JPH09238032A - Otaおよびバイポーラマルチプライヤ - Google Patents

Otaおよびバイポーラマルチプライヤ

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JPH09238032A
JPH09238032A JP8069378A JP6937896A JPH09238032A JP H09238032 A JPH09238032 A JP H09238032A JP 8069378 A JP8069378 A JP 8069378A JP 6937896 A JP6937896 A JP 6937896A JP H09238032 A JPH09238032 A JP H09238032A
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JP
Japan
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differential
current
voltage
differential pair
transistors
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Application number
JP8069378A
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English (en)
Inventor
Katsuharu Kimura
克治 木村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3211Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/16Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division
    • G06G7/163Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division using a variable impedance controlled by one of the input signals, variable amplification or transfer function

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体集積回路上に形成される、1.9V程度
の低電圧で動作し、1VP-P程度の完全に線形な入力電
圧範囲が得られる理想的なOTA、および入力信号に対
して理想的な特性を持つマルチプライヤの提供。 【解決手段】入力対を構成し、差動入力信号Viが印加
される、定電流源I0でそれぞれ駆動された2つのトラ
ンジスタQ1、Q2にエミッタ抵抗Rを介してカレント
ミラー回路が接続され出力対を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は差動回路に関し、特
に、半導体集積回路上に形成される、線形性に優れた差
動回路、及び線形性に優れたバイポーラマルチプライヤ
に関する。
【0002】
【従来の技術】始めにこの種の差動回路、及びマルチプ
ライヤに関する従来技術を記載した論文等の一覧を以下
に記載する。
【0003】(1)B. Gilbert,“A Precise Four-Quad
rant Analog Multiplier with Subnanosecond respons
e,“IEEE J. Solid-State Circuits, vol. SC-3, no.
4, pp.353-365, Dec. 1968. (Fig.8)
【0004】(2)R. Caprio,“Precision differenti
al Voltage-Current Convertor”, IEE Electron. Let
t., 22nd March 1973, vol.9, no. 6, pp. 147-148. (F
ig.1a)
【0005】(3)M. Koyama, T. Arai, H. Tanimoto
and Y. Yoshida,“A 2.5-V Active Low-Pass Filter Us
ing All-n-p-n Gilbert Cells with a 1-Vp-p Linear I
nput Range”, IEEE J. Solid-State Circuits, vol. 2
8, no. 12, pp. 1246-1253, Dec.1993. (Fig.5)
【0006】(4)廣田誠、兵庫明、関根慶太郎「低電
圧動作バイポーラOTA」(A−12)、1994年電
子情報通信学会秋季大会。
【0007】この種のバイポーラ・オペレーショナルト
ランスコンダクタンスアンプ(「OTA」という)は、
図7に示すような、「ギルバートゲインセル」の名で知
られたバイポーラOTAがある。
【0008】始めに、この従来技術を説明する。
【0009】ベース幅変調を無視すれば、トランジスタ
のコレクタ電流ICとベース−エミッタ間電圧VBEの関
係は、次式(1)で示される。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、ISは単位トランジスタの飽和電
流、VTは熱電圧であり、VT=kT/qと表される。た
だし、qは単位電子電荷、kはボルツマン定数、Tは絶
対温度である。
【0012】以下の回路解析においては、トランジスタ
の直流電流増幅率は、十分「1」に近いものとして、べ
ース電流を無視する。
【0013】ギルバートゲインセルにおいては、図7に
示すように、差動エミッタ抵抗Rを有する差動対トラン
ジスタQ1、Q2の負荷を、ダイオード負荷(すなわち
ダイオード接続された差動対トランジスタQ3、Q4)
を負荷とし、差動対トランジスタQ1、Q2のコレクタ
電流の差電流の変化を対数圧縮し、ダイオード端子間電
圧(ダイオード負荷に現れる電圧)を、エミッタ抵抗を
持たない差動対トランジスタQ5、Q6の差動入力端子
に入力して差動増幅し、差動対トランジスタQ5、Q6
のコレクタから差動出力電流を取り出していた。なお、
図中、I0、I1は定電流源を示している。
【0014】このギルバートゲインセルにおいて、差動
対トランジスタQ1、Q2の差動入力電圧をVi、差動
対トランジスタQ1、Q2のベース・エミッタ間電圧を
BE1、VBE2、及びエミッタ抵抗Rに流れる電流をiと
し、Vi〜VBE1〜R〜VBE2のループでのキルヒホフ電
圧則から、次式(2)が成り立つ。
【0015】VIN=VBE1−VBE2+Ri …(2)
【0016】上式(2)において、Ri>>VBE1−VBE2
とすれば、エミッタ抵抗Rに流れる電流iは、次式
(3)で与えられる。
【0017】 i={VIN−(VBE1−VBE2)}/R≒VIN/R …(3)
【0018】エミッタ抵抗Rに流れる電流iは、差動電
流として、差動対トランジスタQ1、Q2の負荷を構成
する各ダイオード(ダイオード接続された差動対トラン
ジスタQ3、Q4)に流れ、ダイオード端子間電圧は、
この差動電流が上式(1)により対数圧縮された値(=
Tlog(i/Is))となる。
【0019】したがって、このダイオード端子間電圧
を、エミッタ抵抗を持たない差動対トランジスタQ5、
Q6で増幅すると、指数伸長でき、差動出力電流ΔIc
として、エミッタ抵抗Rに流れる電流iを出力できる。
【0020】しかしながら、上式(3)で近似を行って
いるために、完全な線形動作とはならない。ただし、抵
抗値や定電流源の値を最適化することで満足できる程度
の実用上の線形性が得られる。
【0021】ところで、このギルバートゲインセルの最
大の問題点は、対数圧縮及び指数伸長するために、回路
のS/N比(信号対雑音比)が大きく劣化することであ
る。
【0022】次に、図8は、1973年に提案されたバ
イポーラOTA回路であり、「Caprio’s qu
ad(カプリオのクワッド)」と呼ばれている。このバ
イポーラOTAは、上述したギルバートゲインセルと比
べて、ほぼ完全な線形動作を実現している。
【0023】図8に示すバイポーラOTAの回路動作を
以下に説明する。図8において、トランジスタTR1と
TR2、トランジスタTR3とTR4が共通であること
から、ベース・エミッタ間電圧について、次式(4)、
(5)が成り立つ。
【0024】VBE1=VBE2 …(4) VBE3=VBE4 …(5)
【0025】ここで、トランジスタTR2とTR4のベ
ースとコレクタとが互いに交叉接続されていることか
ら、入力信号電圧Vが、電圧シフトされる電圧値(+及
び−側の電圧シフトをそれぞれVS +、VS -とする)は、
次式(6)となり、いずれも等しくなっている。
【0026】 VS +=VBE3+VBE2=VBE1+VBE4=VS - …(6)
【0027】したがって、入力信号電圧Vに対して、エ
ミッタ抵抗REに印加される電圧は、逆符号となってい
るが、その値は変わらない。
【0028】このため、次式(7)が成り立つ。
【0029】V=REi …(7)
【0030】出力電流IC1、IC3はそれぞれ、次式
(8)、(9)で与えられる。
【0031】IC1=IO/2−V/RE …(8) IC3=IO/2+V/RE …(9)
【0032】ここで、IO/2はトランジスタTr2、
Tr4に接続された定電流源の電流値を示している。
【0033】上式(8)、(9)から、出力電流は入力
信号電圧Vについてその符号が逆となっている。
【0034】この「Caprio’s quad」と呼
ばれるバイポーラOTAの問題点は、上述したように、
入力信号電圧Vと出力電流が、その符号が逆となってい
ることと、入力信号電圧Vが大きくなると、トランジス
タTR2とTR4が飽和してしまうために、最大入力信
号電圧としては高々±400mV程度となってしまうと
いうことである。
【0035】さらに、トランジスタのベース・エミッタ
間電圧VBEが、2段カスコード接続(2段縦積み)され
ているために、電源電圧が低くならないことである。
【0036】次に、図9に、1993年に発表されたバ
イポーラOTAの構成を示す。これは、「ギルバートセ
ルトランスコンダクタンス」と称されるものである。図
9を参照して、このバイポーラOTAは、差動入力電圧
Vidを入力とし、エミッタ抵抗REを有し定電流駆動
される差動対トランジスタQ1、Q2(電圧電流変換回
路)と、差動対トランジスタQ1、Q2に接続された差
動対トランジスタQ3、Q4と、出力段の差動対トラン
ジスタQ5、Q6からなり、差動対トランジスタQ1、
Q2のコレクタはレベルシフト用の電圧源VLSを介して
差動対トランジスタQ3、Q4のベースと接続され、差
動対トランジスタQ5、Q6のベースは差動対トランジ
スタQ4、Q3のベースにそれぞれ接続されている。な
お、差動対トランジスタQ5、Q6の出力差電流は差動
入力電圧(差動対トランジスタQ4、Q3のベース電位
の差電圧に等しい)の双曲正接関数(tanh)に比例
した値とされる。
【0037】図9において、トランジスタQ1、Q2は
いずれも等しい電流(I1/2)で駆動されていること
から、ベース・エミッタ間電圧VBE1、VBE2について次
式(10)が成り立つ。
【0038】VBE1=VBE2 …(10)
【0039】そして、トランジスタQ1、Q2のエミッ
タ抵抗REEに印加される電圧は、そのまま入力信号電圧
idとされており、次式(11)が成り立つ。
【0040】Vid=REEi …(11)
【0041】したがって、トランジスタQ3、Q4に流
れる電流IC3、IC4は、それぞれ、次式(12)、(1
3)で表される。
【0042】IC3=IO/2−Vid/REE …(12) IC4=IO/2+Vid/REE …(13)
【0043】この場合も、同様にして、トランジスタQ
3、Q4に流れる電流の増減と、入力信号電圧Vidの
関係は逆となる。
【0044】ここで、差動対トランジスタQ3、Q4
は、逆双曲正接関数(tanh-1)回路(差電流ΔI=
c3−Ic4の逆双曲正接関数値に対応した電圧が差動対
の端子間電圧として出力される)となっており、トラン
ジスタQ5、Q6からなる差動対の回路特性、すなわち
双曲正接関数(tanh)回路の特性を相殺している。
したがって、線形動作が得られる。
【0045】そして、トランジスタQ3、Q4に流れる
電流Ic3、Ic4の増減と入力信号電圧Vidの関係は、
トランジスタQ3、Q4とトランジスタQ5、Q6の接
続をそれぞれ逆とすることで合わせられる。
【0046】しかし、このギルバートセルトランスコン
ダクタの問題点としては、逆双曲正接関数(tan
-1)回路で対数圧縮し、さらに双曲正接関数(tan
h)回路にて指数伸長するために、回路のS/N比が大
きく劣化することと、逆双曲正接関数(tanh-1)と
逆双曲正接関数(tanh-1)回路がある分だけ電源電
圧を下げられないことがあげられる。
【0047】最後に、図10には1994年電子情報通
信学会秋季大会で発表された回路(論文番号:A−1
2)を示したものであり、上述したギルバートゲインセ
ルを改良して完全な線形動作を実現しているかのように
見受けられる。
【0048】図10を参照して、このバイポーラOTA
は、差動入力電圧VIN/2、−VIN/2を入力としエミ
ッタ抵抗を有する差動対トランジスタQ1、Q2と、エ
ミッタ抵抗を有しコレクタが差動対トランジスタQ2、
Q1のコレクタにそれぞれ接続されベースが共通バイア
スされた差動対トランジスタQ3、Q4と、差動対トラ
ンジスタQ3、Q4のエミッタに接続された差動対トラ
ンジスタQ5、Q6と、差動対トランジスタQ3、Q4
のコレクタにベースを接続し、エミッタを差動対トラン
ジスタQ5、Q6のベースにそれぞれ接続したトランジ
スタQ7、Q8と、ベースを差動対トランジスタQ6、
Q5のベースに接続した出力段の差動対トランジスタQ
9、Q10と、から構成されている。
【0049】図10に示すバイポーラOTAの回路動作
を説明する。
【0050】トランジスタQ1、Q2の共通エミッタ抵
抗(抵抗値R)に流れる電流をIRとすると、次式(1
4)となる。
【0051】VIN=VBE1−VBE2+RiR …(14)
【0052】上式(14)から、エミッタ抵抗に流れる
電流IRは次式(15)で与えられる。
【0053】 iR={VIN−(VBE1−VBE2)}/R …(15)
【0054】トランジスタQ1、Q2からなる差動対と
トランジスタQ3、Q4からなる差動対は共通負荷とし
て定電流源(定電流値2I1)を共用しているから、ト
ランジスタQ1とトランジスタQ3に流れる電流は同一
となり、それぞれのベース・エミッタ間電圧VBE1、V
BE3は互いに等しくなる。
【0055】同様に、トランジスタQ2とトランジスタ
Q4に流れる電流も同一となり、それぞれのベース・エ
ミッタ間電圧VBE2、VBE4も互いに等しくなる。したが
って、トランジスタQ3、Q4の共通エミッタ抵抗の抵
抗値を同じくRとすると、この抵抗に流れる電流IR
は次式(16)で表される。
【0056】 iR′=(VBE4−VBE3)/R =−(VBE1−VBE2)/R …(16)
【0057】したがって、差動対を構成するトランジス
タQ5、Q6に流れる電流I5、I6はそれぞれ、次式
(17)、(18)と求まる。
【0058】 I5=I+IR−IR′=IO+VIN/R …(17) I6=I−IR+IR′=IO−VIN/R …(18)
【0059】トランジスタQ5、Q6からなる差動対の
端子間電圧は、差動電流2VIN/Rに対応した電圧にな
る。したがって、この端子間電圧をトランジスタQ7、
Q8からなる差動対の入力電圧とすることで、この差動
対の差動出力電流として差動電流2VIN/Rを出力でき
る。ただし、上式(6)で示される抵抗Rに流れる電流
R′はトランジスタQ5、Q6から供給されるから、
上式(6)が成り立つのはトランジスタQ5、およびト
ランジスタQ6に流れる電流がいずれも(VBE4
BE3)/Rの値よりも大きいという問題点を有してい
る。
【0060】したがって、このギルバートゲインセルを
改良したバイポーラOTAにおいても完全な線形動作を
実現しているわけではない。
【0061】また、トランジスタQ5、Q6からなる差
動対で対数圧縮し、トランジスタQ7、Q8からなる差
動対で指数伸長しているために、ギルバートゲインセル
と同様に、回路のS/N比の劣化が大きいことである。
【0062】さらに、差動対の出力電流で交叉接続され
た2対の差動対を駆動すれば、図11に示したギルバー
トセル(ギルバートマルチプライヤ)となる(出力差電
流ΔIが差動入力電圧VxとVyの乗算として与えられ
る)。例えば、一方に信号を入力し、他方にローカル信
号を入力するミキサ回路に用いた場合には、信号入力に
対する線形性が3次歪等の特性劣化として現れるから、
ギルバートセルの下段差動対の線形性を改善する必要が
あった。
【0063】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図7
に示した従来のギルバートゲインセルでは完全な線形動
作を実現しているわけではなく、また、図8に示した、
ギルバートゲインセルを改良したCaprio’s q
uadでは、1VP-Pの線形入力電圧範囲を確保できな
い。
【0064】さらに、図9に示したギルバートセルトラ
ンスコンダクタでは、逆双曲正接関数(tanh-1)回
路で対数圧縮し、さらに、双曲正接関数(tanh)回
路で指数伸長するために回路のS/N比が大きく劣化す
ることと、逆双曲正接関数(tanh-1)と逆双曲正接
関数(tanh-1)回路がある分だけ電源電圧が高くな
る。
【0065】また、図10に示したギルバートゲインセ
ルを改良したバイポーラOTAにおいても、完全な線形
動作を実現しているわけではなく、ギルバートゲインセ
ルやギルバートセルトランスコンダクタと同様に、逆双
曲正接関数(tanh-1)回路で対数圧縮し、さらに、
双曲正接関数(tanh)回路で指数伸長するために回
路のS/N比が大きく劣化することと、逆双曲正接関数
(tanh-1)と逆双曲正接関数(tanh-1)回路が
ある分だけ電源電圧が高くなる。
【0066】アナログ信号処理においては、OTAは欠
くことのできない基本ファンクション・ブロックでとさ
れている。そして、近時、プロセスの微細化に伴い、L
SIの電源電圧も5Vから3V、あるいはそれ以下へと
低電圧化するに至っており、低電圧回路技術の必要性が
一層高まってきている。
【0067】従って、本発明は、上記事情に鑑みて為さ
れたものであって、半導体集積回路上に形成される、好
ましくは1.9V程度の低電圧で動作し、例えば1V
P-P程度の完全に線形な入力電圧範囲が得られる理想的
なOTA、および入力信号に対して理想的な特性を持つ
マルチプライヤを提供することを目的とする。
【0068】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、定電流源でそれぞれ駆動される一対ぼト
ランジスタに差動入力信号が印加されて入力差動対を構
成し、該入力差動対にエミッタ抵抗(ソース抵抗)を介
してカレントミラー回路が接続されて出力対を構成した
ことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタ
ンスアンプ(OTA)を提供するものである。
【0069】本発明のバイポーラマルチプライヤにおい
ては、前記OTAの出力で駆動される交叉接続された2
対の差動対を備え、あるいは前記OTAの出力電流がp
n接合を介して電圧変換されて入力電圧となる、交叉接
続された2対の差動対を備えている。
【0070】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、差動対を構
成する2つのトランジスタを定電流駆動とすることによ
り、エミッタ抵抗に差動入力電圧をそのまま印加するこ
とができ、等価的にフローティング抵抗が実現される。
【0071】このため、カレントミラー回路を介してこ
の電流を取り出すことにより、完全に線形なOTAが得
られ、互いに交叉接続された差動対と組合わせること
で、完全に線形なバイポーラマルチプライヤが実現でき
る。
【0072】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0073】図1は、本発明のバイポーラOTAの一実
施形態の構成を示したものである。本実施形態は、差動
対を構成する2つのトランジスタに等しい電流を流すこ
とで、ベース・エミッタ間電圧VBEの値を等しくし、エ
ミッタ抵抗Rに印加される電圧が差動入力電圧Viと等
しくなるようにして、完全な線形動作を実現した理想化
バイポーラリニアゲインセルであり、フローティング抵
抗を実現したものである。
【0074】図1を参照して、エミッタ抵抗Rを介して
エミッタが接続されてなる差動対トランジスタQ1、Q
2のコレクタに定電流源I0を接続し、これらのトラン
ジスタに流れる電流は等しく電流値IOに設定されてお
り、トランジスタQ1、Q2はカレントミラー回路1
1、12にそれぞれ接続されている。
【0075】差動対の共通エミッタ抵抗Rに流れる電流
をiとし、トランジスタの直流電流増幅率の値は十分
「1」に近いものとすると、次式(19)が成り立つ。
【0076】Vi=Ri …(19)
【0077】すなわち、エミッタ抵抗に流れる電流iは
次式(20)で与えられる。
【0078】i=Vi/R …(20)
【0079】したがって、カレントミラー回路から出力
される電流はそれぞれ、次式(21)と求まる。
【0080】IO±i=IO±Vi/R …(21)
【0081】すなわち、フローティング抵抗が実現され
る。
【0082】図2は、図1に示したカレントミラー回路
11、12の具体的な回路構成を示した図である。図2
に示すように、本実施形態において、エミッタフォロワ
トランジスタを持つカレントミラー回路(emitte
r−follower−augmented curr
ent mirror)とされている。すなわち、カレ
ントミラー回路11は、差動対の一方のトランジスタQ
1のエミッタにコレクタが接続されたトランジスタQ3
と、トランジスタQ3とベースが共通接続され、コレク
タから電流IO−Vi/Rが出力されるトランジスタQ4
と、トランジスタQ1のコレクタにベースが接続され、
コレクタが電源線VCCに接続され、エミッタがレベル
シフト用の電圧源VLSを介してトランジスタQ3、Q4
のベースに接続されたエミッタフォロワ構成のトランジ
スタQ5と、から構成されている。電流IO+Vi/Rを
出力する他方のカレントミラー回路12についても同様
な構成とされる。
【0083】なお、図1及び図2に示した回路構成は、
バイポーラプロセスに限定されず、CMOS化すること
ができる。
【0084】図3は、CMOS型OTAの構成を示した
ものであり、差動入力電圧Viをゲート入力としドレイ
ンが定電流源に接続された差動対は、nチャネルMOS
トランジスタM1、M2で構成されている。図4は、図
3に示したカレントミラー回路21、22の具体的な回
路構成を示したものである。図4に示すように、電流I
O−Vi/Rを出力端から出力するカレントミラー回路2
1は、ソースフォロワトランジスタM5を持つカレント
ミラー回路にて構成されている。電流IO+Vi/Rを出
力端から出力するカレントミラー回路22も同様な構成
とされている。
【0085】MOSトランジスタにおいては、ゲート電
流が流れないことから、上式(19)から(21)式は
全くの近似なしで得られる。すなわち、差動対の共通ソ
ース抵抗の線形性のみで、CMOS型OTAの線形性が
決定される。
【0086】上記した本発明の実施形態に係るバイポー
ラOTAをトランジスタ・アレーを用いて作成し、その
直流伝達特性を実測した測定結果(V−I特性)を図5
に示す(図5では出力差電流を電圧で示している)。電
源電圧は1.9Vである。駆動電流は、いずれもおよそ
50μA、負荷抵抗は18KΩである。線形入力電圧範
囲としては、1VP-P近い値が得られている。
【0087】次に、本発明に係るバイポーラマルチプラ
イヤの一実施形態について説明する。図6に、線形動作
するバイポーラOTA(リニアゲインセル)の出力電流
で駆動される交叉接続バイポーラ差動対からなるバイポ
ーラマルチプライヤを示す。
【0088】交叉接続バイポーラ差動対の差動出力電流
ΔIは次式(22)で表される。
【0089】
【数2】
【0090】但し上式(21)においてVxはリニアゲ
インセル61の差動入力電圧を示し、Iy +、Iy -はリニ
アゲインセル62の出力電流を示している。
【0091】ここで、差動入力電圧Vyを入力し差動電
流Iy +、Iy -を出力するリニアゲインセル62の差動出
力電流はそれぞれ次式(23)、(24)で与えられ
る。リニアゲインセル62は、好ましくは、図1及び図
2に示したバイポーラOTAから構成され、差動対のエ
ミッタ抵抗の抵抗値をRy、差動対を駆動する定電流値
をIOyとする。
【0092】Iy +=IOy+Vy/Ry …(23) Iy -=IOy−Vy/Ry …(24)
【0093】交叉接続された2つのバイポーラ差動対Q
1、Q2、及びQ3、Q4を、リニアゲインセル62の
差動出力電流で駆動すれば、次式(25)となる。
【0094】Iy +−Iy -=2Vy/Ry …(25)
【0095】ここで、交叉接続バイポーラ差動対の差動
出力電流ΔIは次式(26)と表される。
【0096】
【数3】
【0097】2つの入力信号電圧のうち、一方の入力信
号電圧に対しては線形動作するバイポーラ4象限アナロ
グマルチプライヤが実現できる。
【0098】さらに、完全なバイポーラ4象限アナログ
マルチプライヤを説明する。従来のギルバートマルチプ
ライヤは、V−I変換器が線形動作とならないために、
図6に示す構成の不完全な実現例に過ぎない。
【0099】はじめに、バイポーラマルチプライヤにつ
いて説明する。
【0100】まず、逆双曲正接−双曲正接変換回路の動
作を明かにする。リニアゲインセル61の差動出力電流
でダイオード接続したトランジスタを駆動すると、次式
(27)、(28)となる。リニアゲインセル61は、
好ましくは、図1及び図2に示したバイポーラOTAか
ら構成され、差動対のエミッタ抵抗をRx、差動対を駆
動する定電流値IOxとする。
【0101】 Ix +=IOx+Vx/Rx =Isexp(VBE5/VT) …(27) Ix -=IOx−Vx/Rx =Isexp(VBE6/VT) …(28)
【0102】したがって、逆双曲正接回路Q5、Q6の
出力電圧ΔVxは、次式(29)で与えられる。
【0103】
【数4】
【0104】バイポーラ差動対の差動出力電流は双曲正
接関係となり、交叉接続バイポーラ差動対の差動出力電
流ΔIは、次式(30)となる。
【0105】
【数5】
【0106】ただし、次式(31)、(32)である。
【0107】
【数6】
【0108】したがって、線形動作するバイポーラOT
A(リニアゲインセル61)の出力電流をpn接合を用
いて電圧変換すれば逆双曲正接回路となり、双曲正接回
路である交叉接続バイポーラ差動対の差動入力電圧とす
ることにより、交叉接続バイポーラ差動対の入力信号電
圧についても線形動作を実現できる。
【0109】最後に、本発明のバイポーラマルチプライ
ヤの別の実施形態について説明する。本実施形態は、上
記した実施形態のバイポーラマルチプライヤに以下の構
成を加えてなるものである。
【0110】すなわち、交叉接続されたバイポーラ差動
対Q1、Q2、及びQ3、Q4をリニアゲインセル62
の差動出力電流で駆動すれば良い。リニアゲインセル6
2の差動出力電流はそれぞれ上式(23)、(24)に
示され、上式(25)が導ける。この、リニアゲインセ
ル62は、上記実施形態で説明されたOTAから構成さ
れる。
【0111】したがって、交叉接続バイポーラ差動対の
差動出力電流ΔIは次式(33)で表せる。
【0112】
【数7】
【0113】すなわち、2つのリニアゲインセル61、
62の入力電圧Vx、Vyの積が得られる。すなわち、完
全な4象限アナログマルチプライヤが実現できる。
【0114】そして、これらのバイポーラマルチプライ
ヤもいずれも1.9V程度の低電圧で実現できる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
等価的にフローティング抵抗を実現し、出力をカレント
ミラー回路としたことにより、低電圧動作と完全な線形
動作を簡単な回路構成で実現できる。これにより、1.
9V程度の低電圧で、1VP-P近い完全に線形な入力電
圧範囲を持つ、理想的なOTAが実現できた。
【0116】また、本発明によれば、従来技術の対数圧
縮及び対数伸長を不要としたため、S/N比が劣化しな
いという利点を有している。これはカレントミラー出力
としていることによる。
【0117】さらに、本発明によれば、低電圧動作と完
全な線形動作を有するバイポーラマルチプライヤを実現
できるという利点を有する。これにより1.9V程度の
低電圧で、1VP-P近い完全に線形な入力電圧範囲を持
つ、理想的なバイポーラマルチプライヤを実現できる。
これは、本発明が、完全な線形回路と完全な逆双曲正接
回路を実現可能としたことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバイポーラOTAの一実施形態の回路
構成を示す図である。
【図2】本発明のバイポーラOTAの一実施形態の回路
構成を示す図である。
【図3】本発明の別の一実施形態としてCMOS型OT
Aの回路構成を示す図である。
【図4】本発明の別の一実施形態としてCMOS型OT
Aの回路構成を示す図である。
【図5】本発明のバイポーラOTAの一実施形態の特性
図(実測値)である。
【図6】本発明のバイポーラマルチプライヤの一実施形
態の回路構成を示す図である。
【図7】従来のバイポーラOTA(ギルバートゲインセ
ル)の回路構成を示す図である。
【図8】従来のバイポーラOTA(Caprio’s
quad)の回路構成を示す図である。
【図9】従来のバイポーラOTA(ギルバートセルトラ
ンスコンダクタ)の回路構成を示す図であル。
【図10】従来のバイポーラOTA(ギルバートゲイン
セルの改良)の回路構成を示す図である。
【図11】従来のバイポーラマルチプライヤ(ギルバー
トセル)の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
Q1〜Q7 バイポーラトランジスタ M1〜M7 MOSトランジスタ 11、12、21、22 カレントミラー回路 61、62 リニアゲインセル I0 定電流源 VCC、 VDD 電源線(電源電圧) R エミッタ抵抗 Vi 差動入力電圧

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電流源でそれぞれ駆動される一対のバイ
    ポーラトランジスタに差動入力信号が印加されて入力差
    動対を構成し、該入力差動対にエミッタ抵抗を介してカ
    レントミラー回路が接続されて出力対を構成したことを
    特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスア
    ンプ。
  2. 【請求項2】前記カレントミラー回路が、エミッタフォ
    ロワトランジスタを入力端側に含んでなることを特徴と
    する請求項1記載のオペレーショナルトランスコンダク
    タンスアンプ。
  3. 【請求項3】定電流源でそれぞれ駆動される一対のMO
    Sトランジスタに差動入力信号が印加されて入力差動対
    を構成し、該入力差動対にソース抵抗を介してカレント
    ミラー回路が接続されて出力対を構成したことを特徴と
    するオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
  4. 【請求項4】前記カレントミラー回路が、ソースフォロ
    ワトランジスタを入力端側に含んでなることを特徴とす
    る請求項3記載のオペレーショナルトランスコンダクタ
    ンスアンプ。
  5. 【請求項5】請求項1又は3記載のオペレーショナルト
    ランスコンダクタンスアンプの出力対が、交叉接続され
    てなる2対の差動対を駆動するように構成されたことを
    特徴とするマルチプライヤ。
  6. 【請求項6】請求項1又は3記載のオペレーショナルト
    ランスコンダクタンスアンプの出力電流がそれぞれpn
    接合を介して電圧変換されて、交叉接続されてなる2対
    の差動対の共通入力電圧信号として供給されることを特
    徴とするマルチプライヤ。
  7. 【請求項7】請求項1又は3記載のオペレーショナルト
    ランスコンダクタンスアンプの出力対が、交叉接続され
    てなる2対の差動対を駆動し、且つ、請求項1又は3記
    載のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの
    出力電流がそれぞれpn接合を介して電圧変換されて、
    前記交叉接続されてなる2対の差動対の共通入力電圧信
    号として供給されることを特徴とするマルチプライヤ。
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