JP3157495B2 - 自動車用リフト装置 - Google Patents
自動車用リフト装置Info
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Description
に関し、特に自動車の点検、整備などの整備作業をする
場合に於いて、アンダーボデーが比較的平な車輌(乗用
車系統:サイドシルのある普通一般の乗用車)を支持す
るための左右一対の支持板と、床下フレームが凹凸の車
輌(トラック系統:サイドシルの無いシャシー型のRV
車、トラック等)を支持するための水平スイングアーム
とを備える自動車用リフト装置に関する。
軽自動車、普通一般の乗用車などの車輌のサイドシルを
左右一対の支持板で簡単に支持できる場合にはその利点
を活用し、一方、ワゴン車、小型トラック等左右一対の
支持板で容易にシャシー型車輌を支持できない場合に
は、支持板に代えて水平スイングアームでそのシャシー
を支持することができるように構成されいる。
を選択的に使用する発明の第1の目的は、リフト装置を
使用しない場合に於いて、車輌受台(支持板並びに水平
スイングアーム)を車輌の出し入れや整備作業の邪魔に
ならないように床面に形成したピット内に床面と略同一
平面上に収納させることにある。次に発明の第2の目的
は、リフト装置を使用する場合に於いて、支持板に装着
(例えば軸支)された水平スイングアームを該支持板の
下方位置(例えば支持板の外側壁)から上方位置(例え
ば支持板上面よりも多少上方)へと自動的に移動させ、
その後作業員が水平スイングアームを手動でセッテイン
グすることができることである。
ために、たとえば特許第2664359号にその一例が
開示されている。
は、基本的にはリフト装置本体の昇降駆動装置の駆動力
により、ピット内から昇降動する左右一対のプレート
と、水平スイングアームの使用時に、これらプレートの
略中央部外側にそれぞれ係合手段を介して着脱自在に取
付けられ、かつ、前記プレートに支持部材を介して配設
された駆動シリンダーの駆動力により少くともプレート
上面よりも上方位置へと水平上昇する一対のスイングア
ームとから成る点に特徴がある。
に於いては、スイングアームでRV車、トラック等のシ
ャシー型車輌を支持する場合には、その都度一対のスイ
ングアームを左右一対のプレートにそれぞれ取付けなけ
ればならず、整備作業が面倒である、またスイングアー
ムをプレートの上面よりも上方位置へと水平上昇させる
ためにスイングアーム専用の昇降駆動手段(例えば駆動
シリンダー)が必要であるため、構造が複雑、かつ、コ
スト高である、と言う問題点があった。
の技術の欠点に鑑み、第1の目的は、リフト装置の不使
用時に於いて、車輌受台が車輌の出し入れや整備作業の
邪魔にならないことである。第2の目的は、シャシー型
車輌をスイングアームにセッテイング等をする場合に、
スイングアーム専用の昇降駆動手段(駆動シリンダー、
手動式クランク機構等)を使用しなくても、リフト装置
本体のアクチエータ(油圧シリンダや駆動リンク)の駆
動力を利用することにより、スイングアームを自動的に
上側ボードの上方位置へと水平上昇させることができる
ことである。そして、これにより作業能率の向上化、構
造のシンプル化、ローコスト化等を図ることができるこ
とである。第3の目的は、スイングアームでシャシー型
車輌を支持する場合には、スイングアームに掛かる車輌
の荷重を支持板としての上側ボードに受けさせ、スイン
グアームの支持剛性を高めることができることである。
装置は、床面下の支持板用駆動手段の駆動力により昇降
動する支持板及び該支持板の外側壁に沿って支持板に水
平状態に設けられたスイングアームとが床面に形成され
たピット内に略収納される自動車用リフト装置に於い
て、前記支持板は、リフト装置の不使用時に、ピットの
底面に対して位置する下側ボードと、この下側ボードの
下板支持部の上面に対して内部空間を有して上板当接部
が位置する上側ボードの二物品から成り、前記下側ボー
ドには上側ボードの側壁から突出するアーム支持部を形
成し、このアーム支持部には前記スイングアームを軸支
し、一方、リフト装置の使用時に、前記スイングアーム
は下側ボードが上側ボードの内部空間に嵌入した後該上
側ボードの壁面に接触して上側ボードの上板当接部に乗
せることができるように該上板当接部の上面に至ること
を特徴する。
のストッパー8が配設され、支持板並びにスイングアー
ムのピット内収納時に、上側ボード7の側壁16がスト
ッパー8に支持されることを特徴する。また前記スイン
グアーム20の基端部は、下側ボード6のアーム支持部
11の上面に設けられた枢支部材21を介して軸支され
ていることを特徴する。またスイングアーム20の基端
部には下向き凹所30が形成され、この下向き凹所30
には、スイングアーム20を支持板5の上面15bを基
準として多少浮上させるバネ部材25が嵌め込まれてい
ることを特徴する。
形態を、自動車の点検、整備など整備作業を行う整備工
場の床面と、油圧装置、昇降駆動手段などをピット内に
埋設したオートリフトの受台(支持板としての下側ボー
ドと上側ボード、水平スイングアーム)との関係を中心
に説明する。
される自動車用リフト装置の第1実施例である。このリ
フト装置Xは、ピット内に同期手段、駆動シリンダなど
の昇降駆動手段を有する埋設型オートリフトの一例であ
る。
で、このピット1は、図1で示すように平面から見ると
凹所型状に形成されている。ここで、図2を基準にピッ
ト1の内壁面に符号を付すと、1aはその底面、1bは
側面である。2はピット蓋板で、このピット蓋板2は図
1を基準にすると、左右の矩形状開口部とそれぞれ連通
する中央開口部に適宜に設けられている。ピット蓋板2
は床面Fに対して同一平面に位置している。
方向にそれぞれ設けられた支持板用シリンダである。以
下、左右の支持板用シリンダ3、3、それらの作動杆
4、4、支持板5、5並びにスイングアーム20、ピッ
ト内に設けられたストッパー部材8等は左右同一なの
で、便宜上一方側の部材のみ説明し、他方側には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
ての支持板用シリンダ3は、一般的に油圧シリンダが使
用され、左右に対設している。作動杆4としてのラム
は、油圧シリンダ3内の圧力媒体により上下方向に伸縮
動する。車輌受台としての長板状支持板5は、本実施例
では作動杆4の上端部に固定された下側ボード6と、リ
フト装置Xの使用時に於いて、この下側ボード6の上面
に押上げられるように該下側ボード6に遊嵌合的に載置
された上側ボード7とから成る。
ードあるいはプレートであり、作動杆4によって昇降動
する。これに対して上側ボード7は、いわゆる底の浅い
鮮魚用ケースを逆様にした格好をしている。すなわち、
この上側ボード7は、図2で示すようにピット1内に床
面Fと略同一平面上に位置するように収納され、かつ、
ピット1内の底面1aに適宜に配設された一対の棒状ス
トッパー8、8に支持されている時は下側ボード6の上
面から離れる反面、下側ボード6が上昇すると該下側ボ
ード6の上面に面接触状態で支持される。前述したよう
に支持板5はサイドシル型車輌を支持する場合に使用さ
れる。したがって、本実施例では、支持板5は下側ボー
ド6と、この下側ボード6と相俟って支持機能を発揮す
る上側ボード7の二物品に分割されていることになる。
説明する。符号10はケース状の上側ボード7の内壁下
面と当接可能な下板支持部で、この下板支持部10は、
図2を基準にすると、ピット1の左右の側面1b、1b
に沿うように内設された棒状ストッパー8、8の間に下
降位置している。
板のピット収納時には、下板支持部10の下面10aは
ピット1の底面1aに直接或いは間接的に当接し、一
方、その上面10bは棒状ストッパー8の上面8aと略
同一平面上に位置する。また符号11は下板支持部10
の外側壁10cの中央部に突設されたアーム支持部で、
このアーム支持部11には2本のスイングアームをそれ
ぞれ軸支するための軸孔12が形成されている。アーム
支持部11は、本実施例では下板支持部10と同一水平
面上に延びている。
る。符号15はサイドシル型車輌に直接当接する上板当
接部で、この上板当接部15の内壁下面15aは、下側
ボード6の長板状支持部10の上面10bと当接可能で
ある。一方、上板当接部15の上面15bは、支持板5
をピット1内に収納した際には、床面Fと略同一平面上
に位置する。また符号16は、本実施例では上板当接部
15の各側端部からそれぞれ下方方向に延びた対向側壁
で、これらの対向側壁16の中に於いて、前記アーム支
持部11の位置に対応する1つの外側対向側壁16aの
中央部には、嵌合切欠部17が形成されている。この嵌
合切欠部17の切欠は、外側対向側壁16aの下端面か
ら前述した上板当接部15の内壁下面15aまで至って
いる。
記対向側壁16の高さ寸法は、図2で示すように下側ボ
ード6の厚さよりも長く、望ましくは2倍以上に設定さ
れている。したがって、リフト装置Xの使用時に下側ボ
ード6がアクチエータの駆動力により上昇すると、該下
側ボード6は上側ボード7内に完全に嵌入する。
て水平方向に回動自在に枢支されたスイングアームであ
る。このスイングアーム20は、図1で示すように左側
に前後2本、右側に前後2本という具合に固定的枢支部
材21を介して下側ボード20のアーム支持部11の上
面に合計4本設けられている。これらのスイングアーム
20は手動操作により互いに揺動可能である。またスイ
ングアーム20は車体受けアーム23を有する。この車
体受けアーム23はスイングアーム20の先端部側に伸
縮動可能に嵌挿され、該伸縮動は整備作業員の手動操作
によって行われる。さらに、車体受けアーム23の先端
部には高さ調整可能な受金24が螺着されている。
4で示すように前後2本のスイングアーム20の基部を
それぞれ枢支できるように構成され、かつ、前記スイン
グアーム20が上側ボード7の外側対向側壁16aに沿
って位置するように下側ボード20のアーム支持部11
の上面に適宜に固定されている。この場合スイングアー
ム20と上側ボード7の関係は、図2で示すように支持
板5(下側ボード6及び上側ボード7)がピット1内に
完全収納された時、上側ボード7と略同一平面上に位置
する。したがって、スイングアーム20は上側ボード7
と同様に床面Fと略同一平面上に位置する。一方、リフ
ト装置Xの使用時に下側ボード6が上側ボード7内に完
全に上昇嵌入すると、スイングアーム20は下側ボード
6の上昇に伴い上側ボード7の上面15bよりも多少上
昇する。そこで、スイングアーム20を図1で示すよう
に仮想線で示す位置へと手動でセッテイングすることが
可能になる。
バネ部材25について説明する。枢支部材21は、設計
如何によって任意に変更可能である。本実施例では、ス
イングアーム20を安定的に支持することができるよう
にアーム支持部11の上面に固定(溶着、固着)された
取付け板部26は、アーム支持部11と略同一幅に形成
されている。一方、取付け板部26の外側側壁からアン
グル状に延びた垂直壁部27及び水平壁部28は、該取
付け板部26よりもやや小さい(長さが短い)。そし
て、固定的枢支部材21の取付け板部26及び水平壁部
28には、下側ボード6の軸孔12と符号する軸孔29
が形成され、これらの軸孔12、29等に前述した枢軸
22が貫通状態に挿入されている。バネ部材25はスイ
ングアーム20の基端部に形成された下向き凹所30内
に嵌め込まれている。このバネ部材25は、いわばスイ
ングアーム20を支持板5の上面15bを基準(目安)
として多少浮上させる浮上位置設定手段である。
時には、4本のスイングアーム20を図1で示す実線の
位置に直線状態に開いておく。この場合図2で示すよう
に下側ボード6の下板支持部10の下面10aはピット
1の底面1aに当接し、一方、その上面10bは棒状ス
トッパー8の上面8aと略同一平面上に位置する。また
上側ボード7の対向側壁16の下端面はストッパー部材
8の上面8aに乗り、その上板当接部15の上面15b
は、床面Fと略同一平面上に位置する。さらに、固定枢
支部材21並びにスイングアーム20も上側ボードの外
側対向側壁16aに沿ってピット内に略収納されてい
る。そして、ピット1内に収納された支持板5の下側ボ
ート6と上側ボード7は、該上側ボード7の内部空間3
1を介して互いに離れている。
5で支持する場合には、車輌が左右の支持板5に乗り込
んだ後、支持板用シリンダ3を駆動させる。そうする
と、下側ボード6は作動杆4が伸張するのに伴って上昇
し始め、上側ボード7の内部空間31に嵌入した後該上
側ボード7の内壁下面に面接触し、上側ボード7と一体
的に上昇する。この時上側ボード7の嵌合切欠部17内
に下側ボード6のアーム支持部11が遊嵌合し、スイン
グアーム20は上側ボード7の上面15bよりも多少突
出するが、そのまま直線状態に放置しておく。このよう
に左右の支持板5だけで車輌を容易にセッテイングでき
る場合はその利点を生かし、4本のスイングアーム20
は使用されない。
ー型車輌を左右一対の支持板5で車輌を支持することが
できない場合には、スイングアーム20が使用される。
その結果、支持板5の上面15bとスイングアーム20
の基部の下面との間に数mm程度の間隙が生じたなら
ば、整備作業員は、まず4本のスイングアーム20を図
1で示す仮想線の位置へと手動で回転させ、かつ、車体
受けアーム23の長さ調整をする。この場合スイングア
ーム20の下面は支持板5の上面15bと摺接しないの
で、スイングアーム20をスムースに回転させることが
できる。次にスイングアーム20の開閉角度及び車体受
けアーム23の長さを調整したならば、支持板用シリン
ダ3を再び駆動し、その作動杆5を伸張させる。そし
て、所要箇所の車輌の点検・整備が終了したならば、作
動杆5を所望の位置ので収縮させ、スイングアーム20
を水平状態に戻した後、作動杆5を初期状態へと収縮さ
せる。その結果、スイングアーム20及び支持板5は、
ピット1内に略収納され、図2で示す状態になる。
に於いては、上側ボード7の軽量化を図るために側壁
(スカート)16をなるべく短くし、支持板収納時に上
側ボード7の側壁16の下端面をピット1内のストッパ
ー8の上面8aに支持させているが、ストッパー8は必
ずしも本発明の特定要件ではない。すなわち、ストッパ
ー8を止め、上側ボード7の側壁16の下端面がピット
1の底面1aに直接当接するように長くしても良いから
である。
を色々と加味することが可能である。例えば上側ボード
7と下側ボード6との互いの滑動を防止するために、上
側ボード7の内壁下面15a、又は下側ボード6の下板
支持部10の上面10bにゴム性シートを貼着しても良
い。また同じく上側ボード7と下側ボード6との互いの
滑動を防止するために、上側ボード7の外側対向側壁1
6a等に貫通孔を形成し、この貫通孔に固定ピンを差込
むようにしても良い。
に、上側ボード7の前後の端面形状をチャンネル形鋼形
状にすることもできる。但し、これらのアイデアは、い
ずれも本発明の目的との関係では発明の特定要件ではな
い。
いて説明する。なお、他の実施例の説明にあたって、本
発明の前記第1実施例と同一部分には同一の符号を付し
て重複する説明を省略する。
部の構成要件をそのまま含む第2実施例である。この第
2実施例に於いて、X1はリフト装置、6Aは下側ボー
ド、7Aは上側ボード、11Aはアーム支持部、17A
は嵌合切欠部、20Aはスイングアーム等である。
例と主に異なる点は、次の通りである。 まず下側ボード6Aに突出形成したアーム支持部11
Aの上面に、少なくとも上側ボード7Aの上板当接部1
5Aの厚みに相当する厚みを有する嵩上げ板(部)35
を固定(溶着、固着)した点である。この場合嵩上げ板
35は、いわばブラケットの機能を有する。したがっ
て、アーム支持部11Aのスイングアーム20Aの枢着
部位に所要の厚みを持たせることができるのであれば、
アーム支持部11Aの上面に幅広の突起部を形成した
り、或いは、アーム支持部11Aの上面とスイングアー
ム20Aとの間に嵩上げ用筒状ブラケットを介在させて
も同じこと(均等範囲)である。 次にスイングアーム20Aを、その基端部に突出状態
に取付けた枢軸22A及び嵩上げ板35等に貫通状態に
形成した軸孔12Aを介して下側ボード6Aに係脱(着
脱)自在に取付けたことである。この場合前記枢軸22
Aをスイングアーム20Aの基端部に固定的に取付ける
のが望ましい。しかして、スイングアーム20Aは、支
持板5Aがピット1A内に収納されている場合であって
も、その枢軸22Aを嵩上げ板35の軸孔12Aに単に
差込めば、アーム支持部11Aに間接的に支持される。
一方、支持板5Aがピット1A内から浮き上がった場合
に於いて、スイングアーム20Aを取り外したい時は、
スイングアーム20Aをそのまま持ち上げれば簡単にア
ーム支持部11Aから外れる。 次に下側ボード6Aと上側ボード7Aとの滑動の防止
を図るために、上側ボード7Aの上板当接部15Aの内
壁下面15aに滑動防止シート(例えばゴム板)37を
貼着したことである。この滑動防止シート37は、前述
したように下側ボード6Aの下板支持部10Aの上面に
貼着しても良い。 次に上側ボード7Aが下側ボード6Aに対して「ガタ
ガタ」するのを防止するガタガタ防止手段を設けたこと
である。すなわち、40はガタ防止用固定ピンで、この
固定ピン40は上側ボード7Aの側壁16A(例えば外
側対向側壁16a)の適宜箇所に形成された差込み用貫
通孔41及び下側ボード6Aの下板支持部10Aに形成
された受け穴42に任意に差込まれる。この場合上側ボ
ード7Aの「ガタガタ」するのを防止することができる
のであれば、前記下側ボード6Aの下板支持部10Aに
必ずしも受け穴42を形成する必要はない。例えば作業
は面倒ではあるが、差込み用貫通孔41に差込んだガタ
防止用固定ピン40の挿入先端部が前記下板支持部10
Aの下面10aに接触するようにしても良い。
使用時には、4本のスイングアーム20Aを図8で示す
実線の位置に直線状態に開いておく。この場合図9で示
すように下側ボード6Aの下板支持部10Aの下面10
aはピット1Aの底面1aに当接し、一方、その上面1
0bは棒状ストッパー8Aの上面8aと略同一平面上に
位置する。また上側ボード7Aの対向側壁16Aの下端
面はストッパー部材8Aの上面8aに乗り、その上板当
接部15Aの上面15bは、床面Fと略同一平面上に位
置する点は第1実施例と同様である。またスイングアー
ム20Aは嵩上げ板35を介して載置され、かつ、上側
ボード7Aの外側対向側壁16aに沿ってピット1内に
略収納されている点も第1実施例と同様である。
て、支持板5Aが上昇すると、第1実施例と同一の作動
態様となり、図12で示すよう状態から図13に示す状
態になる。そこで、整備作業員は、図14で示すように
4本のスイングアーム20Aをそれぞれ手動で任意にセ
ッテイングし、その後整備車輌を所望の高さまでリフト
アップする。
要部の構成要件を一部設計変更した第3実施例である。
この第3実施例に於いて、X2はリフト装置、6Bは下
側ボード、7Bは上側ボード、8Bはストッパー、11
Bはアーム支持部等である。
例と主に異なる点は、次の通りである。 (イ)まず上側ボード7Bの側壁の一つである外側対向
側壁16aには、アーム支持部11Bが遊嵌合する嵌合
切欠部が形成されていない反面、逆に前記アーム支持部
11Bには、第1実施例のような嵌合切欠部に代え、外
側対向側壁16aが入込む嵌合切欠部50が内側に形成
されている点である。しかして、アーム支持部11B
は、図18で示すように下側ボード6Bの外側壁10c
の中央部下部から外方向に水平板状に延びる連設板部5
1と、この連設板部51からブロック状に上方に連設
し、かつ、その上面が下側ボード6Bの上面10bと略
同一平面の支持部52とから成り、前記支持部52の内
壁面と下側ボード6Bの外側壁10cとの間に前述した
嵌合切欠部50が設けられている。なお、アーム支持部
11Bの突起状支持部52には、一対の軸孔12が形成
されている。 (ロ)次にピット1B内に配設された一対の棒状ストッ
パー8B、8Bが、下側ボード6Bよりも高さ寸法が長
い点である。したがって、図19で示すようにリフト装
置X2の不使用時には、ピット1Bの底面1aに対して
位置する下側ボード6Bは、棒状ストッパー8Bの上面
8aより低い位置にあり、また上側ボード7Bは棒状ス
トッパー8Bの上面8aに乗っかった状態でピット1B
内に略収納されていると共に、その外側対向側壁16a
は下側ボード6Bの嵌合切欠部50に入込むことができ
るように臨んでいる。であるから、支持板5Bのピット
収納時には、前記嵌合切欠部50は「カラッポ」の状態
であると共に、該嵌合切欠部50の真上に外側対向側壁
16aの中央部が位置している。
り、その余の主要部の基本的な構成は第1実施例と同様
である。すなわち、支持板5Bは、床面F下の支持板用
駆動手段3の駆動力により昇降動する。またスイングア
ーム20は、支持板5Bの外側壁に沿ってアーム支持部
11Bの突起状支持部52に水平状態に設けられてい
る。さらに、リフト装置X2の不使用時には、図19で
示すようにピット1Bの底面1aに対して位置する下側
ボード6B、この下側ボード6Bの下板支持部10の上
面に対して内部空間31を有して上板当接部15が位置
する上側ボード7B、アーム支持部11Bの突起状支持
部52に水平状態に軸支されたスイングアーム20のそ
れぞれはピット1B内に全て収納される。
装置X2の使用時には、まず下側ボード6Bが上側ボー
ド7Bの内部空間31に嵌入した後該上側ボード7Bの
内壁下面に接触する。この時第1実施例とは相違し、下
側ボード6Bのアーム支持部11Bの嵌合切欠部50内
に上側ボード7Bの外側対向側壁16aが遊嵌合状態で
入込む。その結果、スイングアーム20は上側ボード7
Bの上板当接部15に乗せることができるように該上板
当接部15の上面15bに至る。
Bの側壁(スカート部)を長くすることにより、上側ボ
ード7B用のストッパー8Bを省略することができる。
にあっては、次に列挙するような効果がある。 (1)リフト装置の不使用時に車輌受台(特にスイング
アーム)が車輌の出し入れや整備作業の邪魔にならな
い。 (2)シャシー型車輌をスイングアームにセッテイング
等をする場合に、スイングアーム専用の昇降駆動手段
(駆動シリンダー、手動式クランク機構等)を使用しな
くても、リフト装置本体のアクチエータ(油圧シリンダ
や駆動リンク)の駆動力を利用することにより、スイン
グアームを自動的に上側ボードの上方位置へと水平上昇
させることができる。したがって、作業能率の向上化、
構造のシンプル化、ローコスト化等を図ることができ
る。 (3)スイングアームでシャシー型車輌を支持する場合
には、スイングアームに掛かる車輌の荷重を支持板とし
ての上側ボードに受けさせ、スイングアームの支持剛性
を高めることができることである。 (4)請求項2に記載の発明は、上側ボードの軽量化を
図ることができると共に、支持板の収納時にピットの内
壁底面が多少傾斜状態であっても、上側ボードの傾き防
止を図ることができる。
8乃至図14は第1実施例の主要部を共通にする第2実
施例の各説明図、図15乃至図20は第1実施例の主要
部の構成要件を一部設計変更した第3実施例である。
平面からの説明図。
た説明図。
説明図。
ている。)
状態の説明図。
って上昇し始めた状態の説明図。
図。
図。
略説明図。
の概略説明図。
図。
明図。
略説明図。
の概略説明図。
B…ピット、1a…底面、3…支持板用シリンダ、4…
作動杆、5、5B…支持板、、6、6A、6B…下側ボ
ード、7、7A、7B…上側ボード、8、8A、8B…
ストッパー、10、10A…下板支持部、11、11
A、11B…アーム支持部、15、15A…上板当接
部、16、16A…側壁、16a…外側対向側壁、1
7、17A、50…嵌合切欠部、20、20A…スイン
グアーム、21…枢支部材、22、22A…枢軸、23
…車体受けアーム、24…受金、25…バネ部材、30
…下向き凹所、31…内部空間、35…嵩上げ板
(部)、37…滑動防止部材、40…ガタ防止用固定ピ
ン、41…差込み用貫通孔、51…連設板部、52…支
持部。
Claims (7)
- 【請求項1】 床面下の支持板用駆動手段の駆動力によ
り昇降動する支持板及び該支持板の外側壁に沿って支持
板に水平状態に設けられたスイングアームとが床面に形
成されたピット内に略収納される自動車用リフト装置に
於いて、前記支持板は、リフト装置の不使用時に、ピッ
トの底面に対して位置する下側ボードと、この下側ボー
ドの下板支持部の上面に対して内部空間を有して上板当
接部が位置する上側ボードの二物品から成り、前記下側
ボードには上側ボードの側壁から突出するアーム支持部
を形成し、このアーム支持部には前記スイングアームを
軸支し、一方、リフト装置の使用時に、前記スイングア
ームは下側ボードが上側ボードの内部空間に嵌入した後
該上側ボードの壁面に接触して上側ボードの上板当接部
に乗せることができるように該上板当接部の上面に至る
ことを特徴する自動車用リフト装置。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、ピット1内には複数
個のストッパー8が配設され、支持板並びにスイングア
ームのピット内収納時に、上側ボード7の側壁16がス
トッパー8に支持されることを特徴する。 - 【請求項3】 請求項1に於いて、前記スイングアーム
20の基端部は、下側ボード6のアーム支持部11の上
面に設けられた枢支部材21を介して軸支されているこ
とを特徴する自動車用リフト装置。 - 【請求項4】 請求項1に於いて、スイングアーム20
の基端部には下向き凹所30が形成され、この下向き凹
所30には、スイングアーム20を支持板5の上面15
bを基準として多少浮上させるバネ部材25が嵌め込ま
れていることを特徴する自動車用リフト装置。 - 【請求項5】 床面F下の支持板用駆動手段3の駆動力
により昇降動する支持板5及び該支持板5の外側壁に沿
って支持板5に水平状態に設けられたスイングアーム2
0とが床面Fに形成されたピット1内に略収納される自
動車用リフト装置に於いて、前記支持板5は、リフト装
置Xの不使用時に、ピット1の底面1aに対して位置す
る下側ボード6と、この下側ボード6の下板支持部10
の上面に対して内部空間31を有して上板当接部15が
位置する上側ボード7の二物品から成り、前記下側ボー
ド6には上側ボード7の側壁16から突出するアーム支
持部11を形成し、一方、前記側壁16にはアーム支持
部11が遊嵌合する嵌合切欠部17を形成し、また前記
スイングアーム20を枢軸22を介して前記アーム支持
部11に軸支し、一方、リフト装置Xの使用時に、下側
ボード6は上側ボード7の内部空間31に嵌入した後該
上側ボード7の内壁下面に接触し、かつ、この時上側ボ
ード7の嵌合切欠部17内に下側ボード6のアーム支持
部11が遊嵌合すると共に、前記スイングアーム20は
上側ボード7の上板当接部15に乗せることができるよ
うに該上板当接部15の上面15bに至ることを特徴す
る自動車用リフト装置。 - 【請求項6】 床面F下の支持板用駆動手段3の駆動力
により昇降動する支持板5B及び該支持板5Bの外側壁
に沿って支持板5Bに水平状態に設けられたスイングア
ーム20とが床面Fに形成されたピット1B内に略収納
される自動車用リフト装置に於いて、前記支持板5B
は、リフト装置X2の不使用時に、ピット1Bの底面1
aに対して位置する下側ボード6Bと、この下側ボード
6Bの下板支持部10の上面に対して内部空間31を有
して上板当接部15が位置する上側ボード7Bの二物品
から成り、前記下側ボード6Bには上側ボード7Bの側
壁16から突出すると共に上側ボード7Bの外側対向側
壁16aが入込むことが可能な嵌合切欠部50を有する
アーム支持部11Bを形成し、このアーム支持部11B
にスイングアーム20を軸支し、一方、リフト装置X2
の使用時に、下側ボード6Bは上側ボード7Bの内部空
間31に嵌入した後該上側ボード7Bの内壁下面に接触
すると共に、前記アーム支持部11Bの嵌合切欠部50
内に上側ボード7Bの外側対向側壁16aが入込み、前
記スイングアーム20は上側ボード7Bの上板当接部1
5に乗せることができるように該上板当接部15の上面
15bに至ることことを特徴する自動車用リフト装置。 - 【請求項7】 請求項6に於いて、ピット1B内には複
数個のストッパー8Bが配設され、支持板5B並びにス
イングアーム20のピット内収納時に、上側ボード7B
の側壁16がストッパー8Bに支持されることを特徴す
る自動車用リフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375698A JP3157495B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 自動車用リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10375698A JP3157495B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 自動車用リフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11286394A JPH11286394A (ja) | 1999-10-19 |
JP3157495B2 true JP3157495B2 (ja) | 2001-04-16 |
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ID=14362396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10375698A Expired - Fee Related JP3157495B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 自動車用リフト装置 |
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
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CN111994824B (zh) * | 2020-08-25 | 2021-11-23 | 西安工业大学 | 一种基于自动化机械搬运的移动辅助装置 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10375698A patent/JP3157495B2/ja not_active Expired - Fee Related
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