JPH10262392A - インバータ制御装置 - Google Patents

インバータ制御装置

Info

Publication number
JPH10262392A
JPH10262392A JP9084577A JP8457797A JPH10262392A JP H10262392 A JPH10262392 A JP H10262392A JP 9084577 A JP9084577 A JP 9084577A JP 8457797 A JP8457797 A JP 8457797A JP H10262392 A JPH10262392 A JP H10262392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
current
current command
regenerative
inverter control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9084577A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokunosuke Tanamachi
棚町  徳之助
Masahito Suzuki
鈴木  優人
Kiyoshi Nakada
仲田  清
Takashi Yasuda
安田  高司
Eiichi Toyoda
豊田  瑛一
Yoshio Tsutsui
筒井  義雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9084577A priority Critical patent/JPH10262392A/ja
Publication of JPH10262392A publication Critical patent/JPH10262392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回生制動中に回生電流を吸収する負荷が急減
しても、フィルタコンデンサ電圧の所定値に対するオー
バーシュートを抑制することにある。 【解決手段】 直流電力源1から供給される直流電力を
3相交流電力に変換するインバータ3と、インバータに
並列接続されたファイルコンデンサ22と、インバータ
により駆動される誘導電動機4と、インバータの出力電
圧及び出力周波数を制御するインバータ制御手段5と、
インバータ制御手段に与える電流指令を発生する手段6
と、前記電源に流れる電流を検出する手段104と、電
流指令を回生制動時に調整する回生負荷変動補償手段8
とを備え、回生負荷変動補償手段は、電流指令Ipoが
電源電流検出値Isをインバータの変調率γで除した値
に応じた量Imsを上回る電流偏差量に基づいて、電流
指令を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ制御装
置、特に、回生制動時におけるインバータ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両に採用されるインバータによる
誘導電動機駆動方式では、一般に省エネルギの点から回
生制動が用いられる。直流車両において、回生制動時
に、その回生電流を吸収する負荷(他のカ行中の車両)
が少ない若しくは無い場合、回生電流はインバータと並
列に接続されたフィルタコンデンサを充電する。そのた
め、フィルタコンデンサ電圧が上昇して過電圧となり、
インバータを破損する危険性がある。このため、従来で
は、例えば特開昭59−136005号公報(名称;電
気車用制動制御装置)に開示されているように、フィル
タコンデンサ電圧(インバータの直流入力電圧)が所定
値を上回ると、回生電流つまりインバータの出力電流
(電動機電流)を絞り込む制御が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回生制動中
に回生電流を吸収する負荷が急減した場合、従来技術の
ように、フィルタコンデンサ電圧が所定値を上回ったこ
とにより、インバータ出力電流(回生電流)を絞り込む
方式では、フィルタコンデンサ電圧がどうしても所定値
を大幅にオーバーシュートすることになり、やはりイン
バータを破損する危険性がある。
【0004】本発明の課題は、回生制動中に回生電流を
吸収する負荷が急減しても、フィルタコンデンサ電圧の
所定値に対するオーバーシュートを抑制するインバータ
制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、直流電力を
3相交流電力に変換して誘導電動機を駆動するインバー
タであって、直流電源に流れる電流の検出値とインバー
タの変調率とインバータに与える電流指令とに基づい
て、前記電流指令を回生制動時に調整する回生負荷変動
補償手段を備えることによって、解決される。ここで、
回生負荷変動補償手段は、電流指令が電源電流検出値を
インバータの変調率で除した値に応じた量を上回る電流
偏差量に基づいて、電流指令を調整する。また、回生負
荷変動補償手段は、電流指令とインバータの変調率を乗
じた値に応じた量が電源電流検出値を上回る電流偏差量
に基づいて、電流指令を調整する。
【0006】本発明は、回生制動中に回生電流を吸収す
る負荷が急減して、直流電力源に流れる電流が急減する
と、これに基づいてフィルタコンデンサ電圧が所定値を
上回る前に、回生負荷変動補償手段により電流指令を絞
る。その結果、インバータ出力電流つまりフィルタコン
デンサの充電電流が減少し、フィルタコンデンサ電圧が
所定値をオーバーシュートすることを抑制する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すイ
ンバータ制御装置である。図1において、1は直流架
線、2はリアクトル21とコンデンサ22とからなるフ
ィルタ、3は架線1からフィルタ2を介して供給される
直流電力を3相交流電力に変換するPWM(パルス幅変
調)インバータ、4はインバータ3で駆動される車両駆
動用誘導電動機、5はインバータ3の出力電圧及び出力
周波数を制御するインバータ制御手段、6はインバータ
制御手段5に与えるインバータ3の出力電流Imの電流
指令Ipoを発生する電流指令発生手段、7は過電圧制
御手段、8は回生負荷変動補償手段である。
【0008】ここで、インバータ制御手段5の動作につ
いて述べる。インバータ制御手段5に電流指令Ipが与
えられると、すべり周波数指令発生手段51は、電流指
令Ipに対応したすべり周波数指令Fspを発生する。
一方、電流指令Ipから検出手段101で検出したイン
バータ3の出力電流Imを減算手段52によつて減算
し、この電流偏差を電流制御手段53に与える。電流制
御手段53は、その電流偏差が0となるように、すべり
周波数の調整量ΔFsを出力する。この調整量ΔFsを
すべり周波数指令Fspに加算手段54により加算して
すべり周波数指令Fsを得る。このすべり周波数指令F
sを検出手段102によつて検出した誘導電動機4の回
転周波数Frに、加減算手段55により加減算(カ行時
にはFr+Fs、回生制動時にはFr−Fs)して、イ
ンバータ3の出力周波数指令Finを得、V(電圧)/
F(周波数)制御手段56に与える。V/F制御手段5
6は、インバータ出力周波数指令Finに対応したイン
バータ3の出力電圧の指令Vmを出力する。このインバ
ータ出力電圧の指令Vmと、検出手段103によって検
出したフィルタコンデンサ22の電圧Ecfとより、イ
ンバータ出力電圧の指令Vmを、インバータ3が出力し
得る最大電圧(線間電圧ベースで√6・Ecf/π)で
正規化、つまり変調率指令γを変調率演算手段57によ
り演算する。そして、変調率指令γとインバータ出力周
波数指令Finを受けて、PWM制御手段58はインバ
ータ3を構成するスイッチング素子が所定の動作を行う
ようなPWM信号を出力する。
【0009】次に、電流指令発生手段6の電流指令Ip
oは、カ行時にはそのまま、電流指令Ipとしてインバ
ータ制御手段5に与えられ、また、回生制動時には後述
する過電圧制御手段7及び回生負荷変動補償手段8が出
力を発生すると、これらにより調整されて、電流指令I
pとしてインバータ制御手段5に与えられる。なお、過
電圧制御手段7及び回生負荷変動補償手段8は、図示し
ていないが、カ行時には動作しないように、回生制動時
には動作するようにする。
【0010】また、過電圧制御手段7では、非線形増幅
手段71にフィルタコンデンサ電圧Ecfが与えられ、
所定値Emaxを上回ると、この電圧偏差量を出力し、
比例積分手段72に与える。比例積分手段72は、その
電圧偏差量が0となるように、電流指令Ipoの調整量
ΔIpeを出力する。この電流指令調整量ΔIpeによ
り電流指令Ipoが減算手段73で調整される。なお、
非線形増幅手段71は、図示していないが、比例積分手
段72が出力を発生している時には、フィルタコンデン
サ電圧Ecfが所定値Emaxを下回る電圧偏差量を出
力するようにする。つまり、フィルタコンデンサ電圧E
cfが所定値Emaxを下回ったとき、比例積分手段7
2に積分値出力が残っている場合に、この積分値出力を
ゼロにするようにする。
【0011】ところで、インバータ3の入力と出力に
は、次式が成立する。 Ecf・Is=Km1・Im・cosφ =Km2・(γ・Ecf)・Im・cosφ………(1) ここに、Ecf;フィルタコンデンサ22の電圧 Is;架線1に流れる電流 Vm;インバータ3の出力電圧 Im;インバータ3の出力電流 φ;力率角(VmとImの位相差) γ;インバータ3の変調率 Km1、Km2;係数 そこで、回生負荷変動補償手段8では、まず(1)式よ
り、つまり力率角φを一定とみなして、検出手段104
により検出した架線1に流れる電流Isをインバータ3
の変調率指令γで割り算手段81により割り算し、この
値を係数器82でKm倍して、インバータ3の出力電流
Imを推定する。このインバータ出力電流Imの推定値
Ims(=Km・Is/γ)は電流指令Ipoから減算
手段83で減算される。この電流偏差(Ipo−Im
s)は非線形増幅手段84に与えられ、非線形増幅手段
84は、電流偏差(Ipo−Ims)が正で、かつ所定
値を上回ると、この上回る量を出力する。また、電流偏
差(Ipo−Ims)は一次遅れ手段85に与えられ、
この出力Iokは電流偏差(Ipo−Ims)から減算
手段86で減算される。この電流偏差(Ipo−Ims
−Iok)は非線形増幅手段87に与えられ、非線形増
幅手段87は、電流偏差(Ipo−Ims−Iok)が
正で、かつ所定値を上回ると、この上回る量に応じた量
を出力する。そして、非線形増幅手段84の出力と非線
形増幅手段87の出力を加算手段88により加算して、
電流指令Ipoの調整量ΔIpsを得る。この電流指令
調整量ΔIpsにより電流指令Ipoが減算手段86で
調整される。なお、架線電流Isは、カ行と回生制動で
極性が反転するが、ここでは、回生制動時の検出値を正
とし、以下同様である。
【0012】次に、回生制動中に回生電流を吸収する負
荷が急減した場合の図1の基本動作を、図2により、次
のケースについて述べる。 ;回生負荷変動補償手段8を動作させない場合(従来
相当) ;回生負荷変動補償手段8の非線形増幅手段84を動
作させ、非線形増幅手段87を動作させない場合 ;回生負荷変動補償手段8の非線形増幅手段84及び
非線形増幅手段87を動作させた場合
【0013】最初に、の場合(従来相当)について述
べる。図2において、時間t1で回生負荷が急減して、
架線電流Isが(a)のように急減すると、フィルタコ
ンデンサ電圧Ecfが所定値Emaxを上回る時間t2
までは、電流指令Ipつまりインバータ出力電流Imは
絞り込まれず、フィルタコンデンサ電圧Ecfは(b)
の点線のように急増する。フィルタコンデンサ電圧Ec
fが所定値Emaxを上回ると、この電圧偏差量に基づ
いて、過電圧制御手段7の比例積分手段72は(c)の
点線のように電流指令調整量ΔIpeを出力する。この
電流指令調整量ΔIpeにより、電流指令Ipつまりイ
ンバータ出力電流Imが(e)の点線のように絞り込ま
れて、フィルタコンデンサ電圧Ecfの増加割合が
(b)の点線のように抑制される。インバータ出力電流
Imが絞り込まれて、架線電流Isに対応した値より小
さくなると、フィルタコンデンサ電圧Ecfは、(b)
の点線のように、時間t4において増加から減少に転じ
る。フィルタコンデンサ電圧Ecfが減少に転じると、
電流指令調整量ΔIpeは、比例積分制御のため、
(c)の点線のように遅れて減少に転じる。そして、フ
ィルタコンデンサ電圧Ecfが所定値Emaxと等しく
なるように、電流指令調整量ΔIpeつまりインバータ
出力電流Imの絞り込み量は制御されて、電流指令Ip
つまりインバータ出力電流Imは、(e)の点線のよう
に、架線電流Isに対応した値に平衡する。このよう
に、の場合(従来相当)は、フィルタコンデンサ電圧
Ecfが所定値Emaxを上回るまでは、インバータ出
力電流Imは絞り込まれないので、回生負荷が急減する
と、フィルタコンデンサ電圧Ecfが所定値Emaxを
どうしても大幅にオーバーシュートすることになる。
【0014】次に、の場合について述べる。図2にお
いて、時間t1で回生負荷が急減して、架線電流Isが
(a)のように急減すると、これに基づいて、回生負荷
変動補償手段8の非線形増幅手段84は(d)の細線の
ように、電流指令調整量ΔIpeを出力する。この電流
指令調整量ΔIpeにより、電流指令Ipつまりインバ
ータ出力電流Imは(e)の細線のように絞り込まれ
る。その結果、フィルタコンデンサ電圧Ecfの増加割
合は、(b)の細線のように、の場合(従来相当)よ
り小さくなる。やがて、フィルタコンデンサ電圧Ecf
が所定値Emaxを上回ると(時間t3)、過電圧制御
手段7により、の場合(従来相当)と同様の制御が行
われる。このとき、過電圧制御手段7の電流指令調整量
ΔIpeは、(c)の細線のように、平衡状態では、
の場合(従来相当)より、回生負荷変動補償手段8(非
線形増幅手段84)の電流指令調整量ΔIpe分だけ小
さくなる。このように、の場合は、回生負荷が急減し
ても、フィルタコンデンサ電圧Ecfが所定値Emax
を上回る前に、インバータ出力電流Imは絞り込まれる
ので、フィルタコンデンサ電圧Ecfが所定値Emax
をオーバーシュートする量は、(b)のように、の場
合(従来相当)より大幅に抑制される。
【0015】最後に、の場合について述べる。図2に
おいて、時間t1で回生負荷が急減して、架線電流Is
が(a)のように急減すると、これに基づいて、回生負
荷変動補償手段8は、非線形増幅手段84の出力に非線
形増幅手段87の出力を加算して、(d)の太線のよう
に、電流指令調整量ΔIpeを出力する。その非線形増
幅手段87の出力は、(d)のように、所定の時定数で
減衰して0となる。このため、電流指令Ipつまりイン
バータ出力電流Imは、(e)の太線のように、の場
合より過渡的に大きく絞り込まれる。その結果、フィル
タコンデンサ電圧Ecfの増加割合は、(b)の太線の
ように、の場合より更に小さくなる。やがて、フィル
タコンデンサ電圧Ecfが所定値Emaxを上回ると
(時間t4)、過電圧制御手段7により、の場合(従
来相当)と同様の制御が行われる。このとき、過電圧制
御手段7の電流指令調整量ΔIpeは、(c)の太線の
ように、平衡状態では、の場合(従来相当)より、回
生負荷変動補償手段8の電流指令調整量ΔIpe分だけ
小さくなる。このように、の場合は、回生負荷が急減
しても、フィルタコンデンサ電圧Ecfが所定値Ema
xを上回る前に、インバータ出力電流Imがの場合よ
り、過渡的に大きく絞り込まれるので、フィルタコンデ
ンサ電圧Ecfが所定値Emaxをオーバーシュートす
る量は、(b)のように、の場合より更に小さくな
る。
【0016】以上のように、本実施形態によれば、回生
制動中に回生電流を吸収する負荷が急減して、架線電流
も急減すると、これに基づいて、フィルタコンデンサ電
圧が所定値を上回る前に、回生負荷変動補償手段により
電流指令が調整され、フィルタコンデンサ電圧の増加が
抑制される。更に、フィルタコンデンサ電圧が所定値を
上回ると、過電圧制御手段により電流指令が調整され
る。その結果、フィルタコンデンサ電圧が所定値をオー
バーシュートするのが抑制される、という効果がある。
【0017】図3は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態が図1に示す実施形態と異なるところは回生負
荷変動補償手段8である。すなわち、図3の回生負荷変
動補償手段8では、電流指令Ipoとインバータ3の変
調率指令γを掛け算手段81aにより掛け算し、この値
を係数器82aでKs倍して、架線1に流れる電流Is
を推定し、この架線電流Isの推定値Iss(=Ks・
Ipo・γ)から架線電流Isを減算手段83で減算す
るようにした。なお、この回生負荷変動補償手段8の他
の構成は図1の実施形態と同様である。このように回生
負荷変動補償手段8を構成しても、回生制動中に回生電
流を吸収する負荷の急減つまり架線電流の急減に対し、
前述(図1の実施形態)と同様の作用効果が得られるこ
とは云うまでもない。
【0018】なお、図1及び図3の実施形態では、イン
バータ出力電流つまり電動機電流そのものを制御する場
合について説明したが、誘導電動機のベクトル制御のよ
うに、インバータ出力電流つまり電動機電流をトルク電
流成分と励磁電流成分とに分けて制御する場合には、そ
のトルク電流指令に対して本発明を適用すれば、前述と
同様の効果が得られ、これも本発明の範囲であることは
云うまでもない。例えば、図1及び図3の実施形態にお
いて、ベクトル制御に対応してインバータ制御手段5の
構成を変更した場合、電流指令IpoおよびIpはトル
ク電流指令である。このとき、トルク電流指令は一般に
カ行時は正、回生制動時は負であるので、この場合に
は、図1及び図3の実施形態の過電圧制御手段7では減
算手段73を加算手段に、また、回生負荷変動補償手段
8では減算手段83(図1)及び掛け算手段81a(図
3)に与えられるトルク電流指令を正に、かつ、減算手
段89を加算手段にそれぞれ変更しなければならない。
また、以上の実施形態では、直流電車について説明した
が、交流電車のように、交流架線から供給される交流を
変圧器で降圧し、コンバータで直流に変換して、その直
流電力をインバータに供給する電気車に本発明を適用す
る場合、コンバータの出力直流電流が前述の直流架線に
流れる電流に相当し、この場合も同様の効果があり、こ
れも本発明の範囲であることは云うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回生制動中に回生電流を吸収する負荷が急減して、直流
電力源に流れる電流が急減すると、これに基づいてフィ
ルタコンデンサ電圧が所定値を上回る前に、回生負荷変
動補償手段により電流指令を調整して、フィルタコンデ
ンサ電圧の増加を抑制し、更に、フィルタコンデンサ電
圧が所定値を上回ると、過電圧制御手段により電流指令
を調整するので、回生制動中に回生電流を吸収する負荷
が急減しても、フィルタコンデンサ電圧が所定値をオー
バーシュートすることなく、フィルタコンデンサ電圧を
抑制することができる。また、インバータ出力電流の推
定値を求め、この推定値に基づいて電流指令を絞り込む
ので、フィルタコンデンサ電圧の所定値に対するオーバ
ーシュートを確実にかつ容易に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すインバータ制御装置
【図2】本発明の動作説明図
【図3】本発明の他の実施形態
【符号の説明】
1…直流架線、2…フィルタ、3…PWMインバータ、
4…誘導電動機、5…インバータ制御手段、6…電流指
令発生手段、7…過電圧制御手段、8…回生負荷変動補
償手段 51…すべり周波数指令発生手段、52…減算手段、5
3…電流制御手段、54…加算手段、55…加減算手
段、56…V/F制御手段、57…変調率演算手段、5
8…PWM制御手段、71…非線形増幅手段、72…比
例積分手段、73…減算手段、81…割り算手段、82
…係数器、83…減算手段、84…非線形増幅手段、8
5…一次遅れ手段、86…減算手段、87…非線形増幅
手段、88…加算手段、81a…掛け算手段、82a…
係数器、103…電圧検出手段、104…電流検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 高司 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 豊田 瑛一 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 筒井 義雄 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力源と、この電源から供給される
    直流電力を3相交流電力に変換するインバータと、この
    インバータに並列接続されたファイルコンデンサと、前
    記インバータにより駆動される誘導電動機と、前記イン
    バータの出力電圧及び出力周波数を制御するインバータ
    制御手段と、このインバータ制御手段に与える電流指令
    を発生する手段と、前記電源に流れる電流を検出する手
    段と、この電源電流検出値と前記インバータの変調率と
    前記電流指令とに基づいて、前記電流指令を回生制動時
    に調整する回生負荷変動補償手段とを備えることを特徴
    とするインバータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回生負荷変動補
    償手段は、前記電流指令が前記電源電流検出値を前記イ
    ンバータの変調率で除した値に応じた量を上回る電流偏
    差量に基づいて、前記電流指令を調整することを特徴と
    するインバータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記回生負荷変動補
    償手段は、前記電流指令と前記インバータの変調率を乗
    じた値に応じた量が前記電源電流検出値を上回る電流偏
    差量に基づいて、前記電流指令を調整することを特徴と
    するインバータ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、前記コンデンサの電圧を検出する手段と、このコン
    デンサ電圧検出値を上回る電圧偏差量に基づいて、前記
    電流指令を回生制動時に調整する過電圧制御手段を有す
    ることを特徴とするインバータ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、前記インバータ制御手段により前記誘導電動機をベ
    クトル制御するとき、前記電流指令はトルク電流指令で
    あることを特徴とするインバータ制御装置。
JP9084577A 1997-03-18 1997-03-18 インバータ制御装置 Pending JPH10262392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9084577A JPH10262392A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 インバータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9084577A JPH10262392A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 インバータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10262392A true JPH10262392A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13834539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9084577A Pending JPH10262392A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 インバータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10262392A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445879B1 (en) 1999-07-21 2002-09-03 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for braking a washing machine
JP2006211893A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Schneider Toshiba Inverter Europe Sas 交流電動機用速度制御機の直流バス上の電圧管理方法およびシステム
JP2009207247A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Hitachi Ltd 電動機制御装置及びパワーステアリング装置
JP2011010506A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp 電気車の電力変換装置
JP2019080419A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 株式会社日立産機システム 電力変換装置およびその制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445879B1 (en) 1999-07-21 2002-09-03 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for braking a washing machine
JP2006211893A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Schneider Toshiba Inverter Europe Sas 交流電動機用速度制御機の直流バス上の電圧管理方法およびシステム
JP2009207247A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Hitachi Ltd 電動機制御装置及びパワーステアリング装置
JP2011010506A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp 電気車の電力変換装置
JP2019080419A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 株式会社日立産機システム 電力変換装置およびその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7009856B2 (en) Vector-controlled dual inverter system and method for induction motor
JPH0583976A (ja) 交流電動機制御装置及びこれを用いた電気車の制御装置
JP2009273330A (ja) 電力変換装置
JPH10262392A (ja) インバータ制御装置
KR101841769B1 (ko) 적응형 백스테핑 제어기를 이용한 차량의 eps의 유도전동기 제어 시스템 및 방법
JP3438796B2 (ja) 直流電気車の駆動制御方法
JP3385310B2 (ja) 直流電気車の制御装置
JPH088722B2 (ja) 電気式差動駆動装置
JP3622410B2 (ja) インバータによる電動機の制御方法
JP2955716B2 (ja) 交流電動機の制御方法及びその装置
JP3538667B2 (ja) インバータ制御車両の制御装置
JPH0937559A (ja) 電力変換器の制御方法
JP2505704Y2 (ja) 交流エレベ―タの制御装置
JP3747858B2 (ja) 車両用インバータの制御方法およびインバータ制御器
JP2001169403A (ja) 直流電気車の制御装置
JP3824206B2 (ja) リニアインダクションモータ電気車の制御装置
JP3064638B2 (ja) Vvvfインバータの制御装置
JP3524626B2 (ja) 静止型電力変換装置
JPH06209579A (ja) 電力変換装置
JPS62247785A (ja) 電気自動車用誘導モ−タの制御方法
JPH09261999A (ja) 電気車制御装置
JP2732853B2 (ja) リニアモータ電気車制御装置
JP2000341981A (ja) 交流電動機の制御装置
JPH0467408B2 (ja)
JP2002325500A (ja) 誘導電動機の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040324

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20041102