JP2000198090A - 回転するジョ―をもつロボット把持具の駆動装置 - Google Patents

回転するジョ―をもつロボット把持具の駆動装置

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JP2000198090A
JP2000198090A JP11375283A JP37528399A JP2000198090A JP 2000198090 A JP2000198090 A JP 2000198090A JP 11375283 A JP11375283 A JP 11375283A JP 37528399 A JP37528399 A JP 37528399A JP 2000198090 A JP2000198090 A JP 2000198090A
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linear actuator
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robot arm
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Thomas William Palone
ウイリアム パローネ トーマス
Joseph Yokajty
ヨカイティ ヨセフ
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/02Gripping heads and other end effectors servo-actuated

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の複雑さ、価格および重量を増加するこ
となく、採取された部品を制御して回転させることがで
きる回転するジョーをもつロボット把持具の駆動装置を
提供する。 【解決手段】 線形アクチュエータをもつロボットアー
ム10を用いた駆動装置は、作動部13と固定部12を
含み、作動部13にツール機構が支持される。固定部1
2に装着された一面が当接面40となるブラケット3
8、およびツール機構により採取された部品の回転を制
御する機構であって、この機構は変位式連結部材と回転
式二次機構22を含み、線形アクチュエータの作動部1
3に装着され、線形アクチュエータの動作によって前記
機構が所定の高さに上昇すると変位式連結部材が当接面
40に接触し、前記機構が所定の高さ以上に上昇すると
変位式連結部材の作用によって回転式二次機構22が回
転する機構、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット方式で作
動する把持装置に関し、特に既存のロボット方式線形ア
クチュエータを用いて付加的なツール操作を行う、ロボ
ットツールおよび把持装置の駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】各種の部品供給装置が先行技術において
周知である。多くの場合、これらの部品供給装置は、製
造業におけるピックアンドプレース方式ロボット操作で
の部品供給用に使用されている。通常、これらの部品供
給装置は、保存容器すなわち大量の部品供給源を含ん
だ、各種のホッパや、振動形ボールまたは遠心形ボール
等を含んでいる。これらの装置を用いて部品を分別およ
び適正配向させた後、該適正配向した部品が、例えばピ
ックアンドプレースロボットなどの、後続の操作のため
に供給される。一般にこの種の供給装置の部品供給能力
は、一種類の部品あるいはごく少量の部品群に限られ
る。
【0003】各種製造業の間で機械視認式のフレキシブ
ル部品供給装置の普及が進んでいる。機械視認式部品供
給装置を使用する場合、種々の部品の供給が可能な設計
構造にすることで、製造業者は製造工程の自由度を高め
ることができる。また、種々の部品の供給が可能な部品
供給装置を用いることで少量製品の自動生産が可能にな
る。これは、単一の部品供給操作で多様な製品用部品を
供給する場合の、自動化における価格効率が高まること
による。一般に稼働時には、部品供給装置が各部品を供
給源から点検用搬送サービス部に供給した後、多軸ロボ
ットによって部品の採取が行われる。最初に画像式点検
システムによって、ロボット採取装置で把持可能な部品
の識別と、識別された「把持可能な」各部品の位置の確
認が行われる。通常、順応型部品供給装置には、ロボッ
トによって把持不能な部品の再循環システムが備わって
おり、最終的に該部品が所望の「把持可能な」向きでロ
ボット採取装置に供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】搬送サービス部上の部
品は、一般に安定方向で静止しようとする。多くの場
合、この安定方向は組み立て作業に適した方向、あるい
は部品保管トレーまたは部品供給トラックに部品を置く
上で適当な方向ではない。上記安定配向した部品をピッ
クアンドプレイスするロボット採取装置は、採取した部
品をより適切な方向に向け直す機能をもつ必要がある。
通常この機能を果たすために、ロボットアームにアクチ
ュエータを追加搭載して採取した部品を回転させる必要
がある。数種の市販のロボット式採取装置を用いること
で、所望の部品採取および再配向機能が得られる。これ
らの採取装置は、二点式の気圧および磁気アクチュエー
タ、並びにその他の各種機構を含んでおり、これらは全
てロボット採取装置の複雑さ、価格および重量の増加を
招く因となっている。プログラム式ステッパモータやフ
ィードバック制御式サーボモータなどのアクチュエータ
を組み込むことで、上記ロボット採取装置に所望の回転
制御機能を付加して部品を再配向させることができる
が、この場合も採取装置の複雑さ、価格および重量の増
加を招く。
【0005】装置の複雑さ、価格および重量を増加する
ことなく、採取された部品を制御して回転させることが
できる装置が必要である。
【0006】したがって本発明の目的は、ロボット採取
装置によって採取された部品を制御して回転させること
ができる装置を提供することである。
【0007】また、新たにモータ駆動式アクチュエータ
を付加することなく、ロボット採取装置に把持された対
象物を回転させることができる装置を提供することであ
る。
【0008】また、既存のモータ、気圧装置、およびロ
ボットアームの制御装置に基づく駆動機構であって、ロ
ボットアームを用いた新たな駆動機構を提供することで
ある。
【0009】また、モータ、および気圧または水圧シリ
ンダをロボットアームに付加する必要のない、ロボット
アームを用いた正方向変位式遠隔駆動装置を提供するこ
とである。
【0010】さらに、ロボット採取装置に把持された部
品を回転させて再配向させる装置であって、ロボットの
垂直方向線形動作によって部品を前記線形動作と同時に
回転させ、その回転量がロボット採取ヘッドの垂直方向
移動距離に比例しており、それによって前記回転量をロ
ボット採取ヘッドの垂直方向上昇量の制御によって制御
できるようにした装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】概括すると、前述および
他の多くの本発明の特徴、目的、および効果は、本願記
載の説明、請求範囲、および図面の参照により明らかに
される。上記特徴、目的、および効果は、線形アクチュ
エータをもつロボットアームを用いた駆動装置であっ
て、作動部と固定部を含み、該作動部にツール機構が支
持されている駆動装置の提供により達成される。この駆
動装置は、線形アクチュエータの固定部に装着されたブ
ラケットを含み、このブラケットの一面が当接面とな
る。ツール機構によって採取された部品の回転を制御す
る機構が、ロボットアームの線形アクチュエータの作動
部材に装着される。この回転制御機構は変位式連結部材
と回転式二次機構を含む。線形アクチュエータ部の動作
によって回転制御機構が所定の高さに上昇すると、変位
式連結部材が当接面に接触する。回転制御機構を所定の
高さ以上に上昇させると、変位式連結部材の作用によっ
て回転式二次機構が回転する。変位式連結部材を通常は
定常位置にバイアスしておくバイアス手段が備わる。
【0012】本発明の駆動装置は、例えば一定長のケー
ブルに取り付けられたピストンを含む。前記ケーブルは
スリーブ中を滑動できるようにされる。このピストンが
アクチュエータとして機能する。ケーブルの反対の端に
はボタンが取り付けられ、このボタンはロボットアーム
の縦型線形アクチュエータ部で保持される。一面が環状
の当接面となる筒状のカラーが縦型線形アクチュエータ
部の上方のロボットアームに装着され、縦型線形アクチ
ュエータの動作によって付属のツールが所定の高さに上
昇すると、前記当接面によってボタンが押される。この
動作によってボタンが下向きに動き、それによってケー
ブルがケーブルスリーブ内を滑動し、さらにそれにより
ピストンが作動して、該ピストンに接続されたツール装
置を動かす。遠隔駆動機構が使用され、この機構に例え
ば歯車機構を組み込んだロボット把持装置が具備され
る。前記歯車機構は平歯車と小歯車を含む。小歯車の表
面にはOリングまたは真空キャップが搭載され、これら
が把持面または部品当接面の役割を果たす。往復運動デ
ィスクが平歯車と連結しており、このディスクから一本
のピンが延びる。平歯車の回転運動とそれに基づく小歯
車の回転運動は、往復運動ディスクから延びたピンに対
するピストンの動きによって誘起される。スリーブ内で
のケーブルの下向きの滑動によって、ピストンがピンを
押し、それによって歯車が回転する。ケーブルの動きと
それに基づくピストンの動きは、ロボットアームの垂直
運動によって誘起される。ロボットアームの伸張部が引
っ込む間に、一定長のケーブルの反対の端が固定部に押
され、それによってケーブルがスリーブ内を滑動して、
ピストンがピンを押す。このように、ロボットアームの
伸張部の垂直方向の動作により、把持手段とそれによっ
て保持された部品を所望に応じて精密に回転させること
ができる。一方向クラッチの作用によって、歯車は確実
に一方向のみに回転する。
【0013】
【発明の実施の形態】最初に、図1および2に縦型線形
アクチュエータを含むロボットアーム10を示す。前記
アクチュエータは、固定部12をもち、固定部12から
作動部13が下方に延びている。作動部13の末端にツ
ールアダプタ14が装着される。ツールアダプタ14に
は、複数のジョー部材18を含む平行なジョー型ロボッ
ト把持具16が装着される。各ジョー部材18はロボッ
トによって相互に前後移動される。各ジョー部材18の
末端に回転式把持部材20が備わる。回転式把持部材2
0の各々に、フレームまたはハウジング24(詳細は後
述)内に保持された、回転式二次機構22が付随してい
る。ケーブル28を収納したケーブルスリーブ26がハ
ウジング24から延び、これらが組合わさって変位式連
結部材の役割を果たす。末端にボタン32が取り付けら
れたケーブル28がケーブルスリーブカラー30内を延
びる。ツールアダプタ14に装着されたカラー34から
ケーブル搭載ブラケット36が延びる。ケーブル搭載ブ
ラケット36により、ケーブルスリーブカラー30とボ
タン32がツールアダプタ14に対して定まった位置に
保持される。言うまでもなく、アダプタ14は、ロボッ
トアーム10の作動部13の動作によって上昇もしくは
下降する。ブラケットすなわち筒状カラー38がロボッ
トアーム10に装着され、ブラケット38の一面が(好
適には環状の)当接面40となり、ツールアダプタ14
が所定の高さに上昇すると当接面40がボタン32に当
接する。この当接は、ロボットアーム10の動作時のツ
ールアダプタ14の回転による周方向の位置に関わりな
く起こる。ボタン32の損傷を防ぐために、ケーブルス
リーブ26とケーブル28、およびケーブル搭載ブラケ
ット36とカラー34は、好適には磁気結合によって密
着して、作動部13を不注意に許容限界以上に上方に動
かした場合に、ケーブル搭載ブラケット36をカラー3
4から取り外すことができるようにされている。前記許
容限界は、ケーブル28とケーブルスリーブ26および
ハウジング24内でのケーブル28末端の最長突出し長
さを総合した長さによって定まる。
【0014】次に図3に、ハウジング24、回転式二次
機構22、および回転式把持部材20の拡大側方立面図
を示す。ハウジング24は、ハウジング24中への導入
路となる軸方向の導口44をもつケーブル受容アーム4
2を含む。ケーブル28が軸方向の導口44中を延び、
ピストン46がケーブル28の末端に取り付けられる。
【0015】次に、図4〜8に、ハウジング24と付随
した回転式二次機構22の断面を示す。回転式二次機構
22は平歯車48と往復運動ディスク50を含む。ジャ
ーナル52が平歯車48から延び、ジャーナル54が往
復運動ディスク50から延びる。ジャーナル52,54
は、ハウジング24内に搭載されたジャーナル軸受け5
6に支えられて自由に回転する。回転式把持部材20は
小歯車58を含む。ジャーナル60が小歯車58から延
び、小歯車58の前面にはOリング62が取り付けられ
る。ジャーナル60は、ハウジング24に支えられたジ
ャーナル軸受け64に支えられる。
【0016】平歯車48および往復運動ディスク50中
をシャフト66が延びる。シャフト66の周囲でかつ往
復運動ディスク50の内側に一方向ニードル軸受けクラ
ッチ68が搭載される。往復運動ディスク50の外面7
2に円周状のチャネル70が設けられる。円周状のチャ
ネル70の一部にバネ74が位置する。バネ74はハウ
ジング24内の開口76中を延び、このバネ用の第一の
取り付け具78(図3参照)に取り付けられる。バネ7
4の反対の端は、往復運動ディスク50に搭載されたピ
ン80に取り付けられる。ピン80の一部は、ハウジン
グ24内の弧状溝82まで延びている。バネ74から受
ける張力によって、ピン80は通常は弧状溝82の頂部
でピストン46に接している。ケーブル28が作動する
と、ピストン46が開口84中を下方に動いて、ピン8
0を弧状溝82の底部に向けて動かす。
【0017】本発明の装置の動作において、ピストン4
6が取り付けられたケーブル28は、図6に示すように
最初は定常位置に存在する。ロボットアーム10が作動
して、二つの回転式把持部材20のパッドを、採取され
る対象物のいずれかの表面上に置く。次いで平行なジョ
ー型ロボット把持具16が作動し、ジョー部材18が対
象物上に接近して該対象物を掴む。平行なジョー型ロボ
ット把持具16が対象物を掴むと、ロボットアーム10
の縦型線形アクチュエータの通常の動作によって、アー
ム10が対象物を持ち上げ、該対象物を支持していた表
面から離す。所定の高さまで対象物が持ち上げられる
と、ボタン32が筒状カラー38の当接面40に当接し
てケーブルスリーブ26内のケーブル28を押す。ケー
ブル28が押されることで、ピストン46がピン80を
弧状溝82に向けて下方に動かす(図7参照)。このピ
ストン46の前進動作の間に、往復運動ディスク50に
装着された一方向ニードル軸受けクラッチ68によっ
て、シャフト66に回転トルクが加えられる。シャフト
66の回転により平歯車48および平歯車48と噛み合
う小歯車58が回転する。小歯車58が回転することに
よって、各小歯車58間に把持された対象物が回転す
る。対象物を回転させる量は、ケーブル28の遠隔操作
によって生じる、開口84内のピストン46の変位量に
比例する。別の方法では、小歯車58のパッド間に把持
された対象物を回転させる量は、ケーブルスリーブ26
中でのケーブル28の変位によって生じる、弧状溝82
内のピン80の変位量に比例する。したがって、例えば
平歯車48と小歯車58との歯車比が3:1で、弧状溝
82で規定される円弧の角度が60度であれば、小歯車
58のパッド間に保持された対象物を0〜180度の範
囲で制御して回転させて、対象物を所望かつ所定の方向
に配向させることができる。
【0018】対象物を回転させて所定方向に配向させる
と、ロボットアーム10の作動部13が下降して、ボタ
ン32が筒状カラー38の当接面40との接触から離
れ、バネ74がピン80をバイアスして、弧状溝82の
頂部の定常位置に移す。バネ74によってバイアスされ
ることにより、ピン80がピストン46を開口84内で
上方に動かしてケーブルスリーブ26中でケーブル28
を押し上げ、それによってボタン32を定常位置に移
す。この往復運動ディスク50の逆回転においては、一
方向ニードル軸受けクラッチ68の動作による回転力が
シャフト66に加わることはない。歯車列内部の摩擦力
によって、ピストン46が引っ込む間に、一方向ニード
ル軸受けクラッチ68はシャフト66上で自由に回転
し、平歯車48と小歯車58は回転せずに静止してい
る。明白なことであるが、ピストン46が引っ込むと作
動部13が再び作動し、ボタン32が筒状カラー38の
当接面40に当接して小歯車58のパッド間に把持され
た対象物に新たな回転力が与えられる。
【0019】Oリング62は小歯車58のパッドの役割
を果たす。明らかに、Oリング62は、例えばロボット
アーム10を介して真空源に接続された真空キャップ8
6などの、パッド状表面をもつ他の部品に置き換えるこ
とができる。この形態の場合、必要なジョー部材18は
一つだけであり、該一つのジョー部材によって対象物が
重量に応じて採取され、その結果として装置の複雑さ、
価格、および重量が低減される。
【0020】図2に示した本発明の遠隔駆動システムで
は、ジョー部材18の各々にケーブル28とケーブルス
リーブ26が付随した構成であったが、従来技術から明
らかなように、一方の回転式二次機構のみを駆動すれば
よい。ケーブル28とケーブルスリーブ26を一つだけ
備えた構成のシステムによっても同様の機能が得られ
る。一方の小歯車58を回転させることによって、各小
歯車間に把持された部品を通じて、もう一方の小歯車5
8(または他の回転支持体)も回転する。
【0021】従来技術から明らかなように、本発明の遠
隔作動システムは、各ジョー部材18間で把持された対
象物を回転させる機能を有した機構であって、平歯車4
8および小歯車58などの歯車列を用いない機構を使用
することもできる。例えば、把持された部品の上面が平
坦であって、各部品を90度以下に回転させたい場合
は、自由に回転する把持手段を設けることは比較的簡単
である(小歯車58を歯車にする必要がなくなる)。こ
の場合は、ピストン46によって、回転式把持具間に保
持されている、把持された部品の上面の中心からずれた
所定位置を押すことで、部品および回転式把持具を回転
させることができる。回転量は、ピストンが部品の上面
に当接した後で移動した直線距離に比例する。部品が所
望の方向まで回転するとケーブル28とピストン46が
引っ込んで、ピストン46が直ちに部品から離れ、部品
は所望の方向を向いた状態で残る。言うまでもなく、ケ
ーブル28をバイアスして定常位置に戻す必要がある。
バイアスの方法は様々であり、例えば、コイル状の圧縮
バネを、ケーブルスリーブカラー30とボタン32間の
ケーブル28の該当部分の周囲に取り付ける方法があ
る。
【0022】図9および10に、図1および2に示した
本発明の駆動装置の別の実施形態を示す。図9を参照す
る。ブラケットすなわちカラー38がロボットアーム1
0の縦型線形アクチュエータの固定部12に装着され
る。ブラケットすなわちカラー38の一面が、好適には
環状の当接面40になる。ロボットアームの縦型線形ア
クチュエータに作動部13が備わり、平行なジョー型把
持ツール機構84がツールアダプタ(図示せず)を介し
て作動部13に支持される。平行なジョー型把持ツール
機構84は回転式二次機構86を含み、二次機構86の
作用により回転式把持部材(図示せず)が回転する。回
転式二次機構86は、必須ではないが、図4を参照して
説明した一方向クラッチ68、平歯車48、小歯車5
8、シャフト66および軸受け56を含む。回転式二次
機構86からレバー88が延び、このレバーが変位式連
結部材の役割を果たす。バネ90がレバー88とツール
機構84とに取り付けられて、レバー88を定常位置に
バイアスする。縦型線形アクチュエータの動作によって
ツール機構84が所定の高さに上昇すると、レバー88
が当接面40に接触する。縦型線形アクチュエータの動
作によってツール機構84が所定の高さ以上に上昇する
と、当接面40の作用でレバー88が作動し、それによ
って回転式二次機構86が回転する。
【0023】図10を参照する。ブラケットすなわちカ
ラー38が、ロボットアーム10の縦型線形アクチュエ
ータの固定部12に装着される。ブラケットすなわちカ
ラー38の一面が、好適には環状の当接面40となる。
ロボットアームの縦型線形アクチュエータに作動部13
が備わり、ツール機構92がツールアダプタ(図示せ
ず)を介して作動部13に支持される。平行なジョー型
把持機構をツール機構92としてもよい。ツール機構9
2は回転式二次機構94を含み、二次機構94は、必須
ではないが、図4を参照して説明した一方向クラッチ6
8、平歯車48、小歯車58、シャフト66、および軸
受け56を含む。ツール機構92にラック96と小歯車
97が装着され、これらが変位式連結部材の役割を果た
す。バネ98がラック96とラックガイド部材100と
に取り付けられて、ラック96と小歯車97を通常は定
常位置にバイアスしている。縦型線形アクチュエータの
動作によってツール機構92が所定の高さに上昇する
と、ラック96と小歯車97が当接面40に接触する。
縦型線形アクチュエータの動作によってツール機構92
が所定の高さ以上に上昇すると、ラック96と小歯車9
7が当接面40の作用で作動し、それによって回転式二
次機構94が回転する。
【0024】本発明の遠隔駆動システムによって、ロボ
ットアームツール装置に組み込まれた種々の他の機構を
駆動することもできる。この他機構を用いたシステムで
は、レバー、カム、歯車等の種々の機構部品を用いて種
々の機械動作が実行され、これらの機械動作は全て、本
発明の遠隔駆動システム中のピストン50を前進させる
ことによって駆動される。
【0025】以上説明したように、本発明によって、前
述の発明の全目的が達成され、さらにその他の本発明の
装置に固有の顕著な効果が得られることが明らかであ
る。
【0026】明らかに、各種のシステム構成および二次
的な機構の組み合わせが使用可能であり、それらを他の
システム構成および二次的な機構の組み合わせと関連さ
せて使用することもできる。このことは本願の特許請求
の範囲に包含される。
【0027】本発明の範囲内で多くの発明の実施形態を
創出することができる。したがって、本記載の事項およ
び添付図に示した事項は全て例証のためのものであり、
啓発のための限定的なものではないことは明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る駆動装置における遠隔駆動装置
を含むロボットアームと把持ツールの側方立面図であ
る。
【図2】 図1に示した遠隔駆動装置を含む、ロボット
アームと把持ツールの前方立面図である。
【図3】 本発明に係る駆動装置のハウジングおよび回
転式二次機構の、拡大側方立面図である。
【図4】 図3の線4−4に沿った断面図である。
【図5】 本発明に係る駆動装置のハウジングおよび回
転式二次機構の部分カッタウェイ透視図である。
【図6】 ハウジングおよび回転式二次機構の別の部分
カッタウェイ透視図であって、バネが除去されかつ(完
全に引っ込んだ)定常位置でのピストンとケーブルを示
す部分断面図である。
【図7】 図6と同様の部分断面図であって、バネが存
在し、かつ作動(延びた)位置でのピストンとケーブル
を示す部分断面図である。
【図8】 本発明に係る駆動装置のハウジングおよび回
転式二次機構の部分断面図である。
【図9】 図1および2に示した遠隔駆動装置の第一の
別の実施形態を含む、ロボットアームと把持ツールの側
方立面図である。
【図10】 図1および2に示した遠隔駆動装置の第二
の別の実施形態を含む、ロボットアームおよび把持ツー
ルの側方立面図である。
【符号の説明】
10 ロボットアーム、12 固定部、13 作動部、
14 ツールアダプタ、16 平行なジョー型ロボット
把持具、18 ジョー部材、20 回転式把持部材、2
2 回転式二次機構、24 フレームまたはハウジン
グ、26 ケーブルスリーブ、28 ケーブル、30
ケーブルスリーブカラー、32 ボタン、34 カラ
ー、36 ケーブル搭載ブラケット、38 ブラケット
すなわち筒状カラー、40 当接面、42 ケーブル受
容アーム、44 軸方向の導口、46ピストン、48
平歯車、50 往復運動ディスク、52,54 ジャー
ナル、56 ジャーナル軸受け、58 小歯車、60
ジャーナル、62 Oリング、64 ジャーナル軸受
け、66 シャフト、68 一方向ニードル軸受けクラ
ッチ、70 円周状チャネル、72 外面、74 バ
ネ、76 開口、78 取り付け部品、80 ピン、8
2 弧状溝、84 平行なジョー型把持ツール機構、8
6 回転式二次機構、88 レバー、90 バネ、92
ツール機構、94回転式二次機構、96 ラック、9
7 小歯車、98 バネ、100 ラックガイド部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動部と固定部を含み、該作動部にツー
    ル機構が支持されている線形アクチュエータをもつロボ
    ットアームを用いた駆動装置であって、 前記駆動装置は、 線形アクチュエータの固定部に装着されたブラケットで
    あって、その一面が当接面となるブラケットと、 ツール機構により採取された部品の回転を制御する機構
    であって、前記機構は線形アクチュエータの作動部に装
    着され、さらに前記機構は変位式連結部材と回転式二次
    機構を含み、線形アクチュエータの動作によって前記機
    構が所定の高さに上昇すると前記変位式連結部材が前記
    当接面に接触し、前記機構が所定の高さ以上に上昇する
    と前記変位式連結部材の作用によって前記回転式二次機
    構が回転する機構と、 を含むことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動装置が、 前記変位式連結部材を定常位置にバイアスする手段を含
    むことを特徴とする駆動装置。
JP11375283A 1998-12-30 1999-12-28 回転するジョ―をもつロボット把持具の駆動装置 Pending JP2000198090A (ja)

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