JPH09228539A - 折り畳み式の天井パネル - Google Patents

折り畳み式の天井パネル

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JPH09228539A
JPH09228539A JP8060124A JP6012496A JPH09228539A JP H09228539 A JPH09228539 A JP H09228539A JP 8060124 A JP8060124 A JP 8060124A JP 6012496 A JP6012496 A JP 6012496A JP H09228539 A JPH09228539 A JP H09228539A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練を要することなく迅速かつ確実に天井下
地の作業を終えることのできる天井パネルを提供する。 【解決手段】 長手方向に延びる複数個の本体部材1A
〜1Eと、本体部材1A〜1Eを相互に接続する複数個
の可動部材2と、可動部材2を本体部材1A〜1Eに対
して回動可能に連結する連結具3とを備えて、本体部材
1A〜1Eの幅方向に折り畳んだ状態で現場に持ち込
み、その後、押し広げて取り付けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物に用い
る天井パネルに関し、特に、工場生産が可能であって、
現場に運搬した後、迅速に取り付け作業を終えることの
できる折り畳み式の天井パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の天井下地の一例を図示し
たものであり、釣木受けを介して梁に支持される釣木2
0と、釣木20や柱21や間柱22に接続される野縁受
け23a及び野縁端受け23bと、野縁受け23a,2
3bに固着される野縁24とが示されている。なお、野
縁24の下端面には、下地材25などが釘打ち固定され
る(図7(a)参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6や図7
に示す従来の工法では、現場にて、横方向の野縁24a
と縦方向の野縁24bとを相欠きに取り付ける必要があ
り(図7(b)参照)、この作業が煩雑であって、相当
の作業時間を要するという問題があった。特に、熟練作
業者が不足している昨今は、作業内容の簡略化が重要か
つ緊急の要請であり、天井下地の作業についてもその改
善が望まれていた。本発明は、かかる実情に鑑みてなさ
れたものであって、熟練を要することなく迅速かつ確実
に天井下地の作業を終えることのできる天井パネルを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る天井パネルは、長手方向に延びる複数
個の本体部材と、前記本体部材を相互に接続する複数個
の可動部材と、前記可動部材を前記本体部材に対して回
動可能に連結する連結具とを備えて、前記本体部材の幅
方向に折り畳んだ状態で現場に持ち込み、その後、押し
広げて取り付けるようにしている。本発明によれば、天
井パネルの側面を木造建築物の他の部材に取り付けるだ
けで、迅速かつ確実に天井下地を完成させることができ
る。本発明において、可動部材や連結具の形状は特に限
定されないが、可動部材の両端部は、その角がアールを
付けて落とされていると共に、長さ方向に形成された切
り込み溝と、これに直交する案内孔とが形成されてお
り、連結具は、そのベース部が本体部材に固着され、フ
ランジ部が本体部材に直交して延設されているのが好ま
しい。この場合には、フランジ部が切り込み溝に導入さ
れた状態で、案内孔を通してピン部材を挿入すれば、こ
れにより、可動部材は本体部材に対して回動可能に連結
される。なお、アールを付けて落とす角は、可動部材の
端部における角の全てでも良いし、一方の角だけでも良
い。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の一例である
天井パネルの取付状態を示した平面図であり、図2と図
3は、図1の天井パネルの主要な構成要素を図示したも
のである。図1〜図2に示す天井パネルは、長手方向に
延びる5個の本体部材1A〜1Eと、本体部材1A〜1
Eを相互に接続する20個の可動部材2と、可動部材2
を本体部材1に対して回動可能に連結する連結具3とを
中心的に備えている。本体部材1は、この実施例では、
太さw(=36mm角)の角材であって、その長さは、2
モジュール長に対応して決定されている。すなわち、本
体部材1の長さは、1モジュール長をL、柱の太さを
d、釣木の厚みをtとした場合に、2L−d/2−t/
2に設定されている。なお、1モジュール長とは、旧来
の半間(タタミ1畳は1間×半間)に該当する長さであ
り、具体的には、800mm、910mm、1000mmなど
に定められる。合計20本の可動部材2は、それぞれ5
本の可動部材2からなる4つのグループ2A〜2Dに分
かれており、各グループ2A〜2Dの可動部材2によっ
て、隣接する本体部材1,1が相互に接続されている。
個々の可動部材2は、それぞれ、本体部材1と同じ太さ
wの角材であって、その長さは、(2L−d/2−t/
2−5w)/4に設定されている。可動部材2の両端部
には、所定口径の案内孔2aと、所定幅の切り込み溝2
bとが設けられている(図2)。また、可動部材2の両
端部の角は、アールを付けて丸く切り落とされており、
必要に応じて、天井パネルを折り畳んだり、押し広げた
りできるようにしている。なお、可動部材2の角は、図
1や図2のように、両方の角とも切り落としても良い
し、図3や図5のように、一方の角だけを切り落として
も良い。
【0006】連結具3は、厚さ1.5mm程度の金属板を
屈曲して形成するが、本体部材1A,1Eに取り付けら
れる一方連結具3’と、その他の本体部材1B〜1Dに
取り付けられる両方連結具3とが用いられる(図3参
照)。両方連結具3と一方連結具3’とは、そのフラン
ジ部3Bが両方向に延設されるか、一方向にのみ延設さ
れるかで相違するが、いずれも、ベース部3Aには取付
孔3aが設けられ、フランジ部3Bにはピン孔3b,3
bが設けられている。そして、取付孔3aに釘4を打ち
込むことによって、連結具3が本体部材1に固着されて
いる。本体部1と可動部材2とは、可動部材2の切り込
み溝2bの中に連結具3のフランジ部3Bを導入した
後、可動部材2の案内孔2aに釘5を打ち込むことによ
って、連結されている(図4参照)。ここで、フランジ
部3Bのピン孔3bが釘5の外径より大きく形成され、
切り込み溝2bがフランジ部3Bの厚さよりやや大きく
形成されており、また、可動部材3の角がアールに形成
されているので、連結具3と可動部材2とは釘5によっ
てピン結合されることになる。以上のように、本発明の
天井パネルでは、可動部材2が本体部材1に対して回動
可能に連結されているので、この天井パネルを製造した
後は、本体部材1B,1Dを一方側に押し、他の3つの
本体部材1A,1C,1Eを固定するか他方側に引くだ
けで、容易に折り畳むことができる。なお、可動部材2
の端部において、一方の角だけを落とす場合には、切り
落とす角を、可動部材2の両端で逆にすると共に、隣接
するグループ2A〜2D毎に、可動部材2を逆向きに取
り付ける必要がある。つまり、図5(b)に示すよう
に、第1グループ2Aは、本体部材1Aに接する端部で
は下方の角を落とし、本体部材1Bに接する端部では上
方の角を落としている。一方、第2グループ2Bは、本
体部材1Bに接する端部では上方の角を落とし、本体部
材1Cに接する端部では下方の角を落としている。以
下、同様であって、第3と第4グループ2C,2Dは、
それぞれ第1と第2グループ2A,2Bと同一に形成し
ている。
【0007】続いて、以上の構成からなる天井パネルの
取り付け方法などを説明する。天井パネルを現場に運搬
した状態では、天井パネルは折り畳んだ状態(図5
(a)参照)にあるので、現場で押し広げた後、天井パ
ネルの側面を通柱6や管柱や釣木などに固定する(図
1)。なお、図1において、幅tの部分が釣木の設けら
れる箇所である。また、同日出願(整理番号P9602
21B)に係る「軸組工法用の壁パネル」を使用する場
合には、通柱6や管柱に変えて、壁パネル8の枠部材8
a,8b,8cや、壁パネル8の間の調整部材9,9
に、天井パネルの側面を固定する。しかる後、天井パネ
ルに石膏ボードなどの下地材10を固着し、下地材10
の表面に、例えば、クロスなどの化粧材11を設けると
天井面の仕上げが完了する(図4参照)。以上、本発明
の一実施例について説明したが、発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜に変更することができる。つまり、本発明
の趣旨は、天井パネルを折り畳み可能に形成したことで
あるから、本体部材1や可動部材2の太さや長さや形
状、及び、連結具の形状は、何ら本発明を限定するもの
ではない。また、天井パネルの取り付け方法も本発明を
限定するものではない。同様に、実施例の説明では、5
個の本体部材1と20個の可動部材2を用いたが、本体
部材1と可動部材2の数も適宜に設計変更できる。例え
ば、2個または3個の本体部材1を用いれば、それぞ
れ、1/2モジュール長または1モジュール長に対応し
た大きさの天井パネルとなる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る天井
パネルは、長手方向に延びる複数個の本体部材と、本体
部材を相互に接続する複数個の可動部材と、可動部材を
本体部材に対して回動可能に連結する連結具とを備え
て、本体部材の幅方向に折り畳んだ状態で現場に持ち込
み、その後、押し広げて取り付けるようにしている。従
って、本発明によれば、天井パネルの側面を木造建築物
の他の部材に取り付けるだけで、迅速かつ確実に天井下
地を完成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である天井パネルの取り付け状態
を示す平面図である。
【図2】図1の天井パネルの主要要素を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の天井パネルの主要要素を示す別の斜視図
である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】天井パネルの折り畳み状態と展開状態とを図示
したものである。
【図6】従来の天井下地を図示したものである。
【図7】従来の天井下地を図示したものである。
【符号の説明】
1 本体部材 2 可動部材 2a 案内孔 2b 切り込み溝 3 連結具 3A ベース部 3B フランジ部 5 釘(ピン部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びる複数個の本体部材と、
    前記本体部材を相互に接続する複数個の可動部材と、前
    記可動部材を前記本体部材に対して回動可能に連結する
    連結具とを備え前記本体部材の幅方向に折り畳んだ状態
    で現場に持ち込み、その後、押し広げて取り付けるよう
    にしたことを特徴とする折り畳み式の天井パネル。
  2. 【請求項2】 前記可動部材の両端部は、その角がアー
    ルを付けて落とされていると共に、長さ方向に形成され
    た切り込み溝と、これに直交する案内孔とが形成されて
    おり、 前記連結具は、そのベース部が前記本体部材に固着さ
    れ、フランジ部が前記本体部材に直交して延設されてお
    り、 前記フランジ部が前記切り込み溝に導入された状態で、
    前記案内孔を通してピン部材が挿入され、これにより、
    前記可動部材を前記本体部材に対して回動可能に連結さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の天井パネ
    ル。
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