JPH0489926A - 基礎構築物と上家構造物との接合構造 - Google Patents

基礎構築物と上家構造物との接合構造

Info

Publication number
JPH0489926A
JPH0489926A JP20535890A JP20535890A JPH0489926A JP H0489926 A JPH0489926 A JP H0489926A JP 20535890 A JP20535890 A JP 20535890A JP 20535890 A JP20535890 A JP 20535890A JP H0489926 A JPH0489926 A JP H0489926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
flat plate
column base
plate part
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20535890A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Matsushita
克也 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP20535890A priority Critical patent/JPH0489926A/ja
Publication of JPH0489926A publication Critical patent/JPH0489926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、住宅等の基礎の施工にあたり、予め工場等で
成形されたプレキャストコンクリート製の基礎構築物を
用いた際の基礎構築物と上家構造物との接合構造に関す
る。
「従来の技術] 従来、周知のように、住宅等の基礎は、現場にてコンク
リートを打設することで形成されることが一般的であっ
たが、その施工は、多くの工数を要するものであり、工
期や工費の削減を図ることが困難であった。
そこで近年、予め工場等において成形されたプレキャス
トコンクリート製の基礎構築物を用い、これを建築現場
において基盤上に設置することで、住宅等の躯体の基礎
を施工し、これによって、現場施工の省力化および簡略
化を図る施工方法が行なわれる場合が出てきた。
前記基礎構築物は、前述したような現場打ちの基礎に対
し、この基礎の長平方向を所定間隔毎に複数体に分割し
た構成を有しており、建設現場の基盤の上に、それぞれ
の基礎構築物を連接した状態に設置し、各基礎構築物同
士を相互に接合して用いられていた。そして、これらの
基礎構築物の上に、床パネルおよび壁パネルを順に載置
し、これらを相互に接合して、上家の躯体を形成してい
た。
なお、前記基盤は、現場打ちコンクリートによる基礎の
施工と同様に形成されたもので、地盤に根切穴を形成し
、この根切穴の底面に、割栗石等を敷き込んでこれを転
用して地業を設け、この地業上にコンクリートを捨て打
ちして設けたものである。
[発明か解決しようとする課題j ところで、このように、予め工場等で製造されたプレキ
ャストコンクリート製の基礎構築物を用いて基礎を施工
することにより、現場施工の省力化および簡略化を図る
ことはできるが、これらの基礎構築物の上に上家の躯体
を形成することを考えると、これらのすべての基礎構築
物を高い精度でレベル合わせすることが必須である。と
ころか、このようなレベル合わ仕の作業は、実際には非
常に困難であり、根切穴を掘る作業から始まって基盤を
形成する作業、および各基礎構築物をこの基盤の上に設
置する作業など一連の作業を、極めて精度良く行わなけ
ればならず、非常に高度な技術を藝する煩雑な作業にし
てしまうという問題があった。
一方、各基礎構築物を精度良くレベル合わせするために
、これら−の基礎構築物の上面にセルフレベリングモル
タルを打設する方法を採用すると、セルフレベリングモ
ルタルを使用することにより基礎施工の工数が増え、費
用がかさむなどの不都合が生じる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、プ
レキャストコンクリート製の基礎構築物のレベル合わせ
を簡単に行うことができ、現場施工の省力化および簡略
化を図ることのできる基礎構築物と上家構造物との接合
構造を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、請求項1に記
載したように、フーチン部と柱脚部とが一体に形成され
てなる基礎構築物か、各柱脚部を基盤上に載置すること
により、互いに連接して設置され、これらの基礎構築物
の上に、上家の躯体を形成する床パネルおよび壁パネル
を載置してこれらを相互に接合してなる基礎構築物と上
家構造物との接合構造であって、 各基礎構築物の柱脚部には、その上面に開口するととも
に各柱脚部の長さ方向に延びる溝部が連続的に形成され
、 これらの基礎構築物の柱脚部の上面には、平板部と該平
板部の一方の面のほぼ中央部より突出する突板部とを備
えた少なくとも略T字型の横断面形状を有する鉄骨部材
が、その突板部を前記溝部に嵌合して取り付けられ、 前記鉄骨部材の平板部にはアンカーボルトが垂直上方へ
突設され、この平板部および該平板部の上に載置される
床パネルを介して、該アンカーボルトが壁パネルに挿通
され締結されることによって、該鉄骨部材と上家構造物
とが相互に接合されてなることを解決手段とした。
また、請求項2に記載したように、各基礎構築物の柱脚
部には、その上面に開口するとともに各柱脚部の長さ方
向に延びる溝部が連続的に形成され、 これらの基礎構築物の柱脚部の上面には、平板部と該平
板部の一方の面のほぼ中央部より突出する突板部とを備
えた少なくとも略T字型の横断面形状を有してなる鉄骨
部材が、その突板部を躯体内部へ向けるとともに平板部
の一端片を前記溝部に嵌合して取り付けられ、 府記平板部の他端片は、突板部を介して柱脚部の上に載
せられた床パネルの側面に接合されてなることを解決手
段とした。
[作用 ] 本発明の請求項1に記載の基礎構築物と上家構造物との
接合構造によれば、基盤を形成した後、この基盤の上に
基礎構築物を複数体連接して設置し、さらに前記構成に
したかって、これらの基礎構築物の上に鉄骨部材を接合
する。すると、これら複数体の基礎構築物の上面は、前
記鉄骨部材の平板部に覆われた状態とされ、これによっ
て、簡単にかつ正確にレベル合わせがなされ、水平状態
が確保される。したがって、この鉄骨部材の平板部の上
に床パネルおよび壁パネルを順次載置し、鉄骨部材の平
板部に突設されたアンカーボルトの締結により接合すれ
ば、ずれやゆがみなく正確に基礎構築物と上家構造物と
を接合して、目的の躯体を形成することができる。
また、このような鉄骨部材を用いることにより、前記の
ようなレベル合わせと同時に、複数体の基礎構築物を長
手方向に一体に連結することもできる。
請求項2に記載の基礎構築物と上家構造物との接合構造
によれば、複数体の基礎構築物の上面は、鉄骨部材の突
板部によってレベル合わせかなされ、請求項1と同様に
水平状態が確保される。したがって、この鉄骨部材の突
板部の上に床パネルを載置し、平板部の一端片をこの床
パネルの側面に合わせて接合すれば、請求項1のような
アンカーボルトが無くても、基礎構築物と上家構造物と
を強固に接合して、目的の躯体を形成することができる
また、このようなレベル合わせと同時に各基礎構築物間
の連結が行なわれることは、前記請求項1と同様である
[実施例] 以下、実施例を示し、図面に基づいて、本発明の詳細な
説明する゛。
第1図および第2図は、本発明の請求項Iに記載の基礎
構築物と上家構造物との接合構造の一実施例を示すもの
である。
図中符号1が、基礎構築物であり、予め工場等で成形さ
れたプレキャストコンクリート製の基礎構築物である。
基礎構築物Iは、建設現場に設けられた基盤の上に載置
されるフーチン部2と、このフーチン部2の上に設けら
れ、かつ住宅等の上家の躯体を形成する上家構造物13
を載置る柱脚部3とが一体に形成されたものである。基
礎構築物1.1・・・は、複数体が、それぞれの長手方
向の端面を若干の隙間をあけて連接した状態に並設され
、前記基盤23の上に設置されている。
この基礎構築物Iの柱脚部3の上面3aには、該上面3
aに開口し、該柱脚部3の長手方向に延びる溝部4が設
けられている。この溝部4は、隣接する基礎構築物1の
柱脚部3の上面3aに設けられた溝部4と、互いに同一
直線上でつながるようにして連続的に設けられ−ている
また、この柱脚部3の両−側面部3b、3bの上部両端
部付近には、前記溝部4に直交して両側面部3b、3b
間を貫通するボルト挿通孔5,5が設けられている。
このようにしてなる複数体の基礎構築物1.1・・の柱
脚部3,3・・・の上面3a、3a・・・には、各基礎
構築物1.1・・・の長平方向に延びる1つの鉄骨部材
6が載置、接合されている。
この鉄骨部材6は、細長い矩形板状の平板部7と、該平
板部7の一方の面のほぼ中央部に突設された突板部8を
備えた略T字型の横断面形状を有するものである。
突板部8は、前記複数体の基礎構築物1.1・・・の柱
脚部3,3・・・に設けられた谷溝11J4,4・・・
に嵌合されており、これにより、各基礎構築物1.1・
・・は鉄骨部材6によって一体に連結された構成とされ
ている。
また、この突板部8には、各柱脚部3,3・・・に設け
られたボルト挿通孔5,5・・・に連通する位置に、そ
れぞれ、該突板部8の厚み方向に貫通する孔9.9・・
・が設けられている。そして、柱脚部3のボルト挿通孔
5,5・・・と鎖孔9,9・・・を挿通するようにして
緊結ボルト10.10・・・が設けられナラhll、I
I ・・で締められたことによって、基礎構築物1と鉄
骨部材6とは強固に接合されている。
また、鉄骨部材6の平板部7の上面でかつ幅方向のほぼ
中央部に相当する中央線上の所定の位置には、垂直上方
へ突出するアンカーボルトI2が溶接等により取り付け
られている。
また、この平板部7の上面には、上家の躯体を形成する
上家構造物I3が載置、固定されている。
具体的には、第1図および第2図に示したように、平板
部7の上面の中央線より躯体内部側の位置には床パネル
14が、また平板部7の反対側の位置には半土台16が
それぞれ載せられており、また、該床パネル14および
半土台16の上に壁パネル17が載置されている。
ここで、壁パネル17は、芯材18a18a1.。
によって矩形輪郭に組まれた枠体18の両面に面材18
b、18bが貼設されたもので、前記鉄骨部材6の平板
IK7に突設されたアンカーボルト12の先端は、床パ
ネル14と半土台16の通り芯を通って、該壁パネル1
7の下端面より下部芯材18aを貫通しており、該先端
は壁パネルI7の内部においてナツト締めされている。
これによって、前記基礎構築物Iと上家構造物13とは
、強固に接合されている。また、床パネル14は、芯材
15a、15a・・によって矩形輪郭に組まれた枠体1
5の表面に面材15bが貼設されたものである。
次に、基礎構築物Iと上家構造物I3を接合して基礎を
施工する施工方法の一例について説明する。
まず、建築現場の地盤Gに根切穴2oを掘り、根切穴2
0の底面に割栗石21,21・・・を敷設して、これを
転圧して地業を設け、この地業上にコンクリートを捨て
打ちして基盤23を設ける。
この基盤23の上に、必要に応じ、セルフレベリングモ
ルタルを打設し、セルフレベリングモルタルが硬化する
前に、該セルフレベリングモルタル上に、予め工場等で
製造されたプレキャストコンクリート製の基−礎構築物
1.1・・・を、互いに長さ方向に連接した状態に並べ
て設置する。
次いで、各基礎構築物1.1・・・の柱脚部3.3・・
・の上面3a、3a・・・に、前記構成の鉄骨部材6を
、その突板部8を溝N4,4・・・内に嵌合し、各基礎
構築物1.1・・間を一体に連結するようにして載置し
固定する。
次いで、鉄骨部材6の平板部7の上には、床パネル14
および半土台I6を載せ、該床パネル14と半土台16
の通り芯を、前記アンカーボルト12か通るようにして
、それぞれ固定する。
次いで、床パネル14および半土台16の上に、壁パネ
ル17を載置する。前記アンカーボルトI2の先端を壁
パネル17の下部芯材1111aに貫通させ、該先端を
壁パネル17の内部にてナツト締めする。
このように、本実施例の基礎構築物と上家構造物との接
合構造によれば、基盤23上に設置された複数体の基礎
構築物1.1・・・の上面3a、3a・・・が、鉄骨部
材6の平面部7に覆われて水平とされた構成とされてい
るので、それぞれの基礎構築物Iの上面の水平状態が確
実に確保されるうえに、各基礎構築物1.!・・・間の
レベル合わせも非常に簡単にかつ精度良く行なわれる。
したがって、根切穴20を掘る作業から始まって基盤2
3を形成する作業、および各基礎構築物1.1・・・を
この基盤23の上に設置する作業など一連の基礎施工の
現場作業を、比較的ラフな精度で実施することができる
ようになり、作業の煩雑化を避けるとともに、高度の技
術を不要として、熟練した作業員でなくても作業を実施
できるようになる。また、現場施工の簡略化および省力
化を図り、工期の短縮および工費の削減を望むこともで
きる。したがって、結果的には、高い精度でずれやゆが
みなく正確に基礎構築物lと上家構造物I3とを接合し
て、目的の上家の躯体を形成することが可能となる。
また、各基礎構築物1.1・・・は、これらの基礎構築
物1.1・・・の上面3a、3m・・・に固定された鉄
骨部材6によって一体に連結されて構成を有しているの
で、各基礎構築物1.1・・・間の接合作業を省略し、
しかも各基礎構築物1.1・・・間の長手方向の通り精
度の向上を図ることもできる。
なお、本発明の請求項1の基礎構築物と上家構造物との
接合構造は、前記実施例に限られるものではなく、基礎
構築物11鉄骨部材6および上家構造物13等の各部材
の形状、寸法など、各構成要件は、実施に当たり適宜変
更可能とされるものである。
たとえば、基礎構築物1の柱脚部3に設けられるボルト
挿通孔5,5・・・の配設箇所や個数などは、前記実施
例で示した配設箇所や個数に限定されるものではなく、
柱脚部3の側面部3bの中央部に設けたり、個数を増や
したりと、必要に応じて適宜変更してよい。
また、このボルト挿通孔5,5・・・の配設箇所や個数
に合わせて、前記鉄骨部材6の突板部8に設けられる孔
9,9・・・の配設箇所や個数なども、当然、変更して
構わない。
次に、本発明の請求項2に記載した基礎構築物と上家構
造物との接合構造について、実施例を示し、第3図およ
び第4図を参照して説明する。
第4図中符号1が、基礎構築物であり、工場等で予め製
造されたプレキャストコンクリート製のものである。こ
の基礎構築物1は、第1図および第2図で示した前記実
施例における基礎構築物Iと同一の構成を有している。
これらの基礎構築物1.1 ・・の柱脚部3.3・・・
の上面3a、3a・・・には、該上面3a、3a・・・
に設けられた溝部4.4・・・に嵌合するようにして鉄
骨部材26が取り付けられている。
この鉄骨部材26は、前記実施例とほぼ同様に、細長い
矩形板状の平板部27と、該平板部27の一方の面のほ
ぼ中央部より垂直に突出する突板部28とを備えた略T
字型の横断面形状を有している。
この鉄骨部材26は、その突板部28を上家の躯体内部
側へ向け、かつその平板部27の一端片、すなわち突板
部28が設けられた位置を境として平板部27の一方の
端片7aを、基礎構築物1.1・・・の柱脚部3,3・
・・の溝部4.4・・・内に嵌合した状態に取り付けら
れ−ている。
また、この平板部27の溝部4,4・・・内に嵌合され
た一端片(嵌合片27a)には、各柱脚部3.3・・・
に設けられたボルト挿通孔5,5・・・に連通する位置
に、それぞれ、該平板部27の厚み方向に貫通する孔2
9.29・・・が設けられている。そして、柱脚部3の
ボルト挿通孔5と鎖孔29を挿通するようにして緊結ボ
ルト30が設けられナツト31で締められたことによっ
て、基礎構築物1,1・・と鉄骨部材26とは強固に接
合されている。
また、平板部27の他端片、すなわち柱脚部3゜3・・
・の上面3a、3a・・・より突出した端片(突出片2
7、b)には、釘穴32,32・・・および切欠孔33
,33・・が設けられている。第3図では、この平板部
27の突出片27bの端部に、所定間隔毎に、矩形状に
切り欠かれた切欠孔33,33・・・が設けられ、また
該切欠孔33,33・・・の左右両側の所定の間隔をあ
けた位置には、それぞれ釘穴32,32・・・か設けら
れている。
また、前記基礎構築物1− 、 I・・・の柱脚部3.
3・・・の上面3 a、 3 a・・・には、上家の躯
体を形成する上家構造物13が載置、固定されている。
具体的には、第4図に示したように、柱脚部3゜3・・
・の上面3a、3a・・・の一部に沿って取り付けられ
た鉄骨部材26の突板f428の上には、該突板部28
と平板部27の突出片27tiに当接するようにして、
床パネル14が配設されている。床パネルI4は、芯材
15Mによって矩形輪郭に組まれfコ枠体15の表面に
面材15bか貼設されてなるもので、鉄骨部材26の平
板部27の突出片27bに設けられた釘穴32,32・
・・から該床パネルI4の芯材15aに向けて釘34が
打ち込まれ、これによって鉄骨部材26と床パネル14
とが接合されている。
また、基礎構築物1.1・・・の柱脚部3,3・・・の
上面3a、3a・・・の他の部分には、壁パネル17が
載置されている。すなわち具体的には、壁パネル17は
芯材tgAによって矩形輪郭に組まれた枠体18の両面
に面材18b、18bが貼設され、さらに下部芯材18
Aの躯体内部に向く内隅部が切り欠かれてなるもので、
この切り欠かれた部分に、前記床パネル14および鉄骨
部材26の平板部27の突出片27bを納めるようにし
て、基礎構築@ffl、I・・・の柱111部3.3・
・・の上面に載置されている。
そして、壁パネル17の表面から該壁パネル17の下部
芯材18a、および鉄、Ill、部材26の平板部27
の突出片27bに設けられた切欠孔33を貫通して、床
パネルI4の芯材15aに向けて、釘35が打ち付けら
れており、これによって、該壁パネルI7と鉄骨部材2
6および床パネル14とが強固に接合されている。
このように、本実施例の基礎構築物と上家構造物との接
合構造によれば、基盤23上に設置された複数体の基礎
構築物1.1・・・の上面3a、3a・・・の一部が、
鉄骨部材26の突板部28に覆われて水平とされている
ので、各基礎構築物1.1・・・のレベル合わせが非常
に簡単にかつ精度良く行なわれる。したがって、基礎施
工の現場作業を、比較的ラフな精度で実施することがで
きるようになり、作業の煩雑化を避けるとともに、高度
の技術を不要として、熟練した作業員でなくても作業を
行えるようになる。また、現場施工の簡略化および省力
化を図り、工期の短縮および工費の削減を望むこともて
きる。したかって、結果的には、高い精度でずれやゆが
みなく、正確に基礎構築物1と上家構造物13とを接合
して、目的の上家の躯体を形成することが可能となる。
また、各基礎構築物1.1・・は、これらの基礎構築物
1.1・・の上面に固定された鉄骨部材26によって一
体に連結された構成を有しているので、各基礎構築物1
.1・・間の接合作業を省略し、各基礎構築物1.1・
・・間の長平方向の通り精度の向上を図るこきもできる
また、この例の接合構造によれば、アンカーボルトを用
いず、かつ半土台の使用も不要としているので、基礎施
工に必要な部材の種類の削減を図り、工費を安くあげる
ことも可能である。
なお、本発明の基礎構築物と上家構造物との接合構造は
、前記実施例に限られず、基礎構築物1、鉄骨部材26
およ゛び上家構造物13等の各部材の形状や寸法などの
構成要件は、実施に当たり適宜変更可能である。
たとえば、第3図および第4図で示した例では、鉄骨部
材26として、平板部27と該平板部27の一方の面か
ら突出する突板部28とからなる略T字型の横断面形状
を有するものを使用したか、必要に応じては、平板部2
7の両面に、それぞれ鎖部から突出する突板部28.2
8を備えてなる略十字型の横断面形状を有する鉄骨部材
を用いることも可能である。
また、鉄骨部材26の平板部27の突出片27bに設け
られた切欠孔33,33・・・および釘穴32゜32・
・の配設箇所および個数、あるいは切欠孔33の形状な
どは、前記実施例で示した例に限られず、適宜変更可能
とされてよい。たとえば、切欠孔33の形状や寸法は、
前記壁パネル17の表面から床パネル14側面に向けて
釘35を打ち付けた際に、釘35が容易にこの切欠孔3
3を貫通することができる程度の寸法と形状を有するも
のであれば、たとえば円形の切欠孔33とされてもよい
し、もっと大きな切欠孔33とされてもあるいはもっと
小さな切欠孔33とされてもよい。
また、前記実施例では、壁パネル17の下部芯材18a
の躯体内部に向く内隅部を切り欠いて、この切り欠いた
部分に鉄骨部材26の平板部27の突出片27bおよび
床パネルI4の側部を納めた構成としたか、これ以外に
も、第1図および第2図で示した例と同様に半玉台を使
用し、床パネルと半玉台の上に壁パネルを載置、固定す
るようにしてよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の請求項1および請求項2
に記載の基礎構築物と上家構造物との接合構造は、それ
ぞれ前記構成を有しているので、基盤上に設置され1こ
複数体の基礎構築物の上面の少なくとも一部が、鉄骨部
材の平板部あるいは突板部に覆われて水平な状態とされ
ているので、各基礎構築物のレベル合わせか非常に簡単
にかつ精度良く行なわれる。したがって、基礎施工の現
場作業を、比較的ラフな精度で実施することができるよ
うになり、作業の煩雑化を避けるとともに、高度の技術
を不要として、熟練した作業員でなくても作業を実施で
きるようになる。また、現場施工の簡略化および省力化
を図り、工期の短縮および工費の削減を望むこともでき
る。したがって、結果的には、高い精度でずれやゆがみ
なく、正確に基礎構築物と上家構造物とを接合して、目
的の上家の躯体を形成することか可能となる。
また、請求項Iおよび請求項2に記載の接合構造によれ
ば、ともに、各基礎構築物は、これらの基礎構築物の上
面に固定された鉄骨部材によって一体に連結された構成
を有しているので、各基礎構築物間の接合作業を省略し
、しかもこれらの基礎構築物の長手方向の通り精度の向
上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の請求項1に記載の基礎
構築物と上家構造物との接合構造の一実施例を示すもの
で、第1図は基礎構築物と鉄骨部材の接合構造を示す分
解斜視図、第2図は基礎構築物と上家構造物とを鉄骨部
材を介して接合しfコ状態を示す側断面図であり、第3
図および第4図は、本発明の請求項2に記載の基礎構築
物と上家構造物との接合構造の一実施例を示すもので、
第3図は鉄骨部材の構成を示す斜視図、第4図はこの鉄
骨部材を介して基礎構築物と上家構造物とを接合した状
態を示す側断面図である。 第1図 基礎構築物、2・・・・フーチン部、 柱脚部、3a・ ・上面、4・・・溝部、鉄骨部材、7
・・・・・・平板部、8・・・突板部、2−・−・アン
カーボルト、13・・・・・上家構造物、4・・・・・
床パネル、 7・壁パネル、18a・・・芯材、 3・・・・基盤、26・ ・鉄骨部材、7・・・・・・
平板部、 7a・・・・一端片(嵌合片)、 7b−他端片(突出片)、 8・・・突板部。 出願人  ミサワホーム株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フーチン部と柱脚部とが一体に形成されてなる基
    礎構築物が、各柱脚部を基盤上に載置することにより、
    互いに連接して設置され、これらの基礎構築物の上に、
    上家の躯体を形成する床パネルおよび壁パネルを載置し
    てこれらを相互に接合してなる基礎構築物と上家構造物
    との接合構造であって、 各基礎構築物の柱脚部には、その上面に開口するととも
    に各柱脚部の長さ方向に延びる溝部が連続的に形成され
    、 これらの基礎構築物の柱脚部の上面には、平板部と該平
    板部の一方の面のほぼ中央部より突出する突板部とを備
    えた少なくとも略T字型の横断面形状を有する鉄骨部材
    が、その突板部を前記溝部に嵌合して取り付けられ、 前記鉄骨部材の平板部にはアンカーボルトが垂直上方へ
    突設され、この平板部および該平板部の上に載置される
    床パネルを介して、該アンカーボルトが壁パネルに挿通
    され締結されることによって、該鉄骨部材と上家構造物
    とが相互に接合されてなることを特徴とする基礎構築物
    と上家構造物との接合構造。
  2. (2)フーチン部と柱脚部とが一体に形成されてなる基
    礎構築物が、各柱脚部を基盤上に載置することにより、
    互いに連接して設置され、これらの基礎構築物の上に、
    上家の躯体を形成する床パネルおよび壁パネルを載置し
    てこれらを相互に接合してなる基礎構築物と上家構造物
    との接合構造であって、 各基礎構築物の柱脚部には、その上面に開口するととも
    に各柱脚部の長さ方向に延びる溝部が連続的に形成され
    、 これらの基礎構築物の柱脚部の上面には、平板部と該平
    板部の一方の面のほぼ中央部より突出する突板部とを備
    えた少なくとも略T字型の横断面形状を有してなる鉄骨
    部材が、その突板部を躯体内部へ向けるとともに平板部
    の一端片を前記溝部に嵌合して取り付けられ、 前記平板部の他端片は、突板部を介して柱脚部の上に載
    せられた床パネルの側面に接合されてなることを特徴と
    する基礎構築物と上家構造物との接合構造。
JP20535890A 1990-08-02 1990-08-02 基礎構築物と上家構造物との接合構造 Pending JPH0489926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20535890A JPH0489926A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 基礎構築物と上家構造物との接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20535890A JPH0489926A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 基礎構築物と上家構造物との接合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0489926A true JPH0489926A (ja) 1992-03-24

Family

ID=16505543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20535890A Pending JPH0489926A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 基礎構築物と上家構造物との接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0489926A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110078967A1 (en) * 2009-10-05 2011-04-07 Pacylowski Edward Rim board attachment, and related assemblies and methods
JP2018021445A (ja) * 2016-07-20 2018-02-08 大成建設株式会社 プレキャストコンクリート基礎の構築方法、およびプレキャストコンクリート造の基礎構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110078967A1 (en) * 2009-10-05 2011-04-07 Pacylowski Edward Rim board attachment, and related assemblies and methods
JP2018021445A (ja) * 2016-07-20 2018-02-08 大成建設株式会社 プレキャストコンクリート基礎の構築方法、およびプレキャストコンクリート造の基礎構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0489926A (ja) 基礎構築物と上家構造物との接合構造
JP2004285581A (ja) 建築物用鉄骨基礎材と該鉄骨基礎材を用いた建築物用コンクリート基礎の形成方法。
JPS61233131A (ja) ポ−ルの基礎構造
JPH09279721A (ja) 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築工法
JPH11323958A (ja) 建築物の施工方法とこれに用いるコンクリート製品
JP3086384B2 (ja) 基礎構造及び基礎の施工方法
JPH0427018A (ja) コンクリート製組立型地下室の施工方法
JP3480932B2 (ja) 角筒状構築物
JPH077384Y2 (ja) コンクリート基礎の表面形成用パネル
JP3515968B2 (ja) 角筒状構築物
JPH05239835A (ja) 型枠付き独立基礎
JP2965195B2 (ja) 住宅用基礎構造
JPH0427023A (ja) コンクリート製組立型地下室の躯体構造
JP2504613B2 (ja) アンカ―ボルト位置決め用プレ―ト
JP2960479B2 (ja) コンクリート製組立型地下ユニットの構築用ブロック
JPH05295745A (ja) ユニット建物の据付方法
JPH04306319A (ja) 基礎構造
JPH08232565A (ja) アーチ門
JPH02304135A (ja) 軸組の施工方法
JPH0359224A (ja) 布基礎の構築工法
JPH0833015B2 (ja) コンクリート製組立型地下室の躯体構造
JPH04189919A (ja) プレキャスト・コンクリート基礎
JPH0444529A (ja) コンクリート製組立型地下室およびその施工方法
JPH05118085A (ja) 木造建築物及びその構築方法
JPH0833016B2 (ja) コンクリート製組立型地下室の躯体構造