JPH09230578A - ワークフィルム及びワークフィルムを用いた多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

ワークフィルム及びワークフィルムを用いた多層プリント配線板の製造方法

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JPH09230578A
JPH09230578A JP6549496A JP6549496A JPH09230578A JP H09230578 A JPH09230578 A JP H09230578A JP 6549496 A JP6549496 A JP 6549496A JP 6549496 A JP6549496 A JP 6549496A JP H09230578 A JPH09230578 A JP H09230578A
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film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光性の絶縁層の表面にワークフィルムを載
置して露光を行うに際し、位置合わせの精度の向上と作
業性に優れたワークフィルム及びそのワークフィルムを
用いた多層プリント配線板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 位置マーク3を囲む位置枠2と、それら
に隣接した基準マーク5を囲む基準枠4が形成されると
ともに、環状の基準マーク5を位置マーク3より大きく
したワークフィルム(フォトマスクフィルム)を用いる
ことにより、基板11、第1接着層15、めっきレジス
ト16等に形成さる基準マーク5と基準枠4に、ワーク
フィルム(フォトマスクフィルム)の位置マーク3と位
置枠2を重ね合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層プリント配線
板における感光性の絶縁層の露光を行う際に使用される
ワークフィルム及びそのワークフィルムを絶縁層の表面
にラミネートして導体回路等を形成する多層プリント配
線板の製造方法に関し、特に、ラミネートの位置合わせ
の精度と作業性に優れたワークフィルム及びこのワーク
フィルムを用いた多層プリント配線板の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁層と導体回路とが交互に積層
される多層プリント配線板を製造する方法において、絶
縁層の表面に導体回路等を形成する場合には、導体回路
のパターン等露光パターンが印刷されたワークフィルム
を、透光性の絶縁層の表面にラミネートしており、かか
るワークフィルムの位置合わせを、図19〜21の示す
方法による目合わせで行なっていた。
【0003】図19の場合では、ワークフィルム103
に印刷された位置マーク104から絶縁基板100の表
面の基準マーク101がはみでないように、目合わせで
ワークフィルム103の位置合わせをした後、かかるワ
ークフィルム103を絶縁層102の表面にラミネート
している。また、位置マーク104の大きさは、基準マ
ーク101の大きさに位置ずれの許容誤差を加えたもの
であり、基準マーク101が位置マーク104と重なっ
て確認できなければ、位置ずれの許容誤差内でワークフ
ィルム103を絶縁層102の表面にラミネートしたと
判断している。
【0004】図20の場合では、ワークフィルム103
に印刷された位置マーク105から絶縁基板100の表
面の基準マーク101がはみでないように、目合わせで
ワークフィルム103の位置合わせをした後、かかるワ
ークフィルム103を絶縁層102の表面にラミネート
している。また、位置マーク105の(外径の)大きさ
は、基準マーク101の(外径の)大きさに位置ずれの
許容誤差を加えたものであり、基準マーク101が位置
マーク105の外側へはみでていなければ、位置ずれの
許容誤差内でワークフィルム103を絶縁層102の表
面にラミネートしたと判断している。さらに、位置マー
ク105は環状の形を有していることから、ワークフィ
ルム103が許容誤差内の位置にあれば、ワークフィル
ム103の位置マーク105の内側において、基準マー
ク101を確認することができるので、目合わせによる
位置合わせの作業性の向上を図ることができる。
【0005】図21の場合では、ワークフィルム103
に印刷された位置マーク107から絶縁基板100の表
面の基準マーク106がはみでないように、目合わせで
ワークフィルム103の位置合わせをした後、かかるワ
ークフィルム103を絶縁層102の表面にラミネート
している。また、位置マーク107の大きさは、基準マ
ーク106の大きさに位置ずれの許容誤差を加えたもの
であり、基準マーク106が位置マーク107と重なっ
て確認できなければ、位置ずれの許容誤差内でワークフ
ィルム103を絶縁層102の表面にラミネートしたと
判断している。さらに、基準マーク106と位置マーク
107は十字の形をしているので、上述した図19、2
0の場合とは異なって、一組の基準マーク106と位置
マーク107のみで、ワークフィルム103の位置合わ
せを行うことも可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層プ
リント配線板をアディティブプロセスで製造する場合に
は、絶縁層102に形成した導電回路に新たな絶縁層を
積層し、その積層された絶縁層の表面にもワークフィル
ム103をラミネートして、露光、現像した後、無電解
めっき処理により、導電回路を形成することから、上述
したワークフィルム103の位置合わせの方法では、以
下の問題点が生じていた。
【0007】図19の場合では、ワークフィルム103
による露光、現像後、無電解メッキ処理を介して、絶縁
層102に導電回路を形成すると、ワークフィルム10
3に印刷された位置マーク104をパターンとするめっ
き109が、同時に絶縁層102に形成されてしまうの
で、図22に示すように、絶縁基板100の表面の基準
マーク101が絶縁層102に形成されためっき109
と重なって確認することができない。よって、新たにラ
ミネートするワークフィルム103の位置合わせを行な
うことができず、めっき109上に積層された絶縁層1
08にワークフィルム103を、適正な位置関係をもっ
てラミネートすることができない問題点があった。
【0008】図20の場合では、ワークフィルム103
による露光、現像後、無電解メッキ処理を介して、絶縁
層102に導電回路を形成すると、ワークフィルム10
3に印刷された位置マーク105をパターンとするめっ
き110が絶縁層102に形成されるものの、図23に
示すように、絶縁基板100の表面の基準マーク101
を環状の導電回路110の内側において確認することは
可能である。しかし、絶縁基板100上に複数の絶縁層
102、108等が積層された状態で、絶縁基板100
の表面の基準マーク101を確認しようとした場合、絶
縁層102、108が透光性を有しているとはいえ複数
層に渡って積層されると、絶縁基板100の表面の基準
マーク101が鮮明に確認することができない。さら
に、ワークフィルム103の位置マーク105が絶縁層
102に形成されためっき110と重なるので、新たに
ラミネートするワークフィルム103の位置合わせの障
害となり、めっき110上に積層された絶縁層108に
ワークフィルム103を、適正な位置関係をもってラミ
ネートすることができない問題点があった。
【0009】図21の場合では、ワークフィルム103
による露光、現像後、無電解メッキ処理を介して、絶縁
層102に導電回路を形成すると、ワークフィルム10
3に印刷された位置マーク107をパターンとするめっ
き(図示せず)が絶縁層102に形成されるので、図1
9、20の場合と同様にして、絶縁基板100の表面の
基準マーク106が絶縁層102に形成されためっき
(図示せず)と重なって確認することができない。よっ
て、新たにラミネートするワークフィルム103の位置
合わせを行なうことができず、新たに積層された絶縁層
(図示せず)にワークフィルム103を、適正な位置関
係をもってラミネートすることができない問題点があっ
た。さらに、十字の形をした位置マーク107は、図1
9、20の位置マーク104、105と比べて、その外
周距離が長くなるので、目合わせによる位置合わせの作
業負担が大きかった。
【0010】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、多層プリント配線板の
製造時に、感光性の絶縁層の表面にワークフィルムをラ
ミネートして露光を行うに際し、ラミネートの位置合わ
せの精度の向上と作業性に優れたワークフィルム及びそ
のワークフィルムを用いた多層プリント配線板の製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に記載の発明は、感光性樹脂からな
る絶縁層の露光を行うに際して絶縁層に密着され、所定
の露光パターンが形成されたワークフィルムにおいて、
前記露光パターンは、前記絶縁層の下方に存在する絶縁
基材又は下側絶縁層上に形成された基準マークに位置合
わせされる位置マークと、前記位置マークを囲む位置枠
とを包含することを特徴とする。
【0012】請求項1のワークフィルムでは、位置マー
ク及び位置マークを囲む位置枠を含む露光パターンが形
成されているので、感光性の絶縁層の露光を行うに際し
ワークフィルムを絶縁層上に密着するについて、位置枠
により位置マークの存在を確認しつつ位置マークを基準
マークに位置合わせすることが可能となる。これによ
り、作業性良く迅速に且つ精度良くワークフィルムを絶
縁層上に位置合わせすることが可能である。なお、位置
枠は、四角形であることが望ましい。円の場合は、この
ようなマークが複数必要であるが、四角形であれば1つ
でよい。また、画像処理技術を用いて、位置合わせを自
動化する場合は円の方がよい。中心点を計算しやすいか
らである。
【0013】また、請求項2に記載のワークフィルム
は、前記絶縁基材又は下側絶縁層上には、前記位置枠に
合致する基準マークを囲む基準枠が形成され、前記ワー
クフィルムは、位置枠を基準枠に合致させつつ位置マー
クを基準マークに位置合わせすることにより絶縁層上に
位置決めされることを特徴とする。
【0014】請求項2のワークフィルムでは、絶縁層の
下側に存在する絶縁基材又は下側絶縁層上で基準マーク
に加えて、ワークフィルムの位置枠に合致し基準マーク
を囲む基準枠が形成されていることから、感光性の絶縁
層の露光を行うに際しワークフィルムを絶縁層上に密着
するについて、位置枠を基準枠に合致させつつ位置マー
クを基準マークに位置合わせすればよい。このとき、基
準マークと位置マークは、それぞれ基準枠と位置枠とに
囲まれて目立ちやすくしているので、基準マークと位置
マークを視線から一旦外しても、かかる基準枠と位置枠
とに基づいて、基準マークと位置マークとを速やかに確
認することができ、よって、ワークフィルムを絶縁層の
表面にラミネートする際の作業性に優れるとともに、ワ
ークフィルムの位置合わせの精度を向上させることがで
きる。
【0015】また、請求項3に記載のワークフィルム
は、前記基準マークは位置マークよりも大きく形成され
ていることを特徴とする。
【0016】請求項3のワークフィルムでは、基準マー
クが位置マークよりも大きく形成されているので、かか
る基準マークと位置マークとを重ねたときでも、位置マ
ークの下に存在する基準マークを見失うことなく常に目
で確認することができ、よって、ワークフィルムを絶縁
層の表面にラミネートする際の作業性に優れるととも
に、ワークフィルムの位置合わせの精度を向上させるこ
とができる。また、基準マークは銅であり、位置マーク
は黒円であるから、コントラストが明瞭となり、位置合
わせがしやすい。
【0017】また、請求項4に記載のワークフィルム
は、前記基準マークは円形状マークであり、位置マーク
は円形状マークの内部で位置合わせされることを特徴と
する。
【0018】請求項4のワークフィルムでは、基準マー
クが円形状マークとされていることから、位置マークは
円形状マークの内部で、その中心に合致するように位置
合わせすればよく、従って、比較的容易且つ迅速に位置
マークと円形状マークとを相互に位置合わせすることが
可能となる。
【0019】また、請求項5に記載のワークフィルム
は、前記絶縁層の上層に形成される上側絶縁層の露光を
行うに際して、上側絶縁層でワークフィルムの位置合わ
せを行うべく絶縁層に基準マーク及び基準枠を形成する
ための基準マーク及び基準枠の露光パターンが前記位置
枠に隣接して形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項5のワークフィルムでは、下側絶縁
層と上側絶縁層との中間に位置する絶縁層に基準マーク
及び基準枠を形成するための基準マーク及び基準枠の露
光パターンが位置枠に隣接して形成されており、従っ
て、ワークフィルムを絶縁層に密着させた状態で露光処
理した後、現像処理、無電解メッキ処理を行うことによ
り位置マーク、位置枠に対応するめっき膜と同時に基準
マーク、基準枠を絶縁層に形成することが可能となる。
これにより、ワークフィルムを介して上側絶縁層の露光
を行うに際してワークフィルムを上側絶縁層上に位置合
わせする場合には、絶縁層上に形成された基準マーク、
基準枠を指標としてワークフィルムの位置マーク、位置
枠の位置合わせを行なえばよく、その結果、良好な作業
性をもって容易且つ迅速にワークフィルムと上側絶縁層
との位置合わせを行うことが可能となる。
【0021】また、請求項6に記載の多層プリント配線
板の製造方法では、絶縁基材又は絶縁基材上の第1絶縁
層に基準マーク及びその基準マークを囲む基準枠を形成
する工程と、絶縁基材又は第1絶縁層上に感光性の第2
絶縁層を形成する工程と、前記基準マークに位置合わせ
される位置マークと、基準枠に合致し位置マークを囲む
位置枠とを包含する露光パターンを有するワークフィル
ムを、位置枠を基準枠に合致させつつ位置マークと基準
マークとを位置合わせしてワークフィルムを第2絶縁層
に密着する工程と、ワークフィルムを第2絶縁層に密着
させてた状態で露光する工程と、露光パターンに従って
第2絶縁層を現像した後、無電解メッキ処理を行う工程
とからなる。
【0022】請求項6の多層プリント配線板の製造方法
では、絶縁基材又は第1絶縁層上に形成される感光性の
第2絶縁層を露光を行うについて、前記請求項2に記載
されたワークフィルムが使用されたおり、これより請求
項2の場合と同等の効果をもって多層プリント配線板を
製造することが可能となる。
【0023】請求項7に記載の多層プリント配線板の製
造方法は、前記ワークフィルムは位置枠に隣接して基準
マーク及び基準枠の露光パターンが形成されており、第
2絶縁層に前記ワークフィルムを密着させ、ついで露光
工程、現像工程、無電解処理工程によって基準マーク、
基準枠を組成し、第2絶縁層上にさらに形成される感光
性の第3絶縁層の露光を行うに際してワークフィルムの
位置マーク、位置枠を位置合わせする指標として使用す
ることを特徴とする。
【0024】請求項7の多層プリント配線板の製造方法
では、第2絶縁層上に形成される感光性の第3絶縁層の
露光を行うについて、前記請求項5に記載されたワーク
フィルムが使用されており、従って、かかるワークフィ
ルムを使用して第2絶縁層の露光工程を行なった後、現
像工程、無電解メッキ工程を行なえば第2絶縁層には位
置マーク、位置枠に対応するめっき膜と同時に基準マー
ク、基準枠が形成されることとなる。これにより、ワー
クフィルムを介して第3絶縁層の露光を行うに際してワ
ークフィルムを第3絶縁層上に位置合わせする場合に
は、第2絶縁層上に形成された基準マーク、基準枠を指
標としてワークフィルムの位置マーク、位置枠の位置合
わせを行なえばよく、この結果、良好な作業性をもって
容易且つ迅速にワークフィルムと上層絶縁層との位置合
わせを行うことが可能となるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図4〜18に本発明の製造方法に
係る多層プリント配線板の製造方法を示す。尚、図9〜
17においては、絶縁基材である基板11の下側を省略
しているが、図示された基板11の上側と同様である。
【0026】先ず、図4の10のような、電気絶縁性の
基板11に銅層12が形成された銅張積層板10を用意
する。そして、感光性ドライフィルムW1を、銅張積層
板10の両面にラミネートし、ついで、導体回路12
A、12B、12C等(図6参照)の露光パターンP1
(露光パターンP1は透明であり、ネガ状の露光パター
ンである)が描画されたワークフィルム(フォトマスク
フィルム)W2を重ねて、露光及び現像を行なってエッ
チングレジストを形成した後にエッチング処理する。こ
れにより、図5、6に示すように、導体回路12A、1
2B等が銅層12に形成された銅張積層板10(配線
板)を得る。尚、図6〜8、11、13〜15、17、
18の断面図は、図5の点線A−A′におけるものであ
る。また、ワークフィルム(フォトマスクフィルム)W
2には、白ぬきの円が描画されており、これを銅張り積
層板に形成された貫通孔にあわせて位置合わせをする。
【0027】図3は、位置マーク3が基準マーク5の中
心に位置するように、位置印Vと基準印Uを重ねた状態
を表わしたものである。後述するように、ワークフィル
ム(フォトマスクフィルム)の位置合わせは、位置印V
と基準印Uを重ねることにより行うが、基準印Uの基準
マーク5の外径Dは、位置印Vの位置マーク3の外径C
に位置ずれの許容誤差を加えたものであるので、基準マ
ーク5内に位置マーク3が位置すれば、位置ずれの許容
誤差内で、ワークフィルム(フォトマスクフィルム)
が、適正な位置関係をもって載置されたと判断できる。
【0028】従って、ワークフィルム(フォトマスクフ
ィルム)の位置合わせにおいては、基準マーク5と位置
マーク3を見失うことなく常に目で確認する必要がある
が、基準マーク5と位置マーク3は、それぞれ基準枠4
と位置枠2とに囲まれているので、基準マーク5と位置
マーク3を視線から一旦外しても、基準枠4と位置枠2
とに基づいて、基準マーク5と位置マーク3とを速やか
に確認することができる。
【0029】すなわち、図4において、銅張積層板10
の両面に感光性ドライフィルムW1をラミネートした
後、銅張積層板10の貫通孔に、白ぬきの穴が描画され
たワークフィルム(フォトマスクフィルム)W2を、貫
通孔30と白ぬき穴31が合うように載置し、露光、現
像して、パターンP1、P2、および、基準印U、位置
印V1に対応するエッチングレジストを形成し、銅箔を
エッチングして、導体回路12A、12B、基準印U1
1と位置印V11を形成した。
【0030】次の図7では、銅張積層板10(配線板)
に電気絶縁性の充填樹脂13を塗布して固化させること
により、導体回路12A、12B、12C、12Dの間
に充填樹脂13を充填する。かかる充填樹脂13には、
無機粒子を含有させて硬化収縮を低滅させることによ
り、基板11の反りを防止している。また、充填樹脂1
3に溶剤樹脂を使用すると、加熱した場合に残留溶剤が
気化して層間剥離の原因となるので、無溶剤樹脂が使用
されている。
【0031】さらに、かかる充填樹脂13を塗布する前
に、銅張積層板10(配線板)を酸化還元処理(黒化還
元処理)して、基板11と導体回路12A、12B、1
2C、12Dの表面を粗化させることにより、充填され
る充填樹脂13の層間剥離を防止している。充填樹脂1
3が固化した後は、導体回路12A、12B、12C、
12Dと充填樹脂13の表面研磨により平滑にして、後
述するバイアホールB1(図11参照)の露光不良、現
像不良を防止している。
【0032】次の図8では、表面研磨により同一平面と
なった導体回路12A、12B、12C、12Dと充填
樹脂13の表面に、酸または酸化剤に対する難溶性と耐
熱性とを有する樹脂からなる第1樹脂層14を形成し、
同様にして、酸または酸化剤に対する難溶性と耐熱性と
を有する樹脂からなる第1接着層15を形成する。尚、
第1接着層15には、酸または酸化剤に対する可溶性と
耐熱性とを有する樹脂粒子(図示せず)を分散させて、
後述する第1接着層15の表面粗化処理(図11参照)
を容易にしている。
【0033】第1樹脂層14と第1接着層15について
は、感光性の熱硬化性樹脂や、感光性の熱硬化性樹脂と
熱可塑性樹脂との複合体を使用することにより、後述す
るバイアホールB1(図11参照)の形成を容易にして
いる。かかる複合体を使用したときは、靱性を向上させ
ることができるので、第1接着層15に形成される導体
回路17AやバイアホールB1(図11参照)のピール
強度の向上、熱衝撃によるクラック発生を防止できる。
いずれにしても、第1樹脂層14と第1接着層15は電
気絶縁性を有しており、充填樹脂13とともに3層から
なる第2絶縁層を構成している。尚、充填樹脂13に代
えて、第1樹脂層14を使用してもよい。
【0034】次の図9では、バイアホールB1の露光パ
ターンP2が形成されたフォトマスクフィルムW3を、
第1接着層15の表面に積層し、露光及び現像を行なっ
た後に加熱処理(ポストベーク)することにより、図1
0、11に示すように、フォトマスクフィルムと同様に
寸法精度に優れたバイアホールB1を得る。かかるバイ
アホールB1からは、基板11に形成された導体回路1
2Aが露出している。尚、図9においては、図面を簡潔
にするために、充填樹脂13と第1樹脂層14とを省略
した。後述する図10、12、16についても、同様で
ある。
【0035】このとき、フォトマスクフィルムW3の位
置合わせは、図9の一点鎖線が示すように、フォトマス
クフィルムW3に形成された位置印V2の位置マーク
が、銅層によって形成された基準印U11(銅光沢の円
板が銅光沢の枠により囲まれる)の基準マーク内に位置
するように行なわれる。なぜなら、第1樹脂層14と第
1接着層15等の絶縁層は透光性を有しているので、基
板11の銅層12に形成された銅光沢の基準マークと基
準枠からなる基準印U11を、基板11に積層された第
1樹脂層14と第1接着層15を介して、見失うことな
く常に目で確認できるからである。
【0036】また、フォトマスクフィルムW3を載置し
た後に、露光及び現像を行なった後に加熱処理(ポスト
ベーク)することにより、図10、11に示すように、
フォトマスクフィルムと同様に寸法精度に優れたバイア
ホールB1を得るが、同時に、フォトマスクフィルムW
3に形成された位置印V2と基準印U2が、第1接着層
15に位置印V15と基準印U15として形成される。
第1接着層15に形成された位置印V15と基準印U1
5は、第1樹脂層14をも貫通して立体的に形成されて
おり(図10のB15)、位置印V15と基準印U15
からは、充填樹脂層13が露出している。かかる基準印
U15は、後述するフォトマスクフィルムW4をラミネ
ートする際に、フォトマスクフィルムW3の位置合わせ
において使用される(図12参照)。
【0037】尚、露光の際、ポリエチレンテレフタエー
トフィルムと第1接着層15とを圧着あるいは粘着剤で
張りつけた後、フォトマスクフィルムをW3を積層して
露光するとよい。ポリエチレンテレフタレートフィルム
が重合反応を阻害する酸素との接触を防止するからであ
る。加熱処理をした後は、酸あるいは酸化剤で、第1接
着層15内に分散した樹脂粒子を除去することにより、
第1接着層15の表面を粗化して蛸壺状のアンカーを形
成させ(図15参照)、後述するめっきレジスト16
(図12、13参照)や導体回路17A(図14参照)
の層間剥離を防止している。
【0038】次の図12では、バイアホールB1の内部
及び露出している導体回路12Aと、表面粗化された第
1接着層15等の表面に、核触媒を付与した後、液状感
光性レジスト16を塗布して乾燥させる。従って、バイ
アホールB1と、位置印V15、基準印U15は、液状
感光性レジスト16によって充填されるとともに、バイ
アホールB1と、位置印V15、基準印U15の上層に
液状感光性レジスト16の層が形成される。尚、核触媒
を付与するのは、後述する無電解めっき処理(図14、
15、16参照)において金属を析出させるためであ
る。核触媒の固定化は加熱により行い、液状感光性レジ
ストを乾燥するのは、溶剤が硬化反応にじゃまだからで
ある。液状感光性レジスト16を乾燥させるのは、かか
る核触媒を固定させるためである。
【0039】液状感光性レジスト16を乾燥させた後は
(以後、液状感光性レジスト16を「めっきレジスト」
という)、導体回路17Aの露光パターンP3等が形成
されたフォトマスクフィルムW4を、めっきレジスト1
6(の層)の表面にラミネートし、露光及び現像によ
り、図13が示すように、導体回路17Aの露光パター
ンP3等を、めっきレジスト16が形成されていない部
分として、第1接着層15に得る。
【0040】このとき、フォトマスクフィルムW4の位
置合わせは、図12の一点鎖線が示すように、フォトマ
スクフィルムW4に形成された位置印V3が、第1接着
層15に形成された基準印U15の基準マーク内に位置
するように行なわれる。なぜなら、めっきレジスト16
等の絶縁層は透光性を有しているので、第1接着層15
に形成された基準マークと基準枠からなる基準印U15
を、第1接着層15に積層された液状感光性レジストを
介して、見失うことなく常に目で確認できるからであ
る。また、接着剤層15は、着色しているため、感光レ
ジストを填しても、基準印U15は目視できる。
【0041】また、導体回路17Aの露光パターンP3
等を、めっきレジスト16が形成されていない部分とし
て、第1接着層15に得ると同時に、フォトマスクフィ
ルムW4に形成された位置印V3と基準印U3が、めっ
きレジスト16に位置印V16と基準印16として形成
される。めっきレジスト16に形成された位置印V16
と基準印U16は、めっきレジスト16を貫通して立体
的に形成されており(図16のB16)、位置印V16
と基準印U16からは、第1接着層15が露出してい
る。かかる基準印U16は、上層において、導体回路や
バイアホールを形成する際に、同様にして、ワークフィ
ルムの位置合わせに使用される。
【0042】次の図14では、めっきレジスト16を第
1接着層15の表面に得た後に、酸性溶液による活性化
処理及び無電解めっき液による一次めっきを行って、め
っきレジスト16が形成されていない部分に、めっき薄
膜17B(図15参照)を形成させる。その後、めっき
薄膜17Bの酸化被膜を、酸性溶液の活性化処理で除去
し、無電解めっき液による二次めっきを行って、めっき
薄膜17B(図15参照)上に、導体回路17A(の露
光パターン)を形成させる。
【0043】すなわち、図16に示すように、第1接着
層15において、バイアホールB1が形成された導体回
路17Aを得ることができる。かかるバイアホールB1
は、基板11に形成された導体回路12Aと一体に接続
されている。同時に、位置印V16、基準印U16の内
部B16がめっきされて、めっきレジスト16の表面か
ら位置印V16、基準印U16が鮮明に確認できる。従
って、めっきレジスト16上に形成され第3絶縁層にお
いて、導体回路やバイアホールを形成する際に使用する
ワークフィルムの位置合わせを、めっきレジスト16の
表面に形成された基準印U16を用いて行うことができ
る。
【0044】図15に、一次めっきのめっき薄膜17B
と、二次めっきの導体回路17Aが形成された状態を示
す。かかるめっき薄膜17Bは、その上に形成される導
体回路17Aの密着性を確保するために、第1接着層1
5の粗化面をそのままトレースするように行なわれる。
従って、めっき薄膜17Bの表面には、第1接着層15
の表面と同様なアンカーが形成される。また、一次めっ
きは2種以上の金属イオンで行なわれており、ピール強
度の向上を図るために、めっき薄膜17Bは合金から構
成されている。さらに、導体回路17Aは、電気配線に
相当するものであり、めっき薄膜17Bと比べ厚みを必
要とすることから、高い電気伝導性と速い析出速度が必
要となり、よって、二次めっきは1種の金属イオンで行
なわれる。
【0045】次の図17では、図8と同様にして、めっ
きレジスト16と導体回路17Aの表面に、第1樹脂層
14と同じ樹脂の第2樹脂層18と、第1接着層15と
同じ樹脂の第2接着層19とを形成し、酸あるいは酸化
剤で、第2接着層19内に分散した樹脂粒子を除去する
ことにより、第2接着層19の表面を粗化して蛸壺状の
アンカーを形成させる。第2樹脂層18と第2接着層1
9は電気絶縁性を有しているので、2層からなる絶縁層
が構成されている。
【0046】次の図18では、基板11上の導体回路1
2Aと、バイアホールB1を有する導体回路17Aと
を、同時に貫通する穴をドリルで開け、図12、13の
場合と同様にして、核触媒の付与後にめっきレジスト2
0を形成するとともに、図14の場合と同様な二次めっ
きを行なって、上下開口の周辺部及び内部に導体層21
を有するスルーホールHを形成することにより、多層プ
リント配線板1が完成される。
【0047】
【実施例】以下に、フルアディティブプロセスによって
製作された多層プリント配線板1の実施例について、そ
の具体的な製造プロセスを上述した図1〜18に従って
説明する。尚、図1に示す基準印Uの基準マーク5の外
径Dは260μmであり、図2に示す位置印Vの位置マ
ーク3の外径Cは200μmである。従って、図3に示
すように、基準マーク5内に位置マーク3が位置すると
きの位置ずれは、許容誤差である±30μm内にある。
【0048】(1)図4の銅張積層板10として、ガラ
スエポキシ銅張積層板(340mm×255mm)を用
意した。 (2)図5、6でのエッチング処理は、塩化第2銅エッ
チング液で行った。尚、ガラスエポキシ基板、ポリイミ
ド基板、セラミック基板、金属基板などの基板10(銅
張されていないもの)に、粗化面を有する接着層(第1
接着層15、第2接着層19に相当する)を形成させた
後に、無電解めっきを施すことにより、導体回路12
A、12B、12C、12Dの銅露光パターンを形成さ
せてもよい。
【0049】(3)図7の充填樹脂13は、無溶剤のエ
ポキシ樹脂100重量部、シリカ粉末(1.6μm)1
70重量部、イミダゾール硬化剤6重量を混合したもの
を用いた。塗布された充填樹脂13は、150℃の温度
を10時間保持することにより硬化させた。尚、無溶剤
のエポキシ樹脂に代えて、ポリイミド樹脂を使用しても
よい。
【0050】(4)図8の第1樹脂層14を形成する樹
脂組成物は、以下のようにして作成した。すなわち、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)に溶
解したクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製 分子量2500)の25%アクリル化物を70重量
部、ポリエーテルスルフォン(PES)30重量部、イ
ミダゾール硬化剤(四国化成製、商品名:2E4MZ-CN)4
重量部、感光性モノマーであるカプロラクトン変成トリ
ス(アクロキシエチル)イソシアヌレート(東亜合成
製、商品名:アロニックスM325)10重量部、光開
始剤としてのベンゾフェノン(関東化学製)5重量部、
光増感剤ミヒラーケトン(関東化学製)0.5重量部N
MPを添加しながら混合し、ホモディスパー攪拌機で粘
度2000CPS に調整し、続いて、3本ロールで混練す
ることにより作成した。
【0051】また、図8、9の第1接着層15を形成す
る接着剤溶液は、以下のようにして作成した。すなわ
ち、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMD
G)に溶解したクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製 分子量2500)の25%アクリル化物
を70重量部、ポリエーテルスルフォン(PES)30
重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成製、商品名:2E
4MZ-CN)4重量部、感光製モノマーであるカプロラクト
ン変成トリス(アクロキシエチル)イソシアヌレート
(東亜合成製、商品名:アロニックスM325)10重
量部、光開始剤としてのベンゾフェノン(関東化学製)
5重量部、光増感剤ミヒラーケトン(関東化学製)0.
5重量部、さらにこの混合物に対してエポキシ樹脂粒子
(東レ製 商品名:トレパール)の平均粒径5.5μm
を35重量部、平均粒径0.5μmのものを5重量部を
混合した後、NMPを添加しながら混合し、ホモディス
パー攪拌機で粘度2000CPS に調整し、続いて、3本
ロールで混練することにより作成した。
【0052】前記のように作成された第1樹脂層14の
樹脂組成物は、ロールコーターを用いて塗布し、水平状
態で20分間放置してから、60℃で乾燥(プリベー
ク)を行なった。また、前記のように作成された第1接
着層15の接着剤溶液も、同様にして、ロールコーター
を用いて塗布し、水平状態で20分間放置してから、6
0℃で乾燥(プリベーク)を行なった。
【0053】尚、上述した第1樹脂層14と第1接着層
15にはエポキシ樹脂が使用されているが、その他にポ
リイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、フェノ
ール樹脂など熱硬化性樹脂やこれらを感光化した感光性
樹脂、あるいはポリエーテルスルフォンなどの熱可塑性
樹脂、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の複合体、感光性樹
脂と熱可塑性樹脂の複合体を使用することもできる。こ
れらの中では、エポキシ樹脂をアクリル酸やメタクリル
酸などと反応させたエポキシアクリレートやエポキシア
クリレートとポリエーテルスルホンとの複合体がよい。
かかるエポキシアクリレートは、全エポキシ基の20〜
80%がアクリル酸やメタクリル酸などと反応したもの
が望ましい。
【0054】さらに、第1接着層15の樹脂粒子として
は、平均粒径が10μm以下の耐熱性樹脂粉末、平
均粒径が2μm以下の耐熱性樹脂粉末を凝集させて平均
粒径が前記粒子の粒子径の3倍以上の大きさとした凝集
粒子、平均粒径が10μm以下の耐熱性樹脂粉末と、
平均粒径が前記粒子の粒子径の1/5以下かつ2μm以
下の耐熱性樹脂粉末との混合物、平均粒径が2μm〜
10μmの耐熱性樹脂粉末の表面に、平均粒径が2μm
以下の耐熱性樹脂粉末または無機粉末のいずれか少なく
とも1種を付着させてなる疑似粒子から選ばれることが
望ましい。これらは、複雑なアンカーを形成できるから
である。
【0055】ここでは、第1接着層15の樹脂粒子には
エポキシ樹脂が使用されているが、アミノ樹脂(メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂)などもよく、これ
らは、クロム酸やリン酸等のような粗化液に対して可溶
である。尚、エポキシ樹脂は、そのオリゴマーの種類、
硬化剤の種類、架橋密度を変えることにより任意に酸や
酸化剤に対する溶解度を変えることができる。例えば、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂オリゴマーをアミン系
硬化剤で硬化処理したものは、酸化剤に溶解しやすい。
しかし、ノボラックエポキシ樹脂オリゴマーをイミダゾ
ール系硬化剤で硬化させたものは、酸化剤に溶解しにく
いことに留意する必要がある。
【0056】(5)図12、13の露光では、超高圧水
銀灯400mj/cm2 で露光した後に、さらに、超高
圧水銀灯により約3000mj/cm2 で露光した。現
像では、トリエチレングリコールジメチルエーテル(D
MTG)で現像した。加熱処理(ポストベーク)では、
150℃の温度で5時間保持した。以上より、第1樹脂
層14と第1接着層15は、厚さ50μmで形成するこ
とができた。また、表面粗化処理では、70℃のクロム
酸に20分間浸漬して、第1接着層15の樹脂粒子であ
るエポキシ樹脂を溶解除去し、第1接着層15の表面に
微細なアンカーが多数形成された粗化面を形成した。
【0057】尚、ここでは、酸化剤としてクロム酸を使
用したが、酸としては、リン酸、塩酸、硫酸、又は蟻
酸、酢酸などの有機酸を使用することが望ましい。表面
粗化処理した場合に、バイアホールB1に相当する開口
部から露出する導体回路12A等を腐食させにくいから
である。また、その他の酸化剤としては、過マンガン酸
塩(過マンガン酸カリウムなど)が望ましい。
【0058】(6)図13の触媒核は、PdCl2 ・2
H2O 0.2g/l、SnCl2・2H2O 15g/
l、HCl 30g/l の液中で処理することにより
付与した。また、液状感光性レジストは、市販の液状感
光性レジストを使用し、60μmの厚さで塗布した。
【0059】尚、触媒核は、貴金属イオンやコロイドな
どがよいが、塩化パラジウムやパラジウムコロイドを使
用してもよい。また、液状感光性レジストは、エポキシ
樹脂をアクリル酸やメタクリル酸などと反応させたエポ
キシアクリレートとイミダゾール硬化剤からなる組成物
やエポキシアクリレート、ポリエーテルスルホンおよび
イミダゾール硬化剤からなる組成物を使用してもよい。
エポキシアクリレートとポリエーテルスルホンの比率
は、50/50〜80/20程度が望ましい。エポキシ
アクリレートが多すぎると可撓性が低下し、少なすぎる
と感光性、耐塩基性、耐酸性、耐酸化剤特性が低下する
からである。
【0060】また、エポキシアクリレートは、前エポキ
シ基の20〜80%がアクリル酸やメタクリル酸などと
反応したものが望ましい。アクリル化率が高すぎるとO
H基による親水性が高くなり吸湿性が上がり、アクリル
化率が低すぎると解像度が低下するからである。さら
に、基本骨格樹脂であるエポキシ樹脂としては、ノボラ
ック型エポキシ樹脂が望ましい。架橋密度が高く、硬化
物の吸水率が0.1%以下に調整でき、耐塩基性に優れ
るからである。ノボラック型エポキシ樹脂としては、ク
レゾールノボラック型、フェノールノボラック型があ
る。
【0061】(7)図14〜16の活性化処理は、10
0g/lの硫酸水溶液中で行なった。一次めっきは、下
記の組成を有する無電解銅−ニッケル合金めっき浴で行
なった。めっき浴の温度は60℃であり、めっき浸漬時
間は1時間であった。 金属塩・・・CuSO4・5H2O ;6.0mM(1.5g/l) ・・・NiSO4・6H2O ;95.1mM(25g/l) 錯化剤・・・Na3C6H5O7 ;0.23M(60g/l) 還元剤・・・NaPH2O2・H2O ;0.19M(20g/l) ph調節剤・・・NaOH ;0.75M(pH=9.5) 安定剤・・・硝酸鉛 ;0.2mM(80ppm) 界面活性剤 ;0.05g/l 析出速度は、1.7μm/時間 以上の条件で一次めっきを行うことによって、レジスト
16が形成されていない部分に厚さ約1.7μmの銅−
ニッケル−リンのめっき薄膜17Bが形成された。この
後、めっき浴から引き上げて、表面に付着しているめっ
き浴を水で洗い流した。
【0062】さらに、酸性溶液で処理する活性化処理に
よって、銅−ニッケル−リンのめっき薄膜17Bの酸化
皮膜を除去した。その後、Pd置換を行うことなく、銅
−ニッケル−リンのめっき薄膜17B上に対する二次め
っきを行った。二次めっき用のめっき浴としては、下記
の組成を有するめっき浴で行なった。めっき浴の温度は
50℃〜70℃であり、めっき浸漬時間は90分〜36
0分であった。 金属塩・・・CuSO4・5H2O;8.6mM 錯化剤・・・TEA ;0.15M 還元剤・・・HCHO ;0.02M その他・・・安定剤(ビピリジル、フェロシアン化カリ
ウム等)少量。 析出速度は、6μm/時間 以上の条件で二次めっきを行うことによって、めっき薄
膜17Bに導体回路17Aが形成された。この後、めっ
き浴から引き上げて、表面に付着しているめっき浴を水
で洗い流した。
【0063】尚、一次めっきとしては、銅、ニッケル、
コバルトおよびリンから選ばれる少なくとも2種以上の
金属イオンを使用することが必要であるが、この理由
は、これらの合金は強度が高く、ピール強度を向上させ
ることができるからである。銅イオン、ニッケルイオ
ン、コバルトイオンについては、硫酸銅、硫酸ニッケ
ル、硫酸コバルト、塩化銅、塩化ニッケル、塩化コバル
トなどの銅、ニッケル、コバルト化合物を溶解させるこ
とにより供給する。また、無電解めっき液には、ビピリ
ジルを含有してなることが望ましい。この理由は、ビピ
リジルはめっき浴中の金属酸化物の発生を抑制してノジ
ュールの発生を抑制できるからである。
【0064】また、錯化剤としてヒドロキシカルボン酸
を使用しているが、銅、ニッケル、コバルトイオンと塩
基性条件下で安定した錯体を形成するからである。ヒド
ロキシカルボン酸としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石
酸などが望ましい。また、ヒドロキシカルボンの濃度は
0.1〜0.8Mであることが望ましい。0.1Mより
少ないと、十分な錯体が形成できず、異常析出や液の分
解が生じる。0.8Mを越えると、析出速度が遅くなっ
たり、水素の発生が多くなったりするなどの不具合が発
生するからである。
【0065】また、金属イオンを還元して金属元素にす
るために、還元剤を使用しており、アルデヒド、次亜リ
ン酸塩(ホスフィン酸塩と呼ばれる)、水素化ホウ素
塩、ヒドラジンから選ばれる少なくとも1種であること
が望ましい。これらの還元剤は、水溶性であり、還元力
に優れるからである。次亜リン酸塩を用いれば、ニッケ
ルを析出させることができる。
【0066】ph調整剤ついては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウムから少なくとも1種
を選ぶ必要があり、これらはいずれも塩基性化合物であ
る。ヒドロキシカルボン酸を使用するのは、塩基性条件
下でニッケルイオンなどと錯体を形成するからである。
【0067】また、二次めっきについては、以下の無電
解めっき液に浸漬することにより形成してもよい。すな
わち、銅イオン、トリアルカノールアミン、還元剤、p
h調整剤からなる無電解めっき液であって、銅イオンの
濃度が0.005〜0.015mol/l、ph調整剤
の濃度が、0.25〜0.35mol/lであり、還元
剤の濃度が0.01〜0.04mol/lであることを
特徴とする無電解めっき液である。このめっき液は、浴
が安定であり、ノジュールなどの発生が少ない。また、
トリアルカノールアミンの濃度が0.1〜0.8Mであ
ることが望ましい。この範囲でめっき析出反応が最も進
行しやすいからである。
【0068】前記トリアルカノールアミンは、トリエタ
ノールアミン、トリイソパノールアミン、トリメタノー
ルアミン、トリプロパノールアミンから選ばれる少なく
とも1種であることが望ましい。水溶性だからである。
また、還元剤については、アルデヒド、次亜リン酸塩、
水素化ホウ素塩、ヒドラジンから選ばれる少なくとも1
種であることが望ましい。水溶性であり、塩基性条件下
で還元力を持つからである。さらに、ph調整剤につい
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウムから選ばれる少なくとも1種であることが望まし
い。
【0069】(8)図17においては、(4)の図8の
場合と同様にして、めっきレジスト16と導体回路17
Aの表面に、第1樹脂層14と同じ材質の第2樹脂層1
8と、第1接着層15と同じ材質の第2接着層19とを
形成した。また、(5)の図11と同様にして、第2接
着層19内に分散した樹脂粒子を除去することにより、
第2接着層19の表面を粗化して蛸壺状のアンカーを形
成させた。
【0070】(9)図18においては、(6)の図13
の場合と同様にして、核触媒を付与後にめっきレジスト
20を形成するとともに、(7)の図14と同様にし
て、二次めっきを行なって、導体層21を有するスルー
ホールHを形成して、多層プリント配線板1が完成され
た。
【0071】(比較例)第1比較例としては、図20の
従来技術の方法で、基準マーク101の外径の大きさを
基準マーク3の外径Cと、位置マーク105の外径の大
きさを位置マーク5の外径Dと、それぞれ同じ大きさに
して、積層プリント配線板1を多数作成した。その後、
作成された積層プリント配線板1が、位置ずれの許容誤
差範囲内の±30μm内にあるか検査した結果、実施例
の多層プリント配線板1は、第1比較例の多層プリント
配線板1と比べて、かかる検査に合格した数が約2倍に
達した。
【0072】また、第2比較例としては、基本的には実
施例と同様であるが、基板11、ワークフィルム(フォ
トマスクフィルム)に形成される基準印Vや位置印Uに
おいて、基準枠2や位置枠4が形成されていないものを
使用して、積層プリント配線板1を作成した。その結
果、実施例の多層プリント配線板1は、第2比較例の多
層プリント配線板1と比べて、約半分の時間で作成する
ことができた。
【0073】以上詳細に説明したように、ワークフィル
ム(フォトマスクフィルム)に形成される基準印Vや位
置印Uにおいて、基準マーク5と位置マーク3は、それ
ぞれ基準枠4と位置枠2とに囲まれているので、基準マ
ーク5と位置マーク3を視線から一旦外しても、かかる
基準枠4と位置枠2とに基づいて、基準マーク5と位置
マーク3とを速やかに確認することができ、さらに、基
準マーク5は銅などの金属光沢や接着剤層とのコントラ
ストにより形成される円形状であって位置マーク3より
大きく、また、位置マーク3との色の相違も明確なた
め、基準マーク5に位置マーク3を目合わせにより重ね
たときでも、位置マーク3の下に存在する基準マーク5
を見失うことなく常に目で確認することができ、よっ
て、フォトマスクフィルムを、第1接着層15、めっき
レジスト16等の表面にラミネートする際の作業性が良
く迅速に行えるとともに、フォトマスクフィルムの位置
合わせを精度良く行うことができる。
【0074】さらに、第1接着層15、めっきレジスト
16等の表面に載置されるフォトマスクフィルムは、位
置印Vの位置マーク3と位置枠2に隣接して、基準印U
の基準枠4に囲まれた基準マーク5を形成されたものを
使用しており、第1接着層15、めっきレジスト16等
に、バイアホールB1を形成する際に、フォトマスクフ
ィルムに形成された位置マーク3と位置枠2、及び、基
準マーク5と基準枠4の各露光パターンも、第1接着層
15、めっきレジスト16等の表面に形成され、かかる
第1接着層15、めっきレジスト16等の表面にフォト
マスクフィルムを載置させるときは、第1接着層15、
めっきレジスト16等の表面に新たに形成された基準マ
ーク5に、フォトマスクフィルムに形成された位置マー
ク3を目合わせにより重ねて位置合わせをするため、フ
ォトマスクフィルムの位置合わせの作業性が良い。
【0075】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、上記実施の形態の基準枠4と位置
枠2は、同じ大きさの四角形であるが、視線から一旦外
しても再び速やかに確認することができるものであれ
ば、形状は問わない。
【0076】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、感光性の絶
縁層を露光する際に絶縁層に密着するワークフィルム
に、位置マークと位置枠及び基準マークと基準枠の露光
パターンを形成したワークフィルムを使用して、絶縁基
材又は絶縁層に形成された基準枠とワークフィルムの位
置枠を合致させるとともに、絶縁基材又は絶縁層に形成
された基準マークとワークフィルムの位置マークを重ね
て、ワークフィルムを絶縁層の表面に載置させることに
より、良好な作業性をもって容易且つ迅速にワークフィ
ルムの位置合わせを行うことができるワークフィルム及
びそのワークフィルムを用いた多層プリント配線板の製
造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置印を構成する位置マークと位置枠を示す図
である。
【図2】基準印を構成する基準マークと基準枠を示す図
である。
【図3】位置マークが基準マークの中心に位置するよう
に、位置印と基準印を重ねた状態を示した図である。
【図4】銅張積層板に感光性ドライフィルムをラミネー
トする際の位置合わせを示した図である。
【図5】導導体回路を形成した銅張積層板の斜視図であ
る。
【図6】導導体回路を形成した銅張積層板の断面図であ
る。
【図7】導体回路間に充填樹脂を充填した状態を示す銅
張積層板の断面図である。
【図8】導体回路上に第1樹脂層及び第1接着層を形成
した状態を示す説明図である。
【図9】第1接着層にフォトマスクフィルムを載置する
際の位置合わせを示した斜視図である。
【図10】第1接着層にバイアホール、基準印、位置印
を形成した状態を示した斜視図である。
【図11】第1接着層にバイアホールを形成した状態を
示す説明図である。
【図12】めっきレジストにフォトマスクフィルムを載
置する際の位置合わせを示した斜視図である。
【図13】第1接着層上にめっきレジストを形成した状
態を示す説明図である。
【図14】バイアホール内に導体回路を形成した状態を
示す説明図である。
【図15】導体回路と第1接着層との接着状態を拡大し
て模式的に示す説明図である。
【図16】めっきレジストの表面において、導体回路と
基準印、位置印を形成した状態を示した斜視図である。
【図17】めっきレジスト及びバイアホールの導体回路
上に第2樹脂層及び第2接着層を形成した状態を示す説
明図である。
【図18】多層プリント配線板の断面図である。
【図19】従来のワークフィルムをラミネートする際の
位置合わせを示した斜視図である。
【図20】従来のワークフィルムをラミネートする際の
位置合わせを示した斜視図である。
【図21】従来のワークフィルムをラミネートする際の
位置合わせを示した斜視図である。
【図22】従来の位置合わせにおける問題点を示した斜
視図である。
【図23】従来の位置合わせにおける問題点を示した斜
視図である。
【符号の説明】
1 多層プリント配線板 2 位置枠 3 位置マーク 4 基準枠 5 基準マーク 13 充填樹脂 14 第1樹脂層 15 第1接着層 18 第2樹脂層 19 第2接着層 W1 感光性レジストフィルム W2 フォトマスクフィルム W3 フォトマスクフィルム W4 フォトマスクフィルム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性樹脂からなる絶縁層の露光を行う
    に際して絶縁層に密着され、所定の露光パターンが形成
    されたワークフィルムにおいて、 前記露光パターンは、 前記絶縁層の下方に存在する絶縁基材又は下側絶縁層上
    に形成された基準マークに位置合わせされる位置マーク
    と、 前記位置マークを囲む位置枠とを包含することを特徴と
    するワークフィルム。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基材又は下側絶縁層上には、前
    記位置枠に合致する基準マークを囲む基準枠が形成さ
    れ、前記ワークフィルムは、位置枠を基準枠に合致させ
    つつ位置マークを基準マークに位置合わせすることによ
    り絶縁層上に位置決めされることを特徴とする請求項1
    に記載のワークフィルム。
  3. 【請求項3】 前記基準マークは位置マークよりも大き
    く形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のワークフィルム。
  4. 【請求項4】 前記基準マークは円形状マークであり、
    位置マークは円形状マークの内部で位置合わせされるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のワークフィルム。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層の上層に形成される上側絶縁
    層の露光を行うに際して、上側絶縁層でワークフィルム
    の位置合わせを行うべく絶縁層に基準マーク及び基準枠
    を形成するための基準マーク及び基準枠の露光パターン
    が前記位置枠に隣接して形成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のワークフィルム。
  6. 【請求項6】 絶縁基材又は絶縁基材上の第1絶縁層に
    基準マーク及びその基準マークを囲む基準枠を形成する
    工程と、 絶縁基材又は第1絶縁層上に感光性の第2絶縁層を形成
    する工程と、 前記基準マークに位置合わせされる位置マークと、基準
    枠に合致し位置マークを囲む位置枠とを包含する露光パ
    ターンを有するワークフィルムを、位置枠を基準枠に合
    致させつつ位置マークと基準マークとを位置合わせして
    ワークフィルムを第2絶縁層に密着する工程と、 ワークフィルムを第2絶縁層に密着させてた状態で露光
    する工程と、 露光パターンに従って第2絶縁層を現像した後、無電解
    メッキ処理を行う工程とからなる多層プリント配線板の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ワークフィルムは位置枠に隣接して
    基準マーク及び基準枠の露光パターンが形成されてお
    り、第2絶縁層に前記ワークフィルムを密着させ、つい
    で露光工程、現像工程、無電解処理工程によって基準マ
    ーク、基準枠を形成し、第2絶縁層上にさらに形成され
    る感光性の第3絶縁層の露光を行うに際してワークフィ
    ルムの位置マーク、位置枠を位置合わせする指標として
    使用することを特徴とする請求項6記載の多層プリント
    配線板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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