JPH09225169A - ルーパー装置 - Google Patents
ルーパー装置Info
- Publication number
- JPH09225169A JPH09225169A JP3405396A JP3405396A JPH09225169A JP H09225169 A JPH09225169 A JP H09225169A JP 3405396 A JP3405396 A JP 3405396A JP 3405396 A JP3405396 A JP 3405396A JP H09225169 A JPH09225169 A JP H09225169A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- looper
- thread
- shaft
- supporting member
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ルーパーに糸を掛ける際に糸を掛けやすい位
置にルーパーを移動し、且つ移動したルーパーが自動復
帰し、ルーパー支持部材を常時安定した状態に保つこと
ができるルーパー装置を提供することを本発明の技術的
課題とする。 【解決手段】 ベッド機枠(図示せず)に回動自在に支
承された回転軸8と、回転軸に固着され、回転軸の回動
に応じて揺動運動する揺動部材10と、回転軸に回転自
在に支承され長孔31を有したルーパー支持部材3と、
ルーパー支持部材に固着されたルーパー9と、揺動部材
に回動自在に支承された第1部材63、長孔に嵌挿され
第1部材と偏心した状態で設けられた第2部材64を有
する偏心軸6と偏心軸にされた操作部材61とを備えた
ことである。
置にルーパーを移動し、且つ移動したルーパーが自動復
帰し、ルーパー支持部材を常時安定した状態に保つこと
ができるルーパー装置を提供することを本発明の技術的
課題とする。 【解決手段】 ベッド機枠(図示せず)に回動自在に支
承された回転軸8と、回転軸に固着され、回転軸の回動
に応じて揺動運動する揺動部材10と、回転軸に回転自
在に支承され長孔31を有したルーパー支持部材3と、
ルーパー支持部材に固着されたルーパー9と、揺動部材
に回動自在に支承された第1部材63、長孔に嵌挿され
第1部材と偏心した状態で設けられた第2部材64を有
する偏心軸6と偏心軸にされた操作部材61とを備えた
ことである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二重環縫ミシンのルーパ
ー装置に関する。
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術としては、実公昭55
−23497号公報に示されている技術がある。これ
は、ルーパーを糸掛け位置にする際に円筒バネのバネ力
によりルーパー支持部材を押し上げ、ルーパーを所望位
置まで押し出す方法である。
−23497号公報に示されている技術がある。これ
は、ルーパーを糸掛け位置にする際に円筒バネのバネ力
によりルーパー支持部材を押し上げ、ルーパーを所望位
置まで押し出す方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術であると、ルーパーを糸掛け位置にした際にルーパ
ー支持部材が円筒バネの上に乗ることから不安定な状態
となり、ガタつきを起こす。この場合、糸が通る穴がぐ
らつき、糸が通しにくい。そこで、本発明では、ルーパ
ーに糸を掛ける際に糸を掛けやすい位置にルーパーを移
動し、且つ移動したルーパーが自動復帰し、ルーパー支
持部材を常時安定した状態に保つことができるルーパー
装置を提供することを本発明の技術的課題とする。
技術であると、ルーパーを糸掛け位置にした際にルーパ
ー支持部材が円筒バネの上に乗ることから不安定な状態
となり、ガタつきを起こす。この場合、糸が通る穴がぐ
らつき、糸が通しにくい。そこで、本発明では、ルーパ
ーに糸を掛ける際に糸を掛けやすい位置にルーパーを移
動し、且つ移動したルーパーが自動復帰し、ルーパー支
持部材を常時安定した状態に保つことができるルーパー
装置を提供することを本発明の技術的課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために講じた技術的手段は、ベッド機枠に回動自在に
支承された回転軸と、回転軸に固着され、回転軸の回動
に応じて揺動運動する揺動部材と、回転軸に回転自在に
支承され、長孔を有したルーパー支持部材と、ルーパー
支持部材に固着されたルーパーと、揺動部材に回動自在
に支承された第1部材、長孔に嵌挿され第1部材と偏心
した状態で設けられた第2部材を有する偏心軸と、偏心
軸に固着された操作部材とを備えたことである。請求項
1については、操作部材を操作すると、操作部材に固着
されている偏心軸の第2部材が長孔の中で移動する。こ
のとき、第2部材が長孔の周壁を押すことにより、ルー
パー支持部材が、回転軸を中心に揺動して、ルーパーが
糸の掛けやすい外側に出てくる。
るために講じた技術的手段は、ベッド機枠に回動自在に
支承された回転軸と、回転軸に固着され、回転軸の回動
に応じて揺動運動する揺動部材と、回転軸に回転自在に
支承され、長孔を有したルーパー支持部材と、ルーパー
支持部材に固着されたルーパーと、揺動部材に回動自在
に支承された第1部材、長孔に嵌挿され第1部材と偏心
した状態で設けられた第2部材を有する偏心軸と、偏心
軸に固着された操作部材とを備えたことである。請求項
1については、操作部材を操作すると、操作部材に固着
されている偏心軸の第2部材が長孔の中で移動する。こ
のとき、第2部材が長孔の周壁を押すことにより、ルー
パー支持部材が、回転軸を中心に揺動して、ルーパーが
糸の掛けやすい外側に出てくる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を図1〜
図5の図面に基づいて説明する。
図5の図面に基づいて説明する。
【0006】図5のごとくルーパー9周辺には、回転軸
8、揺動部材10、スプリング4、ルーパー支持部材
3、ストッパー受け5がある。
8、揺動部材10、スプリング4、ルーパー支持部材
3、ストッパー受け5がある。
【0007】回転軸8は、ミシンのベッド機枠(図示せ
ず)に回転可能に支障されており、ミシンの運動によっ
て回動する上軸(図示せず)に連動して回動する。
ず)に回転可能に支障されており、ミシンの運動によっ
て回動する上軸(図示せず)に連動して回動する。
【0008】回転軸8に嵌挿され、ネジ11により回転
軸8に固着された揺動部材10は、回転軸8と連動して
揺動運動をする。偏心軸6は、第1軸部63及び第1軸
部63とは中心の異なる第2軸部64とから成ってい
る。これは、連結材66の一端に第1軸部63が連結さ
れ、他端側に第1軸部63と偏心して第2軸部64が連
結されている。第1軸部63は、揺動部材10に嵌挿さ
れ、揺動部材10が抜けないようにピン64により抜け
止めがしてある。第2軸部64はルーパー支持部材3に
も嵌挿され、端側には把手部61が固定されている。
軸8に固着された揺動部材10は、回転軸8と連動して
揺動運動をする。偏心軸6は、第1軸部63及び第1軸
部63とは中心の異なる第2軸部64とから成ってい
る。これは、連結材66の一端に第1軸部63が連結さ
れ、他端側に第1軸部63と偏心して第2軸部64が連
結されている。第1軸部63は、揺動部材10に嵌挿さ
れ、揺動部材10が抜けないようにピン64により抜け
止めがしてある。第2軸部64はルーパー支持部材3に
も嵌挿され、端側には把手部61が固定されている。
【0009】回転軸8を嵌挿し、長孔31を有している
ルーパー支持部材3は、長孔31に偏心軸6が嵌挿され
ており、偏心軸6の動きに連動して、回転軸8を中心に
回動をする。この際、ルーパー支持部材3は、長孔31
及び偏心軸6により揺動部材10とは異なった動きをす
る。また、ルーパー支持部材3の揺動部材10とは反対
側の面に突出部30が設けられている。
ルーパー支持部材3は、長孔31に偏心軸6が嵌挿され
ており、偏心軸6の動きに連動して、回転軸8を中心に
回動をする。この際、ルーパー支持部材3は、長孔31
及び偏心軸6により揺動部材10とは異なった動きをす
る。また、ルーパー支持部材3の揺動部材10とは反対
側の面に突出部30が設けられている。
【0010】上記ルーパー支持部材3の突出部30と、
把手部61に突出された突出部650との間には、わん
曲部4aを有するスプリング4が弾発係合している。
尚、突出部30とスプリング4の一方端とは固定されて
いる。
把手部61に突出された突出部650との間には、わん
曲部4aを有するスプリング4が弾発係合している。
尚、突出部30とスプリング4の一方端とは固定されて
いる。
【0011】ルーパー支持部材3の上部にはルーパー9
が固着されている。
が固着されている。
【0012】把手部61の一端側にはストッパー部6
2、他端側には操作部65が設けられており、それらス
トッパー部62、操作部65の突出面とは裏別面に突出
部650が設けられている。
2、他端側には操作部65が設けられており、それらス
トッパー部62、操作部65の突出面とは裏別面に突出
部650が設けられている。
【0013】ストッパー受け5は、ミシン本体側に設け
られている。
られている。
【0014】次に、本発明の作用について説明する。
【0015】図1〜図2に示すように把手部61の操作
部65を上に上げると、把手部61と連結している第2
軸部64が長孔31内で動き、更に動くとルーパー支持
部材3を押し、ルーパ支持部材3は、ルーパー支持部材
3から突出している突出部30に取り付けられたスプリ
ング4の付勢力に抗して回転軸8を中心とした揺動運動
して図5のように反時計回りに回転してルーパー9が作
動する。ルーパー支持部材3は、回転軸8に嵌挿されて
おり、図1〜図4中の左右方向への運動もスプリング4
によって付勢されていることから不安定な状態となるこ
とはない。これにより安定した状態でルーパー9を糸掛
け位置に出すことができる。また、ルーパーを図2のま
まの状態でミシンを動かした際に、把手部61に付いて
いるストッパー部62がストッパー受け5に当たり、把
手部61の突出部650が突出部30に取り付けられた
スプリング4の力に抗してルーパー支持部材3を元の位
置に戻すものである。これによって、ルーパー9を糸掛
け位置に出したままでミシンを動かしたとしても糸が絡
まることがない。
部65を上に上げると、把手部61と連結している第2
軸部64が長孔31内で動き、更に動くとルーパー支持
部材3を押し、ルーパ支持部材3は、ルーパー支持部材
3から突出している突出部30に取り付けられたスプリ
ング4の付勢力に抗して回転軸8を中心とした揺動運動
して図5のように反時計回りに回転してルーパー9が作
動する。ルーパー支持部材3は、回転軸8に嵌挿されて
おり、図1〜図4中の左右方向への運動もスプリング4
によって付勢されていることから不安定な状態となるこ
とはない。これにより安定した状態でルーパー9を糸掛
け位置に出すことができる。また、ルーパーを図2のま
まの状態でミシンを動かした際に、把手部61に付いて
いるストッパー部62がストッパー受け5に当たり、把
手部61の突出部650が突出部30に取り付けられた
スプリング4の力に抗してルーパー支持部材3を元の位
置に戻すものである。これによって、ルーパー9を糸掛
け位置に出したままでミシンを動かしたとしても糸が絡
まることがない。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明の効果について説明す
る。
る。
【0017】この発明により、ルーパーに糸を通す際に
糸を掛けやすいようにルーパーが移動し、且つルーパー
が不安定な状態にならず安定した状態に保つことができ
る。
糸を掛けやすいようにルーパーが移動し、且つルーパー
が不安定な状態にならず安定した状態に保つことができ
る。
【図1】ルーパーに糸を通しやすいように移動する前の
状態のルーパー装置の正面図を示す。
状態のルーパー装置の正面図を示す。
【図2】ルーパーに糸を通しやすいように移動させた状
態のルーパー装置の正面図を示す。
態のルーパー装置の正面図を示す。
【図3】ルーパーが自動復帰する寸前のルーパー装置の
正面図を示す。
正面図を示す。
【図4】ルーパーが自動復帰を完了した状態のルーパー
装置の正面図を示す。
装置の正面図を示す。
【図5】図1の側面図を示す。
3・・・ルーパー支持部材 4・・・スプリング 5・・・ストッパー受け 6・・・偏心軸 8・・・回転軸 9・・・ルーパー 10・・・揺動部材 31・・・長孔 61・・・把手部(操作部材) 62・・・ストッパー 63・・・第1軸部(第1部材) 64・・・第2軸部(第2部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 ベッド機枠に回動自在に支承された回転
軸と、 該回転軸に固着され、前記回転軸の回動に応じて揺動運
動する揺動部材と、 該回転軸に回転自在に支承され、長孔を有したルーパー
支持部材と、 該ルーパー支持部材に固着されたルーパーと、 前記揺動部材に回動自在に支承された第1部材、前記長
孔に嵌挿され前記第1部材と偏心した状態で設けられた
第2部材を有する偏心軸と、 前記偏心軸に固着された操作部材とを備えたルーパー装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3405396A JPH09225169A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | ルーパー装置 |
TW086101879A TW344770B (en) | 1996-02-21 | 1997-02-18 | Looper device for overlock sewing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3405396A JPH09225169A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | ルーパー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09225169A true JPH09225169A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12403553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3405396A Pending JPH09225169A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | ルーパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09225169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005278953A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 環縫いミシンのスリット付きルーパ及びスリット付きルーパを備えたミシン |
DE10120239B4 (de) * | 2000-04-28 | 2012-04-26 | Yamato Sewing Machine Seizo Co., Ltd. | Greiferauszieheinrichtung einer Nähmaschine |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP3405396A patent/JPH09225169A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10120239B4 (de) * | 2000-04-28 | 2012-04-26 | Yamato Sewing Machine Seizo Co., Ltd. | Greiferauszieheinrichtung einer Nähmaschine |
JP2005278953A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 環縫いミシンのスリット付きルーパ及びスリット付きルーパを備えたミシン |
JP4615235B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-01-19 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 環縫いミシンのスリット付きルーパ及びスリット付きルーパを備えたミシン |
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