JPH02304135A - 軸組の施工方法 - Google Patents

軸組の施工方法

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JPH02304135A
JPH02304135A JP12379289A JP12379289A JPH02304135A JP H02304135 A JPH02304135 A JP H02304135A JP 12379289 A JP12379289 A JP 12379289A JP 12379289 A JP12379289 A JP 12379289A JP H02304135 A JPH02304135 A JP H02304135A
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Osami Kato
修身 加藤
Shoji Kato
加藤 昭二
Shinichirou Matsutome
松留 慎一郎
Hideyuki Maekawa
前川 秀幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、木造構造物における軸組の施工方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、木造構造物の軸組は、垂直方向に延びる通柱お
よび管柱を所定間隔で設け、この通柱および管柱の所定
部分に、水平方向に梁を架けわたすとともに、斜め方向
に筋かいを架けわたして構成されている。そして、上記
柱と梁等の連結は、例えば、柱にほぞ差しを設けるとと
もに、梁にほぞを設け、梁のほぞを柱のほぞ差しに嵌合
させることにより行ったり、双方の側面に切欠き凹部を
設け、その切欠き凹部同志を係合させたりすることによ
り行われている。そして、第25図、第26図および第
27図に示すように、柱30と梁31の接合部を金具3
2,33.34等を用いて補強している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の方法では、柱と梁の連結がほぞと
ほぞ差し等からなる複雑な形状の継手によってなされて
おり、これを大工職人が手作業によって行っているため
、寸法精度が不均一になりがちであるうえに、施工に長
時間を要するという問題を有している。また、寸法精度
が不均一でしるだめに、軸組の耐力が不均一になり強度
が弱くなるという問題も生じている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、強
度および寸法精度が向上するとともに、短時間でかつ容
易に組付けができるようになる軸組の施工方法の提供を
その目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の軸組の施工方法
は、端部が開放された横断面十字状または一字状のスリ
ットが上下に一定間隔で穿設されそのスリットに対応す
る部分に貫通孔が穿設された複数の柱と、両端部に端面
とその端面を挟む両側面側が開放されたスリットが穿設
されているとともにそのスリットに直交する貫通孔が穿
設された一定長さを有する複数の梁と、上記柱のスリッ
ト部に中央部が挿嵌できかつ上記梁のスリットに端部が
挿嵌でき上記両貫通孔に対応する部分に穴部が穿設され
た複数の板状金具を準備し、上記柱のスリットに板状金
具を挿嵌して柱の貫通孔および金具の穴部に棒状固定具
を挿嵌させることにより柱に金具を固着し、その状態の
柱を所定間隔で植設し、その柱に固着された金具の端部
にそれ自身のスリットを位置決めした状態で梁を配設し
、その梁の貫通孔および金具の残りの大部に棒状固定具
を挿嵌させることにより上記柱に梁を固定し、この操作
を繰り返すことにより、複数の柱に複数の梁を順次組み
付けていくという構成をとる。
〔作用〕
この発明の軸組の施工方法は、従来例のように、大工職
人が経験と動を転りに、柱や梁を順次加工しながら組付
けていくというようなものではなく、予め規格化された
柱や梁を用い、これを金具と固定具で連結していくこと
により、軸組の施工を行うようになっている。すなわち
、柱には、予め上下一定間隔で横断面十字状または一字
状のスリットおよび貫通孔が穿設されており、梁は一定
の長さに設定されているとともに、予め端部にスリット
および貫通孔が穿設されている。そして、柱のスリット
の部分に金具を取り付け、柱の貫通孔と金具の穴部に棒
状固定具を挿嵌させることにより、柱に金具を固着させ
ることができ、その金具の端部に梁を組付け、梁の貫通
孔と金具の穴部に棒状固定具を挿嵌させることにより、
金具を介して柱に梁を組付けることができるようになっ
ている。このように、梁の長さが一定に設定されている
ため、柱の間隔を梁の長さに対応するように配置してお
くことにより、寸法精度の優れた軸組を構成することが
できる。また、組付けの際の作業が、柱に金具を取り付
け、この金具に梁を取り付けるだけの簡単な作業ですみ
、かつその取り付けが、金具の穴部を柱および梁の貫通
孔に位置決めしその状態で穴部と貫通孔に棒状固定具を
挿嵌することによって行われるため容易であり施工時間
を大幅に短縮することができる。さらに連結部に金具を
用いているため、柱と梁を強固に組付けることができる
ようになり、軸組の強度が向上する。また、土台も同様
に板状金具等を用いて配設でき、その上側の所定位置に
上記柱を植設することができる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
〔実施例〕
第1図はこの発明の施工方法によって得られた軸組を示
している。すなわち、図において、1は地面に設けられ
た布コンクリートであり、2はその布コンクリート1の
上面に敷設された土台である。この上台2は角材を枠状
に組付けて構成されており、その角部に角柱3が植設さ
れ、他の部分には一定間隔を保って管柱4が植設されて
いる。
上記管柱4の長さは、それぞれ角柱3の長さの1/2に
設定されており、角柱3の中央部とこの角柱3と隣合っ
た管柱4の上端部および隣合った2本の管柱3の上端部
に、それぞれ胴差し5が架は渡されている。そして、各
管柱4の上端に他の管柱6が植設され、角柱3の上端部
とこれと隣合った管柱6の上端部および隣合った2本の
管柱6の上端部に、それぞれ上記胴差し5と同形の小屋
梁7が架は渡されている。上記角柱3は、上下両端部お
よび中央部に、第2図に示すような、上下に延びる十字
状のスリット8が設けられており、胴差し5および小屋
梁7が連結される隣合った2つの側面にそれぞれほぞ差
し9が設けられている。
また、管柱4および6の上下両端部にも、上記通柱3の
スリット8と同形のスリット8または一字状のスリツ)
8a(第3図参照)が設けられており、これらの管柱4
,6のうち、両側面に胴差し5または小屋梁7が連結さ
れるものには、第3図に示すように、両側面にほぞ差し
9が設けられ、三方に胴差し5等が連結されるものには
、第4図に示すように3つの側面にほぞ差し9が設けら
れ、四方すべてに胴差し5等が連結されるものには、第
5図に示すように側面全部にほぞ差し9が設けられてい
る。そして、上記柱3,4.6に連結される胴差し5お
よび小屋梁7の両端部には、第6図に示すように、上記
はぞ差し9と嵌合できるほぞ10が突設され、そのほぞ
10の端面中央部から梁5,7の中心側に向けてスリッ
ト11が設けられている。このスリット11は、梁5.
7のほぞ10を柱3,4.6のほぞ差し9に嵌合させる
と柱3,4.6の対応するスリット8と連通するように
なっている。llaはスリット11に直交して穿設され
た位置決め兼固定用の穴部である。なお、この穴部11
aは、上記角柱3および管柱4.6のスリット8に対応
する部分にも設けられている(第8図(C)参照)。第
1図において、12ないし19はそれぞれ固定用の金具
であり、土台2と角柱3または管柱4の連結部、角柱3
と胴差し5または小屋梁7の連結部および管柱4.6と
胴差し5または小屋梁7の連結部に、それぞれ取り付け
られ対応する双方を固定している。
これをより詳しく述べると、金具12は、第7図に示す
ように、複数の固定穴20および釘穴20aが穿設され
た略し字状の平板状の鉄板21゜22を直交させ、その
角部から鉄板22の一端側を突出させた状態に形成され
ている。そして、第8図(a)、(b)(第1図の鎖線
aで囲った部分)および第8図(C)に示すように、下
部側を土台2の角部上面に設けられたスリット8bに埋
設させるとともに、上部側を角柱3の下端のスリット8
に挿嵌させ、その状態で、土台2の穴部11aと金具1
2の固定穴20および角柱3の穴部11aと金具12の
残りの固定穴20にそれぞれピン(図示せず)を挿通さ
せ、その穴部11aの両端に木栓を打ち込むことにより
、ピンを埋め込んだ状態で金具12を適正位置に位置決
めし、土台2および角柱3の側面から釘(図示せず)を
打ち込んで金具12の釘穴20aを挿通させることによ
り、土台2の角部に角柱3の下端を固定している。金具
13は、第9図に示すように、固定穴20および釘穴2
0aを有するT字状の鉄板23の中央部に、鉄板21の
一端側を直交するように連結してT字状に形成されてい
る。この金具13は、第10図(a)、(b)(第1図
の鎖線すで囲った部分)に示すように、下部側を管柱4
を中心として三方に延びる土台2の交点に埋設させると
ともに、上部側を管柱4の下端のスリット8に挿通させ
、その状態で、土台2および管柱4の側面からピンおよ
び釘を取り付けることにより、三方に延びる土台2の交
点に管柱4の下端を固定している。金具14は、T字状
の鉄板23(第11図)で構成されており、第12図(
a)、(b)(第1図の鎖線Cで囲った部分)に示すよ
うに、下部側を管柱4の両側から直線方向に延びる2本
の土台2の突き合わせ部分に埋設させるとともに、上部
側を管柱4の下端のスリット8aに挿嵌させ、その状態
で、土台2および管柱4の側面からピンおよび釘を取着
することにより、2本の土台2の突き合わせ部分に管柱
4の下端を固定している。金具15は、L字状の鉄板2
1(第13図)で構成されており、第14図(a)、(
b)(第1図の鎖線dで囲った部分)に示すように、2
個1組で、角柱3の中央部に2本の胴差し5の端部を連
結している。すなわち、一方の金具15は、角柱3のス
リット8の上端側に、一端側を挿嵌させた状態で他端側
を一方の胴差し5のスリット11の上端側に挿嵌させ、
その状態でピンを取り付は釘打ちすることにより上記ス
リット8の上端側に一方の胴差し5の端部を固定し、他
方の金具15は、上下を反転し、その一端側を上記角柱
3のスリット8の下端側に挿嵌させるとともに、他端側
を他方の胴差し5のスリット11の下端側に挿嵌させ、
その状態でピン等を取り付けることにより上記スリット
8の下端側に他方の胴差し5の端部を固定している。金
具16は、第15図に示すように、L字状の鉄板21の
一端縁部をそれぞれの角度が90°になるように4枚連
結して十字状に形成されており、第16図(a)、(b
)(第1図の鎖線eで囲った部分)に示すように、2個
1組になって、管柱4の上端部と胴差し5および胴差し
5と管柱6の下端部を連結している。上記金具16のう
ちの一方の金具16は、中心部を管柱4のスリット8に
挿嵌させた状態で、4個の端部側を、管柱4を中心とし
て四方に延びる胴差し5のスリット11の下端側に挿嵌
させ、ピンを取り付は釘打ちすることにより、管柱4の
上端部と4本の胴差し5の下端部を固定しており、他方
の金具16は、上下を反転し、その中心部を管柱6のス
リット8に挿嵌させるとともに、下端側部を胴差し5の
スリット11の上端側に挿嵌させ、その状態でピン等を
取り付けることにより胴差し5の上端部と管柱6の下端
部を固定している。金具17は、細長い鉄板を中心部で
直角に折り曲げてL字状(第17図参照)に形成されて
おり、第18図(a)、(b)(第1図の鎖線fで囲っ
た部分)に示すように、角柱3の上端部とこの角柱3か
ら延びる2本の小屋梁7の端部を、金具12と1組にな
って連結している。この金具17は、角部側を角柱3の
スリット8の上端部に挿嵌させるとともに、端部側を2
本の小屋梁7のスリット11の上端側に挿嵌させピンを
取り付けることにより、角柱3と2本の小屋梁7の上端
部を固定しており、金具12は、第7図の状態から上下
を反転し、その角部側を角柱3のスリット8の下端側に
挿嵌させるとともに、側部側を2本の小屋梁7のスリッ
ト11の下端側に挿嵌させ、その状態で、ピンを取り付
は釘打ちすることにより角柱3に小屋梁7の下端部を固
定している。金具18は、細長い鉄板24の中心部に、
その鉄板24の略半分の長さの鉄板25を直交するよう
に連結してT字状(第19図参照)に形成されており、
第20図<a)、(b)(第1図の鎖線gで囲った部分
)に示すように、管柱6の上端部とその管柱6を中心と
して三方に延びる小屋梁7の端部を、金具13と1組に
なって連結している。この金具18は、中央部を管柱6
のスリット8の上端部に挿嵌させるとともに、端部側を
3本の小屋梁7のスリット11の上端側に挿嵌させ、ピ
ンを取り付けることにより、管柱4と小屋梁7の上端部
を固定しており、金具13は、第9図の状態から上下を
反転し、その中央部を管柱6のスリット8の下端側に挿
嵌させるとともに、側部側を3本の小屋梁7のスリット
11の下端側に挿嵌させ、その状態で、ピンを取り付は
釘打ちすることにより管柱6に小屋梁7の下端部を固定
している。金具19は、細長い平板状の鉄板(第21図
参照)で形成されており、第22図り)、(b)(第1
図の鎖線りで囲った部分)に示すように、管柱6の上端
部と、この管柱6を中心として直線状に延びる2本の小
屋梁7の突き合わせ部分を、金具14と1組になって連
結している。この金具19は、中央部を管柱6のスリッ
ト8aの上端部に挿嵌させるとともに、端部側を2本の
小屋梁7のスリット11の上端側に挿嵌させ、ピン等を
取り付けることより、管柱6の上端部と2本の小屋梁7
の上端部を固定しており、金具14は、第11図の状態
から上下を反転し、その中央部を管柱6のスリット8a
の下端側に挿嵌させるとともに、側部側を2本の小屋梁
7のスリット11の下端側に挿嵌させ、その状態で、釘
打ち等して管柱6に小屋梁7の下端部を固定している。
なお、第1図の鎖線iで囲われる管柱4,6と3本の胴
差し5の連結部には、2個の金具13が用いられ、その
連結部の構造は、第23図に示すようになっている。こ
の横断面は第10図(a)と同様になっている(ただし
、図中の土台2は胴差し5となる)。また、鎖線jで囲
われる管柱4.6と2本の胴差し5の連結部には、2個
の金具14が用いられ、その連結部の構造は、第24図
に示すようになっている。
この構成において、上記軸組はつぎのようにして施工さ
れる。すなわち、まず、布コンクリート1の上面に土台
2を敷設し、その上台2の所定部分に、それぞれ金具1
2,13.14の下部側を埋設する。ついで、角柱3の
中央部および上端のスリット8に、所定の金具15,1
2.17を取り付けるとともに、管柱4の上端のスリッ
ト8゜8aに所定の金具13,14.16を取り付け、
この角柱3および管柱4の下端のスリット8,8aを、
土台2に取り付けられた所定の金具12゜13.14に
挿嵌し固定する。つぎに、胴差し5を所定部分に配設し
、その端部のスリット11をそれぞれ対応する金具13
,14,15.’16に位置決めするとともに、ピン等
で固定し、その胴差し5のスリット11の上端部に所定
の金具13.14.16を取り付ける。そして、その金
具13.14.16の上部に、上端部に金具13,14
を取り付けた管柱6をそれぞれ直立状態で取り付は固定
し、その上端部に小屋梁7をそれぞれ架は渡しそのスリ
ット11を上記金具13.14に固定する。ついで、角
柱3の上端部と小屋梁7の上端部の交点に金具17を取
り付は固定するとともに、管柱6の上端部と小屋梁7の
上端部の交点に金具18.19をそれぞれ取り付は固定
することにより、上記軸組が得られる。なお、角柱3と
管柱4.6間または、管柱4,4間もしくは管柱6.6
間に筋かいを取り付ける場合には、柱3゜4.6や梁5
,7から突出している金具の突出部に筋かいの端部を固
定することにより、その取り付けが行われる。また、梁
間内に管柱を取り付ける際にも、上記金具を用いること
ができ、この場合、下側の梁の上面および上側の梁の下
面に相対峙状態でスリットを設けこの両スリットに2個
の金具13を介して管柱を固定することが行われる。
このように、この発明の軸組の施工方法によれば、角柱
3.管柱4,6.胴差し5および小屋梁7が、それぞれ
規格化された一定の長さに設定されているため、これら
を順次組紐付けていくことにより、寸法精度の優れた軸
組を構成することができる。また、組付けの際の作業が
、予め、角柱3等を、所定のスリット8.8a、11に
金具を取り付けた状態で配設し、この角柱3等の金具に
、他の梁等の金具が取り付けられていないスリットを位
置決めしピン等で固定するようになっているため、作業
が簡単であるとともに、施工時間を大幅に短縮すること
ができる。この場合、金具と梁等との位置決めを、金具
の固定穴20と梁等の穴部11aを合わせることにより
行うため、操作が容易であるとともに、寸法精度が正確
になる。
また、金具の端部が柱等の縁部と一致するように金具の
寸法や角度を設定しておけば、組付けの際、その金具の
端部に柱や梁の縁部を揃えることにより、柱と梁等の角
度が正確な直角になり、筋かいを用いて柱と梁等を直角
にする必要がなくなるとともに、軸組の強度が向上する
ようになる。さらに、金具を用いているため、連結部が
強固になり、特に、引っ張り力や剪断力においては、こ
れが顕著にあられれる。また、このように、柱等を規格
化するごとにより、材料の生産性も向上するとともに、
材料の無駄がなくなる。さらに、柱と梁等を固定する穴
部の両側に、木栓を詰め込んでいるため見栄えがよくな
るという効果を生じるとともに、ピンが外気に触れない
ため腐食しにくくなり耐久性が向上するようになる。
なお、上記実施例の金具には、筋かいを取り付けるため
の突出部分が設けられているが、筋かいを設けない場合
は、上記各金具を柱および梁の形状に合わせて形成し、
組付けた際に、軸組がら上記突出部分がはみ出ないよう
にしておく。また、上記実施例では、固定具としてピン
を用いているが、これに限定するものではなく、ボルト
とナツト等を用いることもできる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の軸組の施工方法によれば、軸
組の寸法精度および強度が向上するとともに、施工時間
を大幅に短縮することができる。
したがって、実用的効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によって得られた軸組の斜
視図、第2図はそれに用いる通柱の横断面図、第3図、
第4図および第5図は管柱の横断面図、第6図は胴差し
および小屋梁の端部の断面図、第7図は通柱の上端およ
び下端に取り付けられる金具の斜視図、第8図(a)は
その取り付は状態を示す横断面図、第8図(b)はその
正面図、第8図(C)はその分解斜視図、第9図は管柱
に三方に延びる梁を取り付けるための金具の斜視図、第
10図(a)はその取り付は状態を示す横断面図、第1
0図(b)はその正面図、第11図は管柱に直線方向に
延びる2本の梁を取り付けるための金具の斜視図、第1
2図(a)はその取り付は状態を示す横断面図、第12
図(b)はその正面図、第13図は通柱の中央部に梁を
取り付けるための金具の斜視図、第14図(a)はその
取り付は状態を示す横断面図、第14図(b)はその正
面図、第15図は管柱に四方に延びる梁を取り付けるた
めの金具の斜視図、第16図(a)はその取り付は状態
を示す横断面図、第16図(b)はその正面図、第17
図は通柱の上端部に梁を取り付けるための金具の斜視図
、第18図(a)はその取り付は状態を示す平面図、第
18図(b)はその正面図、第19図は管柱の上端部に
三方に延びる梁を取り付けるための金具の斜視図、第2
0図(a)はその取り付は状態を示す平面図、第20図
(b)はその正面図、第21図は管柱の上端部に直線状
に延びる2本の梁を取り付けるための金具の斜視図、第
22図(a)はその取り付は状態を示す平面図、第22
図(b)はその正面図、第23図は第1図の鎖線iで囲
われる部分を示す正面図、第24図は第1図の鎖線jで
囲われる部分を示す正面図、第25図、第26図、第2
7図は従来例の斜視図である。 3・・・角柱 4,6・・・管柱 5・・・胴差し 7
・・・小屋梁 8,8a、11・・・スリッ)  Il
a・・・穴部20・・・固定穴 12,13,14,1
5,16.17.18.19・・・金具 特許出願人    加 藤 修 身 代理人 弁理士  西 藤 征 彦 −区 ゴ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)端部が開放された横断面十字状または一字状のス
    リットが上下に一定間隔で穿設されそのスリットに対応
    する部分に貫通孔が穿設された複数の柱と、両端部に端
    面とその端面を挟む両側面側が開放されたスリットが穿
    設されているとともにそのスリットに直交する貫通孔が
    穿設された一定長さを有する複数の梁と、上記柱のスリ
    ット部に中央部が挿嵌できかつ上記梁のスリットに端部
    が挿嵌でき、上記両貫通孔に対応する部分に穴部が穿設
    された複数の板状金具を準備し、上記柱のスリットに板
    状金具を挿嵌して柱の貫通孔および金具の穴部に棒状固
    定具を挿嵌させることにより柱に金具を固着し、その状
    態の柱を所定間隔で植設し、その柱に固着された金具の
    端部にそれ自身のスリットを位置決めした状態で梁を配
    設し、その梁の貫通孔および金具の残りの穴部に棒状固
    定具を挿嵌させることにより上記柱に梁を固定し、この
    操作を繰り返すことにより、複数の柱に複数の梁を順次
    組み付けていくことを特徴とする軸組の施工方法。
  2. (2)両端部に固定用のスリットおよびそのスリットに
    直交する貫通孔を有する土台を、上記スリットを突き合
    わせた状態で所定の位置に配設し、その突き合わせ部分
    のスリットに、下部が上記スリットに挿嵌できるととも
    に上記貫通孔に対応する部分に穴部が穿設され上部が請
    求孔(1)記載の柱のスリットに固定可能な板状金具の
    下部を棒状固定具を介して取り付けて土台を配設し、そ
    の土台の上側の所定位置に、上記板状金具の上部および
    棒状固定具を利用して柱を植設した請求項(1)記載の
    軸組の施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9311437U1 (de) * 1993-07-31 1993-09-23 Kowalewski, Bernd, Dipl.-Ing. (FH), 32429 Minden Bausatz fuer fachwerkbauten
JP2019143333A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 藤田建設工業株式会社 建物ユニットおよびこれを連結したユニット建物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE9311437U1 (de) * 1993-07-31 1993-09-23 Kowalewski, Bernd, Dipl.-Ing. (FH), 32429 Minden Bausatz fuer fachwerkbauten
JP2019143333A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 藤田建設工業株式会社 建物ユニットおよびこれを連結したユニット建物

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