JPH09239914A - 離型フイルム - Google Patents
離型フイルムInfo
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- JPH09239914A JPH09239914A JP4598296A JP4598296A JPH09239914A JP H09239914 A JPH09239914 A JP H09239914A JP 4598296 A JP4598296 A JP 4598296A JP 4598296 A JP4598296 A JP 4598296A JP H09239914 A JPH09239914 A JP H09239914A
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Abstract
保護フイルムに有用な、或いは溶剤系の溶液やスラリー
を用いて成形される樹脂シート、樹脂被膜、セラミック
シートの成形用キャリヤーフイルムに有用な離型フイル
ムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に付加重合型シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設
けた離型フイルムであって、該シリコーン樹脂の赤外吸
収スペクトルで認められる−CH3 による波数2800
〜3000cm-1の吸収ピーク高さ(Ha)と、−Si
Hによる波数2100〜2300cm-1の吸収ピーク高
さ(Hb)の比が下記式(I)を満足する離型フイル
ム。 0≦Hb/Ha≦0.05……(I)
Description
し、更に詳しくは溶剤系の溶液やスラリーを用いて成形
される樹脂シート、樹脂被膜、セラミックシートの成形
用キャリヤーフイルムに有用な、或いは溶剤系の塗液を
用いて塗設される粘着剤被膜の保護フイルムに有用な離
型フイルムに関する。
いはセラミックシート等を成形する際のキャリヤーフイ
ルムとして用いられる。例えば塩化ビニル樹脂の樹脂シ
ートは、塩化ビニル樹脂と溶媒からなる塗液を離型フイ
ルム(キャリヤーフイルム)上に塗工(流延)した後、
溶媒を加熱除去することにより塩化ビニルシート(例え
ばマーキングシート用)として成形される。また樹脂被
膜は、キャリヤーフイルムの表面に樹脂(粘着剤等)と
溶媒からなる塗液を塗布した後、加熱して溶媒を除去す
ることにより成形される。
ク粉体とバインダー剤とを溶媒に分散させたスラリーを
キャリヤーフイルム上に塗工した後、溶媒を加熱除去す
ることによりセラミック生シート(セラミックグリーン
シート)として成形される。
は、キャリヤーフイルムから剥離分離され、裁断、印刷
等の加工を施された後各種の用途に供されるが、時とし
て加工を施される迄キャリヤーフイルムと積層されたま
ま長期間(例えば6ケ月間)保管されることがある。と
ころが、従来のキャリヤーフイルムでは、積層されたま
ま長期間保管される間にキャリヤーフイルムの離型層中
のシリコーン樹脂とセラミック生シート中のバインダー
成分とが相互に作用して、剥離分離が困難になる欠点が
生じる。また、長期間保管される間にキャリヤーフイル
ムの離型層中に存在する未反応物等が樹脂シートの表面
に転写し、樹脂シート表面に印刷を施そうとした際に印
刷斑が生じ、著しい場合には印刷が不可能となる等の重
大な欠点が生じ、また樹脂シート表面に油性フェルトペ
ン等で筆記する際にインキのハジキが生じ筆記性が不良
となる欠点が生じる。
る従来技術の欠点を解消し、各種粘着剤被膜、樹脂シー
ト、樹脂被膜、セラミックシート等に対し適度の力で剥
離が可能(離型性が良い)であり、かつ経時安定性に優
れた離型層を有する離型フイルムを提供することにあ
る。
によれば、ポリエステルフイルムの少なくとも片面に付
加重合型シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設けた
離型フイルムであって、該シリコーン樹脂の赤外吸収ス
ペクトルで認められる−CH3 による波数2800〜3
000cm-1の吸収ピーク高さ(Ha)と、−SiHに
よる波数2100〜2300cm-1の吸収ピーク高さ
(Hb)の比が下記式(I)を満足する離型フイルムに
より達成される。
は、フイルム基材としてポリエステルフイルムを用いる
が、透明性が要求される用途には透明性の良好なポリエ
ステルフイルムを用いることが好ましく、二軸延伸ポリ
エステルフイルムが特に好ましい。また、遮光性が要求
される用途には無機顔料を配合したポリエステルフイル
ムを用いることが好ましく、TiO2 、SiO2 等の如
き顔料を配合した二軸延伸ポリエステルフイルムが特に
好ましい。
リエステルは、芳香族二塩基酸成分とジオール成分とか
らなる結晶性の線状飽和ポリエステルであることが好ま
しく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレン―2,6―ナフタレート等を挙げることがで
きる。
性を良好なものとするため、滑剤として平均粒径が0.
01〜20μm程度の有機や無機の微粒子を、例えば
0.005〜20重量%の配合割合で含有させることが
できる。かかる微粒子の具体例としては、炭酸カルシウ
ム、カオリン、酸化ケイ素、硫酸バリウム等の無機粒
子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、架橋シリコーン樹脂粒
子、架橋アクリル樹脂粒子等の有機粒子を挙げることが
できる。或いはポリエステルの合成反応に使用した触媒
残査から微粒子を析出させることにより、フイルム表面
に微細な凹凸を形成させ、フイルムの滑り性を良好なも
のとすることができる。
配合することができる。例えば帯電防止剤としてドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の如きスルホン酸塩
基を有する化合物等を含有させることができる。これら
の改良剤を含まないポリエステルも用いることができ
る。
従来から知られている方法で製造することができる。例
えば、二軸延伸ポリエステルフイルムは、ポリエステル
を乾燥後、押出機にて溶融し、ダイ(例えばT−ダイ、
I−ダイ等)から回転冷却ドラム上に押出し、急冷して
未延伸フイルムとし、次いで該未延伸フイルムを二軸方
向に延伸し、必要に応じて熱固定することにより製造す
ることができる。フイルムの厚みは特に制限するもので
はないが、5〜250μmが好ましい。
ルフイルムの少なくとも片面に、付加重合型シリコーン
樹脂を主成分とする離型層を設ける。このシリコーン樹
脂は、赤外吸収スペクトルで認められる−CH3 による
波数2800〜3000cm-1の吸収ピーク高さ(H
a)と、−SiHの伸縮振動に帰属する波数2100〜
2300cm-1の吸収ピークのピーク高さ(Hb)の比
が下記式(I)を満足するものである。
iH基を有する成分の濃度が高すぎて、離型フイルムと
セラミックシートや樹脂シートを積層したまま長期間保
管する間に離型フイルムの離型層中の−SiH基を有す
る成分とセラミックシート中のバインダー成分とが作用
して、剥離分離が困難になる欠点が生じたり、離型フイ
ルムの離型層中に存在する未反応物等が樹脂シートの表
面に転写して、樹脂シートに印刷を施そうとした際に重
大な欠点が生じる。
ン樹脂は、例えば下記式(A)で示されるビニル基を有
するポリジメチルシロキサンと、下記式(B)で示され
るハイドロジェンシラン系化合物とをPt系化合物を触
媒に用いて付加重合することにより得ることができる。
あるが、mが1〜100、nが20〜5000、m+n
が30〜5000の範囲であると、架橋反応が適度に進
み、耐久性に優れた離型層が得られるため好ましい。
く、これらは単にそれぞれの単位の和がm,nであるこ
とを示しているにすぎないと解すべきである。従って、
上記式(A)における各単位はランダム結合していても
よく、またブロック結合していてもよい。
あるが、aが3〜200、bが1〜120、5≦a+b
≦200の範囲であると、架橋反応が適度に進み、耐久
性に優れた離型層が得られるため好ましい。
く、これらは単にそれぞれの単位の和がa,bであるこ
とを示しているにすぎないと解すべきである。従って、
上記式(B)における各単位はランダム結合していても
よく、またブロック結合していてもよい。
するポリジメチルシロキサンと、ハイドロジェンシラン
系化合物の割合は、ビニル基を有するポリジメチルシロ
キサン中のビニル基1.0モルに対し、ハイドロジェン
シラン系化合物中の〜SiH基が1.0〜2.0モルと
なる割合であることが好ましい。ここでいう付加重合と
は、〜Si−CH=CH2 で示される分子末端または分
子側鎖中の官能基と、H−Si〜で示される分子末端ま
たは分子側鎖中の官能基とが、〜Si−CH2CH2 −
Si〜となる重合反応のことである。但し、上記反応式
中『〜』は分子が更に接続していることを示す。
コーン樹脂として赤外吸収スペクトルで認められる吸収
ピーク高さ(Ha)と、(Hb)の比が前記式(I)を
満足するものを用いるが、かかるシリコーン樹脂は、例
えば下記(1)〜(3)の方法により得ることができ
る。
得る際に、付加重合に用いるビニル基を有するポリジメ
チルシロキサンと、ハイドロジェンシラン系化合物の割
合として、ビニル基を有するポリジメチルシロキサン中
のビニル基1.0モルに対し、ハイドロジェンシラン系
化合物中の〜SiH基が1.0モル未満となる割合で用
いる。
の〜SiH残基を下記反応により減少させるためPt触
媒を多量に用いる。
せるため40〜50℃でポストキュアリングを行う。
減少させるとシリコーン樹脂の架橋密度が減少するため
塗膜の耐久性が低下することがある。したがって(2)
及び/又は(3)の方法を採用することが好ましい。
合の触媒として用いるが、Pt系化合物の量は、離型層
中のPt系化合物の濃度がPt金属元素として1〜50
0ppmとなる量であることが好ましい。Pt金属元素
の量が1ppm未満であると付加重合が所望の割合で進
行しないことがあり、このため離型フイルムとセラミッ
クシートや樹脂シートを積層したまま長期間保管する間
に離型フイルムの離型層中に存在する未反応物等が樹脂
シートの表面に転写して、樹脂シートに印刷を施そうと
した際に欠点が生じることがある。また、Pt金属元素
の量が500ppmを超えると、離型層の塗設に用いる
塗液を保存する間にゲル化が進行し、いわゆるポットラ
イフが短くなり生産に適さなくなることがある。尚、P
t系化合物としては、例えばシリコーンオイルに可溶な
白金錯体、アルコール変性白金錯体(塩化白金酸のアル
コール溶液)、メチルビニルポリシロキサン白金錯体等
を挙げることができる。
の少なくとも片面に、ビニル基を有するポリジメチルシ
ロキサンと、ハイドロジェンシラン系化合物を含む塗液
を塗布し、加熱して付加重合反応を行わせて塗膜を塗設
した後、更に例えば加熱温度T(℃)と加熱時間θ(H
r)を下記の条件でポストキュアリングを行わせるもの
である。
には本発明の目的を妨げない範囲で公知の各種添加剤を
配合することができる。この添加剤としては、例えば紫
外線吸収剤、顔料、消泡剤、ポットライフ延長剤、架橋
剤等を挙げることができる。
ポリエステルフイルムの少なくとも片面に離型層を設け
るが、この離型層は例えば、前記式(A)で示されるビ
ニル基を有するポリジメチルシロキサン、前記式(B)
で示されるハイドロジェンシラン系化合物およびPt系
化合物を含む塗液をフイルムに塗布し、加熱して乾燥お
よび硬化反応させることにより設けることができる。こ
の加熱の条件は、例えば80〜160℃で10〜120
秒間、特に100〜150℃で15〜60秒間とするこ
とが、乾燥および硬化反応が十分なものとなるため好ま
しい。尚、塗液の塗布方法としては、公知の任意の塗工
法が適用でき、例えばロールコーター法、ブレードコー
ター法等を挙げることができるが、これらの方法に限定
されるものではない。また、塗液は有機溶剤を用いた塗
液であっても、水性塗液であってもよいが、ポリジメチ
ルシロキサンやハイドロジェンシラン系化合物を溶解し
た溶液であることが好ましく、例えばトルエン等の有機
溶剤を用いた塗液であることが好ましい。
ルフイルムと離型層との密着性を高めるためにポリエス
テルフイルムの少なくとも片面に接着層を設け、該接着
層の上に更に離型層を積層することができる。この接着
層には例えばシランカップリング剤を好ましく用いるこ
とができる。このシランカップリング剤としては,一般
式Y−Si−X3 で示されるものを挙げることができ
る。ここで、Yは例えばアミノ基、エポキシ基、ビニル
基、メタクリル基、メルカプト基等で代表される官能
基、Xはアルコキシ基で代表される加水分解性の官能基
を示す。上記の接着層の好ましい厚みは0.01〜5μ
m程度であり、特に0.02〜2μm程度である。接着
層の厚みが上記の範囲であるとポリエステルフイルムと
離型層の密着性が良好となり、また接着層を設けたポリ
エステルフイルムがブロッキングし難いため取り扱う際
に支障が生じ難い。
る。尚、フイルムの各特性値は下記の方法で測定した。
ープ(ニットー31B)を貼合わせ、5kgの圧着ロー
ラーで圧着し20時間放置後、離型層と粘着テープとの
剥離力(Rf0)を引張り試験機にて測定した。
/inであり、更に2〜10g/in、特に2〜10g
/inである。剥離強度が2g/in未満であると、離
型フイルムに樹脂シート等を積層した積層シートを巻き
取る際等に樹脂シート等が離型フイルムから剥離してし
まうことがあるため好ましくない。また、剥離強度が3
0g/inを超えると、積層シートから樹脂シート等を
剥離分離して使用する際に剥離が困難となることがある
ため好ましくない。
G4305に規定する冷間圧延ステンレス板(SUS3
04)に貼付けた後の剥離力を測定し、基礎接着力(f
0 )とする。また前記ポリエステル粘着テープをサンプ
ルフイルムの離型層塗設面に5kgの圧着ローラーで圧
着し、30秒間放置した後粘着テープを剥がす。そして
剥がした粘着テープを上記のステンレス板に貼り、該貼
合部の剥離力を測定し、残留接着力(f)とする。得ら
れた基礎接着力(f0 )と残留接着力(f)より下記式
を用いて残留接着率を求める。
は85%以上、特に90%以上である。残留接着率が8
5%未満であると、例えば離型フイルムをロール状に巻
いて保管する際に、離型層を構成する成分が隣接するフ
イルムの表面に転写(いわゆる背面転写)し、離型層の
特性が不良となったり、隣接フイルム表面の接着性等の
特性が不良となることがあるため好ましくない。
ープ(ニットー31B)を貼合わせ、5kgの圧着ロー
ラーで圧着し、30日間23℃の温度で放置後、離型層
と粘着テープとの剥離力(Rf1)を引張り試験機にて測
定し、前記剥離強度の測定方法により測定した離型層と
粘着テープとの剥離力(Rf0)とから下記式を用いて経
時重剥離化率を求める。
%である。経時重剥離化率が110%を超えると、例え
ば離型フイルム(キャリヤーフイルム)の表面にセラミ
ックグリーンシートを積層したシートを23℃で長期間
(例えば6ケ月間)保管した際に、セラミックグリーン
シートを離型フイルムから剥離分離することが困難にな
ることがあるため好ましくない。
重量%溶液となるよう溶解し、この溶液をポリエチレン
テレフタレートフイルムの表面にマイヤーバー(#4)
にて塗布し、熱風乾燥機にて150℃で20秒間乾燥し
た後、FTIR(JASCO社製・Herschel・
FT/IR700型機)によりZi−Seを用いたAT
R法にて赤外吸収スペクトルを測定する。得られた複合
赤外吸収スペクトルからポリエチレンテレフタレートに
由来する吸収ピークを差し引いて、シリコーン樹脂に由
来する赤外吸収スペクトルを得る。このシリコーン樹脂
に由来する赤外吸収スペクトルから、波数2800〜3
000cm-1の吸収ピーク高さ(Ha)と、波数210
0〜2300cm-1の吸収ピーク高さ(Hb)を求め
た。
(ワッカーケミカル(株)製・Vinol H40/6
0)を20重量%溶解した塗液を、離型フイルムの離型
層面上に塗布した後、メチルエチルケトンを加熱除去し
て離型フイルムと塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体シー
トの積層体を成形した。この積層体を約25℃に保たれ
ている恒温室にて6ケ月間保管した後、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体シートを離型フイルムから剥離分離
し、得られた塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体シートの
離型フイルムからの剥離面に赤色の油性サインペンにて
筆記を行った。このときの筆記結果を観察し、樹脂シー
トの筆記性を下記の基準により評価した。 A:樹脂シート全面に問題無く筆記できた ……筆記性良好 B:樹脂シート面の一部にハジキが生じた ……筆記性やや不良 C:樹脂シート全面にハジキが生じた ……筆記性不良
2.5部、分散剤(ポリカルボン酸アンモニウム)0.
1部、可塑剤(ポリエチレングリコール)1.5部に水
を加え、ボールミルにて分散せしめて作成した水溶剤系
スラリーを、ドクターブレード法により離型フイルムの
離型層面上に乾燥後の厚みが10μmになるよう塗工
し、乾燥して離型フイルムとセラミックシートの積層体
を成形した。この積層体を約25℃に保たれている恒温
室にて6ケ月間保管した後、セラミックシートの離型フ
イルムからの剥離分離を試みた。このときのセラミック
シートの離型性を下記の基準により評価した。 A:セラミックシートが問題無く剥離分離できた ……離型性良好 B:セラミックシートが部分的に剥離困難であった……離型性やや不良 C:セラミックシートが全面的に剥離困難であった……離型性不良
10、nが2000であるポリジメチルシロキサンと、
前記式(B)において、aが100、bが10であるハ
イドロジェンシラン系化合物の混合溶液(ハイドロジェ
ンシラン系化合物中の〜SiH基1.0モルに対し、ポ
リジメチルシロキサン中のビニル基が0.75モルとな
る割合)にPt触媒(塩化白金酸のメタノール溶液)を
得られるシリコーンポリマーに対しPt金属として70
ppmに相当する量加えて、全体の固形分濃度が3%の
トルエン溶液を作成した。
タレートフイルム(厚さ38μm)に6g/m2 (we
t)の塗布量で塗布し、加熱温度140℃、加熱時間1
分で乾燥および付加重合反応を行なわせて離型フイルム
を作成した。この離型フイルムの特性を表1に示す。
れるシリコーンポリマーに対しPt金属として10pp
mとし、加熱温度140℃、加熱時間1分で乾燥および
付加重合反応を行なわせ後、更に40℃で72時間ポス
トキュアーを行う以外は実施例1と同様にして離型フイ
ルムを作成した。この離型フイルムの特性を表1に示
す。
れるシリコーンポリマーに対しPt金属として10pp
mとする以外は実施例1と同様にして離型フイルムを作
成した。この離型フイルムの特性を表1に示す。
れるシリコーンポリマーに対しPt金属として10pp
mとし、加熱温度140℃、加熱時間1分で乾燥および
付加重合反応を行なわせ後、更に23℃で24時間ポス
トキュアーを行う以外は実施例1と同様にして離型フイ
ルムを作成した。この離型フイルムの特性を表1に示
す。
2に示した本発明の離型フイルムは剥離強度、残留接着
率及び経時重剥離化率に優れるものであった。
なポリマーを硬化させたものを用いたものであるため、
各種被膜やシート成形用に水系塗液を用いた際に濡れ性
に優れ、各種樹脂シート、樹脂被膜やセラミックシート
等に対する剥離性に優れるため、粘着剤被膜の保護フイ
ルムや樹脂シート、樹脂被膜、セラミックシート等の成
形用キャリヤーフイルムに有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に付加重合型シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設
けた離型フイルムであって、該シリコーン樹脂の赤外吸
収スペクトルで認められる−CH3 による波数2800
〜3000cm-1の吸収ピーク高さ(Ha)と、−Si
Hによる波数2100〜2300cm -1の吸収ピーク高
さ(Hb)の比が下記式(I)を満足する離型フイル
ム。 【数1】0≦Hb/Ha≦0.05……(I)
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04598296A JP3187315B2 (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 離型フイルム |
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Cited By (2)
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1996
- 1996-03-04 JP JP04598296A patent/JP3187315B2/ja not_active Expired - Lifetime
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