JPH09231480A - 建物管理システム - Google Patents

建物管理システム

Info

Publication number
JPH09231480A
JPH09231480A JP3933396A JP3933396A JPH09231480A JP H09231480 A JPH09231480 A JP H09231480A JP 3933396 A JP3933396 A JP 3933396A JP 3933396 A JP3933396 A JP 3933396A JP H09231480 A JPH09231480 A JP H09231480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
room
turned
building
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3933396A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Yagi
昭憲 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3933396A priority Critical patent/JPH09231480A/ja
Publication of JPH09231480A publication Critical patent/JPH09231480A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テナント退出時からキーをキーボックスに収
納するまでの時間においても防犯警戒動作を行い、また
キーボックス付近の防犯も行なって防犯上好ましい建物
管理システムを提供する。 【解決手段】 複数の部屋を有する建物における部屋の
施錠を行うキーと、建物内の共用部分に設けられ該キー
を収納するキーボックス5とを有する建物管理システム
において、部屋の施錠操作を検出して施錠が行われると
オン状態となる施錠検出部6と、施錠検出部がオン状態
になると部屋内の防犯警戒動作を開始する各室制御部7
とを設けた。従って、テナント退出時の施錠からキーを
キーボックスに収納するまでの時間においても防犯警戒
動作をうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の防犯監
視、照明制御などを行う建物管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建物管理システムを図5を用いて
説明する。図5は建物管理システムの構成図である。な
お、以下の説明では、1階にn件のテナントがあり、m
階のフロアを有する建物を対象にする。
【0003】図1において、建物管理システムは、キー
ボックス1と、各室警戒部2と、全キー検出部3と、全
体警戒部4とを有して構成されている。
【0004】キーボックス1は建物の玄関部分等に設け
られており、各テナントの鍵を収納するものである。キ
ーボックス1は、各テナント毎のキーを収納するn×m
個のキー収納部(不図示)を有しており、該キー収納部
は、キーが収納されるとオン状態になるスイッチS11
〜Snmを各々有している。
【0005】各室警戒部2は、m階×n件のテナントに
対応した各室防犯部A11〜Anmと、m階×n件のテ
ナントに対応したリレーの一次側コイルK11〜Knm
とを有している。各室防犯部A11〜Anmは、給電さ
れると各々対応するテナントの防犯警戒動作を開始する
ものである。
【0006】全キー検出部3は、キーボックス1に全テ
ナントのキーが収納されたか否かを検出するものであ
り、リレーの一次側コイルK11〜Knmに対応するリ
レーの2次側接点L11〜Lnmとリレーの一次側コイ
ルKxとを有している。
【0007】全体警戒部4は、全体防犯部Axと、リレ
ーの一次側コイルKxに対応する2次側接点Lxとを有
している。全体防犯部Axは、給電されると階段等の建
物の共用部分の防犯警戒動作を開始するものである。
【0008】次に、以上の各部位の接続関係を説明す
る。スイッチS11〜Snmと、リレーの一次側コイル
K11〜Knmと、各室防犯指示部A11〜Anmと
は、各々直列に接続されている。また、リレーの2次側
接点L11〜Lnmの全てと、リレーの一次側コイルK
xとは直列に接続されている。そして、全体防犯部Ax
と2次側接点Kxとは直列に接続されている。
【0009】以上のようにして構成された建物管理シス
テムは、次のように動作する。まず、夕方等に各テナン
トの最終退出者がテナントを退出する場合には、最終退
出者はキーでテナントの出入口を施錠するとともに、玄
関から建物外に出る際にキーをキーボックス1に収納す
る。
【0010】そして、キーがキーボックス1に収納され
ると、キーの収納されたキー収納部に対応するスイッチ
S11〜Snmのいずれかがオン状態となる。スイッチ
S11〜Snmのいずれかがオン状態となると、対応す
る各室防犯部A11〜Anmが給電されて、キーを収納
したテナントの防犯警戒動作を開始する。例えば、1階
の1件目のテナントのキーがキーボックス1に収納され
たとすると、スイッチS11がオン状態になり、各室防
犯部A11に給電される。各室防犯部A11は、給電さ
れて1階1件目のテナントの防犯警戒動作を開始する。
【0011】また、スイッチS11〜Snmのいずれか
がオン状態となると、対応するリレーの一次側コイルK
11〜Knmが励磁されて、対応する2次側接点L11
〜Lnmは閉じてオン状態になる。例えば、1階の1件
目のテナントのキーがキーボックスに収納されたとする
と、スイッチS11がオン状態になり、リレーの一次側
K11が励磁されて、接点L11が閉じてオン状態とな
る。
【0012】一方、二次側接点L11〜Lnmは全て直
列に接続されているので、全ての接点二次側L11〜L
nmがオン状態になった場合、即ち、全てのテナントか
ら全員が退出し、全てのキーがキーボックス1に収納さ
れた場合に、リレーの一次側コイルKxが励磁されて、
2次側接点Lxがオン状態となる。
【0013】そして、全てのキーがキーボックス1に収
納された場合に、2次側接点Lxがオン状態となり、全
体防犯部Axは給電され、建物の共用部分の防犯警戒動
作を開始する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図5に示すような建物管理システムにあっては、各テナ
ントの最終退出者がテナントに施錠した時からキーボッ
クス1にキーを収納するまでの時間、即ち最終退出者が
キーを持って玄関等に移動中の時間は、テナントは無人
となっているにもかかわらず、防犯警戒動作が開始され
ていない。
【0015】このため、そのような時間を狙って侵入者
がテナント内に侵入するおそれがあり、日常的に防犯上
好ましくない状態が建物に発生するという問題点があっ
た。
【0016】また、建物から最後に出る者がキーボック
スにキーを収納した直後にキーボックス周辺にも防犯警
戒動作が働いてこの者を侵入者と判断して発報しないよ
うに、また、翌朝等に最初に建物に来た者がキーを取り
出そうとしてキーボックスに近寄ったときにこの者を侵
入者と判断して発報しないように、玄関のキーボックス
1付近の共用部に対しては防犯警戒動作を行っていなか
った。従って、玄関等キーボックス1付近には侵入者が
侵入することができ、防犯上好ましくないという問題点
があった。
【0017】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、テナント退出
時からキーをキーボックスに収納するまでの時間におい
ても防犯警戒動作を行い、またキーボックス付近の防犯
も行なって防犯上好ましい建物管理システムを提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、複数の
部屋を有する建物における部屋の施錠を行うキーと、建
物内の共用部分に設けられ該キーを収納するキーボック
スと、を有する建物管理システムにおいて、部屋の施錠
操作を検出して施錠が行われるとオン状態となる施錠検
出部と、施錠検出部がオン状態になると、部屋内の防犯
警戒動作を開始する各室制御部とを有するものである。
【0019】請求項2記載の発明にあっては、複数の部
屋を有する建物における部屋の施錠を行うキーと、建物
内の共用部分に設けられ該キーを収納するキーボックス
と、を有する建物管理システムにおいて、部屋の施錠操
作を検出して施錠が行われるとオン状態となる施錠検出
部と、施錠検出部がオン状態になると、エレベータを該
部屋の階に呼び出すエレベータ呼び出し部とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0020】請求項3記載の発明にあっては、複数の部
屋を有する建物における各部屋の施錠を行うキーと、建
物内の共用部分に設けられ該キーを収納するキーボック
スと、を有する建物管理システムにおいて、部屋の施錠
操作を検出して施錠が行われるとオン状態となる施錠検
出部と、施錠検出部の状態を監視して同一階の全ての部
屋が施錠されるとオン状態になる階単位施錠検出部と、
階単位施錠検出部がオン状態になると所定時間後に当該
階の共用部分の防犯警戒動作を開始する階制御部とを有
することを特徴とするものである。
【0021】請求項4記載の発明にあっては、複数の部
屋を有する建物における各部屋の施錠を行うキーと、建
物内の共用部分に設けられ該キーを収納するキーボック
スと、を有する建物管理システムにおいて、キーボック
スに全てのキーが収納されるとオン状態となる全キー検
出部と、全キー検出部がオン状態になると所定時間後に
オン状態になる遅延制御部と、遅延制御部がオン状態に
なると、キーボックス設置場所周辺を含む建物の共用部
分の防犯警戒動作を行う全体警戒部と、所定のカードが
挿入されるとオン状態になるカードリーダと、該カード
リーダがオン状態になると所定時間だけ前記共用部分の
防犯警戒動作を停止する初入館処理部とを有すること特
徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明にかかる建物管理システム
の第一実施の形態を図1に基づいて、第二実施の形態を
図2に基づいて、第三実施の形態を図3に基づいて、第
四実施の形態を図4に基づいて説明する。なお、以下の
説明では、1階にn件のテナントがあり、m階のフロア
を有する建物を対象にする。
【0023】〔第一実施の形態〕図1は建物管理システ
ムの構成図である。
【0024】図1において建物管理システムはキーボッ
クス5と、施錠検出部6と、移信部7と、各室制御部8
とを有して構成されている。
【0025】キーボックス5は、従来の技術で説明した
ところのスイッチS11〜Snmとは別個に、収納する
キー毎にスイッチKB11〜KBnmを有している。ス
イッチKB11〜KBnmは、キー収納部(不図示)に
収納されているキーに対して取り出し操作がなされると
一時的(例えば数秒間)にオフ状態になるスイッチであ
り、取り出し操作がなされていない場合には常にオン状
態になっている。例えば、2階の3件目のテナントの者
がキーボックス5からキーを取り出したとすると、取り
出し操作に対応してスイッチKB32が一時的にオン状
態になる。
【0026】施錠検出部6は、各テナントの出入口のド
アに設けられている鍵の部分に設けられたスイッチスト
ライクSS11〜SSnmで構成される。各スイッチス
トライクSS11〜SSnmは、各テナントの出入口の
施錠操作がされると一時的にオン状態となり、施錠操作
がなされていない場合には常にオフ状態になっている。
例えば、2階の3件目のテナントの者がテナントの出入
口の鍵を施錠すると、施錠操作に対応してスイッチスト
ライクSS32が一時的にオン状態になる。
【0027】移信部7は、各スイッチストライクSS1
1〜SSnmに対応して、リレーの一次側コイルR11
〜Rnmと二次側接点Q11〜Qnmとを有している。
【0028】各室制御部8は、各テナントに対応して、
各室防犯部B11〜Bnmと、各室照明消灯部C11〜
Cnmと、移信部7のリレーの一次側コイルR11〜R
nmに対応する二次側接点P11〜Pnmを有してい
る。各室防犯部B11〜Bnmは、給電されると各々対
応するテナントの防犯警戒動作を開始するものである。
各室照明消灯部C11〜Cnmは、給電されると各々対
応するテナントの照明を消灯するものである。
【0029】次に、以上の各部位の接続関係を説明す
る。リレーの二次側接点Q11はスイッチKB11と直
列に接続され、リレーの二次側接点Q11とスイッチK
B11とは、スイッチストライクSS11と並列に接続
されている。また、リレー一次側コイルR11は、二次
側接点Q11とスイッチストライクSS1とに接続され
ている。
【0030】また、リレーの二次側接点P11は各室防
犯部B11及び各室照明消灯部C11に接続されてい
る。
【0031】リレーの二次側接点Q21〜Qnm,P2
1〜Pnm、リレーの一次側コイルR21〜Rnm、ス
イッチKB21〜KBnm、スイッチストライクSS2
1〜SSnm、各室防犯部B21〜Bnm、各室照明消
灯部C21〜Cnmも各々対応するテナント毎に同様に
接続されている。
【0032】次に、以上のようにして構成された建物管
理システムの動作を説明する。まず、夕方等に1階1番
目のテナントの最終退出者がテナントを退出する場合
に、キーでテナントの出入口を施錠すると、スイッチス
トライクSS11が一時的にオン状態となる。そして、
リレーの一次側コイルR11が一時的に励磁されて、二
次側接点Q11及び各室制御部8の二次側接点P11を
オン状態にする。そして、二次側接点Q11がオン状態
になると、リレーの一次側コイルR11と二次側接点Q
11とが自己保持回路を形成して、一次側コイルR11
の励磁状態は維持される。
【0033】一方、二次側接点P11がオン状態になる
と、各室防犯部B11及び各室照明消灯部C11に給電
が開始さる。そして、各室防犯部B11は給電を受ける
と、対応する1階1番目のテナントの防犯警戒動作を開
始する。また、各室照明消灯部C11は、給電を受ける
と対応する1階1番目のテナントの照明を消灯する。ま
た、リレーの一次側コイルR11の励磁が継続する限
り、各室防犯部B11及び各室照明消灯部C11は給電
を受けるので、防犯警戒動作が継続され、消灯状態が維
持される。
【0034】そして、最終退出者がキーをキーボックス
5に収納して建物を離れ、例えば翌朝にこのテナントに
入るべく建物に来た者が、キーボックス5からキーを取
り出すと、該取り出し操作によりスイッチKB11が一
時的にオフ状態になるので、リレーの一次側コイルR1
1と二次側接点Q11とからなる自己保持回路が解除さ
れ、リレーの一次側コイルR11は消磁する。従って、
各室制御部8の二次側接点P11はオフ状態となり、各
室防犯部B11及び各室照明消灯部C11への給電が停
止して、防犯警戒状態が解除されるとともに、消灯状態
が解除されてテナント内の照明制御が開始される。
【0035】従って、テナントの最終退出者がテナント
の出入口の鍵を施錠すると防犯警戒状態となり、キーを
キーボックス5に持っていく間の時間においても防犯警
戒状態となっている。
【0036】〔第二実施の形態〕図2は建物管理システ
ムの構成図である。
【0037】図2において建物管理システムはキーボッ
クス5と、施錠検出部6と、移信部7と、遅延制御部9
と、エレベータ呼び出し部10とを有して構成されてい
る。なお、キーボックス5と、施錠検出部6と、移信部
7とは、第一実施の形態で説明したものと同様であるの
で詳細な説明は省略する。
【0038】遅延制御部9は、テナント毎に、リレーの
一次側コイルR11〜Rnmに対応する二次側接点U1
1〜Unmと、タイマリレーTa11〜Tanmとを有
している。二次側接点U11〜Unmは、各々対応する
リレーの一次側コイルR11〜Rnmが励磁するとオン
状態となり、タイマリレーの一次側コイルTa11〜T
anmは、二次側接点U11〜Unmがオン状態になる
と所定時間(例えば1分)後に励磁する。
【0039】エレベータ呼び出し部10は、テナント毎
に、タイマリレーの一次側コイルTa11〜Tanmと
対応する二次側接点V11〜Vnmと、各室エレベータ
呼び出し部D11〜Dnmとを有している。
【0040】二次側接点V11〜Vnmは、対応するタ
イマリレーの一次側コイルTa11〜Tanmが励磁す
ると、各々接点を閉じてオン状態になる。各室エレベー
タ呼び出し部D11〜Dnmは、給電を受けると、対応
するテナントが存在する階にエレベータを向かわせる制
御を1回行う。
【0041】次に、以上の各部位の接続関係を説明す
る。タイマリレーの一次側コイルTa11と二次側接点
U11とは直列に接続されており、二次側接点V11と
各室エレベータ呼び出し部D11とは直列に接続されて
いる。また、一次側コイルTa21〜Tanm、二次側
接点U21〜Unm,V21〜Vnm、各室エレベータ
呼び出し部D21〜Dnmも各々同様に接続されてい
る。
【0042】次に、以上のようにして構成された建物管
理システムの動作を説明する。まず、例えば夕方等に9
階1番目のテナントの最終退出者がテナントを退出する
場合に、キーでテナントの出入口を施錠すると、スイッ
チストライクSS19が一時的にオン状態となる。そし
て、リレーの一次側コイルR19が一時的に励磁され
て、二次側接点Q19及び遅延制御部9の二次側接点U
19をオン状態にする。そして、二次側接点Q19がオ
ン状態になると、リレーの一次側コイルR19と二次側
接点Q19とが自己保持回路を形成して、一次側コイル
R19の励磁状態は維持される。
【0043】次に、二次側接点U19がオン状態になる
と、タイマリレーの一次側コイルTa19が励磁され
て、エレベータ呼び出し部10の二次側接点V19がオ
ン状態となる。そして、各室エレベータ呼び出し部D1
1は給電を受けて、9階にエレベータを向かわせる制御
を1回だけ行う。
【0044】従って、テナントからの最終退出者がテナ
ントの出入口を施錠すると、当該テナントがある階にエ
レベータが向かうので、最終退出者が施錠後にエレベー
タ昇降位置に移動した頃にはエレベータが到着してお
り、最終退出者はエレベータの到着を待つことなく利用
できる。
【0045】なお、タイマリレーの一次側コイルTa1
1〜Tanmが励磁するまでの所定時間は、出入口を施
錠した後にテナントから同階のエレベータ昇降位置まで
向かう時間を設定すればよく1分に限られるものではな
い。
【0046】〔第三実施の形態〕図3は建物管理システ
ムの構成図である。
【0047】図3において建物管理システムはキーボッ
クス5と、施錠検出部6と、移信部7と、階単位施錠検
出部11と、階制御部12とを有して構成されている。
なお、キーボックス5と、施錠検出部6と、移信部7と
は、第一実施の形態で説明したものと同様であるので詳
細な説明は省略する。
【0048】階単位施錠検出部11は、移信部7の一次
側コイルR11〜Rnmに対応するリレーの二次側接点
X11〜Xnmと、タイマリレーの一次側コイルTb1
1〜Tbnmとを有している。
【0049】階制御部12は、タイマリレーの一次側コ
イルTb11〜Tbnmと対応する二次側接点Y1〜Y
mと、各階に対応する各階照明消灯部E1〜Em、各階
防犯部F1〜Fm、エレベータ制御部G1〜Gmとを有
している。各階照明消灯部E1〜Emは、給電されると
対応する階の共用部分の照明を消灯するものである。各
階防犯部F1〜Fm、給電されると対応する階の共用部
分の防犯警戒動作を開始するものである。エレベータ制
御部G1〜Gmは給電されると、対応する階からのエレ
ベータの呼び出しを不能にし、またエレベータ内から操
作されても、対応する階にエレベータが停止しないよう
にする。
【0050】次に、以上の各部位の接続関係を説明す
る。タイマリレーの一次側コイルTb1と、リレーの二
次側接点X11〜Xn1とが直列に接続されている。ま
た、タイマリレーの一次側コイルtTb2と、リレーの
二次側接点X12〜Xn2とが直列に接続されている。
他の一次側コイルTb3〜Tbmと、二次側接点X13
〜Xnmも同様に接続されている。即ち、同一階にある
テナントに対応しているリレーの二次側接点X11〜X
nmを直列に接続している。従って、同一階の全てのテ
ナントが施錠されてリレーの一次側コイルR11〜Rn
mが励磁した場合にのみ、タイマリレーTb1〜Tbm
は励磁する。
【0051】また、タイマリレーの二次側接点Y1は、
各階照明消灯部E1、各階防犯部F1、エレベータ制御
部G1と接続されている。また、各階照明消灯部E1、
各階防犯部F1、エレベータ制御部G1は並列に接続さ
れている。各階照明消灯部E2〜Em、各階防犯部F2
〜Fn、エレベータ制御部G2〜Gn、二次側接点Y2
〜Ymも同様に接続されている。
【0052】次に、以上のようにして構成された建物管
理システムの動作を説明する。まず、例えば夕方等に9
階1番目のテナントの最終退出者がテナントを退出する
場合に、キーでテナントの出入口を施錠すると、スイッ
チストライクSS19が一時的にオン状態となる。そし
て、リレーの一次側コイルR19が一時的に励磁され
て、二次側接点Q19及び階単位施錠検出部11の二次
側接点X19をオン状態にする。そして、二次側接点1
9がオン状態になると、リレーの一次側コイルR19と
二次側接点Q19とが自己保持回路を形成して、一次側
コイルR19の励磁状態は維持され、二次側接点X19
のオン状態も維持される。
【0053】そして、他の9階のテナントの者も次々と
退出して、9階の全てのテナントが施錠されると二次側
接点X19〜Xn9は全てオン状態となる。すると、タ
イマリレーの一次側コイルTb9が所定時間後に励磁し
て、二次側接点Y9をオン状態にする。
【0054】二次側接点Y9がオン状態になると、各階
照明消灯部E9、各階防犯部F9、エレベータ制御部G
9は給電される。そして、各階照明消灯部E9は、給電
されると9階の共用部分の照明を消灯し、各階防犯部F
9は給電されると9階の共用部分の防犯警戒動作を開始
し、エレベータ制御部G9は給電されると、9階からの
エレベータの呼び出しを不能にし、またエレベータ内か
ら操作されても、対応する階にエレベータが停止しない
ようにする。
【0055】従って、同一階の全てのテナントが施錠さ
れると、その階の共用部分の照明が消灯され、防犯警戒
状動作が開始され、またその階にエレベータが止まらな
いようになる。なお、タイマリレーの一次側コイルTb
1〜mが所定時間後に励磁するようにしているのは、同
階の最終退出者がテナントの施錠を行ったと同時に共用
部分の照明が消灯されたり防犯警戒動作が開始されない
ようにするためである。
【0056】〔第四実施の形態〕図4は建物管理システ
ムの構成図である。
【0057】図4において建物管理システムはキーボッ
クス1と、各室警戒部2と、全キー検出部3と、遅延制
御部13と、初入館処理部14と、全体警戒部15とを
有して構成されている。なお、キキーボックス1と、各
室警戒部2と、全キー検出部3とは、従来の技術で説明
したものと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0058】遅延制御部13は、タイマリレーの一次側
コイルT2と、全キー検出部3のリレーの一次側コイル
Kxに対応する二次側接点Lxとを有して構成されてい
る。二次側接点Lxは一次側コイルKxが励磁するとオ
ン状態になる。また、一次側コイルT2は、二次側接点
Lxがオン状態になると所定時間後に励磁する。
【0059】初入館処理部14は、リレーの一次側コイ
ルRyと該一次側コイルRyと対応する二次側接点Zy
と、スイッチCRと、タイマリレーの一次側コイルTx
と、該一次側コイルTxと対応する二次側接点Zxとを
有して構成されている。二次側接点Zyは、一次側コイ
ルRyが励磁するとオン状態になる。二次側接点Zx
は、通常はオン状態であって、一次側コイルTxが励磁
するとオフ状態になる。スイッチCRは、カードリーダ
16に所定のカードが差し込まれたときに一時的にオン
状態になるものである。カードリーダ16は、建物の外
部に設けられており、早朝などに建物に最初に来た者が
入館する際にカードを差し込むものである。
【0060】全体警戒部15は、一次側コイルRyと対
応する二次側接点Zwと、一次側コイルT2と対応する
二次側接点Z2と、全体防犯部Hを有して構成されい
る。二次側接点Zwは、通常はオン状態であって、一次
側コイルRyが励磁するとオフ状態になるものであり、
二次側接点Z2は一次側コイルT2が励磁されるとオン
状態になる。全体防犯部Hは、給電されると、キーボッ
クス1の周辺を含む建物全体の共用部分の警戒を行う。
【0061】次に、以上の各部位の接続関係を説明す
る。タイマリレーの一次側コイルT2と、二次側接点L
xとは、直列に接続されている。二次側接点Zxと一次
側コイルRyとが接続され、一次側コイルRyの他端が
スイッチCRと二次側接点Zyとに接続されている。ま
た、一次側コイルTxと二次側接点Zyとは直列に接続
されている。そして、全体防犯部Hと二次側接点Z2と
二次側接点Zwとは直列に接続されている。
【0062】次に、以上のようにして構成された建物管
理システムの動作を説明する。まず、例えば深夜等にの
建物内の1つを除くすべてのテナントが施錠された状態
において、最後のひとつのテナントが施錠されて、該テ
ナントの最終退出者がキーボックス1にキーを収納する
と、一次側コイルK11〜Knmの全てが励磁されて、
二次側接点L11〜Lnmの全てがオン状態になり、一
次側コイルKxが励磁される。
【0063】一次側コイルKxが励磁されると、二次側
接点Lxがオン状態となって、所定時間後に一次側コイ
ルT2が励磁する。一次側コイルT2が励磁すると、全
体警戒部15の二次側接点Z2がオン状態となり、全体
防犯部Hは給電される。全体防犯部Hは給電されると、
キーボックス1の周辺を含む建物全体の共用部分の警戒
を開始する。
【0064】従って、最終退出者がキーをキーボックス
に収納すると、所定時間後に建物全体の共用部分の警戒
が開始され、またキーボックス1の周辺も警戒も行われ
る。
【0065】次に、翌朝等に当該建物に最初に来た者が
建物に入る前に建物外部に設けたカードリーダ16にカ
ードを差し込むと、スイッチCRが一時的にオン状態に
なり、一次側コイルRyが励磁されて、二次側接点Zy
がオン状態となり、二次側接点Zwがオフ状態となる。
従って、全体防犯部Hは給電されなくなって警戒状態を
解除する。また、二次側接点Zyがオン状態になると、
一次側コイルRyと二次側接点Zyとが自己保持回路を
形成して、一次側コイルRyの励磁状態は維持され、二
次側接点Zwのオフ状態及び二次側接点Zyのオン状態
も維持される。
【0066】一方、二次側接点Zyがオン状態となる
と、一次側コイルTxが所定時間後に励磁される。一次
側コイルTxが励磁されると、二次側接点Zxがオフ状
態になり、一次側コイルRyは消磁する。よって、二次
側接点Zwは再びオン状態に戻る。
【0067】従って、カードリーダ16にカードが差し
込まれて、所定時間は建物の共用部分の警戒が解除され
るが、その後は再び警戒状態に復帰する。よって、最初
に来た者は、カードリーダ16にカードを差し込んでか
ら所定時間内に、キーボックス1の位置に移動して、テ
ナントのキーを取り出さなければならない。最初に来た
者がキーボックス1からキーを取り出すと、対応するス
イッチS11〜Snmのいずれかがオフ状態になるの
で、一次側コイルK11〜Knmのいずれかが消磁し
て、二次側接点Lxがオフ状態になり、一次側コイルT
2が消磁し、二次側接点Z2がオフ状態となって、二次
側接点Zwの状態にかかわらず、全体防犯部Hには給電
されなくなるので、共用部分の警戒が解除される。
【0068】建物管理システムを以上のように構成した
ので、キーボックス周辺の共用部分に対しても防犯警戒
動作を行うことができる。
【0069】なお、第一実施に形態乃至第四実施の形態
を組み合わせて建物管理システムを構成してもよく、そ
の場合より防犯上好ましい建物管理システムとすること
ができる。
【0070】
【発明の効果】本発明の建物管理システムは上述のよう
に構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、
施錠検出部が部屋の施錠操作を検出して部屋の施錠が行
われるとオン状態となり、各室制御部は施錠検出部がオ
ン状態になると部屋内の防犯警戒動作を開始するので、
部屋退出時の施錠からキーをキーボックスに収納するま
での時間においても防犯警戒動作をうことができ、防犯
上好ましい建物管理システムを提供できるという効果を
奏する。
【0071】請求項2記載の発明にあっては、施錠検出
部が部屋の施錠操作を検出して部屋の施錠が行われると
オン状態となり、エレベータ呼び出し部は施錠検出部が
オン状態になるとエレベータを該部屋の階に呼び出すの
で、部屋からの最終退出者はエレベータの昇降位置で待
つことなくエレベータを利用でき、速やかにキーをキー
ボックスまで持っていくことができ、防犯上好ましい建
物管理システムを提供できるという効果を奏する。
【0072】請求項3記載の発明にあっては、施錠検出
部が部屋の施錠操作を検出して部屋の施錠が行われると
オン状態となり、階単位施錠検出部は施錠検出部の状態
を監視して同一階の全ての部屋が施錠されると所定時間
後にオン状態になり、階制御部は階単位施錠検出部がオ
ン状態になると当該階の共用部分の防犯警戒動作を開始
するので、当該階の最終退出者が施錠して当該階から離
れる所定時間が経過すると、キーをキーボックスに収納
していなくとも当該階の防犯警戒動作が開始され、防犯
上好ましい建物管理システムを提供できるという効果を
奏する。
【0073】請求項4記載の発明にあっては、全キー検
出部はキーボックスに全てのキーが収納されるとオン状
態となり、遅延制御部は全キー検出部がオン状態になる
と所定時間後にオン状態になり、全体警戒部は遅延制御
部がオン状態になるとキーボックス設置場所周辺を含む
建物の共用部分の防犯警戒動作を行い、カードリーダは
所定のカードが挿入されるとオン状態になり、初入館処
理部は該カードリーダがオン状態になると所定時間だけ
前記共用部分の防犯警戒動作を停止するので、建物から
の最終退出者や早朝などに最初に建物に入館する者に対
して発報することなく、キーボックス周辺の共用部分の
防犯警戒動作を行うことができ、防犯上好ましい建物管
理システムを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態の建物管理システムの
構成図である。
【図2】本発明の第二実施の形態の建物管理システムの
構成図である。
【図3】本発明の第三実施の形態の建物管理システムの
構成図である。
【図4】本発明の第四実施の形態の建物管理システムの
構成図である。
【図5】従来に技術の建物管理システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 キーボックス 3 全キー検出部 5 キーボックス 6 施錠検出部 7 各室制御部 10 エレベータ呼び出し部 11 階単位施錠検出部 12 階制御部 13 遅延制御部 14 初入館処理部 15 全体警戒部 16 カードリーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部屋を有する建物における部屋の
    施錠を行うキーと、建物内の共用部分に設けられ該キー
    を収納するキーボックスと、を有する建物管理システム
    において、部屋の施錠操作を検出して施錠が行われると
    オン状態となる施錠検出部と、施錠検出部がオン状態に
    なると、部屋内の防犯警戒動作を開始する各室制御部と
    を有する建物管理システム。
  2. 【請求項2】 複数の部屋を有する建物における部屋の
    施錠を行うキーと、建物内の共用部分に設けられ該キー
    を収納するキーボックスと、を有する建物管理システム
    において、部屋の施錠操作を検出して施錠が行われると
    オン状態となる施錠検出部と、施錠検出部がオン状態に
    なると、エレベータを該部屋の階に呼び出すエレベータ
    呼び出し部とを有することを特徴とする建物管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 複数の部屋を有する建物における各部屋
    の施錠を行うキーと、建物内の共用部分に設けられ該キ
    ーを収納するキーボックスと、を有する建物管理システ
    ムにおいて、部屋の施錠操作を検出して施錠が行われる
    とオン状態となる施錠検出部と、施錠検出部の状態を監
    視して同一階の全ての部屋が施錠されるとオン状態にな
    る階単位施錠検出部と、階単位施錠検出部がオン状態に
    なると所定時間後に当該階の共用部分の防犯警戒動作を
    開始する階制御部とを有することを特徴とする建物管理
    システム。
  4. 【請求項4】 複数の部屋を有する建物における各部屋
    の施錠を行うキーと、建物内の共用部分に設けられ該キ
    ーを収納するキーボックスと、を有する建物管理システ
    ムにおいて、キーボックスに全てのキーが収納されると
    オン状態となる全キー検出部と、全キー検出部がオン状
    態になると所定時間後にオン状態になる遅延制御部と、
    遅延制御部がオン状態になると、キーボックス設置場所
    周辺を含む建物の共用部分の防犯警戒動作を行う全体警
    戒部と、所定のカードが挿入されるとオン状態になるカ
    ードリーダと、該カードリーダがオン状態になると所定
    時間だけ前記共用部分の防犯警戒動作を停止する初入館
    処理部とを有すること特徴とする建物管理システム。
JP3933396A 1996-02-27 1996-02-27 建物管理システム Withdrawn JPH09231480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3933396A JPH09231480A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 建物管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3933396A JPH09231480A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 建物管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09231480A true JPH09231480A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12550176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3933396A Withdrawn JPH09231480A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 建物管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09231480A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167291A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 アイホン株式会社 ドアベル、鍵管理システム、およびインターホンシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167291A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 アイホン株式会社 ドアベル、鍵管理システム、およびインターホンシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101058381B (zh) 电梯
US5144153A (en) Method and apparatus for operating motorized gate upon loss of electrical power thereto
JPH09231480A (ja) 建物管理システム
JP2776420B2 (ja) 出入口における自動ドアの開閉管理装置
KR100273873B1 (ko) 다목적 경보장치
JP2937759B2 (ja) エレベータ不停止制御システム
JP3735805B2 (ja) シャッターにおける制御装置
JP2870428B2 (ja) 警備端末装置
KR200287459Y1 (ko) 보안 겸용의 비상문
JP2527792B2 (ja) 警備装置
JP2001355361A (ja) 警備装置
JPS6341832B2 (ja)
JPH11130354A (ja) エレベータの防犯装置
JPH02132081A (ja) エレベータの運転管理装置
JP2559466B2 (ja) エレベ−タの制御システム
JPS6029037Y2 (ja) 金庫室の格子戸開閉制御及び警戒装置
JPH0312783Y2 (ja)
JPH07304575A (ja) エレベータのいたずら防止装置
JP3643422B2 (ja) 建屋内の二酸化炭素消火設備
JPH04280784A (ja) エレベータ用防犯装置及び方法
JP3580780B2 (ja) 複数エリア警備システム
JPH07247062A (ja) エレベータ制御装置
JPH0229498Y2 (ja)
JPS61235379A (ja) エレベ−タ−の制御装置
JP2010257102A (ja) 非常時点灯制御機器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506