JPH08318833A - 車両移動装置 - Google Patents

車両移動装置

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JPH08318833A
JPH08318833A JP12995995A JP12995995A JPH08318833A JP H08318833 A JPH08318833 A JP H08318833A JP 12995995 A JP12995995 A JP 12995995A JP 12995995 A JP12995995 A JP 12995995A JP H08318833 A JPH08318833 A JP H08318833A
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三千夫 那和
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▲ひと▼師 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全かつ容易に、そして傷付けることなく自
動車を移動できるようにする。 【構成】 モータ11により駆動され舵棒13により操
舵される牽引車1と、牽引車1に対して鉛直軸を中心に
回動自在な連結ロッド3を介して連結された被牽引車2
とで構成し、被牽引車2には台車本体20から左右へ突
出する一対の固定レバー21と鉛直軸を中心として回動
可能な一対の可動レバー22と、被牽引車2の台車本体
20を昇降させる昇降手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両移動装置に関し、自
動車を自走させることなく移動できるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車を走行試験をするためにソーク室
からシャシダイナモメータまで移動させたり、整備工場
内で移動させたりする場合がある。このような場合は、
人力によって自動車を手押しして移動させたり、牽引車
両によって自動車を牽引して移動させたり、フォークリ
フト等により持ち上げて自動車を移動させたりしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、人力による
場合は多くの人が必要になるだけでなく危険であり、牽
引車両による場合はワイヤを用いるものでは車体に牽引
フックを掛ける等の準備が必要なため手間がかかり2人
の作業者が必要になり、バンパ等を把持するものでは車
体に悪影響を与えるために問題が生じる。フォークリフ
ト等を用いる場合は、フォークが車体と接触することか
らやはり車体に悪影響を与える。
【0004】一方、専用の車両移動装置が考えられてい
るが、車種ごとに寸法や構造が異なるために多種類の車
両移動装置が必要になり、いろいろな車両移動装置が開
発されているがいずれも一長一短があって装着や取り外
し等の取り扱いがむずかしく普及していない。また車両
移動装置の装着により車体に傷を付けることがあり、新
車への車両移動装置の適用には実用上の問題がある。
【0005】そこで本発明は、斯かる課題を解決した車
両移動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の構成は、自動車の車体の下方に挿入される
被牽引車と、鉛直軸を介して回動自在に被牽引車に連結
された牽引車とで構成され、牽引車には操舵輪を設け、
操舵輪を操作するために操舵輪を支持する支持部に舵棒
の一端を結合する一方、被牽引車には一対の固定レバー
と一対の可動レバーと昇降手段とを設け、一対の固定レ
バーは牽引車側の両側に台車本体から外側へ向かって突
出した状態に設け、一対の可動レバーは反牽引車側の両
側に台車本体から外側へ向かって突出可能であってかつ
固定レバーとで自動車の車輪を前後から挟む位置に配置
し、昇降手段は台車本体を昇降可能に設けて構成したこ
とを特徴とし、あるいはこれに加えて、前記操舵輪を駆
動輪としたことを特徴とし、あるいは更にこれらに加え
て、前記一対の固定レバーの位置を台車本体の前後方向
へ調整可能にしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に係る車両移動装置では、まず被牽引
車における一対の可動レバーを被牽引車の台車本体から
突出させないようにした状態で自動車の前方又は後方か
ら車体の下へ挿入する。挿入作業は牽引車の舵棒を手押
しで押し、舵棒を動かして操舵しながら行う。次に、一
対の可動レバーを台車本体の両側から突出させることに
より可動レバーと固定レバーを左右の前輪又は後輪の前
後に配置し、被牽引車の昇降手段を動かして台車本体を
上昇させることにより前輪又は後輪の下部を前後から挟
んだ状態で自動車を持ち上げる。この状態で前記と同様
にして牽引車を手動で動かし、被牽引車と共に自動車を
目的の場所まで移動させる。その後は、前記と逆の手順
で車両移動装置を自動車から取り外す。
【0008】請求項2に係る車両移動装置では、操舵輪
が駆動されることから、大きな労力を使うことなく自動
車の移動を行うことができる。
【0009】請求項3に係る車両移動装置では、車輪の
大きさに応じて固定レバーの位置を調整することによ
り、固定レバーと可動レバーとの間隔を適正な値に設定
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0011】本発明による車両移動装置の構成を、図1
〜図3に示す。図1,図2に示すように、車両移動装置
は牽引車1と被牽引車2とで構成され、被牽引車2と一
体であって略Y字形状を有する連結ロッド3の先端が鉛
直軸としてのピン4を介して回動自在に牽引車1に連結
されている。
【0012】牽引車1は以下のように構成されている。
台車本体5の後部にはステー6を介して一対の従動輪7
が設けられる一方、前部の中央には操舵軸8を中心とし
て回動自在に支持部9が設けられ、支持部9に操舵と駆
動とを行うための前輪10が設けられる。前輪10を駆
動するためにモータ11が前輪10に連動連結され、前
輪10を操舵するために支持部9における操舵軸8から
離れた位置にピン12を介して回動自在に舵棒13の下
端が結合されている。舵棒13の上端には図5に示す操
作部14が設けられている。即ち、作業者が握るための
ハンドル15と、モータ11の出力を調整するための速
度調整レバー16と、非常停止ボタン17等が設けられ
ている。なお、18はモータ11等に電気を供給するバ
ッテリ、19は制御機器である。
【0013】次に、被牽引車2の構成を説明する。被牽
引車2は、台車本体20と、一対の固定レバー21と、
一対の可動レバー22と、第一,第二昇降手段23a,
23b(図6,図7)とで構成される。
【0014】まず、固定レバー21について説明する。
一対の固定レバー21は台車本体20における牽引車1
側の左右に外側へ向かって突出した状態に設けられる。
図8に示すように、台車本体20の側面に切欠部24が
形成され、前後方向へ長い送りねじ25が切欠部24内
に収容されている。つまり、送りねじ25の両端のねじ
山の形成されていない部分が回動自在に支持され、送り
ねじ25における台車本体20から突出した部分にはつ
まみ26が形成されている。そして、送りねじ25には
めねじの形成された移動部材27が螺合され、移動部材
27に固定レバー21の基端部が一体に固着されてい
る。図9に示すように固定レバー21は送りねじ25を
中心に上方へ回動させることができ、固定レバー21が
水平状態よりも下がらないように止めるため、移動部材
27にはツメ部28が形成される一方、台車本体20に
はストッパ29が固着されている。反対側の固定レバー
21も同一構造となっている。
【0015】次に、可動レバー22を図4に基づいて説
明する。可動レバー22は、被牽引車2を自動車の下方
へ挿入したのちに可動レバー22を開いて左右の車輪の
下部の前後に固定レバー21と可動レバー22とを配置
できるように構成される。台車本体20における反牽引
車側の左右に外側へ向かって突出する一対の可動レバー
22の基端部が鉛直軸としてのピン30を介して回動自
在に取り付けられている。一方、台車本体20の中央で
あって一対の可動レバー22の間にはウォームホイル3
1が図示しない鉛直軸を介して回動自在に設けられてお
り、ウォームホイル31はモータ32に連動連結されて
いる。即ち、一対の軸受33によって回転自在に支持さ
れたウォーム34がウォームホイル31と噛み合い、ウ
ォーム34は延長軸35を介してモータ32の出力軸に
連動連結されている。そしてウォームホイル31には回
転アーム36が固着され、回転アーム36の両端が夫々
接続ボルト37と接続ボルト37の両端に取り付けた接
続金具38とを介して可動レバー22の張出部39に連
動連結されている。ここで、接続ボルト37と回転アー
ム36の端部及び張出部39との結合は、ピン40を介
して回動自在に行われている。
【0016】最後に、台車本体20と共に一対の固定レ
バー21及び一対の可動レバー22を昇降させるための
第一,第二昇降手段23a,23bを図6,図7に基づ
いて説明する。
【0017】まず、図6の第一昇降手段23aについて
説明する。台車本体20の下に取付金具42を介してモ
ータ43とモータ43によって駆動されるねじジャッキ
44とが取り付けられている。ねじジャッキ44のロッ
ド45の先端にはカム板46が結合され、カム板46と
台車本体20の下面との摩擦係数を小さくするためにカ
ム板46の上には例えばリニアベアリング等の摺動手段
47が取り付けられている。一方、ロッド45の下方に
はピン48を介して一対のアーム49の前端が回動自在
に結合され、一対のアーム49の他端は車輪軸50を介
して連結され、車輪軸50の両端には車輪51が回転自
在に設けられている。また、一対のアーム49の中間部
には軸52を介して回転自在にカムフォロア53が設け
られ、カムフォロア53はカム板46のカム面54に沿
って転がるようになっている。
【0018】次に、図7の第二昇降手段23bについて
説明する。牽引車1の台車本体5の後部中央に昇降軸5
6が昇降可能に設けられている。即ち、以下のようにな
っている。台車本体5の上部に形成された筒状の座部5
7にオイルレスブッシュ58を介して昇降軸56の上端
が挿通されており、昇降軸56の外周面に上下方向へ形
成されたキー溝59にオイルレスブッシュ58と一体の
キー60を挿入することによって、昇降軸56は回転が
拘束されるとともに昇降自在になっている。一方、台車
本体5の下部に形成された座部61には軸受62を介し
て回転自在にウォームホイル63が支持され、ウォーム
ホイル63の軸心位置に形成されためねじ64と昇降軸
56に形成されたおねじ65とが螺合している。そし
て、台車本体5に取り付けられた図示しないモータの出
力軸66にウォーム67が取り付けられ、ウォーム67
がウォームホイル63と噛み合っている。このようにし
て昇降可能な昇降軸56の下端に水平方向へ突出する突
出部56aが形成され、突出部56aに前述したように
ピン4を介して連結ロッド3の先端が連結されているの
である。
【0019】次に、斯かる車両移動装置の作用を説明す
る。まず、図4におけるモータ32を回転させて回転ア
ーム36を実線で示す位置から矢印の方向へ回転させる
ことにより、接続ボルト37を引っ張って一対の可動レ
バー22を矢印の方向へ回動させる。すると、一対の可
動レバー22は図4中に仮想線で示す位置へ移動する。
次に、図10(a)に示すように作業者69が車両移動
装置70のハンドル15を握ってモータ11を駆動する
ことにより被牽引車2を自動車71の後方から自動車7
1の下方へ挿入し、一対の固定レバー21が車輪72に
当接した状態で車両移動装置70を止める。次に、図4
に示すモータ32を前記とは逆の方向へ回動させ、一対
の可動レバー22を実線で示すように台車本体20から
外側へ突出させ、一対の固定レバー21及び一対の可動
レバー22で左右の車輪72の下部を挾む。固定レバー
21と可動レバー22との間隔が車輪72の大きさと適
応しない場合は、図8に示すつまみ26を回すことによ
って送りねじ25を回転させ、固定レバー21の位置を
変えればよい。
【0020】このあとは、第一,第二昇降手段23a,
23bにより被牽引車2の台車本体20と共に一対の固
定レバー21と一対の可動レバー22とを上昇させる。
【0021】まず、第一昇降手段23aによる台車本体
20の反牽引車1側の上昇を図6に基づいて説明する。
モータ43の出力軸を回転させることによりロッド45
をねじジャッキ44内に引き込むと、摺動手段47によ
り台車本体20との間の摩擦係数の小さくなったカム板
46が図6中の右方へ移動する。すると、カムフォロア
53がカム面54を転がることから、一対のアーム49
がピン48を中心として反時計方向へ回動し、一対の車
輪51が台車本体20に対して下方へ下げられる。この
ため、台車本体20の反牽引車1側が上昇する。
【0022】次に、第二昇降手段23bによる台車本体
20の牽引車1側の上昇を図7に基づいて説明する。図
示しないモータによりウォーム67,ウォームホイル6
3を回転させると、ウォームホイル63とねじ結合する
昇降軸56がキー60に案内されて回転することなく上
昇する。すると、昇降軸56にピン4を介して連結され
た連結ロッド3と共に台車本体20の牽引車1側が上昇
する。
【0023】このようにして台車本体20が上昇する
と、台車本体20の側方に取り付けられた一対の固定レ
バー21及び一対の可動レバー22が上昇し、図11に
示すように固定レバー21と可動レバー22との間に位
置する車輪72が持ち上げられ、これによって自動車7
1の後部も上昇する。このとき、一対の固定レバー21
には下方へ向かう荷重が加わるが、図9に示すようにツ
メ部28がストッパ29に係合することによって荷重が
受け止められる。また、一対の可動レバー22には水平
方向へ向かう荷重が加わる。図4に示すように、一対の
可動レバー22が実線で示す位置にあるときは、2本の
接続ボルト37と1本の回転アーム36との3本が同一
直線上に並ぶことから、車輪72から夫々の可動レバー
22に加わる回動力が接続ボルト37等の圧縮応力と吊
り合い、しかもウォームホイル31等に加わる回転力が
最小になる。車輪72から可動レバー22に加わる水平
方向の荷重が接続ボルト37等の曲げ荷重として残る
と、ウォームホイル31を回転させようとする力が残留
し、強固なリンク機構にしなければならないが、本実施
例のように構成することで部材の強度を小さくして車両
移動装置の軽量小形化が図れる。
【0024】自動車71の車輪72が上昇したら、図5
に示す速度調整レバー16を操作することによりモータ
11で前輪10を駆動し、舵棒13を左右へ曲げること
により前輪10を操舵して図10(b)に示すように自
動車71を移動する。図1に仮想線で示すように牽引車
1に対して連結ロッド3をいずれの方向へでもθ=45
度回動させることができるので、これに更に自動車71
の前輪を45°曲げて操作することにより小回りが可能
になり、自動車71を前進後退させることなく自動車7
1の頭だけを移動させる頭振り操作が可能になり、図1
2に示すように極めて狭い場所へでも自動車71を移動
でき、ドアさえも開けられず車内への人の出入りが不可
能な狭い場所へでも自動車71を移動することができ
る。舵棒13は水平状態になるまで倒すことができる。
被牽引車2の台車本体20は自動車71を移動させる際
には上昇しているので、台車本体20と床面との間には
十分な空間が形成されており、多少の凹凸が床面にあっ
ても問題なく走行できる。
【0025】自動車71の移動が終了したら、第一,第
二昇降手段23a,23bを操作し、台車本体20と共
に自動車71を降下させる。次に前述したようにモータ
32を駆動して一対の可動レバー22を図4の仮想線の
位置まで90°回動させてから被牽引車2を自動車71
の下方より抜き取る。自動車71の移動作業が全て終了
したら、図9に仮想線で示すように一対の固定レバー2
1を上方へ折り曲げることにより車両移動装置の占有ス
ペースを小さくする。本発明による車両移動装置は全長
が短いので、エレベータに載せる場合もエレベータかご
が短くてすむ。牽引車1の駆動だけでなく被牽引車2の
昇降の操作は手元の操作部14により行うことができ
る。本実施例においては、大きな力が必要な動きは駆動
手段により行うので大きな労力は不要であり、駆動部は
全て電動式であるために騒音が低く室内環境の維持が図
れるとともに油漏れに関する心配やメンテナンスが不要
である。
【0026】なお、本実施例では牽引車として駆動用の
モータを有する自走式のものを示したが、モータを設け
ずに人力によって動かす構成にしてもよい。また、可動
レバーや昇降手段の駆動源として実施例ではモータを用
いたが、油圧シリンダや油圧ジャッキ等を用いてもよ
い。そして、本実施例では可動レバーを回動可能にした
が、ボールねじ機構やシリンダを用いて台車本体から可
動レバーが突出する構成にしてもよい。更に、固定レバ
ーの位置を変更する手段として本実施例では手動による
構成のものを示したが、送りねじをボールねじ機構に変
えてモータによる駆動にしたり、あるいはシリンダを用
いて直接に固定レバーを駆動してもよい。また更に、本
実施例では昇降手段として第一,第二昇降手段を設けた
が、少なくとも自動車の車輪が浮く程度であればよく、
第一昇降手段のみでも足りる。また更に、第一,第二昇
降手段が連動して台車本体を昇降させるようにしてもよ
い。また更に、固定レバー,可動レバーを二重筒構造に
して一方の固定レバーの先端から他方の固定レバーの先
端までの全長が変えられるようにし、車両の幅、即ち左
右の車輪の間隔が異なる場合にも対応できるようにする
こともできる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
に係る車両移動装置によれば相対的に回動自在な牽引車
と被牽引車とで構成し、被牽引車に自動車の一部を載せ
て移動するので、小回りが可能であり狭い場所での自動
車の移動が容易である。また、一対の固定レバー及び可
動レバーで左右の車輪を持ち上げ、これによって自動車
の一部を持ち上げるので、車体に車両移動装置が接触す
ることがなく、フックやバンパの付いていない自動車で
も移動が可能であり、特に新車の移動に用いて好適なも
のである。更に、被牽引車は昇降手段により台車本体が
上昇するので、凹凸の大きい床面でも支障なく移動させ
ることができる。また更に、自動車の下へ被牽引車を入
れて被牽引車の台車本体を持ち上げたのちに牽引車を操
作して自動車を牽引するだけなので、ひとりの作業者の
みで自動車の移動作業を行うことができる。
【0028】請求項2に係る車両移動装置によれば、操
舵輪を駆動することから、大きな労力を伴うことなく自
動車の移動が行える。
【0029】請求項3に係る車両移動装置によれば、台
車本体に対する固定レバーの位置を調整可能にしたの
で、車輪の外径寸法の大小に対応させて固定レバーと可
動レバーとの間隔を設定でき、自動車の移動が適正に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両移動装置の平面図。
【図2】本発明による車両移動装置の正面図。
【図3】本発明による車両移動装置の右側面図。
【図4】本発明による車両移動装置の要部を示す平面
図。
【図5】本発明による車両移動装置における操作部の詳
細図。
【図6】本発明による車両移動装置における第一昇降手
段の構成図。
【図7】本発明による車両移動装置における第二昇降手
段の構成図。
【図8】本発明による車両移動装置における固定レバー
の斜視図。
【図9】本発明による車両移動装置における固定レバー
の作用説明図。
【図10】本発明による車両移動装置の作用説明図。
【図11】本発明による車両移動装置の作用説明図。
【図12】本発明による車両移動装置の作用説明図。
【符号の説明】
1…牽引車 2…被牽引車 3…連結ロッド 4…ピン 10…前輪 11,32,43…モータ 13…舵棒 14…操作部 16…速度調整レバー 17…非常停止ボタン 20…台車本体 21…固定レバー 22…可動レバー 23a…第一昇降手段 23b…第二昇降手段 25…送りねじ 26…つまみ 30…ピン 31…ウォームホイル 34…ウォーム 36…回転アーム 37…接続ボルト 44…ねじジャッキ 46…カム板 53…カムフォロア 56…昇降軸 59…キー溝 60…キー 63…ウォームホイル 64…めねじ 65…おねじ 67…ウォーム 70…車両移動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体の下方に挿入される被牽引
    車と、鉛直軸を介して回動自在に被牽引車に連結された
    牽引車とで構成され、 牽引車には操舵輪を設け、操舵輪を操作するために操舵
    輪を支持する支持部に舵棒の一端を結合する一方、 被牽引車には一対の固定レバーと一対の可動レバーと昇
    降手段とを設け、一対の固定レバーは牽引車側の両側に
    台車本体から外側へ向かって突出した状態に設け、一対
    の可動レバーは反牽引車側の両側に台車本体から外側へ
    向かって突出可能であってかつ固定レバーとで自動車の
    車輪を前後から挟む位置に配置し、昇降手段は台車本体
    を昇降可能に設けて構成したことを特徴とする車両移動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記操舵輪を駆動輪とした請求項1に記
    載の車両移動装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の固定レバーの位置を台車本体
    の前後方向へ調整可能にした請求項1又は2に記載の車
    両移動装置。
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