JPH09241956A - ホットカーペット用断熱材 - Google Patents
ホットカーペット用断熱材Info
- Publication number
- JPH09241956A JPH09241956A JP8046261A JP4626196A JPH09241956A JP H09241956 A JPH09241956 A JP H09241956A JP 8046261 A JP8046261 A JP 8046261A JP 4626196 A JP4626196 A JP 4626196A JP H09241956 A JPH09241956 A JP H09241956A
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- JP
- Japan
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- hollow
- heat insulating
- polyester
- hot
- insulating material
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保温性、断熱性に優れたホットカーペット用
断熱材を提供する。 【解決手段】 酸化チタンを0.3〜2.5%含有した
中空率15〜50%の潜在捲縮性ポリエステルステープ
ルを50重量%以上含む不織布をニードルパンチする。
断熱材を提供する。 【解決手段】 酸化チタンを0.3〜2.5%含有した
中空率15〜50%の潜在捲縮性ポリエステルステープ
ルを50重量%以上含む不織布をニードルパンチする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化チタン含有の
潜在捲縮性中空ポリエステルステープルを主体とするニ
ードルパンチ不織布からなる保温性、断熱性及び耐折り
たたみ性に優れたホットカーペット用断熱材に関する。
潜在捲縮性中空ポリエステルステープルを主体とするニ
ードルパンチ不織布からなる保温性、断熱性及び耐折り
たたみ性に優れたホットカーペット用断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホットカーペット用断熱材として
は、中実のポリエステルステープルが、安価に製造され
るところから多用されてきた。しかしながら、該ホット
カーペット用断熱材は、耐折りたたみ性が悪く、しかも
保温性、断熱性が低く、熱が放散してしまい電力の有効
活用という観点からも問題があった。
は、中実のポリエステルステープルが、安価に製造され
るところから多用されてきた。しかしながら、該ホット
カーペット用断熱材は、耐折りたたみ性が悪く、しかも
保温性、断熱性が低く、熱が放散してしまい電力の有効
活用という観点からも問題があった。
【0003】また、中空断面のポリエステルステープル
と中空の芯鞘型複合繊維とからなる硬綿成形体が断熱
材、内装材、外装材として提案されている(特開平4−
245965)。しかしながら、この硬綿成形体は鞘部
を熱バインダーとして利用するものであり成形体として
は優れているものの、中空ステープルで断熱効果を発揮
させようとするにすぎず、充分な保温、断熱効果は奏さ
れなかった。
と中空の芯鞘型複合繊維とからなる硬綿成形体が断熱
材、内装材、外装材として提案されている(特開平4−
245965)。しかしながら、この硬綿成形体は鞘部
を熱バインダーとして利用するものであり成形体として
は優れているものの、中空ステープルで断熱効果を発揮
させようとするにすぎず、充分な保温、断熱効果は奏さ
れなかった。
【0004】さらに、面状採暖具用の断熱材が提案され
ている(特開平7−70897)。これは、中空繊維を
用いたニードルパンチ不織布の床面に接する側にアクリ
ル酸エステル樹脂を塗布したものであるが、断熱効果は
期待されるほどのものでなかった。
ている(特開平7−70897)。これは、中空繊維を
用いたニードルパンチ不織布の床面に接する側にアクリ
ル酸エステル樹脂を塗布したものであるが、断熱効果は
期待されるほどのものでなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のホッ
トカーペット用断熱材の欠点を解消し、断熱性、保温性
に優れたホットカーペット用断熱材を提供することを課
題とする。
トカーペット用断熱材の欠点を解消し、断熱性、保温性
に優れたホットカーペット用断熱材を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の手段をとるものである。すなわち、
本発明は、酸化チタンを0.3〜10%含有し中空率1
5〜50%の潜在捲縮性中空ポリエステルステープルが
50重量%以上含まれてなるニードルパンチ不織布から
なることを特徴とするホットカーペット用断熱材であ
る。本発明において融点110〜160℃の低融点繊維
がニードルパンチ不織布に5〜25重量%含まれるの
は、好ましい実施態様であり、さらに中空ポリエステル
の太さが5〜30デニールの範囲にあるのも、好ましい
実施態様である。
決するために、次の手段をとるものである。すなわち、
本発明は、酸化チタンを0.3〜10%含有し中空率1
5〜50%の潜在捲縮性中空ポリエステルステープルが
50重量%以上含まれてなるニードルパンチ不織布から
なることを特徴とするホットカーペット用断熱材であ
る。本発明において融点110〜160℃の低融点繊維
がニードルパンチ不織布に5〜25重量%含まれるの
は、好ましい実施態様であり、さらに中空ポリエステル
の太さが5〜30デニールの範囲にあるのも、好ましい
実施態様である。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、ホットカーペット用断熱材を構成するニードル
パンチ不織布に含まれる繊維としては、酸化チタンを
0.3〜10%含有する中空率15〜50%の中空ポリ
エステルステープルが50重量%以上含まれることが必
要である。中空ポリエステルステープルは、その内部に
空気を含み、断熱効果を有するものであるが、単に中空
ポリエステルを不織布の形態にしてもホットカーペット
用断熱材としては、不充分である。この原因は、空隙部
分として繊維同士の間の空気層及び中空ポリエステルス
テープルの内部空気層の加温昇温性及び空気層の活性化
が少ないことにあると考えられる。そこで、本発明では
酸化チタンを適量ポリエステルステープルに含ませるこ
とによって保温性を向上させるものである。酸化チタン
が0.3%未満であると空気層を活性化させるいわゆる
遠赤外線等の波長が不充分で空気層への加温昇温が少な
いので好ましくなく、他方、10%をこえると溶融紡糸
時において紡糸ノズル吐出後におけるポリマーにとって
粉末状の酸化物は不純物であり、そのためポリマーが不
安定のため延伸時の糸切れ、毛羽立ちが発生し、製糸が
不可能となるので好ましくない。好ましくは0.35%
以上、より好ましくは0.35〜8%である。
おいて、ホットカーペット用断熱材を構成するニードル
パンチ不織布に含まれる繊維としては、酸化チタンを
0.3〜10%含有する中空率15〜50%の中空ポリ
エステルステープルが50重量%以上含まれることが必
要である。中空ポリエステルステープルは、その内部に
空気を含み、断熱効果を有するものであるが、単に中空
ポリエステルを不織布の形態にしてもホットカーペット
用断熱材としては、不充分である。この原因は、空隙部
分として繊維同士の間の空気層及び中空ポリエステルス
テープルの内部空気層の加温昇温性及び空気層の活性化
が少ないことにあると考えられる。そこで、本発明では
酸化チタンを適量ポリエステルステープルに含ませるこ
とによって保温性を向上させるものである。酸化チタン
が0.3%未満であると空気層を活性化させるいわゆる
遠赤外線等の波長が不充分で空気層への加温昇温が少な
いので好ましくなく、他方、10%をこえると溶融紡糸
時において紡糸ノズル吐出後におけるポリマーにとって
粉末状の酸化物は不純物であり、そのためポリマーが不
安定のため延伸時の糸切れ、毛羽立ちが発生し、製糸が
不可能となるので好ましくない。好ましくは0.35%
以上、より好ましくは0.35〜8%である。
【0008】該中空ポリエステルステープルは、叙上の
酸化チタンを含有するとともに中空率15〜50%を有
しなければならない。中空率が15%未満であると嵩高
性に乏しく空気層の量が小さく断熱効果への寄与が少な
い上、布帛自身の厚さが出にくいので好ましくなく、他
方、50%をこえると溶融紡糸時に繊維の破裂が発生し
延伸時の糸切れ、毛羽が発生し製糸性に問題があるので
好ましくない。好ましくは15〜40%である。
酸化チタンを含有するとともに中空率15〜50%を有
しなければならない。中空率が15%未満であると嵩高
性に乏しく空気層の量が小さく断熱効果への寄与が少な
い上、布帛自身の厚さが出にくいので好ましくなく、他
方、50%をこえると溶融紡糸時に繊維の破裂が発生し
延伸時の糸切れ、毛羽が発生し製糸性に問題があるので
好ましくない。好ましくは15〜40%である。
【0009】また、該中空ポリエステルステープルは、
非対称冷却、サイドバイサイド型の複合化などによって
得られる潜在捲縮性であることが好ましい。これは、図
3の2次元ジグザグの機械クリンプに対し、図1に示す
ようなスパイラル状3次元ランダムクリンプ形態が得ら
れ、捲縮発現性に優れ、効果的な嵩高性を得ることがで
き、また、圧縮弾性回復性にも優れているからである。
非対称冷却、サイドバイサイド型の複合化などによって
得られる潜在捲縮性であることが好ましい。これは、図
3の2次元ジグザグの機械クリンプに対し、図1に示す
ようなスパイラル状3次元ランダムクリンプ形態が得ら
れ、捲縮発現性に優れ、効果的な嵩高性を得ることがで
き、また、圧縮弾性回復性にも優れているからである。
【0010】そして、中空ポリエステルステープルの太
さは5〜30デニールが好ましい。5デニール未満であ
ると布帛の圧縮回復性が乏しくへたりやすい方向とな
り、他方、30デニールをこえると、布帛の表面が粗く
毛羽立ち状となったり、布帛製造上のウエブ均一性ムラ
が出易く、厚さムラを起こしやすいので好ましくない。
さは5〜30デニールが好ましい。5デニール未満であ
ると布帛の圧縮回復性が乏しくへたりやすい方向とな
り、他方、30デニールをこえると、布帛の表面が粗く
毛羽立ち状となったり、布帛製造上のウエブ均一性ムラ
が出易く、厚さムラを起こしやすいので好ましくない。
【0011】前記中空ポリエステルステープルは、不織
布全体に対して50重量%以上含まれることが好まし
い。これは、断熱効果を出すとともに軽量効果を出すた
めであり、50重量%未満になるとはっきりとした断熱
効果が出ないためである。
布全体に対して50重量%以上含まれることが好まし
い。これは、断熱効果を出すとともに軽量効果を出すた
めであり、50重量%未満になるとはっきりとした断熱
効果が出ないためである。
【0012】前記不織布には、融点110〜160℃の
低融点繊維を5〜25重量%含ませることが好ましい。
これは、布帛の形態安定性、張り、腰を与え、繊維の包
合性を向上させ、表面摩耗、毛羽立ちを押えるためであ
り、5重量%未満になると布帛の張り、腰に欠け、表面
摩耗、毛羽立ち防止に役立たない。他方、25重量%を
こえると、布帛が硬化し、折りたたみ性に欠け、また、
折りたたんだ部分を広げるとしわが残り、耐折りたたみ
性が悪くなり好ましくない。
低融点繊維を5〜25重量%含ませることが好ましい。
これは、布帛の形態安定性、張り、腰を与え、繊維の包
合性を向上させ、表面摩耗、毛羽立ちを押えるためであ
り、5重量%未満になると布帛の張り、腰に欠け、表面
摩耗、毛羽立ち防止に役立たない。他方、25重量%を
こえると、布帛が硬化し、折りたたみ性に欠け、また、
折りたたんだ部分を広げるとしわが残り、耐折りたたみ
性が悪くなり好ましくない。
【0013】さらに叙上の不織布はニードルパンチされ
ていなければならない。これは、繊維同士を三次元交絡
させて成型性を保ったためである。具体的には80〜1
50本/cm2 のニードルパンチが好ましい。
ていなければならない。これは、繊維同士を三次元交絡
させて成型性を保ったためである。具体的には80〜1
50本/cm2 のニードルパンチが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施例にもとづい
て説明する。なお、本発明において用いた測定法は下記
のとおりである。
て説明する。なお、本発明において用いた測定法は下記
のとおりである。
【0015】イ.中空率(%) 図2において、繊維外径をDとし、繊維内径をdとした
とき、夫々の面積S0、S1 はS0 =πD2 /4、S1
=πd2 /4で求め、中空率(%)は下記の式で求め
る。 中空率(%)=(S1 /S0 )×100
とき、夫々の面積S0、S1 はS0 =πD2 /4、S1
=πd2 /4で求め、中空率(%)は下記の式で求め
る。 中空率(%)=(S1 /S0 )×100
【0016】ロ.保温率(%) ASTM−D1518に準じて測定する。計器として、
大栄科学精器(株)製のASTM機を用い、20±2
℃、65±2%RHで24時間調整してから試験板に試
料を置く。試験板の温度は36℃として、2時間後の消
費電力積算時間表示秒数(a)を読み取る。試料を置か
ずに消費電力積算時間表示秒数(b)を読み取る。保温
率(%)は、保温率(%)=(1−a/b)×100の
式より求める。
大栄科学精器(株)製のASTM機を用い、20±2
℃、65±2%RHで24時間調整してから試験板に試
料を置く。試験板の温度は36℃として、2時間後の消
費電力積算時間表示秒数(a)を読み取る。試料を置か
ずに消費電力積算時間表示秒数(b)を読み取る。保温
率(%)は、保温率(%)=(1−a/b)×100の
式より求める。
【0017】ハ.節電率(%) 保温率(%)を用い、従来品の保温率をQ0 と、実施例
品の保温率Q1 とより、節電率(%)=〔(Q1 −Q
0 )/Q1 〕×100の式より節電率(%)を求める。
品の保温率Q1 とより、節電率(%)=〔(Q1 −Q
0 )/Q1 〕×100の式より節電率(%)を求める。
【0018】ニ.圧縮弾性回復率(%) JIS L 1021に規定する方法で、圧縮試験機を
用い、圧縮前の標準圧力40g/cm2 の加圧時の厚さ
t0 (mm)、1kg/cm2 の加重5分後の厚さt1
(mm)、1kg/cm2 の除重後再び標準圧力40g
/cm2 の加圧時の厚さt0 ′ (mm)から圧縮弾性回
復率(%)を次式から求める。 圧縮弾性回復率(%)=〔(t0 ′−t1 )/(t0 −
t1 )〕×100
用い、圧縮前の標準圧力40g/cm2 の加圧時の厚さ
t0 (mm)、1kg/cm2 の加重5分後の厚さt1
(mm)、1kg/cm2 の除重後再び標準圧力40g
/cm2 の加圧時の厚さt0 ′ (mm)から圧縮弾性回
復率(%)を次式から求める。 圧縮弾性回復率(%)=〔(t0 ′−t1 )/(t0 −
t1 )〕×100
【0019】ホ.表面毛羽立ち 肉眼で毛羽の浮いている状態を観察する。○は毛羽立ち
無し、△は毛羽立ちやや有りを示す。
無し、△は毛羽立ちやや有りを示す。
【0020】ヘ.耐折りたたみ性 不織布を八ツ折りにしてダンボール箱に1日入れておい
た後ひろげたときのしわの有無をみて、しわの無いもの
を○、しわのあるものを△で表示した。
た後ひろげたときのしわの有無をみて、しわの無いもの
を○、しわのあるものを△で表示した。
【0021】
実施例1、従来例1 酸化チタンの含有量が0、0.25、0.35、8、1
0%の5水準である潜在捲縮性ポリエステル中空ステー
プル(7d×64mm、中空率35%)、ポリエステル
中実ステープル(7d×64mm、酸化チタン0.35
%)(従来例1)を夫々用い、開綿→カード→クロスラ
ッパー→ニードルパンチャーをへて目付600g/m2
の不織布を製造して保温率、節電率を求め表1に示し
た。なお、ニードルパンチングの針密度は100本/c
m2 で行った。
0%の5水準である潜在捲縮性ポリエステル中空ステー
プル(7d×64mm、中空率35%)、ポリエステル
中実ステープル(7d×64mm、酸化チタン0.35
%)(従来例1)を夫々用い、開綿→カード→クロスラ
ッパー→ニードルパンチャーをへて目付600g/m2
の不織布を製造して保温率、節電率を求め表1に示し
た。なお、ニードルパンチングの針密度は100本/c
m2 で行った。
【0022】
【表1】
【0023】表1から次のことが確認された。すなわ
ち、節電率10%以上を得るためには、酸化チタン0.
25%以上含有させることが必要であった。NO3〜5
は本発明の範囲内、NO1〜2は範囲外、NO6は従来
例である。
ち、節電率10%以上を得るためには、酸化チタン0.
25%以上含有させることが必要であった。NO3〜5
は本発明の範囲内、NO1〜2は範囲外、NO6は従来
例である。
【0024】実施例2 潜在捲縮性ポリエステル中空ステープル(7d×64m
m、酸化チタン2.5%)の中空率を10、15、3
0、50%の4水準に変化させたものと、従来例1のス
テープルを夫々用いて実施例1と同様にして不織布を作
り、その保温率、節電率を求め表2に示した。
m、酸化チタン2.5%)の中空率を10、15、3
0、50%の4水準に変化させたものと、従来例1のス
テープルを夫々用いて実施例1と同様にして不織布を作
り、その保温率、節電率を求め表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】表2から次のことが確認された。すなわ
ち、中空率15〜50%のものが節電率良好であった。
ち、中空率15〜50%のものが節電率良好であった。
【0027】実施例3 潜在捲縮性の中空ポリエステルステープル(カット長6
4mm)を、4d、5d、30d、50dの4水準で製
造し、実施例1と同様にして不織布を作り、夫々につい
て圧縮弾性回復率、ニードルパンチ工程通過性を測定し
て表3に示した。
4mm)を、4d、5d、30d、50dの4水準で製
造し、実施例1と同様にして不織布を作り、夫々につい
て圧縮弾性回復率、ニードルパンチ工程通過性を測定し
て表3に示した。
【0028】
【表3】
【0029】表3からステープルの太さとしては5〜3
0デニールが好ましいバランスのとれた性質を示すこと
が確認された。
0デニールが好ましいバランスのとれた性質を示すこと
が確認された。
【0030】実施例4 潜在捲縮性のポリエステル中空ステープル(7d×64
mm、中空率35%、酸化チタン0.35%)と、芯に
ポリエチレンテレフタレート、鞘に低融点ポリエステル
(融点110℃、160℃の2水準)を配したポリエス
テルバイコンポーネント紡糸した芯鞘構造のホットメル
トステープルを0、5、25、35%の割合で前記中空
ステープルと混綿して実施例1と同様にして不織布を作
り、表面毛羽立ち、耐折りたたみ性を測定して表4に示
した。
mm、中空率35%、酸化チタン0.35%)と、芯に
ポリエチレンテレフタレート、鞘に低融点ポリエステル
(融点110℃、160℃の2水準)を配したポリエス
テルバイコンポーネント紡糸した芯鞘構造のホットメル
トステープルを0、5、25、35%の割合で前記中空
ステープルと混綿して実施例1と同様にして不織布を作
り、表面毛羽立ち、耐折りたたみ性を測定して表4に示
した。
【0031】
【表4】
【0032】表4から、ホットメルトステープルがない
場合には毛羽立ちが多く、逆に多すぎると耐おりたたみ
性が悪く製品としては不満足なものであった。
場合には毛羽立ちが多く、逆に多すぎると耐おりたたみ
性が悪く製品としては不満足なものであった。
【0033】
【発明の効果】本発明のホットカーペット用断熱材は、
保温性、断熱性、成形性、耐折りたたみ性、軽量性に優
れたものであった。
保温性、断熱性、成形性、耐折りたたみ性、軽量性に優
れたものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパイラル状3次元ランダムクリンプの模式図
である。
である。
【図2】中空ステープルの断面図である。
【図3】2次元ジグザクの機械クリンプの模式図であ
る。
る。
D 繊維外径 d 繊維内径 S0 繊維外径面積 S1 中空面積
Claims (3)
- 【請求項1】 酸化チタンを0.3〜10%含有し中空
率15〜50%の潜在捲縮性中空ポリエステルステープ
ルが50重量%以上含まれてなるニードルパンチ不織布
からなることを特徴とするホットカーペット用断熱材。 - 【請求項2】 融点110〜160℃の低融点繊維が5
〜25重量%含まれる請求項1に記載のホットカーペッ
ト用断熱材。 - 【請求項3】 中空ポリエステルステープルの太さが5
〜30デニールである請求項1又は2に記載のホットカ
ーペット用断熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046261A JPH09241956A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | ホットカーペット用断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046261A JPH09241956A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | ホットカーペット用断熱材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241956A true JPH09241956A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12742272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8046261A Pending JPH09241956A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | ホットカーペット用断熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09241956A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6332993B1 (en) * | 1999-09-16 | 2001-12-25 | Nan Ya Plastics Corporation | Process of making heat-retaining fibers |
JP2002115159A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-04-19 | Kanebo Ltd | 断熱材およびその製造方法 |
EP2664702A1 (en) * | 2012-05-15 | 2013-11-20 | Autoneum Management AG | Needle punched carpet |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP8046261A patent/JPH09241956A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6332993B1 (en) * | 1999-09-16 | 2001-12-25 | Nan Ya Plastics Corporation | Process of making heat-retaining fibers |
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JP4743676B2 (ja) * | 2000-08-03 | 2011-08-10 | エンデバーハウス株式会社 | 断熱材 |
US10465320B2 (en) | 2012-05-12 | 2019-11-05 | Autoneum Management Ag | Needle punched carpet |
US11313063B2 (en) | 2012-05-12 | 2022-04-26 | Autoneum Management Ag | Needle punched carpet |
EP2664702A1 (en) * | 2012-05-15 | 2013-11-20 | Autoneum Management AG | Needle punched carpet |
WO2013171099A1 (en) * | 2012-05-15 | 2013-11-21 | Autoneum Management Ag | Needle punched carpet |
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