JP2585731B2 - 移動車用の給電装置 - Google Patents
移動車用の給電装置Info
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- JP2585731B2 JP2585731B2 JP63180613A JP18061388A JP2585731B2 JP 2585731 B2 JP2585731 B2 JP 2585731B2 JP 63180613 A JP63180613 A JP 63180613A JP 18061388 A JP18061388 A JP 18061388A JP 2585731 B2 JP2585731 B2 JP 2585731B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動車の受電用電極と前記移動車の走行経
路の側脇に設けた給電部の給電用電極とを接続させて、
前記移動車に給電する移動車用の給電装置に関する。
路の側脇に設けた給電部の給電用電極とを接続させて、
前記移動車に給電する移動車用の給電装置に関する。
移動車に搭載されたバッテリを充電したり、移動車に
装備された作業機に電力を供給すべく、移動車を給電ス
テーションあるいは作業ステーションに停止させた状態
で、ステーションに設けた給電部の給電用電極と移動車
側の受電用電極を接続させることが行われている。
装備された作業機に電力を供給すべく、移動車を給電ス
テーションあるいは作業ステーションに停止させた状態
で、ステーションに設けた給電部の給電用電極と移動車
側の受電用電極を接続させることが行われている。
従来の代表例として、受電用電極の先端に先端側ほど
大径となる挿入案内体を設けて、給電用電極を受電用電
極に向かって水平方向に突出させるに伴って、前記挿入
案内体によって給電用電極を受電用電極に案内させるも
のがある。この場合、給電用電極は、突出方向と交差す
る水平方向に移動自在に且つ縦軸芯周りで回動自在に支
持されて、両電極の位置ズレすなわちステーションに対
する移動車の位置ズレを吸収することになる。(特開昭
57−110005号公報参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術においては、位置ズレを吸収するために
電極を水平方向に移動自在並びに縦軸芯周りで回転自在
に支持する機構が複雑で、コジレ等を発生し易いもので
あり、位置ズレを吸収しながら両電極を接続させること
を長期間に亘って適切に行わせ難い虞れがあった。
大径となる挿入案内体を設けて、給電用電極を受電用電
極に向かって水平方向に突出させるに伴って、前記挿入
案内体によって給電用電極を受電用電極に案内させるも
のがある。この場合、給電用電極は、突出方向と交差す
る水平方向に移動自在に且つ縦軸芯周りで回動自在に支
持されて、両電極の位置ズレすなわちステーションに対
する移動車の位置ズレを吸収することになる。(特開昭
57−110005号公報参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術においては、位置ズレを吸収するために
電極を水平方向に移動自在並びに縦軸芯周りで回転自在
に支持する機構が複雑で、コジレ等を発生し易いもので
あり、位置ズレを吸収しながら両電極を接続させること
を長期間に亘って適切に行わせ難い虞れがあった。
本発明の目的は、給電用及び受電用の両電極の位置ズ
レを吸収しながらそれを接続させることを、簡素な構成
で長期間に亘って適確に行わせることができる移動車用
の給電装置を提供しようとするものである。
レを吸収しながらそれを接続させることを、簡素な構成
で長期間に亘って適確に行わせることができる移動車用
の給電装置を提供しようとするものである。
この目的を達成するため、本発明による移動車用の給
電装置は、前記両電極が上下方向での相対接近により接
触する接触部を備え、且つ、それら両接触部が前記移動
車の前後幅方向並びに横幅方向に幅を有する水平姿勢の
面状に形成され、前記両接触部のうちの一方の接触部
が、前記移動車の前後幅方向で幅広で、且つ、他方の接
触部が、前記一方の接触部よりも、前記移動車の前後幅
方向で幅狭となるように形成され、前記移動車側又は前
記給電部側にアクチュエータによって水平方向に出退移
動操作自在な出退部材が設けられ、前記給電部側又は前
記移動車側に前記出退部材との接当により昇降する昇降
機構が設けられ、前記両電極の一方が前記出退部材に取
付けられ、他方が昇降機構にて昇降されるように設けら
れていることを特徴とする。
電装置は、前記両電極が上下方向での相対接近により接
触する接触部を備え、且つ、それら両接触部が前記移動
車の前後幅方向並びに横幅方向に幅を有する水平姿勢の
面状に形成され、前記両接触部のうちの一方の接触部
が、前記移動車の前後幅方向で幅広で、且つ、他方の接
触部が、前記一方の接触部よりも、前記移動車の前後幅
方向で幅狭となるように形成され、前記移動車側又は前
記給電部側にアクチュエータによって水平方向に出退移
動操作自在な出退部材が設けられ、前記給電部側又は前
記移動車側に前記出退部材との接当により昇降する昇降
機構が設けられ、前記両電極の一方が前記出退部材に取
付けられ、他方が昇降機構にて昇降されるように設けら
れていることを特徴とする。
移動車に給電するには、移動車を給電部に対向する給
電用の停止位置に停止させて、移動車側もしくは給電部
側に設けられた出退部材を前記両電極の接触部が、平面
視で重複するように水平方向に移動する。この水平移動
に伴って前記出退部材は、給電部側もしくは移動車側に
設けられた昇降機構に接当する。もって、昇降機構が昇
降されて、昇降機構に連結された電極が昇降されること
になる。これによって前記両電極の接触部が接触状態に
なる。
電用の停止位置に停止させて、移動車側もしくは給電部
側に設けられた出退部材を前記両電極の接触部が、平面
視で重複するように水平方向に移動する。この水平移動
に伴って前記出退部材は、給電部側もしくは移動車側に
設けられた昇降機構に接当する。もって、昇降機構が昇
降されて、昇降機構に連結された電極が昇降されること
になる。これによって前記両電極の接触部が接触状態に
なる。
この際、両電極の接触部が移動車の前後幅方向並びに
横幅方向に幅を有する水平姿勢の面状に形成されている
ので、上記平面視での重複状態及びそれに引続く接触状
態が、移動車の停止位置が目標位置からズレても確実に
現出される。
横幅方向に幅を有する水平姿勢の面状に形成されている
ので、上記平面視での重複状態及びそれに引続く接触状
態が、移動車の停止位置が目標位置からズレても確実に
現出される。
しかも、両接触部のうちの一方の接触部が、移動車の
前後幅方向で幅広で、且つ、他方の接触部が、前記一方
の接触部よりも、前記移動車の前後幅方向で幅狭となる
ように形成してあるので、平面視において、幅狭の前記
他方の接触部が、幅広の前記一方の接触部からはみ出る
のを抑制して、給電装置の設置スペースを小さくできる
と共に、移動車の停止位置の目標停止位置からのズレが
それほど大きくなければ、幅狭の前記他方の接触部の全
幅が幅広の前記一方の接触部に接触する状態とすること
ができ、前記一方の接触部と前記他方の接触部とを安定
性良く接触維持させることができる。
前後幅方向で幅広で、且つ、他方の接触部が、前記一方
の接触部よりも、前記移動車の前後幅方向で幅狭となる
ように形成してあるので、平面視において、幅狭の前記
他方の接触部が、幅広の前記一方の接触部からはみ出る
のを抑制して、給電装置の設置スペースを小さくできる
と共に、移動車の停止位置の目標停止位置からのズレが
それほど大きくなければ、幅狭の前記他方の接触部の全
幅が幅広の前記一方の接触部に接触する状態とすること
ができ、前記一方の接触部と前記他方の接触部とを安定
性良く接触維持させることができる。
尚、給電用電極の移動車走行面からの高さが一定であ
り、しかも、受電用電極の走行面からの高さも、移動車
が走行面を走行するものであるため略一定であるから、
両電極の高さを異ならせておけば、両電極は水平方向に
相対移動される際に衝突することはない。
り、しかも、受電用電極の走行面からの高さも、移動車
が走行面を走行するものであるため略一定であるから、
両電極の高さを異ならせておけば、両電極は水平方向に
相対移動される際に衝突することはない。
そして、給電が終了すると前記出退部材を引退させ
る。もって、前記両電極の接触部は非接触状態となる。
る。もって、前記両電極の接触部は非接触状態となる。
本発明は、次に記載する効果を奏する。
両電極の相対高さに大きなズレがないことを利用しな
がら、両電極の接触部を水平姿勢の面状に形成すると共
に一方の電極が設けられた出退部材を水平方向に移動さ
せ、そして、出退部材に接当されて昇降する昇降機構を
用いてもう一方の電極を昇降させることによって、給電
装置の省スペース化を図りつつ、移動車の停止位置のズ
レを吸収しながら両電極を安定性良く接続するので、従
来のように電極を案内体を用いて強制的に移動させなが
ら位置ズレの吸収を行うに較べて、コジレ等によるトラ
ブルが発生することがなくなり、両電極を長期間に亘っ
て適確に接続させることができる。
がら、両電極の接触部を水平姿勢の面状に形成すると共
に一方の電極が設けられた出退部材を水平方向に移動さ
せ、そして、出退部材に接当されて昇降する昇降機構を
用いてもう一方の電極を昇降させることによって、給電
装置の省スペース化を図りつつ、移動車の停止位置のズ
レを吸収しながら両電極を安定性良く接続するので、従
来のように電極を案内体を用いて強制的に移動させなが
ら位置ズレの吸収を行うに較べて、コジレ等によるトラ
ブルが発生することがなくなり、両電極を長期間に亘っ
て適確に接続させることができる。
また出退部材に設けられる電極は、出退部材に単に止
着されるものであるから、出退部材の重量が軽くなり、
出退部材の支持構造の簡素化が図れる。すなわち、出退
部材にリンク機構を用いて昇降自在に電極を取付け、出
退部材の水平方向の移動に伴ってリンク機構をアクチュ
エータ等により昇降させる構造を利用することが考えら
れるが、そのような構造では、出退部材の荷重が大にな
り、出退部材そのものの強度を大に、且つ、水平方向に
移動自在に出退部材を支持する支持構造の強度を大にす
る必要があるが、本発明による移動車用の給電装置で
は、その必要がなく、構成の簡素化を図り易い。
着されるものであるから、出退部材の重量が軽くなり、
出退部材の支持構造の簡素化が図れる。すなわち、出退
部材にリンク機構を用いて昇降自在に電極を取付け、出
退部材の水平方向の移動に伴ってリンク機構をアクチュ
エータ等により昇降させる構造を利用することが考えら
れるが、そのような構造では、出退部材の荷重が大にな
り、出退部材そのものの強度を大に、且つ、水平方向に
移動自在に出退部材を支持する支持構造の強度を大にす
る必要があるが、本発明による移動車用の給電装置で
は、その必要がなく、構成の簡素化を図り易い。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図及び第6図に示すように、走行面に設けた誘導
ガイド(G)に沿って走行する移動車(A)は、走行経
路の横側脇に設けた給電用又は作業用のステーション
(B)に停止して、搭載バッテリー(E)の充電のため
に給電される。
ガイド(G)に沿って走行する移動車(A)は、走行経
路の横側脇に設けた給電用又は作業用のステーション
(B)に停止して、搭載バッテリー(E)の充電のため
に給電される。
移動車(A)には、充電用電極(3)を備えた出退部
材(7)と、充電用電極(3)をステーション(B)の
給電用電極(2)に接続させるべく前記出退部材(7)
を水平移動操作するエアシリンダを利用したアクチュエ
ータ(6)とを主要部とする受電部(K)が設けられて
いる。
材(7)と、充電用電極(3)をステーション(B)の
給電用電極(2)に接続させるべく前記出退部材(7)
を水平移動操作するエアシリンダを利用したアクチュエ
ータ(6)とを主要部とする受電部(K)が設けられて
いる。
またステーション(B)には、給電用電源(1)と給
電用電極(2)と、前記出退部材(7)によって接当さ
れて給電用電極(2)を昇降させる昇降機構(L)(第
2図及び第3図参照)とを主要部とする給電(K)が設
けられている。
電用電極(2)と、前記出退部材(7)によって接当さ
れて給電用電極(2)を昇降させる昇降機構(L)(第
2図及び第3図参照)とを主要部とする給電(K)が設
けられている。
前記両電極(2),(3)は、第1図に示すように、
上下方向での相対接近により接触する接触部(4),
(5)を備えるものであり、又、両接触部(4),
(5)が、前記移動車(A)の前後幅方向並びに横幅方
向に幅を有する水平姿勢の面状に形成され、もって、移
動車(A)の停止位置が目標位置からズレても、両電極
(2),(3)が接触するようになっている。但し、給
電用電極(2)の接触部(4)が、移動車(A)の前後
幅方向で幅広で、且つ、受電用電極(3)の接触部
(5)が、給電用電極(2)の接触部(4)よりも、移
動車(A)の前後幅方向で幅狭となるように形成され
て、上記ズレに拘らず両電極(2),(3)が充分大き
な面で接触するようになっている。
上下方向での相対接近により接触する接触部(4),
(5)を備えるものであり、又、両接触部(4),
(5)が、前記移動車(A)の前後幅方向並びに横幅方
向に幅を有する水平姿勢の面状に形成され、もって、移
動車(A)の停止位置が目標位置からズレても、両電極
(2),(3)が接触するようになっている。但し、給
電用電極(2)の接触部(4)が、移動車(A)の前後
幅方向で幅広で、且つ、受電用電極(3)の接触部
(5)が、給電用電極(2)の接触部(4)よりも、移
動車(A)の前後幅方向で幅狭となるように形成され
て、上記ズレに拘らず両電極(2),(3)が充分大き
な面で接触するようになっている。
ちなみに、両電極(2),(3)の夫々は、上下一対
設けられるものであり、一対の受電用電極(2)が出退
部材(7)の上面部及び下面部に夫々止着されている。
そして、アクチュエータ(6)によって、両電極
(2),(3)の接触部(4),(5)が平面視で重複
するように出退部材(7)が水平方向に移動操作され、
又、一対の給電用電極(3)が、昇降機構(L)によっ
て上下方向に昇降操作されることにより、前記両電極
(2),(3)夫々の接触部(4),(5)が接触状態
と非接触状態とに切換えられることになる。
設けられるものであり、一対の受電用電極(2)が出退
部材(7)の上面部及び下面部に夫々止着されている。
そして、アクチュエータ(6)によって、両電極
(2),(3)の接触部(4),(5)が平面視で重複
するように出退部材(7)が水平方向に移動操作され、
又、一対の給電用電極(3)が、昇降機構(L)によっ
て上下方向に昇降操作されることにより、前記両電極
(2),(3)夫々の接触部(4),(5)が接触状態
と非接触状態とに切換えられることになる。
次に、給電部(K)について第1図及び第2図を参照
しながら説明を加える。
しながら説明を加える。
なお、給電部(K)は上下対称の構造であるので、以
下の説明では特にことわらない限り片側のみについて記
述する。
下の説明では特にことわらない限り片側のみについて記
述する。
給電用電極(2)は、電極保持部材(8)に装着され
ている。電極保持部材(8)は、前記電極(2)を支持
する支持板(8a)と、前記電極(2)と平行に架設され
る軸部(8c)と、前記軸部(8c)と電極(2)を連結さ
せる一対の支持ブラケット(8b)とからなる。前記軸部
(8c)は、その両端部に取付けた案内ローラ(9)によ
って、ステーション側に立設された一対の案内フレーム
(10)に上下方向に摺動自在に嵌着されている。前記一
対の案内フレーム(10)の夫々に、前記一対の支持ブラ
ケット(8b)夫々の前後縁を受け止めるローラ(11)が
取付けられ、電極(2)が軸部(8c)の軸芯周りに回動
するのが防止されている。
ている。電極保持部材(8)は、前記電極(2)を支持
する支持板(8a)と、前記電極(2)と平行に架設され
る軸部(8c)と、前記軸部(8c)と電極(2)を連結さ
せる一対の支持ブラケット(8b)とからなる。前記軸部
(8c)は、その両端部に取付けた案内ローラ(9)によ
って、ステーション側に立設された一対の案内フレーム
(10)に上下方向に摺動自在に嵌着されている。前記一
対の案内フレーム(10)の夫々に、前記一対の支持ブラ
ケット(8b)夫々の前後縁を受け止めるローラ(11)が
取付けられ、電極(2)が軸部(8c)の軸芯周りに回動
するのが防止されている。
以上の如く、上下の給電用電極(2)の夫々は、上下
に移動自在に支持されている。そして、上下の電極
(2)の夫々に対応して配置される上下の軸部(8c)の
間に、一対の引張スプリング(15)を介装し、上下の電
極(2)を接近する側に向けて付勢している。このよう
に配設される上下の電極(2)は、次に述べる昇降機構
(L)によって、前記出退部材(7)の移動に伴って昇
降されるようになっている。
に移動自在に支持されている。そして、上下の電極
(2)の夫々に対応して配置される上下の軸部(8c)の
間に、一対の引張スプリング(15)を介装し、上下の電
極(2)を接近する側に向けて付勢している。このよう
に配設される上下の電極(2)は、次に述べる昇降機構
(L)によって、前記出退部材(7)の移動に伴って昇
降されるようになっている。
昇降機構(L)は、ステーション(B)に設けた一対
の固定フレーム(F)夫々に、第1リンク(12)及び第
2リンク(13)を上下揺動自在に枢支し、それらリンク
(12),(13)を連動連結する第3リンク(14)を設
け、第1リンク(12)と第3リンク(14)との一対の連
結部間に、前記出退部材(7)が接当する接当ローラ
(19)が設けられている。又、第2リンク(13)の基端
側には、前記軸部(8c)を係止する係止部(13a)が設
けられている。すなわち、上下の給電用電極(2)の夫
々に対応して、第1、第2及び第3リンク(12),(1
3),(14)や接当ローラ(19)が配設される。そし
て、上方側の第2リンク(13)と第3リンク(14)とを
連結するピン(16)と、下方側の第2リンク(13)と第
3リンク(14)とを連結するピン(16)との間に、引張
スプリング(17)が介装され、この引張スプリング(1
7)の付勢力によって上下の接当ローラ(19)が接触す
る状態に維持されるようになっている。ちなみに、この
状態においては、第2リンク(13)の係止部(13a)
が、上下の電極(2)を付勢力に抗して離間する位置に
係止移動するようになっている。つまり、前記出退部材
(7)によって上下の接当ローラ(19)が押し拡げられ
ると、これに伴い上下の電極(2)が接近側に移動する
ようになっている。
の固定フレーム(F)夫々に、第1リンク(12)及び第
2リンク(13)を上下揺動自在に枢支し、それらリンク
(12),(13)を連動連結する第3リンク(14)を設
け、第1リンク(12)と第3リンク(14)との一対の連
結部間に、前記出退部材(7)が接当する接当ローラ
(19)が設けられている。又、第2リンク(13)の基端
側には、前記軸部(8c)を係止する係止部(13a)が設
けられている。すなわち、上下の給電用電極(2)の夫
々に対応して、第1、第2及び第3リンク(12),(1
3),(14)や接当ローラ(19)が配設される。そし
て、上方側の第2リンク(13)と第3リンク(14)とを
連結するピン(16)と、下方側の第2リンク(13)と第
3リンク(14)とを連結するピン(16)との間に、引張
スプリング(17)が介装され、この引張スプリング(1
7)の付勢力によって上下の接当ローラ(19)が接触す
る状態に維持されるようになっている。ちなみに、この
状態においては、第2リンク(13)の係止部(13a)
が、上下の電極(2)を付勢力に抗して離間する位置に
係止移動するようになっている。つまり、前記出退部材
(7)によって上下の接当ローラ(19)が押し拡げられ
ると、これに伴い上下の電極(2)が接近側に移動する
ようになっている。
次に、受電用電極(3)が移動操作されて上下一対の
給電用電極(2)に接触する過程について、上部側電極
同士の接触を代表にして第3図及び第4図を参照しなが
ら説明する。移動車(A)がステーション(B)の給電
用停止位置に停止したことが確認されると、前記アクチ
ュエータ(6)が前方に駆動される。アクチュエータ
(6)に連結された出退部材(7)は、水平方向に突出
しステーション側に接近していく。そして出退部材
(7)の先端部(7a)が、接当ローラ(19)に接当す
る。その結果第2リンク(13)の係止部(13a)は下降
し、それに伴い給電用電極(12)は下降することにな
る。そして、この給電用電極(2)の下降により両電極
(2),(3)の接触部(4),(5)は接触する。
給電用電極(2)に接触する過程について、上部側電極
同士の接触を代表にして第3図及び第4図を参照しなが
ら説明する。移動車(A)がステーション(B)の給電
用停止位置に停止したことが確認されると、前記アクチ
ュエータ(6)が前方に駆動される。アクチュエータ
(6)に連結された出退部材(7)は、水平方向に突出
しステーション側に接近していく。そして出退部材
(7)の先端部(7a)が、接当ローラ(19)に接当す
る。その結果第2リンク(13)の係止部(13a)は下降
し、それに伴い給電用電極(12)は下降することにな
る。そして、この給電用電極(2)の下降により両電極
(2),(3)の接触部(4),(5)は接触する。
給電が終了すると、出退部材(7)を引退させる。こ
れに伴い第2リンク(13)の係止部(13a)は上昇し、
給電用電極(2)は上昇する。
れに伴い第2リンク(13)の係止部(13a)は上昇し、
給電用電極(2)は上昇する。
上記実施例では、受電用電極(3)を水平移動操作さ
せる場合を示したが、給電用電極(2)を水平移動操作
させるようにしてもよい。
せる場合を示したが、給電用電極(2)を水平移動操作
させるようにしてもよい。
また、電極を昇降させる昇降機構(L)はカム機構を
用いる等各種構成変更できるものである。
用いる等各種構成変更できるものである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造および方法に限定されるものではない。
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造および方法に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係る移動車用の給電装置の実施例を示
し、第1図は給電装置の要部を示す側面図、第2図は昇
降機構の一部切欠平面図、第3図及び第4図は給電装置
の作動を示す側面図、第5図は給電装置の一部切欠平面
図、第6図は同側面図を示す。 (2)……給電電極、(3)……受電用電極、(4),
(5)……接触部、(6)……アクチュエータ、(7)
……出退部材、(A)……移動車、(K)……給電部、
(L)……昇降機構。
し、第1図は給電装置の要部を示す側面図、第2図は昇
降機構の一部切欠平面図、第3図及び第4図は給電装置
の作動を示す側面図、第5図は給電装置の一部切欠平面
図、第6図は同側面図を示す。 (2)……給電電極、(3)……受電用電極、(4),
(5)……接触部、(6)……アクチュエータ、(7)
……出退部材、(A)……移動車、(K)……給電部、
(L)……昇降機構。
Claims (1)
- 【請求項1】移動車(A)の受電用電極(3)と前記移
動車(A)の走行経路の側脇に設けた給電部(K)の給
電用電極(2)とを接続させて、前記移動車(A)に給
電する移動車用の給電装置であって、 前記両電極(2),(3)が上下方向での相対接近によ
り接触する接触部(4),(5)を備え、且つ、それら
両接触部(4),(5)が前記移動車(A)の前後幅方
向並びに横幅方向に幅を有する水平姿勢の面状に形成さ
れ、 前記両接触部(4),(5)のうちの一方の接触部
(4)が、前記移動車(A)の前後幅方向で幅広で、且
つ、他方の接触部(5)が、前記一方の接触部(4)よ
りも、前記移動車(A)の前後幅方向で幅狭となるよう
に形成され、 前記移動車側又は前記給電部側にアクチュエータ(6)
によって水平方向に出退移動操作自在な出退部材(7)
が設けられ、 前記給電部側又は前記移動車側に前記出退部材(7)と
の接当により昇降する昇降機構(L)が設けられ、 前記両電極(2),(3)の一方が前記出退部材(7)
に取付けられ、他方が昇降機構(L)にて昇降されるよ
うに設けられている移動車用の給電装置。
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JP63180613A JP2585731B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 移動車用の給電装置 |
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DE102012007713B4 (de) * | 2011-04-20 | 2015-03-19 | SALT AND PEPPER Holding GmbH & Co. KG | Vorrichtung zum elektrischen Laden von elektrisch angetriebenen Straßenfahrzeugen |
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1988
- 1988-07-20 JP JP63180613A patent/JP2585731B2/ja not_active Expired - Fee Related
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