JP2504613B2 - アンカ―ボルト位置決め用プレ―ト - Google Patents

アンカ―ボルト位置決め用プレ―ト

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JP2504613B2 JP2216172A JP21617290A JP2504613B2 JP 2504613 B2 JP2504613 B2 JP 2504613B2 JP 2216172 A JP2216172 A JP 2216172A JP 21617290 A JP21617290 A JP 21617290A JP 2504613 B2 JP2504613 B2 JP 2504613B2
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明はプレハブ住宅等のような、主として木製パネ
ルの接合によって建築物の躯体を形成する方式の工業化
住宅を構築する際に好適に適用されるアンカーボルト位
置決め用プレートであって、基礎の出隅位置もしくはT
字型に交差する位置に設置されて、アンカーボルトを立
てた状態に位置決め保持するアンカーボルト位置決め用
プレートに関するものである。 「従来の技術」 工業化住宅のプランニングの一つに、基本モジュール
に従ったグリッドプランニングを主体とした手法があ
る。当該手法は、外壁や構造体を初めとするすべての部
品の寸法、種類をできる限り少なく押さえながら、でき
るだけ自由にプランを行うものであるが、基本モジュー
ルはシステム毎に様々であり、またグリッドに対して部
品をどのようにおさめるかの考えかたも同様に様々なも
のがある(たとえば特公平1−12890号公報参照)。 従来、このような基本モジュールに従って工業化を推
し進めた住宅施工方法の一つに、框材(芯材)を四角枠
状に組んだ枠体の両面に面板を貼り付けてなる矩形状の
木製パネルを用いて、床、壁等を組み立てる方法があ
る。この施工方法は、たとえば、現場施工のコンクリー
ト基礎の上にユニット化した木製の床パネルを敷き込
み、その上に1階および2階の木製壁パネル(以下壁パ
ネルと言う)を組み上げ、さらに、軸組、木組等をし
て、屋根パネルを組み立てて、建築物を構築するといっ
た方法である。 なお、前記各パネル(床パネル,壁パネル等)は、接
着剤とスクリュー釘等により一体化され、また床パネル
は、基礎(図示例では布基礎)の上面に調整した調整モ
ルタルの上に台輪を介して敷き込められるとともに、1
階部分の各壁パネルは、コンクリート基礎の上面より突
出するアンカーボルトへ壁パネルの下端の孔(ボルト挿
通孔)を落とし込んでボルト締めにより、基礎と一体化
されるようになっている。 ところで、このような住宅の施工方法において、アン
カーボルトの施工は、従来、モジュール芯とモジュール
芯との交差する位置を基準にして、それぞれ一定間隔を
開けながらアンカーボルトの埋め込み位置を設定してお
き、基礎成型用型枠に打設したコンクリートが固まらな
いうちに、作業員が手でアンカーボルトを押し込んで固
定するといった手段が採られている。 「発明が解決しようとする課題」 ところが、このような従来技術におけるアンカーボル
トの施工では、基礎の型枠に打設したコンクリートが固
まらないうちに、作業員が手で直接アンカーボルトを押
し込んで固定するといった手段が採用されているため、
アンカーボルトの位置決め精度が悪く、また、手作業に
よるため、モジュール芯上に精度良く、アンカーボルト
を設置することができず、アンカーボルトを取り付ける
際の作業能率が悪くなるといった解決すべき課題が残さ
れていた。 本発明は前記事情に鑑みて提案されたもので、その目
的とするところは、基礎に埋め込むべきアンカーボルト
の位置決め精度を向上することができ、また、アンカー
ボルトの埋め込み作業を容易に実施し得て、基礎の施工
作業の工業化を達成することができるとともに、T字型
に壁パネルが交差する際に壁パネルがどのような勝ち負
けの位置関係になって、アンカーボルトの設置位置が変
わってもアンカーボルトの位置決めが容易にできるアン
カーボルト位置決め用プレートを提供することにある。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、基本モジュー
ルに従ったグリッドに応じて壁体を割り付けし、このよ
うにして割り付けた壁体を、木製の壁パネルを面方向に
接合するとともに床面上にアンカーボルトを介して立設
することにより構築する構造において、基礎を構築する
際に、基礎のT字型に交差する位置に設置されかつアン
カーボルトを立てた状態に位置決め保持するアンカーボ
ルト位置決め用プレートであって、全体が基礎の幅と同
一の幅寸法によってT字型に形成されたプレート本体
と、このプレート本体のモジュール芯上に位置して形成
されたアンカーボルト挿通孔とからなり、前記アンカー
ボルト挿通孔が、プレート本体に沿って丁字状に交差す
るモジュール芯どうしの交差点から各モジュール芯に沿
って規定モジュール分だけ離れた位置と、これらの位置
から壁パネルの厚さの1/2の長さ寸法を加えた位置とに
それぞれ形成され、かつ、前記アンカーボルト挿通孔に
は、アンカーボルトの外周に弾性的に接触してアンカー
ボルトを立てた状態に保持する複数の舌片が挿通孔の周
囲に沿って並んで形成されているものである。 「作用」 基礎成型用型枠内にコンクリートを打設した後、T字
型となった基礎のコンクリート上面にアンカーボルト位
置決め用プレートを載せ、コンクリートが硬化する前
に、アンカーボルト挿通孔を介してアンカーボルトを基
礎に突き差す。 位置決め用プレートのアンカーボルト挿通孔に挿入さ
れたアンカーボルトはプレート本体の挿通孔に形成され
た複数の舌片によって弾性的に支持され、基礎上に傾げ
ることなく支持される。 また、プレート本体は、基礎の幅と同一の幅寸法によ
ってT字型に形成され、プレート本体に形成されたアン
カーボルト挿通孔はモジュール芯に沿って形成されてい
るので、プレート本体を基礎の型枠の中に設置し、アン
カーボルトを挿通孔に通すという単純な操作によって、
アンカーボルトを精度良く、基礎に施工することが可能
になる。また、T字型となった基礎のコンクリート上面
にアンカーボルト位置決め用プレートを載せた場合、こ
のコンクリート上に設置する壁パネルの勝ち負けにより
アンカーボルトの位置をずらして設置する必要を生じる
ことがあるが、本発明のプレートには、モジュール芯に
沿って規定モジュール分だけ離れた位置とその位置から
壁パネルの厚さの1/2の間隔をあけた位置の2つの位置
に各々挿通孔が形成されているので、壁パネルの勝ち負
けに応じてモジュール芯に沿ったどちらか一方の挿通孔
にアンカーボルトを挿通することでT字型に壁パネルが
交差する際に壁パネルがどのような勝ち負けの関係にな
ってもアンカーボルトの位置決めが容易に完了し、現場
での位置決め精度が向上する。 「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図はL字型に形成されたアンカーボルト位置決め
用プレートの一例を示し、第4図は本発明に係るアンカ
ーボルト位置決め用プレートの一実施例を示すもので、
これらの図において、全体として符号5,6で示されるも
のがアンカーボルト位置決め用プレートである。 符号5で示されるアンカーボルト位置決め用プレート
は、基礎を構築する際に、基礎の出隅位置に設置されか
つアンカーボルト2を立てた状態に位置決め保持するも
のであり、具体的には、第1図ないし第3図に示すよう
に、全体が基礎10の幅と同一の幅寸法LによってL字型
に形成されたプレート本体5aと、このプレート本体5aの
モジュール芯XーY,WーZ上に位置して形成されたアン
カーボルト挿通孔5bとを主体として構成され、かつ、前
記アンカーボルト挿通孔5bには、アンカーボルト2の外
周に弾性的に接触してアンカーボルト2を立てた状態に
保持する複数の舌片5cが挿通孔5bの周囲に沿って並んで
形成されている(第2図及び第3図参照)。 そして、前記アンカーボルト挿通孔5bは、実施例で
は、基本モジュールに従ったグリッドプランニングによ
り割付けされた壁パネルに形成されたボルト挿通孔の位
置にアンカーボルト2を位置させるごとくするため、モ
ジュール芯XーY上においては、1/8モジュールに壁パ
ネル1の厚みの1/2の長さ寸法を加えた長さd1だけ他の
モジュール芯WーZよりも離して形成され、またモジュ
ール芯WーZ上においては、他のモジュール芯XーYよ
りも1/8モジュールの長さ寸法dだけを離した位置に形
成された構造となっている。 なお、モジュール芯XーY上のアンカーボルト挿通孔
5bを、もう一方の挿通孔5bよりも壁パネル1の厚みの1/
2の長さ寸法大きくとっているのは、出隅の位置でパネ
ルを据え付けたときに、パネルに勝ち負けができて、壁
パネルに形成したボルト挿通孔の位置が壁パネル1の厚
みの半分だけずれるからである。 また舌片5cは、第3図に示すように、先端に行くに従
って先細りの形状とされ、アンカーボルト2を差し込む
とき、あるいは、アンカーボルト2からプレートを取り
外すときに第3図矢印に示すように上下にしなって、ア
ンカーボルト2の干渉をできる限り除くように配慮され
ている。 一方、符号6で示されるアンカーボルト位置決め用プ
レートは、基礎を構築する際に、基礎のT字型の位置に
配置されかつアンカーボルト2を立てた状態に位置決め
保持するものであり、具体的には、第4図に示すよう
に、全体が基礎10の幅と同一の幅寸法LによってT字型
に形成されたプレート本体6aと、このプレート本体6aの
モジュール芯XーY,WーZ上に位置して形成されたアン
カーボルト挿通孔6bとを主体として構成されている。 そして、前記アンカーボルト挿通孔6bには、アンカー
ボルト2の外周に弾性的に接触してアンカーボルト2を
立てた状態に保持する複数の舌片6cが挿通孔6bの周囲に
沿って並んで形成されている点は先のL字型をした位置
決めプレート5と同一である。 しかしながら、このT字型の位置決め用プレート6に
おいては、挿通孔6bがモジュール芯に沿って2列に配列
されている点が前述したL字型と異なる点である。これ
は、T字型の位置では、壁パネルの勝ち負けの組み合わ
せが種々考えられるからであり、実施例では、壁パネル
の勝ち負けの組み合わせを配慮して、1/8モジュールの
長さ寸法dだけを離して位置と、1/8モジュールに壁パ
ネル1の厚みの1/2の長さ寸法を加えた長さd1だけを離
した位置の2種類の位置にそれぞれボルト挿通孔6bを有
した形態となっている。 以上のように構成された位置決め用プレート5,6は次
のような壁体の構築方法に適用される。すなわち、第5
図に示すように、1基本モジュール(D)に従ったグリ
ッドに応じて壁体を割り付けし、このようにして割付け
した壁体を、木製の壁パネル1を面方向に接合するとと
もに床面上にアンカーボルトを介して立設することによ
り壁体を構築する方法において、前記アンカーボルト2
を基礎10に埋め込む場合に用いられるものである。 しかも、この場合の施工方法では、壁体を構築する壁
パネル1の横框には、予めアンカーボルトの挿通孔1b
を、壁パネル1の接合端面1aから基本モジュールの1/8
の長さ寸法を離した位置に設定して形成してあり、アン
カーボルト2は、基礎上に据え付けるべき前記壁パネル
1のボルト挿通孔1bの位置に合わせて、基礎に埋め込ま
れる工程が採られる。 次に実施例にかかる位置決め用プレート6の作用と先
の例で示した位置決めプレート5の作用を、壁体を実際
に構築する場合を例にとって、第6図ないし第11図に示
す具体的に従って工程順に述べる。
【壁パネルの作成】
まず、壁体の構築方法において用いられる木製の壁パ
ネル1には、第6図及び第7図に示すようなボルト挿通
孔1bが形成される。すなわち、壁パネル1は、左右一対
の縦框1cとこれら縦框1cの上下端を接続する横框1dとに
より四角枠状に組まれ、かつ、その内部に十字に補強用
芯材1eが配設されるとともに、枠体の両面にそれぞれ面
板1fが貼り付けられてなり、また、910mmを1基本モジ
ュールとした割付けに応じて、壁パネル1の幅寸法が1
基本モジュールを構成するように幅910mmとなるように
形成される。 そして、前記壁パネル1の上下の横框1dには、それぞ
れ壁パネル1の接合端面1aより1モジュール(D)の1/
8の長さ寸法d離した位置にボルト挿通孔1bが形成さ
れ、またこのボルト挿通孔1bはモジュール芯XーY上に
中心が位置するように形成される(第7図参照)。 なお、実施例では壁パネル1の縦框1cに、ダボ穴1gが
形成され、ダボ穴1gに嵌合する嵌合ピンを介して隣接す
る壁パネルどうしが一体化されるようになっている。 そして、以上のように構成された壁パネル1は、たと
えば工場などにおいて、第8図に示すように、壁1枚分
の大きさのパネルPとして形成され、現場においてアン
カーボルト2にねじ止め固定されるものである。ちなみ
に、第8図に示す図示例では、4つの壁パネル1,1,1A,1
Bが面方向に接合されて中央に開口部を有したパネルP
とされている。 また、このパネルPの中央部を構成する壁パネル1A,1
Bは、横長に形成されて、パネルPを構成する下端およ
び上端となる横框にそれぞれボルト挿通孔1bが形成され
た構成となっている。 なお、前記壁パネル1A,1Bに形成されたボルト挿通孔1
bも第6図及び第7図で説明した壁パネル1と同様に、
壁パネルの接合端面1aより1モジュール(D)の1/8の
長さ寸法d離した位置に形成されていることは言うまで
もなく、また、壁パネル1Aの横框に形成されたボルト挿
通孔は2階壁パネルを連結する胴差しボルトのボルト挿
通孔として作用するようになっている。
【アンカーボルトの埋め込み】
壁パネルの作成工程で作成されたパネルは工場から現
場に運搬され、現場で施工された基礎10の上にアンカー
ボルト2を介して固定されるものであるが、基礎10に埋
め込むべきアンカーボルト2は、壁パネルに形成したボ
ルト挿通孔1bの位置に合わせて基礎10に埋め込まれる。 アンカーボルト2を埋め込む場合には、次のような手
順が採られる。すなわち、出隅の位置においては、第1
図などに示すように、L字型の位置決め用プレートを基
礎10の成型型枠20の中に配置し、T字型に交差する位置
には、第4図などに示すように、T字型をした位置決め
用プレート6を配置する。 そして、コンクリートが硬化する前に、アンカーボル
ト挿通孔5b,6bを介してアンカーボルト2を基礎10に突
き差せば、位置決め用プレート5,6のアンカーボルト挿
通孔5b,6bに挿入されたアンカーボルト2はプレート本
体5a,6aの挿通孔5b,6bに形成された複数の舌片5c,6cに
よって弾性的に支持され、基礎10上に傾げることなく支
持される。 また、プレート本体5a,6aは、基礎10の幅と同一の幅
寸法によってL字型若しくはT字型に形成され、プレー
ト本体5a,6aに形成されたアンカーボルト挿通孔5b,6bは
モジュール芯に沿って適宜の長さ寸法(実施例では、予
め壁パネルの勝ち負けを配慮してモジュール芯XーY上
では1/8モジュールに壁パネル1の厚みの半分の長さを
加えた長さd1をずらした位置と、モジュール芯WーZ上
では1/8モジュールの長さdをずらした位置)に位置決
めされて形成されているので、プレート本体5a,6aを基
礎10の型枠20の中に設置し、アンカーボルト2を挿通孔
5b,6bに通すという単純な操作によって、アンカーボル
ト2を精度良く、基礎に施工することが可能になる。 特に、このような壁体の構築方法においては、壁パネ
ルのボルト挿通孔に合わせてアンカーボルト2の位置を
設定する構造上、出隅位置あるいはT字型に交差する位
置におけるアンカーボルト2を、第10図及び第11図など
に示すように、モジュール芯XーY上においては、1/8
モジュールに壁パネル1の厚みの1/2の長さ寸法を加え
た長さd1だけ他のモジュール芯WーZよりも離して埋め
込み、またモジュール芯WーZ上においては、他のモジ
ュール芯XーYよりも1/8モジュールの長さ寸法dだけ
を離した位置に埋め込まなければならないが、実施例に
かかる位置決め用プレート5,6を用いた場合には、アン
カーボルト挿通孔5b,6bが予めそれらの位置にすなわち
アンカーボルト2を埋め込むべき位置に形成されている
ので、アンカーボルト2を挿通孔5b,6bに通すという単
純な操作によって、アンカーボルト2を施工することが
でき、現場での作業性を向上できるといった利点を奏す
ることができる。また、第11図に示す如く壁パネル1が
T字型に交差される場合は、モジュール芯WZ方向に2枚
の壁パネル1、1を互いに突き合わせて面一に接合し、
モジュール芯XY方向に1枚の壁パネル1を配置している
が、モジュール芯WZ方向に壁パネル1枚分の厚さの間隔
をあけて2枚の壁パネル1、1を配置し、これらの壁パ
ネル1、1の間にモジュール芯XY方向に沿って他の壁パ
ネル1を挿入して壁パネル1を配置する場合は、壁パネ
ル1の勝ち負けに差が生じるので、先の場合とは異なる
位置にアンカーボルト1bを立設する必要がある。 この場合は、モジュール芯WZ上で1/8モジュールに壁パ
ネル1の厚みの半分の長さを加えたd1をずらした位置に
アンカーボルトを立設し、モジュールXY上で1/8モジュ
ールの長さdをずらした位置にアンカーボルト1bを立設
するが、このような場合であっても先の構造のプレート
6を用いるならば、隣接する他の挿通孔6bを用いてアン
カーボルト1bを位置決めできるので容易に対応すること
ができる。 「発明の効果」 以上説明したように本発明は、基本モジュールに従っ
たグリッドに応じて壁体を割り付けし、このようにして
割付けした壁体を、木製の壁パネルを面方向に接合する
とともに床面上にアンカーボルトを介して立設すること
により構築する構造において、基礎を構築する際に、基
礎の出隅位置もしくはT字型に交差する位置に設置され
かつアンカーボルトを立てた状態に位置決め保持するア
ンカーボルト位置決め用プレートであって、全体が基礎
の幅と同一の幅寸法によってT字型に形成されたプレー
ト本体と、このプレート本体のモジュール芯上に位置し
て形成されたアンカーボルト挿通孔とからなり、かつ、
前記アンカーボルト挿通孔には、アンカーボルトの外周
に弾性的に接触してアンカーボルトを立てた状態に保持
する複数の舌片が挿通孔の周囲に沿って並んで形成され
ていることを特徴とするものであるから、基礎成型用型
枠内にコンクリートを打設した後、T字型となった基礎
のコンクリート上面にアンカーボルト位置決め用プレー
トを載せ、コンクリートが硬化する前に、アンカーボル
ト挿通孔を介してアンカーボルトを基礎に突き差す単純
な操作によって、アンカーボルトを基礎上に傾げること
なく支持することができるので、現場での作業性を向上
することができ、またアンカーボルトを精度良く、基礎
に施工することが可能になる。また、壁パネルがT字型
に交差する部分で壁パネルの設置位置に勝ち負けが生
じ、それにつれてアンカーボルトの設置位置が変わる場
所であっても隣り合う挿通孔のいずれかにアンカーボル
トを挿通して位置決めができるのでアンカーボルトの位
置決め作業を容易かつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はL字型をした位置決め用プレートの斜視図、第
2図及び第3図は位置決め用プレートの詳細を示すもの
で、第2図はその平面図、第3図はその断面図、第4図
は本発明に係るT字型をした位置決め用プレートの斜視
図、第5図はこのアンカーボルト位置決め用プレートを
適用する場合の壁体の構築方法を説明するために示した
平面図、第6図ないし第11図は壁体の構築方法を具体的
に説明するために示したもので、第6図及び第7図はそ
れぞれこの壁体の構築構造に用いられる壁パネルの斜視
図、第8図は複数の壁パネルを接合して形成した1枚の
大型の壁パネルを示す正面図、第9図はアンカーボルト
の埋め込み位置を説明するために示した基礎の斜視図、
第10図は出隅位置のアンカーボルトの位置を説明するた
めの平面図、第11図はT字型に壁体が交差する位置のア
ンカーボルトの位置を説明するための平面図である。 D……基本モジュール、1……壁パネル、1a……接合端
面、1b……アンカーボルト挿通孔、2……アンカーボル
ト、5,6……アンカーボルト位置決め用プレート、10…
…基礎。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本モジュールに従ったグリッドに応じて
    壁体を割り付けし、このようにして割り付けた壁体を、
    木製の壁パネルを面方向に接合するとともに床面上にア
    ンカーボルトを介して立設することにより構築する構造
    において、 基礎を構築する際に、基礎の丁字型に交差する位置に設
    置されかつアンカーボルトを立てた状態に位置決め保持
    するアンカーボルト位置決め用プレートであって、 全体が基礎の幅と同一の幅寸法によってT字型に形成さ
    れたプレート本体と、このプレート本体のモジュール芯
    上に位置して形成されたアンカーボルト挿通孔とからな
    り、前記アンカーボルト挿通孔が、プレート本体に沿っ
    てT字状に交差するモジュール芯どうしの交差点から各
    モジュール芯に沿って規定モジュール分だけ離れた位置
    と、これらの位置から壁パネルの厚さの1/2の長さ寸法
    を加えた位置とそれぞれ形成され、かつ、前記アンカー
    ボルト挿通孔には、アンカーボルトの外周に弾性的に接
    触してアンカーボルトを立てた状態に保持する複数の舌
    片が挿通孔の周囲に沿って並んで形成されていることを
    特徴とするアンカーボルト位置決め用プレート。
JP2216172A 1990-08-16 1990-08-16 アンカ―ボルト位置決め用プレ―ト Expired - Lifetime JP2504613B2 (ja)

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JPS601849U (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 積水ハウス株式会社 アンカ−ボルト設置治具

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