JPH0923506A - 直流電気車の駆動制御方法 - Google Patents
直流電気車の駆動制御方法Info
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- JPH0923506A JPH0923506A JP17234495A JP17234495A JPH0923506A JP H0923506 A JPH0923506 A JP H0923506A JP 17234495 A JP17234495 A JP 17234495A JP 17234495 A JP17234495 A JP 17234495A JP H0923506 A JPH0923506 A JP H0923506A
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Abstract
るフィルタ回路のコンデンサ電圧を振動させないよう、
安定な制御を実現可能とする。 【構成】 直流電気車の駆動用制御装置400の入力側
に設けられるフィルタ回路500の直流リアクトル3に
流れる電流と直流架線200の電圧とから、制限値演算
回路11によりフィルタコンデンサ4の電圧目標値を演
算するとともに、この目標値と検出器10を介して検出
されるその実際値との差を演算回路11内部の調節器に
入力し、その出力を用いて電動機のトルク指令値を制限
する。回生負荷に応じてフィルタコンデンサの電圧目標
値が変化することになるので、制御応答が速くなり安定
にフィルタコンデンサ電圧の上昇を抑制できる。
Description
動制御方法、特にそのブレーキ時の制御方法に関する。
を示す。同図に示すように、変電所1で交流電源を変圧
器1aとダイオード整流器1bを介して整流し、直流架
線200用の電源としている。車両では直流架線200
からパンタグラフ2によって受電し、駆動用制御装置4
00および補助電源7へ給電する。駆動用制御装置40
0はパンタグラフ2から受電した直流電源を、フィルタ
回路500を介して電力変換装置5に入力する。電力変
換装置5では、運転士からの指令などに応じたトルクが
電動機61,62,63,64で発生するよう電力の変
換を行なう。
bでは交流電源への電力回生ができないため、駆動用制
御装置400が回生運転するときは、回生電力を吸収す
るものは他の力行車300や自車の補助電源装置7また
は他車300の補助電源装置300bだけである。この
ため、同一き電内に他の力行車300がいない場合に
は、駆動用制御装置400が発生する全回生電力を補助
電源装置7および300で吸収できなくなり、直流架線
電圧が上昇する。
る。各電動機61〜64につながる速度検出器91〜9
4の出力を基準回転速度演算回路15に入力し、電動機
の基準回転速度検出値ωrを演算する。ブレーキ中に
は、基準回転速度演算回路15は次式による演算を行な
い、基準回転速度検出値ωrを求めている。 ωr=MAX(ω1,ω2,ω3,ω4) …(1)
の運転指令に応じたブレーキ力指令と基準回転速度検出
値ωrから、電動機61〜64のトルク指令を発生し、
トルク制限回路19を介して電動機制御回路16に入力
する。電動機制御回路16では、電動機のトルク指令と
フィルタコンデンサ電圧と電動機基準回転速度検出値ω
rとから、電動機に指令されたトルクが発生するよう電
力変換装置5にスイッチングパルスを発生する。
上昇したときの対策としては、以下のようなことを実行
している。すなわち、直流架線電圧が上昇したことを、
パンタグラフ2と直流リアクトル3を介してつながるフ
ィルタコンデンサ4の電圧を検出器10によって検出
し、フィルタコンデンサ電圧VCをトルク制限値演算回
路11に入力する。トルク制限値演算回路11では図1
1に示すように、フィルタコンデンサ電圧が過電圧を抑
制するレベルV0に至ったら、フィルタコンデンサ電圧
VCに合わせて一律にトルクを絞るトルク制限値を演算
してトルク制限回路19に入力し、このトルク制限回路
19によりトルク指令発生回路18が指令したトルク指
令を絞ることにより、回生電力を絞りフィルタコンデン
サ電圧の上昇を抑制して、直流架線電圧(VP)の上昇
を抑制している。
デンサ電圧と電動機トルクとの関係を示しており、図1
0のトルク制限値演算回路11で用いる調節器としてP
(比例)調節器の動作である。そして、フィルタコンデ
ンサ電圧の上昇を抑制するための電動機トルク指令絞り
込み開始電圧V0と、直流架線200につながる電気機
器を過電圧から保護するための最大の電圧VMAXが図
11のように決まると、上記P調節器の比例ゲインKは
次の(2)式のように決定される。 K=T100%/(VMAX−V0) …(2)
1の具体例を示す構成図である。ここでは、フィルタコ
ンデンサ電圧(実際値)VCを入力してその目標値VC
(*)との差を演算し、その結果を掛算器によってゲイ
ンKを掛けたものをトルク制限値演算回路11の出力T
Cとして、図10のトルク制限回路19に入力するよう
にしてる。なお、掛算器の代わりにP調節器を用いるこ
とができるのは勿論である。
をその最大電圧VMAXとすると、トルク制限値演算回
路11は次の(3)式の演算をしてトルク制限値TCを
出力することになる。 TC=K×{VC(*)−VC} …(3) なお、回生電力を絞るために図10ではトルクを絞るよ
うにしているが、トルク制限値演算回路の代わりに電動
機のトルク電流または電動機の電流を絞る回路を用い
て、トルクを絞る場合もある。
指令されたトルク指令Tが、フィルタコンデンサ電圧を
制限するためのトルクTCより小さいときは指令値をそ
のまま出力し、トルク指令Tが制限トルクTC以上にな
ったときは、トルクを制限トルクTCにリミットするこ
とで、回生負荷がなくなって直流架線電圧が上昇したと
きのみ、トルクに制限が掛かることになる。よって、電
動機に指令するためのトルクTMは、トルク制限回路1
9で次式の演算を行なうことによって求められる。 TM=MIN(T,TC) …(4)
トルク指令絞り込み開始電圧V0と、直流架線につなが
る電気機器を過電圧から保護するための最大の電圧VM
AXとを決めると、上記(2)式の関係からP調節器の
比例ゲインKが決まる。一方、回生を有効に働かせるた
めにフィルタコンデンサの最大電圧VMAXの設定近く
にV0を設定することから、制御ゲインが高くなる。制
御ゲインが高くなると制御系は不安定になり易くトルク
が振動する場合があって乗り心地が悪くなるという問題
がある。また、安定性の低下にもとづき過電流,過電圧
が発生して回生失効に至り、電気ブレーキを有効活用で
きないという問題もある。したがって、この発明の課題
は、回生時に直流架線電圧が上昇してもフィルタコンデ
ンサ電圧を振動させずに安定に制御できるようにし、か
つ、回生負荷の変動に対して速やかに電動機のトルク指
令値を応答させてフィルタコンデンサ過電圧の発生を無
くし、回生ブレーキを最大限活用できるようにすること
にある。
により、回生負荷抵抗が変化したことを直流リアクトル
に流れる電流から検出できるため、フィルタコンデンサ
電圧が上昇する以前に検出できることとなり、制御の応
答が速くなる。フィルタコンデンサ電圧を或る値にする
ための動作点にトルク(トルク電流,電動機電流)を制
限できるため、回生負荷抵抗にバランスする大まかな回
生電力に制限できる。よって、フィルタコンデンサ電圧
が目標値とずれる分は、検出誤差や演算精度による誤差
となるため、フィルタコンデンサ電圧を目標値に一致さ
せるための補正量は小さく、補正のための制御ゲインを
下げても制御系全体の応答にあまり影響しない。また、
回生負荷抵抗の変化に対する応答が速くなったことで、
回生失効の発生頻度が低減する。
回転速度が変化しても、フィルタコンデンサ電圧の目標
値とその実際値との差を補正する回生電力補正ゲインが
一定であるため、電動機の回転速度による補正を行なわ
ない場合に比べて、電動機の回転速度が低速になったと
きの制御応答をさらに改善することができる。請求項3
の如くすることにより、フィルタコンデンサ電圧の目標
値を、回生電力を回転速度で除した値と、回生電力にバ
ランスさせるべきフィルタコンデンサ電圧とを加算して
求めることで、コンデンサ電圧の目標値と実際値との偏
差にもとづく従来と同様の制御が可能となる。
(トルク電流,電動機電流)制限値の変化率を制限する
ことにより、回生負荷抵抗が急変したことによるトルク
(トルク電流,電動機電流)変化を抑制できるため、回
生ブレーキと併用する空気ブレーキとの協調がとれ、乗
り心地が良くなる。請求項5の如くすることにより、駆
動用制御装置が電動機の数に応じたフィルタ回路と電力
変換装置から構成されている場合は、フィルタ回路のフ
ィルタコンデンサ電圧値のうちの最大値を用いること
で、個々の電力変換装置に同じ量のトルク(トルク電
流,電動機電流)制限値または操作量を指令できること
になり、各車輪に均等なトルク量を作用させられるの
で、車両単位で制御する空気ブレーキとの協調を図るこ
とができる。
理について説明する。いま、変電所のダイオード整流器
の出力電圧以上に直流架線電圧が上昇したとき、バラン
スさせたいフィルタコンデンサ電圧VBと回生負荷抵抗
RLとの関係は、 VB2 /RL=PB …(5) となる。
車300からの電力回生がない場合の駆動用制御装置4
00のみが回生する回生電力である。駆動用制御装置4
00の損失や機械損失を無視すると、回生電力PBは回
生時の電動機トルクTと電動機のロータの回転速度ωか
ら、 PB=T×ω …(6) となり、(5),(6)式から次式が得られる。 VB2 /RL=T×ω …(7)
御装置400が次の(8)式に示すトルクを出力すれ
ば、フィルタコンデンサ電圧は或るバランスさせたい目
標値VBに一致して動作することになる。 T=VB2 /(RL×ω) …(8) そのためには、回生負荷抵抗RLと電動機の回転速度ω
を検出することが必要となる。そこで、この発明では回
生負荷抵抗RLを直流架線電圧と、図10に示す駆動用
制御装置400の入力側に設けたフィルタ回路500の
直流リアクトル3に流れる電流から、次式のような演算
をして推定するようにしている。 回生負荷抵抗RL=直流架線電圧VP/直流リアクトル電流IL …(9)
誤差等により、実際の動作点がコンデンサ電圧VBから
ずれる。このため、コンデンサ電圧のフィードバックで
補正する系を付加する。例えば、その補正はP調節器に
より、 ΔT=K(VB−VC) …(10) の如き演算を行なうこととする。この場合、上記(8)
式と(10)式を加算して最終的なトルク制限値とすれ
ば良い。つまり、 T+ΔT=VB2 /(RL×ω)+K(VB−VC) …(11) とする。
によって発生する回生電力ΔPは、先の(6)式と同じ
く、 ΔP=ΔT×ω =K(VB−VC)×ω …(12) と表わせる。ここで、コンデンサ電圧の偏差(VB−V
C)に対し、どの回転速度でもΔPが同じになるように
すると、コンデンサ電圧偏差に対する回生電力のゲイン
を一定にできるため、全回転速度領域で制御の安定化が
可能となる。このためには、次式が成立する必要があ
る。 K’=K×ω=CONST K =K’/ω(K’=CONST) …(13) (8),(10)および(12)式よりトルク制限値T
Cを、 TC=(1/ω)×{VB2 /RL+K’×(VB−VC)} …(14) とすれば、全回転速度領域で安定な動作とすることがで
きる。
る。 TC=(K’/ω)×{VB2 /(RL×K’)+(VB−VC)} …(15) (15)式より、VB2 /(RL×K’)+VBを、P
調節器の指令値として制御系を構成できることが分か
る。また、(15)式で未知な量は回生抵抗RLと回転
速度ωなので、RLは直流架線電圧VPと図10の直流
リアクトル3に流れる電流ILとから先の(9)式を用
いて推定し、ωは図10の基準回転速度演算回路15に
よって得るようにする。
ィルタコンデンサ電圧と電動機トルクとの関係を示す。
回生負荷抵抗RLの変化により、100%の電動機トル
クを出力できるときはA点付近が動作点となり、回生負
荷抵抗RLが無限大となってトルク出力が零となったと
きは動作点はC点となる。そして、回生負荷抵抗RLが
100%のときの抵抗値の2倍となったときはB点付近
に移ることになり、回生負荷抵抗RLが変化しても、フ
ィルタコンデンサ電圧はバランスさせたい電圧VB付近
で動作することになる。
明する。図1はこの発明の第1の実施の形態を示す構成
図で、図10に示す従来例に対し架線電圧検出回路12
および入力電流検出回路13を付加し、これら各回路の
出力をトルク制限値演算回路11に導入するようにした
点が特徴である。すなわち、直流架線電圧VPを架線電
圧検出回路12によって検出するとともに、直流リアク
トル3の電流を入力電流検出回路13によって検出し、
各検出値をトルク制限値演算回路11に入力する。
によって検出したフィルタコンデンサ電圧VCと、基準
回転速度演算回路15にて求めた基準電動機回転速度ω
rとをトルク制限値演算回路11に入力し、ここで所定
の演算を行なうことにより、トルク制限値を求める。そ
して、このトルク制限値をトルク制限回路19に入力す
ることで、トルク指令発生回路18が出力したトルクを
制限し、回生電力を制限して直流架線電圧VPの上昇を
抑制するようにしている。
例を示す。これは、先の(11)式に対応するものであ
る。すなわち、割算器111Aにて直流リアクトル電流
ILを直流架線電圧VPで割ることによって、回生負荷
抵抗の逆数1/RLを求め、これと比例係数KAとの積
を掛算器112Aにより求め、その結果を割算器111
Bで電動機回転速度ωで除してトルク制限値Tを求める
ようにしている。そして、フィルタコンデンサ電圧の目
標値VBと、その実際値との差を調節器114に入力
し、その出力である補正量ΔTとトルク制限値Tとの加
算により、トルク制限値TCを求めている。なお、図2
の場合の比例係数KAとしては、(8)式の関係から、 KA=VB2 …(16) となる。
例を示す構成図で、先の(14)式に対応するものであ
る。すなわち、図2では掛算器112Aの出力を、割算
器111Bにより電動機回転速度ωで除してトルク制限
値Tを求めるようにしているが、図3のように割算器1
11Cを加算器113Cの後段に設けることにより、調
節器114Aの出力にも電動機の回転速度による補正を
かけるようにしたものである。このため、調節器114
Aの比例ゲインもK’となっている。
例を示す構成図で、先の(15)式に対応するものであ
る。すなわち、割算器111A,掛算器112Aおよび
加算器113Dにより、コンデンサ電圧指令値VC
* (VB2 /RL×K’+VB)とし、これとVCとの
差を係数K’の掛算器112Bに入力し、さらに、割算
器111Dにより掛算器112Bの出力を電動機回転速
度ωrで除して、トルク制限値TCを求めるものであ
る。なお、掛算器112Aの係数KBは、 KB=VB2 /K’ …(17) と表わせる。なお、掛算器112Bの代わりにP調節器
またはPI調節器を用いることができる。
成図である。これは、図2に示すようなトルク制限値演
算回路11の出力端に、変化率制限回路20を設け、ト
ルク制限値TCの変化率を制限するものである。つま
り、制限トルクTCは(8)式で示すように、回生負荷
抵抗RLによって左右される。そのため、回生負荷抵抗
RLが急変すれば電動機トルクも急変するので、変化率
制限回路20を設けて制限するようにしてる。なお、か
かる変化率制限回路20は、図3,図4に示すようなト
ルク制限値演算回路11の出力端にも、同様にして設け
ることができるのは言うまでもない。
を電動機61〜64に対して共通に設けるようにしてい
るが、図6のように電動機毎にフィルタ回路(直流リア
クトル31〜34,フィルタコンデンサ41〜44)と
電力変換装置51〜54を用いて構成することもでき
る。この場合は、フィルタコンデンサ電圧VCを、各コ
ンデンサ41〜44に並列に並列に接続したフィルタコ
ンデンサ電圧検出器101〜104により検出し、その
検出値を最大値演算部21に入力してその最大値を求
め、この最大値を用いて制御することにより、各電力変
換装置51〜54に指令する共通のトルク制限値を演算
することができる。以上では、フィルタコンデンサ電圧
の上昇を抑制するために電動機トルクを用いているが、
トルクに代えて電動機電流または電動機一次電流を磁化
電流指令とトルク電流指令とに分けた場合の、トルク電
流指令を用いても上記と同様の効果を得ることができ
る。
て、この発明による場合と従来例の場合とを比較して説
明するためのグラフで、(イ)がこの発明による場合で
(ロ)が従来例の場合である。すなわち、(ロ)の場合
よりも(イ)の方が振動が少ないことが分かる。図8は
直流リアクトルに流れる電流A、電力変換装置の直流入
力電流B、電動機のトルク電流指令制限値Cおよび電動
機のトルク電流指令値Dについて、この発明による場合
と従来例の場合とを比較して説明するためのグラフで、
(イ)がこの発明による場合で(ロ)が従来例の場合で
ある。すなわち、(イ)の電動機のトルク電流指令制限
値Cは振動せず、(ロ)の電動機のトルク電流指令制限
値Cは振動する。また、この振動に伴って電力変換装置
の直流入力電流Bや図7のフィルタコンデンサ電圧Fが
振動している。なお、時間0.8において回生負荷の量
を1/2としたが、この発明による場合はこの変化に追
従して制御できていることが分かる。
くなっても安定に回生ブレーキを動作させることがで
き、回生ブレーキが有効活用できるので、省エネルギー
化を図ることができる。また、回生失効が低減すること
から、ブレーキシューの消耗が低減するなどの利点が得
られる。
図である。
図である。
図である。
ある。
による場合と従来例の場合とを比較して説明するための
グラフである。
の直流入力電流B、電動機のトルク電流指令制限値Cお
よび電動機のトルク電流指令値Dについて、この発明に
よる場合と従来例の場合とを比較して説明するためのグ
ラフである。
動機トルクとの関係を説明する説明図である。
動機トルクとの関係を説明する説明図である。
を示す構成図である。
4…フィルタコンデンサ、5…電力変換装置、61〜6
4…電動機、7…補助電源、8…補助電源負荷、91〜
94…速度検出器、10…コンデンサ電圧検出器、11
…トルク制限値演算回路、15…基準回転速度演算回
路、16…電動機制御回路、18…トルク指令発生回
路、19…トルク制限回路、20…トルク制限値変化率
制限器、21…最大値演算部、100…レール、200
…直流架線、300…他車、400…駆動用制御装置、
500…フィルタ回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 直流入力側に直流リアクトルとコンデン
サからなるフィルタ回路を備えた駆動制御装置により直
流電気車を駆動制御するに当たり、 ブレーキ時に、架線電圧と直流リアクトルに流れる電流
から回生可能な電力を演算し、その演算値を電動機の回
転速度で除して求めた電動機のトルク、またはトルク電
流もしくは電動機電流に、前記フィルタコンデンサ電圧
の目標値と実際値との差を調節器に入力して演算した補
正量を加算して電動機のトルク,トルク電流または電動
機電流の各制限値を求め、その制限値を用いて電動機の
トルク,トルク電流または電動機電流を制限することを
特徴とする直流電気車の駆動制御方法。 - 【請求項2】 前記調節器の出力を電動機回転速度の逆
数を用いて補正することを特徴とする請求項1に記載の
直流電気車の駆動制御方法。 - 【請求項3】 直流入力側に直流リアクトルとコンデン
サからなるフィルタ回路を備えた駆動制御装置により直
流電気車を制御するに当たり、 ブレーキ時に、架線電圧と直流リアクトルに流れる電流
からフィルタコンデンサ電圧の目標値を演算し、この目
標値とフィルタコンデンサ電圧の実際値との差を調節器
に入力し、この調節器出力によって電動機のトルク,ト
ルク電流または電動機電流の各制限値を求め、その制限
値を用いて電動機のトルク,トルク電流または電動機電
流を制限することを特徴とする直流電気車の駆動制御方
法。 - 【請求項4】 前記電動機のトルク,トルク電流または
電動機電流の各制限値に変化率制限をかけることを特徴
とする請求項1ないし3のいずれかに記載の直流電気車
の駆動制御方法。 - 【請求項5】 前記駆動制御装置を電動機の数に応じて
数のフィルタ回路と電力変換装置とを用いて構成し、個
々のフィルタコンデンサ電圧のうち最も高いフィルタコ
ンデンサ電圧を用いて、前記電動機のトルク,トルク電
流または電動機電流の各制限値を求めることを特徴とす
る請求項1ないし4のいずれかに記載の直流電気車の駆
動制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17234495A JP3438796B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 直流電気車の駆動制御方法 |
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JP17234495A JP3438796B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 直流電気車の駆動制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0923506A true JPH0923506A (ja) | 1997-01-21 |
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