JPH09240844A - アスファルト合材工場における車両位置の検出及び誘導装置 - Google Patents

アスファルト合材工場における車両位置の検出及び誘導装置

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JPH09240844A
JPH09240844A JP8054573A JP5457396A JPH09240844A JP H09240844 A JPH09240844 A JP H09240844A JP 8054573 A JP8054573 A JP 8054573A JP 5457396 A JP5457396 A JP 5457396A JP H09240844 A JPH09240844 A JP H09240844A
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野 裕 一 小
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】混合物の出荷に際して、運搬車両の運転者に対
し適切な積込み位置への誘導をすることにより積込み作
業の安全性の向上と積込み作業の効率化を可能とする。 【解決手段】総ての光電センサの投光部P1,P2,P
3,P4からの投光が遮断された状態の場合には大型車
両が入場したと判断され、投光部P1,P3の投光が遮
断され、投光部P2,P4からの投光が受光部P2R,
P4Rに受光した状態の場合、これらの信号がリレーま
たはシーケンサ等に送られて中型の運搬車両若しくは小
型の運搬車両が入場したとの判断がなされる。また、超
音波センサU1,U2から発信した超音波が運搬車両に
反射して受信する時間を距離に換算して出力する。これ
らの出力信号はリレーまたはシーケンサ等により電気的
な処理が施され、運搬車両を適切な車両停止位置に誘導
するための情報伝達手段6を用いて無人による運搬車両
の検出及び運搬車両の運転者への適切な誘導が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト合材
工場においてアスファルトプラント若しくはアスファル
ト混合物の貯蔵サイロ等におけるアスファルト混合物の
排出ゲートの下部に配置され、この排出ゲートからアス
ファルト混合物を運搬車両に積込む際に、運搬車両を適
切な車両停止位置に誘導するための、アスファルト合材
工場における車両位置の検出及び誘導装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、道路の舗装等に使用されるアスフ
ァルト混合物はその出荷の際に、運搬車両に積込んで出
荷されている。アスファルト合材工場にアスファルト混
合物を引取りに来る運搬車両は大型から小型の運搬車両
まで様々であり、また、これらの運搬車両を操作する運
転者についてもアスファルト混合物の積込みに習熟した
運転者から不慣れな運転者まで様々である。
【0003】通常、アスファルト混合物の運搬車両への
積込みは、アスファルト混合物の混練ミキサやアスファ
ルト混合物の貯蔵サイロの底部に位置する排出ゲートか
ら直接運搬車両の荷台部に積込みが行われるが、その運
搬車両の停止位置の誘導指示については、アスファルト
プラント操作員の目視により直接指示、若しくは車両停
車位置付近をテレビカメラで撮影して映し出されたモニ
タ映像をアスファルトプラント操作員が監視して運搬車
両の運転者へ指示を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アスファルト混合物の
運搬車両への積込みに際して、前述のごとく運搬車両の
誘導はアスファルトプラント操作員が直接指示を行って
誘導するものの、運搬車両の大小や運転者の技量等によ
って適切な車両停止位置に誘導されない場合もあり、こ
のような場合にはアスファルト混合物が運搬車両の荷台
より溢れて路面に落下付着するような事態も生じ、その
回収作業に手間がかかるとともに、これらの作業のため
にアスファルトプラントの出荷作業が一時中断するとい
う事態も生ずる。また、アスファルト混合物の混練ミキ
サやアスファルト混合物の貯蔵サイロ等の排出ゲートか
ら供給されるアスファルト混合物は高温であるとともに
その供給量は多量なため、運搬車両の荷台への積込みが
適切な排出位置でない場合、例えば、運搬車両の運転席
部の上部に排出されたような場合には、運転席部分を破
損したり高温のアスファルト混合物によって運搬車両の
運転者が火傷する等の事故が生ずることもある。
【0005】一方、前述のごとくアスファルト合材工場
にアスファルト混合物の引取りに来る運転者のうち、不
慣れな者は、不注意によってアスファルト混合物の排出
中に運搬車両を移動させてしまったり、運搬車両の出庫
指示がないのに勘違いをして出庫してしまったりする場
合があり、これらの場合にも前述と同様重大な事態を招
くことがある。
【0006】そこで、本発明はこれらの問題を解決すべ
く、アスファルト混合物の出荷に際して、大型から小型
までの様々な運搬車両にアスファルト混合物を積込む場
合、運搬車両の運転者に対して適切な車両停車位置への
誘導を可能とするとともに、不適切な運搬車両の停車位
置による事故を防止し、さらに、アスファルトプラント
操作員の負担軽減を図るべく、アスファルト合材工場に
おける車両位置の検出及び誘導装置の提供を課題とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
発明の第一の特徴として、アスファルト合材工場のアス
ファルトプラント若しくは、アスファルト混合物の貯蔵
サイロにおけるアスファルト混合物の排出ゲートからア
スファルト混合物を運搬車両へ積み込む際に、前記排出
ゲートの直下部位置における運搬車両の進行方向に対す
る車両位置の検出を行う第一車両検出手段と、前記排出
ゲートの直下部位置における運搬車両の車幅方向に対す
る車両位置の検出を行う第二車両検出手段と、これら第
一車両検出手段と第二車両検出手段からの出力に基づい
て、運搬車両が適切な積込み位置にあるか否かを自動的
に判断する判断手段と、合成音声伝達装置、警告灯、文
字表示、図形表示若しくはモニタ画像による表示等によ
り運搬車両の荷受け部を前記排出ゲートの直下部の適切
な位置に誘導を行うための運搬車両の運転手への情報伝
達手段と、運搬車両の位置がアスファルト混合物の積込
みに不適切な場合においては、前記排出ゲートの直下部
の適切な位置に誘導完了まで前記アスファルト混合物の
排出ゲートは排出不可能な状態にインターロック制御が
作動する制御手段とを備えることである。
【0008】第二の特徴として前記第一車両検出手段
は、投光部と受光部を一対とする複数対の光電センサか
らなり、これら複数対の光電センサが、アスファルト混
合物の排出ゲート直下部の適切な位置における運搬車両
の側面部を感知できる高さ位置であって、運搬車両の通
過位置の両側部箇所に配置することである。
【0009】また、第三の特徴として前記第二車両検出
手段は、運搬車両の通過する両側部に配置される超音波
センサであって、この超音波センサは、アスファルト混
合物の排出ゲート直下部位置における運搬車両の車幅方
向に対する車両位置を検出する箇所に配置されることで
ある。
【0010】さらに、第四の特徴として前記制御手段の
インターロック制御は、前記第一車両検出手段と第二車
両検出手段からの出力に基づいて、リレーまたはシーケ
ンサ等による電気的な処理により、運搬車両が適切な積
込み位置にあるか否かを自動的に判断することである。
【0011】さらにまた、第五の特徴としては、前記判
断手段に基づいて情報伝達手段である合成音声伝達装
置、警告灯、文字表示、図形表示若しくはモニタ画像表
示のいずれか一つ、若しくは複数の組み合わせからなる
情報伝達手段を用いて運搬車両の誘導を行うとともに、
運搬車両へアスファルト混合物を供給する排出ゲートは
排出不可能な状態にインターロック制御が作動する制御
手段を備えることである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明のアスファルト合
材工場における車両位置の検出及び誘導装置の実施の形
態について、図面に沿って説明を行う。図1は、アスフ
ァルト合材工場における車両位置の検出及び誘導装置の
設置箇所付近を説明をする斜視図であり、図2の(a)
は、車両位置の検出及び誘導装置の車両位置検出部の設
置箇所を説明する側面図であり、図2の(b)は(a)
の正面図であり、図3の(a)は大型車両が入場した場
合を示す側面図であり、(b)は中型車両が入場した場
合を示す側面図であり、(c)は小型車両が入場した場
合を示す側面図であり、図4は、車両位置の検出及び誘
導装置の検出部の配置図である。
【0013】以上の図において、符号P1は第一車両検
出手段の光電センサの投光部であって、符号P1Rはこ
の光電センサの投光部P1の受光部を示すものであり、
符号P2、P3、P4は光電センサの投光部であり、符
号P2R、P3R、P4Rはそれぞれの光電センサの投
光部P2、P3、P4の受光部を示すものである。ま
た、符号U1とU2は第二車両検出手段の超音波センサ
を示すものであり、これら第一車両検出手段と第二車両
検出手段は図4に示すごとく、取付けポールA、B、
C、Dに係止されている。
【0014】このような構成による、第一車両検出手段
である光電センサと第二車両検出手段である超音波セン
サによる運搬車両の車両位置の検出方法について以下に
説明を行う。
【0015】取付けポールAの所定高さ位置には光電セ
ンサの投光部P1と投光部P2及び超音波センサU1が
係止されていて、この取付けポールAの車両通過箇所を
挟んだ反対側の箇所には光電センサの投光部P1の受光
部P1Rと、光電センサの投光部P2の受光部P2Rを
所定高さ位置に係止する取付けポールCが設置されてい
る。同様に、取付けポールBの所定高さ位置にも光電セ
ンサの投光部P3と投光部P4が係止され、この取付け
ポールBの車両通過箇所を挟んだ反対側の箇所にも光電
センサの投光部P3の受光部P3Rと、光電センサの投
光部P4の受光部P4R、及び超音波センサU2を係止
する取付けポールDが設置されている。
【0016】本発明の実施の形態で説明を行う各々の光
電センサの投光部P1、P2、P3、P4と光電センサ
の受光部P1R、P2R、P3R、P4R及び超音波セ
ンサU1、U2は、以下の表1に示す取付けポールA、
B、C、Dの高さ部位に係止されるとともに、光電セン
サの投光部P1からの投光は相対する光電センサの受光
部P1Rに受光するように光軸調整が行われている。他
の光電センサの投光部P2、P3、P4についても同様
に光電センサの受光部P2R、P3R、P4Rとの光軸
調整が行われている。
【0017】一方、超音波センサU1、U2は、各々取
付けポールA及び取付けポールDに測定の対象となる運
搬車両からの反射音波を受信可能に調整され係止されて
いる。
【0018】
【表1】
【0019】図5に示すように、取付けポールA、B、
C、Dの設置位置は、前記アスファルト混合物の排出ゲ
ート5からアスファルト混合物が落下する落下位置Gに
運搬車両の積載部が停止する位置により決定されてい
る。取付けポールAと取付けポールCはアスファルト混
合物の落下位置Gの先端より若干前方に位置する箇所に
設置され、取付けポールBと取付けポールDはアスファ
ルト混合物の落下位置Gの後端より若干後方に位置する
箇所に設置されている。
【0020】図3及び図4に示すように、総ての光電セ
ンサの投光部P1、P2、P3、P4からの投光が遮断
された状態、すなわち図3の(a)に示す状態の場合に
は大型車両が入場したと判断され、同図の(b)及び
(c)に示す光電センサの投光部P1、P3の投光が遮
断され、光電センサの投光部P2、P4からの投光が光
電センサの受光部P2R、P4Rに受光した状態の場
合、これらの信号がリレーまたはシーケンサ等に送られ
て中型の運搬車両若しくは小型の運搬車両が入場したと
の判断がなされる。
【0021】また、取付けポールAに係止された超音波
センサU1と取付けポールDに係止された超音波センサ
U2は、前述のごとく運搬車両の側面に発信して、その
反射音波を受信するように調整されて係止されている
が、それぞれの超音波センサU1、U2から発信した超
音波が運搬車両に反射して受信する時間を距離に換算し
て出力する。
【0022】これらの出力信号はリレーまたはシーケン
サ等により電気的な処理が施され、運搬車両を適切な車
両停止位置に誘導するための符号6で示す情報伝達手段
を用いて無人による運搬車両の検出及び運搬車両の運転
者への適切な誘導が行われる。 この車両位置の検出及
び誘導装置の制御及び情報表示装置6には、合成音声伝
達装置、警告灯、文字表示、図形表示及び画像による表
示が組み込まれており、運搬車両の運転者にこの車両位
置の検出及び誘導装置の制御及び情報表示装置6により
車両位置が適切であるか否か及び不適切な場合の適切な
位置への誘導に関する情報が表示され、車両位置の把握
が極めて容易にできるようになっている。 なお、これ
らの情報伝達手段による車両停止位置への誘導が完了す
るまでは、アスファルト混合物の排出ゲート5はインタ
ーロック制御により閉鎖状態を保持している。
【0023】以下、第一車両検出手段の光電センサの投
光部P1、P2、P3、P4と光電センサの受光部P1
R、P2R、P3R、P4R、第二車両検出手段の超音
波センサU1、U2、及び情報伝達手段によって運搬車
両の誘導が車両停止位置へ行われる状態を説明する。
【0024】図5の(a)は運搬車両の荷台が適正なア
スファルト混合物の落下位置Gへ停止している状態を示
す平面図であり、(b)は図5の(a)の側面図である
が、この図の符号(イ)は大型の運搬車両の荷台の側面
位置を示すものであり、符号(ロ)は中型若しくは小型
の運搬車両の荷台の側面位置を示すものである。図にお
いて、大型の運搬車両が入場した場合、すなわち符号
(イ)に示す側面位置の運搬車両が入場した場合にはす
べての光電センサの投光部P1、P2、P3、P4と光
電センサの受光部P1R、P2R、P3R、P4Rとの
間は遮断状態となり、この状態で車両位置の検出及び誘
導装置の制御及び情報表示装置6の合成音声伝達装置か
ら、例えば「積み込みます。」等の音声表示が発せられ
るとともに、警告灯が点灯して運転者に注意を促し、図
形表示、文字表示及びモニタ画像によって運搬車両の運
転者に現在の車両位置が適切であるか否か及び不適切な
場合には、適切な位置への誘導に関する情報を提供す
る。
【0025】一方、符号(ロ)に示す側面位置の中型若
しくは小型の運搬車両が入場した場合には、取付けポー
ルAと取付けポールBの光電センサの投光部P1、P3
と光電センサの受光部P1R、P3Rとの間のみが遮断
状態となり、中型若しくは小型の運搬車両の入場をシー
ケンサ等で判断し運搬車両の進行方向の停止位置が適切
な場合には、さらに超音波センサU1、U2が進入した
運搬車両とそれぞれの超音波センサU1、U2との隙間
距離を測定し、その隙間距離により、運搬車両の車幅方
向の停車位置が左右に偏ることなく適正であるか否かを
シーケンサ等によって判断する。
【0026】図6の(a)は、アスファルト混合物の落
下位置Gが運搬車両の運転席の真上にある状態を示す平
面図であり、(b)は図6の(a)の側面図であるが、
この図の(b)の符号(イ)は大型車両の荷台の側面位
置を示すものであり、符号(ロ)は中型若しくは小型の
運搬車両の荷台の側面位置を示すものである。図におい
て、大型の運搬車両が入場した場合、すなわち符号
(イ)の側面位置の大型車両の場合には光電センサの投
光部P1、P2、P3、P4と光電センサの受光部P1
R、P2R、P3R、P4Rとの間はすべて遮断状態と
なる。しかし、一般に大型の運搬車両によってアスファ
ルト混合物の積込みに来る運転者は積み受け作業を習熟
した者が多く、さらに荷台と運転席との距離も比較的離
れているために、運転席にアスファルト混合物が落下し
て事故になるという状態は極めて低いため、大型の運搬
車両の場合にはこれらの検出は行われない。
【0027】一方、符号(ロ)の側面位置の中型若しく
は小型の運搬車両が入場した場合には光電センサの投光
部P1、P2、P3と光電センサの受光部P1R、P2
R、P3Rとの間は遮断状態で光電センサの投光部P4
と光電センサの受光部P4Rとの間のみが受光状態とな
るが、このような状態の場合には車両位置の検出及び誘
導装置の制御及び情報表示装置6の合成音声伝達装置か
ら、例えば「もう少し前に出て下さい。」等の音声表示
が発せられるとともに、警告灯が運搬車両の運転者に注
意を促し、図形表示、文字表示及びモニタ画像から警告
及び誘導に関する情報が表示され、アスファルト混合物
の排出ゲート5は排出不可能な状態にインターロック制
御が作動する。
【0028】図7の(a)は、アスファルト混合物の落
下位置Gが運搬車両の荷台の後端部に偏った位置の真上
にある状態を示す平面図であり、(b)は図7の(a)
の側面図であるが、この図の(b)の符号(イ)は大型
の運搬車両の荷台の側面位置を示すものであり、符号
(ロ)は中型若しくは小型の運搬車両の荷台の側面位置
を示すものである。図において、大型の運搬車両が入場
した場合、すなわち符号(イ)の側面位置の大型の運搬
車両が入場した場合には、光電センサの投光部P1、P
2と光電センサの受光部P1R、P2Rとの間は遮断状
態であり、光電センサの投光部P3、P4と光電センサ
の受光部P3R、P4Rとの間は受光状態となる。
【0029】一方、符号(ロ)に示す側面位置の中型若
しくは小型の運搬車両が入場した場合には、光電センサ
の投光部P1と光電センサの受光部P1Rのみが遮断状
態となり、光電センサの投光部P2、P3、P4と光電
センサの受光部P2R、P3R、P4Rは受光状態とな
り、中型若しくは小型の運搬車両が入場したとの判断が
なされる。ここで光電センサからの入力信号に基づい
て、リレーまたはシーケンサ等による電気的な処理によ
り運搬車両の進行方向の現在位置が適正であるか否かの
判断が自動的に行われ、もし不適切と判断した場合には
車両位置の検出及び誘導装置の制御及び情報表示装置6
の合成音声伝達装置から、例えば「もう少し後ろに下が
って下さい。」等の音声表示が発せられるとともに、警
告灯により注意を促し、図形表示、文字表示及びモニタ
画像からの警告及び適正な位置への誘導に関する情報が
表示され、アスファルト混合物の排出ゲート5は排出不
可能な状態にインターロック制御が作動する。また、運
搬車両の進行方向の現在位置が適正であると判断した場
合には、さらに超音波センサU1、U2が前述と同様に
進入車両と超音波センサU1、U2との隙間距離を検出
して運搬車両の左右方向の現在位置が適正であるか否か
の判断が行われる。
【0030】図8の(a)は、アスファルト混合物の落
下位置Gが運搬車両の荷台の何処にも無い状態を示す平
面図であり、(b)は図8の(a)の側面図であるが、
この図の(b)の符号(イ)は大型の運搬車両の積載部
の側面位置を示すものであり、符号(ロ)は中型若しく
は小型の運搬車両の積載部の側面位置を示すものであ
る。このような状態は、アスファルト混合物の排出途中
で運転者が間違えて運搬車両を前進させたなどの場合に
起こりうる状態であるが、すべての光電センサの投光部
P1、P2、P3、P4と光電センサの受光部P1R、
P2R、P3R、P4Rとの間は受光状態となり,超音
波センサU1,U2についても検知が行われていない状
態となる。
【0031】つまり、このような状況が生じた場合に
は、超音波センサからの出力に基づいて、リレーまたは
シーケンサによる電気的な処理により運搬車両の左右方
向の現在位置が適当であるか否かの判断が自動的に行わ
れ車両位置の検出及び誘導装置の制御及び情報表示装置
6の合成音声伝達装置から、例えば「戻って下さい、ま
だ積込みが終わっていません。」等の音声表示が発せら
れるとともに、警告灯により注意を促し、図形表示、文
字表示及びモニタ画像からの警告表示が発せられ、アス
ファルト混合物の排出ゲート5は排出不可能な状態にイ
ンターロック制御が作動する。
【0032】図9乃至図10で示すようにアスファルト
混合物の落下位置Gに対して左右のいずれかの偏りが生
じて進入した運搬車両の場合には、車両位置の検出及び
誘導装置の制御及び情報表示装置6の合成音声伝達装置
から、例えば「もう少し右(左)に車両を寄せて下さ
い。」等の音声表示が発せられるとともに、警告灯によ
り注意を促し、図形表示、文字表示及びモニタ画像から
の警告と適正な位置への誘導に関する情報が表示され、
アスファルト混合物の排出ゲート5は排出不可能な状態
にインターロック制御が作動する。なお、以上説明した
小型若しくは中型の運搬車両の場合とは異なり、大型の
運搬車両の場合には車両の幅が広いために、左右のいず
れかに偏ることなく積込まれるために、アスファルト混
合物が車両の側面より落下することはないため、超音波
センサU1、U2により感知する必要はない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明のアスファルト
合材工場における車両位置の検出及び誘導装置によれば
以下の効果を奏する。
【0034】1)大型から小型までのいかなる運搬車両
がアスファルト合材工場にアスファルト混合物の積込み
に来所した場合であっても、アスファルトプラント又は
アスファルト混合物貯蔵サイロのアスファルト混合物の
排出ゲートの直下部位置付近における車両位置の検出
が、光電センサと超音波センサからの入力信号に基づい
てリレーまたはシーケンサ等による電気的な処理により
運搬車両が適切な積込み位置にあるか否かを自動的に判
断し、その結果を情報伝達手段により運搬車両の運転者
に常時情報を伝達するために、常に適切な積込み位置に
車両の誘導がなされ、従って積込み作業に未習熟な運転
者であったとしても、容易に適切な車両位置が得られ
る。 2)不適切な停止位置に車両が停止している場合には合
成音声伝達装置や警告灯や図形表示、文字表示若しくは
モニタ画像による表示の一つ若しくは複数の手段を用い
た情報伝達手段により、運搬車両の運転者に情報が伝達
され車両の誘導が行われ、排出ゲートのインターロック
制御手段により適切な停止位置での車両の停止が得られ
ないかぎりアスファルト混合物の排出ゲートは排出不可
能な状態にインターロック制御が作動するため、運搬車
両の荷台以外へのアスファルト混合物の落下の防止が可
能となる。 3)さらに、運搬車両の停止位置が不適切な場合には、
アスファルト混合物の排出ゲートが閉鎖状態に保持され
るために、運搬車両の荷台の外にアスファルト混合物の
落下に起因する物損事故や人身事故等の災害防止を図る
ことが可能となる。 4)さらに、アスファルト合材工場の運搬車両の誘導に
はアスファルトプラント操作員による直接誘導を必要と
しないために、アスファルトプラント操作員の作業量の
軽減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルト合材工場における本発明に係る運
搬車両位置の検出及び誘導装置の設置箇所付近を説明を
する斜視図である。
【図2】(a)は、本発明に係る車両位置の検出及び誘
導装置の車両位置検出部の設置箇所を説明する側面図で
あり、(b)は(a)の正面図である。
【図3】(a)は大型の運搬車両が入場した場合を示す
側面図であり、(b)は中型の運搬車両が入場した場合
を示す側面図であり、(c)は小型の運搬車両が入場し
た場合を示す側面図である。
【図4】本発明に係る車両位置の検出及び誘導装置の車
両位置検出部の配置図である。
【図5】(a)はアスファルト混合物の落下位置の直下
に運搬車両が適正位置に停止した状態を示す平面図であ
り、(b)は(a)の側面図である。
【図6】(a)はアスファルト混合物の落下位置の直下
に運搬車両の運転席があるような、荷台の位置が偏った
状態の運搬車両の平面図であり、(b)は(a)の側面
図である。
【図7】(a)はアスファルト混合物の落下位置の直下
に荷台の後端部があるような、荷台の位置が偏った状態
の運搬車両の平面図であり、(b)は(a)の側面図で
ある。
【図8】(a)はアスファルト混合物の落下位置付近に
運搬車両の荷台が全く無い状態を示す平面図であり、
(b)は(a)の側面図である
【図9】進入した運搬車両の停止位置がアスファルト混
合物の落下位置に対して左方向に偏りが生じている運搬
車両の平面図である。
【図10】進入した運搬車両の停止位置がアスファルト
混合物の落下位置に対して右方向に偏りが生じている運
搬車両の平面図である。
【符号の説明】
1 車両位置の検出及び誘導装置 5 アスファルト混合物の排出ゲート 6 車両位置の検出及び誘導装置の制御及び情報表示
装置 A 取付けポール B 取付けポール C 取付けポール D 取付けポール G アスファルト混合物の落下位置 P1 光電センサの投光部 P2 光電センサの投光部 P3 光電センサの投光部 P4 光電センサの投光部 P1R光電センサの受光部 P2R光電センサの受光部 P3R光電センサの受光部 P4R光電センサの受光部 U1 超音波センサ U2 超音波センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト合材工場のアスファルトプ
    ラント若しくは、アスファルト混合物の貯蔵サイロにお
    けるアスファルト混合物の排出ゲートからアスファルト
    混合物を運搬車両へ積み込む際に、 前記排出ゲートの直下部位置における運搬車両の進行方
    向に対する車両位置の検出を行う第一車両検出手段と、 前記排出ゲートの直下部位置における運搬車両の車幅方
    向に対する車両位置の検出を行う第二車両検出手段と、 これら第一車両検出手段と第二車両検出手段からの出力
    に基づいて運搬車両が適切な積込み位置にあるか否かを
    自動的に判断する判断手段と、 合成音声伝達装置、警告灯、文字表示、図形表示若しく
    はモニタ画像による表示等により運搬車両を前記排出ゲ
    ートの直下部の適切な位置に誘導を行うための運搬車両
    の運転手への情報伝達手段と、 この情報伝達手段により運搬車両を前記アスファルト混
    合物の排出ゲートの直下部位置に誘導完了まで前記アス
    ファルト混合物の排出ゲートは排出不可能な状態にイン
    ターロック制御が作動する制御手段とを備えることを特
    徴とする、アスファルト合材工場における車両位置の検
    出及び誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記第一車両検出手段は、投光部と受光
    部を一対とする複数対の光電センサからなり、 これら複数対の光電センサが、アスファルト混合物の排
    出ゲート直下部位置における運搬車両の側面部を感知で
    きる高さ位置であって、運搬車両の通過位置の両側部箇
    所に配置することを特徴とする、 請求項1記載のアスファルト合材工場における車両位置
    の検出及び誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記第二車両検出手段は、運搬車両の通
    過する両側部に配置される超音波センサであって、 この超音波センサは、アスファルト混合物の排出ゲート
    直下部位置における運搬車両の車幅方向に対する車両位
    置を検出する箇所に配置されることを特徴とする、請求
    項1記載のアスファルト合材工場における車両位置の検
    出及び誘導装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段のインターロック制御は、
    前記第一車両検出手段と第二車両検出手段からの入力信
    号に基づいて、 リレーまたはシーケンサ等による電気的な処理により運
    搬車両が適切な積込み位置にあるか否かを自動的に判断
    し、警告灯、文字表示、図形表示、モニタ画像による表
    示のいずれか単独、若しくは複数の情報伝達手段により
    運搬車両の誘導を行うとともに、 運搬車両へアスファルト混合物を供給する排出ゲートは
    排出不可能な状態にインターロック制御が作動する制御
    手段とを備えることを特徴とする、請求項1記載のアス
    ファルト合材工場における車両位置の検出及び誘導装
    置。
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