JPH09221297A - 自動車用リフト装置 - Google Patents

自動車用リフト装置

Info

Publication number
JPH09221297A
JPH09221297A JP5405296A JP5405296A JPH09221297A JP H09221297 A JPH09221297 A JP H09221297A JP 5405296 A JP5405296 A JP 5405296A JP 5405296 A JP5405296 A JP 5405296A JP H09221297 A JPH09221297 A JP H09221297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
plate
pair
support plate
swing arms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5405296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3728003B2 (ja
Inventor
Eiji Arai
新井英司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORION TECHNO KK
Original Assignee
ORION TECHNO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ORION TECHNO KK filed Critical ORION TECHNO KK
Priority to JP05405296A priority Critical patent/JP3728003B2/ja
Publication of JPH09221297A publication Critical patent/JPH09221297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3728003B2 publication Critical patent/JP3728003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 リフト装置の不使用時に車輌の受台が車輌の
出し入れや整備作業の邪魔にならないことならびに車輌
をスイングアームにセッティングする場合に、スイング
アームを自動的に昇降動させ作業能率の向上を図る。 【解決手段】 支持板用シリンダ3のメイン作動杆4に
よって昇降動する左右一対の支持板5、支持板5の略中
央部外側壁に固定された取付けベース板21を有する左
右一対のガイド部材20、ガイド部材20にスライド可
能に案内支持されていると共に、複数個のスイングアー
ム6の基部を枢支し、かつ、これらのスイングアーム6
を床面あるいは支持板と略同一平面上に位置させる可動
枢支台7、駆動源31は前記取付けベース板21に取付
けられ、一方、駆動源31の作動杆33の突出上端部は
前記可動枢支台7に取付けられた可動枢支台用昇降駆動
装置30とを備える自動車用リフト装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用リフト装置
に関し、特に自動車の点検、整備など整備作業をする場
合に於いて、アンダーボデーが比較的平な車輌(乗用車
系統)を支持するための左右一対の支持板と、床下フレ
ームが凹凸の車輌(トラック系統)を支持するための支
持杆あるいは水平スイングアームとを備える自動車用リ
フト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車用リフト装置は、
軽自動車、普通一般の乗用車などの車輌を左右一対の支
持板で簡単に支持できる場合にはその利点を活用し、一
方、ワゴン車、小型トラック等左右一対の支持板で容易
に車輌を支持できない場合には水平スイングアームで支
持することができるように構成され、車輌受台としての
左右一対の支持板は、リフト装置を使用しない場合は車
輌の出し入れや整備作業の邪魔にならないこと、また水
平スイングアームで車輌を支持する場合は該スイングア
ームに掛かる車輌の荷重を支持板に受けさせ、スイング
アームの支持剛性を高めることができることなどを発明
の課題としている。
【0003】そこで、このような発明の課題を解決する
ために、たとえば実公平1−9835号公報に一例が開
示されている。
【0004】この公報に開示されたオートリフトは、昇
降駆動装置によって昇降動する左右一対のプレートと、
このプレートの略中央部外側に揺動可能に支持され、か
つ、前記プレートの上面よりも突出する揺動体と、この
揺動体の揺動によってプレート上に当接支持され、か
つ、バネ部材を介してプレートより浮き上がり可能とし
た一対のスイングアームとから成る点に特徴がある。
【0005】しかしながら、上記構成に於いては、スイ
ングアームで車輌を支持する場合にはスイングアームに
掛かる車輌の荷重を支持板に受けさせ、スイングアーム
の支持剛性を高めることができるものの、揺動体がプレ
ートの所定箇所に設けられた支持台に枢着され、かつ、
一対のスイングアームは常にプレートの上面よりも突出
しているために、少なくともオートリフトの不使用時に
は、左右一対のスイングアームは床面から突出し、時に
は車輌の出し入れや整備作業の邪魔になると言う問題点
があった。特に整備ベイが狭く、リフト装置の支持板の
位置付近でハンドル(タイヤ)の切り替えしをしたい、
あるいはやや斜め方向に支持板ないし床面上を通過した
い場合には、スイングアームがタイヤと干渉するためリ
フト装置からの乗り入れや脱出が容易でない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の技術の欠点に鑑み、第1の目的はリフト装置の不使用
時に車輌の受台が車輌の出し入れや整備作業の邪魔にな
らないことである。第2の目的は、車輌をスイングアー
ムにセッテイングする場合に、スイングアームを自動的
に昇降動させ、作業能率の向上を図ることができること
である。第3の目的は第1及び第2の目的を前提とし、
スイングアームで車輌を支持する場合にはスイングアー
ムに掛かる車輌の荷重を支持板に受けさせ、スイングア
ームの支持剛性を高めることができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用リフト
装置は、支持板用シリンダのメイン作動杆によって昇降
動する左右一対の支持板、支持板の略中央部外側壁に固
定された取付けベース板を有する左右一対のガイド部
材、ガイド部材にスライド可能に案内支持されていると
共に、床面と略同一平面上に複数個のスイングアームを
位置させることができる可動枢支台、駆動源は前記取付
けベース板に取付けられ、一方、駆動源の作動杆の突出
上端部は前記可動枢支台に取付けられた可動枢支台用昇
降駆動装置とを備えることを特徴とする。
【0008】また上記構成に於て、スイングアームの基
部の下面と可動枢支台の下方枢支板の内面との間にバネ
部材が設けられていることを特徴とする。
【0009】ところで、昇降駆動装置の駆動源は、油圧
又はエアー式駆動シリンダ、機械的に作動杆が回動する
駆動モータ、ソレノイド式に作動杆が上下動する電磁モ
ータ等が選択的に使用される。
【0010】また可動側の可動枢支台と固定側のガイド
部材との案内支持の関係は、一枚の垂直スライド板と一
対のガイド片とのスライド係合の他に、一対のガイドシ
ャフトと一対のガイド筒との嵌合関係を採用している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、自動車の点検、整備など整備作業を行う整備工
場の床面と、油圧装置、昇降駆動手段などをピット内に
埋設したオートリフトの受け台(支持板、スイングアー
ム)との関係を中心に説明する。
【0012】図1乃至図9に於いて、Xは本発明が適用
される自動車用リフト装置Xの第1実施例である。この
リフト装置Xは、ピット内に図示しない同期軸、駆動シ
リンダーなどの昇降駆動手段を有する埋設型オートリフ
トの一例である。
【0013】すなわち、1は床面Fに形成されたピット
で、このピット1は、図1で示すように平面から見ると
凹所型状に形成されている。2はピット蓋板で、このピ
ット蓋板2は図1を基準にすると、左右の矩形状開口部
とそれぞれ連通する中央開口部に適宜に設けられてい
る。ピット蓋板2は床面Fに対して同一平面に位置して
いる。
【0014】3はピット1の左右の矩形状開口部内に縦
方向にそれぞれ設けられた支持板用シリンダである。以
下、左右の支持板用シリンダ3、3、それらのメイン作
動杆4、4、支持板5、5、スイングアーム6等は左右
同一なので、便宜上一方側の部材のみ説明し、他方側に
は同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】まず支持板用シリンダ3は、一般的に油圧
シリンダが使用され、左右に対設している。メイン作動
杆4としてのラムは、油圧シリンダ3内の圧力媒体によ
り上下方向に伸縮動する。長板状の支持板5はメイン作
動杆4の上端部に固定された水平ボードあるいはプレー
トであり、メイン作動杆4によって昇降動する。支持板
5は軽自動車、普通一般の乗用車などの車輌を支持する
場合に使用され、該支持板5を使用しない場合は床面F
あるいはピット蓋板2と略同一平面上に位置する。つま
り、支持板5は床面Fから突出しない。
【0016】次に6は可動枢支台7に枢軸8を介して水
平方向に回動自在に枢支されたスイングアームである。
このスイングアーム6は、図1で示すように左側に前後
2本、右側に前後2本という具合に可動枢支台7に合計
4本設けられ、左右のスイングアーム6は手動操作によ
り互いに対向可能である。またスイングアーム6は、車
体受けアーム9を有し、この車体受けアーム9はスイン
グアーム6の先端部側に伸縮動可能に嵌挿されている。
このスイングアーム6の伸縮動は整備作業員の手動操作
によって行われる。そして、車体受けアーム9の先端部
には高さ調整可能な受金10が螺着している。
【0017】ところで、前記可動枢支台7は、前後2本
のスイングアーム6の基部を枢支できるように構成さ
れ、かつ、支持板5の略中央部外側壁に固定されたガイ
ド部材20に昇降動可能に支持されている。
【0018】すなわち、図4、図5などで示すように、
11は垂直スライド板で、この垂直スライド板11の左
右の側壁部には突起状の係合部11aが形成されてい
る。12は垂直スライド板の外壁面の上部及び中央部に
それぞれ水平状態に設けられた上下のスイングアーム用
枢支板で、これらの枢支板12には枢軸8用の第1の枢
支孔12aが形成されている。なお、上方枢支板12は
下方枢支板よりも奥行き(幅)があり、その下面は後述
するガイド部材20のガイド片23の上端面と当接可能
である。
【0019】13は垂直スライド板11及び枢支板12
にそれぞれ交差するように所要間隔を有して縦方向に設
けられた左右一対の連結板で、この連結板13内には第
2の枢支孔14aを有する作動杆用支板14が設けられ
ている。なお、15は前後のスイングアームが水平状態
に略180度開いた時にその開閉角度を規制するストッ
パー板である。
【0020】また前記固定側のガイド部材20は、本実
施例ではT字型状に形成されている。しかして、21は
図4で示すように複数個の固着具22を介して支持板5
の略中央部外側壁に固定される取付けベース板で、この
取付けべース板21の上方幅広部の外壁面には左右一対
の端面コ字型状ガイド片23が縦方向に固定されてい
る。前述した可動支持台7の垂直スライド板11の係合
部11aがこれらのガイド片23にスライド係合する。
また取付けべース板21の下方幅狭部の外壁面には、左
右一対の駆動体用支板24が外方向に突出している。な
お、25は取付けべース板21に形成された固着具22
用貫通孔、26は駆動体用支板24に形成された枢支ピ
ン32用枢支孔である。
【0021】次に30はスイングアーム6を有する可動
枢支台7を図9で示すように支持板5の上面5aを基準
(目安)として昇降動させる駆動源あるいは昇降駆動装
置である。この昇降駆動装置として、本実施例では比較
的小型のエアーシリンダが採用されている。すなわち、
31はエアーシリンダで、このエアーシリンダ31の下
端部は取付けべース板21の駆動体用支板24に下方枢
支ピン32を介して枢支されている。一方、33はエア
ーシリンダの作動杆で、この作動杆33の突出上端部は
上方枢支ピン34を介して可動支持台7の作動杆用支板
14に枢支されている。
【0022】上記構成に於いては、軽自動車、普通一般
の乗用車などの車輌を左右一対の支持板5で簡単に支持
できる場合には、4本のスイングアーム6を手動で図1
で示す実線に位置させ、かつ、図9で示すようにスイン
グアーム6並びに可動枢支台7を支持板5の上面5aと
略同一平面にする。この場合4本のスイングアーム6
は、支持板5の外側壁に沿って直線状に開いており、ま
た昇降駆動装置30の作動杆33も収縮しているので床
面Fから突出していない。したがって、車輌が仮に支持
板5に対してやや斜め方向から乗り込んでも、スイング
アーム6は全く邪魔に成らない。そこで、車輌が左右の
支持板に乗り込んだら、支持板用シリンダ3を駆動させ
ると、ピット内のメイン作動杆4が伸張し、支持板5と
共に車輌が所望する位置へと上昇する。このように左右
の支持板5だけで車輌を容易にセッテイングできる場合
はその利点を活し、4本のスイグアーム6は使用されな
い。
【0023】一方、ワゴン車、小型トラック等左右一対
の支持板5で容易に車輌を支持することができない場合
には、スイングアーム6が使用される。
【0024】しかして、スイングアーム6を使用する場
合には、まず昇降駆動装置30を駆動し、その作動杆3
3を伸張させる。次に4本のスイングアーム6を図1で
示す仮想線の位置へと手動で回転させ、かつ、車体受け
アーム9の長さ調整をする。
【0025】ところで、この実施例では昇降駆動装置3
0を駆動させると作動杆33が伸張して可動枢支台7が
上昇する。その結果、図2で示すように前後のスイング
アーム6の下面と支持板5の上面5aとの間に数mm程
度の間隙aが生ずる。したがって、スイングアーム6を
所望する角度まで手動でスムースに回転させることがで
きる訳であるが、スイングアーム6のセッテイング終了
後にメイン作動杆4が伸張し、車輌Vの荷重が受金10
を介してスイングアーム6に掛かると、エアーシリンダ
ー31の作動杆33が多少収縮し、4本のスイングアー
ム6は支持板5の上面5aに当接する。したがって、エ
アーシリンダー31の圧力媒体の状況如何によって、ス
イングアーム6は負荷時に支持板5の上面5aあるいは
上下の枢支板12に支持される。
【0026】そして、車輌Vの点検・整備が終わり、メ
イン作動杆4を収縮させると、支持板5は床面Fと同一
水平面まで下降する。そこで4本のスイングアーム6を
手動で図1で示す実線へと戻す。この時まだ4本のスイ
ングアーム6は昇降駆動装置30の作動杆33が伸張状
態のままなので、床面あるいは支持板5から突出してい
る。したがって、昇降駆動装置30を駆動させて作動杆
33を収縮させる。これによりスイングアーム6並びに
可動枢支台7は支持板5の上面5aと略同一平面と成
る。それ故に、車輌Vは仮に支持板5に対してやや斜め
方向へと退出したも、スイングアーム6が全く邪魔に成
らない。なお、可動枢支台7が支持板5の上面5aと略
同一平面と成った場合は、本実施例では上方枢支板12
の下面がガイド部材20のガイド片23の上端面と当接
している。
【0027】
【実施例】まず発明の実施の形態で説明した第1実施例
に於いては、昇降駆動装置30の一例として比較的小型
のエアーシリンダ31を使用しているが、このエアーシ
リンダ31の内径は、70〜80mmである。またエア
ーシリンダ31に代えて油圧シリンダを採用していも良
い。また上方枢支板12は下方枢支板よりも奥行き
(幅)があり、その下面は後述するガイド部材20のガ
イド片23の上端面と当接可能であるが、上方枢支板1
2の内端部を垂直スライド板11よりも突出させ、その
突出下端面をガイド部材20の取付けベース板21の上
端面に当接可能にしても良い。
【0028】また図10で示すようにスイングアーム6
Aの支持剛性を高めるために、スイングアーム6Aの基
部の下面と可動枢支台7Aの下方枢支板12の内面との
間にバネ部材40を介在させても良い。この場合、バネ
部材40は枢軸8Aに巻装されるが、スイングアーム6
Aの基部下面に切欠凹所41乃至切欠部を形成し、この
切欠凹所41内にバネ部材40の上端部を収納するのが
望ましい。
【0029】また図11で示すように昇降駆動装置30
Bの他の例として、駆動モータ31Bと、この駆動モー
タ31Bの駆動力により回動する垂直作動螺杆(作動
杆)33Bにより可動枢支台7Bを昇降動させても良
い。この場合可動枢支台7Bの上方枢支板12の中央部
の下方には、作動杆33Bと螺合する長筒状のメネジ部
45が縦方向に設けられている。そして、上述したよう
にスイングアーム6Bの支持剛性を高めるために、スイ
ングアーム6Bの基部の下面と可動枢支台7Bの下方枢
支板12の内面との間にバネ部材40Bが設けられてい
る。
【0030】次に図12乃至図16は自動車用リフト装
置の他の実施例である。なお、これらの実施例の説明に
あたって、本発明の前記第1実施例と同一部分には同一
の符号を付して重複する説明を省略する。
【0031】図12乃至図14に示すリフト装置X1の
第2実施例に於いて、前記第1実施例と主に異なる点
は、可動側の可動枢支台7Cと固定側のガイド部材20
Cとのスライド関係である。すなわち、第1実施例の可
動枢支台7には1枚の垂直スライド板11が設けられ、
この垂直スライド板がガイド部材20の取付けベース板
21に案内支持されているが、第2実施例の可動枢支台
7Cの下方枢支板12には一対のガイドシャフト50、
50が所要間隔を有して垂設され、一方、ガイド部材2
0Cの取付けベース板21Cには前記ガイドシャフト5
0、50を案内する一対のガイド筒51、51が固定的
に設けられている。なお、6Cはスイングアーム、30
Cは可動枢支台用昇降駆動装置である。この第2実施例
では可動枢支台7Cの下方枢支板12が一対のガイド筒
51、51の上端面に当接可能であるなどの点は相違す
るものの、第1実施例と略同一の作用・効果がある。
【0032】図15及び図16に示すリフト装置X2の
第3実施例に於いて、前記第1実施例と主に異なる点は
支持板5Dの昇降手段60である。この昇降手段60は
本発明の主要部ではないが、昇降手段60が相違する実
施例に本発明の主要部を実施する場合を考慮し、便宜上
記載する。この昇降手段の支持板用駆動手段はピット内
に垂直に埋設されているのではなく、昇降手段60を構
成するリンク機構に組み込まれている。昇降手段60
は、基本的には複数本のアームを有するリンク機構61
と、このリンク機構に適宜に組込まれた支持板用駆動手
段62とから成る。
【0033】前記リンク機構61は、主としてロングア
ーム63、ショートアーム64、平衡リンクロッド65
とから成る。一方、支持板用駆動手段62は、主として
ショートアーム側に設けられた昇降用シリンダ3Dと、
突出上端部がロングアーム側の横軸66に枢支されたメ
イン作動杆4Dとから成る。
【0034】しかして、ロングアーム63は全体として
概略的なS字型に形成され、その上端部は枢支軸67を
介して支持板5Dに枢着され、一方、下端部は車輪68
を介してピット1D内の敷設レール69上を移動する。
またショートアーム64はロングアーム63の略半分の
長さであり、その上端部はロングアームの略中央部に中
心軸75を介して軸支され、一方、下端部は水平方向に
設けられた固定側の同期軸70に軸支されている。さら
に、平衡リンクロッド65は、ロングアーム63の一端
(上端)部側の長さを考慮して設定され、その上端部は
支持板5Dに上方水平軸71を介して軸支された調整螺
合筒72に螺着し、一方、下端部はロングアーム63の
中央部寄りの部位に下方水平軸73を介して軸支された
ハンド軸受部74に一体的に設けられている。
【0035】ところで、符号75はロングアーム63の
中央部及びショートアーム64の上端部をそれぞれ軸支
する中心軸、76は中心軸75に設けられた多角形の板
カム、77は一端部側に板カムと転接するカムローラ7
8を有し、一方、他端部側はショートアーム64の上端
部寄りの部位に突起軸79を介して軸支された三角形状
のリンク板である。そして、前記カムローラ78はロン
グアーム63に軸支されている。
【0036】また昇降用シリンダ3Dは、樋形状に形成
された公知の滑落防止用ロック歯部材80内に組込ま
れ、その下端部は同期軸70側に適宜に枢支されてい
る。なお、板カム76、リンク板77、滑落防止用ロッ
ク歯部材80等は請求範囲との関係では本発明の要部で
はないので、詳細な説明を省略する。
【0037】上記構成に於いては、図15で示すように
支持板5Dが床面Fから上昇すると、ロングアーム63
並びにショートアーム64と同様に昇降用シリンダ3D
及びメイン作動杆4Dは傾倒状態に立ち上がる。一方、
図16で示すように支持板5Dが下降して床面Fと略同
一(多少突出する場合も含む)になると、リンク機構6
1及び支持板用駆動手段62はピット1D内に収納され
あるいは位置する。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては、次に列挙するような効果がある。 (1)リフト装置の不使用時に車輌の受台が車輌の出し
入れや整備作業の邪魔にならない。 (2)車輌をスイングアームにセッテイングする場合
に、スイングアームを自動的に昇降動させ、作業能率の
向上を図ることができる。 (3)極力構成する部品点数を少なくしたので安価に製
作できる。 (4)請求項2又は請求項4記載の発明は、スイングア
ームに掛かる車輌の荷重を支持板に受けさせ、スイング
アームの支持剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図9は本発明の第1実施例を示す各説明図、図
10は第1実施例の主要部を共通にする実施例の説明
図、図11は第1実施例の変形例を示す説明図、図12
乃至図14は本発明の第2実施例を示す各説明図、図1
5及び図16は本発明の第3実施例を示す各説明図。
【図1】本発明の実施形態の一例を示す平面からの説明
図。
【図2】床面を縦断面にし、ピット内から主要部を水平
方向に見た説明図。
【図3】主要部の斜視図(可動枢支台及びスイングアー
ムの動きを示す)。
【図4】主要部の分解斜視図。
【図5】主要部を一側面から見た説明図。
【図6】主要部を平面から見た説明図。
【図7】図5又は図6を基準にした場合に於ける右側面
からの説明図。
【図8】図5の8−8線に基づく概略断面説明図。
【図9】可動枢支台の動きを示す説明図。
【図10】第1実施例の主要部を共通にする実施例の説
明図。
【図11】第1実施例の昇降駆動装置の変形例を示す説
明図。
【図12】第2実施例の主要部を示す斜視図。
【図13】第2実施例の主要部を示す分解斜視図。
【図14】第2実施例の主要部を一側面から見た説明
図。
【図15】第3実施例の要部の説明図(支持板が上昇し
た場合)。
【図16】第3実施例の要部の説明図(支持板が下降し
た場合)。
【符号の説明】
X、X1、X2…リフト装置、F…床面、1、1D…ピ
ット、3…支持板用シリンダ、3D…昇降シリンダ、
4、4D…メイン作動杆、5、5D…支持板、5a…上
面、6、6A、6B…スイングアーム、7、7A、7
B、7C…可動枢支台、8、8A…枢軸、9…車体受け
アーム、11…垂直スライド板、12…上下の枢支板、
20、20C…ガイド部材、21、21C…取付けベー
ス板、23…ガイド片、24…支板、30、30C…昇
降駆動装置、31…エアーシリンダ、、31B…駆動モ
ータ、33…作動杆、33B…垂直作動螺杆、40、4
0B…バネ部材、45…メネジ部、50…ガイドシャフ
ト、51…ガイド筒、a…間隙、V…車輌、60…昇降
手段、61…リンク機構、62…支持板用駆動手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持板用シリンダ3のメイン作動杆4に
    よって昇降動する左右一対の支持板5、支持板の略中央
    部外側壁に固定された取付けベース板21を有する左右
    一対のガイド部材20、ガイド部材にスライド可能に案
    内支持されていると共に、複数個のスイングアーム6の
    基部を枢支し、かつ、これらのスイングアームを床面あ
    るいは支持板と略同一平面上に位置させる可動枢支台
    7、駆動源31は前記取付けベース板21に取付けら
    れ、一方、駆動源31の作動杆33の突出上端部は前記
    可動枢支台7に取付けられた可動枢支台用昇降駆動装置
    30とを備える自動車用リフト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、スイングアーム6A
    の基部の下面と可動枢支台7Aの下方枢支板12の内面
    との間にバネ部材40が設けられていることを特徴とす
    る自動車用リフト装置。
  3. 【請求項3】 支持板用シリンダ3のメイン作動杆4に
    よって昇降動する左右一対の支持板5、支持板の略中央
    部外側壁に固定された取付けベース板21を有する左右
    一対のガイド部材20、ガイド部材にスライド可能に案
    内支持されていると共に、複数個のスイングアーム6B
    を枢支し、かつ、これらのスイングアームを床面あるい
    は支持板と略同一平面上に位置させる可動枢支台7B、
    駆動源31Bは前記取付けベース板21に取付けられ、
    一方、駆動源31Bの垂直作動螺杆33Bの突出端部は
    前記可動枢支台7Bに設けられたメネジ部45と螺合す
    る可動枢支台用昇降駆動装置30Bとを備える自動車用
    リフト装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に於いて、スイングアーム6B
    の基部の下面と可動枢支台7Bの下方枢支板12の内面
    との間にバネ部材40Bが設けられていることを特徴と
    する自動車用リフト装置。
  5. 【請求項5】 支持板用シリンダ3のメイン作動杆4に
    よって昇降動する左右一対の支持板5、支持板の略中央
    部外側壁に固定された取付けベース板21Cを有する左
    右一対のガイド部材20C、ガイド部材にスライド可能
    に案内支持されていると共に、複数個のスイングアーム
    6Cの基部を枢支し、かつ、これらのスイングアームを
    床面あるいは支持板と略同一平面上に位置させる可動枢
    支台7C、駆動源31は前記取付けベース板21Cに取
    付けられ、一方、駆動源31の作動杆33の突出上端部
    は前記可動枢支台7Cに取付けられた可動枢支台用昇降
    駆動装置30Cとを備え、前記可動枢支台7Cの下方枢
    支板12には一対のガイドシャフト50、50が所要間
    隔を有して垂設され、一方、ガイド部材20Cの取付け
    ベース板21Cには前記ガイドシャフト50、50を案
    内する一対のガイド筒51、51が固定的に設けられて
    いることを特徴とする自動車用リフト装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に於いて、可動枢支台7Cが床
    面あるいは支持板と略同一平面上に位置した場合、可動
    枢支台7Cは一対のガイド筒51、51に支持されるこ
    とを特徴とする自動車用リフト装置。
JP05405296A 1996-02-16 1996-02-16 自動車用リフト装置 Expired - Lifetime JP3728003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05405296A JP3728003B2 (ja) 1996-02-16 1996-02-16 自動車用リフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05405296A JP3728003B2 (ja) 1996-02-16 1996-02-16 自動車用リフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09221297A true JPH09221297A (ja) 1997-08-26
JP3728003B2 JP3728003B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=12959849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05405296A Expired - Lifetime JP3728003B2 (ja) 1996-02-16 1996-02-16 自動車用リフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3728003B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036381A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Banzai Industries Ltd 車両整備用リフト装置
CN113250508A (zh) * 2021-03-31 2021-08-13 安徽鸿杰威尔停车设备有限公司 一种pcs型智能车库载车板式旋转装置的辅助稳定机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036381A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Banzai Industries Ltd 車両整備用リフト装置
CN113250508A (zh) * 2021-03-31 2021-08-13 安徽鸿杰威尔停车设备有限公司 一种pcs型智能车库载车板式旋转装置的辅助稳定机构
CN113250508B (zh) * 2021-03-31 2023-05-12 安徽鸿杰威尔停车设备有限公司 一种pcs型智能车库载车板式旋转装置的辅助稳定机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3728003B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4585848B2 (ja) クレーンアセンブリ
US20140048356A1 (en) Apparatus for supporting a wheel of a vehicle
JP2021533055A (ja) 車両クレーンのブレーシング装置、特に横方向スーパーリフト用の取り付け部品輸送ユニットを有する車両クレーンシステム
JPH09221297A (ja) 自動車用リフト装置
JP3728004B2 (ja) 自動車用リフト装置
JPH08318833A (ja) 車両移動装置
JP4166038B2 (ja) 車両用昇降装置
JP4087989B2 (ja) 座席昇降装置
JP3803542B2 (ja) 荷受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置
JP3838621B2 (ja) 荷受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置
JP2585731B2 (ja) 移動車用の給電装置
JP3157495B2 (ja) 自動車用リフト装置
JP2537450B2 (ja) 車輌用リフト装置
JP7254219B1 (ja) 荷受台昇降装置
JPS6036487Y2 (ja) 架線作業車
CN220996233U (zh) 一种可调中心距的半挂车渡板
JPH08259192A (ja) 片上げ式自動車整備用リフト
JPH0222398Y2 (ja)
KR102292801B1 (ko) 견인차량용 아웃트리거
US20230311774A1 (en) Guard rail assembly and method of use thereof
JP5343189B2 (ja) 車両用昇降装置のスライド支持構造
JP3258356B2 (ja) 溶接ワークの位置決め装置
JP2713594B2 (ja) 車載用装置の昇降装置
JP2515337Y2 (ja) 貨物自動車
JP2006143217A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050930

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term