JPH09232941A - 半導体装置及び昇圧回路 - Google Patents

半導体装置及び昇圧回路

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JPH09232941A
JPH09232941A JP8039950A JP3995096A JPH09232941A JP H09232941 A JPH09232941 A JP H09232941A JP 8039950 A JP8039950 A JP 8039950A JP 3995096 A JP3995096 A JP 3995096A JP H09232941 A JPH09232941 A JP H09232941A
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JP
Japan
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power supply
circuit
transistor
side power
level
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Withdrawn
Application number
JP8039950A
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Inventor
Koji Kato
好治 加藤
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路の起動速度を向上させながら、回路の信頼
性を確保し得る半導体装置を提供する。 【解決手段】高電位側電源V1と低電位側電源V2との
間に2つのスイッチング素子21,22が直列に接続さ
れ、入力信号INに基づいて前記スイッチング素子2
1,22のいずれか一方がオンして、高電位側電源レベ
ル若しくは低電位側電源レベルの出力信号OUTが出力
される。スイッチング素子21,22間には、低電位側
のスイッチング素子22に印加される電圧を降圧する降
圧手段23が接続される。電源電圧検出回路24は、高
電位側電源電圧V1が所定の設定レベルを越えたか否か
を検出して制御信号φSWを出力する。無効化回路25
は、高電位側電源電圧V1が所定の設定レベル以下のと
き、制御信号φSWに基づいて、降圧手段22の動作を
無効化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部回路を構成
するスイッチング素子の信頼性を確保するために、スイ
ッチング素子に印加される電圧を降圧する降圧手段を備
えた半導体装置に関するものである。
【0002】近年の半導体装置では、内部回路を構成す
るトランジスタの信頼性を確保するためにそのトランジ
スタへの印加電圧を降圧する降圧手段を備えたものがあ
る。また、消費電力の低減及び信頼性の向上を図るため
に、電源電圧が低電圧化されている。従って、降圧手段
を備えながら低電源電圧で安定して動作する半導体装置
が必要となっている。
【0003】
【従来の技術】従来の半導体装置の電源供給構成の一例
を図9に示す。外部から供給される電源Vccは、その電
源Vccを電源とする論理回路1に供給される。
【0004】前記電源Vccは、内部降圧回路2で電源V
DDに降圧され、その降圧電源VDDを電源とする論理回路
3に供給される。前記論理回路3は、降圧電源VDDによ
り消費電力が低減される。
【0005】前記電源Vccは、内部昇圧回路4で電源V
PPに昇圧され、その昇圧電源VPPを電源とする論理回路
5に供給される。前記論理回路5は、昇圧電源VPPによ
り、電源Vccより高電位の出力信号を出力して、負荷回
路の動作速度の向上を図っている。
【0006】前記論理回路1の一例を図10に示す。こ
の回路は、PチャネルMOSトランジスタTr1と、Nチ
ャネルMOSトランジスタTr2とで構成されるCMOS
インバータ回路の両トランジスタ間に、NチャネルMO
SトランジスタTr3を介在させている。
【0007】前記トランジスタTr1,Tr2のゲートに入
力信号INが入力され、前記トランジスタTr1,Tr3の
ドレインから出力信号OUTが出力される。前記トラン
ジスタTr3のゲートには電源Vccが供給され、同トラン
ジスタTr3は電源Vccの供給に基づいて、常時オン状態
に維持される。
【0008】このような回路では、入力信号INがHレ
ベルとなると、トランジスタTr1がオフされるととも
に、トランジスタTr2,Tr3がオンされて、出力信号O
UTがLレベルとなる。
【0009】一方、入力信号INがLレベルとなると、
トランジスタTr1がオンされるとともに、トランジスタ
Tr2がオフされて、出力信号OUTがHレベルとなる。
このとき、トランジスタTr2のドレインには、トランジ
スタTr3のしきい値をVthn とすれば、Vcc−Vthn の
電圧が印加され、トランジスタTr3が設けられていない
場合に比べて、Vthn 分低い電圧が印加されるため、ト
ランジスタTr2の劣化を抑制して、回路寿命を伸ばすこ
とが可能となる。
【0010】前記論理回路5の一例を図11に示す。昇
圧電源VPPはPチャネルMOSトランジスタTr4,Tr5
のソースに供給され、トランジスタTr4のゲートはトラ
ンジスタTr5のドレインに接続され、トランジスタTr5
のゲートはトランジスタTr4のドレインに接続される。
【0011】前記トランジスタTr4のドレインは、Nチ
ャネルMOSトランジスタTr6のドレインに接続され、
前記トランジスタTr5のドレインは、NチャネルMOS
トランジスタTr7のドレインに接続される。前記トラン
ジスタTr6,Tr7のゲートには電源Vccが供給される。
【0012】前記トランジスタTr6のソースは、Nチャ
ネルMOSトランジスタTr8を介してグランドGNDに
接続され、前記トランジスタTr7のソースは、Nチャネ
ルMOSトランジスタTr9を介してグランドGNDに接
続される。
【0013】前記トランジスタTr8のゲートには入力信
号INが入力され、前記トランジスタTr9のゲートには
入力信号INがインバータ回路6を介して入力される。
そして、前記トランジスタTr5,Tr7のドレインから出
力信号OUTが出力される。
【0014】このように構成された回路では、入力信号
INがHレベルとなれば、トランジスタTr8がオンされ
るとともに、トランジスタTr9がオフされて、出力信号
OUTはHレベルとなる。
【0015】このとき、トランジスタTr9のドレインに
は、トランジスタTr7のしきい値をVthn とすれば、V
PP−Vthn の電圧が印加され、トランジスタTr7が設け
られていない場合に比べて、Vthn 分低い電圧が印加さ
れるため、トランジスタTr9の劣化を抑制して、回路の
信頼性を確保することが可能となる。
【0016】また、入力信号INがLレベルとなれば、
トランジスタTr8がオフされるとともに、トランジスタ
Tr9がオンされて、出力信号OUTはLレベルとなる。
このとき、トランジスタTr8のドレインには、トランジ
スタTr6のしきい値をVthn とすれば、VPP−Vthn の
電圧が印加され、トランジスタTr6が設けられていない
場合に比べて、Vthn 分低い電圧が印加されるため、ト
ランジスタTr8の劣化を抑制して、回路の信頼性を確保
することが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図10に示
す回路ではトランジスタTr3の動作によりトランジスタ
Tr2のドレイン電位はVcc−Vthn となるため、電源V
ccがVthn 以下の電圧では、トランジスタTr2が入力信
号INに反応しない。また、Vthn 以上においても、N
チャネルMOSトランジスタが2つ直列に入っているた
め、電源Vcc低い領域では能力が低く、回路として有効
に動作しない。
【0018】図11に示す回路においても、トランジス
タTr6,Tr7の動作によりトランジスタTr8,Tr9のド
レイン電位はVcc−Vthn となるため、電源VccがVth
n 以下の電圧では、トランジスタTr8,Tr9が入力信号
INに反応しない。
【0019】同様に、Vthn 以上の電源Vccの低い領域
では、回路として有効に動作せず、回路の体電圧での電
源マージン不足の原因となっている。また、電源Vccの
立ち上がり時にも、電源Vccが十分に立ち上がってから
しか動作せず、動作速度を低下させている。
【0020】この発明の目的は、回路の低電源電圧での
動作マージンさせ、かつ動作速度をを向上させながら、
回路の信頼性を確保し得る半導体装置を提供することに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は請求項1の原理説
明図である。すなわち、高電位側電源V1と低電位側電
源V2との間に2つのスイッチング素子21,22が直
列に接続され、入力信号INに基づいて前記スイッチン
グ素子21,22のいずれか一方がオンして、高電位側
電源レベル若しくは低電位側電源レベルの出力信号OU
Tが出力される。前記スイッチング素子21,22間に
は、低電位側のスイッチング素子22に印加される電圧
を降圧する降圧手段23が接続される。電源電圧検出回
路24は、前記高電位側電源電圧V1が所定の設定レベ
ルを越えたか否かを検出して制御信号φSWを出力す
る。無効化回路25は、前記高電位側電源電圧V1が所
定の設定レベル以下のとき、前記制御信号φSWに基づ
いて、前記降圧手段22の動作を無効化する。
【0022】請求項2では、高電位側電源と低電位側電
源との間にPチャネルMOSトランジスタとNチャネル
MOSトランジスタとが直列に接続され、入力信号に基
づいて前記PチャネルMOSトランジスタ及びNチャネ
ルMOSトランジスタのいずれか一方がオンされて、高
電位側電源レベル若しくは低電位側電源レベルの出力信
号が出力される。前記トランジスタ間には、前記Nチャ
ネルMOSトランジスタのドレインに印加される電圧を
そのしきい値分降圧する降圧トランジスタが接続され
る。電源電圧検出回路は、前記高電位側電源電圧が所定
の設定レベルを越えたか否かを検出して制御信号を出力
する。無効化回路は、前記高電位側電源電圧が前記設定
レベル以下のとき、前記制御信号に基づいて、前記降圧
トランジスタの動作を無効化する。
【0023】請求項3では、前記無効化回路は、前記論
理回路と、該論理回路から降圧トランジスタを省略した
無降圧論理回路とが並列に接続され、前記制御信号に基
づいて、高電位側電源電圧が前記設定レベル以下のとき
前記無降圧論理回路が活性化されるとともに前記論理回
路が不活性化され、高電位側電源電圧が前記設定レベル
を越えたとき、前記無降圧論理回路が不活性化されると
ともに前記論理回路が活性化される。
【0024】請求項4では、前記無効化回路は、前記制
御信号に基づいて、前記降圧トランジスタのゲート電圧
を引き上げて、該降圧トランジスタのしきい値を引き上
げるゲート電圧調整回路で構成される。
【0025】請求項5では、前記電源電圧検出回路は、
高電位側電源電圧の第一の設定レベルを検出して第一の
制御信号を出力し、高電位側電源電圧の前記第一の設定
レベルより高い第二の設定レベルを検出して第二の制御
信号を出力し、前記無効化回路は、高電位側電源電圧の
上昇に基づいて、前記第一の制御信号が入力されるまで
は前記無降圧論理回路だけを活性化し、前記第一の制御
信号が入力されてから前記第二の制御信号が入力される
までは、前記無降圧論理回路と前記論理回路とを活性化
し、前記第二の制御信号の入力に基づいて、前記論理回
路だけを活性化する。
【0026】請求項6では、請求項2〜5のいずれかに
記載の前記論理回路及び無降圧論理回路に入力信号とし
てクロック信号が入力され、前記論理回路及び無降圧論
理回路から出力される相補信号に基づいて昇圧電源電圧
が生成される。
【0027】(作用)請求項1では、高電位側電源電圧
V1が所定の設定レベル以下のとき、降圧手段23の動
作が無効化されて、低電位側のスイッチング素子22に
印加される電圧は降圧されず、高電位側電源電圧V1が
所定の設定レベルを越えると、降圧手段23が動作して
低電位側のスイッチング素子22に印加される電圧が降
圧される。
【0028】請求項2では、高電位側電源電圧が所定の
設定レベル以下のとき、降圧トランジスタの動作が無効
化されて、NチャネルMOSトランジスタに印加される
電圧は降圧されず、高電位側電源電圧が所定の設定レベ
ルを越えると、降圧トランジスタが動作してNチャネル
MOSトランジスタに印加される電圧が降圧される。
【0029】請求項3では、高電位側電源電圧が所定の
設定レベル以下のとき、制御信号に基づいて降圧トラン
ジスタを持たない無降圧論理回路が活性化されて入力信
号に基づいて動作し、高電位側電源電圧が所定の設定レ
ベルを越えると、降圧トランジスタを備えた論理回路が
活性化されて、入力信号に基づいて動作する。
【0030】請求項4では、高電位側電源電圧が所定の
設定レベル以下のとき、降圧トランジスタのゲート電圧
が引き上げられて、その降圧動作が無効化される。高電
位側電源電圧が所定の設定レベルを越えると、降圧トラ
ンジスタによりNチャネルMOSトランジスタに印加さ
れる電圧が降圧される。
【0031】請求項5では、高電位側電源電圧が第一の
設定レベルに達するまでは、降圧トランジスタを持たな
い無降圧論理回路だけが動作し、第一の設定レベルに達
した後、第二の設定レベルに達するまでは、無降圧論理
回路及び降圧トランジスタを備えた論理回路とが並行し
て動作し、第二の設定レベルを越えると、論理回路だけ
が動作する。
【0032】請求項6では、前記論理回路及び無降圧論
理回路の出力信号に基づいて、昇圧動作が行われる。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)図2は、この発明を半導体記憶装
置の昇圧回路に具体化した第一の実施の形態を示す。
【0034】リングオシレータ11は、5段のインバー
タ回路が環状に接続され、電源Vccの供給に基づいて発
振して、一定のクロック信号CLKを出力する。前記ク
ロック信号CLKは、インバータ回路12に入力され、
そのインバータ回路12の出力信号は、容量Cの一方の
端子に入力される。前記容量Cの他方の端子はPチャネ
ルMOSトランジスタTr11 を介して出力端子To に接
続されるとともに、PチャネルMOSトランジスタTr1
2 を介して電源Vccに接続される。
【0035】前記クロック信号CLKの反転信号である
クロック信号CLKXは、スイッチ回路13aを介し
て、端子T1H,T1Lのいずれかに出力される。前記スイ
ッチ回路13aは、制御信号φSWがLレベルとなった
とき、クロック信号CLKXを端子T1Lに出力し、制御
信号φSWがHレベルとなったとき、クロック信号CL
KXを端子T1Hに出力する。
【0036】前記クロック信号CLKは、スイッチ回路
13bを介して、端子T2H,T2Lのいずれかに出力され
る。前記スイッチ回路13bは、制御信号φSWがLレ
ベルとなったとき、クロック信号CLKを端子T2Lに出
力し、制御信号φSWがHレベルとなったとき、クロッ
ク信号CLKを端子T2Hに出力する。
【0037】前記トランジスタTr11 のゲートは、スイ
ッチ回路13cを介して、端子T3H,T3Lのいずれかに
接続される。前記スイッチ回路13cは、制御信号φS
WがLレベルとなったとき、トランジスタTr11 のゲー
トを端子T3Lに接続し、制御信号φSWがHレベルとな
ったとき、トランジスタTr11 のゲートを端子T3Hに接
続する。
【0038】前記トランジスタTr12 のゲートは、スイ
ッチ回路13dを介して、端子T4H,T4Lのいずれかに
接続される。前記スイッチ回路13dは、制御信号φS
WがLレベルとなったとき、トランジスタTr12 のゲー
トを端子T4Lに接続し、制御信号φSWがHレベルとな
ったとき、トランジスタTr12 のゲートを端子T4Hに接
続する。
【0039】PチャネルMOSトランジスタTr13 ,T
r14 及びNチャネルMOSトランジスタTr15 〜Tr18
からなるレベル変換回路14aは、図11に示す前記従
来例と同一構成である。
【0040】すなわち、昇圧電源VPPはPチャネルMO
SトランジスタTr13 ,Tr14 のソースに供給され、ト
ランジスタTr13 のゲートはトランジスタTr14 のドレ
インに接続され、トランジスタTr14 のゲートはトラン
ジスタTr13 のドレインに接続される。
【0041】前記トランジスタTr13 のドレインは、N
チャネルMOSトランジスタTr15のドレインに接続さ
れ、前記トランジスタTr14 のドレインは、Nチャネル
MOSトランジスタTr16 のドレインに接続される。前
記トランジスタTr15 ,Tr16 のゲートには電源Vccが
供給される。
【0042】前記トランジスタTr15 のソースは、Nチ
ャネルMOSトランジスタTr17 を介してグランドGN
Dに接続され、前記トランジスタTr16 のソースは、N
チャネルMOSトランジスタTr18 を介してグランドG
NDに接続される。
【0043】前記トランジスタTr17 のゲートは、前記
端子T2Hに接続され、前記トランジスタTr18 のゲート
は、前記端子T1Hに接続される。そして、前記トランジ
スタTr14 ,Tr16 のドレインから出力信号を出力す
る。
【0044】このようなレベル変換回路14bでは、端
子T2H,TIHにクロック信号CLK,CLKXが入力さ
れると、トランジスタTr17 ,Tr18 の一方がオンされ
るとともに、他方がオフされる。
【0045】そして、電源VccとグランドGNDとの電
位差を振幅とするクロック信号CLK,CLKXに基づ
いて、電源VPPとグランドGNDとの電位差を振幅とす
る出力信号を出力する。
【0046】また、トランジスタTr17 がオフされると
きは、トランジスタTr15 の動作により、トランジスタ
Tr17 のドレインには電源VPPが印加されることはな
く、Vcc−Vthn が印加されるので、トランジスタTr1
7 の劣化が抑制される。
【0047】また、トランジスタTr18 がオフされると
きは、トランジスタTr16 の動作により、トランジスタ
Tr18 のドレインには電源VPPが印加されることはな
く、Vcc−Vthn が印加されるので、トランジスタTr1
8 の劣化が抑制される。従って、トランジスタTr15 ,
Tr16 は降圧トランジスタとして動作する。
【0048】前記トランジスタTr14 ,Tr16 のドレイ
ンは、端子T3Hに接続されるとともに、インバータ回路
15aを構成するPチャネルMOSトランジスタTr19
及びNチャネルMOSトランジスタTr21 のゲートに接
続される。
【0049】前記トランジスタTr19 のソースは、電源
VPPに接続され、ドレインはNチャネルMOSトランジ
スタTr20 のドレインに接続される。前記トランジスタ
Tr20 のゲートは電源Vccに接続され、ソースは前記ト
ランジスタTr21 のドレインに接続され、同トランジス
タTr21 のソースはグランドGNDに接続される。
【0050】前記トランジスタTr19 ,Tr20 のドレイ
ンから出力される出力信号は、前記端子T4Hに出力され
る。このようなインバータ回路15aでは、入力信号が
Hレベルであれば、トランジスタTr19 がオフされると
ともに、トランジスタTr21 がオンされて、出力信号は
Lレベルとなる。
【0051】また、入力信号がLレベルであれば、トラ
ンジスタTr19 がオンされるとともに、トランジスタT
r21 がオフされて、出力信号はHレベルとなる。このと
き、トランジスタTr20 の動作により、トランジスタT
r21 のドレインには電源VPPが印加されることはなく、
Vcc−Vthn が印加されるので、トランジスタTr21の
劣化が抑制される。従って、トランジスタTr20 は降圧
トランジスタとして動作する。
【0052】PチャネルMOSトランジスタTr22 ,T
r23 及びNチャネルMOSトランジスタTr24 ,Tr25
はレベル変換回路14bを構成する。すなわち、昇圧電
源VPPはトランジスタTr22 ,Tr23 のソースに供給さ
れ、トランジスタTr22 のゲートはトランジスタTr23
のドレインに接続され、トランジスタTr23 のゲートは
トランジスタTr22 のドレインに接続される。
【0053】前記トランジスタTr22 のドレインは、N
チャネルMOSトランジスタTr24のドレインに接続さ
れ、同トランジスタTr24 のソースは、グランドGND
に接続される。
【0054】前記トランジスタTr23 のドレインは、N
チャネルMOSトランジスタTr25のドレインに接続さ
れ、同トランジスタTr25 のソースは、GNDに接続さ
れる。
【0055】前記トランジスタTr24 のゲートは、前記
端子T2Lに接続され、前記トランジスタTr25 のゲート
は、前記端子T1Lに接続される。そして、前記トランジ
スタTr23 ,Tr25 のドレインから出力信号が出力され
る。
【0056】このようなレベル変換回路14bでは、端
子T2L,TILにクロック信号CLK,CLKXが入力さ
れると、トランジスタTr24 ,Tr25 の一方がオンされ
るとともに、他方がオフされる。
【0057】そして、電源VccとグランドGNDとの電
位差を振幅とするクロック信号CLK,CLKXに基づ
いて、電源VPPとグランドGNDとの電位差を振幅とす
る出力信号を出力する。
【0058】前記トランジスタTr23 ,Tr25 のドレイ
ンは、端子T3Lに接続されるとともに、インバータ回路
15bを構成するPチャネルMOSトランジスタTr26
及びNチャネルMOSトランジスタTr27 のゲートに接
続される。
【0059】前記トランジスタTr26 のソースは、電源
VPPに接続され、ドレインは前記トランジスタTr27 の
ドレインに接続される。前記トランジスタTr27 のソー
スはグランドGNDに接続される。
【0060】前記トランジスタTr26 ,Tr27 のドレイ
ンから出力される出力信号は、前記端子T4Lに出力され
る。前記制御信号φSWを生成する電源電圧検出回路1
6を図3に示す。電源Vccは抵抗R1に供給され、その
抵抗R1は抵抗R2を介してグランドGNDに接続され
る。前記抵抗R1,R2は同一抵抗値で、かつ電源Vcc
から抵抗R1,R2を介してグランドGNDに流れる消
費電流を十分に小さくできる高抵抗として設定される。
【0061】前記抵抗R1,R2の接続点であるノード
N1は、NチャネルMOSトランジスタTr28 のゲート
に接続され、同トランジスタTr28 のドレインは抵抗R
3を介して電源Vccに接続され、ソースはグランドGN
Dに接続される。
【0062】前記トランジスタTr28 のドレインは、イ
ンバータ回路17の入力端子に接続され、同インバータ
回路17から前記制御信号φSWが出力される。このよ
うに構成された電源電圧検出回路16の動作を図4に従
って説明する。電源Vccの投入時において、電源Vccレ
ベルが上昇すると、ノードN1の電位は電源Vccレベル
の上昇の傾きのR2/(R1+R2)の傾きで上昇す
る。
【0063】ノードN1がトランジスタTr28 のしきい
値Vthn を越えるまでは、インバータ回路17の入力信
号は電源Vccレベルとなるため、制御信号φSWはLレ
ベルとなる。
【0064】ノードN1がトランジスタTr28 のしきい
値Vthn を越えると、トランジスタTr28 がオンされ
て、インバータ回路17の入力信号はLレベルとなり、
制御信号φSWはHレベルとなる。
【0065】制御信号φSWがHレベルとなるときの電
源Vccレベルは、前記レベル変換回路14a及びインバ
ータ回路15aが正常に動作する電源Vccレベルとなる
ように設定されている。
【0066】上記のように構成された昇圧回路の動作を
説明する。電源Vccを投入すると、リングオシレータ1
1からクロック信号CLK,CLKXが出力される。電
源電圧制御回路16のノードN1がしきい値Vthn を越
えるまでは、制御信号φSWがLレベルとなるため、ス
イッチ回路13a〜13dは端子TIL〜T4Lに接続され
る。
【0067】すると、図2に示すように、クロック信号
CLK,CLKXはレベル変換回路14bに出力され、
レベル変換回路14bの出力信号がトランジスタTr11
のゲートに出力され、インバータ回路15bの出力信号
がトランジスタTr12 のゲートに出力される。このと
き、クロック信号CLK,CLKXはレベル変換回路1
4aに出力されないので、レベル変換回路14aは不活
性化されている。
【0068】この状態では、インバータ回路12の出力
信号がLレベルとなるとき、トランジスタTr12 がオン
されるとともにトランジスタTr11 がオフされて、容量
Cが充電され、次いでクロック信号CLK,CLKXの
反転により、インバータ回路12の出力信号がHレベル
となり、同時にトランジスタTr12 がオフされるととも
にトランジスタTr11 がオンされる。
【0069】すると、容量CのトランジスタTr11 ,T
r12 側の端子が容量結合により昇圧され、その昇圧電圧
が出力端子To から昇圧電源VPPとして出力される。次
いで、クロック信号CLK,CLKXの反転により、イ
ンバータ回路12の出力信号がLレベルとなり、トラン
ジスタTr12 がオンされるとともにトランジスタTr11
がオフされて、容量Cが充電される。このような動作の
繰り返しにより、昇圧電源VPPの電位が上昇する。
【0070】次いで、ノードN1がしきい値Vthn を越
えると、制御信号φSWがHレベルとなるため、スイッ
チ回路13a〜13dは端子TIH〜T4Hに接続される。
すると、レベル変換回路14aにクロック信号CLK,
CLKXが入力され、レベル変換回路14aの出力信号
がトランジスタTr11 のゲートに出力され、インバータ
回路15aの出力信号がトランジスタTr12 のゲートに
出力される。
【0071】このとき、レベル変換回路14bにはクロ
ック信号CLK,CLKXが入力されないので、レベル
変換回路14bは不活性化されている。この状態では、
上記と同様にインバータ回路12の出力信号の反転動作
とともに、トランジスタTr11 ,Tr12 が交互にオンさ
れて、昇圧電源VPPが出力される。
【0072】このような動作により、昇圧電源VPPは理
論上電源Vccの2倍のレベルまで昇圧される。上記のよ
うな昇圧回路では、次に示す作用効果を得ることができ
る。 (イ)降圧トランジスタTr15 ,Tr16 を備えたレベル
変換回路14a及び降圧トランジスタTr20 を備えたイ
ンバータ回路15aと、降圧トランジスタを持たないレ
ベル変換回路14b及びインバータ回路15bを設け、
電源Vccの投入時に同電源Vccがしきい値Vthn を越え
るまでは、レベル変換回路14b及びインバータ回路1
5bを作動させ、ノードN1がしきい値Vthn を越えた
後は、レベル変換回路14a及びインバータ回路15a
を作動させた。
【0073】従って、電源Vccが設定電圧以下の状態、
つまり降圧手段を持つ回路が正常に動作できない状態で
は、クロック信号CLK,CLKXに基づいてレベル変
換回路14b及びインバータ回路15bを作動させて、
トランジスタTr11 ,Tr12を駆動することができるの
で、回路の正常動作が保証される。
【0074】このとき、レベル変換回路14b及びイン
バータ回路15bが作動するのは、電源Vccが低い電圧
であるとともに、昇圧電源VPPが十分に昇圧されない間
であるため、レベル変換回路14b及びインバータ回路
15bを構成するトランジスタTr24 ,Tr25 ,Tr27
は、ほとんど劣化しない。 (ロ)電源Vccが設定電圧を越えた後は、クロック信号
CLK,CLKXに基づいてレベル変換回路14a及び
インバータ回路15aを作動させて、トランジスタTr1
1 ,Tr12 を駆動することができる。
【0075】従って、降圧トランジスタTr15 ,Tr16
,Tr20 によりトランジスタTr17,Tr18 ,Tr21 の
ドレインに印加される電圧を降圧して、同トランジスタ
Tr17 ,Tr18 ,Tr21 の劣化を抑制しながら、トラン
ジスタTr11 ,Tr12 を駆動して、昇圧動作を行うこと
ができる。 (第二の実施の形態)図5は、第二の実施の形態を示
す。前記実施の形態では、制御信号φSWにより、降圧
トランジスタを備えたレベル変換回路14a及びインバ
ータ回路15aと、降圧トランジスタを持たないレベル
変換回路14b及びインバータ回路15bとを切り換え
る構成としたが、この実施の形態では、降圧トランジス
タを備えたレベル変換回路及びインバータ回路で動作す
る第一の昇圧回路18aと、降圧トランジスタを持たな
いレベル変換回路及びインバータ回路で動作する第二の
昇圧回路18bとを備え、第一の昇圧回路18aから出
力される昇圧電源VPP1 と、第二の昇圧回路18bから
出力される昇圧電源VPP2 とを制御信号φSWにより切
り換える構成としたものである。
【0076】上記のような昇圧回路では、電源Vccが前
記設定電圧を越えるまでは、第二の昇圧回路18bから
出力される昇圧電源VPP2 が昇圧電源VPPとして出力さ
れ、電源Vccが前記設定電圧を越えた後は、第一の昇圧
回路18aから出力される昇圧電源VPP1 が昇圧電源V
PPとして出力される。
【0077】上記のような昇圧回路では、前記第一の実
施の形態と同様に、回路の低でん津での動作を保証し、
動作速度を向上させることができる。また、第二の昇圧
回路18bのレベル変換回路及びインバータ回路を構成
するNチャネルMOSトランジスタの劣化を防止するた
めに、制御信号φSWがHレベルとなったときには、ク
ロック信号CLK,CLKXの第二の昇圧回路18bの
レベル変換回路への供給を停止して、そのレベル変換回
路を不活性化するようにしてもよい。 (第三の実施の形態)図6は、第三の実施の形態を示
す。この実施の形態は、降圧トランジスタのゲート電圧
を調節する構成としたものである。例えば前記第一の実
施の形態のインバータ回路15aにおいて、降圧トラン
ジスタTr20 のゲートにスイッチ回路13eを介して電
源Vcc若しくは昇圧電源VPPを供給する。
【0078】前記スイッチ回路13eは、前記制御信号
φSWがLレベルのとき、昇圧電源VPPを降圧トランジ
スタTr20 のゲートに供給し、前記制御信号φSWがH
レベルのとき、電源Vccを降圧トランジスタTr20 のゲ
ートに供給する。
【0079】また、前記レベル変換回路14aの降圧ト
ランジスタTr15 ,Tr16 においても同様にゲート電圧
を調節する。このような構成とすれば、電源Vccが前記
設定電圧を越えるまでは、降圧トランジスタTr15 ,T
r16 ,Tr20 のゲートに昇圧電源VPPを供給して、トラ
ンジスタTr17 ,Tr18 ,Tr21 のドレイン電位の低下
を防止することにより、回路の起動速度を向上させるこ
とができる。
【0080】また、電源Vccが前記設定電圧を越えた後
は、降圧トランジスタTr15 ,Tr16 ,Tr20 のゲート
に電源Vccを供給して、トランジスタTr17 ,Tr18 ,
Tr21 のドレイン電位をVcc−Vthn に降圧することに
より、同トランジスタTr17,Tr18 ,Tr21 の劣化を
防止することができる。
【0081】従って、前記第一の実施の形態と同様な作
用効果を得ることができるとともに、レベル変換回路1
4b及びインバータ回路15bを省略することができる
ので、昇圧回路の回路面積を縮小することができる。 (第四の実施の形態)図7は、第四の実施の形態を示
す。この実施の形態は、前記第一の実施の形態の電源電
圧検出回路16の別の形態を示すものであり、第一の電
源電圧検出回路16aと、第二の電源電圧検出回路16
bとから構成される。
【0082】第一の電源電圧検出回路16aは、電源V
ccとグランドGNDとの間に抵抗R4,R5が接続さ
れ、その接続点であるノードN2がNチャネルMOSト
ランジスタTr30 のゲートに接続される。
【0083】前記トランジスタTr30 のドレインは、抵
抗R6を介して電源Vccに接続され、ソースはグランド
GNDに接続される。前記トランジスタTr30 のドレイ
ンは、インバータ回路19aの入力端子に接続され、そ
のインバータ回路19aの出力信号はインバータ回路1
9bを介して、制御信号φSW1として出力される。
【0084】第二の電源電圧検出回路16bは、電源V
ccとグランドGNDとの間に抵抗R7,R8が接続さ
れ、その接続点であるノードN3がNチャネルMOSト
ランジスタTr31 のゲートに接続される。
【0085】前記トランジスタTr31 のドレインは、抵
抗R9を介して電源Vccに接続され、ソースはグランド
GNDに接続される。前記トランジスタTr31 のドレイ
ンは、インバータ回路19cの入力端子に接続され、そ
のインバータ回路19aの出力信号が、制御信号φSW
2として出力される。
【0086】前記トランジスタTr30 ,Tr31 のしきい
値Vthn は同一値であり、各抵抗R4,R5とR7,R
8の抵抗値は、前記ノードN3の電位の方がノードN2
の電位より高くなるように設定されている。
【0087】前記制御信号φSW1は、前記レベル変換
回路14bにクロック信号CLK,CLKXを供給する
スイッチ回路と、レベル変換回路14b及びインバータ
回路15bの出力信号をトランジスタTr11 ,Tr12 の
ゲートに供給するスイッチ回路とに出力される。
【0088】そして、制御信号φSW1がHレベルとな
ると、各スイッチ回路が導通して、クロック信号CL
K,CLKXがレベル変換回路14bに供給されるとと
もに、レベル変換回路14b及びインバータ回路15b
の出力信号がトランジスタTr11 ,Tr12 のゲートに供
給される。
【0089】前記制御信号φSW2は、前記レベル変換
回路14aにクロック信号CLK,CLKXを供給する
スイッチ回路と、レベル変換回路14a及びインバータ
回路15aの出力信号をトランジスタTr11 ,Tr12 の
ゲートに供給するスイッチ回路とに出力される。
【0090】そして、制御信号φSW2がHレベルとな
ると、各スイッチ回路が導通して、クロック信号CL
K,CLKXがレベル変換回路14aに供給されるとと
もに、レベル変換回路14a及びインバータ回路15a
の出力信号がトランジスタTr11 ,Tr12 のゲートに供
給される。
【0091】このように構成された電源電圧検出回路1
6a,16bの動作を図8に従って説明する。電源Vcc
の投入により、電源Vccレベルが上昇すると、ノードN
2,N3の電位が上昇する。ノードN3はノードN2よ
り急峻な傾きで上昇する。
【0092】ノードN2がしきい値Vthn を越えないと
き、インバータ回路19aの入力レベルは電源Vccレベ
ルとなり、制御信号φSW1がHレベルとなる。ノード
N3がしきい値Vthn を越えないとき、インバータ回路
19cの入力レベルは電源Vccレベルとなり、制御信号
φSW2がLレベルとなる。
【0093】ノードN3がノードN2に先立ってしきい
値Vthn を越えると、インバータ回路19cの入力レベ
ルはグランドGNDレベルとなり、制御信号φSW2が
Hレベルとなる。
【0094】次いで、ノードN2がしきい値Vthn を越
えると、インバータ回路19aの入力レベルはグランド
GNDレベルとなり、制御信号φSW1がLレベルとな
る。このような動作により、電源Vccの投入からノード
N3がしきい値Vthn を越えるまでの時間t1では、制
御信号φSW1はHレベル、制御信号φSW2がLレベ
ルとなる。
【0095】次いで、ノードN3がしきい値Vthn を越
えてから、ノードN2がしきい値Vthn を越えるまでの
時間t2では、制御信号φSW1,φSW2はともにH
レベルとなる。
【0096】次いで、ノードN2がしきい値Vthn を越
えた後の時間t3では、制御信号φSW1はLレベル、
制御信号φSW2がHレベルとなる。このような電源電
圧検出回路16a,16bにより、図2に示す昇圧回路
を駆動すれば、時間t1でレベル変換回路14bにクロ
ック信号CLK,CLKXが供給され、レベル変換回路
14b及びインバータ回路15bの出力信号がトランジ
スタTr11 ,Tr12 のゲートに供給されて、昇圧動作が
行われる。
【0097】次いで、時間t2ではレベル変換回路14
a,14bにクロック信号CLK,CLKXが供給さ
れ、レベル変換回路14a,14b及びインバータ回路
15a,15bの出力信号がトランジスタTr11 ,Tr1
2 のゲートに供給されて、昇圧動作が行われる。次い
で、時間t3ではレベル変換回路14aにクロック信号
CLK,CLKXが供給され、レベル変換回路14a及
びインバータ回路15aの出力信号がトランジスタTr1
1 ,Tr12 のゲートに供給されて、昇圧動作が行われ
る。
【0098】上記のような昇圧回路では、前記第一の実
施の形態の作用効果に加えて、次のような作用効果を得
ることができる。 (イ)電源Vccの投入時に、レベル変換回路14bとイ
ンバータ回路15bとが動作している状態から、レベル
変換回路14a,14bとインバータ回路15a,15
bとがともに動作している状態を経て、レベル変換回路
14bとインバータ回路15bとが動作している状態に
移行する。
【0099】従って、レベル変換回路14b及びインバ
ータ回路15bの動作から、レベル変換回路14a及び
インバータ回路15aの動作への切り換わりが円滑に行
われて、昇圧動作を途切れなく行うことができる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は回路の
低電圧での動作マージンと、起動速度を向上させなが
ら、回路の信頼性を確保し得る半導体装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 第一の実施の形態を示す回路図である。
【図3】 第一の実施の形態の電源電圧検出回路を示す
回路図である。
【図4】 図3の電源電圧検出回路の動作特性図であ
る。
【図5】 第二の実施の形態を示す回路図である。
【図6】 第三の実施の形態を示す回路図である。
【図7】 第四の実施の形態を示す回路図である。
【図8】 第四の実施の形態の動作特性図である。
【図9】 半導体装置の電源供給構成を示す説明図であ
る。
【図10】従来例を示す回路図である。
【図11】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】 21,22 スイッチング素子 23 降圧手段 24 電源電圧検出回路 25 無効化回路 V1 高電位側電源 V2 低電位側電源 IN 入力信号 OUT 出力信号 φSW 制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位側電源と低電位側電源との間に2
    つのスイッチング素子を直列に接続し、入力信号に基づ
    いて前記スイッチング素子のいずれか一方をオンさせ
    て、高電位側電源レベル若しくは低電位側電源レベルの
    出力信号を出力し、前記スイッチング素子間には、低電
    位側のスイッチング素子に印加される電圧を降圧する降
    圧手段を接続した論理回路を備えた半導体装置であっ
    て、 前記高電位側電源電圧が所定の設定レベルを越えたか否
    かを検出して制御信号を出力する電源電圧検出回路と、 前記高電位側電源電圧が所定の設定レベル以下のとき、
    前記制御信号に基づいて、前記降圧手段の動作を無効化
    する無効化回路とを備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 高電位側電源と低電位側電源との間にP
    チャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトラン
    ジスタとを直列に接続し、入力信号に基づいて前記Pチ
    ャネルMOSトランジスタ及びNチャネルMOSトラン
    ジスタのいずれか一方をオンさせて、高電位側電源レベ
    ル若しくは低電位側電源レベルの出力信号を出力し、前
    記トランジスタ間には、前記NチャネルMOSトランジ
    スタのドレインに印加される電圧をそのしきい値分降圧
    する降圧トランジスタを接続した論理回路を備えた半導
    体装置であって、 前記高電位側電源電圧が所定の設定レベルを越えたか否
    かを検出して制御信号を出力する電源電圧検出回路と、 前記高電位側電源電圧が前記設定レベル以下のとき、前
    記制御信号に基づいて、前記降圧トランジスタの動作を
    無効化する無効化回路とを備えたことを特徴とする半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記無効化回路は、前記論理回路と、該
    論理回路から降圧トランジスタを省略した無降圧論理回
    路とを並列に接続し、前記制御信号に基づいて、高電位
    側電源電圧が前記設定レベル以下のとき前記無降圧論理
    回路を活性化するとともに前記論理回路を不活性化し、
    高電位側電源電圧が前記設定レベルを越えたとき、前記
    無降圧論理回路を不活性化するとともに前記論理回路を
    活性化することを特徴とする請求項2記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記無効化回路は、前記制御信号に基づ
    いて、前記高電位側電源が設定レベル以下のとき、前記
    降圧トランジスタのゲート電圧を引き上げて、該降圧ト
    ランジスタの能力を引き上げるゲート電圧調整回路で構
    成したことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記電源電圧検出回路は、高電位側電源
    電圧の第一の設定レベルを検出して第一の制御信号を出
    力し、高電位側電源電圧の前記第一の設定レベルより高
    い第二の設定レベルを検出して第二の制御信号を出力
    し、 前記無効化回路は、高電位側電源電圧の上昇に基づい
    て、前記第一の制御信号が入力されるまでは前記無降圧
    論理回路だけを活性化し、前記第一の制御信号が入力さ
    れてから前記第二の制御信号が入力されるまでは、前記
    無降圧論理回路と前記論理回路とを活性化し、前記第二
    の制御信号の入力に基づいて、前記論理回路だけを活性
    化することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の前記論
    理回路及び無降圧論理回路に入力信号としてクロック信
    号を入力し、前記論理回路及び無降圧論理回路から出力
    される相補信号に基づいて昇圧電源電圧を生成すること
    を特徴とする昇圧回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010080047A (ja) * 2003-12-30 2010-04-08 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ素子のパワーアップ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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