JPH09237725A - フライバック・パルス信号を形成するためのビルトイン・ピンを含むフライバック・トランス - Google Patents

フライバック・パルス信号を形成するためのビルトイン・ピンを含むフライバック・トランス

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JPH09237725A
JPH09237725A JP8038216A JP3821696A JPH09237725A JP H09237725 A JPH09237725 A JP H09237725A JP 8038216 A JP8038216 A JP 8038216A JP 3821696 A JP3821696 A JP 3821696A JP H09237725 A JPH09237725 A JP H09237725A
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flyback transformer
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シェン−ロン チャン
Men-Tsuan Kuan
メン−ツァン クアン
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/42Flyback transformers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立時における人的エラーを排除し、生産効率
の改善を可能にするフライバック・トランスの提供。 【解決手段】本発明のフライバック・トランスは低電圧
ボビン11、高電圧ボビン13、コア22,24及びケーシング1
5を有し、同ケーシング15は2つの端部開口を備えたス
ロット151を含む。更に、フライバック・トランスは自
身の2つの端部が2つの端部開口からそれぞれ延出する
ようにケーシング15のスロット151内に挿入されたピン2
0を含み、同ピン20は回路のフライバック・オペレーシ
ョン中に2つの端部において正のフライバック・パルス
信号及び負のフライバック・パルス信号をそれぞれ形成
する。ピン20及びコア22の間には、絶縁部111が配置さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフライバック・トラ
ンス、より詳細にはフライバック・パルス信号を形成す
るためのビルトイン・ピンを含むフライバック・トラン
スに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
に、フライバック・トランスは表示装置用回路のオペレ
ーションに必要な特有の電圧を供給すべく、表示装置用
回路内に実装されている。フライバック・トランスの構
造、並びにフライバック・トランスの高電圧アウトプッ
ト、フォーカス・アウトプット及びスクリーン・アウト
プットの各機能を理解するために、幾つかの米国特許、
例えば米国特許第5,160,872号、第5,28
7,479号及び第4,144,480号を参照し得
る。
【0003】フライバック・パルス信号を形成する電線
をフライバック・トランスとともに組み立てる従来の方
法を以下に詳述する。高電圧のアウトプット・リードは
フライバック・トランスの他の部品を高電圧から絶縁す
るための絶縁樹脂が注入される前に、高電圧ボビン上の
対応するスロット内へ手作業で挿入される。フライバッ
ク・トランスはフォーカス・アウトプット・リード及び
スクリーン・アウトプット・リードが手作業で同フライ
バック・トランス内へ挿入された後に最終的に完成され
る。従って、フライバック・トランスのフライバック・
オペレーション中に、電線の両端においてそれぞれ正の
フライバック・パルス信号(sync+)及び負のフラ
イバック・パルス信号(sync−)を形成すべく、電
線はコアの形状によって限定された空間内に挿入され
る。正のフライバック・パルス信号(sync+)及び
負のフライバック・パルス信号(sync−)をプリン
ト基板に対して入力し、さらには両パルス信号を自動周
波数制御回路が使用できるようにすべく、電線の両端を
収容する別のコネクタを提供する必要がある。ノイズの
影響を最小限に抑制すべく水平オシレーション周波数を
自動的に調節するために、自動周波数制御回路が正のフ
ライバック・パルス信号(sync+)または負のフラ
イバック・パルス信号(sync−)を使用することは
周知の技術である。正のパルス信号(sync+)及び
負のパルス信号(sync−)のうちのいずれを選択す
るかは回路内に使用するトランジスタの種類に基づいて
決定される。従って、プリント基板上の対応するソケッ
ト内へ挿入する際の誤った分極を回避すべく、正のフラ
イバック・パルス信号(sync+)を出力する端部
と、負のフライバック・パルス信号(sync−)を出
力する端部とのうちのいずれか一方をマークする必要が
ある。更に、従来のアプローチは複数の電線が自由にば
らけないように束ねる必要がある。
【0004】次いで、電線を備えたフライバック・トラ
ンスは、一般的にコンベヤ・システムによってプリント
基板の組立領域へ搬送される。さらに、同組立領域のオ
ペレータはフライバック・トランスをプリント基板上の
所定の位置へ組み付ける。その後、電線を含むフライバ
ック・トランスを備えたプリント基板は、一般的にコン
ベヤ・システムによって表示装置の組立領域へ搬送され
る。前記の説明から明らかなように、手作業により電線
を挿入することと、正のフライバック・パルス信号(s
ync+)を出力する端部と、負のフライバック・パル
ス信号(sync−)を出力する端部とのうちのいずれ
か一方をマークすることと、続いて実施されるプリント
基板上の対応するソケット内へ挿入することは人的エラ
ーを招来し得る。全ての人的エラーは別の余分な手作業
によって補正し得るのみであり、これは生産効率の低下
を招来する。
【0005】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は組立時における人的エラーを排
除し、生産効率を向上させるフライバック・トランスを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示装置用回
路に使用されるとともに、低電圧ボビン、高電圧ボビ
ン、コア及びケーシングを有し、ケーシングが2つの端
部開口を備えたスロットを含むフライバック・トランス
であって、2つの端部を有するピンを設け、これら2つ
の端部が前記ケーシングの2つの端部開口からそれぞれ
延出するようにケーシングのスロット内に挿入され、ピ
ンは回路のフライバック・オペレーション中に2つの端
部において正のフライバック・パルス信号及び負のフラ
イバック・パルス信号をそれぞれ形成し、ピン及びコア
の間には、絶縁部が配置されているフライバック・トラ
ンスを提供する。低電圧ボビンの側縁は、前記ケーシン
グのスロット内へ挿入するための接続部分を含み、さら
には絶縁部として機能する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明のフラ
イバック・トランスは低電圧ボビン11、高電圧ボビン
13及びケーシング15を有する。従来のフライバック
・トランス同様に、低電圧ボビン11は、図1に示す組
立品を形成すべく高電圧ボビン13の対応するスロット
(図示略)内に挿入されたプランジャ(図示略)を含
む。本発明の低電圧ボビン13の側縁はフライバック・
トランスのケーシング15の対応するスロット151内
へ挿入する接続部分111を有し、この接続部分111
の詳細については以下に詳述する。
【0008】図2及び図3に示すように、本発明では、
接続部分111のスパンより更に広いスパンを有するピ
ン20が提供されている。ピン20は自身の2つの端部
がスロット151の2つの端部開口からそれぞれ延出す
るようにスロット151内に挿入されている。そして、
ピン20は正のフライバック・パルス信号(sync
+)及び負のフライバック・パルス信号(sync−)
を自身の2つの端部においてそれぞれ形成する。図2の
ピン20を表す破線が示すように、ピン20はコア22
の形状によって限定された空間を貫通して延びる。本発
明のフライバック・トランスの組立工程は(1)スロッ
ト151内へピン20を挿入する工程と、(2)スロッ
ト151内へ接続部分111を挿入することにより、低
電圧ボビン11及び高電圧ボビン13の組立体をケーシ
ング15の内部空間内へ挿入する工程と、(3)図2に
示すようにピン20がコア22を横切って延出するよう
に、上部コア22及び下部コア24を位置決め装置1
7,19が形成する空間内に配置する工程を含む。
【0009】図3に示すように、組立後、ピン20は接
続部分111によってコア22から分離されている。一
般的に、接続部分111はエンジニアリング・クラスの
プラスチックから形成されている。更に、上部コア22
及び下部コア24は、予想外の移動を形成しないように
同コア22,24を保持する弾性リテーナを収容するス
ロット40を有している。
【0010】ピン20は自身の両端において正のフライ
バック・パルス信号(sync+)及び負のフライバッ
ク・パルス信号(sync−)をそれぞれ形成する。フ
ライバック・トランスをプリント基板へ組み付ける際、
ピン20の突出する2つの端部は、図1に示す低電圧ボ
ビン11より延出する9個の長いピンとともに、プリン
ト基板上に形成された対応するホール内へ一回のオペレ
ーションで直接挿入し得る。これら11個のターミナル
(9個の長いピン及びピン20の2個の端部)は挿入時
の配向(及びその分極)が正しい場合にのみプリント基
板上の対応するホール内へ挿入でき、ピン20の両端部
が常に正しくプリント基板上に装着されることを保証す
る。この結果、ピン20の両端をプリント基板に接続す
る際、人的エラーによる誤った分極を回避できる。プリ
ント基板(図示略)は前記の11個のターミナルに対応
して形成されたホールなど、ピン20を正しい分極内へ
常に挿入することを保証するフールプルーフ・デザイン
を含み得る。本発明は従来のアプローチの問題点を解決
する。
【0011】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
フライバック・トランスの組立時における人的エラーを
排除し、生産効率が改善されるという優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくフライバック・トランスの高電
圧ボビン、低電圧ボビン及びケーシングを示す斜視図。
【図2】組立後におけるフライバック・トランスのビル
トイン・ピン、ケーシング、低電圧ボビン及びコアの関
係を示す斜視図。
【図3】組立後におけるフライバック・トランスのビル
トイン・ピン、ケーシング、低電圧ボビン及びコアの関
係を示す部分縦断面図。
【符号の説明】
11…低電圧ボビン、13…高電圧ボビン、15…ケー
シング、17,19…位置決め装置、20…ピン、22
…上部コア、24…下部コア、111…接続部分、15
1…スロット。
フロントページの続き (71)出願人 596028860 Taiwan Taoyuan Kwei shan Shan−Ying Road No.157 (72)発明者 クアン メン−ツァン 台湾 タオユアン クウェイシャン シャ ン−インロード ナンバー157

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置用回路に使用されるとともに、
    低電圧ボビン、高電圧ボビン、コア及びケーシングを有
    し、前記ケーシングが2つの端部開口を備えたスロット
    を含むフライバック・トランスであって、 2つの端部を有するピンを設け、これら2つの端部が前
    記ケーシングの2つの端部開口からそれぞれ延出するよ
    うにケーシングのスロット内に挿入され、ピンは前記回
    路のフライバック・オペレーション中に2つの端部にお
    いて正のフライバック・パルス信号及び負のフライバッ
    ク・パルス信号をそれぞれ形成し、前記ピン及びコアの
    間には、絶縁部が配置されているフライバック・トラン
    ス。
  2. 【請求項2】 低電圧ボビンの側縁は、前記ケーシング
    のスロット内へ挿入するための接続部分を含み、さらに
    は絶縁部として機能する請求項1に記載のフライバック
    ・トランス。
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