JPH09233898A - 交流電動機の制御装置及びエレベータの制御装置 - Google Patents

交流電動機の制御装置及びエレベータの制御装置

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JPH09233898A
JPH09233898A JP8040916A JP4091696A JPH09233898A JP H09233898 A JPH09233898 A JP H09233898A JP 8040916 A JP8040916 A JP 8040916A JP 4091696 A JP4091696 A JP 4091696A JP H09233898 A JPH09233898 A JP H09233898A
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JP8040916A
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Nobuyoshi Muto
信義 武藤
Naoto Onuma
大沼  直人
Masahiro Konya
雅宏 紺谷
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベータ駆動用の誘導電動機を、最高の効率
で速度制御すること。 【解決手段】速度指令と実速度の偏差によって得られる
トルク指令に対して、誘導電動機に流れる電流から求め
た電動機トルク推定値を負帰還するトルク制御系を構成
する。その出力に基づき、誘導電動機が最高効率を呈す
るトルク電流成分と励磁電流成分の比に基づき、トルク
電流と励磁電流をそれぞれ制御する。 【効果】エレベータのように乗りかごに乗っている人が
常に変動し、電動機に加わる負荷トルクが変動する駆動
系に対して、大きな省エネルギー効果を発揮する。負荷
状態に拘わらず、電動機の速度が速度指令に追従するよ
うに電動機の瞬時トルクが発せられるので、乗り心地も
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電動機の制御装
置の改良に関し、特にエレベータの駆動制御装置に適し
た制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】エレベータの駆動系における効率を改善
するため、特開昭59−149283号公報には、エレベータの
速度指令と実速度の偏差が所定の範囲内にあるときすべ
り角周波数を所定の値に固定することが開示されてい
る。
【0003】また、同期電動機に関して、高精度なトル
ク制御のために、特開平2−84093号公報には、電動機電
流検出値等から電動機の発生トルクを推定し、これをト
ルク指令と一致させるようなトルク制御系を設けること
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エレベータで
は、絶えずかご内搭乗人数が変化するため、駆動電動機
に加わる負荷が常時変化する。この結果、電動機に発生
させるべきトルクも負荷に応じて変化すると同時に、速
度が速度指令に追従するようなトルクを発生しなければ
ならない。上記第1の従来の技術では、電動機に加わる
負荷の如何によらず効率を高く維持することはできなか
った。
【0005】一方、上記第2の従来技術では、高効率化
については考慮されていない。
【0006】本発明の目的は、電動機に加わる負荷がい
かように変化しようとも、即ち過渡状態も含めて高い効
率を維持できる交流電動機の制御装置及びエレベータの
制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ある一面にお
いて、トルク指令に基づいて交流電動機電流のトルク電
流成分と励磁電流成分とが所定の関係となるように電力
変換器を制御する手段を備えたことを特徴とする。
【0008】望ましい一実施態様においては、トルク指
令の操作量に対して、効率が最大になるようなトルク電
流指令と励磁電流指令とに分離し、かかる2指令に対応
した各々の電流が過渡状態でも電動機内に流れるように
誘導電動機を制御する。
【0009】本発明は、他の一面において、交流を直流
に変換するコンバータと、このコンバータの出力電圧を
可変電圧・可変周波数の交流に変換するPWMインバー
タと、前記コンバータとインバータとの間の直流回路に
接続されたコンデンサと、このPWMインバータから給
電される誘導電動機と、この誘導電動機で昇降駆動され
る乗りかごと、エレベータの速度指令を発生する手段
と、この速度指令に前記誘導電動機の回転角速度が追従
するようにトルク指令を発生する速度制御手段を備えた
エレベータにおいて、前記誘導電動機の電流を検出する
手段と、前記トルク指令に基づいて前記電動機電流のト
ルク電流成分と励磁電流成分とが所定の関係となるよう
に前記電力変換器を制御する手段を備えたことを特徴と
する。
【0010】トルク指令の操作量は現時点で必要とされ
るトルクに応じて、励磁電流/トルク電流比が決定さ
れ、トルク電流指令と励磁電流指令が求められる。
【0011】この場合、トルク電流指令に対する励磁電
流指令は、現在発生している2次磁束において所望のト
ルクを得るに必要な最小のエネルギー(電動機の入力電
力)になるように決定されうる。このように決定された
励磁電流成分とトルク電流成分の組み合わせは、変動し
ていく速度指令やトルク指令に対応して求められてい
く。
【0012】従って、乗りかごに搭乗している人数、即
ち、電動機に加わる負荷トルクがいかように変わって
も、速度指令に対応した速度を得るのに必要なトルク
を、望ましくは最小エネルギーで発生できるような励磁
電流成分とトルク電流成分の組み合わせが過渡状態も含
めて決められ、これら二つの電流に対応した電流が電動
機の1次巻線に流れる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示す。
【0014】交流電源10の交流はコンバータ20によ
って直流に変換され、この直流電圧は平滑コンデンサ3
0で平滑され、平滑された直流は更にPWMインバータ
40で、可変電圧,可変周波数の交流に変換される。こ
の交流は誘導電動機(IM)60に供給され、この電動
機60を可変速駆動する。電動機60で発生したトルク
は電動機のロータ(回転子)に直結されていたギヤ(図
では省略)を介してシーブ70に伝達され、シーブの回
転動作によってカウンタウエイト80と乗りかご90を
連結しているロープを作動させ乗りかご90を昇降駆動
する。
【0015】したがって、電動機にはカウンタウエイト
と乗りかごの重量差が負荷(荷重)として加わる。かか
る負荷は搭乗人員に変動があるエレベータでは絶えず変
動し、運転の大半において電動機出力の半分以下になっ
ている。また、エレベータが停止している場合には、通
常、電源の供給は停止される。このためエレベータ駆動
系で省電力化を図るためには、駆動中(過渡状態)でし
かも負荷が軽い状態で、電動機の駆動効率を高くできる
ことが望ましい。
【0016】エレベータでは、乗り心地が重要なファク
ターであり、これを加味して加速度パターン(指令)が決
定される。このパターンを発生するのが加速度パターン
発生手段110である。該手段110から発せられた加
速度パターンは速度指令発生手段120に入力される。
該手段120では、加速度パターンを積分して速度指令
に変換している。速度指令ωRは加減算器130の加算
側の端子に、誘導電動機60の回転子に取り付けられた
速度検出器100から発せられる回転パルスをもとに速
度演算手段121で演算された前記誘導電動機の回転子
の回転角速度ωMが加減算器130の減算側の端子に導
入され、両者の偏差がとられ速度偏差を発生させる。該
速度偏差は速度制御手段140に入力される。該速度制
御手段140では、前記速度偏差が無くなるように誘導
電動機60で発生すべきトルクを決定すべきトルク指令
τRを発生する。
【0017】トルク指令τRは加減算器131のプラス
端子に入力され、一方、加減算器131のマイナス端子
には発生トルク推定手段152から式(1)を使って演
算して得られる現時点で電動機内部で発生している瞬時
トルクτMが入力される。 τM=m・p・{M/(M+l2)}・φ2・It …(1) 但し、m:相数、p:誘導電動機の極数、M:励磁イン
ダクタンス、l2 :漏れインダクタンス、It:検出さ
れたトルク電流、φ2:2次磁束 また、2次磁束φ2は、式(2)をもとに、2次磁束演
算手段151で演算することによって推定される現時点
で誘導機内部に発生しているトルク発生に寄与する瞬時
磁束である。
【0018】 φ2={M・Im}/(1+T2・s) …(2) 但し、T2 :2次時定数、s :ラプラス演算子 式(2)のImは励磁分電流で、励磁分/トルク分電流
検出手段150から検出される2次磁束φ2を発生させ
るために必要な励磁電流である。ここで、励磁分電流I
m,トルク分電流Itは、電流センサ50,51,52
によって検出される三相の1次電流iu,iv,iwを
基に、上記手段150で式(3)の演算を行うことによ
って求められる。
【0019】 Im=(√2/√3)・{iu・cosθ1*+iv・cos(θ1*−2π/3) +iw・cos(θ1*+2π/3)} It=−(√2/√3)・{iu・sinθ1*+iv・sin(θ1*−2π/3) +iw・sin(θ1*+2π/3)} …(3) 但し、θ1*=∫ω1dt,ω1は(4)式に示すよう
に、インバータ角周波数で前記回転角速度ωMと後述す
るすべり角周波数ωsとの和で与えられる。
【0020】 ω1=ωM+ωs …(4) 上述の速度制御手段140で得られたトルク指令τR及
び発生トルク推定手段152で得られた発生トルクτM
との偏差(トルク偏差)がトルク制御手段160に入力さ
れる。該トルク制御手段160は前記トルク偏差がゼロ
になるようにするためのトルク指令τRの操作量(補償
量)τ* を決定する。通常、該手段160はPI(比例
+積分)要素で構成される。
【0021】該操作量τ* はトルク電流指令演算手段1
70に入力される。該手段170では、式(5)によっ
てトルク電流指令It*を演算する。
【0022】 It*={τ*/φ2}・{(M+l2)/M}・{1/(m・p)} …(5) 該トルク電流指令It*に対応した励磁電流指令ImR
は励磁電流/トルク電流比決定手段180によって、以
下に述べる手法によって決定される。両者の関係は、誘
導電動機での損失Lが最小になるように決定される。
【0023】 L=A・Im2+B・It2 …(6) 但し、A=(Rs+Rm), B=Rs+Rr・(M/Lr)・(M/Lr)≒Rs+Rr …(7) Lr=M+l2 ,Rs:1次抵抗、Rm:鉄損抵抗、R
r:2次抵抗である。
【0024】M/Lrの値は通常1に近い値、つまり、
2次漏れインダクタンスl2 は励磁インダクタンスMに
比べて非常に小さいのでBに関しては一般に第2項が成
立する。
【0025】ここで、与えられたトルクτを発生するの
に必要な励磁電流Imとトルク電流Itの組み合わせを
(It,Im)とすると、トルクτはItとImと積に
比例する。従って、式(8)を満足する上記の組み合わ
せは無数に存在することになる。
【0026】 τ=k・It・Im (k:トルク比例定数) …(8) そこで、ある与えられたトルクτを発生するのに、式
(6)で与えられる電動機での損失Lが最小になる励磁
電流Imとトルク電流Itとの比αmin(=Im/It)
は式(9)になる。
【0027】 (αmin)2={Rs+Rr・(M/Lr)2}/(Rs+Rm) …(9) 従って、上記の損失を最小にする励磁電流Imとトルク
電流Itとの比αminは、1次抵抗Rs,2次抵抗R
r,励磁インダクタンスM,鉄損抵抗Rmの関数にな
る。ここで、1次抵抗Rs,2次抵抗Rrは電動機内の
温度,励磁インダクタンスMは励磁電流Im,鉄損抵抗
Rmは電動機の速度(インバータ角周波数)によって変
動することになるため、これら変動に応じて可変にする
必要がある。図1の実施例では、電動機60の速度に応
じて上記の比αmin を補正する一例が示されている。図
2に発生トルクを変えていった場合での最高効率を与え
る励磁電流とトルク電流の組み合わせによって得られる
励磁電流−トルク電流ラインを示したもので、式(9)
で与えられるパラメータは既に与えられており、変動が
ない場合を示す。図4は速度が変動した場合の励磁電流
−トルク電流ラインを示したもので、最高効率を与える
特性は速度と共に変動している。この変動を補償するた
めには定格の速度ωM10を基準に補正係数K(ωM)
を速度に応じて求めるようにすればよい。
【0028】 αmin=K(ωM)・(ωM/ωM10) …(10) ここで、補正係数K(ωM)は速度ωMを変数とした関数
テーブルを予め用意して求めておくようにする。この補
償は、主に鉄損抵抗Rmの速度による変動を補償するも
のである。実際には、式(9)のパラメータ電動機の温
度(1次及び2次側の温度),電動機速度及び励磁電流
によって変化するため図4に示すよう手法で求める必要
がある。
【0029】図4は電動機の温度,励磁電流,電動機の
速度を入力信号(情報)として式(9)の個々のパラメ
ータが変動した場合の最高効率を与えるαmin を演算
し、該αmin に対応した最適なトルク電流指令と励磁電
流指令との組み合わせを求める方法をブロック図で示し
たものである。
【0030】ブロック181には、1次抵抗Rs及び2
次抵抗Rrをモータ温度(2次側の温度は通常検出が難
しいため、1次側に換算した温度を使用)の関数として
予め求め、テーブル化したものが用意されている。モー
タ温度(フレーム温度)が(図1の実施例では省略)検
出されると、該温度に対応したRs,Rr上記テーブル
から求められる。
【0031】ブロック182には、励磁電流に対応した
励磁インダクタンスMの関数テーブルが用意されてい
て、検出された励磁電流が入力されると、該励磁電流に
対応した励磁インダクタンスMが得られるようになって
いる。このように励磁インダクタンスの補償が必要なの
は、励磁電流が小さい領域では励磁インダクタンスMは
ほぼ一定であるが、励磁電流が大きくなると磁束が飽和
し励磁インダクタンスMは急激に減少するためである。
これは、最近電動機の小型・軽量化が進み、磁束を発生
させる電動機のコアは電動機の小型化に伴って次第に小
さくなり、励磁電流が大きな領域では磁束が飽和し易い
磁気回路となっており励磁インダクタンスが減少するた
めである。
【0032】ブロック183では、上記の補償された励
磁インダクタンスM,2次抵抗Rrとから式(9)の分
子の第2項を求め、これとブロック181から得られた
1次抵抗Rs,ブロック184から検出された電動機速
度に基づいて決定された鉄損抵抗Rmを用いて最高効率
を与えるαminを演算し、該αminにトルク電流指令It
* を乗じて励磁電流指令ImRを決定する。
【0033】以上のように得られたトルク電流指令It
* と励磁電流指令ImRとの組み合わせに対応したトル
ク電流Itと励磁電流指令Imが誘導電動機60の内部
に流れるように電流制御が行われる。
【0034】先ず、励磁電流指令ImRに対応した励磁
電流Imが流れるように励磁電流制御手段190が作動
する。ここでは、上記励磁電流指令ImRと励磁分/ト
ルク分電流検出手段150から検出された励磁分電流I
mとの偏差が加減算器132でとられ、上記励磁電流制
御手段190では該偏差がゼロになるように新たな励磁
電流の操作量Im* を発生する。該励磁電流制御手段1
90は、前記トルク制御手段160より早く作動するよ
うに設定される。これは励磁電流の応答を高めること
で、要求トルクに対応した2次磁束を早期に確定し、ト
ルクを安定化するためである。
【0035】上記の過程で得られたトルク電流指令It
*と励磁電流指令の操作量Im*に基づき式(11)によ
って電流指令演算手段200で演算し3相の交流電流指
令iu*,iv*,iw*を発生する。
【0036】 iu*=I1・cos(θ1+δ) iv*=I1・cos(θ1+δ−2π/3) …(11) iw*=I1・cos(θ1+δ+2π/3) 但し、θ1 =∫ω1dt ω1=ωM+ωs ωs=(M・Im*)/(T2・φ2),T2=(M+l2)/r2 δ=arctan(It*/Im*) (I1)2=(It*)2+(Im*)2 上記交流電流指令iu*,iv*,iw* は、それぞれ電
流検出器50,51,52から検出された3相の交流電
流iu,iv,iwに一致するように電流制御手段22
0で3相変調波Vu*,Vv*,Vw*(図1の図中では省
略)発生する。該変調波はPWM信号発生手段230に
入力され、搬送波(三角波、図示せず)と比較されPW
M信号を発生し、該PWM信号は該PWMインバータ4
0を構成する電力素子のゲートに印加される。
【0037】この結果、該PWMインバータ40の端子
には上記トルク指令に対応したトルクが発生するような
端子電圧が発生し、電動機内部には常に最高効率を与え
るトルク電流と励磁電流の組み合わせが流れるようにな
る。この関係は負荷の状態にかかわらず維持されること
になるため、過渡状態も含めて常に最高効率で電動機が
駆動されることになり、省エネルギー化を図ることがで
きる。この結果、乗りかごに乗っている人数が常に変動
し、電動機に加わる負荷トルクが変動するエレベータ駆
動系に対して、特に省エネルギー効果が大きい。特に、
エレベータでは稼働している際の電動機に加わる平均的
(統計的)な負荷は、一般に電動機の定格トルクの半分
以下の軽負荷状態で駆動されることが多いため、省エネ
ルギー効果は大きい。
【0038】また、一般にエレベータの加速度パターン
(指令)は、通常、最適な乗り心地になるように決定さ
れ、これを積分して速度指令を発生する。本実施例で
は、速度指令に電動機の速度が負荷状態に拘わらず追従
するように電動機の瞬時トルクが発せられるので、乗り
心地も一層向上するという効果も生じる。
【0039】なお、この実施例においては、発生トルク
推定手段152の出力を負帰還するトルク制御手段16
0を設けているが、必ずしも、トルク制御手段は必要で
はなく、速度制御手段140の出力を直接、トルク電流
指令演算手段170に入力しても良い。
【0040】図5にその他の実施例を示す。図1に示す
実施例と相違する部分のみ説明する。
【0041】先ず、実施例と相違するには、トルク電流
指令演算手段170から得られたトルク電流指令It*
に対応して、図1では励磁電流指令ImRを求めていた
が、本実施例では、2次磁束指令φ2*を励磁電流指令
Im*を次式によって一旦変換して求め、該2次磁束指
令φ2*に電動機60の内部で発生している2次磁束φ
2に追従するように構成したものである。
【0042】 φ2*=(ImR・M)/(1+T2・s) …(12) なお、トルク電流指令It* と励磁電流指令ImRの組
み合わせは上記の図1の実施例で説明したものと同等の
ものを利用する。該2次磁束指令φ2* と2次磁束演算
手段151によって式(2)から演算された2次磁束φ
2とを加減算器132に導入し、磁束偏差Δφ2を発生
させる。2次磁束制御手段186は該磁束偏差Δφ2が
ゼロに収束するように励磁電流の操作量Im* を決定す
る。その後、トルク電流指令It*と該励磁電流の操作
量Im*を使って、3相の電流指令iu*,iv*,iw*
を電流指令発生手段200で発生し、該電流指令に電
動機の1次巻線に流れる1次電流が追従して流れるよう
に、変調波発生手段220で変調波を発生し、該変調波
に基づいてPWM信号を発生する。これら一連の操作は
図1の実施例で既に説明済みであるので詳細は省略す
る。
【0043】本実施例では、トルク制御の基本とも云う
べきトルク電流と2次磁束を最高効率が得られるように
制御する方法であり、この結果、効率を最高に維持でき
ると同時に、トルク制御精度についても更に改善できる
という効果がある。
【0044】図6には、今までの実施例で得られた最高
効率を与えるトルク電流指令と励磁電流指令との組み合
わせで電動機70の内部に流れるようにするための交流
の電流制御手段210を設けないで変調波を直接発生さ
せるように構成したものである。前述した実施例と構成
上の差違のみを説明する。
【0045】トルク電流指令ItR(前述実施例まで
は、It*と記述)がトルク電流指令演算手段170で
得られるまで同様であるので省略する。
【0046】トルク電流指令ItRと励磁分/トルク分
電流検出手段150から検出されるトルク電流Itとの
トルク電流偏差を加減算器133から発生させて該トル
ク電流偏差を基にq軸電圧決定手段171によってq軸
電圧Vq′を求め、励磁電流指令ImR(ここで、Im
RはItRをもとに励磁電流/トルク電流比決定手段1
80から前述の方法で求めたもの)と前記励磁分/トル
ク分電流検出手段150から得られた励磁電流Imの励磁
電流偏差を加減算器132から発生させd軸電圧決定手
段172によってd軸電圧Vd′を求める点が相違す
る。上記の電圧Vq′及びVd′をそのまま使用したの
ではd軸,q軸間で相互に干渉する。
【0047】そこで、d軸,q軸間での相互干渉が生じ
るのを式(13)に基づいて、非干渉化手段201で電
圧Vq′及びVd′を補正し抑制する。
【0048】 Vd*=r1・Im*−ω1・σ・Ls・It*+Vd′ Vq*=r1・It*+ω1{σ・Ls・Im*+(M/Lr)・φ2}+Vq′ σ=1−(M/Ls)・(M/Lr),Ls=M+l1,Lr=M+l2 …(13) d軸電圧Vd*,q軸電圧Vq*の2相を2相・3相変換
手段202で3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw* に変
換(励磁分/トルク分電流検出手段150の3相・2相
変換の逆変換に対応)し、該3相の電圧指令を変調波と
してPWM信号発生手段230でPWM信号を発生し、
該PWM信号によってPWMインバータ40を制御して
誘導電動機60を駆動する。
【0049】前述した実施例では、交流の電流制御系を
高速に処理する必要があるが、一方、電圧制御系のみ直
流量で処理している高速に処理する必要がなく、応答ゲ
インを高くできるため高速域まで安定に駆動することが
でき、広範囲に渡って高効率駆動することができる。
【0050】図7の実施例は加速度パターン決定手段を
付加して電源10の電圧が変動した時も、高効率で安定
に駆動できるようにしたものである。相違点のみ説明す
る。コンバータ20の出力側に付加した平滑コンデンサ
30の電圧を検出する電圧検出器31を設けて、電源1
0の状態を検出する。該平滑コンデンサの出力電圧は電
圧検出器31によって検出され、電圧レベル決定手段3
2に導入される。該電圧が所定のレベル以内に入ってい
る場合は、該電圧レベル判定手段32からトランジスタ
33,抵抗43で構成される発電制動ユニット及び加速
度パターン決定手段111には信号は送られずそのまま
の状態が保持される。即ち、トランジスタ33は作動せ
ず、加速度パターン決定手段111から何も信号が発生
しないため、最初に決定されている加速度パターンが加
速度パターン発生手段111から発生する。
【0051】電圧検出器31から検出される電圧が所定
の値よりも減少した場合は、加速度パターン発生手段1
11から発生させられる加速度パターンの傾きを下げる
ように修正する。これは、電源電圧が所定の値よりも減
少した分、トルク電流を増加させ必要なトルクを確保し
ようと制御系は作動する。この結果、過大なトルク電流
が加速時に流れて銅損が増加し、かえって効率を低下さ
せることになるからである。
【0052】該加速パターンの傾きを減少させる判定は
次のように行う。先ず、コンデンサ電圧30が所定より
も減少し、かつトルク電流指令が最大になっていること
をもって行う。ここで、前者だけの判断基準だけだと、
コンデンサ電圧30が減少している場合でも、負荷が軽
い場合もあり必ずしもトルク指令が最大となっていると
は限らず、トルク電流指令が最大となるまでは高効率制
御を行うことができるからである。当然のことながら、
コンデンサ電圧30が所定の値にある場合には、トルク
電流指令が最大となっている場合は加速パターンを修正
する必要はない。これは、システム設計上負荷最大で動
作している場合に相当しているからである。これによっ
て、系統内の電源が低下しても効率が損なわれることな
く、安定にエレベータを運行できる。
【0053】図8の実施例は停電用のバッテリーを搭載
している場合の例を示したもので、電源電圧が低下して
コンデンサ電圧30が所定の値まで減少した場合の対応
法を示したものである。前述の実施例との相違点のみ説
明する。
【0054】コンデンサ30の出力電圧が降下した場
合、電圧レベル判定手段32から信号が発生し、バッテ
リー231はスイッチ素子232を介して該コンデンサ
30の端子間に接続され、PWMインバータ40に直流
電源として供給される。この場合、加速度パターン補正
手段112から加速度パターンの加速時の傾きα,最高
値β,降下時の加速度パターンの傾きδ,最高値εを補
正する。
【0055】即ち、加速時は、上記のα,最高値βはバ
ッテリー231の出力パワー(容量)に適合した値に補正
する。バッテリー231は非常用電源として用いられる
ため、受電電源10の電圧(コンデンサ30の電圧)に
比べて、通常はバッテリー231の電圧は低いものが設
置される。この場合、上記のα,最高値βはこれらの値
を規定した時の受電電源10の電圧に対して設置される
バッテリーの電圧の減少分に対応させて減少させる。こ
のように減少させることによってエレベータの最高速度
は低く抑えられるため、誘導電動機60に入力されるパ
ワーは減少する。この操作によって、バッテリー231
の容量に見合う少ないパワーでエレベータを動作させる
ことができる。即ち、バッテリー231の能力を最大限
活かし効率よく作動できるため、受電電源10の電圧が
停電等でもかご内に閉じ込めることなしに、持続して運
転できエレベータの信頼性も向上するという他の効果も
現れる。
【0056】また、バッテリーの過放電も防止されるた
めバッテリー自体の寿命も向上するという効果もある。
【0057】カウンタウエイト80の重量に対抗してエ
レベータが降下する場合、加速するパワーが必要である
がこの場合も加速度パターンの傾きδ,最高値εを上述
と同様な考えで減少させることによって同様な効果が得
られる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、トルク指令に対して、
過渡的に高い効率で追従できる励磁分電流とトルク分電
流との比率を維持できるように、電動機の内部で発生し
ている瞬時トルクを制御できるので、過渡状態まで含め
て高い効率で電動機を制御できる。この結果、エレベー
タのように乗りかごに乗っている人数が常に変動し、電
動機に加わる負荷トルクが変動する駆動系に対して、特
に省エネルギー効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】ある状態での最高効率を与えるトルク分電流と
励磁分電流(又は磁束)との関係を説明する図である。
【図3】電動機の速度を可変にした時の最高効率を与え
るトルク分電流と励磁分電流(又は磁束)との関係を説
明する図である。
【図4】電動機の種々のパラメータが変動した時の最高
効率を与える励磁分電流とトルク分電流との比を求める
ブロック図である。
【図5】図1の構成の中で2次磁束指令とトルク電流指
令とから最高効率を与えるパターンを得、トルク制御を
行うようにした本発明の他の一実施例のブロック図であ
る。
【図6】図1の電流制御系からPWM制御の変調波を得
ていたものを直接d−q軸電圧制御系を構成してトルク
制御を行うようにした本発明の他の一実施例のブロック
図である。
【図7】受電電圧が変動した場合でも最高効率でエレベ
ータ駆動できるようにした本発明の他の一実施例のブロ
ック図である。
【図8】瞬時停電した場合にも対応できるようにバッテ
リーを具備したエレベータの駆動系においても受電電圧
変動に拘わらず最高効率でトルク制御を行えるようにし
た本発明の他の一実施例のブロック図である。
【符号の説明】
10…電源、20…コンバータ、30…平滑コンデン
サ、40…PWMインバータ、60…誘導電動機、80
…カウンタウエイト、90…乗りかご、110…加速度
パターン発生手段、120…速度指令発生手段、140
…速度制御手段、152…発生トルク推定手段、160
…トルク制御手段、170…トルク電流指令演算手段、
180…励磁電流/トルク電流比決定手段、190…励
磁電流制御手段、200…電流指令演算手段、210…
電流制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紺谷 雅宏 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 安藤 武喜 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変電圧可変周波数交流を出力する電力変
    換器と、この電力変換器から給電され可変速駆動される
    交流電動機と、この交流電動機に対する速度指令を発生
    する手段と、この速度指令に前記交流電動機の回転速度
    が追従するようにトルク指令を発生する速度制御手段と
    を備えた電動機制御装置において、電動機電流検出手段
    と、前記トルク指令に基づいて前記電動機電流のトルク
    電流成分と励磁電流成分とが所定の関係となるように前
    記電力変換器を制御する手段を備えたことを特徴とする
    交流電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】可変電圧可変周波数交流を出力する電力変
    換器と、この電力変換器から給電され、可変速駆動され
    る交流電動機と、この交流電動機に対する速度指令を発
    生する手段と、この速度指令に前記交流電動機の速度が
    追従するようにトルク指令を発生する速度制御手段とを
    備えた電動機制御装置において、電動機電流検出手段
    と、この電流検出値から電動機の発生トルク又は相当値
    を推定する手段と、前記トルク指令と前記推定値とが一
    致するように構成したトルク制御手段と、このトルク制
    御手段の出力に基づいて前記電動機電流のトルク電流成
    分と励磁電流成分とが所定の関係となるように前記電力
    変換器を制御する手段を備えたことを特徴とする交流電
    動機の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記所定の関係
    とは、前記トルク指令の大きさに応じて決まるトルク電
    流と励磁電流の比であることを特徴とする交流電動機の
    制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記トルク指令の大き
    さに応じて決まるトルク電流と励磁電流の比は、前記電
    動機の速度又は前記インバータの周波数に関係付けられ
    決定されることを特徴とする交流電動機の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記トルク指令の大き
    さに応じて決まるトルク電流と励磁電流の比は、前記電
    動機の温度に関係付けられ決定されることを特徴とする
    交流電動機の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2において、前記所定の関係
    とは、前記トルク指令に応じたトルクを前記電動機に発
    生させるに必要なトルク電流値と励磁電流値の関係のう
    ち、電動機入力電力値が小さくなる領域のトルク電流値
    と励磁電流値であることを特徴とする交流電動機の制御
    装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は2において、トルク指令から
    定められる、電動機の2次磁束とトルク電流の比に基づ
    いて決定された2次磁束指令に対応する2次磁束を前記
    電動機が発生するような励磁電流指令に追従するように
    作動する励磁電流制御手段を備えた交流電動機の制御装
    置。
  8. 【請求項8】可変電圧可変周波数交流を出力する電力変
    換器と、この電力変換器から給電され、可変速駆動され
    る交流電動機と、この交流電動機に対する速度指令を発
    生する手段と、この速度指令に前記交流電動機の速度が
    追従するようにトルク指令を発生する速度制御手段とを
    備えた電動機制御装置において、電動機電流検出手段
    と、この電動機電流検出値から励磁電流とトルク電流と
    を検出する手段と、検出された励磁電流から前記誘導電
    動機で発生している2次磁束を推定する手段と、この推
    定2次磁束とトルク電流とを使って前記誘導電動機で発
    生している瞬時トルクを求める手段と、この瞬時トルク
    が前記トルク指令と一致するように前記電力変換器を制
    御する手段を備えたことを特徴とする交流電動機の制御
    装置。
  9. 【請求項9】交流を直流に変換するコンバータと、この
    コンバータの出力電圧を可変電圧・可変周波数の交流に
    変換するPWMインバータと、前記コンバータとインバ
    ータとの間の直流回路に接続されたコンデンサと、この
    PWMインバータから給電される誘導電動機と、この誘
    導電動機で昇降駆動される乗りかごと、エレベータの速
    度指令を発生する手段と、この速度指令に前記誘導電動
    機の回転角速度が追従するようにトルク指令を発生する
    速度制御手段を備えたエレベータにおいて、前記誘導電
    動機の電流を検出する手段と、前記トルク指令に基づい
    て前記電動機電流のトルク電流成分と励磁電流成分とが
    所定の関係となるように前記電力変換器を制御する手段
    を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  10. 【請求項10】交流を直流に変換するコンバータと、こ
    のコンバータの出力電圧を可変電圧・可変周波数の交流
    に変換するPWMインバータと、前記コンバータとイン
    バータとの間の直流回路に接続されたコンデンサと、こ
    のPWMインバータから給電される誘導電動機と、この
    誘導電動機で昇降駆動される乗りかごと、エレベータの
    速度指令を発生する手段と、この速度指令に前記誘導電
    動機の回転角速度が追従するようにトルク指令を発生す
    る速度制御手段を備えたエレベータにおいて、前記誘導
    電動機の電流を検出する手段と、この電動機電流検出値
    から電動機の発生トルク又は相当値を推定する手段と、
    前記トルク指令と前記推定値とが一致するように構成し
    たトルク制御手段と、このトルク制御手段の出力に基づ
    いて前記電力変換器を制御する手段を備えたことを特徴
    とするエレベータの制御装置。
  11. 【請求項11】交流を直流に変換するコンバータと、こ
    のコンバータの出力電圧を可変電圧・可変周波数の交流
    に変換するPWMインバータと、前記コンバータとイン
    バータとの間の直流回路に接続されたコンデンサと、こ
    のPWMインバータから給電される誘導電動機と、この
    誘導電動機で昇降駆動される乗りかごと、エレベータの
    速度指令を発生する手段と、この速度指令に前記誘導電
    動機の回転角速度が追従するようにトルク指令を発生す
    る速度制御手段を備えたエレベータにおいて、前記誘導
    電動機の電流を検出する手段と、この電動機電流検出値
    から電動機の発生トルク又は相当値を推定する手段と、
    前記トルク指令と前記推定値との偏差に基づいて前記電
    動機電流のトルク電流成分と励磁電流成分とが予定の関
    係となるように前記電力変換器を制御する手段を備えた
    ことを特徴とするエレベータの制御装置。
  12. 【請求項12】請求項9,10又は11において、加速
    度指令を発生する手段と、この加速度指令を積分して前
    記速度指令を演算する手段を備えたことを特徴とするエ
    レベータの制御装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記加速度指令の
    傾きは、前記コンバータに印加される電源電圧が所定の
    値以下に減少したことに応じて減少させる手段を備えた
    ことを特徴とするエレベータの制御装置。
  14. 【請求項14】交流を直流に変換するコンバータと、こ
    のコンバータの出力電圧を可変電圧・可変周波数の交流
    に変換するPWMインバータと、前記コンバータとイン
    バータとの間の直流回路に接続されたコンデンサと、こ
    のPWMインバータから給電される誘導電動機と、この
    誘導電動機で昇降駆動される乗りかごと、エレベータの
    加速度指令発生手段と、この加速度指令を積分して速度
    指令を発生する手段と、この速度指令に前記誘導電動機
    の回転角速度が追従するようにトルク指令を発生する速
    度制御手段と、前記誘導電動機の電流を検出する手段
    と、この電流検出値から電動機の発生トルク又は相当値
    を推定する手段と、前記トルク指令と前記推定値との偏
    差に基づいて前記誘導電動機電流のトルク電流成分と励
    磁電流成分とが予定の関係となるように前記電力変換器
    を制御する手段を備えたことを特徴とするエレベータの
    制御装置。
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