JP2000249362A - ビルトイン型空気調和機 - Google Patents

ビルトイン型空気調和機

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JP2000249362A
JP2000249362A JP11048124A JP4812499A JP2000249362A JP 2000249362 A JP2000249362 A JP 2000249362A JP 11048124 A JP11048124 A JP 11048124A JP 4812499 A JP4812499 A JP 4812499A JP 2000249362 A JP2000249362 A JP 2000249362A
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JP
Japan
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built
air conditioner
type air
duct
type
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JP11048124A
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English (en)
Inventor
Shoichi Suda
正一 須田
Yoshihisa Tamura
▲吉▼久 田村
Kazuhiro Higano
和広 日向野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル仕様とダクト仕様のビルトイン型空気
調和機における電装箱を共通部品化して、両空気調和機
の共用化を実現できるようにすること。 【解決手段】 建屋の天井部に設置され、熱交換器及び
ファンを収容したユニット本体35に、吹出ダクトが延
設されると共に電装箱37が設けられたパネル仕様ビル
トイン型空気調和機30、ダクト仕様ビルトイン型空気
調和機40において、電装箱は、ユニット本体の内側に
内側開口58を、外側に外側開口59をそれぞれ有し、
箱取付ビス70を用いてユニット本体に固定して取付け
られたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋の天井部に設
置され、内部に熱交換器およびファンを備え、熱交換さ
れた空気を吹き出しダクトを介して室内の適宜位置へ導
き吹き出させるビルトイン型空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建屋の天井空間に設置され、室
内熱交換器およびファンを収容したユニット本体に、吹
出ダクトが延設されると共に電装箱が設けられたビルト
イン型空気調和機が知られている。このようなビルトイ
ン型空気調和機では、ユニット本体にて熱交換された空
気を、吹出ダクトを介して室内の適宜位置へ導き室内に
吹き出すことができるので、室内の美観を損なうことな
く最適な空気調和を実現できる。
【0003】従来、この種のビルトイン型空気調和機に
は、図6に示すように、パネル仕様ビルトイン型空気調
和機10とダクト仕様ビルトイン型空気調和機20とが
ある。パネル仕様ビルトイン型空気調和機10(図6
(A))は、ユニット本体11の下面に設けられて天井
板に設置される天井パネル12から室内空気を吸い込む
ものであり、また、電装箱がユニット本体11内部に配
設されている。従って、このパネル仕様ビルトイン型空
気調和機10の電気工事またはメンテナンスは、作業者
が天井パネル12の吸込板13を開き、天井パネル12
から手を挿入することにより、上記電装箱に対して実施
される。尚、図6(A)中の符号14は、上記電装箱に
接続される外部配線の配線取入口である。
【0004】一方、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機
20(図6(B))は、ユニット本体21の背面に吸込
ダクト22を設けて、この吸込ダクト22を介し室内空
気を吸い込むものであり、電装箱23がユニット本体2
1の側板の外面に設置されている。従って、このダクト
仕様ビルトイン型空気調和機20の電気工事またはメン
テナンスは、建屋の天井板に開設された点検口(図示せ
ず)から作業者が手を挿入することにより、上記電装箱
に対して実施される。尚、図6(B)中の符号24は、
電装箱23に接続される外部配線の配線取入口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のパネ
ル仕様ビルトイン型空気調和機10及びダクト仕様ビル
トイン型空気調和機20では、電装箱の取付位置や空気
吸込方向の相違などによって関連部品(特に電装箱)が
それぞれ別部品となり、これらに共通性がない。この
為、据付現場で関連部品を交換などして、パネル仕様ビ
ルトイン型空気調和機10をダクト仕様ビルトイン型空
気調和機20に、またはダクト仕様ビルトイン型空気調
和機20をパネル仕様ビルトイン型空気調和機10に相
互に仕様変更することは極めて困難である。
【0006】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、パネル仕様とダクト仕様のビルトイ
ン型空気調和機における電装箱を共通部品化して、両空
気調和機の共用化を実現できるビルトイン型空気調和機
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建屋の天井部に設置され、熱交換器及びファンを収
容したユニット本体に、吹出ダクトが延設されるととも
に電装箱が設けられたビルトイン型空気調和機におい
て、上記電装箱は、ユニット本体の内側及び外側に開口
を有し、ユニット本体に固定して取り付けられたことを
特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記電装箱内に収納されて外部配線が
接続される端子板は、両開口にそれぞれ対応して設置さ
れたことを特徴とするものである。
【0009】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0010】電装箱は、ユニット本体の内側及び外側に
開口を有し、ユニット本体に固定して取り付けられたこ
とから、パネル仕様の場合に電気工事またはメンテナン
スを実施するときには、ユニット本体の内側の開口に設
けられた蓋を取り外して上記電気工事等を実施する。一
方、ダクト仕様の場合に電気工事またはメンテナンスを
実施するときには、ユニット本体の外側の開口に設けら
れた蓋を取り外して上記電気工事等を実施する。このた
め、パネル仕様とダクト仕様とで電装箱を共通部品化で
き、パネル仕様とダクト仕様の両ビルトイン型空気調和
機の共用化を実現できる。
【0011】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0012】電装箱内に収納されて外部配線が接続され
る端子板は、両開口にそれぞれ対応して設置されたこと
から、パネル仕様の場合も、ダクト仕様の場合も、それ
ぞれに使用される開口に対応した端子板を用いればよい
ので、外部配線の接続を容易に実施できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0014】図1は、本発明に係るビルトイン型空気調
和機の第一の実施の形態を示し、(A)がパネル仕様ビ
ルトイン型空気調和機、(B)がダクト仕様ビルトイン
型空気調和機をそれぞれ示す側面図である。
【0015】図1(A)に示すパネル仕様ビルトイン型
空気調和機30と、図1(B)に示すダクト仕様ビルト
イン型空気調和機40は、共に、建屋31の天井32と
天井板33との間の天井空間34内に懸吊して配設さ
れ、ユニット本体35、吹出ダクト36及び運転制御用
の電装箱37を有して構成される。
【0016】上記ユニット本体35は、互いに対向配置
されて四角枠形状に設けられた4枚の側板38の上縁部
に天板39が、下縁部の一部に底板46がそれぞれ固定
されて構成される。これらの側板38、天板39及び底
板46の内外表面に断熱材が貼着されている。
【0017】このユニット本体35の側板38には吊り
金具41が固着され、この吊り金具41が、建屋31の
天井32から垂下された吊りボルト42に止着されて、
パネル仕様ビルトイン型空気調和機30、ダクト仕様ビ
ルトイン型空気調和機40が建屋31の天井32に懸吊
可能に構成される。
【0018】このユニット本体35の内部に、図示しな
い室内熱交換器、ファンおよびファンモータが収容され
る。上記室内熱交換器は、図2及び図3に示す冷媒配管
接続口43に接続された冷媒配管(液管)、及び冷媒配
管接続口44に接続された冷媒配管(ガス管)を用い
て、図示しない室外機に接続される。ユニット本体35
内の室内熱交換器は、室外機から導かれる冷媒の蒸発ま
たは凝縮により、後述の如くユニット本体35内に吸い
込まれた空気を冷却し又は暖房する。
【0019】尚、図2、図3中の符号45Aはドレン配
管接続口を示し、符号45Bはドレン排出口を示す。
【0020】上記吹出ダクト36は、通常、複数本がユ
ニット本体35から延設されている。吹出ダクト36の
それぞれは、ユニット本体35の一つの側板38に一体
に設置された吹出口47に一端が嵌装され、他端に吹出
グリル48が取付けられる。この吹出グリル48は、天
井板33の適宜位置に設置される。ユニット本体35内
のファンの回転により、後述の如くユニット本体35内
に室内空気が吸い込まれ、室内熱交換器により熱交換さ
れた空気が、吹出ダクト36を経て吹出グリル48から
室内へ吹き出される。
【0021】ところで、図1(A)及び図2に示すパネ
ル仕様ビルトイン型空気調和機30は、ユニット本体3
5の下部開口に天井パネル49が嵌装されたものであ
る。この天井パネル49は、中央位置に吸込板50を備
え、この吸込板50との隙間から室内空気を吸い込み、
ユニット本体35内へ導入する。
【0022】また、図1(B)及び図3に示すダクト仕
様ビルトイン型空気調和機40は、ユニット本体35の
一つの側板38で、吹出口47が設置された側板38に
対向する側板(すなわちダクト仕様ビルトイン型空気調
和機40の背面板38B)に、図示しない吸込開口が形
成され、この側板38(背面板38B)に、例えばフィ
ルタボックス51を介して、通常一本の吸込ダクト52
が連接されたものである。吸込ダクト52の一端部に吸
込グリル53が嵌装され、この吸込グリル53が、天井
板33の適宜位置に設置される。この吸込グリル53か
ら室内空気が取り込まれ、吸込ダクト52を経てユニッ
ト本体35内へ吸い込まれる。尚、ユニット本体35の
下部開口は、本体蓋77により閉鎖される。
【0023】さて、上記電装箱37は、図1に示すよう
に、ユニット本体35の側板38のうち、吹出ダクト3
6または吸込ダクト52が配設されていない側板38A
に取付けられる。この電装箱37は、図4に示すように
箱体54、内側電装箱蓋63及び外側電装箱蓋64を有
し、ほぼ直方体形状の箱体54の内部に、制御基板73
及び端子板55を備えて構成される。ユニット本体35
内に設置されたファンモータ、ドレンポンプ、フロート
スイッチ、電子制御弁、各種センサなどからの配線(内
部配線(不図示)と称する)が、上記制御基板73また
は端子板55に接続される。また、電源配線、ユニット
間配線またはリモコン配線などの外部配線(不図示)が
端子板55に接続される。
【0024】電装箱37の箱体54には、ユニット本体
35における内側の一側部に内側開口58が、ユニット
本体35における外側の一側部に外側開口59がそれぞ
れ対向して形成される。また、箱体54の一側面60及
びこれに対向する他側面61に、外方へ突出して取付フ
ランジ62が設けられる。この取付フランジ62は、内
側開口58及び取付開口69に平行に形成される。
【0025】一方、ユニット本体35の側板38Aには
取付開口69が形成される。この取付開口69内にユニ
ット本体35の一部が挿通された状態で、取付フランジ
62がユニット本体35の側板38Aに箱取付ビス70
を用いて締結され、これにより、電装箱37がユニット
本体35に固定して取付けられる。
【0026】上記内側開口58、外側開口59は内側電
装箱蓋63、外側電装箱蓋64によりそれぞれ閉鎖され
る。つまり、箱体54の内側開口58を臨む縁部に内側
取付座65が形成される。また、箱体54の外側開口5
9を臨む縁部に外側取付座66が形成される。内側電装
箱蓋63は、蓋取付ビス68を用いて内側取付座65に
着脱自在に締結されて、内側開口58を閉鎖する。ま
た、外側電装箱蓋64は、蓋取付ビス68を用いて外側
取付座66に着脱自在に締結されて、外側開口59を閉
鎖する。
【0027】パネル仕様ビルトイン型空気調和機30の
電気工事またはメンテナンスにおいては、作業者は、天
井パネル49の吸込板50を開いてユニット本体35内
に手を挿入し、内側電装箱蓋63を取り外すことによ
り、内側開口58側から電装箱37内の配線工事を実施
する。
【0028】また、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機
40の電気工事のメンテナンスを実施する場合には、作
業者は、先ず、図1に示す建屋31の天井板33に開設
された点検口71を閉鎖する点検口蓋72を取り外し、
この点検口71から天井空間34内に手を挿入し、外側
電装箱蓋64を取り外すことにより、外側開口59側か
ら電装箱37内の配線工事などを実施する。
【0029】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果を奏する。 電装箱37は、ユニット本体35の内側に内側開口5
8を、外側に外側開口59をそれぞれ有し、ユニット本
体35に箱取付ビス70を用いて固定して取付けられた
ことから、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30の場
合に電気工事またはメンテナンスを実施するときには、
内側開口58を閉鎖する内側電装箱蓋63を取り外して
上記電気工事などを実施する。一方、ダクト仕様ビルト
イン型空気調和機40の場合に電気工事またはメンテナ
ンスを実施するときには、外側開口59を閉鎖する外側
電装箱蓋64を取り外して上記電気工事などを実施す
る。この為、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30と
ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40とで電装箱37
を共通部品化でき、パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の共用化
を実現できる。この結果、ビルトイン型空気調和機の機
種数を削減でき、在庫管理を容易化できる。
【0030】図5は、本発明に係るビルトイン型空気調
和機の他の実施の形態における電装箱を示す平断面図で
ある。この他の実施の形態において、前記一実施の形態
と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
【0031】この第二の実施の形態の電装箱80には、
内側端子板81と外側端子板82とが背中合わせに設置
されている。内側端子板81は、内側開口58に対応し
て位置付けられ、外側端子板82は、外側開口59に対
応して位置付けられる。従って、内部配線及び外部配線
は、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30の場合には
内側端子板81に、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機
40の場合には外側端子板82にそれぞれ接続される。
【0032】この他の実施の形態によれば、上記一実施
の形態の効果に加え、次の効果を奏する。
【0033】電装箱37内に収納されて外部配線が接
続される内側端子板81、外側端子板82は、電装箱8
0の内側開口58、外側開口59にそれぞれ対応して設
置されたことから、パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30の場合も、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40
の場合も、それぞれに使用される内側開口58、外側開
口59にそれぞれ対応した内側端子板81、外側端子板
82を用いればよいので、外部配線の接続を容易に実施
できる。
【0034】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るビルトイン
型空気調和機によれば、電装箱は、ユニット本体の内側
及び外側に開口を有し、ユニット本体に固定して取付け
られたことから、パネル仕様とダクト仕様のビルトイン
型空気調和機における電装箱を共通部品化して、両空気
調和機の共用化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビルトイン型空気調和機の一実施
の形態を示し、(A)がパネル仕様ビルトイン型空気調
和機、(B)がダクト仕様ビルトイン型空気調和機のそ
れぞれ側面図である。
【図2】図1(A)におけるパネル仕様ビルトイン型空
気調和機のユニット本体及び電装箱を示す斜視図であ
る。
【図3】図1(B)におけるダクト仕様ビルトイン型空
気調和機のユニット本体及び電装箱を示す斜視図であ
る。
【図4】図1(A)及び(B)における電装箱を示す平
断面図である。
【図5】本発明に係るビルトイン型空気調和機の他の実
施の形態における電装箱を示す平断面図である。
【図6】従来のビルトイン型空気調和機を示し、(A)
がパネル仕様ビルトイン型空気調和機、(B)がダクト
仕様ビルトイン型空気調和機のそれぞれ部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
30 パネル仕様ビルトイン型空気調和機 31 建屋 32 天井 34 天井空間 35 ユニット本体 36 吹出ダクト 37 電装箱 40 ダクト仕様ビルトイン型空気調和機 55 端子板 58 内側開口 59 外側開口 63 内側電装箱蓋 64 外側電装箱蓋 70 箱取付ビス 80 電装箱 81 内側端子板 82 外側端子板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日向野 和広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BJ03 BJ10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の天井部に設置され、熱交換器及び
    ファンを収容したユニット本体に、吹出ダクトが延設さ
    れるとともに電装箱が設けられたビルトイン型空気調和
    機において、 上記電装箱は、ユニット本体の内側及び外側に開口を有
    し、ユニット本体に固定して取り付けられたことを特徴
    とするビルトイン型空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記電装箱内に収納されて外部配線が接
    続される端子板は、両開口にそれぞれ対応して設置され
    たことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン型空気
    調和機。
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