JPH09238522A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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JPH09238522A
JPH09238522A JP5513996A JP5513996A JPH09238522A JP H09238522 A JPH09238522 A JP H09238522A JP 5513996 A JP5513996 A JP 5513996A JP 5513996 A JP5513996 A JP 5513996A JP H09238522 A JPH09238522 A JP H09238522A
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Masabumi Saeki
正文 佐伯
Hideo Izeki
秀夫 井関
Satoru Kato
哲 加藤
Sumi Fukushima
寿美 福島
Tatsuyuki Toritsu
龍之 鳥津
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗移植機をトラックへ積み込んだり倉庫等へ
格納したりするとき、苗植付部が左右方向に突出してい
るとスペ−スをとり不都合である。そこで、苗植付部の
左右に突出した外側部分を内側部分と左右方向で重なり
合うよう移動させて苗移植機の左右幅を縮小させると、
機体の前後長が長くなることがある。 【解決手段】 本発明は、上記課題を解決すべく、一列
に載置した苗を苗植付装置26に供給する苗供給装置2
0と該苗供給装置一体に対し複数体の前記苗植付装置2
6,26とを備える苗移植ユニット3aを左右方向の空
間部A,B(L),B(R)を挟むように複数設け、前
記苗移植ユニット間を植付伝動軸57を内装する植付伝
動部42で連結すると共に、空間部B(L),B(R)
に位置する前記植付伝動部42を外側ケ−ス62と内側
ケ−ス63とを伸縮固定レバ−66bにより前記植付伝
動軸57方向にスライド伸縮可能に構成し、該スライド
伸縮により左右幅を伸縮可能とした苗植付部3を設けた
苗移植機の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多条植えの苗移
植機の左右幅縮小の構成に関する。
【0002】
【従来の技術及びこの発明が解決しようとする課題】8
条植えや10条植えの苗移植機になると、植付条数が多
い分、苗植付部が左右外方に突出して幅をとり、トラッ
クへの積載効率や倉庫での格納効率が低下するため、苗
植付部の左右幅を縮小する構成が必要となる。苗植付部
の左右幅を縮小する技術としては、例えば、特開平6−
296407号公報に示されるように、外側条の苗移植
装置を内側条の苗移植装置の後上方に移動させて苗移植
機の左右幅を縮小させる構成のものがあるが、この構成
だと、苗移植機の左右幅縮小時に機体の重心が後方寄り
になり、機体の前後長が長くなる。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、載置し
た苗を苗植付装置26に供給する苗供給装置20と該苗
供給装置一体に対し複数体の前記苗植付装置26,26
とを備える苗移植ユニット3aを左右方向に間隔を空け
て複数設け、前記苗移植ユニット間を伝動軸57を内装
するフレ−ム62,63で連結すると共に、該連結部を
左右に伸縮可能にした苗植付部3を設けたことを特徴と
する苗移植機とした。
【0004】
【作用】本発明の苗移植機は、苗供給装置から供給され
た苗を苗植付装置により圃場へ植え付ける。トラックへ
の積込や機体の格納等において苗植付部の左右幅を縮小
するときは、前記フレ−ムの連結部を左右方向へ縮小す
る。これによって、左右方向に設けた苗移植ユニットの
相互の間隔が狭められ、苗植付部の左右幅が縮小する。
【0005】
【発明の効果】本発明の苗移植機は、前記フレ−ムの連
結部を左右方向へ縮小することにより苗植付部の左右幅
を縮小することができ、簡単な左右幅縮小の構成が得ら
れると共に、苗植付部の左右幅を縮小しても機体の前後
バランスを悪化させたり機体を不安定にさせたりするこ
とがない。且つ、苗植付部の左右幅を縮小しても機体の
前後長が長くならない。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、乗用型の田植機1であり、走行車体2の後
側に8条植えの苗植付部3が装着されている。また、走
行車体2の後部には、粒状の肥料を散布する施肥装置4
を配設している。
【0007】走行車体2は、左右一対の前輪5,5及び
後輪6,6を装着し、これらの前後輪5,6を駆動して
走行する。略中央に操縦席7を備え、該操縦席7の前側
にステアリングハンドル8を設けている。この走行車体
2の後部に、リンク機構9を介して着脱ヒッチ10によ
り前記苗植付部3を装着し、苗植付部3に設けられた油
圧バルブ11を介して作動する油圧昇降シリンダ12の
伸縮により上下に昇降可能に設けている。また、該苗植
付部3は、走行車体側から動力が伝達される植付入力軸
13の駆動により作動する構成である。
【0008】8条植えの苗植付部3は、苗箱搬送装置2
1,…、第一苗取出装置22,…、苗下降送り装置2
3,…、第二苗取出装置24,…、横送装置25,…に
より構成される苗供給装置20,…と苗植付装置26,
…を備えている。図5〜図12に示すように、各2条毎
の苗移植ユニット3aは、苗箱搬送装置21に複数枚の
苗箱が充填されると、該苗箱搬送装置21により第一苗
取出位置に搬送された苗箱の横一列のポットから、第一
苗取出装置22により苗を一斉に押し出し、押し出した
苗を苗下降送り装置23の苗ホルダ−23aに保持され
て弧を画くような軌跡で下降搬送し、第二苗取出装置2
4で横送装置上に抜き落し、抜き落した苗を横送装置2
5によりその左右両端の苗植付装置26,26に左右半
分ずつに分かれて横送りし、一株づつ苗植付装置26,
26により苗を圃場に植え付けていくようになってい
る。また、苗植付部3の下部にはフロ−ト31a,31
a,31b,31bを設けており、圃場面を整地しなが
ら滑走する構成である。前記各フロ−ト31a,31
a,31b,31bは、左右方向の枢支軸32回りに回
動するように設けられている。この左右方向の枢支軸3
2の苗植付装置26に対する高さは、植付深さ調節パイ
プ33の回動により調節可能となっており、この植付深
さ調節パイプ33の回動角を植付深さレバ−34により
調節する構成となっている。
【0009】また、前記4つのフロ−ト31a,31
a,31b,31bの内中央寄りの2つのフロ−ト31
a,31aは、該フロ−ト前端部を接続部材35により
接続されており、この2つのフロ−ト31a,31aの
前後方向の回動角が同一となるような構成となってい
る。前記接続部材35の両フロ−ト間の中途部に図13
に示すような圃場面感知機構36が構成され、この圃場
面感知機構36に苗植付部3の昇降用の前記油圧バルブ
11が取り付けられ、該圃場面感知機構36の作動に伴
って前記油圧バルブ11のスプ−ル11aの切替を行う
構成となっている。この圃場面感知機構36は、前記接
続部材35に固着された上方が開放されたコの字形プレ
−ト36a、リンク36b,36c、これらのリンク3
6b,36cを枢支する枢支軸36d,36e,36f
とから構成される。また、油圧バルブ11は、本体を前
記枢支軸36dに枢支し、スプ−ル端を前記コの字形プ
レ−ト36aと枢着するプレ−ト36gに設けた別の枢
支軸36hに枢支して、これらのリンク機構の左側方に
取り付けられている。尚、前記コの字型プレ−ト36a
と前記枢支軸36hとの間には、トルクスプリング36
iが設けられている。従って、フロ−ト前部が上動する
と、トルクスプリング36iに付勢されながら前記プレ
−ト36gが上動して油圧バルブ11のスプ−ル11a
を押し上げ、該油圧バルブ11により油圧昇降シリンダ
内へ油圧が供給され、苗植付部3が上昇する。逆に、フ
ロ−ト前部が下動すると、前記プレ−ト36gが下動し
て油圧バルブ11のスプ−ル11aを押し下げ、該油圧
バルブ11により油圧昇降シリンダ12の油圧が油圧タ
ンク37(ミッションケ−ス内の潤滑油を油圧用と兼用
している)に戻され、苗植付部3が下降する。すなわ
ち、フロ−ト前部の上下動に伴って油圧昇降シリンダ1
2を作動させ、圃場面に対して苗植付部3を所定の高さ
に維持できるようになっている。
【0010】また、前記植付深さ調節パイプ33の回動
に伴ってロッド38を介して副植付伝動ケ−ス39に設
けた回動支点40a回りに回動する油圧バルブ調節リン
ク40により、植付伝動部に対する油圧バルブ11の高
さが調節される。すなわち、植付深さに対応して植付伝
動部に対する油圧バルブ11の高さが設定された構成と
なっている。尚、前記ロッド38はナット41,41等
により長さを調整可能な構成であり、機体平面視又は背
面視で苗供給装置21,…と重複しないので、機体後方
から苗供給装置21,…の間の空間部Aへ作業者が身を
のり入れてこのロッド38の長さ調整等が行え、メンテ
ナンスが容易である。
【0011】前記着脱ヒッチ10は、前記リンク機構9
を構成する前側ヒッチ10aと前側ヒッチ10aに着脱
することが可能な後側ヒッチ10bとで構成される。図
14、図15に示すように、この後側ヒッチ10bの下
部に苗植付部3を支持するロ−リング軸受部41を備え
ている。この軸受部41に苗植付部3の植付伝動部42
に固着されているロ−リング軸43が嵌合し、苗植付部
3を支持する構成となっている。また、前記着脱ヒッチ
10に対して苗植付部3が前記ロ−リング軸43回りに
回動可能な構成となっている。また、後側ヒッチ10b
の後方には該ヒッチ10bに枢支されるロ−リングア−
ム44が設けられている。すなわち、ヒッチ10bの後
側にロ−リングア−ム44の回動軸45aが固着された
プレ−ト45をボルト45b,45c、ナット45d,
45e,45f等により取り付け、前記回動軸45aに
よりロ−リングア−ム44を枢支している。また、前記
回動軸45aにはピン孔45gが設けられ、このピン孔
45gにピン46を挿入し固定してロ−リングア−ム4
4が回動軸45aに沿って前方に移動するのを規制して
いる。このロ−リングア−ム44の上部には苗植付部3
の植付伝動部42の左右に固着したフレ−ム部47,4
7からロ−リングスプリング48,48が掛けられてい
る。また、ロ−リングア−ム44の下部は扇型のギア4
4aになっており、この扇型のギア44aにロ−リング
モ−タ49の出力ギア49aの出力がカウンタギア5
0,51により減速され伝動されるようになっている。
従って、ロ−リングモ−タ49の出力ギア49aの駆動
によりロ−リングア−ム44が回動軸45a回りに回動
し前記着脱ヒッチ10に対して左右方向に傾くと該ア−
ム上部に掛けられた左右のロ−リングスプリング48,
48の一方が引かれて(他方はスプリング方向に戻され
て)苗植付部3が走行車体2に対して左右に傾くように
なっている。ロ−リングモ−タ49は、左右最外側のフ
ロ−ト31b,31bの前部の上動を検出する左右のフ
ロ−ト上動検出センサ52L,52Rの検出値に差異が
生じると、前記左右のセンサ52L,52Rの検出値が
同一となるようにすなわち苗植付部3を圃場面と水平に
すべく作動する。また、前記ロ−リングア−ム44を前
記回動軸45a方向に摺動させ、前記カウンタギア51
と該ア−ム下部の扇型のギア44aの噛み合いを解除す
ることで、走行車体2に対して苗植付部3を平行に固定
することができる。すなわち、前記ア−ム44の回動軸
45aのピン孔45gに挿入されているピン46を抜き
該ア−ム44を回動軸45aに沿って前方へ移動し再度
ピン46をピン孔45gに挿入し固定して該ア−ム位置
を切り替えることによって、該ア−ム44へのロ−リン
グモ−タ49からの伝動を断つと共に該ア−ム下部に該
ア−ム44に固着された回動規制ピン44bが前記プレ
−ト45に備えるピン嵌合孔45hに嵌合してロ−リン
グア−ム44の回動が固定されるようになっている。こ
のロ−リング切替操作は、前記ア−ム部が機体平面視又
は背面視で苗供給装置21,…と重複しないので、機体
後方から苗供給装置21,…の間の空間部Aへ作業者が
身をのり入れて切替操作が行える。
【0012】ところで、この乗用型の田植機1で使用さ
れる苗箱Nは、プラスチック製の可撓性の苗箱であり、
図3,4に示されるような形状になっている。即ち、小
さいポットP,…が左右前後に所定の間隔で並び、開口
部Pa,…が互いに連結し底部Pb,…側が独立した形
状に成形されている。また、苗箱Nの長手方向に沿う左
右の端縁部Na・Naには、ポットP,…の長手方向の
間隔に合わせて苗箱送り用の角孔Nb,…が設けられて
いる。各ポットP,…の底部Pb,…には、苗押出しピ
ン22aが底部側から侵入できる切れ目Pcが設けられ
ている。Ncは左右(短手方向)中央で長手方向に向け
て設けられた広間隔部である。育苗は、各ポットP,…
内に床土を詰めて播種、覆土し、育苗される。こうして
各ポットP,…毎に一株づつ育苗された苗箱Nは、苗植
付部3の苗箱供給部21a,21aに苗箱ごと装填さ
れ、底部側から第一苗取出装置22の苗押出しピン22
aで押し出されて苗が取り出される。
【0013】苗箱搬送装置21は、各2条毎に設けら
れ、図5に示すように、後下がりに傾斜した上下2段の
苗箱供給部21a,21a(苗供給部)と、その2段の
苗箱供給部21a,21aから苗箱搬送路を合流して搬
送し、更に前側上方へ苗箱を搬送する苗箱搬送部21b
(主供給部)と、それに続いて前記苗箱供給部21a
(苗供給部)の下方へ空箱を搬送する空箱搬送部21c
とからなる構成である。また、前記空箱搬送部21cの
出口には、そこから排出される空箱を複数枚重ねた状態
で収容できる空箱収容枠21dを設けている。尚、上下
2段の苗箱供給部21a,21aは、苗箱供給部支持フ
レ−ム54に固着したル−プ状のパイプ60,60によ
り固定されている。前記上下2段の苗箱供給部21a,
21aにはそれぞれ苗箱供給作動モ−タ53,53を設
けており、該モ−タ53は駆動軸に搬送ロ−ラ53a、
53aを備えている。また、該搬送ロ−ラ53aの上方
にスプリング力により該搬送ロ−ラ53a方向へ付勢さ
れている押さえロ−ラ53bを設けており、搬送ロ−ラ
53a,53aと押さえロ−ラ53b,53bとにより
苗箱端縁部Na・Naを挟んで苗箱を搬送する構成とな
っている。尚、苗箱供給部支持フレ−ム54に取り付け
たコントロ−ラ55により、苗箱搬送部21b(主供給
部)の苗箱の減少に伴って該搬送ロ−ラ53aを駆動
し、苗箱供給部21a,21aの苗箱を供給制御する構
成である。
【0014】また、図6に示すように、前記上下2段の
苗箱供給部21a,21aから苗箱搬送部(主供給部)
21bへの苗箱搬送路の合流部は、苗箱搬送路が側面視
で大きく曲がっており苗箱搬送抵抗が大きくなるため、
この搬送抵抗を低減するために苗箱搬送路の搬送方向と
交差する方向の幅Wが広幅となっている。ところが、前
記幅Wが広幅になると、搬送方向と交差する方向への苗
箱のばたつきが発生し、苗箱からポット苗が脱落しやす
くなる。そこで、左右方向の回動軸56a回りに回動自
在の苗押さえプレ−ト56が設けられ、該プレ−ト56
は、前記合流部を通過する苗箱Nの苗を該苗箱Nのポッ
トPの開口部Pa側から該プレ−ト56の自重により押
さえるように構成されている。この苗押さえプレ−ト5
6により、前記合流部における搬送方向と交差する方向
への苗箱のばたつきを抑制し、苗箱からポット苗が脱落
するのを防止している。
【0015】苗植付部3の伝動構成は、図2に示すよう
に、前記植付入力軸13からベベルギア等を介して植付
伝動軸57を駆動し、該伝動軸57から各条の副植付伝
動ケ−ス39,…、植付伝動フレ−ム58,…等へ動力
を伝達する構成となっている。また、図7に示すよう
に、前記苗箱搬送部(主供給部)21b,…は前記伝動
軸57を内蔵する植付伝動部42によりその上側に支持
された左右の伝動ケ−ス59a・59b,…及びその両
伝動ケ−ス59a,59bを接続するフレ−ム59c,
…で構成する門型のフレ−ム59,…により支持固定さ
れ、前記フレ−ム59cの上側に固定された前記苗箱供
給部支持フレ−ム54で苗箱供給部21a,21a、空
箱搬送部21c及び空箱収容枠21dを支持している。
苗箱は、植付伝動部42と門型のフレ−ム59とで囲ま
れた部分を通過するようになっている。各2条毎の苗搬
送装置21,…は、それぞれの間に空間部A,B
(L),B(R)が設けられ構成されている。尚、この
田植機は、操縦席7の後方に苗供給装置21,…の間の
空間部Aが位置するため、オペレ−タの後方の視界が広
くなり、苗の植付状態を見ながら植付作業をすることが
できる。
【0016】苗箱搬送装置21の苗箱搬送部21bに
は、図8〜図10に示すように、第一苗取出位置で苗箱
を係止しながら間歇的に苗箱をポット横一列分ずつ搬送
する苗箱縦送り装置61を設けている。該苗箱縦送り装
置61は、苗箱端縁の前記苗箱送り用の角孔Nbに作用
すべく、苗箱搬送路に沿って往復作動する送り爪61
a,61aと、それに連動して係脱する係止爪61b,
61bを備えている。この苗箱縦送り装置61の作動
は、各2条毎の副植付伝動ケ−ス39の各左側部に突出
する苗箱縦送り駆動軸61cと連動連結して作動する構
成である。
【0017】次に、苗箱から苗を取り出してからその苗
を圃場に植え付けるまでに関する各2条毎の機構につい
て図8〜図12に基づいて説明する。前記第一苗取出装
置22は、前記苗箱搬送装置21により搬送されてくる
苗箱から、その第一苗取出位置のポット内の苗をスライ
ド作動する苗押出しピン22a,…で苗箱の横一列分ず
つ押し出す構成である。該第一苗取出装置22は、副植
付伝動ケ−ス39の各左側部に突出する苗取出及び搬送
の駆動軸22bに連動連結している。すなわち、該駆動
軸22bに一体回転する駆動ア−ム22cが、伸縮ロッ
ド22dを介して左伝動ケ−ス59aの押出し作動軸2
2fに一体回転するよう取り付けられている作動ア−ム
22gと連結し、押出し作動軸22fの揺動により左伝
動ケ−ス内の押出し作動部が作動し苗押出し軸22iが
作動する構成である。尚、押出し作動軸22fはフレ−
ム59c内を通り右伝動ケ−ス59bに動力を伝達し、
同様に右伝動ケ−ス内の押出し作動部が作動し左苗押出
し軸22iが作動する構成である。よって、駆動軸22
bの回転駆動により、左右の苗押出し軸22i,22i
に取り付けられた苗押出しピン22a,…がスライド作
動する構成である。また、苗押出しピン22a,…は、
苗箱の横方向のポットに対して同数同ピッチで設けられ
ていて、押出しピンガイド22jの押出し孔22k,…
及び苗箱の横一列分のポットの底部の切れ目Pcを突き
抜けて作動し、横一列分の苗を押し出す。尚、苗を押し
出した後、苗箱縦送り装置61が作動する前に該押出し
ピン22a,…を引き戻す構成である。
【0018】苗下降送り装置23は、図12に示すよう
に、前記第一苗取出装置22により押し出された横一列
分の苗を苗ホルダ−23aが苗受取り位置P3で受け取
って、第二苗取出装置24の苗取出位置P1〜P2に搬
送する装置である。この苗下降送り装置23は、副植付
伝動ケ−ス39の各右側部に突出する前記苗取出及び搬
送の駆動軸22bに一体回転する駆動ア−ム23cが伸
縮ロッド23eを介して右伝動ケ−ス59bに内蔵する
苗ホルダ−作動部へ動力を伝達し、該苗ホルダ−作動部
から伝動ケ−ス59a,59bの各左右両外側部に設け
られるスイングア−ム23d,23d,23d,23d
に一体回転するスイング軸23h,23hに連動連結す
る。このスイングア−ム23d,…の先端は苗ホルダ−
23aの左右側端に固着する支持プレ−ト23f・23
fに枢着し、スイング軸23h・23hを回動軸として
スイング作動するスイングア−ム23d,23dと支持
プレ−ト23fとにより平行リンクを構成する。尚、駆
動ア−ム23cの駆動回転によりスイングア−ム23
d,…が上動し、苗ホルダ−23aが苗押出し位置P3
に至ると上側のスイングア−ム23dがストッパ−体2
3gに当たって止まる。駆動ア−ム23cは尚も回転し
てスイングア−ム23dを上動させようとするが、伸縮
ロッド23eが伸長して(伸縮ロッド23eのスプリン
グケ−ス内のスプリングが縮んで)スイングア−ム23
dがストッパ−体23gによって停止されたままとな
る。よって、スイングア−ム23dがストッパ−体23
gに当たって停止された状態にある間は、苗ホルダ−2
3aは苗受取り位置P3に位置し、第一苗取出装置22
により押し出された苗を受け取る。
【0019】この苗下降送り装置23は、第一苗取出装
置22の苗押出しピン22a,…の突出作動(苗押出し
作動)が開始する前に苗ホルダ−23aが苗受取り位置
P3に位置して停止し、苗押出しピン22a,…の引っ
込み作動が完了すると下動し始める。そして、横送装置
25が前回受けた苗を左右の苗取り位置にちょうど搬送
し終えたときに苗下降送り装置23が搬送する苗が第二
苗取出装置24により横送装置上に受け渡されるように
作動する。その後、再び苗ホルダ−23aが上動して苗
受取り位置P3に戻る。尚、この苗下降送り装置23
は、第一苗取出装置22により押し出された苗をそれぞ
れ受け取る苗ホルダ−23aの凹状の苗ホ−ルド部23
i,…を、苗搬送装置21により搬送される苗箱Nのポ
ットP,…の左右方向の位置に合わせて形成している。
【0020】第二苗取出装置24は、図12に示すよう
に、苗下降送り装置23が苗抜取り位置P1〜P2に移
動してきたとき、苗ホルダ−23aの各苗ホ−ルド部2
3i,…に保持される苗を苗抜取り具24aで抜き出し
て、横送装置25の苗送りベルト25a・25a上に落
とす装置である。苗抜取り具24aは櫛状に形成されて
いて、苗抜取り位置P1〜P2に移動してきた苗ホルダ
−23aの各苗ホ−ルド部23i,…内に保持される苗
を受け止め苗ホルダ−23aのみを通過させて苗を抜き
出すように設けられている。また、苗抜取り具24a
は、植付伝動部42の左側部に突出する第一苗取出装置
22の駆動軸22bに一体回転するように取り付けたカ
ムディスク24bにより上下動するように設けられてい
る。すなわち、回動軸24c回りに回動する回動ア−ム
24dにピン24eを固着し、該ピン24eが前記カム
ディスク24bのカム面に接当するよう付勢するスプリ
ング24fを前記回動ア−ム24dに取り付ける。苗抜
取り具24aの基部は前記回動ア−ム24dにボルト2
4g,24gにより一体的に取付けられている構成であ
る。これにより、苗抜取り具24aは苗ホルダ−23a
から苗を抜き出すと直ちに、上記カム機構により下動し
て横送装置25の苗送りベルト25a・25a上に強制
的に落とすよう作動する。また、この苗抜取り具24a
の回動アーム24dへの取付穴24h,24hは上下方
向に長穴に形成されており、苗抜取り具24aは取付位
置を上下方向に調整可能に設けられている。これによ
り、図12に示すように、ポット苗の根鉢rの硬さに応
じて、根鉢rが硬いときは葉を後方へ向けた苗の根鉢底
面の中心より上方部分を前記苗抜取り具24aが当接し
作用するようにして、前記苗ホルダ−23aからの苗の
抜取り抵抗を大きくし苗抜き出しによる苗の飛び出しを
防止し、横送装置25の苗送りベルト25a・25aの
適切な位置に苗を落とすことができる。
【0021】横送装置25は、第二苗取出装置24によ
り抜き落とされた横一列分の苗を苗送りベルト25a・
25a上に受けて左右半分づつ左右の苗植付装置26・
26の苗取り位置S・Sに搬送する装置である。この横
送装置25は、植付伝動部42の後側に突出し互いに逆
方向に回転する駆動軸25b・25bに駆動ロ−ラ−2
5c・25cを一体回転するよう連結し、該駆動ロ−ラ
−25c・25cとその左右内側に回転自在に支持され
た従動ロ−ラ−25d・25dとに苗送りベルト25a
・25aを巻き掛けて、該苗送りベルト25a・25a
の上面がそれぞれ左右両外側に移動するように作動する
ようになっている。また、苗送りベルト25aの外周面
には複数の突起25e,…が設けられ、苗がこの突起2
5e,…の左右間に挟まれる位置に第二苗取出装置24
により抜き落とされ搬送される。苗送りベルト25a・
25aの回転作動は、苗植付装置26・26が苗取り位
置S・Sから苗を一株づつ取っていくタイミングに合わ
せて苗を苗取り位置S・Sに搬送する。尚、左右の苗送
りベルト間には、断面山形状の部材25fが設けられて
隙間を覆っている。
【0022】苗植付装置26は、横送装置25により苗
取り位置Sに搬送された苗を一株づつ取って圃場に植付
ていく装置である。この苗植付装置26は、植付伝動部
42から後方に延びる植付伝動フレ−ム58の後側側部
に取り付けられ、該植付伝動フレーム58からの伝動に
より駆動する2体の苗植込杆26a・26aを備えた構
成となっている。2体の苗植付杆26a・26aの先端
は閉ル−プ軌跡Tを描いて移動し交互に苗を圃場へ植込
んでいく。尚、横送装置25の苗送りベルト上の苗はベ
ルト終端で苗取り位置Sに設けた苗受け部26bに落と
し込まれる。苗受け部26bは、左右に配した板状の植
付ガイド26cの上部に形成されている。苗受け部26
bに受けられた苗は、上方から苗植付杆26aの先端部
に受け取られて該苗植付杆26aにより強制的に植付ガ
イド26cを移動する。そして、苗植付杆26aにより
苗が圃場面に直立した状態となるまで移送され、苗を圃
場に植え付けられる構成となっている。
【0023】次に、植付伝動部42の左右方向への伸縮
構成について説明する。前記植付伝動部42は、副植付
伝動ケ−ス39、…が存在しない植付伝動フレ−ム間の
左右中央部を除く部分B(L),B(R)が伸縮自在に
構成されている。図16、図17に基づいて、その具体
構成を右側の副植付伝動ケ−ス間B(R)の伸縮につい
て説明する。
【0024】副植付伝動ケ−ス間の伸縮部は、中央寄り
の植付伝動フレ−ム側に該フレ−ム58に固着された外
側ケ−ス62と外寄りの植付伝動フレ−ム側に該フレ−
ム58に固着された内側ケ−ス63とを備えて構成され
る。この外側ケ−ス62と内側ケ−ス63とが摺接する
ことにより植付伝動フレ−ム間が伸縮する構成である。
同様に伸縮部において、植付伝動軸57が伸縮可能に設
けられている。すなわち、植付伝動軸57を外側の植付
伝動軸57aと内側の植付伝動軸57bとに分割し、内
側の植付伝動軸57bの伸縮部(イ)が六角軸に構成さ
れ、外側の植付伝動軸57aの伸縮部(ロ)に前記六角
軸(イ)が嵌合するように構成されている。
【0025】また、前記外側ケ−ス62には該外側ケ−
ス62に固着された外側ケ−ス固定部64が設けられて
いる。該外側ケ−ス固定部64は、ロッド部64aとそ
のロッド部の一端に作業位置固定カラ−64bとロッド
部の中途部に左右縮小位置固定カラ−64cとが設けら
れている。一方、外寄りの植付伝動フレ−ム58の前方
に伸縮固定支持プレ−ト65が前記フレーム58と一体
的に設けられ、該支持プレ−ト65には前記外側ケ−ス
固定部のロッド部64aが摺動する切欠き部65aが設
けられている。また、伸縮固定支持プレ−ト65には該
支持プレ−ト65に回動支点66aをもつ伸縮固定部材
66が設けられている。この伸縮固定部材66には伸縮
固定レバ−66bと伸縮固定プレ−ト66cとを備えて
いる。尚、前記伸縮固定プレ−ト66cには前記伸縮固
定支持プレ−ト65と同様に切欠き部が設けられてい
る。該レバ−66bの操作で伸縮固定プレ−ト66cを
前記回動支点66a回りに回動させ、前記外側ケ−ス6
2と前記内側ケ−ス63との左右摺動の固定、解除の切
替をするようになっている。すなわち、作業時等、苗植
付部3の左右幅拡張時は、前記作業位置固定カラ−64
bを前記伸縮固定支持プレ−ト65と伸縮固定プレ−ト
66cとにより挾み込むように内側ケ−ス63即ち外側
2条分の苗植付部を摺動させ伸縮固定レバ−66bで固
定する。また、機体の格納時等、苗植付部3の左右幅縮
小時は、前記左右縮小位置固定カラ−64cを前記伸縮
固定支持プレ−ト65と伸縮固定プレ−ト66cとによ
り挾み込むように内側ケ−ス63即ち外側2条分の苗植
付部を摺動させ伸縮固定レバ−66bで固定する。尚、
前記伸縮固定支持プレ−ト65の先端に設けられた板ば
ねで構成されるレバ−固定具65bにより、前記伸縮固
定レバ−66bを固定するようになっている。
【0026】尚、左側の副植付伝動ケ−ス間B(L)の
伸縮については、上述する右側の副植付伝動ケ−ス間B
(R)と左右対称の構成となるから、説明を省略する。
以上により、前記苗供給装置20,…の苗箱搬送装置2
1,…は前記門型のフレ−ム59,…により植付伝動部
42に支持固定され、前記苗植付装置26,…は植付伝
動フレーム58,…を介して植付伝動部42に取り付け
られているので、植付伝動部42の左右方向の伸縮に伴
って苗植付装置26,…と苗箱搬送装置21,…も内側
に寄せることができ、機体の前後長を大きくすることな
く苗植付部3の左右幅を縮小することができると共に簡
単な左右幅縮小の構成が得られる。
【0027】尚、この実施例は田植機について詳述した
が、野菜移植機等の他の苗移植機においても利用でき
る。また、この実施例は8条植えの苗移植機に関するも
のであるが、本発明は8条植えに限定するものではな
い。尚、特許請求の範囲の項にある符号は図面との対照
を簡便にするためのものであり、本発明は図面の構成に
限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】同上平面図
【図3】苗箱の平面図
【図4】(a)同上側面図 (b)同上正面図
【図5】苗供給装置の側面図
【図6】苗供給装置の一部の側面断面図
【図7】苗箱搬送装置2条分の支持構成を判り易くした
背面図
【図8】苗植付部2条分の一部破断する背面図
【図9】苗植付部2条分の左側面図
【図10】同上右側面図
【図11】第二苗取出装置及び苗植付装置を示す側面図
【図12】苗下降送り装置の搬送工程を判り易く示した
【図13】フロ−トの対地感知機構を示す側面図
【図14】着脱ヒッチ部を示す側面図
【図15】同上図14におけるD視図
【図16】植付伝動フレ−ム間の伸縮の構成を示す平面
断面図
【図17】同上図16のE−E断面図
【図18】左右幅縮小状態を判り易くした田植機の平面
【符号の説明】
1…乗用型の田植機(苗移植機)、3…苗植付部、3a
…苗移植ユニット、20…苗供給装置、26…苗植付装
置、42…植付伝動部、57…植付伝動軸、A,B
(L),B(R)…苗供給装置間の空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 寿美 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 鳥津 龍之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置した苗を苗植付装置26に供給する
    苗供給装置20と該苗供給装置一体に対し複数体の前記
    苗植付装置26,26とを備える苗移植ユニット3aを
    左右方向に間隔を空けて複数設け、前記苗移植ユニット
    間を伝動軸57を内装するフレ−ム62,63で連結す
    ると共に、該連結部を左右に伸縮可能にした苗植付部3
    を設けたことを特徴とする苗移植機。
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