JP2002252902A - 電動機制御装置および電気車電動機の制御方法 - Google Patents
電動機制御装置および電気車電動機の制御方法Info
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Abstract
の持続振動現象を抑制することである。 【解決手段】 振動抑制制御部は、現在の、q軸電流指
令値Isq *及びフィルタコンデンサ電圧Vfに基づいて、
動作点が最大トルク領域内に存在するか、絞り込み領域
内に存在するかを確認する。絞り込み領域内に存在する
と判断した場合には、絞り込み領域内におけるq軸電流
指令値Isq *を絞り込む割合は変化させずに、定常値の
みを変化させる。また、変化させる方向は、q軸電流指
令値Isq *を減少させる(“0”に向かわせる)方向と
する。
Description
び電気車電動機の制御方法に係り、詳細には電力回生時
における電気車電動機の制御に関する。
して、電気車のブレーキに回生ブレーキを使用するのが
一般的になりつつある。しかし、回生ブレーキの使用に
は、回生負荷が十分にあることが前提となる。即ち、例
えば、直流電気鉄道における主な回生負荷は、他の力行
車であることから、他の力行車が少ない時間帯や閑散線
区、或いは他の力行車が遠方に存在する場合等において
は、十分な回生ブレーキ力を得ることができない。
1は電気車の主回路モデルを示す図である。図1におい
て、電気車100が回生ブレーキをかけている場合、電
気車200が回生負荷となる。しかし、電気車200が
力行していない場合等、回生電力に対する回生負荷が不
足する軽負荷回生時には、インバータ110の直流側電
圧に相当するフィルタコンデンサCfのフィルタコンデ
ンサ電圧Vfが上昇する。そして、フィルタコンデンサ
電圧Vfが規定値を超えると、インバータ110の過電
圧保護動作によりインバータ110の運転が停止され、
回生ブレーキを中断する回生失効に至る。
ルタコンデンサ電圧Vfが、過電圧保護動作の規定値を
超えないように、回生ブレーキを継続する軽負荷回生制
御の実現が望まれており、その技術が種々開発されてい
る。
いて、ある特異な事象が発生することを発見し、この事
象を抑制すべく本発明を考案したものである。
軽負荷回生制御時に電気系の持続振動現象が生じること
である。図15(a)は、その現象が発生した際のフィ
ルタコンデンサ電圧Vfを示す図であり、同図(b)
は、d−q軸座標系における電動機のq軸電流を示す図
である。
い場合とにおけるフィルタコンデンサ電圧Vfの推移を
図16に示す。同図(a)は、軽負荷回生制御を行わな
かった場合、同図(b)は軽負荷回生制御を行った場合
のフィルタコンデンサ電圧V fの推移を示す図である。
同図により、軽負荷回生制御時に上記事象が生じること
が分かる。
系の持続振動現象を抑制することである。
め、請求項1記載の発明は、フィルタコンデンサ電圧
(例えば、図3のVf)が所与の電圧条件(例えば、図
3のVflim以下か否か)を充足するか否かを判定し、充
足すると判定した場合には電動機制御電流(例えば、q
軸電流そのものであってもよいし、q軸電流指令値であ
ってもよい。)を定常値(例えば、図3の定常値)と
し、充足しないと判定した場合には電動機制御電流を前
記フィルタコンデンサ電圧に応じた値として出力する、
電力回生時の電気車電動機を制御する電動機制御装置で
あって、前記所与の電圧条件を充足しないと判定した場
合に、前記定常値を変更する第1の変更手段(例えば、
図8の振動抑制制御部114)を備えることを特徴とし
ている。
における電気車電動機の制御方法であって、フィルタコ
ンデンサ電圧が所与の電圧条件を充足するか否かを判定
する判定工程と、前記所与の電圧条件を充足すると判定
した場合に電気車電動機の制御電流を定常値とし、充足
しないと判定した場合に電気車電動機の制御電流を前記
フィルタコンデンサ電圧に応じた値とする制御電流決定
工程と、を含むとともに、前記所与の電圧条件を充足し
ないと判定した場合に、前記定常値を変更する第1の変
更工程を含むことを特徴としている。
ば、電動機制御電流の定常値を変更するだけで、発明の
実施の形態や実施例に記載の通り、電力回生時の制御動
作が動的に安定な範囲で最大トルクを発生する領域を拡
大せしめ、電力回生時に発生する電気系の持続振動現象
を抑制することができる。
記載の発明のように、請求項1記載の発明の電動機制御
装置における第1の変更手段を、前記定常値の絶対値を
低減させる方向に、前記定常値を変更するように構成し
てもよい。
増大させる方向と、低減させる方向とがある。両方向に
変更することは可能ではあるが、最大トルク領域を拡大
せしめ、電気系の持続振動現象を抑制するためには、低
減させる方向であることが直接的かつ効果的である。
めに、電動機制御電流の定常値を一方的に変更すること
は、実際の回生電力量が回生可能な最大電力量以下にな
る可能性がある。そこで、請求項3または6記載の発明
のように、更に、定常値を変更する手段または工程を含
めることが望ましい。
項1または2に記載の電動機制御装置において、前記所
与の電圧条件を充足すると判定した場合に、前記定常値
を変更する第2の変更手段(例えば、図8の回生電力保
持制御部116)を備えるように構成してもよい。
項5記載の電気車電動機の制御方法において、前記電圧
条件を充足すると判定した場合に、前記定常値を変更す
る第2の変更工程を含むこととしてもよい。
ば、従来における電動機制御電流は、フィルタコンデン
サ電圧が所与の出力条件を充足すると判定した場合、常
に定常値は一定となっていたが、その場合であっても定
常値を変更する。
に、請求項3記載の発明の電動機制御装置における第2
の変更手段は、前記フィルタコンデンサ電圧または車両
速度が下降した場合に、前記定常値の絶対値を増大させ
る方向に、前記定常値を変更する。
コンデンサ電圧が所与の出力条件を充足すると判定した
場合であっても、回生可能な最大電力量となるように定
常値を調整することが可能となる。
した電気車の軽負荷回生制御について詳細に説明する。
荷回生制御において生じる電気系の持続振動現象の原因
について説明し、その上で、当該現象を抑制するための
実施例について説明する。また、本実施の形態において
想定する主回路のモデルは、上記発明の背景等において
用いたものと同じであるため、同一の図面(図1)を用
いるとともに、他の図面においても同一部分には同一符
号を用いて説明する。
制御を行う電気車は電気車100であり、回生負荷に相
当するのが電気車200である。電気車100は、電動
機120と、電動機120を駆動・制御するインバータ
110と、インバータ110に並列に接続されたフィル
タコンデンサCfと、インバータ110に直列に接続さ
れたフィルタリアクトルLf及びフィルタ抵抗Rfと、を
有している。電気車100と電気車200は、共に架線
300に接続されており、整流器Dを含む変電所400
から電力が給電されている。尚、電気車100が回生ブ
レーキをかけている際には、電気車100の回生電力
が、架線300を介して電気車200に給電されること
となる。また、架線300には、電気車100と電気車
200間のき電系の抵抗として、抵抗Rlとインダクタ
ンスLlが生じる。
ために用いた解析モデルを示す回路図である。図2にお
ける各部は、図1における同一符号の各部に対応してい
る。尚、変電所400は整流器Dと電圧源Vdcで、力行
車200は抵抗Rbとした。
について説明する。
ある。
速度は一定であることとした。また、Rsは巻線抵抗、
Lsd、Lsqはd軸、q軸のインダクタンス、ωm0は回転
子速度、ΨFは速度起電力定数、Nは極対数である。
りである。
と想定したため、インバータ110は電圧形3レベルP
WMインバータとし、理想的な電力変換器とした。ま
た、ηはインバータ効率である。
回路モデルの回路方程式は、整流器DがONの状態とO
FFの状態とで異なる。即ち、電気車100の回生電力
量等に応じて、整流器DがON/OFF切り替わるた
め、異なる回路方程式となる。
デルの回路方程式は次式の通りである。
の回路モデルの回路方程式は次式の通りである。
電系の抵抗Rlを合成したもの、Ltはフィルタリアクト
ルのインダクタンスLfとき電系のインダクタンスLlを
合成したもの、Cfはフィルタコンデンサ容量、Rbは力
行車200を表す等価負荷抵抗である。
程式は次式の通りである。
通常のPI制御器とし、右辺第3項はd−q軸成分相互
干渉の補償成分を表している。また、(9)式の右辺第
4項は界磁磁束による誘起電圧の補償成分を表してい
る。また、PI制御器のゲインはそれぞれ以下のように
定めた。
る。軽負荷回生制御とは、フィルタコンデンサ電圧Vf
の上昇に応じて図3に示すようにq軸電流Iqの指令値
Isq *を絞り込む制御である。図3は、軽負荷回生制御
におけるq軸電流指令値Isq *と、フィルタコンデンサ
電圧Vfとの関係について示す図である。同図におい
て、Vflimは絞り込みを開始する閾値となる電圧であ
り、以下、フィルタコンデンサ電圧VfがVflim以下の
領域を「最大トルク領域」、Vflimを超える領域を「絞
り込み領域」という。
速度に応じたトルク(起電力)が電動機120にかか
り、これが回生電力となって架線300に戻される。最
大トルク領域とは、その速度において電動機120に生
じ得る最大トルクを、回生電力として架線300に戻す
ことができる領域であり、この領域においては、q軸電
流指令値Isq *は定常値となる(同図においては、便宜
的に“−1”として示している)。しかし、回生負荷が
小さい(抵抗Rbが大きい)場合には、回生電力が消費
されないため、その電力がフィルタコンデンサに蓄えら
れることとなる。そのため、フィルタコンデンサ電圧V
fに応じて、q軸電流指令値Isq *を絞り込む必要が生じ
る。即ち、回生失効に至らしめるインバータ110の過
電圧保護動作を行わせないように、その判断基準となる
閾値Vflimは定められ、このVflimを超えた場合には、
徐々にq軸電流指令値Isq *を絞り込むのが絞り込み領
域である。
の通りである。
の電流指令値、Vfmaxは絞り込み終了電圧である。解析
においてはVf>Vfmax領域(絞り込み領域)の振動現
象への寄与は小さいものと仮定し、Vflim<Vf≦V
fmax領域と併せてVf>Vflim領域(絞り込み領域)と
した。
素であるインバータ110が含まれ、更に整流器Dや軽
負荷回生制御のON/OFFによって回路構成が変化す
る非線形・時変系のシステムであるため、以下に示すよ
うな4つのモードに分割して解析した。 モード1:絞り込み領域 & 整流器D“ON” モード2:絞り込み領域 & 整流器D“OFF” モード3:最大トルク領域 & 整流器D“ON” モード4:最大トルク領域 & 整流器D“OFF”
とによって、(12)式を状態ベクトルとした状態方程
式で表し、各モードにおける定常解と極を求めた。
を示す図であり、図5は、各モードにおけるフィルタコ
ンデンサ電圧Vfと架線電流Ifとを示す図である。ま
た、図6は、各モードにおける状態方程式の極を示す図
である。
ず、図4に示す通り、定常解の所在が当該モードの範囲
内となったのはモード2の場合だけである。また、図6
に示す通り、実部が正の極を有するモード1およびモー
ド2は不安定である。
ードにおいても整定せず、各モード間を遷移することと
なり、持続振動現象が生じていたと考えられる。
ルク領域のみであるが、最大トルク領域では定常解が存
在しない。そこで、定常解が最大トルク領域内に存在す
るように制御することにより、持続振動現象を抑制する
ように回生時制御を行うこととしたのが、本発明であ
る。以下その実施例について説明する。
および電圧指令値によってベクトル制御する、ベクトル
制御演算器(不図示)に含まれる、本発明に係る回生時
制御部112の制御ブロック図である。尚、ベクトル制
御演算器自体は、インバータ110内に構成されていて
もよいし、インバータ110に電流指令値等を出力する
構成として、インバータ110とは別個の回路として構
成されていてもよい。
ち、回生ブレーキ使用時)に動作する機能部であり、ベ
クトル制御演算器内で、コンピュータ制御等により実行
される機能部を指すものである。回生時制御部112
は、現在のq軸電流指令値Isq *と、フィルタコンデン
サ電圧Vfとを入力し、所与の制御演算を行って、最適
化したq軸電流指令値Isq *を出力するものであり、回
生時制御部112には、さらに、振動抑制制御部114
と、回生電力保持制御部116とが含まれる。
抑制するための機能部である。図12を参照してより詳
細に説明する。振動抑制制御部114は、現在の、q軸
電流指令値Isq *及びフィルタコンデンサ電圧Vfに基づ
いて、動作点が最大トルク領域内に存在するか、絞り込
み領域内に存在するかを確認する。最大トルク領域内に
存在する場合には、図3を参照して説明した従来の回生
時制御と同様に、定常値のq軸電流指令値Isq *を出力
する。しかし、絞り込み領域内に存在すると判断した場
合には、図9に示すように、絞り込み領域内におけるq
軸電流指令値I sq *を絞り込む割合は変化させずに、定
常値のみを変化させる。また、変化させる方向は、q軸
電流指令値Isq *を減少させる(“0”に向かわせる)
方向である。より具体的には、当初のq軸電流指令値I
sq *の値を便宜的に“−1”とし、これに一定の係数、
例えば“0.9”を乗じることにより、q軸電流指令値
I sq *を決定する。
整定される。即ち、絞り込み領域内におけるq軸電流指
令値Isq *を絞り込む割合は変化しないため、その絞り
込む割合と、新たな定常値とから、新たなVflimが決定
されることとなる(図9参照)。
q軸電流指令値Isq *を絞り込む割合は変化せず、定常
値のみが変更されるため、最大トルク領域が拡大され、
動作点が常に最大トルク領域内に存在するように回生制
御動作が行われることとなる。このため、動的に安定な
状態で回生制御を行うことができる。
一定に保持するための制御を行う機能部である。回生ブ
レーキにより、電動機の回転子の速度が低下すると、回
生電力が低減する。すると、フィルタコンデンサ電圧V
fも減少することとなるが、動作点はq軸電流指令値I
sq *を定常値としたまま最大トルク領域内を推移するこ
ととなる(図10(a)参照)。しかし、このことは、
回生可能な最大電力よりも、実際の回生電力が低いこと
を意味する。即ち、q軸電流指令値Isq *が、当初の定
常値のままであれば問題ないが、回生時制御を行うと、
振動抑制制御部114により、フィルタコンデンサVf
の上昇に対応した定常値(当初の定常値よりも低い値)
に設定されることとなる。このため、この定常値を上げ
る余裕、即ち、回生電力を高める余力があることにな
る。回生電力保持制御部116は、最大トルク領域にお
けるq軸電流指令値Isq *を変化させ、常に回生可能な
最大電力を回生する制御を行う。
0(a)は、回生電力保持制御部116による制御前の
回生制御パターンを示す図、図10(b)は、回生電力
保持制御部116による制御後の回生制御パターンを示
す図である。回生電力保持制御部116は、回生電力の
保持制御を行う前の、フィルタコンデンサ電圧Vfと、
q軸電流指令値Isq *とを一時記憶し、これらの値から
回生電力量を算出する(図10(a)の網掛け部分の面
積に相当する。)。そして、フィルタコンデンサ電圧V
fが低下したとき、算出済みの回生電力量が一定となる
ように、q軸電流指令値Isq *を逆算する(図10
(b)の網掛け部分の面積が、同図(a)の網掛け部分
の面積と同一となるようにq軸電流指令値Isq *を算出
する。)。そして、算出した新たなq軸電流指令値Isq
*を定常値とする。
な方法としては、フィルタコンデンサ電圧Vfと、q軸
電流指令値Isq *とを乗算した値が一定値となるように
制御する方法が考えられる。また、速度の低下に応じて
Isq *を増加する方法もある。
って、回生電力が常時最大値となるように制御が施され
るため、省エネルギーおよび省メンテナンスに優れた回
生時制御を行うことが可能である。
を参照して説明する。図11は、回生時制御部112の
制御動作の流れを示すフローチャートである。
と、まず、フィルタコンデンサ電圧V fと、q軸電流指
令値Isq *とに基づいて、振動抑制制御部114が動作
点が絞り込み領域内に存在するか否かを判断する(ステ
ップS1)。そして、絞り込み領域内に存在すると判断
した場合には、振動抑制制御部114は、q軸電流指令
値Isq *の定常値を変更して、最大トルク領域の拡大を
図る(ステップS2)。
たなq軸電流指令値Isq *と、フィルタコンデンサ電圧
Vfとに基づいて、回生可能な最大電力量を算出する
(ステップS3)。
プS1において動作点が絞り込み領域内に存在しないと
判断された後、回生電力保持制御部116は、フィルタ
コンデンサ電圧Vfが下降しているか否かを判断する
(ステップS4)。下降していると判断した場合には、
予め求めていた回生可能な最大電力量に基づいて、当該
電力量を保持するためのq軸電流指令値Isq *へ、定常
値を変更する(ステップS5)。
は、ステップS4においてフィルタコンデンサ電圧Vf
が下降していないと判断された場合、回生時制御部11
2は、回生制御を終了するか否かを判断し(ステップS
6)、回生制御を継続する場合には、引き続きステップ
S1〜ステップS6の処理を実行する。
図12〜図14に示す。図12は、本実施例適用前後
の、フィルタコンデンサ電圧Vfの推移を示す図であ
り、同図(a)が本実施例適用前の実験結果を、同図
(b)が本実施例適用後の実験結果を示すものである。
フィルタコンデンサ電圧Vfの持続振動現象が抑制され
ている様子が分かる。
Isqの推移を示す図であり、同図(a)が本実施例適用
前の実験結果を、同図(b)が本実施例適用後の実験結
果を示すものである。q軸電流Isqの持続振動現象が抑
制されている様子が分かる。
及び回生電力の推移を示す図である。回生ブレーキによ
り回転子速度が低下していくが、回生電力は最大電力を
保つように制御されている様子が分かる。
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能であり、例えば、q軸電流指令値Isq *を
制御することによって間接的にq軸電流を制御すること
として説明したが、q軸電流を直接制御することとして
もよい。また、誘導電動機や直流電動機に適用してもよ
い。
荷回生制御時における電気系の持続振動現象を抑制する
ことができ、さらに、回生可能電力の範囲で最大の回生
電力を均一に保つことをも可能とした。
図。
めの図。
サ電圧と架線電流とを示す図。
示す図。
めの図。
機能ブロック図。
図。
めの図。
ト。
の推移を示す図。
図。
推移を示す図。
ィルタコンデンサ電圧を示す図。(b)は、電気系の持
続振動現象発生時のq軸電流を示す図。
合のフィルタコンデンサ電圧を示す図。(b)は、軽負
荷回生制御を行った場合のフィルタコンデンサ電圧を示
す図。
Claims (6)
- 【請求項1】フィルタコンデンサ電圧が所与の電圧条件
を充足するか否かを判定し、充足すると判定した場合に
は電動機制御電流を定常値とし、充足しないと判定した
場合には電動機制御電流を前記フィルタコンデンサ電圧
に応じた値として出力する、電力回生時の電気車電動機
を制御する電動機制御装置であって、 前記所与の電圧条件を充足しないと判定した場合に、前
記定常値を変更する第1の変更手段を備えることを特徴
とする電動機制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記第1の変更手段は、前記定常値の絶対値を低減させ
る方向に、前記定常値を変更することを特徴とする電動
機制御装置。 - 【請求項3】請求項1または2において、 前記所与の電圧条件を充足すると判定した場合に、前記
定常値を変更する第2の変更手段を備えることを特徴と
する電動機制御装置。 - 【請求項4】請求項3において、 前記第2の変更手段は、前記フィルタコンデンサ電圧が
下降または車両速度が低下した場合に、前記定常値の絶
対値を増大させる方向に、前記定常値を変更することを
特徴とする電動機制御装置。 - 【請求項5】電力回生時における電気車電動機の制御方
法であって、 フィルタコンデンサ電圧が所与の電圧条件を充足するか
否かを判定する判定工程と、 前記所与の電圧条件を充足すると判定した場合に電気車
電動機の制御電流を定常値とし、充足しないと判定した
場合に電気車電動機の制御電流を前記フィルタコンデン
サ電圧に応じた値とする制御電流決定工程と、 を含むとともに、 前記所与の電圧条件を充足しないと判定した場合に、前
記定常値を変更する第1の変更工程を含むことを特徴と
する電気車電動機の制御方法。 - 【請求項6】請求項5において、 前記電圧条件を充足すると判定した場合に、前記定常値
を変更する第2の変更工程を含むことを特徴とする電気
車電動機の制御方法。
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