JP3596374B2 - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は多層プリント配線板の製造方法に関し、特に基材上に導電回路パターンと絶縁樹脂を交互に形成する方法、所謂ビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体実装技術の発展により半導体装置を実装するプリント配線板においては細線導電回路を有する高精度多層プリント配線板が要求されている。高精度多層プリント配線板の製造方法として、細線導電回路と小径ビアホールの形成が容易であるパターン基材上に導電回路パターンと感光性絶縁樹脂を交互に積み上げて多層回路を形成する所謂ビルドアップ法が実用化されている。
【0003】
図6は、特開平10―256707号公報(以下、第1の従来技術という)に開示されたビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法の工程を説明するための基板要部の断面図である。
【0004】
図6を参照してビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法について説明する。まず、図6(a)のように、絶縁樹脂板401の両面に銅箔402を被覆した銅張り積層板400にドリルで穴明け加工を行い、貫通孔403を形成する。
【0005】
次に、図6(b)のように、この銅張り積層板の両面および貫通孔403に銅めっき膜404を形成した後に、貫通孔403および基板表面の導電回路形成領域にエッチングレジスト405のパターンを形成する。続いて、これをエッチング液に浸漬することによりエッチングレジスト405の非被覆部の銅箔402と銅めっき膜404をエッチングして図6(c)に示すように、導電回路407と表裏導通用のスルーホール406を有するコア基板412が得られる。
【0006】
次に、図6(d)に示すようにスルーホール406内部を絶縁樹脂408で穴埋めして、さらに、表裏面にも絶縁樹脂408を塗布した後、研磨して基板表面を平坦化する。
【0007】
次いで、図6(e)のように、感光性の絶縁樹脂を全面に塗布し、露光・現像して所望の位置にマイクロビアホール用の孔を開口したビルドアップ絶縁樹脂層409を形成した後、ビルドアップ絶縁樹脂層409上に銅めっきした後、公知のエッチング法により、マイクロビアホール410、導電回路411を形成して多層プリント配線板415が製造される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の第1の従来技術による多層プリント配線板の製造方法には次のような問題点があった。
【0009】
第1の問題点は、コア基板の貫通スルーホールの穴明けにドリル加工を使用しているために、小径スルーホールが形成しにくいことである。ドリル加工では、小径化の努力を行っても、ドリル折れなく確実に穴明けする生産性や、穴壁の品質を確保し、欠陥のない電気めっきを行うとういう接続信頼性の確保という点から考えて、穴明け可能な直径は、コア基板の板厚にもよるが250μmが限界であり、量産的には直径0.35mmである。さらに小径化する改良も試みられているが、前記製造上の問題点がさらに厳しくなるのに加え、ドリル自体のコストも上昇し、また、重ねて複数枚を同時に穴開けすることができず、また、穴明け条件も低速になることが相乗して、穴明けコストが急激に上昇してしまうという課題に直面する。さらに、従来の貫通スルホールに対するランド径は、ドリル加工された貫通スルーホールと写真法で回路形成されるランドの相対位置精度を考慮して、ドリル径に対して片側125μm大きく設計する。これは、貫通スルーホールと回路形成されるランドの位置がズレて接続不良を生じるのを防ぐためである。さらに、ランドに隣接して通る回路は、ランドと回路間の絶縁性を維持するために最低100μmの間隙を維持しなければならない。
【0010】
例として、基板サイズ73.5mm×96mmのコア基板において、1398カ所の表裏導通スルホールをφ0.35mmのドリルで加工した場合、前記の基準を満足させたのち、このコア基板上で配線可能エリアは表1の通りである。
【0011】
【表1】
Figure 0003596374
【0012】
このように従来法では、基板総表面面積の実に12.6%が、表裏の電気的接続のため貫通スルホールによって費やされている。つまり、回路の配線に使用可能な表面積は残りの87.4%にしか過ぎない。
【0013】
上記の第1の従来技術の第2の問題点は、75μm以下の細線回路の形成が難しいことである。一般にエッチング法により形成可能な配線パターンの回路幅や回路間隙の加工限界は、エッチングされる導体層の厚さに依存している。つまり、導体厚が薄ければ薄いほど、微細な回路幅や回路間隙が形成でき、また、歩留も向上できることになる。上記の従来技術では、銅箔とめっきの二層で構成されており、導体厚は25〜35μmと厚い。導体厚が25〜35μmの場合においては、量産可能な限界は、回路幅75〜100μmと回路間隙75〜100μmである。
【0014】
上記の第1の従来技術における配線パターン精度を改善する技術が特開平9―46042号公報(以下、第2の従来技術という)に開示されている。この技術について図7を参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、絶縁樹脂板501の両側に銅箔502を有する銅張り積層板500に、一方の銅箔面に上からレーザを照射して、もう一方の導電層を貫通しない有底マイクロビアホール用孔503を形成する。
【0015】
次に、図7(b)に示すように、有底マイクロビアホール用孔503の開口している側の面に銅めっき膜504を施し、表裏の銅箔を電気的に接続した後、基板の両面を感光性エッチングレジスト(表示していない)で被覆し、露光・現像してからエッチングして、図7(c)のように、導電回路506,導電回路507および有底マイクロビアホール505を有するコア基板512を形成する。
【0016】
さらに、図7(d)に示すように、コア基板512上に、絶縁樹脂508と銅箔509を積層した後、図7(a)〜(c)と同様な工程を繰り返すことによって、図7(e)に示すように、導電回路511およびマイクロビアホール510を有するビルドアップ層513を形成して多層プリント配線板515が完成する。
【0017】
この第2の従来技術の方法によれば、図7(b)に示す絶縁樹脂板の下側導体はめっきがない構成のため、導体層の薄化が図られている。この効果として、エッチング法による微細回路形成を実現できている。
【0018】
一方、図7(b)に示す絶縁樹脂板の上面の導体層は、銅箔502上に薄いめっき膜503を施すことで、エッチングすべき導体厚の薄化を図るという構成である。これでは、銅箔とめっき膜という二層の導体層が積み重なる構成自体は、図6に示した第1の従来技術と同じであり、導体層の薄化が困難である。導体層の薄化を図ろうとすれば、めっき膜を薄くすることになるが、これは同時に、マイクロビアホール部のめっき膜も薄くなってしまうので、マイクロビア部の接続信頼性が低下する問題点があった。したがって、第2の従来技術によっても、微細な配線パターンの形成性とマイクロビアホールの接続信頼性を両立させることが困難である。
【0019】
上記の第1の従来技術のコア基板の配線収容性を改善する方法が、特開平7−283539号公報(以下、第3の従来技術という)に開示されている。この技術では、コア基板の表裏導通スルーホールに、導電性充填材を穴埋めすることにより表裏導通スルーホールの軸上にマイクロビアホールを配置し、ビルドアップ層の導体と接続してコア基板の表裏導通スルーホール部の配線収容性を改善している。
【0020】
この第3の従来技術について図8を参照して説明する。まず、図8(a)のように、絶縁樹脂板601の両面に銅箔602を被覆した銅張り積層板600に、ドリルで穴明け加工を行い、貫通孔603を形成する。次に、図8(b)のごとく、基板の両面と貫通孔603に銅めっき膜604を形成し、基板の表裏を電気的に接続する。
【0021】
次に、図8(c)に示すように貫通孔603を導電性充填材605で穴埋めした後、基板の両面を感光性エッチングレジスト(表示していない)で被覆し、公知のエッチング法の手段を使って露光・現像してエッチングし、図8(d)に示すような、銅箔602と銅めっき膜604からなる導電回路607と導電性充填材605で穴埋めされた表裏導通スルーホール606を有するコア基板614が得られる。
【0022】
次に、公知のビルドアップ法を使用して、図8(e)に示すように、ビルドアップ絶縁樹脂層608、導電回路610、マイクロビアホール609,609’を有するビルドアップ層615を形成した多層プリント配線板616が製造される。なお、マイクロビアホール609’は、導電性充填材で穴埋めされた貫通スルーホールの軸上に配置されたマイクロビアホールである。
【0023】
このように、上記の第3の従来技術では、コア基板の表裏導通スルーホールに導電性充填材を穴埋めする構成となっているので、表裏導通スルーホールの軸上へビルドアップ層のマイクロビアホールを配置が可能となっている。
【0024】
しかしながら、導電性充填材を穴埋めする付加的な工程を追加する必要があり、また、導電性充填材は高価であり、製造コストの増加をもたらす問題があった。
【0025】
ビルドアップ法で形成された多層プリント配線板は、小型化、軽量化が強く要請されている。これを実現するためには、高い配線収容性を有する構造と製造方法が必要であるが、上記の従来技術では、十分な配線収容性が得られず、多層プリント配線板の小型化、軽量化に限界がある。
【0026】
本発明の目的は、上記の従来技術における問題点を解決したビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明の多層プリント配線板の製造方法は、第1の絶縁樹脂層の両面に銅箔を接着して形成された銅張り積層板の前記銅箔をエッチングして薄化する工程と、前記銅張り積層板の一方の面の前記銅箔をパターニングして第1の導電回路を形成する工程と、前記銅張り積層板の前記第1の導電回路形成面からレーザ光を照射して前記銅張り積層板の他方の面の前記銅箔の前記第1の絶縁樹脂層との被着面まで達する第1の孔を形成する工程と、前記第1の孔壁に選択的に化学銅めっき膜を形成する工程と、前記銅張り積層板の前記他方の面の前記銅箔をめっきリードとして前記第1の孔壁の前記化学銅めっき膜を電気銅めっきで選択的に厚付けして第1のビアホールを形成する工程と、前記銅張り積層板の前記他方の面の前記銅箔をパターニングして第2の導電回路を形成し、前記第1の絶縁樹脂層の両面に前記第1の導電回路、前記第2の導電回路および前記第1のビアホールを有するコア基板を形成する工程と、前記コア基板の両面に第2の絶縁樹脂層を形成する工程と、前記第2の絶縁樹脂層の所定の位置に前記コア基板の表面に達する第2の孔を形成する工程と、前記第2の孔壁を含む前記第2の絶縁樹脂層の全面に銅めっき膜を形成した後パターニングし、前記第2の絶縁樹脂層上に第3の導電回路および前記第2の孔壁に第2のビアホールを形成する工程とを含むことを特徴する。
【0028】
本発明では、前記コア基板の両面にエッチングし薄化した銅箔で導電回路を形成し、コア基板の両面の導通はレーザ加工して半貫通の前記第1の孔を設け、前記第1の孔のみに電気めっきして形成した前記第1のビアホールにより行うことにより、回路幅、回路間隙の低減とビアホールの微小化ができ、コア基板の配線収容性を向上できる。
【0029】
また、本発明では、前記コア基板の前記第1のビアホールは一方の面からレーザ加工で孔明けして電気めっきして形成し、半貫通で導電性であるため、前記第1の裏面は平坦なランドの状態が維持され、この軸上に、前記第2のビアホールを配置して配線することができ、回路の配線自由度を向上できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態の多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。なお、図2は図1(f)に続く工程を説明する基板要部の断面図、図3は図2(e)に続く工程を説明するための基板要部の断面図である。まず、図1(a)に示すように、銅箔101上に、エポキシ樹脂を塗布して半硬化状態にした50〜100μm厚の絶縁樹脂層102を有する銅箔付き樹脂シート103を2枚準備する。
【0031】
次に、図1(b)のように、真空油圧プレスを使用して圧力10〜25Kg/cm、温度150〜180℃で60〜120分間の条件下で加熱成形して銅張り積層板104を得た。
【0032】
ここにおいて、貼り合わせる材料は銅箔付きエポキシ樹脂シートに限定されるものではない。ポリイミド樹脂等の絶縁樹脂を塗布した銅箔付き絶縁樹脂シートでも良く、また絶縁樹脂としてエポキシ樹脂等の光熱硬化性樹脂を使用することができる。銅箔101は厚さ12〜18μmのものが使用される。
【0033】
次に、この銅張り積層板104に硫酸80〜160g/lと35wt%過酸化水素水90〜150g/lを組成とする酸化性液を15〜60秒間スプレーすることにより、銅箔101をマクロエッチングして、銅箔101厚みを5〜10μm程度にした。
【0034】
一般にエッチング法により形成される配線パターンの回路幅や回路間隙の加工限界は、エッチングされる導体の厚さに依存している。つまり、導体厚が薄ければ薄いほど、微細な回路幅や回路間隙が形成でき、また、歩留も向上できることになる。このため、銅箔101の薄化の程度は5〜10μm程度に限定されることなく、後工程でエッチングして形成することが予定されている回路の微細さの程度に応じて変更することができる。さらに5〜10μmを下回る銅箔の薄化を実施するためには、酸化性液によるマイクロエッチング工程を繰り返し実施したり、酸化性液のスプレー時間を長くすることにより、所望の銅厚まで薄化を図ることができる。
【0035】
次に、図1(c)のように、銅張り積層板104の両面に感光性のエッチングレジスト105を温度80〜120℃の熱ロールを通過させることにより、熱圧着した後、一方の面(図中上面)には、所望の配線パターンの図柄を有するマスクフィルムを当接させ、また、他方の面(図中下面)にはマスクフィルムなしのまま、超高圧水銀ランプで150〜200mJ/cmの紫外線を照射して露光し、0.5〜2wt%炭酸ナトリウム水溶液で感光性のエッチングレジストの未露光部を溶出させ、一方の面には配線パターンの図柄を有するエッチングレジスト105を形成し、他方の面には全面にエッチングレジト105aで覆われた銅張り積層板104を得た。
【0036】
次に、この銅張り積層板104に、塩化第二銅200〜400g/l、塩酸100〜150g/lからなるエッチング液をスプレーすることにより、エッチングレジストが被覆していない部分の銅箔101をエッチング除去して、図1(d)のごとく一方の面(図中上面)にのみ導電回路107、ランド106を有する所望の配線パターンを形成した。また、他方の面(図中下面)は全面に銅箔が残っている。続いて、エッチグレジスト105,105aを0.5〜2.0wt%水酸化ナトリウム水溶液で剥離して除去する。
【0037】
さらに、図1(e)のごとく、所望の配線パターンを形成した面から、炭酸ガスレーザを照射して所望の位置にマイクロビアホール用孔108を明けた。レーザ加工条件は、スポット径(直径)0.125mmの炭酸ガスレーザを5〜20mJで1〜3パルス照射するのが好適である。
【0038】
レーザで開口したマイクロビアホール用孔108の底にはレーザで焼き付いたエポキシ樹脂スカムが付着しているので、膨潤浴(例えば、シプレイ・ファーイースト(株)製MLB211が20vol%、キューポジットZが10vol%からなる60〜85℃の膨潤浴)に1〜5分間浸漬した後、エッチング浴(例えば、シプレイ・ファーイースト(株)製MLB213Aが10vol%、213Bが15vol%からなる55〜75℃のエッチング浴)に2〜10分間浸漬してエポキシ樹脂スカムをエッチングする。最後に中和浴(例えば、シプレイ・ファーイースト(株)製MLB216−2が20vol%からなる35〜55℃の中和浴)に2〜10分間浸漬することにより、マイクロビアホール用孔内を中和して清浄なマイクロビアホール用孔108を得た。
【0039】
次に、この基板をシプレイ・ファーイースト(株)製プレディップCP−3023浴に25℃で60秒間浸漬後、同社製キャタリスト同CP−3316浴に25℃で180秒間、同社製アクセラレーター(NR−2AとNR−2Bを各々10vol%と3vol%で混合した水溶液)に25℃で300秒間順次浸漬して、図1(f)のごとく、基板全面にパラジウム触媒109を付与した。
【0040】
次に、図2(a)のごとく、基板の両面に、感光性のドライフィルム110を温度80〜120℃の熱ロールを通過させて熱圧着した。この時、基板の一方の面(図中上面)については全面にドライフィルム110で覆い、他方の面(図中下面)については、基板板端の二辺に5mm幅で下面の銅箔が露出するように覆った。基板板端に露出させた銅箔部は後工程で電気めっきする際に電気的接点をとるためのものである。
【0041】
続いて、基板の一方の面にはマイクロビアホール用孔108に重なる位置で直径0.150mmの遮光部を有するマスクフィルムをドライフィルム110上に当接して、超高圧水銀ランプで50〜200mJ/cmの紫外線を照射して露光した後、0.5〜2wt%炭酸ナトリウム水溶液をスプレーして未露光部のドライフィルム110を溶出させた。これにより、図2(b)に示すように、マイクロビアホール用孔108に重なる位置で、ドライフィルム110を直径0.150mmの径で開口させた。基板の他方の面(図中下面)に熱圧着したドライフィルムはマスクフィルムなしで全面露光して、図2(b)に示すように、板端の二辺を除く銅箔101全体をマスクキングした状態とした。
【0042】
次に、基板板端で露出した二辺の銅箔101部をカソード111でクランプして基板を保持し、シプレイ・ファーイースト(株)製キューポジット253A、253B、53C、253E、253Yを58:25:2:50:14の割合で混合した40℃の化学銅めっき溶液に、15分間浸漬して、化学銅めっき膜を析出させた。
【0043】
続いて、硫酸銅70〜100g/l、硫酸150〜250g/l、塩酸50〜100ppmの組成から成る硫酸銅めっき浴中に浸漬し、基板をクランプするカソード111から、基板板端の露出した銅箔部を通じて、電流密度1.5〜2.5A/dmの条件で20〜50分めっきして、マイクロビアホール用孔に厚み10〜15μmの電気銅めっき膜を析出させ、図2(c)に示すように、マイクロビアホール112を形成した。
【0044】
次に、カソード111を取り外し、基板の両面に0.5〜2wt%水酸化ナトリウム水溶液をスプレーして、ドライフィルム110を剥離除去して図2(d)のごときを基板を得た。
【0045】
マイクロビアホール用孔のめっき膜の厚さはマイクロビアホールの接続信頼性上重要な因子であり、めっき膜が薄い場合には、はんだ耐熱試験や温度サイクル試験に於いてマイクロビアホール部でのコーナークラックが発生することがわかっている。良好な接続信頼性を確保するために、めっき厚は10〜15μmが好適である。
【0046】
次に、図2(e)のように、図1(c)〜(d)で説明したのと同じ方法を使って、今度は、基板の逆面(図中下面)に、パターン114,ランド113およびマイクロビアホール112の裏面に位置するランド113’から成る所望の配線パターンを形成してコア基板115を作製した。
【0047】
次に、図3(a)のように、コア基板115の両面に公知の方法によりビルドアップ層119を形成する。つまり、コア基板115の両面に感光性絶縁樹脂を塗布、乾燥して、絶縁樹脂層を積み重ね、露光、現像の工程を経て絶縁樹脂層125にマイクロビアホール用孔を形成した後、熱硬化させてビルドアップ絶縁樹脂層を形成する。続いて、ビルドアップ絶縁樹脂層の表面を平滑に研磨した後、めっきを実施してビルドアップ導体層を形成し、公知の回路形成の方法を実施して、マイクロビアホール116,116’,117,ランド118を具備するビルドアップ層119を形成した。尚、マイクロビアホール116’はコア基板の表裏導通マイクロビアホール112の軸上に形成したものである。
【0048】
ビルドアップ層119の感光性絶縁樹脂材料は液状に限定されることはなく、フィルム状材料の場合は、前記塗布、乾燥に替えてラミネートして適用可能である。
【0049】
また、ビルドアップ層119の形成を感光性絶縁樹脂材料によるフォト法に拠らず、熱硬化性層間材料を使用した場合は、熱硬化した後、レーザ加工でマイクロビアホール用孔を形成してビルドアップ絶縁樹脂層を形成すことも可能である。
【0050】
さらに、多層のビルドアップ層を形成する場合には、前述と同様の製法を繰り返し実施して、図2(b)に示すように、マイクロビアホール120、導電回路121を具備する2層目のビルドアップ層122を形成することができる。
【0051】
本発明では、コア基板115は両面にエッチングし薄化した銅箔で形成した導電回路107,114を有するとともに、レーザ加工して半貫通孔を設けこの半貫通孔のみに電気めっきして形成した表裏導通マイクロビアホール112を具備することに大きな特徴がある。コア基板115の両面の接続はレーザ加工して電気めっきして形成した小径の表裏導通マイクロビアホール112によって担われるため、コア基板の両面について回路の配線に使用可能な表面積を増加させることができる。また、コア基板の表裏導通マイクロビアホールは一方の面からレーザ加工で孔明けして電気めっきして形成し、半貫通で導電性であるため、表裏導通マイクロビアホールの裏面は平坦なランドの状態が維持されおり、この軸上に、ビルドアップ層のマイクロビアホール116’を配置して配線することが可能な構成となっており、回路の配線の自由度が高い。
【0052】
さらに、コア基板の回路107,114は、めっきを行わない薄い銅箔をエッチングして形成するため、微細な回路の形成が可能である。これらにより、コア基板の配線収容性が向上するという効果が得られる。
【0053】
表2は、本発明により製造した基板サイズ73.5mm×96mmのコア基板の配線収容性を計算した結果である。
【0054】
表2によるとコア基板の両面を接続するためのマイクロビアホールが占有するために回路の配線に使用できない面積は、基板総面積の2.1%にしか過ぎない。残りの97.9%が回路の配線に使用可能である。したがって、本発明のコア基板では、従来のコア基板に比較して、回路の配線に使用できる面積の比率を約10%以上増加できるため、配線の収容性を向上できることがわかる。
【0055】
【表2】
Figure 0003596374
【0056】
次に、本発明の第2の実施の形態の多層プリント配線板の製造方法について図4を参照して説明する。
【0057】
本実施の形態では、上記の第1の実施の形態のコア基板115の作製工程の図1(d)において、導電回路107形成面にレーザ防御用の銅箔を残してコア基板のマイクロビアホール用孔をレーザ孔明けすることによって上記の第1の実施の形態よりもマイクロビアホール用孔の形成精度を向上できる。まず、図1(a)〜図1(b)と同じ工程で、銅張り積層板104を形成した後、銅張り積層板104の両面に感光性エッチングレジストフィルム(表示していない)を温度80〜120℃の熱ロールを通過させることにより、熱圧着する。次いで、一方の面(図中上面)には、所望の配線パターンの図柄を有するマスクフィルムを当接させ、また、他方の面(図中下面)にはマスクフィルムなしのまま、超高圧水銀ランプで150〜200mJ/cmの紫外線を照射して露光し、0.5〜2wt%炭酸ナトリウム水溶液で感光性エッチングレジスト膜の未露光部を溶出させ、一方の面には配線パターンの図柄を有するエッチングレジストを形成し、他方の面には全面にエッチングレジトで覆ってエッチングし、図4(a)のごとく片面に導体回路107とレーザ防御用の銅箔部107aを形成する。次いで、図4(b)のごとく、所望の配線パターンを形成した面(図中上面)から、レーザ防御用の銅箔部107aをマスクとしてレーザを照射し、マイクロビアホール用孔108aを開口させる。
【0058】
次いで、図4(c)に示すごとくマイクロビアホール用孔108aと後工程で電気的接点となる裏面の二辺の板端銅箔部を除く全てをドライフィルム110でマスキングした後、上記の第1の実施の形態と同様に、化学銅めっき後、カソート111から通電しながら電気めっきして、図4(d)ようにマイクロビアホール用孔108aに銅めっき膜200を析出させ、マイクロビアホール112を形成した後、図2(d)の工程以降の工程により多層プリント配線板を製造する。
【0059】
次に、本発明の第3の実施の形態の多層プリント配線板の製造方法について図5を参照して説明する。本実施の形態では、コア基板115のマイクロビアホール112に直接重畳するようにコア基板115上の感光性絶縁樹脂からなる絶縁樹脂層125にさらにマイクロビアホールを形成し、上記の第1の実施の形態よりも配線収容性の向上した多層プリント配線板を製造できる。まず、上記の第1の実施の形態の図1(a)〜図2(e)の工程で、コア基板115を作製する。次いで図5(a)のように、感光性絶縁樹脂からなる絶縁樹脂層125をコア基板115の両面に塗布して表面を研磨して平坦化する。
【0060】
次に図5(b)のごとく、コア基板115の表裏に絶縁樹脂層を両面に形成した絶縁樹脂層125にレーザ加工によりマイクロビアホール用孔126を形成する。マイクロビアホール用孔126aはコア基板115の表裏導通用のマイクロビアホール112の軸上に開口している。マイクロビアホール用孔126aについては、通常のマイクロビア126の加工条件の2〜3倍のエネルギーを照射して加工することができる。
【0061】
次に、図5(c)のごとく、この基板の全面にめっきした後、エッチング法により、導電回路127、ビアランド128、マイクロビアホール129,129a,129bからなる所望の配線パターンを形成する。尚、ビルドアップ層119aのマイクロビアホール129aおよび129bは、ともに、コア基板115にある共通の表裏導通マイクロビアホール112の軸上に配置されている。
【0062】
図5(d)は、前述と同様の方法を繰り返し、もう一層のビルドアップ層122aを積み上げた場合の断面図である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法では次の効果が得られる。
(1)コア基板の両面にエッチングし薄化した銅箔で導電回路を形成し、コア基板の両面の導通はレーザ加工して半貫通孔を設けこの半貫通孔のみに電気めっきして形成した表裏導通マイクロビアホールにより行うことにより、回路幅50μmと回路間隙50μmの細線導電回路の形成と直径125μmのマイクロビアホールが高歩留まりで形成でき、コア基板の配線収容性を向上できる。
(2)コア基板の表裏導通マイクロビアホールは一方の面からレーザ加工で孔明けして電気めっきして形成し、半貫通で導電性であるため、表裏導通マイクロビアホールの裏面は平坦なランドの状態が維持されおり、この軸上に、ビルドアップ層のマイクロビアホールを配置して配線することができ、回路の配線自由度を向上できる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。
【図2】図1(f)に続く工程を説明する基板要部の断面図である。
【図3】図2(e)に続く工程を説明するための基板要部の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。
【図6】第1の従来技術のビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。
【図7】第2の従来技術のビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。
【図8】第3の従来技術のビルドアップ法による多層プリント配線板の製造方法を工程順に説明するための基板要部の断面図である。
【符号の説明】
101,402,502,509,602 銅箔
102,125,125a,409 絶縁樹脂層
103 銅箔付き樹脂シート
104,400,500,600 銅張り積層板
105,105a,405 エッチングレジスト
106,113,113’,117,128 ランド
107,114,121,127,407,411,506,507,511,607,610 導電回路
107a 銅箔部
108,108a,126,126a マイクロビアホール用孔
109 パラジウム触媒
110 ドライフィルム
111 カソード
112,116,116’,120,129,129a,129b,410,510,609,609’ マイクロビアホール
115,412,512,614 コア基板
119,122,122a,413,513,615 ビルドアップ層
128 ビアランド
401,501,601 絶縁樹脂板
403,603 貫通孔
200,404,504,604 銅めっき膜
406 スルーホール
408,508 絶縁樹脂
409,608 ビルドアップ絶縁樹脂層
415,515,616 多層プリント配線板
503 有底マイクロビアホール用孔
505 有底マイクロビアホール
605 導電性充填材
606 表裏導通スルーホール

Claims (8)

  1. 第1の絶縁樹脂層の両面に銅箔を接着して形成された銅張り積層板の前記銅箔をエッチングして薄化する工程と、前記銅張り積層板の一方の面の前記銅箔をパターニングして第1の導電回路を形成する工程と、前記銅張り積層板の前記第1の導電回路形成面からレーザ光を照射して前記銅張り積層板の他方の面の前記銅箔の前記第1の絶縁樹脂層との被着面まで達する第1の孔を形成する工程と、前記第1の孔壁に選択的に化学銅めっき膜を形成する工程と、前記銅張り積層板の前記他方の面の前記銅箔をめっきリードとして前記第1の孔壁の前記化学銅めっき膜を電気銅めっきで選択的に厚付けして第1のビアホールを形成する工程と、前記銅張り積層板の前記他方の面の前記銅箔をパターニングして第2の導電回路を形成し、前記第1の絶縁樹脂層の両面に前記第1の導電回路,前記第2の導電回路および前記第1のビアホールを有するコア基板を形成する工程と、前記コア基板の両面に第2の絶縁樹脂層を形成する工程と、前記第2の絶縁樹脂層の所定の位置に前記コア基板の表面に達する第2の孔を形成する工程と、前記第2の孔壁を含む前記第2の絶縁樹脂層の全面に銅めっき膜を形成した後パターニングし、前記第2の絶縁樹脂層上に第3の導電回路および前記第2の孔壁に第2のビアホールを形成する工程とを含むことを特徴する多層プリント配線板の製造方法。
  2. 前記銅張り積層板が銅箔の片面に前記第1の絶縁樹脂層を塗布して形成した2枚の片面銅張り積層板を前記第1の絶縁樹脂層面で同士で貼り合わせて形成されたものを使用する請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  3. 前記第1の絶縁樹脂層の絶縁樹脂として光熱硬化絶縁樹脂を使用する請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  4. 前記光熱硬化絶縁樹脂がエポキシ樹脂系樹脂である請求項3記載の多層プリント配線板の製造方法。
  5. 前記第1の絶縁樹脂層の絶縁樹脂としてポリイミド系樹脂を使用する請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  6. 前記第2の絶縁樹脂層の絶縁樹脂として感光性エポキシ樹脂または熱硬化性エポキシ樹脂を使用する請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  7. 前記コア基板の前記第2の導電回路をパターニングする際に、少なくとも前記第2の導電回路が前記第1のビアホールの底部面と接続するようにパターニングすることを特徴とする請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  8. 前記第2のビアホールを形成する際に、前記第2のビアホールが前記第1のビアホールの底部上面と直接におよび/または下面に接続された前記第2の導電回路を介して電気的に接続されるように、前記第2のビアホール用の前記第2の孔が形成されることを特徴とする請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
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