JP2001291188A - 車両誘導信号システム - Google Patents

車両誘導信号システム

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JP2001291188A
JP2001291188A JP2000104415A JP2000104415A JP2001291188A JP 2001291188 A JP2001291188 A JP 2001291188A JP 2000104415 A JP2000104415 A JP 2000104415A JP 2000104415 A JP2000104415 A JP 2000104415A JP 2001291188 A JP2001291188 A JP 2001291188A
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traffic
section
approaching
vehicles
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JP2000104415A
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Masahito Kageyama
雅人 影山
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な装置構成で、スムーズな交通の流れを
得ることが可能な信号システムを提供する。 【解決手段】 道路(1)の1車線を車両が交互に通行す
る交互通行区間(2)の、車両が進入する出入口(3A,3B,3
C)にそれぞれ設けられた信号機(7A,7B,7C)と、この信号
機(7A,7B,7C)を制御して車両の流れを制御する制御装置
(14,16,17)とを備え、出入口(3A,3B,3C)の手前にそれぞ
れ設けられた接近区間(11A,11B,11C)と、接近区間(11A,
11B,11C)内で停止又は接近して走行している接近車両(1
3)の有無及び進行方向を検出する車両検出装置(12,12)
とを備え、制御装置(14,16,17)は、この接近車両(13)の
有無に基づいて信号機(7A,7B,7C)の表示を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交互通行区間にお
ける車両の通行を制御する車両誘導信号システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の相互通行が不可能な道
路の交互通行区間において、信号機による交互通行を行
なう際に、信号機の点灯時間を制御して車両を効率的に
通行させるための技術が知られている。
【0003】図11に、特公昭58−35317号公報
(以下、第1従来技術と呼ぶ)に開示された技術を示
す。同図において、道路1は工事により一側の車線が閉
鎖された工事区間10となっており、他側の車線が交互
通行区間2となっている。この交互通行区間2の一方の
出入口3の両側にミリ波発信器5を、他方の出入口3の
両側にミリ波受信器6をそれぞれ設置し、車両が交互通
行区間2に進入したことを検知する車両検出装置12を
構成している。両出入口3,3には信号機7,7が設置
されており、1方向を所定時間青信号、他方向を赤信号
とした後、ともに赤信号となる。このとき、信号機7は
車両検出装置12の出力に基づいて交互通行区間の車両
を検知し、交互通行区間に車両がいなくなるとただちに
逆方向を青信号として、ともに赤信号となる時間を短縮
し、車両の通行をスムーズにしている。
【0004】また、特開平5−40897号公報(以
下、第2従来技術と呼ぶ)に示すようなものが知られて
いる。これは、交互通行区間2の両側の出入口3,3
に、信号機7,7を通過する車両の台数を計測する計測
器を設け、青信号側の車両の通行が途切れると、青信号
の点灯時間を短縮するものである。
【0005】さらに、特開平7−160990号公報
(以下、第3従来技術と呼ぶ)においては、交互通行区
間2の両側の信号機に、それぞれ一方の車線上の通行車
両を検出する距離検出器を設け、所定距離内に車両が検
出された場合に、その方向の信号を優先的に青信号にす
る技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題がある。即ち、第1
従来技術は、両方向が赤信号となっている時間を短縮す
るのみで、青信号の点灯時間は一定である。従って、青
信号側の通過車両がないような場合にも、赤信号側の車
両は青信号の点灯時間が経過するまで待たなければなら
ず、交通の流れを阻害してしまうことになる。また、第
1従来技術では、交互通行区間の車両のみを検出してい
るので、交互通行区間の外で待っている車両や、交互通
行区間に接近してくる車両の台数を勘案せずに制御を行
なっており、不規則な車両の流れに対する対応が困難で
ある。さらに、第1従来技術によれば、ミリ波発振器と
受信器との組み合わせを道路1の出入口3の両側に備え
る必要があり、車両検出装置12が多数必要であるとい
う問題がある。
【0007】また、第2従来技術によれば、赤信号側で
停止したり接近している車両の台数を測定するすべを持
たず、青信号側を通過した車両の台数と、現在の赤信号
側が青信号であったときにこの赤信号側を通過した車両
の台数とに基づいて、青信号時間を制御している。即
ち、このような制御技術は、長い時間にわたる車両の流
れを把握するのには好適であるが、他の箇所の信号機等
によって刻一刻と変化する車両の流れを制御するのは困
難である。例えば、手前の信号が変わって、赤信号側に
多数の車両が待機してもそのことを知るすべがなく、青
信号側の車両が途切れない限り青信号を保ち続けるの
で、交通渋滞や運転手のイライラ感を招くことがある。
【0008】また、第3従来技術によれば、車両検出器
が検出した車両までの距離のみを条件として信号の切替
を行なっている。従って車両検出器が、交互通行区間を
通過すべく接近している車両ばかりではなく、例えば駐
車していたり或いは路肩の店舗等に入ろうと減速したり
している車両を検出した場合にも信号を切り替えること
があり、かえって交通渋滞を招くことがある。さらに、
例えばミリ波を使用して車両を検出する場合には、一般
的に車両までの距離検出の分解能は1〜2m程度になる
ため、単一の車線を走行する車両のみを検出の対象とす
るのは困難である。そのため、反対側の車線を走行して
交互通行区間から遠ざかりつつある車両と、接近してい
る車両とを区別するのが困難であり、遠ざかりつつある
車両を接近しつつあると認識して、そちらの方向の信号
を青信号にしてしまうようなことがある。さらに、譬え
1車線の車両のみを検出することができたとしても、接
近してくる車両が、センターラインに接近したり、車線
上に障害物等があって反対車線にはみ出したりした場合
には検出が困難となり、交通の実際の流れに対応した信
号制御が困難となる。
【0009】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、簡単な装置構成で、スムーズな交通の流れ
を得ることが可能な信号システムを提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明は例えば、道路の1車線を
車両が交互に通行する交互通行区間の出入口の手前に設
けられた接近区間内で、停止又は走行している車両の有
無及び移動方向を検出する車両検出装置を備え、制御装
置は、交互通行区間に接近する車両のみを接近車両と判
断し、その有無に基づいて信号機の表示を切り替えてい
る。
【0011】即ち、交互通行区間に接近、又はその手前
で停止している車両の有無に基づいて信号機の表示を制
御しているので、実際の交通状況に合わせた細かな制御
が可能である。従って、渋滞が起きにくいとともに、運
転手が必要以上に待ち時間を取られてイライラするよう
なことがない。
【0012】また、上記の車両誘導信号システムにおい
て、制御装置は、接近距離と速度との比によって接近車
両が交互通行区間に到達するまでの接近時間を算出し、
交互通行区間の通過を許可された通過方向における接近
車両の接近時間が所定値以上で、かつ他方向に接近車両
が存在する場合に、通過方向を変更している。
【0013】即ち、車両が交互通行区間に到達するまで
の接近時間が所定時間以上離れていて、かつ他方向の車
両が交互通行区間に接近している場合に、通過方向を変
更している。従って、車両がより早く交互通行区間に到
達する車両の側を青信号にすることになり、渋滞が起き
にくい。
【0014】また、上記の車両誘導信号システムにおい
て、交互通行区間内を走行する通過車両の有無を検出す
る車両検出装置と、工事車両の交互通行区間内への出入
りを制御装置に入力する入力装置とを備え、制御装置
は、通過車両が検出された場合には通過方向以外の赤信
号を維持し、かつ工事車両の交互通行区間内への出入り
が入力された場合には、通過方向以外の赤信号を維持す
るようにしている。
【0015】即ち、交互通行区間内を通過車両が走行す
る場合には、通過方向以外の方向を青信号にしないよう
にしているので、異なる方向の車両が交互通行区間内で
出会ってすれ違えなくなるようなことがなく、交互通行
区間を常に車両がスムーズに通行可能である。しかも、
工事車両が出入りする場合には、通過方向以外の方向を
青信号にしないようにしているので、他の車両が交互通
行区間内で工事車両に走行を妨げられるようなことがな
く、車両の走行がスムーズになる。
【0016】また、上記の車両誘導信号システムにおい
て、交互通行区間に進入した車両の進入台数と、交互通
行区間から出て行った車両の脱出台数とを検出する車両
検出装置を備え、制御装置は、進入台数と脱出台数との
差に基づいて、交互通行区間の車両の有無を判定するよ
うにしている。
【0017】即ち、交互通行区間に進入した車両の進入
台数と、出て行った脱出台数との差で、交互通行区間の
車両の有無を判定しているので、見通しの悪いような道
路でも確実に交互通行区間の車両の有無を判定可能であ
る。さらに、このような判定に基づいて信号機を制御す
るようにすれば、不必要に青信号の時間を長くしたりす
るようなことがなく、車両の通行がスムーズになる。
【0018】また本発明は、接近区間内で交互通行区間
に接近する接近車両の接近距離及び速度を検出する車両
検出装置とを備え、検出した接近車両の接近距離及び速
度が一定の条件を満たすとき、警報装置によって作業員
に対する警報を発している。
【0019】即ち、作業員が予期しないときに接近車両
が接近するようなことがなく、常に接近車両の接近を念
頭に置いて作業を行なえるので、作業効率が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。尚、実施形態におい
て、前記従来技術の説明に使用した図と同一の要素には
同一符号を付し、重複説明は省略する。
【0021】まず、第1実施形態を説明する。図1は、
本実施形態に係る信号システムの設置状態を示す説明図
であり、T字路において工事が行なわれた場合を例に取
っている。また、図2にこの信号システムのシステムブ
ロック図を示す。図1,2において、道路1は、図中左
右方向に伸びる二車線道路1と、これに略直交する進入
路8とからなっている。二車線道路1の図中下側の車線
には、円錐状のバリケード9によって仕切られた工事区
間10が設けられており、その反対側(図1中、上側)
の車線が、交互通行区間2となっている。進入路8は、
この交互通行区間2内に設けられている。以下、交互通
行区間2が設けられた側の車線を走行してきた車両の進
行方向をA方向、工事区間10が設けられた側の車線を
走行してきた車両の進行方向をB方向、進入路8を走行
してきた車両の進行方向をC方向と呼ぶ。
【0022】交互通行区間2に車両が進入する各出入口
3A,3B,3Cには、通行可能な通過方向を指示する
信号機7A,7B,7Cがそれぞれ設置されている。各
信号機7A,7B,7Cはメインコントローラ14に電
気的に接続され、その指令に基づいて青又は赤の信号を
表示し、車両の通過方向A,B,Cを決定する。車両
は、A方向、B方向、又はC方向から交互通行区間2に
接近し、それぞれの信号機7A,7B,7Cの表示に従
って、交互通行区間2を走行する。A方向、B方向、及
びC方向の交互通行区間2の手前には、それぞれA方向
接近区間11、B方向接近区間11、及びC方向接近区
間11が設けられている。走行する方向の信号機7A,
7B,7Cが赤の場合、車両はこの接近区間11A,1
B,11C内を走行して交互通行区間2に接近し、交互
通行区間2の手前で、その方向の信号機7A,7B,7
Cが青になるまで停止する。このとき、各信号機7A,
7B,7Cが最後に青になってからの経過時間を、各方
向の待機時間と呼ぶ。
【0023】また、接近区間11内で、停止、又は交互
通行区間2に向かって走行している車両を接近車両13
と呼び、最も前にいる接近車両13から交互通行区間2
までの距離を、接近距離と呼ぶ。図中B方向のように、
接近車両13が信号機7の手前で停止している場合に
は、接近距離はゼロである。さらに、走行している接近
車両13が、交互通行区間2に到達するまでの時間を、
接近時間と呼ぶ。接近時間は、(接近距離)/(接近車
両13の速度)によって概略導かれ、B方向のように接
近車両13が信号機7の手前で停止している場合には、
接近時間はゼロである。また、青信号に従って交互通行
区間2を走行している車両を、通過車両と呼ぶ。工事区
間10には、パワーショベルやダンプトラック等の工事
車両15が作業を行なっており、その一部が交互通行区
間2を通って出入りする。工事車両15は、工事区間1
0に出入りする際には、すべての信号を赤にして出入り
する。また、交互通行区間2の路肩には、ミリ波による
車両検出装置12が設置されており、メインコントロー
ラ14に電気的に接続されている。各信号機7A,7
B,7Cも、このメインコントローラ14に電気的に接
続されている。
【0024】車両検出装置12の構造図を、図3に示
す。図3に示すように、車両検出装置12はミリ波を発
信するミリ波発振器5と、これを反射する回転自在の反
射板19と、物体に反射して返ってきたミリ波を受信す
るミリ波受信器6とを備えている。反射板は、例えば図
示しないモータ等によって常に360度回転しており、
これによってミリ波は車両検出装置12の周囲360度
方向に発信される。車両検出装置12は、物体に反射し
て返ってきたミリ波を受信し、分析することによって物
体の位置、速度、及び大きさを検出する。このような車
両検出装置12の検出距離は、一例として約120mで
あるので、接近区間11A,1B,11Cの長さは、1
20mまでに設定可能である。また、検出の分解能は、
一例として1〜2m程度である。車両検出装置12は、
メインコントローラ14と電気的に接続されており、検
出結果をメインコントローラ14に付属するタッチパネ
ル式の表示装置18に表示できるようになっている。
【0025】即ち、この車両検出装置12は、A方向、
B方向、及びC方向の接近車両13の距離、速度、及び
台数を検出することが可能である。尚、車両検出装置1
2は、常に車両の距離と同時にその速度を検出し、交互
通行区間2から離れる方向に走行している車両を接近車
両13として誤認識するのを避けるようにしている。即
ち、交互通行区間2から離れる方向に走行している車両
は、交互通行区間2の交通管制と無関係であるとして、
その存在を無視する。また、接近区間11A,11B,
11Cにおいて停止している車両のうち、その方向の信
号が青であるのにもかかわらず、一定時間(例えば1分
間)以上停止しつづけている場合にも、その存在を無視
する。
【0026】車両検出装置12は、接近区間11A,1
1B,11Cを正確に指示し、車両を正確に検出するた
めに、設置後に以下の作業を行なう。即ち、車両検出装
置12は、道路上に置かれたバリケード9、ガードレー
ル、道路端の樹木、或いは走行中の車両等の物体を検出
し、表示装置18に表示する。これに基づき、作業員は
表示装置18に表示された物体が何であるかをタッチパ
ネルを介して予めメインコントローラ14に入力し、テ
ィーチングを行なう。さらに、これらの情報に加えて、
道路、工事区間10、A,B,C各方向における接近区
間11A,1B,11C、及び交互通行区間2等の範囲
を指定する。このとき上記各区間の境界に、ミリ波を好
適に反射するリフレクタを一時的に設置すると、車両検
出装置12がこれらの区間を正確に検出するようになる
ので、ティーチングが容易になる。
【0027】トラックやパワーショベル等の工事車両1
5には、車載コントローラ16が搭載されており、やは
りタッチパネル式の表示装置を備えている。各車載コン
トローラ16とメインコントローラ14とは、例えば無
線LAN等の手段で信号を相互に送受信自在となってい
る。また、工事車両15を監視する監視員が、携帯式の
サブコントローラ17を所持する場合もある。このサブ
コントローラ17は、やはりタッチパネル式の表示装置
18を備えており、メインコントローラ14とは無線L
AN等の手段で信号を相互に送受信自在となっている。
【0028】次に、このような車両検出装置12を使用
して、各接近区間11A,11B,11C内で走行又は
停止する接近車両13を検出し、この各接近車両13の
状態に基づいて、交通がスムーズに流れるように各信号
機7A,7B,7Cの表示を制御する手順について説明
する。まず、図4に、制御の全体の流れをフローチャー
トで示す。同図に示すように、メインコントローラ14
に電源が投入されると(S1)、メインコントローラ1
4はまず全方向の信号を赤にする(S2)。そして、後
述する所定の手順に基づいて、車両の通過方向A、B、
又はCを決定し(S3)、その通過方向A、B、又はC
方向の信号を青にする(S4)。そして、後述する手順
によって決定される、その方向の信号を青にする時間が
経過すると、S2に戻る。このフローチャートにおい
て、S2及びS3を全停止モード、S4をA、B、又は
C方向の通過モードと言う。
【0029】そして、S2〜S4のステップを繰り返す
間に、工事車両15が出入りすると、割り込みが入って
工事車両出入りモードとなる。この工事車両出入りモー
ドは、工事車両15に搭載された車載コントローラ16
のタッチパネル、監視員が携帯するサブコントローラ1
7のタッチパネル、又はメインコントローラ14のタッ
チパネル等からの入力による割り込みにより、起動す
る。工事車両出入りモードが終了すると、S2に戻り、
全方向の信号を赤とする。
【0030】以上の手順のうち、まず全停止モードにつ
いて詳細に説明する。図6に、全停止モードのフローチ
ャートを示す。まず、メインコントローラ14は全方向
の信号を赤とし、(S11)、1秒程度の所定時間が経
過するまで待つ(S12)。そして、このとき、工事車
両出発信号、又は工事車両進入信号が入力されていない
か否かを判定し(S13,14)、いずれかが入力され
ていれば、工事車両出入りモードに移る。工事車両出発
信号は、工事車両15が工事区間10から交互通行区間
2に出る際にタッチパネルから入力され、工事車両進入
信号は、工事車両15が工事区間10に進入してくる場
合に入力される。
【0031】そして、いずれの信号も入力されていない
場合には、車両検出装置12によって、最後に信号が青
になった元方向(この例ではA方向とする)の交互通行
区間2を走行する通過車両の有無を判定する(S1
7)。S17で、交互通行区間2に通過車両がいる場合
には、A方向の信号が赤になってから、通過車両が交互
通行区間2を出るために充分とされる所定の余裕時間が
経過したか否かを判定し(S18)、余裕時間が経過し
ていなければS11に戻る。また、S18で余裕時間が
経過していれば、例えば車両が交互通行区間2内で停止
しているとか、或いは車両検出装置12の故障が起きて
いる等の、予期しない出来事が発生したと判断して警告
を表示する(S19)。そして、タッチパネル等から警
告がリセットされるまで待って(S20)、S11に戻
る。
【0032】S17で交互通行区間2に車両を検出しな
い場合には、他のB及びC方向の接近区間11B,1C
の接近車両13の有無を判定し(S21)、いずれかに
接近車両13を検出した場合には、その検出した方向に
応じて場合分けを行なう(S22)。即ち、B方向のみ
に検出した場合には、B方向を青にするB方向通過モー
ドとし(S24)、C方向のみに検出した場合には、C
方向を青にするC方向通過モードとする(S25)。そ
して、B方向及びC方向の両方に接近車両13を検出し
た場合には、B方向を最後に青にしてからこれまでに経
過したB方向待機時間と、C方向を最後に青にしてから
経過したC方向待機時間とを比較し(S23)、待機時
間の長いほうの方向の通過モードに移る(S24,2
5)。また、S21で、B及びC方向のいずれにも接近
車両13を検出しなかった場合には、A方向の接近車両
13の有無を判定し(S26)、検出する場合にはA方
向通過モードとする(S27)。そして、S26でA方
向に接近車両13を検出しなかった場合には、A,B,
Cいずれの方向にも接近車両13がいないと判断し、S
11に戻る。
【0033】即ち、交互通行区間2の手前に接近区間1
1A,1B,11Cを設け、この接近区間内で走行又は
停止する接近車両の有無に基づいて、次にどの方向を青
とするかを判断している。
【0034】次に、ある方向の通過モードについて、A
方向を例にとって説明する。図6に、通過モードのフロ
ーチャートを示す。まず、メインコントローラ14は、
A方向の最終通過時刻tAに、現在時刻tを代入する
(S31)。この最終通過時刻tAは、前記S23で各
方向の待機時間を比較する場合の基準となる。そして、
A方向の信号を青とし、他方向(B,C方向)の信号を
すべて赤とする(S32)。このとき、工事車両進入信
号が入力されているか否かを判定し(S33)、入力さ
れている場合には、工事車両出入りモードに移る(S3
4)。S33で入力されていない場合には、予め定めら
れたA方向青色時間が経過したか否かを判定する(S3
6)。この青色時間は、各方向ごとに定められていても
よいし、各方向ともに同じでもよい。
【0035】そして、S36でA方向青色時間がまだ経
過していない場合には、A方向の通過車両及び接近車両
13がなく、かつ他方向に接近車両13がある場合にの
み(S37)、A方向を元方向として記憶し(S3
8)、全停止モードに移る(S39)。これ以外の場合
には、S31に戻る。即ち、他方向に接近車両13があ
っても、A方向の通過車両又は接近車両13があれば、
A方向青色時間が経過していない限り、A方向の信号を
青にし続ける。
【0036】次に、全停止モード及び通過モードにおけ
る、工事車両出入りモードについて説明する。図7に、
工事車両出入りモードのフローチャートを示す。まず、
全方向信号を赤とする(S51)。そして、工事車両1
5に、出入り許可信号を通知する(S52)。この通知
は、例えば無線LANにより車載コントローラ16の表
示装置18に表示するものでもよく、信号機7に、青/
赤の表示とは別に、工事車両15専用の合図を表示して
もよく、或いは他の場所に工事車両専用信号機を設けて
もよい。そして、工事車両15の車載コントローラ16
から工事車両出入り終了信号が入力されたか否かを判定
し(S53)、入力された場合には全停止モードに戻る
(S54)。S53で、工事車両出入り終了信号が入力
されない場合には、工事車両15の出入りに必要とされ
る所定の工事車両出入り時間が経過したか否かを判定し
(S56)、経過していなければS51に戻る。そし
て、S56で工事車両出入り時間が経過していれば、工
事車両15等に何らかの問題が発生したと判断し、警告
信号を表示する(S58)。そして、警告がリセットさ
れるまで待ち(S58)、全停止モードに戻る(S5
9)。このときの警告の表示は、例えば警告灯やサイレ
ン等がよい。また、警告のリセットは、例えばコントロ
ーラのタッチパネルから行なうようにすればよい。
【0037】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ある方向の通過モードにおいて、その方向の接近区
間11の接近車両13の有無を判断し、いない場合には
青信号の時間を予め設定された青色時間より短くしてい
る。これにより、他方向で停止中の車両の待ち時間が減
少して運転手がイライラすることがなく、車両の流れも
スムーズになる。また、全停止モードにおいて接近車両
13を検出し、接近車両13のいる方向の信号を青にす
るようにしている。これにより、車両の流れがスムーズ
になる。そして、複数の方向に接近車両13がいる場合
には、それらの接近車両13が待機した待機時間が最も
短い方向を通過方向としている。これにより、待機中の
運転者が自分の方向が青になる順番を飛び越されること
がなく、イライラすることがない。
【0038】さらに、工事車両出入りモードを設け、工
事車両進入信号又は工事車両出発信号が入力されると、
工事車両15が出入りする間、すべての信号を赤にして
いる。これにより、工事車両15が他の車両に遮られる
ようなことがなく、工事車両15の出入りによって交通
の混乱が起きることがない。また、進入路8のように、
交互通行区間2に3以上の道路が合流しているような場
合にも応用可能であり、制御が単純なので制御ミスが少
なくなるとともに、車両を検出する車両検出装置12を
増設する必要がない。また、車載コントローラ16、サ
ブコントローラ17、及びメインコントローラ14を無
線LAN等で互いに接続して、信号を相互に送受信自在
となっているので、どのコントローラからも信号を制御
可能であり、何か起きた場合の対処が迅速となる。さら
に、コントローラがタッチパネルを有しており、これを
介してミリ波測定時のティーチングを行なっているの
で、車両の検出が正確になる。そして、このタッチパネ
ルに信号状態や警告等を表示したり、音で警報を発する
ようにすれば、作業員等が工事現場の状態を即座に把握
でき、不適切な行動を取るようなことがなく、工事の効
率が向上する。
【0039】またこのとき、信号機7に、青/赤の表示
以外に、「有難うございました」や「本信号は車両を検
出していますので、対向車の途切れるまでお待ち下さ
い」等の、現状を運転者に通知するメッセージを表示で
きるようにすると、待機中の運転者のイライラがさらに
減少する。
【0040】尚、進入路8が狭隘な路地である場合な
ど、車両検出装置12によって接近車両13を検出する
のが困難な場合には、この進入路8の出入口3にサブコ
ントローラ17を所持する監視員を配置させ、進入路8
からの車両の出入りを監視するのがよい。そして、進入
路8から車両が出てくるような場合には、工事車両進入
信号を入力し、車両の出入りが終了すれば、工事車両出
入り終了信号を入力するようにすれば、スムーズに車両
の出入りを行なうことが可能である。このようにすれ
ば、見通しが悪い場合にも、車両検出装置12を複数台
設ける必要がなく、信号システムの構成が簡単になる。
特に、工事の領域は移動することがあるので路地の出入
口3が交互通行区間2に含まれる場合にのみ監視員を配
置することで対応できる。また、路地の車両の出入りは
一般的に少ないので、対向する路地は例えば一人の監視
員でも対応が可能である。
【0041】また、車両検出装置12は、接近車両13
の有無ばかりでなく、台数を検出することも可能であ
る。従って、S37において、A方向の通過車両及び接
近車両13がなく、かつ他方向に接近車両13がある場
合にのみ全停止モードに移るのではなく、例えばA方向
及び他方向の接近車両13の台数をカウントし、A方向
の接近車両13の台数が所定値より少なくなり、かつ他
方向の接近車両13の台数が所定値より多くなった場合
に、全停止モードに移るようにしてもよい。
【0042】次に、第2実施形態について説明する。本
実施形態では、接近車両13から交互通行区間2までの
接近距離や、交互通行区間2に到達するまでの接近時間
をも勘案して、信号を制御している。第2実施形態に係
る通過モードのフローチャートを、A方向を例にとって
図8に示す。同図において、S31〜S39は、図6と
同様であり、説明を省略する。S37において、A方向
の通過車両又は接近車両13があるか、或いは他方向の
接近車両13がない場合には、所定の待ち時間経過後
(S61)、S62に移る。そして、A方向の接近距離
が所定距離L1以上で、かつ他方向に接近車両13があ
り、かつ他方向の接近距離<A方向の接近距離である場
合に、S38に移る。S62において、これ以外の場合
には所定の待ち時間経過後(S63)、他方向の待機時
間が時間T1より長く、かつA方向の接近距離が所定距
離L2以上で(L1>L2)、かつ他方向の接近車両1
3がある場合にのみ(S64)、S38に移る。これ以
外の場合には、S31に戻る。全停止モード及び工事車
両出入りモードについては、第1実施形態と同様であ
る。
【0043】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、各方向の接近車両13から交互通行区間2までの接
近距離に基づき、青色時間を短縮している。即ち、接近
区間11A,1B,11C内の接近車両13の台数だけ
でなく、接近車両13がどれだけ交互通行区間2に近づ
いているかをも考慮に入れて信号を制御しているので、
交通の流れを勘案した、より細かい制御が可能であり、
車両をよりスムーズに流すことが可能となる。
【0044】またこのとき接近距離ではなく、接近車両
13が接近区間11A,1B,11Cに到達するまでの
接近時間に基づいて、青色時間を短縮するようにしても
よい。即ち、S62において、A方向の接近時間が所定
時間τ1以上で、かつ他方向の接近車両13があり、か
つ他方向の接近距離<A方向の接近距離である場合にS
38に移る。そして、これ以外の場合には、所定の待ち
時間経過後(S63)、他方向の接近時間が所定の時間
τ1より長く、かつA方向の接近時間が所定時間τ2未
満で(τ1>τ2)、かつ他方向の接近車両13がある
場合にのみ(S64)、S38に移るようにしてもよ
い。このようにすれば、他方向の接近車両13の接近距
離が遠くとも、より早く交互通行区間2に到達する場合
に、青色時間を短縮することになる。従って、交通の流
れを勘案したより細かい制御が可能であり、車両をより
スムーズに流すことが可能となる。
【0045】次に、第3実施形態について説明する。図
9は本実施形態に係る信号システムの設置状態を示す説
明図であり、交互通行区間2がトンネル20等の内部に
あって見通しが悪く、かつ交互通行区間2に脇から車両
が進入しないような場合を例に取っている。同図におい
て、トンネル20の内部には工事区間10があり、その
反対側の車線は、トンネル20のほぼ全長にわたって交
互通行区間2となっている。トンネル20の出入口3に
は信号機77A,7Bが設置されて、各車線には接近区
間11A,11Bが設けられている。車両は信号機77
A,7Bの指示に従い、トンネル20の手前で停止す
る。各接近区間11A,11Bの近傍には、ミリ波発信
器及び受信器を備えた車両検出装置12がそれぞれ設置
されている。このような場合には、トンネル20の内部
の交互通行区間2を走行する通過車両を正確に検出する
ことが困難である。従って、各車両検出装置12,12
によって、トンネル20の中に入った車両の数と出て行
った車両の数とを検出し、この差によって、交互通行区
間2を走行する通過車両の有無を検出するのがよい。
【0046】以上説明したように本実施形態によれば、
トンネル20等の見通しの悪い交互通行区間2が存在す
る道路1においても、その交互通行区間2に入っていっ
た車両とそこから出て行った車両とを検出することによ
り、交互通行区間2を走行する通過車両の有無を正確に
検出可能である。従って、交互通行区間2内に車両がい
るにも拘らず、反対方向の信号を青にするということが
なく、車両の通行が混乱することがない。このような検
出技術を、前記第1、第2実施形態に応用することによ
り、スムーズな交通の流れを得ることができる。
【0047】尚、上記各実施形態の説明では、A〜Cの
各方向に対して通過車両を検出する際に、交互通行区間
2を走行する車両をすべて通過車両と判定するように説
明したが、これに限られるものではない。例えば図10
に示すように、A方向の通過車両を検出する場合には、
実線で示した検出範囲21Aを走行する車両を通過車両
として検出し、B方向の通過車両を検出する場合には、
点線で示した検出範囲21Bを走行する車両を通過車両
として検出してもよい。即ち、各方向の検出範囲は、互
いに進行方向に長くなっているようにするのがよい。こ
れにより、不必要な区間の車両検出を行なう必要がな
く、また、交互通行区間2を通過中の車両を見逃すこと
なく、より正確に検出できる。
【0048】また、交互通行区間2に進入する車両や、
そこから出て行く車両の台数を検出するのは、ミリ波を
用いた車両検出装置12に限られるものではなく、例え
ばテレビカメラを用いた画像処理装置によってもよい。
さらに、接近区間11の車両を検出する車両検出装置1
2としてもミリ波に限られるものではなく、レーザ波等
の光波を用いてもよく、テレビカメラを用いた画像処理
によってその有無や速度等を検出してもよい。また、ミ
リ波、レーザなど電磁波を用いた車両検出装置12も、
実施形態で説明したような回転する反射板19を用いた
装置に限られるものではなく、アンテナの方向を機械的
に変更するものでもよい。或いは、図10に示したよう
にミリ波の放射方向を固定、又は限られた角度で放射す
るようにした車両検出装置12M,12Nを複数台用意
し、通過車両は図中内側に設置された2台の車両検出装
置12N,12Nで検出する。そして、接近車両は、図
中外側に道路を斜めに横切らせて設置された2台の車両
検出装置12M,12Mでそれぞれの各方向A,Bのみ
の接近車両13の検出を行うようにしてもよい。
【0049】尚、上記各実施形態に説明したような路上
作業では、誘導に従わない車両が存在することがある。
このような場合に作業員の注意を促すために、本発明で
は、車両の接近距離及び速度を検出し、車両が誘導に従
わない異常状態と判断すると、警告を発するようにする
とよい。例えば、信号が青で、接近する接近車両13が
交互通行区間2を走行するために車線を変更する必要が
あり、かつ、速度に応じて設定されている車線変更距離
よりも接近しているにも拘らず車線を変更していないよ
うな場合に、異常と判断する。或いは、信号が赤で、か
つ接近車両13が速度に応じて設定されている停止距離
よりも接近しているような場合には、工事区間10まで
に停止できないと判断し、異常と判断する。このように
異常と判断されると、メインコントローラは警報音によ
り警報を行うと共に、警報信号が無線装置によって作業
機械に搭載されたサブコントローラに伝達され、表示装
置や、作業機械のホーン等によって作業員が警告され
る。これに伴い、作業員は接近車両13に対して警戒
し、必要があれば道路1外に出ることも可能である。
【0050】また、車両が交互通行区間2に接近するま
で信号機に気づかず、急停止や急ハンドル等を行なうの
を避けるために、車両に対して予め警告し、運転者が車
両の速度を低めに落とすように注意を促すのがよい。例
えば従来では、接近区間11A,1B,11Cよりも手
前の道路上に、工事予告の看板を設置するなどして車両
に対して警告を行なっているが、これでは運転者の注意
を十分喚起できず、速度を落とさせることが出来ない場
合がある。そのため、例えば専用のミリ波レーダ装置を
備え、検出した車両の速度と距離とに応じて表示内容を
変更する予告表示装置を、工事区間10の手前に設けて
おくとよい。例えば、適切な速度の車両に対しては、
「工事中(作業中)です。」と表示し、高速な速度の車両
に対しては、「あなたの速度はxkmです。減速してくだ
さい。」と表示する。また、必要以上に低速な車両に対
しては「工事現場までxmです。」と距離を示したり、矢
印で誘導方向を示す。表示装置は、運転者の注意を喚起
するため、自動駆動される人形を併設しても良い。例え
ば、車両の接近を検出すると旗を振り、車両の速度が危
険な場合には、さらに大きく旗を振るようにすると、さ
らに確実に運転者の注意を喚起することが可能である。
このような装置は、本案の信号装置と同時に利用しても
良いが、人間の警備員が誘導する場合にも、事前予告装
置単体で利用することが可能である。
【0051】また、車両検出装置12で検出した、通過
する車両の時間あたりの数、待ち行列の車両が規定時間
内に通過できなかった頻度、或いは待ち行列の長さなど
から、渋滞の状況をリアルタイムで検知し、インターネ
ットやVICSなどを通じて公報するようにしてもよい。こ
のようにすれば、GPSを利用して、工事区間10の位
置や、その渋滞状況を他の車両が知ることができ、例え
ば渋滞が起きているような場合には他のルートを通行す
るなどできるので、渋滞が緩和される。また、車両検出
装置12は、交互通行区間2を走行している通過車両の
状況を把握している。従って、この通過車両の情報に基
づき、工事区間10内で作業したりそこから出入りする
工事車両15の動作範囲を規制し、工事車両15と乗用
車との接触を避けることもできる。
【0052】尚、本発明の説明は、車両が左側通行する
ものとして行なったが、右側通行であっても同様であ
る。また、通過方向を指示する手段として、青及び赤の
灯を点灯する信号機7としたが、これに限られるもので
はなく、LED等で文字を表示して通行を許可するよう
な表示板でもよい。例えば、信号が青の場合には「走行
して下さい」、信号が赤の場合には「対向車が来ていま
す。止まって下さい」、工事車両が出入りする場合に
は、「工事車両が出入りします」、そして、接近車両1
3が赤信号により停車したことを検知した場合には、
「有難うございました」などと、状況を細かく表示する
とよい。これにより、信号機が夜間等に無人で稼働して
いる場合に、車両を検出しているということを運転手に
アピールし、運転手が信号を無視するのを防止すること
ができる。さらに、運転手もこのような丁寧な表示を見
ることにより、イライラ感が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る信号システムの設置状態を
示す説明図。
【図2】信号システムのシステムブロック図。
【図3】車両検出装置の構造図。
【図4】信号システムの手順の概略を示すフローチャー
ト。
【図5】全停止モードのフローチャート。
【図6】通過モードのフローチャート。
【図7】工事車両出入りモードのフローチャート。
【図8】第2実施形態に係る通過モードのフローチャー
ト。
【図9】第3実施形態に係る信号システムの設置状態を
示す説明図。
【図10】通過車両を検出する場合の他の例を示す説明
図。
【図11】従来技術に係る信号システムの構成図。
【符号の説明】
1:二車線道路、2:交互通行区間、3A,3B,3
C:出入口、5:ミリ波送信器、6:ミリ波受信器、7
A,7B,7C:信号機、8:進入路、9:バリケー
ド、10:工事区間、11A,11B,11C:接近区
間、12:車両検出装置、13:接近車両、14:メイ
ンコントローラ、15:工事車両、16:車載コントロ
ーラ、17:サブコントローラ、18:表示装置、1
9:反射板、20:トンネル、21:検出範囲。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路(1)の1車線を車両が交互に通行す
    る交互通行区間(2)の、車両が進入する出入口(3A,3B,3
    C)にそれぞれ設けられた信号機(7A,7B,7C)と、 この信号機(7A,7B,7C)を制御して車両の流れを制御する
    制御装置(14,16,17)とを備えた車両誘導信号システムに
    おいて、 出入口(3A,3B,3C)の手前にそれぞれ設けられた接近区間
    (11A,11B,11C)と、 接近区間(11A,11B,11C)内で停止又は走行している車両
    の有無及び移動方向を検出する車両検出装置(12,12)と
    を備え、 車両検出装置(12,12)は、検出した車両が停止又は接近
    している場合のみ、これを接近車両(13)と判定し、 制御装置(14,16,17)は、この接近車両(13)の有無に基づ
    いて信号機(7A,7B,7C)の表示を切り替えることを特徴と
    する車両誘導信号システム。
  2. 【請求項2】 道路(1)の1車線を車両が交互に通行
    する交互通行区間(2)の、車両が進入する出入口(3A,3B,
    3C)にそれぞれ設けられた信号機(7A,7B,7C)と、 この信号機(7A,7B,7C)を制御して車両の流れを制御する
    制御装置(14,16,17)とを備えた車両誘導信号システムに
    おいて、 出入口(3A,3B,3C)の手前にそれぞれ設けられた接近区間
    (11A,11B,11C)と、 接近区間(11A,11B,11C)内で停止又は交互通行区間(2)に
    向かって走行している接近車両(13)の接近距離及び速度
    を検出する車両検出装置(12,12)とを備え、 制御装置(14,16,17)は、接近距離と速度との比によって
    接近車両(13)が交互通行区間(2)に到達するまでの接近
    時間を算出し、交互通行区間(2)の通過を許可された通
    過方向における接近車両(13)の接近時間が所定値以上
    で、 かつ他方向に接近車両(13)が存在する場合に、信号機(7
    A,7B,7C)の表示の通過方向を変更することを特徴とする
    車両誘導信号システム。
  3. 【請求項3】 道路(1)の1車線を車両が交互に通行す
    る交互通行区間(2)の、車両が進入する出入口(3A,3B,3
    C)にそれぞれ設けられた信号機(7A,7B,7C)と、 この信号機(7A,7B,7C)を制御して車両の流れを制御する
    制御装置(14,16,17)を備えた車両誘導信号システムにお
    いて、 交互通行区間(2)内を走行する通過車両の有無を検出す
    る車両検出装置(12)と、 工事車両(15)の交互通行区間(2)内への出入りを制御装
    置(14,16,17)に入力する入力装置とを備え、 制御装置(14,16,17)は、通過車両が検出された場合には
    通過方向以外の赤信号を維持し、 かつ工事車両(15)の交互通行区間(2)内への出入りが入
    力された場合には、通過方向以外の赤信号を維持するこ
    とを特徴とする車両誘導信号システム。
  4. 【請求項4】 2車線からなる道路(1)の1車線を車両
    が交互に通行する交互通行区間(2)に車両が進入する出
    入口(3A,3B,3C)にそれぞれ設けられた信号機(7A,7B,7C)
    と、 この信号機(7A,7B,7C)を制御して車両の流れを制御する
    制御装置(14,16,17)とを備えた車両誘導信号システムに
    おいて、 交互通行区間(2)に進入した車両の進入台数と、交互通
    行区間(2)から出て行った車両の脱出台数とを検出する
    車両検出装置(12)を備え、 制御装置(14,16,17)は、進入台数と脱出台数との差に基
    づいて、交互通行区間(2)の車両の有無を判定すること
    を特徴とする車両誘導信号システム。
  5. 【請求項5】 車両が交互に通行する交互通行区間(2)
    の、車両が進入する出入口(3A,3B,3C)にそれぞれ設けら
    れた信号機(7A,7B,7C)と、 この信号機(7A,7B,7C)を制御して車両の流れを制御する
    制御装置(14,16,17)とを備えた車両誘導信号システムに
    おいて、 出入口(3A,3B,3C)の手前にそれぞれ設けられた接近区間
    (11A,11B,11C)と、 接近区間(11A,11B,11C)内で、交互通行区間(2)に向かっ
    て走行している接近車両(13)の接近距離及び速度を検出
    する車両検出装置(12,12)とを備え、 検出した接近車両(13)の接近距離及び速度が一定の条件
    を満たすとき、作業者に対する警報を発生する警報装置
    を備えたことを特徴とする車両誘導システム。
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