JPH04347240A - パネル接合金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は接合金具に係り、特にパ
ネルを梁等に取り付ける際に、使用されるパネル接合金
具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば床にパネルを敷設する場合
には、図５に示すような構造が一般的に実施されていた
。即ち、図５に於いて、１は梁であって、柱２に取り付
けられている。３は梁１に起立された間柱であり、また
４は根太であって、梁１に掛け渡されている。梁１に根
太４を取り付けるに当たっては、梁１の上側部に切欠凹
溝５を穿設し、且つ根太４の先端に凸起６を突設し、該
凸起６を切欠凹溝５に嵌入することによって、根太４を
梁１に取付固定していた。更に、床パネル（図示せず）
を敷設するに当たっては、この様に梁１に掛け渡された
根太４上に床パネルを敷設し、釘打ちすることによって
、根太４に床パネルを取付固定していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の従来の
構造の場合には、根太４を梁１で支持するために、梁１
に切欠凹溝５を切欠加工しなければならず、梁１の断面
性能が下落する問題があった。また、前述の従来の技術
では、梁１及び根太４に特別の加工を施さなければなら
ない上に、床パネルを根太４上に敷設し、且つこれ等の
数個所を根太４に釘打ちしなければならず、現場作業工
数が多く、作業性が極めて悪い問題があった。

【０００４】本発明は前述の従来の問題点に鑑み開発さ
れた全く新しい技術であって、特に予め工場内で根太組
み及び合板張りされたパネルを、現場で梁に簡単に敷設
固定することを可能としたパネル接合金具を提供しよう
とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係るパネル接合
金具は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術で
あって、その要旨は、パネルを梁等に取り付ける際に使
用される接合金具であって、所定位置に小穴を有する底
面プレートの上面ほぼ中央部に、所定位置に小穴を有す
るコ字断面プレートが一体的に起立突設されて構成され
ることを特徴としたものである。

【０００６】

【作用】本発明に係るパネル接合金具は、上述の如く、
底面プレートの上面中央にＵ字断面プレートが一体的に
起立されているので、該パネル接合金具のコ字断面プレ
ートの背面をパネルの端面に当接し、且つ底面プレート
の上面の一部をパネルの下面に当接することが出来る。 従って、パネル接合金具はパネルに２面で固定すること
が出来る。また、このパネル内でパネルの所定位置に取
付固定しておくことも出来る。パネル接合金具は、その
底面プレートを梁上に載置して、これを固定することに
よって、梁に安定した状態で取り付けることが出来る。

【０００７】

【実施例】図により、本発明に係るパネル接合金具の一
実施例を具体的に説明すると、図１は本発明に係る接合
金具の斜視図、図２（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）　は夫々図
１の接合金具の平面図，側面図，正面図、図３は該接合
金具の使用説明図、図４（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）　は夫
々図３の状態の要部の説明図である。

【０００８】図１及び図２（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）　に
於いて、１１は本発明に係るパネル接合金具であって、
平板状底面プレート１２と、コ字断面プレート１３との
組み合わせによって構成されている。該コ字断面プレー
ト１３は、起立板１３ａの両側前部に三角袖板１３ｂを
突設した形状を有している。このコ字断面プレート１３
は、底面プレート１２の上面ほぼ中央部に溶接されて一
体的に起立突設されている。 これ等の底面プレート１２及びコ字断面プレート１３に
は、夫々釘用の小穴１４が複数個ずつ穿設されている。

【０００９】本発明に係るパネル接合金具の使用に当た
っては、図３及び図４に示す如く、予めパネル接合金具
１１をパネル１５の所定位置に取付固定することが出来
る。 即ち、パネル接合金具１１の起立板１３ａの背面をパネ
ル１５の端面に当接し、且つ底面プレート１２の上面を
パネル１５の下面に当接し、更にコ字断面プレート１３
及び底面プレート１２に夫々設けられた小穴１４に釘１
６を挿通して、これをパネル１５に打ち込むことによっ
て、パネル接合金具１１をパネル１５に予め取付固定す
ることが出来る。

【００１０】次に、前述の如く、パネル接合金具１１が
取付固定されたパネル１５を、梁１７に取付固定するに
当たっては、図３及び図４に示すように、パネル接合金
具１１の底面プレート１２の下面を梁１７の上面に当接
し、底面プレート１２の前面に穿設された小穴１５に釘
１６を挿通して、これを梁１７に打ち込むことによって
、パネル１５を梁１７に簡単に取付固定することが出来
る。上述の実施例のように、本発明のパネル接合金具を
使用すると、パネル１５をパネル接合金具１１を介して
梁１７の上に乗せることが出来、これによって、パネル
１５からの鉛直荷重や剪断力を夫々軸組に確実に伝達す
ることができる。また、パネル接合金具１１は、起立板
１３ａの両側端に袖板１３ｂを突設したコ字断面プレー
ト１３を、底面プレート１２に溶着することによって構
成したので、構造的に強固である。

【００１１】

【発明の効果】本発明に係るパネル接合金具は、上述の
ような構造と作用とを有するので、このパネル接合金具
を利用することによって、根太組み及び合板張りをパネ
ル化して工場加工することが出来、これによって現場に
於ける作業工数を著しく減少せしめることが出来る。且
つ、本発明のパネル接合金具を使用することによって、
パネルを梁の上に乗せるように簡単に取付固定すること
が出来、これによって梁の加工を全く不要とすると共に
、パネルからの鉛直荷重及び剪断力を、確実に軸組に伝
達することが出来る。本発明に係るパネル接合金具は、
予め工場内でパネルに取り付けることが出来る。従って
、現場では梁の上にパネルを敷設した段階で、このパネ
ル接合金具を梁に釘打ちするのみで、パネルを梁に取付
固定することが出来、作業性を著しく向上せしめること
が出来る等の特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る接合金具の斜視図である。

【図２】本発明に係る接合金具の　（Ａ）は平面図，　
（Ｂ）は側面図，　（Ｃ）は正面図である。

【図３】本発明に係る接合金具の使用説明図である。

【図４】本発明に係る接合金具の使用状態における要部
の説明図である。

【図５】従来の公知技術を示す斜視説明図である。

【符号の説明】

１　　　　梁 ２　　　　柱 ３　　　　間柱 ４　　　　根太 ５　　　　切欠凹溝 ６　　　　凸起 １１　　　　パネル接合金具 １２　　　　底面プレート １３　　　　コ字断面プレート １３ａ　　起立板 １３ｂ　　袖板 １４　　　　小穴 １５　　　　パネル １６　　　　釘 １７　　　　梁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　パネルを梁等に取り付ける際に使用さ
   れる接合金具であって、所定位置に小穴を有する底面プ
   レートの上面ほぼ中央部に、所定位置に小穴を有するコ
   字断面プレートが一体的に起立突設されて構成されるこ
   とを特徴としたパネル接合金具。