JP3222097B2 - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザにより開
口部を穿設し、該開口部にめっき膜を生成することでバ
イアホールを形成するプリント配線板の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂絶縁層の表面に導体層を形成し、そ
の導体層の一部にエッチングにより開口を設け、この開
口にレーザを照射して樹脂絶縁層に孔を開ける、いわゆ
るコンフォーマルマスクを用いるプリント配線板の製造
方法として、特公平4−3676号が提案されている。
【0003】このコンフォーマルマスクを用いるバイア
ホールの形成方法について、図5を参照して説明する。
まず、図5(A)に示す基板120の片側に18μm〜
12μmの銅箔122がラミネートされてなる片側銅張
積層板120aを出発材料とし、図5(B)に示すよう
に該片側銅張積層板120aを2枚張り合わせる。次
に、感光性樹脂を均一に該基板120に塗付した後、露
光・現像してバイアホール用の開口124aを有するレ
ジスト124を形成する(図5(C))。その後、エッ
チングにより該開口部124aに対応させて銅箔122
を除去し開口122aを形成してから、レジスト124
を剥膜する(図5(D))。引き続き、該銅箔122の
開口部122aからレーザ光を照射し、即ち、該銅箔1
22をマスクとして用いて基板120にバイアホール形
成用開口120aを形成した後、該開口120a内をデ
スミア処理し、開口120a内の樹脂を完全に除去する
(図5(E))。そして、触媒核を付与してから、無電
解銅めっきを行い2μm程度の無電解めっき膜140を
析出させる(図5(F))。その後、所定パターンにレ
ジスト142を形成した後(図5(G))、電解めっき
により電解めっき膜144をレジスト142の非形成部
に形成する(図5(H))。そして、レジスト142を
剥膜した後、該レジスト下の無電解めっき膜140及び
銅箔122をパターンエッチングにて除去することでバ
イアホール148及び導体回路146を完成している
(図5(I))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術では、12μm〜18μmと厚みのある銅箔12
2をコンフォーマルマスクとして使用するため、ファイ
ンピッチの導体回路148を形成することができなかっ
た。即ち、図5(H)及び図5(I)を参照して上述し
たように電解めっき膜144を形成した後、レジスト1
42下の無電解めっき膜140(0.1〜5μm)及び
銅箔122(12μm〜18μm)を除去しなければな
らないため、導体回路148の幅W1を、除去する厚み
(2μm+12μm〜18μm)よりも狭くすることが
できなかった。
【0005】同様に、厚みのある銅箔122をコンフォ
ーマルマスクとして使用するため、微細な孔径のバイア
ホールを形成することができなかった。即ち、レジスト
142下の無電解めっき膜(2μm)及び銅箔(12μ
m〜18μm)を除去しなければならないため、電解め
っき膜144の厚みW2をあまり薄くすることができな
いため、バイアホールの直径W3を該厚みW2の2倍以
下にすることが困難であった。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、コンフ
ォーマルマスクを用いて微細な孔径のバイアホールを形
成し得るプリント配線板の製造方法を提案することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線板
の製造方法は、上記目的を達成するため、以下の(a)
〜(i)の工程を含むことを技術的特徴をする。 (a)導体層形成基板に層間樹脂絶縁層を形成する工
程。 (b)前記層間樹脂絶縁層の表面を粗化する工程。 (c)前記導体層形成基板の表面に第1の無電解めっき
膜を形成する工程。 (d)前記無電解めっき膜に開口を設ける工程。 (e)レーザを照射して開口から露出する層間樹脂絶縁
層を除去してバイアホール形成用の開口を設ける工程。 (f)第2の無電解めっき膜を前記導体層形成基板の全
面に形成する工程。 (g)前記導体層形成基板にめっきレジストを形成する
工程。 (h)前記めっきレジスト非形成部に電解めっきを施す
工程。 (i)前記めっきレジストを除去し、めっきレジスト下
の第1及び第2無電解めっき膜をエッチングして除去す
る工程。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2のプリ
ント配線板の製造方法では、前記導体層形成基板に層間
樹脂絶縁層を形成する工程において、化成処理により溶
解可能な相の含まれる樹脂を用い、前記層間樹脂絶縁層
の表面を粗化する工程において、化成処理液を用いるこ
とを技術的特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項3のプリ
ント配線板の製造方法では、前記層間樹脂絶縁層の表面
を粗化する工程において、層間樹脂絶縁層を形成し、つ
いで表面が粗化処理された金属箔を圧着せしめ、さらに
該金属箔をエッチングして除去することを技術的特徴と
する。
【0010】上記目的を達成するため、請求項4のプリ
ント配線板の製造方法では、前記第1及び第2無電解め
っき膜を2μm以下に形成することを技術的特徴とす
る。
【0011】また、本発明は、好適な態様において、前
記導体層形成基板に層間樹脂絶縁層を形成する工程にお
いて、化成処理により溶解可能な粒子の含まれる樹脂を
用い、前記層間樹脂絶縁層の表面を粗化する工程におい
て、化成処理液を用いることが可能である。
【0012】また、本発明は、好適な態様において、第
1及び第2無電解めっき膜を2μm以下に形成すること
ができる。
【0013】本発明では、第1の無電解めっき膜をコン
フォーマルマスクとして用い、レーザによりバイアホー
ル用開口を設け、第2の無電解めっき層の上に電解めっ
き層を設ける。導体回路及びバイアホールを形成する際
に、レジスト下層の第1、第2無電解めっき層をエッチ
ングで除去するが、両めっき層が無電解めっきにより析
出された薄い膜であり容易に除去できるので、該エッチ
ングの際に導体回路及びバイアホールを形成する電解め
っき層を浸食することがない。このため、ファインピッ
チな配線及び微細な孔径のバイアホールを形成すること
が可能となる。
【0014】請求項2では、導体層形成基板に層間樹脂
絶縁層を形成する工程において、化成処理により溶解可
能な粒子が含まれる樹脂を用い、化成処理液を用いて該
粒子を溶解することで、層間樹脂絶縁層を粗面化する。
このため、該層間樹脂絶縁層の表面に第1の無電解めっ
き膜を形成する際に、該第1無電解めっき膜を高い密着
性を持たせて形成することができる。
【0015】請求項3では、層間樹脂絶縁層を形成し、
ついで表面が粗化処理された金属箔を圧着せしめ、さら
に該金属箔をエッチングして除去することにより、金属
箔の粗化面を樹脂絶縁層表面に転写するものである。
【0016】請求項4では、導体回路及びバイアホール
を形成する際に、不要部分の第1、第2無電解めっき層
をエッチングで除去するが、両めっき層が2μm以下の
厚みであり容易に除去できるので、該エッチングの際に
導体回路及びバイアホールを形成する電解めっき層を浸
食することがない。このため、ファインピッチな配線及
び微細な孔径のバイアホールを形成することが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
るプリント配線板の製造方法について図を参照して説明
する。ここでは、先ず、プリント配線板に用いる無電解
めっき用接着剤組成物の調製について説明する。 (a)クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製:分子量2500)35重量部、消泡剤(サンノプコ
製 S−65)0.5重量部、NMPを3.6重量部を
撹拌混合する。 (b)ポリエーテルスルフォン(PES)12重量部、
エポキシ樹脂粒子(三洋化成製 商品名 ポリマーポー
ル)の平均粒径1.0μmを7.2重量部、平均粒径
0.5μmのものを3.09重量部を混合した後、さら
にNMP30重量部を添加し、3本ローラーで撹拌混合
する。 (c)イミダゾール硬化剤(四国化成製:商品名2E4
MZ−CN)2重量部、NMPl.5重量部を撹拌混合
する。 これらを混合して無電解めっき用接着剤組成物を得る。
【0018】一方、該無電解めっき用接着剤組成物の下
層に塗布する下層用感光性接着剤を用意する。ここで
は、DMDG(ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル)に溶解した濃度80mol%クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂(日本化薬製、分子量2500)35重
量部、ポリエーテルスルフォン(PES)12重量部、
イミダゾール硬化剤(四国化成製、2E4MZ−CN)
2重量部、これらの混合物に対し、エポキシ樹脂粒子
(三洋化成製、ポリマーポール)の平均粒径0.5μm
のものを14.49重量部、消泡剤(サンノプコ製、S
−65)0.5重量部を混合した後、さらにNMP30
重量部を添加しながら混合して粘度1.5Pa・sの層
間樹脂絶縁剤(下層用)を得る。
【0019】引き続き、図1〜図4を参照して第1実施
形態のプリント配線板の製造工程について説明する。 (1)厚さ1mmのガラスエポキシ樹脂またはBT(ビ
スマレイミドトリアジン)樹脂からなる基板20の両面
に18μmの銅箔22がラミネートされている銅張積層
板20aを出発材料として用いる(図1(A))。
【0020】(2)基板20を水洗いし、乾燥した後、
NaOH(10g/l)、NaClO2 (40g/
l)、Na3 PO4 (6g/l)を酸化浴(黒化浴)と
し、全表面に粗化層23を設ける(図1(B))。
【0021】(3)基板の両面に、上述した工程により
調整した下層用感光性接着剤(層間樹脂絶縁剤(粘度
1.5Pa・s))をロールコータで塗布し、水平状態
で20分間放置してから、60℃で30分の乾燥を行
う。次に、上述した工程により調整した無電解めっき用
接着剤をロールコータを用いて塗布し、水平状態で20
分間放置してから、60℃で30分の乾燥を行い、10
0℃で1時間、その後150℃で5時間の加熱処理をす
ることにより、厚さ20μmの接着剤層26を形成する
(図1(C))。
【0022】(4)上述した処理を施した基板20を、
800g/lのクロム酸に70℃で15分間浸漬して、
樹脂粒子を溶解除去して表面を粗化し、深さ3μmの粗
化面28を得る(図1(D))。その後、中和溶液(シ
プレイ社製)に浸漬してから水洗いする。さらに、粗面
化処理した該基板20の表面に、パラジウム触媒(アト
テック製)を付与することにより、層間樹脂絶縁層26
の表面に触媒核を付ける。
【0023】(5)以下の組成の無電解銅めっき浴中に
基板20を浸漬して、粗面全体に厚さ1.6μmの無電
解銅めっき膜30を形成する(図2(E))。上述した
ように樹脂粒子を化成処理により溶解除去して層間樹脂
絶縁層26の表面を蛸壺状に粗化してあるため、該無電
解めっき膜30を高い接着力で形成することができる。 無電解めっき液 EDTA 150 g/l 硫酸銅 20 g/l HCHO 30ml/l NaOH 40 g/l α、α’−ビピリジル 80mg/l PEG 0.1g/l 無電解めっき条件 70℃の液温度で30分
【0024】(6)市販の感光性ドライフィルムを無電
解銅めっき膜に張り付け、マスクを載置して、100m
J/cm2 で露光、0.8%炭酸ナトリウムで現像処理
し、厚さ15μmのエッチングレジスト32を設ける
(図2(F))。
【0025】(7)硫酸−過酸化水素水溶液によりバイ
アホール形成位置の無電解めっき膜30を除去して直径
20μmの開口30aを設ける(図2(G))。ついで
水酸化ナトリウム水溶液でエッチングレジスト32を剥
離する(図2(H))。
【0026】(8)炭酸ガスレーザにて、無電解めっき
膜32の開口30aから露出する樹脂26を除去して、
直径20μmのバイアホール用の開口26aを設け、銅
箔22面を露出させる(図3(I))。即ち、厚み1.
6μmの無電解めっき膜32をコンフォーマルマスクと
して用い、レーザにより開口26aを穿設する。ここ
で、該炭酸ガスレーザの照射は、それぞれの無電解めっ
き膜32の開口30aに向けて、一穴毎に照射すること
も、或いは、プリント配線板全体を走査するようにレー
ザを照射し、無電解めっき膜32の各開口30a下の樹
脂26を除去することも可能である。またビーム径は、
開口径の1.3倍以上がよい。さらに開口30aを形成
した後、デスミア処理してもよい。 (9)触媒核付与後に、上述した(5)の工程で用いた
無電解めっき用の液に再び浸漬し、全面に厚み2μm以
下の無電解めっき膜40を析出させる(図3(J))。
【0027】(10)市販の感光性ドライフィルム34
を無電解銅めっき膜30に張り付け、所定位置に黒点3
6aの設けられたマスク36を載置して、100mJ/
cm2で露光する(図3(K))。その後、0.8%炭
酸ナトリウムで現像処理し非露光部分を除去して、厚さ
20μmのめっきレジスト38を設ける(図3
(L))。
【0028】(11)ついで、以下の条件で電解銅めっ
きを施し、厚さ20μmの電解銅めっき膜44を形成す
る(図4(M))。 電解めっき液 硫酸 180 g/l 硫酸銅 80 g/l 添加剤(アトテックジャパン製 商品名カパラシドG
L)1ml/l 電解めっき条件 電流密度 1A/dm2 時間 30分 温度 室温
【0029】(12)めっきレジスト38を5%KOH
で剥離除去し(図4(N))、その後、硫酸と過酸化水
素混合液でエッチングを行い、めっきレジスト38の下
側にあった無電解めっき膜30、40を溶解除去して無
電解銅めっき膜30、40と電解銅めっき膜44からな
る厚さ18μmの導体回路46、バイアホール48を形
成する(図4(O))。さらに、70℃で800g/l
のクロム酸に3分間浸漬して、導体回路間の無電解めっ
き用接着剤層26表面を1μmエッチング処理し、表面
のパラジウム触媒を除去する。これは、図中に便宜上導
体回路46を1本のみ示すが、実際のプリント配線板上
には多数の導体回路が形成されているため、これら導体
回路間の絶縁性を確保するためエッチング処理である。
これにより、パターン幅20μm程度のファインパター
ンの導体回路46が得られる。更に上述した工程を繰り
返し、配線層をビルトアップすることにより多層プリン
ト配線板を完成する。
【0030】この実施形態では、コンフォーマルマスク
に用いる金属膜を無電解めっきにて粗面化した層間樹脂
絶縁層26上に析出するため、該コンフォーマルマスク
(無電解めっき膜30)を薄く、且つ、該層間樹脂絶縁
層26に高い密着性で形成することができる。ここで、
該無電解めっき膜30の密着性が高いため、該無電解め
っき膜30の上に電解めっき層44を形成して成るバイ
アホール48及び導体回路46に高い信頼性を持たせる
ことができる。また、該コンフォーマルマスク(無電解
めっき膜30)を薄く形成するため、導体回路46及び
バイアホール48を形成する際に、不要部分の無電解め
っき層30をエッチングで除去するが、めっき層30を
薄く形成してあるため容易に除去でき、該エッチングの
際に導体回路46及びバイアホール48を形成する電解
めっき層44を大きく浸食することがない。このため、
ファインピッチな配線及び微細な孔径のバイアホールを
形成することが可能となる。
【0031】なおここで、不要部分を除去する無電解め
っき膜30、40は、エッチングが容易なように2.0
μm以下の厚みであることが望ましい。
【0032】また、層間樹脂絶縁層表面を粗化するため
に、厚さ12〜18μmの銅箔などの金属箔の表面を粗
化処理して、この粗化面を転写する方法も採用できる。
例えば、銅箔表面を次亜塩素酸ナトリウム(31g/
l)、水酸化ナトリウム(15g/l)、リン酸ナトリ
ウム(12g/l)からなる混合水溶液を用いて、酸化
処理(黒化処理)して粗化し、この銅箔を層間樹脂絶縁
層として形成した半硬化状態のエポキシ樹脂に熱圧(1
00〜180℃、1〜50kg/cm2 )してエポキシ
樹脂を硬化し、さらに硫酸−過酸化水素水の混合液によ
り銅箔をエッチング除去して、層間樹脂絶縁層表面に粗
化層を露出させる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1の
無電解めっき膜をコンフォーマルマスクとして用い、レ
ーザによりバイアホール用開口を設け、第2の無電解め
っき層の上に電解めっき層を設ける。導体回路及びバイ
アホールを形成する際に、不要部分の第1、第2無電解
めっき層をエッチングで除去するが、両めっき層を無電
解めっきにより薄く形成してあるため容易に除去でき、
該エッチングの際に導体回路及びバイアホールを形成す
る電解めっき層を浸食することがない。このため、ファ
インピッチな配線及び微細な孔径のバイアホールを形成
することが可能となる。
【0034】請求項2では、導体層形成基板に層間樹脂
絶縁層を形成する工程において、化成処理により溶解可
能な粒子が含まれる樹脂を用い、化成処理液を用いて該
粒子を溶解することで、層間樹脂絶縁層を粗面化する。
このため、該層間樹脂絶縁層の表面に第1の無電解めっ
き膜を形成する際に、該第1無電解めっき膜を高い密着
性を持たせて形成することができる。
【0035】請求項3では、導体回路及びバイアホール
を形成する際に、不要部分の第1、第2無電解めっき層
をエッチングで除去するが、両めっき層を2μm以下の
厚みに形成してあり容易に除去できるので、該エッチン
グの際に導体回路及びバイアホールを形成する電解めっ
き層を浸食することがない。このため、ファインピッチ
な配線及び微細な孔径のバイアホールを形成することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図5】従来技術に係るプリント配線板の製造工程図で
ある。
【符号の説明】
20 基板 20a 銅張積層板(導体層形成基板) 22 銅箔 26 層間樹脂絶縁層 26a 開口(バイアホール形成用開口) 30 無電解めっき膜(第1無電解めっき膜) 30a 開口 38 めっきレジスト 40 無電解めっき膜(第2無電解めっき膜) 46 導体回路 48 バイアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/18 H05K 3/18 H 3/38 3/38 A

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(a)〜(i)の工程を含むこと
    を特徴をするプリント配線板の製造方法。 (a)導体層形成基板に層間樹脂絶縁層を形成する工
    程。 (b)前記層間樹脂絶縁層の表面を粗化する工程。 (c)前記導体層形成基板の表面に第1の無電解めっき
    膜を形成する工程。 (d)前記無電解めっき膜に開口を設ける工程。 (e)レーザを照射して開口から露出する層間樹脂絶縁
    層を除去してバイアホール形成用の開口を設ける工程。 (f)第2の無電解めっき膜を前記導体層形成基板の全
    面に形成する工程。 (g)前記導体層形成基板にめっきレジストを形成する
    工程。 (h)前記めっきレジスト非形成部に電解めっきを施す
    工程。 (i)前記めっきレジストを除去し、めっきレジスト下
    の第1及び第2無電解めっき膜をエッチングして除去す
    る工程。
  2. 【請求項2】 前記導体層形成基板に層間樹脂絶縁層を
    形成する工程において、化成処理により溶解可能な相の
    含まれる樹脂を用い、 前記層間樹脂絶縁層の表面を粗化する工程において、化
    成処理液を用いることを特徴とする請求項1に記載のプ
    リント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記層間樹脂絶縁層の表面を粗化する工
    程において、層間樹脂絶縁層を形成し、 ついで表面が粗化処理された金属箔を圧着せしめ、さら
    に該金属箔をエッチングして除去することを特徴とする
    請求項1または2に記載のプリント配線板の製造方法。
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