JPH09225875A - 搬送マニピュレータ用ハンド装置 - Google Patents

搬送マニピュレータ用ハンド装置

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JPH09225875A
JPH09225875A JP3494996A JP3494996A JPH09225875A JP H09225875 A JPH09225875 A JP H09225875A JP 3494996 A JP3494996 A JP 3494996A JP 3494996 A JP3494996 A JP 3494996A JP H09225875 A JPH09225875 A JP H09225875A
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JP
Japan
Prior art keywords
hand device
suction
finger member
manipulator
suction cup
Prior art date
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Pending
Application number
JP3494996A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
吉田  敬
Yukinari Mochida
幸成 望田
Yoshio Fujisawa
佳生 藤澤
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被搬送物を保持する小型の搬送マニピュレータ
用ハンド装置を得る。 【解決手段】直線的に摺動して進退可能に支持されたフ
ィンガー部材42を弦巻ばね機構46により進出方向に
ばね付勢し、また、フィンガー部材42の進退範囲に向
かって吸盤60を移動可能に支持すると共に、吸盤60
を摺動させるアクチュエータ62を設けた。更に、吸盤
60は真空発生器による吸引により被搬送物を吸着し、
フィンガー部材42は上面を平坦に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状の被搬送物を
保持する搬送マニピュレータ用ハンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被搬送物を搬送する搬送マニ
ピュレータでは、マニピュレータ本体の先端に被搬送物
を保持するハンド装置を取り付けている。被搬送物が板
状のものである場合には、ハンド装置としては、真空ポ
ンプを用いて吸引する吸盤や電磁石により吸引する吸盤
を用いたものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、吸盤により直接被搬送物を保持する
ので、吸盤は被搬送物を吊り上げることができる能力の
あるものを必要とする。その為、吸盤は、大型の真空ポ
ンプを必要としたり、大型の電磁石を必要とするという
問題があった。また、吸盤や電磁石が大型であると、被
搬送物にはそれに応じた平坦部を必要とし、多数の穴が
空けられている場合には、吊り上げることができない場
合があるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、被搬送物を保持する小型
・軽量の搬送マニピュレータ用ハンド装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、マニピュレータ本体のアームの先端に取り付けられ
被搬送物を保持する搬送マニピュレータ用ハンド装置に
おいて、進退可能に支持されたフィンガー部材を付勢ば
ねにより進出方向に付勢し、また、前記フィンガー部材
の進退範囲に向かって吸盤を移動可能に支持すると共
に、前記吸盤を摺動させるアクチュエータを設けたこと
を特徴とする搬送マニピュレータ用ハンド装置がそれで
ある。
【0006】また、前記吸盤は吸引により前記被搬送物
を吸着するものでもよく、前記フィンガー部材は上面が
平坦に形成され、かつ、直線的に摺動して進退可能に支
持されたものでもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図3〜図5に示すように、1
はマニピュレータ本体で、マニピュレータ本体1は略
「く」字状の旋回体2を備えている。旋回体2の両端に
は、一対の左右アーム4,6がそれぞれ関節8,10を
介して取り付けられている。関節8,10は図3に示す
ように、垂直軸8a,10aの廻りに左右アーム4,6
を図示しないモータにより旋回(矢印a方向(図5参
照))させるように構成されると共に、垂直軸8a,1
0aと直交する水平軸8b,10bの廻りに左右アーム
4,6をモータ12,14により旋回(矢印b方向(図
4参照))させるように構成されている。
【0008】左右アーム4,6は、それぞれ図5に示す
ように、関節8,10に取り付けられた上アーム部1
6,18と、上アーム部16,18に直線的に移動可能
に支持されると共に、モータ20,22により移動(矢
印c方向(図5参照))される下アーム部24,26と
を備えている。
【0009】下アーム部24,26の先端には、手首関
節28,30を介してそれぞれハンド装置32,34が
取り付けられており、手首関節28,30はハンド装置
32,34を下アーム部24,26に水平軸28a,3
0aの廻りに揺動可能に支持すると共に、モータ36,
38により揺動(矢印d方向(図4参照))するように
構成されている。
【0010】両ハンド装置32,34は左右対象の構成
であるので、一方のハンド装置34について、図1、図
2によって説明する。ハンド装置32は手首関節30に
取り付けられた支持台40を備え、支持台40にはフィ
ンガー部材42がベアリング44を介して直線的に摺動
可能に支持されて、支持台40から最も進出した位置か
ら最も退出した位置の進退範囲S内で進退させることが
できるように構成されている。また、フィンガー部材4
2は、その上面が平坦に形成されている。
【0011】フィンガー部材42の一端には、弦巻ばね
機構46が取り付けられており、弦巻ばね機構46から
引き出されたベルト48の先端が支持台40に固定部材
50を介して固着されている。弦巻ばね機構46はドラ
ム52に弦巻ばねであるベルト48が巻かれたものであ
り、ベルト48を引き出すと、ドラム52をベルト48
を巻取る回転方向に付勢するように、かつ、ばね付勢力
がベルト48の引出し量に関わりなくほぼ一定となるよ
うに構成されている。
【0012】支持台40には、フィンガー部材42に直
交して一対のガイド棒54,56が摺動可能に支持され
ており、両ガイド棒54,56の先端には連結板58が
固定されている。連結板58には、フィンガー部材42
側に複数の吸盤60が取り付けられており、吸盤60は
図示しない真空発生器による吸引作用で鋼板等の被搬送
物Wを吸着できるものである。吸盤60の吸着力は被搬
送物Wに吸着して被搬送物Wを水平にずらすことができ
る程度で十分である。持ち上げる程の吸着力は必要とせ
ず、弱い吸着力のものでよい。尚、吸盤60は電磁石で
あってもよい。
【0013】支持台40にはシリンダを用いたアクチュ
エータ62が取り付けられており、アクチュエータ62
により連結板58を介して吸盤60を移動させることが
できるように連結されている。アクチュエータ62によ
り連結板58を移動させたときに、吸盤60はフィンガ
ー部材42の進退範囲Sに向かって移動できるように配
置されている。他方のハンド装置34も同様にフィンガ
ー部材43、吸盤61、アクチュエータ63等を備えて
いる。
【0014】一方、図4,図5に示すように、上アーム
部16,18には、ジョイスティック64,66が設け
られており、旋回体2に搭載された制御盤68からジョ
イスティック64,66の操作に応じた信号が出力され
て、各関節8,10、モータ20,22,36,38、
アクチュエータ62,63を制御するように構成されて
いる。
【0015】一方、旋回体2の中央が、ベース70に垂
直軸2aの廻りに旋回可能(矢印e方向(図4参照))
に支持されて、マニピュレータ本体1がベース70に載
置されている。また、旋回体2は制御盤68からの制御
信号に応じて図示しないモータにより旋回されるように
構成されている。左右アーム4,6の間に操作者が立て
る空間Aが確保されるように、両関節8,10が間隔を
空けて設けられている。
【0016】次に、本実施例の搬送マニピュレータ用ハ
ンド装置の作動について説明する。まず、操作者が左右
アーム4,6の間の空間Aに入り、ジョイスティック6
4,66を握って操作する。ジョイスティック64,6
6を前後に倒すと、モータ20,22が駆動されて下ア
ーム部24,26が矢印c方向に突き出しあるいは引か
れる。また、左右に倒すと、左右アーム4,6が関節
8,10の垂直軸8a,10aを中心に矢印a方向に回
転される。ジョイスティック64,66が押されると、
関節8,10の水平軸8b,10bを中心に矢印b方向
に回転される。
【0017】ジョイスティック64,66を操作して、
図6(イ)に示すように、ハンド装置32,34のフィ
ンガー部材42,43の先端を積層された被搬送物Wの
側面に突き当て、更に、下アーム部24,26を突き出
す。これにより、フィンガー部材42,43は、弦巻ば
ね機構46のばね付勢力に抗して退出方向に摺動する。
【0018】そして、図6(ロ)に示すように、フィン
ガー部材42,43を退出させた後、図6(ハ)に示す
ように、アクチュエータ62を駆動して吸盤60,61
を被搬送物Wに押し付け、吸盤60,61を被搬送物W
に吸着させる。次に、図6(ニ)に示すように、下アー
ム部24,26を引いて、吸盤60,61により吸着し
た被搬送物Wをずらす。被搬送物Wは持ち上げることな
くずらすので、吸盤60,61の吸着力が弱くても吸盤
60,61が被搬送物Wから外れることはない。
【0019】このとき、フィンガー部材42,43は、
弦巻ばね機構46のばね付勢力により突き出され、フィ
ンガー部材42,43の先端は被搬送物Wの側面に接触
した状態が保たれる。これにより、被搬送物Wは、図6
(ホ)に示すように、フィンガー部材42,43上に移
る。そして、ジョイスティック64,66を操作して、
左右アーム4,6を移動し、また、旋回体2を旋回させ
て被搬送物Wを他の場所に搬送する。
【0020】このように、本実施例の搬送マニピュレー
タ用ハンド装置は、吸盤60,61が弱い吸着力のもの
でよいので、小型化される。また、搬送中はフィンガー
部材42,43上に被搬送物Wが載置されるので、吸盤
60,61により吸着しなくても落下することはなく、
真空発生器等が突然故障しても落下することはなく安全
である。更に、本実施例のように左右アーム4,6に取
り付けた場合、左右アーム4,6の動作が同期していな
くても、フィンガー部材42,43が摺動してその差を
吸収する。
【0021】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の搬送マニピ
ュレータ用ハンド装置は、吸盤が弱い吸着力のものでよ
いので、小型化されるという効果を奏する。また、搬送
中はフィンガー部材上に被搬送物が載置されるので、突
然故障にも安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としても搬送マニピュレータ
用ハンド装置の要部拡大断面図である。
【図2】本実施例の搬送マニピュレータ用ハンド装置の
拡大正面図である。
【図3】本実施例の搬送用ハンド装置を取り付けた搬送
マニピュレータの正面図である。
【図4】本実施例の搬送用ハンド装置を取り付けた搬送
マニピュレータの側面図である。
【図5】本実施例の搬送用ハンド装置を取り付けた搬送
マニピュレータの平面図である。
【図6】本実施例の搬送マニピュレータ用ハンド装置の
動作説明図である。
【符号の説明】
1…マニピュレータ本体 2…旋回体 4…左アーム 6…右アーム 8,10…関節 32,34…ハンド装置 4,43…フィンガー部材 46…弦巻ばね機構 60,61…吸盤 62,63…アクチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレータ本体のアームの先端に取
    り付けられ被搬送物を保持する搬送マニピュレータ用ハ
    ンド装置において、 進退可能に支持されたフィンガー部材を付勢ばねにより
    進出方向に付勢し、また、前記フィンガー部材の進退範
    囲に向かって吸盤を移動可能に支持すると共に、前記吸
    盤を摺動させるアクチュエータを設けたことを特徴とす
    る搬送マニピュレータ用ハンド装置。
  2. 【請求項2】 前記吸盤は吸引により前記被搬送物を吸
    着するものであることを特徴とする請求項1記載の搬送
    マニピュレータ用ハンド装置。
  3. 【請求項3】 前記フィンガー部材は上面が平坦に形成
    され、かつ、直線的に摺動して進退可能に支持されたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の搬送マニピ
    ュレータ用ハンド装置。
JP3494996A 1996-02-22 1996-02-22 搬送マニピュレータ用ハンド装置 Pending JPH09225875A (ja)

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