JPH09243109A - 天井設置型空気調和装置 - Google Patents

天井設置型空気調和装置

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JPH09243109A
JPH09243109A JP8048893A JP4889396A JPH09243109A JP H09243109 A JPH09243109 A JP H09243109A JP 8048893 A JP8048893 A JP 8048893A JP 4889396 A JP4889396 A JP 4889396A JP H09243109 A JPH09243109 A JP H09243109A
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air conditioner
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寿也 山▲崎▼
Masato Higashimura
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井埋込型空気調和装置に対し、電装品の配
設状態を改良することで、装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 空気吸込口(6a)近傍にベルマウス(5) を
配置した天井埋込型空気調和装置(1) に対し、ベルマウ
ス(5) に組付けられることにより、該ベルマウス(5) と
の間に密閉空間(A) を形成する電装品ケーシング(30)の
内面に電装品(15)を取付ける。電装品ケーシング(30)を
ベルマウス(5) に組付けることで、ベルマウス(5) の円
筒部の外側で且つ導入部の上側に形成される配設空間
(A) に電装品(15)を収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井設置型の空気
調和装置に係り、特に、電装品の配設スペースの改良に
よる装置のコンパクト化対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平7−33269
9号公報に開示されているような天井埋込型の空気調和
装置が知られている。この種の空気調和装置は、天井面
に形成された開口内部に設置されたケーシング内にター
ボファン、熱交換器等を備え、ケーシングの下部には化
粧パネルが取付けられて、吸込口と吹出口とを形成して
いる。つまり、ターボファンの駆動に伴って吸込口から
吸込んだ室内空気を熱交換器によって温度調整した後、
各吹出口から室内に向って吹出すようにしている。ま
た、熱交換器の下側には、該熱交換器から落下するドレ
ン水を回収するためのドレンパンが配設されている。
【0003】そして、この種の空気調和装置にあって
は、図6に示すように、ターボファンの駆動制御等を行
う電装品を収容したスイッチボックス(a) がドレンパン
(b) に取付けられている。つまり、ドレンパン(b) の一
部(内周面部分)を切除してスイッチボックス(a) の配
設スペースを形成し、このスペース内にスイッチボック
ス(a) が配置されている。尚、図6における(c) は熱交
換器、(d) はベルマウスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、この種の空気
調和装置は予てより水平方向の長さ寸法を小さくして装
置全体としてのコンパクト化を図ることが要求されてい
る。ところが、上述したようにドレンパン(b) にスイッ
チボックス(a) の配設スペースを形成する構成では、こ
のスペースを設ける分だけドレンパン(b) の水平方向長
さが大きくなる。つまり、このドレンパン(b) は、ベル
マウス(d) と共に、ターボファンの上流側と下流側とを
仕切るようになっているので、このドレンパン(b) の高
さ寸法を大きくすることなしに、スイッチボックス(a)
の配設スペースを確保しようとした場合には、ドレンパ
ン(b) の内周縁部分にスイッチボックス(a) の配設スペ
ース分だけの余分な延長部分を形成し、その内周縁をベ
ルマウス(d) に接続させるといった構成にせねばならな
い。つまり、本来、ドレンパン(b) は、熱交換器(c)か
らのドレン水を受けることが可能な寸法が確保されてお
ればその機能を果たすことになるが、この従来の構成で
は、スイッチボックス(a) を配設するためのスペースを
確保するために、その寸法を予め大きく設定しておかね
ばならない(図6の寸法t参照)。そして、装置の空気
吸込口を小さくすることなしに、この構成を実現しよう
した場合には、ドレンパン(b) 全体の外径寸法が大きく
なってしまう。このため、ドレンパン(b) が大型化する
ことになり、装置全体を小型にするには限界があった。
つまり、このドレパン(b) を小型にすれば装置全体を更
にコンパクトにすることができるにも拘らず、上記の制
約のために、装置のコンパクト化には限界があった。
【0005】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、電装品の配設状態を改良することで、装置
のコンパクト化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、吸込空気を案内するためのベルマウス
を有効に利用することにより、ドレパンにスイッチボッ
クスを取付けるといった構造を廃し、装置のコンパクト
化が図れるようにした。
【0007】具体的に、請求項1記載の発明は、送風機
(3) が内部に配設されて天井(R) に設置される装置本体
(2,9) の下面中央部に吸込口(9a)が、該吸込口(9a)の外
側に吹出口(9b)が夫々形成され、上記吸込口(9a)近傍に
は、水平方向に延び中央部に空気導入開口(21)を有する
導入部(20)と、空気導入開口(21)から導入された空気を
送風機(3) に向って案内する円筒部(22)とが滑らかに連
続して成るベルマウス(5) を備えており、送風機(3) の
駆動に伴って吸込口(9a)からベルマウス(5) を経て吸込
んだ室内空気を温度調整して吹出口(9b)から室内へ吹出
す天井設置型空気調和装置を前提としている。そして、
上記ベルマウス(5) の円筒部(22)と導入部(20)とに連続
するように取付けられた電装品ケーシング(30)とベルマ
ウス(5)とによって、該ベルマウス(5) の円筒部(22)の
外側で、且つ導入部(20)の上側に略密閉された電装品の
配設空間(A) を形成する構成とした。
【0008】この構成により、電装品ケーシング(30)と
ベルマウス(5) との間に形成された空間(A) に電装品が
配設されることになる。つまり、ベルマウス(5) の円筒
部(22)の外側で、且つ導入部(20)の上側である従来では
デッドスペースとされていた部分に電装品を配置し、ま
た、これら電装品ケーシング(30)及びベルマウス(5)に
スイッチボックスとしての機能を備えさせたことによ
り、従来のようにスイッチボックスをドレンパンに取付
けるものに比べてドレンパンを小型化でき、これによっ
て装置をコンパクト化することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の天井設置型空気調和装置において、ベルマウス(5) の
円筒部(22)の外周面に、半径方向外側に向って延びるフ
ランジ(26)を全周に亘って形成し、電装品ケーシング(3
0)に、水平方向に延び、上記フランジ(26)の上面に当接
する水平部(31)と、該水平部(31)の外縁から下方に延び
て下端部がベルマウス(5) の導入部(20)の上面に当接す
る鉛直部(32)とを備えさせた構成とした。
【0010】この構成により、ベルマウス(5) と電装品
ケーシング(30)とを組合わせた状態では、ベルマウス
(5) のフランジ(26)と電装品ケーシング(30)の水平部(3
1)及び、ベルマウス(5) の導入部(20)と電装品ケーシン
グ(30)の鉛直部(32)が夫々当接することで、電装品の配
設空間(A) は略密閉された空間となる。このため、この
配設空間(A) 内に塵埃や気流が入込んで電装品に悪影響
を与えるといったことが回避される。
【0011】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の天井設置型空気調和装置において、電装品(15)を、電
装品ケーシング(30)の水平部(31)の下面に取付けた構成
としている。
【0012】この構成により、ベルマウス(5) には電装
品(15)を取付けないことで、該ベルマウス(5) に電装品
(15)を取付けるための加工、例えば電装品取付け用のボ
スや取付け孔を形成する必要がなく、ベルマウス(5) の
気流案内機能を確保したままこのベルマウス(5) を電装
品を収容するための部材の一部として構成することがで
きる。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の天井設置型空気調和装置において、ベルマウス(5) の
導入部(20)を平面視が矩形状とし、電装品ケーシング(3
0)の水平部(31)を上記導入部(20)の形状に略合致した矩
形状とする。また、電装品(15)を、電装品ケーシング(3
0)の水平部(31)の隅角部分に取付けた構成としている。
【0014】この構成により、複数の電装品(15)を、電
装品ケーシング(30)の水平部(31)の各隅角部分に配置さ
せた場合には、各電装品(15)を比較的離れた位置に配設
することが可能であって、各部品間でのノイズ等による
悪影響が回避できる。
【0015】請求項5記載の発明は、上記請求項3記載
の天井設置型空気調和装置において、ベルマウス(5) の
導入部(20)の一部で、且つ電装品(15)の配設位置に対応
した部分を、取外し可能な蓋体(23)とした構成としてい
る。
【0016】この構成により、蓋体(23)をベルマウス
(5) から取外すと、この取外された開口部分に電装品(1
5)が臨むことになり、ベルマウス(5) 全体を装置から取
外すことなしに電装品(15)のメンテナンスを行うことが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。図1は本例に係る天井埋込型空気調和
装置(1) の断面図を示している。本空気調和装置(1)
は、天井(R) に形成された開口(H) に挿入配置されてお
り、下方に開放する板金製のケーシング(2) が天井裏空
間(S) に据付けられている。このケーシング(2) は天板
(2a)と該天板(2a)の外縁部から下方に延びる側板(2b)と
を備え、その内部に各機器が収容されている。以下、各
機器について説明する。
【0018】ケーシング(2) 内の中央部にはターボファ
ン(3) が配設されている。このターボファン(3) は、シ
ュラウド(3a)とハブ(3b)との間にブレード(3c)が保持さ
れてなっており、ハブ(3b)の中心部が、ケーシング(2)
中央部に配置されたモータ(4) の駆動軸下端部に直結さ
れている。そして、このモータ(4) の駆動に伴うブレー
ド(3c)の回転によって、下側から吸込んだ空気を径方向
外側に吹出すようになっている。また、このターボファ
ン(3) の下側には、該ターボファン(3) へ室内空気を案
内するためのベルマウス(5) が配設されている。
【0019】そして、ターボファン(3) の外周囲には熱
交換器(6) が配設されている。この熱交換器(6) は、図
示しない室外機に冷媒配管を介して連結され、冷房運転
時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能
するようになっており、ターボファン(3) から導出され
た空気を温度調整する。
【0020】また、熱交換器(6) の下側には該熱交換器
(6) で発生したドレン水を回収するためのドレンパン
(8) が配設されている。
【0021】また、ケーシング(2) の下端部には化粧パ
ネル(9) が取付けられている。この化粧パネル(9) は、
その中央部に空気吸込口(9a)が、側縁部の複数箇所(例
えば4箇所)に空気吹出口(9b),(9b), …が夫々形成さ
れている。また、化粧パネル(9) の空気吸込口(9a)に
は、該空気吸込口(9a)から吸込んだ空気中の塵埃を除去
するためのエアフィルタ(9c)が備えられている。そし
て、この化粧パネル(9) 及びケーシング(2) により装置
本体が構成されている。
【0022】このようにして、化粧パネル(9) の空気吸
込口(9a)と空気吹出口(9b)とに亘って空気流通路(10)が
形成され、この空気流通路(10)には、上流から下流に亘
ってエアフィルタ(9c)、ベルマウス(5) 、ターボファン
(3) 、熱交換器(6) が順に配置されていることになる。
【0023】次に、本形態の特徴とする構成について説
明する。本形態の特徴は、上記モータ(4) の駆動制御な
どを行うための電装品(15)を配置するための構成にあ
る。以下、この電装品(15)の配置スペース(A) を確保す
るための構成について説明する。
【0024】先ず、本形態の特徴とする部材の1つであ
るベルマウス(5) について説明する。図2及び図3(図
2はベルマウス(5) を下側(室内空気の吸込側)から見
た平面図であり、図3は図2のIII-III 線断面図であ
り、図1の状態とは上下が逆になっている)に示すよう
に、このベルマウス(5) は、水平方向に延びて中央部に
空気導入開口(21)が形成された導入部(20)と、この空気
導入開口(21)に滑らかに連続する円筒状の円筒部(22)と
で構成された樹脂成形品である。そして、図1の如く、
導入部(20)が空気吸込口(9a)に対向され、円筒部(22)が
ターボファン(3)の吸込部(下端部)に対向するように
配置されている。これにより、空気吸込口(9a)からケー
シング(2) 内に吸込まれた室内空気が導入部(20)の空気
導入開口(21)及び円筒部(22)を経てターボファン(3) の
吸込部に円滑に案内されるようになっている。
【0025】また、導入部(20)の平面視(図2)の形状
は、略矩形状であって、その外縁部に沿って厚肉部(20
a) が形成されており全体の剛性が確保されている。ま
た、この導入部(20)の図2における下側に位置する部分
は、仮想線で示すような着脱自在な蓋部(23)で構成され
ている。つまり、このベルマウス(5) は、ベルマウス本
体(5a)と、このベルマウス本体(5a)に対して着脱自在と
された蓋部(23)とで構成されている。また、ベルマウス
本体(5a)には、この蓋部(23)が取外された状態におい
て、この取外しに伴って形成されるスペース(B) の中央
部分に位置する蓋部取付け用の取付けフランジ(24)が一
体形成されている。また、図4(図2のIV-IV 線断面
図)に示すように、この取付けフランジ(24)の下面(図
4では上側に向いている面)には蓋部(23)をねじ止めす
るためのねじ孔(24a,24a) を備えたボス(24b,24b) が突
設されている。つまり、上記蓋部(23)は、その中央部分
に、このボス(24b) に外嵌する開口(23a) が形成されて
おり、この開口(23a) がボス(24b) に外嵌合された状態
で該ボス(24b) のねじ孔(24a) に対して下方から(図4
では上方から)図示しない取付け用ねじが螺合されるこ
とによりベルマウス本体(5a)に対して着脱自在に取付け
られている。また、図2の如く、上記導入部(20)の四隅
部分には、後述する電装品ケーシング(30)を組付けるた
めの取付け孔(25,25, …) が形成されている。
【0026】そして、このベルマウス(5) の特徴として
は、上記円筒部(22)の外周面に形成されたフランジ(26)
にある。このフランジ(26)は、円筒部(22)の外周面にお
ける高さ方向の略中央位置に設けられており、該外周面
から半径方向外側にその全周に亘って突出されている。
また、このフランジ(26)の突出寸法は、比較的短く(例
えば円筒部の外径が250mmである場合の突出寸法は1
0mm)設定されている。
【0027】次に、本形態の特徴とする部材の他の1つ
である電装品ケーシング(30)について説明する。この電
装品ケーシング(30)は、上記ベルマウス(5) に一体的に
組付けられることによって、この両者(5,30)間に電装品
(15)の配設スペース(A) を形成するものである。
【0028】詳しくは、図5に示すように、この電装品
ケーシング(30)は、一方が開放された箱型に形成されて
おり、上記ベルマウス(5) の導入部(20)の形状に略合致
した略矩形状の水平部(31)と、該水平部(31)の外縁から
立設された鉛直部(32)とを備えている。そして、水平部
(31)の中央部には上記円筒部(22)の外径寸法よりも僅か
に大径で、且つフランジ(26)の外径寸法よりも小径の開
口(33)が形成されている。また、鉛直部(32)の高さ寸法
は、フランジ(26)の上面と導入部(20)の上面との間隔寸
法(図3における寸法t1)に一致されている。また、
この電装品ケーシング(30)の各隅角部には、鉛直部(32)
の端縁から外側に向って直角に折曲げられベルマウス
(5) への取付け部となる取付けフランジ(32a) が一体形
成されている。この取付けフランジ(32a) には、上記ベ
ルマウス(5) の取付け孔(25)に対応した孔(32b) が形成
されている。
【0029】そして、この電装品ケーシング(30)の水平
部(31)内側面の各隅角部分には、各種電装品(15)が取付
けられている。この電装品(15)の配設状態としては、例
えば、図5における右下の隅角部にリモコン端子台(15
a) が、左下の隅角部に端子台(15b) 、電源トランス(15
b) 及び電源ユニット(15c) が、右上の隅角部に弱電側
のプリント基板(P1)が、左上の隅角部に強電側のプリン
ト基板(P2)が夫々配設されている。このような配設状態
にすれば、各電装品を比較的離れた位置に配設すること
が可能であって、各部品間でのノイズ等による悪影響が
回避できる。
【0030】このような構成により、図3に示すように
(電装品ケーシング(30)は仮想線で示す)、ベルマウス
(5) の上面(空気流通方向の下流側に位置する面)と電
装品ケーシング(30)の内面とを対向させた状態から、こ
の両者を組み合わせ、電装品ケーシング(30)の開口(33)
にベルマウス(5) の円筒部(22)を挿通させると、電装品
ケーシング(30)の水平部(31)の開口(33)の縁部がベルマ
ウス(5) のフランジ(26)の上面に当接し、且つ電装品ケ
ーシング(30)の鉛直部(32)の端縁がベルマウス(5) の導
入部(20)の上面に当接した状態となる。この状態では、
上記ベルマウス(5) の取付け孔(25,25, …) と電装品ケ
ーシング(30)の取付けフランジ(32a,32a, …) の孔(32
b,32b, …) とが位置合せされ、これらに図示しないね
じを螺合することでベルマウス(5) と電装品ケーシング
(30)とが一体的に組付けられる。これにより、ベルマウ
ス(5) の円筒部(22)と電装品ケーシング(30)の鉛直部(3
2)とが対向し、ベルマウス(5) の導入部(20)と電装品ケ
ーシング(30)の水平部(31)とが対向して、これらによっ
て囲まれた空間(A) が形成されることになる。そして、
上述したように、この電装品ケーシング(30)の水平部(3
1)には電装品(15)が取付けられているので、この空間
(A) に電装品(15)が収容された状態となる(図1参
照)。また、この状態では、ベルマウス(5) の蓋部(23)
に対応した位置に上記端子台(15a,15b) 等のメンテナン
ス部品が配置されることになる。このような状態で一体
的に組付けられたベルマウス(5) 及び電装品ケーシング
(30)が装置の空気吸込口(9a)近傍に配設されている(図
1参照)。
【0031】次に、上述の如く構成された空気調和装置
(1) の運転動作について説明する。運転開始時には、モ
ータ(4) の駆動に伴ってターボファン(3) が回転し、熱
交換器(6) には冷媒が流される。これにより、室内空気
は、吸込グリル(12)を経て空気吸込口(9a)から吸込ま
れ、エアフィルタ(9c)を通過する際に塵埃が除去され、
ベルマウス(5) によってターボファン(3) の吸込部に案
内された後、該ターボファン(3) を経て熱交換器(6) を
通過する。この際、空気と冷媒との間で熱交換が行わ
れ、空気が温度調整(冷房運転時にあっては冷却、暖房
運転時にあっては加熱)されて空調空気となり空気吹出
口(9b)から室内に供給される。
【0032】また、このような動作において、ベルマウ
ス(5) の円筒部(22)の外側には、殆ど空気は流れておら
ず、電装品ケーシング(30)の存在によって空気の流通抵
抗が増大してしまうようなことはない。また、ベルマウ
ス(5) と電装品ケーシング(30)との間に形成されている
電装品配設スペース(A) は略密閉されており、且つこの
電装品ケーシング(30)の周囲では殆ど空気が流れていな
いので、この電装品配設スペース(A) 内へ塵埃や気流が
入込んで電装品(15)に悪影響を与えるようなこともな
い。
【0033】以上、説明してきたように、本形態では、
電装品ケーシング(30)と既存のベルマウス(5) とによっ
て電装品(15)を収容するための略密閉された空間(A) を
構成するようにしたので、従来ではデッドスペースとさ
れていたベルマウス(5) の円筒部(22)の外側で、且つ導
入部(20)の上側である部分を有効に利用して電装品(15)
を配置することができる。このため、従来のようにスイ
ッチボックスをドレンパンに取付けたために、ドレンパ
ンを小型化できず、これによって装置のコンパクト化に
限界を来してしまうといったことがなくなる。従って、
ドレンパン(8)の大きさとしては、熱交換器(6) からの
ドレン水を受け得るだけの大きさが確保されておればよ
く、その小型化が図れ、装置全体としての小型化が図れ
る。つまり、電装品ケーシング(30)とベルマウス(5) と
が従来のスイッチボックスのケーシングとしての機能を
備えることになり、電装品(15)の配設スペース(A) を有
効に確保しながら装置のコンパクト化が図れることにな
る。
【0034】また、上述したように、ベルマウス(5) の
蓋部(23)に対応した位置に端子台(15a,15b) 等のメンテ
ナンス部品が配置されているので、この蓋部(23)をベル
マウス本体(5a)から取外すと、この取外された開口部分
(B) に端子台(15a,15b) 等が臨むことになり、ベルマウ
ス(5) 全体を装置から取外すことなしに電装品(15)のメ
ンテナンスを行うことができ作業性が良好である。
【0035】尚、本実施形態では天井埋込型空気調和装
置(1) に本発明を適用した場合について説明したが、本
発明は、天井吊下型の空気調和装置に対して適用するこ
とも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、ベルマウスの円筒部と導入部とに連続
するように取付けられた電装品ケーシングとベルマウス
とによって、該ベルマウスの円筒部の外側で、且つ導入
部の上側に略密閉された電装品の配設空間を形成したた
めに、従来ではデッドスペースとされていた部分に電装
品を配置することができ、従来のようにスイッチボック
スをドレンパンに取付けるものに比べてドレンパンを小
型化でき、これによって装置全体としてのコンパクト化
を図ることができる。また、これら電装品ケーシング及
びベルマウスがスイッチボックスとしての機能を備えて
いるので、従来のようなスイッチボックスを不要とする
ことができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、ベルマウス
と電装品ケーシングとを組合わせた状態では、この両者
間に形成される空間が略密閉状態となるようにしたこと
で、この配設空間内に塵埃や気流が入込んで電装品に悪
影響を与えるといったことが回避され、電装品の故障な
どを回避することができて装置の信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、電装品を、
電装品ケーシングに取付けたことにより、ベルマウスに
は電装品を取付けるための構成が不要になり、ベルマウ
スの気流案内機能を確保したまま、このベルマウスを電
装品の配設空間を構成する部材として利用でき、装置の
性能を維持したまま、請求項1記載の発明に係る効果を
発揮することができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、電装品を、
矩形状に形成された電装品ケーシングの水平部の隅角部
分に取付けたために、複数の電装品を、各隅角部分に配
置させた場合には、各電装品が比較的離れた位置に配設
されることになり、各部品間でのノイズ等による悪影響
が回避でき、これによっても装置の信頼性の向上を図る
ことができる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、ベルマウス
の導入部の一部で、且つ電装品の配設位置に対応した部
分を、取外し可能な蓋体とし、この蓋体をベルマウスか
ら取外すと、この取外された開口部分に電装品が臨むよ
うにしたために、ベルマウス全体を装置から取外すこと
なしに電装品のメンテナンスを行うことができ、メンテ
ナンスの作業性を良好に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る天井埋込型空気調和装置の断面
図である。
【図2】ベルマウスを空気吸込側から見た平面図であ
る。
【図3】図2におけるIII-III 線断面図である。
【図4】図2におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】電装品ケーシングを示す平面図である。
【図6】従来のスイッチボックスの配設構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
(1) 天井埋込型空気調和装置 (2) ケーシング (3) ターボファン(送風機) (5) ベルマウス (9) 化粧パネル (9a) 空気吸込口 (9b) 空気吹出口 (15) 電装品 (20) 導入部 (21) 空気導入開口 (22) 円筒部 (23) 蓋部(蓋体) (26) フランジ (30) 電装品ケーシング (31) 水平部 (32) 鉛直部 (R) 天井 (A) 電装品配設スペース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機(3) が内部に配設されて天井(R)
    に設置される装置本体(2,9) の下面中央部に吸込口(9a)
    が、該吸込口(9a)の外側に吹出口(9b)が夫々形成され、
    上記吸込口(9a)近傍には、水平方向に延び中央部に空気
    導入開口(21)を有する導入部(20)と、空気導入開口(21)
    から導入された空気を送風機(3) に向って案内する円筒
    部(22)とが滑らかに連続して成るベルマウス(5) を備え
    ており、送風機(3) の駆動に伴って吸込口(9a)からベル
    マウス(5) を経て吸込んだ室内空気を温度調整して吹出
    口(9b)から室内へ吹出す天井設置型空気調和装置におい
    て、 上記ベルマウス(5) の円筒部(22)と導入部(20)とに連続
    するように取付けられた電装品ケーシング(30)とベルマ
    ウス(5) とによって、該ベルマウス(5) の円筒部(22)の
    外側で、且つ導入部(20)の上側に略密閉された電装品の
    配設空間(A) が形成されていることを特徴とする天井設
    置型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 ベルマウス(5) の円筒部(22)の外周面に
    は、半径方向外側に向って延びるフランジ(26)が全周に
    亘って形成されており、 電装品ケーシング(30)は、水平方向に延び、上記フラン
    ジ(26)の上面に当接する水平部(31)と、該水平部(31)の
    外縁から下方に延びて下端部がベルマウス(5)の導入部
    (20)の上面に当接する鉛直部(32)とを備えていることを
    特徴とする請求項1記載の天井設置型空気調和装置。
  3. 【請求項3】 電装品(15)は、電装品ケーシング(30)の
    水平部(31)の下面に取付けられていることを特徴とする
    請求項1記載の天井設置型空気調和装置。
  4. 【請求項4】 ベルマウス(5) の導入部(20)は平面視が
    矩形状であり、電装品ケーシング(30)の水平部(31)は上
    記導入部(20)の形状に略合致した矩形状であって、 電装品(15)は、電装品ケーシング(30)の水平部(31)の隅
    角部分に取付けられていることを特徴とする請求項3記
    載の天井設置型空気調和装置。
  5. 【請求項5】 ベルマウス(5) の導入部(20)の一部で、
    且つ電装品(15)の配設位置に対応した部分は、取外し可
    能な蓋体(23)となっていることを特徴とする請求項3記
    載の天井設置型空気調和装置。
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