決めを行う位置決めユニットとを備えたもので
あり、前記一対のコンベヤは、パネルの対向する2辺の
下縁部を両側から支持して搬送可能な互いに接近した搬
送位置と、前記パネル昇降機構に支持されたパネルが間
を上下に通過できるように両外側に離間した退避位置と
に亘って進退自在に構成されている。
【0010】第2に、本発明のシャドウマスク装着装置
は、ブラウン管のパネルのコーナー部内側に突設された
パネルピンにシャドウマスクのコーナー部外側に取り付
けられた弾性片を係合させてシャドウマスクをパネルに
組み付ける機構とパネルの4辺中央部内側に突設された
パネルピンにシャドウマスクの4辺中央部外側に取り付
けられた弾性片を係合させてシャドウマスクをパネルに
組み付ける機構とを共に有するシャドウマスク装着装置
において、シャドウマスクをパネルに組み付ける組付位
置の上方両側に並行して配置された一対のコンベヤと、
前記一対のコンベヤの搬送面を越えた上方位置と前記組
付位置とに亘ってパネルを両コンベヤの間から昇降させ
るパネル昇降機構と、パネル及びシャドウマスクのコー
ナー部と4辺中央部にそれぞれ対応して前記組付位置周
囲に配置されたパネルとシャドウマスクとの位置決めを
行う位置決めユニットとを備えたものであり、前記一対
のコンベヤは、パネルの対向する2辺の下縁部を両側か
ら支持して搬送できるように互いに接近した搬送位置
と、前記パネル昇降機構に支持されたパネルが間を上下
に通過できるように両外側に離間した退避位置とに亘っ
て進退自在に構成されている。
【0011】前記それぞれのシャドウマスク装着装置に
おいては、前記一対のコンベヤは、パネルの対向する2
辺の下縁部を両側から支持して搬送できるように互いに
接近した搬送位置と、前記パネル昇降機構に支持された
パネルが間を上下に通過できるように両外側に離間した
退避位置とに亘って進退自在となるように一対のスライ
ドフレームのそれぞれに支持されているとともに、前記
一対のスライドフレームは一対のコンベヤの対向方向と
同方向に対向してその対向間隔を調整可能に構成されて
いることが望ましい。
【0012】
【作用】シャドウマスクを装着するパネルは、一対のコ
ンベヤに対向する2辺の下縁部をそれぞれ支持されて、
シャドウマスク組付位置の上方に搬入される。次いで、
パネル昇降機構が上昇して前記一対のコンベヤの搬送面
からパネルを持ち上げた後、両方のコンベヤが両外側の
退避位置へ移動する。
【0013】一対のコンベヤからパネル昇降機構に受け
渡されたパネルは、両外側に対向間隔が拡開された一対
のコンベヤ間を下方へ通過してシャドウマスク組付位置
へ移動し、ここで、位置決めユニットにより位置決めさ
れ、あらかじめシャドウマスク組付位置の下方に供給さ
れて前記位置決めユニットによって位置決めされている
シャドウマスクがパネル下方よりシャドウマスク内に装
着される。
【0014】シャドウマスクが装着されたパネルは、再
びパネル昇降機構によって一対のコンベヤの搬送面を越
える上方位置まで持ち上げられた後、両方のコンベヤの
対向間隔が搬送位置まで接近移動される。次いでパネル
昇降機構を下降して両方のコンベヤ上にシャドウマスク
が装着されたパネルが降ろされ、前記パネルは一対のコ
ンベヤに支持されてシャドウマスク装着装置から搬出さ
れる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の1実施例を説
明する。図1は、本発明のシャドウマスク装着装置の1
実施例を示す平面図、図2は、図1のA−A線位置にお
ける矢印方向に見た断面図であって、シャドウマスク装
着装置1はパネルピンがコーナー部に設けられているパ
ネルと、4辺の中央部に設けられているパネルの両方に
シャドウマスクを装着できる構造になっている。
【0016】図2に示すように、シャドウマスク装着装
置1の本体フレーム2上には、一対のスライドフレーム
3がそれぞれリニアガイド4によって対向方向にスライ
ド自在に支持されており、ボールねじ5を用いたアクチ
ュエータによって、左右対称に移動してその対向間隔を
変更できるようになっている。それぞれのスライドフレ
ーム3上には、リニアガイド6を介して、ローラコンベ
ヤ7を支持するコンベヤフレーム8がスライド自在に設
けられている。
【0017】ローラコンベヤ7,7は、シャドウマスク
未装着のパネルの搬入と、シャドウマスク装着後のパネ
ルの搬出とを行うためのものであり、図3に示すよう
に、コンベヤフレーム8とともにスライドフレーム3に
設けられているシリンダ装置9によって、スライドフレ
ーム3と同方向、すなわち、その搬送方向と直交する方
向にスライドできるようになっている。また、ローラコ
ンベヤ7,7は、それぞれコンベヤフレーム8の上面に
固定された細長いローラ支持枠7Aを有し、その長手方
向に沿って多数のローラ軸7Bが回転自在に支持されて
いる。
【0018】一対のローラコンベヤ7,7の対向する側
のそれぞれのローラ軸7Bの端部には、搬送するパネル
の左右方向への移動を規制するための鍔部を備えた搬送
ローラ7Cが取り付けられているとともに、外側の端部
にはスプロケット7Dが取り付けられており、また、そ
れぞれのローラコンベヤ7の搬送方向に隣接するローラ
軸7Bのスプロケット7D間には、図1に示すように、
連動用のチェーン7Eが巻き掛けられている。そして、
図示していない駆動源によってローラ軸7Bの一つが駆
動されると、各搬送ローラ7Cが一斉に同期回転される
ように構成されている。
【0019】図1に示すように、一対のローラコンベヤ
7,7との間でパネルを授受するパネル昇降機構10
A,10Bが、ローラコンベヤ7,7の搬送方向の前後
にそれぞれ設けられている。図4に示すように、前方の
パネル昇降機構10Aと後方のパネル昇降機構10Bと
は、ボールねじ11によって相互に接近離間可能にリニ
アガイド12A,12Bを介して本体フレーム2上に支
持されている可動フレーム13A,13B上にそれぞれ
設けられている。
【0020】図4及び図5に示すように、パネル昇降機
構10A,10Bは、それぞれ可動フレーム13A,1
3Bの左右両側に配置されているリニアガイド14A,
14A,14B,14Bによって上下方向にスライド自
在に支持され、シリンダ装置15A,15Bによって昇
降駆動される昇降台16A,16Bを有しており、それ
ぞれの昇降台16A,16Bの上端に左右一対のパネル
受具17A,17A,17B,17Bが取り付けられて
いる。
【0021】前方の対のパネル受具17A,17Aに
は、ローラコンベヤ7上を搬送されてきたパネルを所定
位置で停止させるための傾斜したストッパ面Sとパネル
受面Gが形成され、また後方の対のパネル受具17B,
17Bには、パネル受面Gのみが形成されている。図示
していないが、それぞれのパネル受具17A,17B
は、昇降台16A,16Bに対してコイルバネを用いた
フローティング機構を介して支持されていて、パネルを
昇降させる際の衝撃が緩和されるようになっている。ま
た、前後の可動フレーム12A,12B上には、後述す
る位置決めユニットKが設けられている。
【0022】一方、図1及び図2に示すように、シャド
ウマスクは、シャドウマスク装着装置1内で同期して昇
降駆動される4本の昇降ロッド18の上端にそれぞれ取
り付けられているマスク支持具19上に、上方から図示
しない搬送装置または人手によって搬入されるようにな
っている。また、マスク支持具19の上に搬入されたシ
ャドウマスクに対して、その下方からマスクセンタリン
グ機構20が内側に入り込んで、シャドウマスクの位置
を修正し、シャドウマスクの外側に取付られている弾性
片に形成されているパネルピン係入孔が、所定の方向を
向くように位置決めされるように構成されている。な
お、前記マスクセンタリング機構20としては、特公平
4−77411号公報に開示されている構造のものが用
いられている。
【0023】図6に示すように、マスクセンタリング機
構20の周囲には、シャドウマスクのコーナー部外側に
取り付けられている弾性片を対角方向から保持するマス
クホルダ21がシャドウマスクの4つのコーナー部にそ
れぞれ対応するように4組設けられている。前記4組の
マスクホルダ21は、シャドウマスク装着装置1の本体
フレーム2に昇降自在に支持されている昇降フレーム2
2に前記マスクセンタリング機構20とともに取り付け
られている。
【0024】前記マスクホルダ21は、昇降フレーム2
2上のシリンダ装置23によって対角方向に進退駆動さ
れる可動枠24を有し、前記可動枠24上にシャドウマ
スク外側のコーナー部に設けられている弾性片に外側か
ら圧着して保持するための圧着爪体25と、パネルにシ
ャドウマスクを装着する際にパネル内側に突出されてい
るパネルピンに係合してパネルの位置決めを行う位置決
め爪体26とが設けられている。
【0025】前述した4組のマスクホルダ21のそれぞ
れの外側位置には、可動台27がリニアガイド28を介
して本体フレーム2上に支持されており、シリンダ装置
29によって対角方向に進退移動可能になっている。前
記それぞれの可動台27上には、位置決めユニットJが
設けられている。
【0026】前記位置決めユニットJは、可動台27の
移動方向と同方向に出没自在なセンタリングピン30を
有しており、マスク支持具19(図1、図2参照)上に
マスクセンタリング機構11で位置決めされているシャ
ドウマスクの4つのコーナー部の弾性片に形成されてい
るパネルピン係入孔に、前記センタリングピン30を四
方から係入してシャドウマスクの精密な位置決めを行う
ようにしている。
【0027】また、前記可動台27上に設置されている
4つの位置決めユニットJのうち3つのものは、センタ
リングピン30の上方に回動腕31が設けられている。
前記回動腕31は、前述した特公平4−77411号公
報に開示されているものと同様に、先端に図示していな
いパネルピンガイド溝を有しており、センタリングピン
30よりも外側に退避している下方へ回動した位置と、
内側上方へ回動した位置とにシリンダ装置32で回動さ
れるようになっている。
【0028】前記回動腕31の先端部は、内側上方へ回
動した位置で、略垂直方向を向くように鉤状に形成され
ていて、パネルがシャドウマスクの上方に搬入されて前
述したパネル昇降機構10A,10Bのパネル受具17
A,17Bに支持された状態で、前記パネルピンガイド
溝がパネルピンに係合してパネルが所定位置に位置決め
されるようになっている。
【0029】図1及び図2に示すように、前述したマス
クセンタリング機構20の周囲の前後左右4箇所には、
弾性片が4辺中央部にそれぞれ設けられている形式のシ
ャドウマスクを前後左右4方向から保持するために、前
述したマスクホルダ21と同様な構造のマスクホルダ3
3が4組設けられている。
【0030】また、前記位置決めユニットJと同様な構
造の位置決めユニットKが前記4つのマスクホルダ33
の外側にそれぞれ対応するように、図2に示す左右のス
ライドフレーム3,3上と、図4に示す前後の可動フレ
ーム13A,13B上に搭載されている。
【0031】次に前述したシャドウマスク装着装置1に
よって、パネルピンがコーナー部に設けられているパネ
ルにシャドウマスクを装着する作業について説明する。
シャドウマスクは、産業用ロボットや把持具を有するリ
フタ等の搬送装置又は人手によって、図2に示すように
上昇位置にある4つのマスク支持具19上へ載置され
る。
【0032】次いで、これらのマスク支持具19をマス
クセンタリング機構20の位置まで下降させ、マスクセ
ンタリング機構20をシャドウマスクの下方からその内
側へ侵入させる。ここで、マスタセンタリング機構20
がセンタリング動作を行い、シャドウマスクの予備的な
位置決めが行われる。
【0033】さらに、図6に示す可動台27が前記シャ
ドウマスクのサイズに合わせてその対角線方向にそれぞ
れ位置調整された後、センタリングピン30が対角線中
心側へ向けて突出され、シャドウマスクの各弾性片に形
成されているパネルピン係入孔に係入して、シャドウマ
スクの精密な位置決めが行われる。
【0034】次に、マスクホルダ21の可動枠24の位
置をシャドウマスクのサイズに適合する位置にシリンダ
装置23で調整した後、図6に示す位置から昇降フレー
ム22を上昇させて位置決め爪体26上端に形成されて
いる図示していない係合凹部をセンタリングピン30に
下方から係合させる。
【0035】この位置で圧着爪体25をシャドウマスク
の弾性片に圧着すると、シャドウマスクは4つのマスク
ホルダ21の各圧着爪体25によって保持される。セン
タリングピン30は、シャドウマスクがマスクホルダ2
1に保持された後、原位置まで退避する。
【0036】一方、前記シャドウマスクを装着するパネ
ルは、一対のローラコンベヤ7,7によって、シャドウ
マスク装着装置1の中央に搬入される。前記一対のロー
ラコンベヤ7,7の間隔は、パネルのサイズに適合する
ように、あらかじめ一対のスライドフレーム3,3の位
置をボールねじ5によって調整してあり、また、図4に
示すパネル受具17Aのストッパ面Sは、前記ローラコ
ンベヤ7,7の間から搬送面より上方に突出した位置に
あって、ローラコンベヤ7,7上を前方に移動するパネ
ルの前端は、前記ストッパ面に当接した位置で停止す
る。
【0037】次いで、シリンダ装置15A,15Bによ
って、前後の昇降台16A,16Bが同期して上昇し
て、前後左右4つのパネル受具17A,17A,17
B,17Bのそれぞれのパネル受面Gが前記搬送面より
上に上昇してパネル下面をローラコンベヤ7,7上から
持ち上げる。
【0038】次いで、図3に示すシリンダ装置9によっ
て一対のローラコンベヤ7,7を両外側へ移動させ、昇
降台16A,16Bを同期させて下降させることによっ
て、パネルをローラコンベヤ7,7の下方へ位置させ
る。
【0039】次いで、図1及び図6に示す、4組の位置
決めユニットJのうち、3カ所のセンタリングピン30
上方に配置されている回動腕31がシリンダ装置32で
上方へ回動し、その先端部に形成されているパネルピン
ガイド溝がパネルのコーナー部内側に突出しているパネ
ルピンに係合してパネルの位置決めが行われる。前記位
置決め動作の後、回動腕31は再び下方へ回動して原位
置まで復帰する。なお、4つの位置決めユニットJのす
べてに回動腕31を設けていないのは、パネルピンの取
り付け誤差を逃がすためであって、前記回動腕31は、
パネルの対角線方向に対向するように2つだけ設けても
よい。
【0040】次に、昇降フレーム22を上昇させると、
シャドウマスクは圧着爪体25によって弾性片を介して
保持された状態で上昇して、4つのパネル受具17A,
17A,17B,17Bのパネル受面G上に支持されて
いるパネルの内部に下方から侵入し、位置決め爪体上端
の係合凹部が、パネルのパネルピンに係合して、弾性片
の係入孔とが正確に対応するように位置決めされる。
【0041】前記位置決めが完了した後、圧着爪体25
を外側へ退避させて弾性片を開放すると、前記弾性片は
その弾性によって戻り変形し、パネルピン係入孔にパネ
ルピンが係入してパネルにシャドウマスクが組み付けら
れる。
【0042】次に、4つのパネル受け具17A,17
A,17B,17Bを再び上昇させてシャドウマスクが
装着されたパネル下面をローラコンベヤ7,7の搬送面
より上方まで持ち上げた後、図3に示すシリンダ装置9
を復帰させて、両側のローラコンベヤ7,7の搬送ロー
ラ7Cをパネル下面直下位置へ互いに接近するように移
動させる。その後、4つのパネル受け具17A,17
A,17B,17Bを同時に下降させてパネルをローラ
コンベヤ7,7の搬送ローラ7Cに支持させる。この
際、前方の一対のパネル受具17A,17Aのそれぞれ
のストッパ面Sは、ローラコンベヤ7,7下方へ没入す
る。次いで、ローラコンベヤ7,7を駆動すると、シャ
ドウマスクが装着されたパネルは、シャドウマスク装着
装置1の前方へ向けて搬出される。
【0043】本実施例のシャドウマスク装着装置1で、
パネルピンが4辺の中央部に設けられているパネルに、
弾性片が前記パネルピンに対応する位置に配置されてい
るシャドウマスクを装着する場合には、マスクホルダ2
1の代わりにマスクホルダ33を使用し、また、位置決
めユニットJの代わりに位置決めユニットKを使用して
同様に行うことができる。
【0044】なお、シャドウマスク装着装置をパネルピ
ンをコーナー部に設けているパネル専用に用いる場合に
は、前記マスクホルダ33及び位置決めユニットKを省
略して構造を簡略化することができる。
【0045】前述した実施例では、パネルの搬出入に用
いる一対のコンベヤとしてローラコンベヤを用いている
が、ベルトコンベヤやスラットコンベヤ等、搬送面にパ
ネルを支持させて搬送可能な他の形式のコンベヤを用い
てもよい。
【0046】また、本実施例のシャドウマスク装着装置
では、本体フレームに対して互いに対向間隔を変更でき
る一対のスライドフレームを用い、これらのスライドフ
レームの各々に、同方向に進退可能なコンベヤフレーム
を支持しているが、スライドフレーム、あるいは、コン
ベヤフレームの何れか一方のみが移動できるように構成
してもよい。
【0047】なお、幅の異なる複数種のパネルに対応さ
せる場合には、コンベヤフレームを進退する手段は、搬
送位置と退避位置との2つの定位置間の進退移動させる
だけであるので厳密な位置決め精度を要しないが、スラ
イドフレームの対向間隔を調整する手段は、スライドフ
レーム上に位置決めユニットが設けられているため、装
置の中心位置から左右対称に精密な位置で停止できるよ
うに、位置決め精度の高いものを用いる必要がある。そ
のため、本実施例のように、コンベヤフレーム専用の進
退駆動手段をスライドフレーム上に配置して、スライド
フレームの対向間隔を調整する手段と独立させること
が、駆動制御手段の設計及び制作上望ましい。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシャド
ウマスク装着装置によれば、パネルピンをコーナー部内
側に設けた形式のパネルにシャドウマスクを装着する場
合にも、装置に対するパネルの搬出入をコンベヤを用い
て効率的に行うことができ、従来の真空吸着パッドを用
いて装置上方からパネルの搬出入を行うものと比較して
サイクルタイムが短縮され、作業効率を向上することが
できる。
【0049】また、パネルとシャドウマスクをコーナー
部で位置決めする位置決めユニットと、4辺中央部で位
置決めする位置決めユニットの両方を組付位置周囲に設
けることによって、パネルピンをコーナー部内側に設け
た形式のパネルと4辺中央部内側に設けた形式のパネル
の両方に対応することができ、汎用性を高めることがで
きる。
【0050】さらに、対向間隔を調整可能なスライドフ
レーム上に一対のコンベヤの各々を進退自在に支持して
いる場合には、前記一対のコンベヤの間隔を搬送するパ
ネルのサイズに合わせて変更でき、種々のサイズのパネ
ルに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシャドウマスク装着装置の1実施例
を示す平面図。
【図2】 図1のA−A線位置における矢印方向に見た
断面図。
【図3】 ローラコンベヤの構造を示す横断面図。
【図4】 パネル昇降機構の側面図。
【図5】 パネル昇降機構の平面図。
【図6】 図1のB−B線位置における矢印方向に見た
断面図。
【図7】 従来のパネルとシャドウマスクの連結構造の
一例を示す図。
【符号の説明】
1 シャドウマスク装着装置 2 本体
フレーム 3 スライドフレーム 4 リニ
アガイド 5 ボールねじ 6 リニ
アガイド 7 ローラコンベヤ 7A ロー
ラ支持枠 7B ローラ軸 7C 搬送
ローラ 7D スプロケット 7E チェ
ーン 8 コンベヤフレーム 9 シリ
ンダ装置 10A,10B パネル昇降機構 11 ボー
ルねじ 12A,12B リニアガイド 13A,13
B 可動フレーム 14A,14B リニアガイド 15A,15
B シリンダ装置 16A,16B 昇降台 17A,17
B パネル受具 S ストッパ面 G パネ
ル保持面 18 昇降ロッド 19 マス
ク保持具 21 マスクホルダ 22 昇降
フレーム 23 シリンダ装置 24 可動
枠 25 圧着爪体 26 位置
決め爪体 27 可動台 28 リニ
アガイド 29 シリンダ装置 30 セン
タリングピン 31 回動腕 32 シリ
ンダ装置 33 マスクホルダ J,K 位置
決めユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管のパネルのコーナー部内側に
    突設されたパネルピンにシャドウマスクのコーナー部外
    側に取り付けられた弾性片を係合させてシャドウマスク
    をパネルに組み付ける機構を有するシャドウマスク装着
    装置において、 シャドウマスクをパネルに組み付ける組付位置の上方両
    側に並行して配置された一対のコンベヤと、 前記一対のコンベヤの搬送面を越えた上方位置と前記組
    付位置とに亘ってパネルを両コンベヤの間から昇降させ
    るパネル昇降機構と、 パネル及びシャドウマスクのコーナー部にそれぞれ対応
    して前記組付位置周囲に配置されたパネルとシャドウマ
    スクとの位置決めを行う位置決めユニットとを備え、 前記一対のコンベヤは、パネルの対向する2辺の下縁部
    を両側から支持して搬送できるように互いに接近した搬
    送位置と、前記パネル昇降機構に支持されたパネルが間
    を上下に通過できるように両外側に離間した退避位置と
    に亘って進退自在に構成されていることを特徴とするシ
    ャドウマスク装着装置。
  2. 【請求項2】 ブラウン管のパネルのコーナー部内側に
    突設されたパネルピンにシャドウマスクのコーナー部外
    側に取り付けられた弾性片を係合させてシャドウマスク
    をパネルに組み付ける機構とパネルの4辺中央部内側に
    突設されたパネルピンにシャドウマスクの4辺中央部外
    側に取り付けられた弾性片を係合させてシャドウマスク
    をパネルに組み付ける機構とを共に有するシャドウマス
    ク装着装置において、 シャドウマスクをパネルに組み付ける組付位置の上方両
    側に並行して配置された一対のコンベヤと、 前記一対のコンベヤの搬送面を越えた上方位置と前記組
    付位置とに亘ってパネルを両コンベヤの間から昇降させ
    るパネル昇降機構と、 パネル及びシャドウマスクのコーナー部と4辺中央部に
    それぞれ対応して前記組付位置周囲に配置されたパネル
    とシャドウマスクとの位置決めを行う位置決めユニット
    とを備え、 前記一対のコンベヤは、パネルの対向する2辺の下縁部
    を両側から支持して搬送できるように互いに接近した搬
    送位置と、前記パネル昇降機構に支持されたパネルが間
    を上下に通過できるように両外側に離間した退避位置と
    に亘って進退自在に構成されていることを特徴とするシ
    ャドウマスク装着装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のコンベヤは、パネルの対向す
    る2辺の下縁部を両側から支持して搬送できるように互
    いに接近した搬送位置と、前記パネル昇降機構に支持さ
    れたパネルが間を上下に通過できるように両外側に離間
    した退避位置とに亘って進退自在となるように一対のス
    ライドフレームのそれぞれに支持されているとともに、
    前記一対のスライドフレームは一対のコンベヤの対向方
    向と同方向に対向してその対向間隔を調整可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のシャド
    ウマスク装着装置。
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