JP3241876B2 - 隅木受け金物および隅木受け構造 - Google Patents
隅木受け金物および隅木受け構造Info
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Description
隅木を受ける隅木受け金物とこの隅木受け金物を用いた
隅木受け構造に関する。
状が複雑であり工業化が遅れていることから、在来工法
である軸組みを主体とした工法によって得られたものが
一般的である。このような軸組みによる寄棟屋根構造と
しては、例えば図6に示すものが知られている。図6に
おいて符号1a、1bは外壁であり、該外壁1a、1b
は出隅部Aを形成するものとなっている。これら外壁1
a、1bには、それぞれの上に敷桁2a、2bが載置固
定されている。また、外壁1aと対向する側には間仕切
壁3が配設され、該間仕切壁3には梁受材4が固定され
ている。前記敷桁2aと梁受材4との間には複数の陸梁
5が架設され、これら陸梁5…上にはそれぞれに小屋束
6が立てた状態に固定されている。さらに、これら小屋
束6…、6a上、および2階の床7に貼設された添束9
aと小屋束6a間にはそれぞれ母屋8a、8bが架設さ
れている。また、二階部分の壁部外面側には添束9b、
9bが取り付けられ、これら添束9b、9bの上には下
屋受木10が固定されている。そして、前記敷桁2a、
2bのなす出隅部、および母屋8a、8bが直交する直
交部には、外壁1a、1bが形成する出隅部Aより突出
して隅木11が、下屋受木10から母屋8a、8b間を
通って敷桁2a、2b間にかけて上から下に傾斜するよ
うに配置され、固定されている。
bには、図示しない垂木との間で十分な接合強度が得ら
れるように垂木欠ぎ12が形成されている。また、敷桁
2a、2b間、母屋8a、8b間には、隅木11を受け
てこれの位置決めをするとともに、隅木11との間で十
分な接合強度が得られるようにそれぞれ欠ぎ加工が施さ
れている。このような欠ぎ加工として、敷桁2a、2b
間の欠ぎ加工としては図7(a)に示す加工形状が知ら
れている。すなわち、敷桁2aには図7(b)に示すよ
うにその上面側に上木側隅木当り欠ぎ13が、下面側に
敷桁上木アゴ欠ぎ14が形成され、敷桁2bには図7
(c)に示すように上面側に下木側隅木当り欠ぎ15と
敷桁下木アゴ欠ぎ16とが形成されている。
7(b)に示すように敷桁2aの長さ方向に対し略45
゜の線に沿って形成された溝からなるもので、この溝の
出隅側が、敷桁2aの角部に開口するように形成された
ものである。また、この溝は、隅木11の幅にほぼ一致
して形成されたもので、その底面13aが、内側から出
隅側にかけて寄棟の勾配に対応した角度で下方に傾斜し
て形成されたものである。敷桁2bの下木側隅木当り欠
ぎ15は、図7(c)に示すように敷桁2bの長さ方向
に対し略45゜の線に沿って形成された切欠からなるも
ので、その底面15aが、図7(a)に示すように敷桁
2bが敷桁2aと組まれた際、敷桁2aの上木側隅木当
り欠ぎ13(溝)の底面13aと同一平面となるよう傾
斜して形成されたものである。また、敷桁上木アゴ欠ぎ
14、敷桁下木アゴ欠ぎ16は、敷桁2aと敷桁2bと
が直角に組まれた際、互いに係合するよう形成されたも
のである。
は図8(a)に示す加工形状が知られている。すなわ
ち、母屋8aには図8(b)に示すようにその上面側に
上木側隅木当り欠ぎ40が、下面側に上木相欠ぎ41が
形成され、母屋8bには図8(c)に示すように上面側
に一対の下木側隅木当り欠ぎ42、42が、下面側に下
木相欠ぎ43が形成されている。母屋8aの上木側隅木
当り欠ぎ40は、図8(b)に示すように母屋8aの長
さ方向に対し略45゜の線に沿って形成された溝からな
るものである。また、この溝は、隅木11の幅にほぼ一
致して形成されたもので、その底面40aが、内側から
外側にかけて寄棟の勾配に対応した角度で下方に傾斜し
たものである。
は、図8(c)に示すように母屋8bの長さ方向に対し
略45゜の線に沿って形成された一対の切欠からなるも
ので、それぞれの底面42aが、図8(a)に示すよう
に母屋8bが母屋8aと組まれた際、母屋8aの上木側
隅木当り欠ぎ40(溝)の底面40aと同一平面となる
よう傾斜して形成されたものである。また、上木相欠ぎ
41、下木相欠ぎ43は、母屋8aと母屋8bとが直交
して組まれた際、互いに係合するよう形成されたもので
ある。
たような隅木11を受ける構造にあっては、特に母屋8
a、8b間の受け構造を構成する上木側隅木当り欠ぎ4
0、下木側隅木当り欠ぎ42といった加工、敷桁2a、
2b間の受け構造を構成する上木側隅木当り欠ぎ13、
下木側隅木当り欠ぎ15といった加工が、各母屋、ある
いは各敷桁の長さ方向に角度をもち、かつその底面も寄
棟屋根の勾配に対応した傾斜面となることから複雑であ
り、また熟練を必要とするため加工がほとんど現場での
大工仕事となってしまい、施工の困難性を増すとともに
施工コストを引き上げ、工期の短縮化を損なう要因とな
っている。
で、その目的とするところは、複雑な加工を必要とせ
ず、したがって現場での大工仕事に頼らない簡略な構造
からなる隅木受け構造とこの構造に用いられる隅木受け
金物を提供することにある。
記載の隅木受け金物では、出隅部を形成する壁体、小屋
束等の鉛直部材の出隅側角部を覆うようにしてこれに当
接して固定される当接部と、前記鉛直部材の上に配設さ
れかつ略直交状態に突き合わされた敷桁、母屋等の水平
部材の直交部に形成された溝部内に配置され、かつその
上面が所定角度の傾斜面とされるとともに該傾斜面で隅
木を受ける傾斜部と、該傾斜部の傾斜面の両側からそれ
ぞれ上方に延びて隅木の両側面に挾持する挾持板とが一
体に形成されてなることを前記課題の解決手段とした。
請求項2記載の隅木受け構造では、出隅部を形成する壁
体のそれぞれの上に載置される敷桁と、該壁体および敷
桁間に設けられるとともに隅木を受ける隅木受け金物
と、該隅木受金物に固定される前記隅木とからなり、前
記隅木受け金物は、前記出隅部を形成する壁体の出隅側
角部を覆うようにしてこれに当接する当接部と、前記壁
体の上に配設されかつ略直交状態に突き合わされた敷桁
の直交部に形成された溝部内に配置され、かつその上面
が所定角度の傾斜面とされるとともに該傾斜面で隅木を
受ける傾斜部と、該傾斜部の傾斜面の両側からそれぞれ
上方に延びて隅木の両側面を挾持する挾持板とが一体に
形成されてなり、前記敷桁が、その出隅側端面が互いに
向き合い略直交状態に当接するように略45゜に傾斜し
て形成されるとともに、該端面側上部に該端面の傾斜に
沿って切欠が形成され、これら敷桁のそれぞれの切欠に
よって溝部が形成され、この溝部に前記隅木受け金物の
傾斜部が係止され、かつ該隅木受け金物の当接部が前記
壁体の出隅側コーナー部に当接せしめられ、該隅木受金
物の傾斜面上に、前記挾持板間に挾持された状態で隅木
が載置固定されてなることを前記課題の解決手段とし
た。請求項3記載の隅木受け構造では、小屋束上に一方
の端部が架けられる一対の母屋と、該小屋束および母屋
間に設けられるとともに隅木を受ける隅木受け金物と、
該隅木受金物に固定される前記隅木とからなり、前記隅
木受け金物は、出隅部を形成する小屋束の出隅側角部を
覆うようにしてこれに当接する当接部と、前記鉛直部材
の上に配設されかつ略直交状態に突き合わされた母屋の
直交部に形成された溝内に配置され、かつその上面が所
定角度の傾斜面とされるとともに該傾 斜面で隅木を受け
る傾斜部と、該傾斜部の傾斜面の両側からそれぞれ上方
に延びて隅木の両側面を挾持する挾持板とが一体に形成
されてなり、前記母屋が、その小屋束側の端面が互いに
向き合い略直交状態に当接するように略45゜に傾斜し
て形成されるとともに、該端面側上部に該端面の傾斜に
沿って切欠が形成され、これら母屋のそれぞれの切欠に
よって溝部が形成され、この溝部に前記隅木受け金物の
傾斜部が係止され、かつ該隅木受け金物の当接部が前記
小屋束の出隅側コーナー部に当接せしめられ、該隅木受
金物の傾斜面上に、前記挾持板間に挾持された状態で隅
木が載置固定されてなることを前記課題の解決手段とし
た。
切欠が形成された水平部材が突き合わされ、これら切欠
が突き合わされて形成された溝部に、その傾斜部を載せ
るとともに当接部を壁体コーナー部の出隅側に当接固定
するだけで隅木を受ける構造となり、したがって従来の
ごとく敷桁や母屋に上木側隅木当り欠ぎや下木側隅木当
り欠ぎなどの複雑な加工を施す必要がなくなる。また、
前記当接部は前記鉛直部材の出隅側角部を覆うようにし
て、これに当接して固定されるので、当接部は前記出隅
側角部により位置決めされた状態で該出隅側角部に確実
に固定され、これにより隅木受け金物自体を位置決めさ
れた状態で所定の位置に確実に取り付けることができ
る。さらに、出隅部上部で突き合わされた水平部材間で
隅木を受ける構成とすることができるので、出隅部にお
ける隅木の納まりがよい。請求項2、3記載の隅木受け
構造によれば、端面に切欠が形成された敷桁、母屋など
が突き合わされ、これら切欠が突き合わされて形成され
た溝部に、その傾斜部を載せるとともに当接部を壁体コ
ーナー部の出隅側に当接固定するだけで隅木を受ける構
造となる隅木受け金物を用いていることから、敷桁、母
屋に複雑な加工を施す必要がなくなり、また隅木受金物
の挾持板によって隅木を挾持することにから隅木の吹き
上げに対する強度が高まる。
け金物を示す図であり、この図において符号20は隅木
受け金物である。この隅木受け金物20は、寄棟屋根構
造において出隅部を形成する外壁や小屋束等の出隅側の
角部を覆ってこれに当接する当接部21と、前記外壁や
小屋束の上に配設されかつ略直交状態に突き合わされた
敷桁や母屋等の直交部に配置される傾斜部22と、該傾
斜部22の傾斜面の両側からそれぞれ上方に延びる挾持
板23、23とが一体に形成されてなるものである。
状のもので、出隅部を形成する外壁や小屋束の出隅側
(外側)角部に鉛直方向に沿って当接するものであり、
予め形成された釘打ち用の穴21a…を利用して外壁や
小屋束に釘打ち固定されるものである。傾斜部22は、
前記当接部21の上端部両側にそれぞれ連続して形成さ
れ、かつ鉛直方向に配置された側板24、24と、これ
ら側板24、24の後端(当接部21と反対側の端部)
に連続して形成された支持板25、25と、側板24、
24のそれぞれの上端間に配置された傾斜板(傾斜面)
26とからなるものであり、後述するように敷桁間ある
いは母屋間にてそれぞれの切欠が突き合わされて形成さ
れた溝部に係止せしめられるものである。
に係止せしめられた際該溝部の側壁に当接せしめられる
ものであって、その上端が隅木11の勾配、すなわち隅
木11に沿って形成される寄棟屋根の勾配に対応するよ
う予め所定の角度に形成されたものである。また、これ
ら側板24、24には、その下端にてそれぞれ内側に折
曲する折曲片27が形成されており、これら折曲片2
7、27が前記溝部の底面に載置されるようになってい
る。支持板25は、側板24に対して約135゜の角度
で折曲された略三角形状のもので、後述するように敷桁
あるいは母屋の内面に当接し、予め形成された釘打ち穴
25a…を利用してこれらに釘打ち固定されるものであ
る。傾斜板26は、側板24、24のそれぞれに連続し
かつこれらから折曲されてなる板26b、26bが、互
いに同一平面を形成するよう突き合わされ溶接等により
接合されて形成されたもので、前述したごとく所定角度
に傾斜した側板の上端に連続していることから、所定角
度に傾斜した傾斜面を形成したものとなっている。ま
た、この傾斜板26は、後述するようにその上に隅木1
1を載置し、予め形成された釘打ち用穴(図示略)を利
用することにより、隅木11を釘打ち固定するようにな
っている。
(当接部21と反対の側)の両側に連続するとともに、
これらからそれぞれ上方に延びて折曲され形成されたも
ので、後述するように傾斜板26上に隅木11が載置さ
れた際、該隅木11の両側面をる挾持するとともに、予
め形成された釘打ち用穴23a…を利用することによ
り、隅木11を釘打ち固定するものとなっている。この
ような構成の隅木受け金物20を形成するには、鉄板等
の金属板を図2に示すような形状に打ち抜き、図2中破
線で示す折り曲げ線を該折り曲げ部分が凸となるように
折り曲げるとともに、二点鎖線で示す折り曲げ線を折り
曲げ部分が凹となるように折り曲げ、さらに側板24、
24に連続する板26b、26bの側端縁26c、26
cどうしを溶接等により接合することによって得る。な
お、寄棟屋根の屋根勾配に応じて、側板24、24と板
26c、26cとの折り曲げ線の角度を変えることによ
り、屋根勾配に対応する隅木受け金物を形成することが
できる。
てなる本発明の隅木受け構造について説明する。図3
は、本発明における請求項2記載の隅木受け構造を、図
6中の敷桁2a、2b間の構造に適用した場合の一実施
例を示す図であり、図3において符号30a、30bは
壁パネルからなる外壁である。これら外壁30a、30
bは、一方の側で直角部を形成するよう突き合わされた
もので、その直角部を出隅部Bとしたものである。な
お、図1の例では、外壁30aの出隅部B側の端面に半
割材31が貼設されており、この半割材31の側面と外
壁材30aの半割材31側の側面とに外壁30bの端面
が突き当たった状態で当接固定され、これによって出隅
部Bが形成されたものとなっている。
2a、32bが載置され、これら敷桁32a、32b間
には前記隅木受け金物20が設けられ、さらに隅木受け
金物20には隅木11が載せられている。敷桁32a、
32bは、その出隅部B側の端面33が図4に示すよう
に互いに向き合い、かつ突き合わされて直交状態に当接
するようそれぞれ45゜に傾斜して形成されたもので、
傾斜した端面33側の上部に切欠34を形成したもので
ある。切欠34、34は、それぞれの端面33の傾斜角
度に沿って断面L字状に切り欠いて形成されたもので、
図4に示すように敷桁32a、32bが突き合わされる
ことによって溝部35を形成したものである。
物20の傾斜部22における折曲片27が載置され、か
つ側板24、24が溝部35の側壁に当接した状態で隅
木受け金物20が係止されている。この隅木受け金物2
0は、前述したようにその当接部21が外壁30a、3
0bの出隅側外面にこれを覆って当接し、また支持板2
5、25が敷桁32a、32bの内面に当接した状態に
取り付けられており、さらに各部における釘打ち用穴で
釘打ちされることによって敷桁32a、32b、外壁3
0a、30bに固定されたものとなっている。そして、
この隅木受け金物20の傾斜板26上には、図3中二点
鎖線で示すように隅木11が傾斜板26の傾斜に沿って
載置されるとともに挾持板23、23間に挾持されてお
り、この隅木11は各部における釘打ち用穴で釘打ちさ
れることによって隅木受け金物20に固定されたものと
なっている。なおここで、敷桁32a、32bにそれぞ
れ形成された切欠34は、その深さ、すなわち敷桁の上
面から切欠34の底面までの距離が、該切欠34、34
内に位置する隅木受け金物20の傾斜面の高さより大き
くなっており、これによって溝部35内で傾斜板26上
に位置する隅木11は、溝部35の側壁にも挾持される
ものとなっている。
木受け構造を図6中の母屋8a、8b間の構造に適用し
た場合の一実施例を示す図であり、図5において符号4
0は小屋束、41a、41bは母屋である。これら母屋
41a、41b間においても、それぞれに形成された切
欠42、42内に前記隅木受け金物20が載置固定さ
れ、さらにこの隅木受け金物20の傾斜板26上に隅木
20が載置固定されることによって隅木受け構造が形成
されている。なお、この例において隅木受け金物20
は、その当接部21が小屋束40に当接固定されるよう
になっている。
には、外壁30aの端面に接着、釘打ち等によって半割
材31を貼着し、さらにその側面の半割材31側に外壁
30bの端面を突き合わせて貼着する。次に、これら外
壁30a、30bおよび半割材31の上に、予め端面を
傾斜面とするとともに切欠34を形成した敷桁32a、
32bを、外壁30a、30bのコーナー部上にて直交
した状態に突き合わせて載置固定する。その状態でボル
トを用いて外壁30a、30b上に固定する。
a、32bのうち一方と間仕切壁3に設けた梁受材4と
の間に複数の陸梁5…を架設し、さらに陸梁5…の上に
小屋束40…を設けるとともに床7に添束9aを設け、
かつ添束9b…、下屋受木10をそれぞれ取り付ける。
続いて、小屋束40…、添束9aの上に予め釘打ち等に
より一体化した母屋41a、母屋41bを、それぞれの
端面が小屋束6a上で突き合わされるようにして架設
し、釘打ち等により固定する。
a、41b間にそれぞれ隅木受け金物20を取り付け固
定し、さらに下屋受木10から母屋41a、41b間の
隅木受け金物20上を通り、さらに敷桁32a、32b
間の隅木受け金物20上を通るようにして隅木11を取
り付け、かつ釘打ち等によりそれぞれの箇所に固定し、
これにより本発明の隅木受け構造を得る。そして、この
ように固定された隅木11と、敷桁32a、32bおよ
び母屋41a、41bの垂木欠ぎ(図示略)との間に垂
木(図示略)を取り付け、さらにこれらの上に屋根材を
設けることによって寄棟屋根を形成する。
隅木受け構造にあっては、敷桁32a、32b、母屋4
1a、41bに、端面の斜めカットと断面L字状の切欠
といった単純な加工を施すだけで隅木受け部の加工を終
わらせることができ、したがって施工の簡略化を図るこ
とができる。また、隅木受け金物20によって隅木11
を外壁30a、30bあるいは小屋束40に固定できる
ことから、隅木11の吹き上げに対する強度を高めるこ
とができる。
た形状に限定されることなく、当接部と傾斜部と挾持板
とを備えた形状であれば種々の設計変更が可能である。
項1記載の隅木受け金物は、端面に切欠が形成された水
平部材が突き合わされ、これら切欠が突き合わされて形
成された溝部に、その傾斜部を載せるとともに当接部を
壁体コーナー部の出隅側に当接固定するだけで隅木を受
ける構造にすることができるものであるから、従来のご
とく敷桁や母屋に上木側隅木当り欠ぎや下木側隅木当り
欠ぎなどの複雑な加工を施す必要がなくなり、したがっ
て大工仕事に頼ることなく施工の簡略化を図ることがで
きる。また、前記当接部は前記鉛直部材の出隅側角部を
覆うようにして、これに当接して固定されるので、当接
部は前記出隅側角部により位置決めされた状態で該出隅
側角部に確実に固定され、これにより隅木受け金物自体
を位置決めされた状態で所定に位置に確実に取り付ける
ことができる。さらに、出隅部上部で突き合わされた水
平部材間で隅木を受ける構成とすることができるので、
出隅部における隅木の納まりがよい。請求項2、3記載
の隅木受け構造は、端面に切欠が形成された敷桁、母屋
が突き合わされ、これら切欠が突き合わされて形成され
た溝部に、その傾斜部を載せるとともに当接部を壁体コ
ーナー部の出隅側に当接固定するだけで隅木を受ける構
造となる隅木受け金物を用いていることから、敷桁、母
屋に複雑な加工を施す必要がなくなり、また隅木受金物
の挾持板によって隅木を挾持することにから隅木の吹き
上げに対する強度を高めることができる。
一実施例を示す斜視図。
構成を示す要部斜視図。
を説明するための斜視図。
構成を示す要部斜視図。
図。
形状を示す要部斜視図、(b)は一方の敷桁の欠ぎ加工
の形状を示す要部斜視図、(c)は他方の敷桁の欠ぎ加
工の形状を示す要部斜視図。
形状を示す要部斜視図、(b)は一方の母屋の欠ぎ加工
の形状を示す要部斜視図、(c)は他方の母屋の欠ぎ加
工の形状を示す要部斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 寄棟屋根構造における出隅コーナー部に
取り付けられて隅木を受ける金物であって、出隅部を形
成する壁体、小屋束等の鉛直部材の出隅側角部を覆うよ
うにしてこれに当接して固定される当接部と、前記鉛直
部材の上に配設されかつ略直交状態に突き合わされた敷
桁、母屋等の水平部材の直交部に形成された溝部内に配
置され、かつその上面が所定角度の傾斜面とされるとと
もに該傾斜面で隅木を受ける傾斜部と、該傾斜部の傾斜
面の両側からそれぞれ上方に延びて隅木の両側面を挾持
する挾持板とが一体に形成されてなることを特徴とする
隅木受け金物。 - 【請求項2】 寄棟屋根構造における出隅部において隅
木を受ける構造であって、出隅部を形成する壁体のそれ
ぞれの上に載置される敷桁と、該壁体および敷桁間に設
けられるとともに隅木を受ける隅木受け金物と、該隅木
受金物に固定される前記隅木とからなり、前記隅木受け金物は、前記出隅部を形成する壁体の出隅
側角部を覆うようにしてこれに当接する当接部と、前記
鉛直部材の上に配設されかつ略直交状態に突き合わされ
た敷桁の直交部に形成された溝部内に配置され、かつそ
の上面が所定角度の傾斜面とされるとともに該傾斜面で
隅木を受ける傾斜部と、該傾斜部の傾斜面の両側からそ
れぞれ上方に延びて隅木の両側面を挾持する挾持板とが
一体に形成されてなり、 前記敷桁が、その出隅側端面が互いに向き合い略直交状
態に当接するように略45゜に傾斜して形成されるとと
もに、該端面側上部に該端面の傾斜に沿って切欠が形成
され、これら敷桁のそれぞれの切欠によって溝部が形成
され、この溝部に前記隅木受け金物の傾斜部が係止さ
れ、かつ該隅木受け金物の当接部が前記壁体の出隅側コ
ーナー部に当接せしめられ、該隅木受金物の傾斜面上
に、前記挾持板間に挾持された状態で隅木が載置固定さ
れてなることを特徴とする隅木受け構造。 - 【請求項3】 寄棟屋根構造において隅木を受ける構造
であって、小屋束上に一方の端部が架けられる一対の母
屋と、該小屋束および母屋間に設けられるとともに隅木
を受ける隅木受け金物と、該隅木受金物に固定される前
記隅木とからなり、前記隅木受け金物は、出隅部を形成する小屋束の出隅側
角部を覆うようにしてこれに当接する当接部と、前記小
屋束の上に配設されかつ略直交状態に突き合わされた母
屋の直交部に形成された溝部内に配置され、かつその上
面が所定角度の傾斜面とされるとともに該傾斜面で隅木
を受ける傾斜部と、該傾斜部の傾斜面の両側からそれぞ
れ上方に延びて隅木の両側面を挾持する挾持板とが一体
に形成されてなり、 前記母屋が、その小屋束側の端面が互いに向き合い略直
交状態に当接するように略45゜に傾斜して形成される
とともに、該端面側上部に該端面の傾斜に沿って切欠が
形成され、これら母屋のそれぞれの切欠によって溝部が
形成され、この溝部に前記隅木受け金物の傾斜部が係止
され、かつ該隅木受け金物の当接部が前記小屋束の出隅
側コーナー部に当接せしめられ、該隅木受金物の傾斜面
上に、前記挾持板間に挾持された状態で隅木が載置固定
されてなることを特徴とする隅木受け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18162593A JP3241876B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 隅木受け金物および隅木受け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18162593A JP3241876B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 隅木受け金物および隅木受け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734585A JPH0734585A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3241876B2 true JP3241876B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=16104059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18162593A Expired - Fee Related JP3241876B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 隅木受け金物および隅木受け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3241876B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP18162593A patent/JP3241876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0734585A (ja) | 1995-02-03 |
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