JPH0222398Y2 - - Google Patents

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JPH0222398Y2
JPH0222398Y2 JP1984122363U JP12236384U JPH0222398Y2 JP H0222398 Y2 JPH0222398 Y2 JP H0222398Y2 JP 1984122363 U JP1984122363 U JP 1984122363U JP 12236384 U JP12236384 U JP 12236384U JP H0222398 Y2 JPH0222398 Y2 JP H0222398Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車運搬船のカーデツキであつて
リフトカーで昇降させることにより船体に支持す
る高さ位置を切換えるようにしたリフタブルカー
デツキに関するものである。
(従来技術) 従来、自動車運搬船の船倉内に約2m間隔で多
層に設けられたカーデツキの一部は、乗用車等以
外にトラツク・バスなどの大型車をも積載するた
め、適宜の層のカーデツキを合計約70枚ものカー
デツキパネルに分割し、各カーデツキパネル毎に
昇降手段で昇降させ得るようになつている。
従来から昇降手段としてウインチ(但し、油圧
シリンダに代えてもよい)・ワイヤ・シーブを用
いた昇降装置が用いられて来たが全体として高価
な装置となり能率及び操作性に劣ることから、近
年では専用のリフトカーが用いられている。
すなわち、第12図に示すようにリフトカー1
04によりカーデツキパネル102を仮想線で図
示の使用位置から固定カーデツキ101の真下の
格納位置へ上昇させてフツク160で係止し、こ
れとは反対にカーデツキパネル102を格納位置
より僅かに上昇後ウインチ161とロープ162
でフツク160を外し使用位置へ下降させるよう
にしたものもある。
或いは、第13図・第14図に示すような揺動
式の支持金具163でカーデツキパネル102側
の支持腕108を支持するようにしたものもあ
る。
上記のようにリフトカー104を用いる方式で
はないが、特開昭59−84686号公報に記載されて
いるように、カーデツキパネルの両側部に圧縮ス
プリングで外方へ弾性付勢したピン部材を設ける
と共に船体側に上記ピン部材を支持しピン部材の
上方への移動のみを許す凹所及び凹所から上方へ
のびる案内用の軌道を設け、また船体側にカーデ
ツキパネルをワイヤで巻き上げるジガー・ウイン
チを設けたものがある。
(考案が解消しようとする問題点) 上記第12図及び第13図・第14図に示した
従来装置においては、各カーデツキパネル毎に船
体に付設するウインチ161や油圧シリンダ、ロ
ープ162、シーブ164、フツク160或いは
支持金具163等の部品数が多く、それらの設
計・製作コストが多大になるばかりでなく、それ
らを船体の所定位置に付設するためにも多大の設
計・製作工数を要し、その操作時には複数作業者
が共同して行わなければならない等の問題があ
る。
また、特開昭59−84686号公報に記載されたも
のは、船体側に設けたジガー・ウインチでワイヤ
ー・シーブなどを介して巻き上げるようにした装
置で、カーデツキパネルを格納位置の下方の使用
位置に係止する係止手段を改善したものにすぎ
ず、これをリフトカーで昇降させる方式に適用す
る場合には次のような欠点がある。
即ち、カーデツキパネルを上昇させた格納位置
に係止するのに凹所及びスプリングで付勢された
ピン部材を用いることは出来ないので、別途係止
手段を各カーデツキパネル毎に設ける必要がある
が、この係止手段としてフツク等を用いると上述
のような問題が生じ、またこの係止手段としてウ
インチなどを用いる場合には船体側に設けられる
部品数が多くなることは勿論のこと、リフトカー
の運転手以外にウインチ操作員も必要となるだけ
でなく、多数のウインチとリフトカーとが二重設
備となり経済的に不利である。
本考案は、昇降手段として最も経済的なリフト
カーを用いることを前提とし、船体とカーデツキ
パネルの設計・製作上の観点から船体側に装備す
る部品数を極力少なくするため、リフトカー側か
らの操作のみで支持位置と退避位置とに切換え得
るような支持腕を備えたリフタブルカーデツキを
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案のリフタブルカーデツキは、自動車運搬
船のカーデツキであつてリフトカーで昇降させる
ことにより船体に支持する高さ位置を切換えるよ
うにしたリフタブルカーデツキにおいて、上記リ
フタブルカーデツキの相対応する2辺の各側縁部
に複数の支持腕を設け、上記複数の支持腕をその
支持部が側縁外へ突出する支持位置と側縁外へ突
出しない退避位置とに亙つて駆動する駆動手段を
リフタブルカーデツキとリフタブルカーデツキ及
びリフトカーとの何れか一方に設け、上記駆動手
段を操作する操作手段をリフタブルカーデツキの
うちのリフトカー側から操作可能な部位又はリフ
トカーに設けたものである。
(作用) 本考案のリフタブルカーデツキは、以上のよう
に構成されるので、支持腕を支持位置に切換えた
状態で船体側の支持部材に支持させることが出
来、また支持腕を退避位置に切換えた状態で昇降
させることが出来る。
支持腕の位置を切換える駆動手段がリフタブル
カーデツキとリフタブルカーデツキ及びリフトカ
ーとの何れか一方に設けられ、またこの駆動手段
を操作する操作手段がリフタブルカーデツキのう
ちのリフトカー側から操作可能な部位又はリフト
カーに設けられているので、リフトカー側の作業
者が一人で操作手段を操作することにより駆動手
段を介して支持腕の位置を切換えることが出来
る。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例〜第3実施例につい
て図面に基いて説明する。
第1実施例:(第1図〜第3図) 自動車運搬船の船倉内には、第1図に示すよう
に約2mの高さ間隔で多層にカーデツキ1,2が
設けられていて、トラツクやバスなどの大型自動
車も必要に応じて積載し得るように、固定カーデ
ツキ1と固定カーデツキ1との間のカーデツキ2
は一辺が約12〜13mのパネル状のリフタブルカー
デツキ2として一隻当り合計約70枚製作され、こ
れを船体S側の受台3で支持するようになつてい
る。
大型自動車を積載するときには、上記リフタブ
ルカーデツキ2をリフトカー4で上昇させること
によりその上方の固定カーデツキ1の直下の格納
位置に移し、乗用車等を積載するときには仮想線
で示した使用位置に支持するのであるが、上記リ
フトカー4は自走式で、その車台4a上に昇降台
4bを左右1対のX形リンク部材4cにより支持
し、油圧シリンダ4dで昇降台4bを昇降させる
ようになつていて、車台4aの側部には油圧シリ
ンダ4eで下方へ伸長し車台4aを浮上状態に支
持する4本の支持脚4fが設けられている。
ここで、第2図に示すように、上記リフタブル
カーデツキ2のカーデツキ本体2aは主板5の下
面側に多数条の防撓材6や梁材7を溶接してなる
鋼構造物で、その下面側は開放されていてもよ
く、底板で塞さがれていてもよい。
上記カーデツキ本体2aの構造は本実施例のも
のに限らず、既存の各種の構造を適用することが
出来る。
上記リフタブルカーデツキ2を使用位置の受台
3や格納位置の受台3を支持し、また格納位置の
受台3と干渉することなく昇降移動できるように
するため、カーデツキ本体2aの相対応する左右
の側縁部の前部と後部には各々角柱状の支持腕8
が水平の摺動孔9に摺動自在に装着され、その支
持部8aを側縁外へ所定長さ突出させた支持位置
と側縁外へ突出させない退避位置とに進退自在に
構成されている。
上記摺動孔9はカーデツキ本体2aに溶接で結
合された角筒状のガイドブロツク10内に形成さ
れている。
上記支持腕8を進退駆動する駆動手段として、
各支持腕8に連結された複動油圧シリンダ11、
各油圧シリンダ11の各油室からカーデツキ本体
2aの下面の中央の対応する雌型クイツクカツプ
リング12に至る油路13及び各油室に対応する
1対の雌型クイツクカツプリング12、上記1対
の雌型クイツクカツプリング12に対応するよう
に昇降台4bの上面中央に設けられた1対の雄型
のクイツクカツプリング14、上記雄型クイツク
カツプリング14から車台4a上の油圧供給装置
15に至る油路16及び油圧供給装置15が設け
られている。上記油圧供給装置15の操作手段と
してのハンドル15aは油圧シリンダ11への油
圧流路のバルブを切換える為のものである。
上記各油圧シリンダ11は各支持腕8の内方に
同軸状に配置され、そのピストンロツド11aの
先端が支持腕8の内端部にピン結合され、そのシ
リンダ本体はカーデツキ本体2aの枢支板17に
ピン結合される。
尚、上記油圧シリンダ11としてバネ力でピス
トンロツドを進出付勢し、油圧力でピストンロツ
ド11aを退入させるような単動油圧シリンダを
用いることも可能で、この場合1系統の油路を設
ければよい。
また、上記駆動手段は油圧以外にエアで駆動す
る形式のものでもよい。
尚、航行中における船体揺動に対する対策とし
て、例えば第3図に示すような、1対の案内腕1
8の係合部を船体S側に設けた1対の軌条19に
係合させることによりリフタブルカーデツキ2を
前後及び左右方向に移動しないように拘束するこ
とが望ましい。
上記リフタブルカーデツキ2を使用位置から格
納位置へ切換える場合、先ずリフトカー4の昇降
台4bを下降させた状態で、リフトカー4をリフ
タブルカーデツキ2の下側へ移動させてから、そ
の支持脚4fを伸長させて車台4aを浮上させる
と共に昇降台4bを上昇させてリフタブルカーデ
ツキ2を昇降台4bで支持する。この時、上下に
対応する雌雄のクイツクカツプリング12,14
が接続され油路13,16が接続されるので、ハ
ンドル15aを操作することによりバルブを切換
えて流路13,16を介して油圧シリンダ11の
ロツド側の油室へ油圧を供給し、各油圧シリンダ
11のピストンロツド11aを退入させると、各
支持腕8が支持位置から退避位置へ切換えられ
る。
次に、リフトカー4でリフタブルカーデツキ2
を上昇させて格納位置よりも稍上方の位置へ移動
させてから、ハンドル15aを操作することによ
りバルブを切換えて流路13,16を介して油圧
シリンダ11のヘツド側の油室へ油圧を供給する
と、各油圧シリンダ11のピストンロツド11a
の伸長により支持腕8が突出して支持位置に切換
えられ、この状態でリフトカー4の昇降台4bを
下降させるとリフタブルカーデツキ2はその4本
の支持腕8を介して船体S側の受台3に支持され
ると共に、雄雌のクイツクカツプリング12,1
4は自動的に分離される。
上記リフタブルカーデツキ2を格納位置から使
用位置へ移す場合にも上記と同様である。
尚、上記複動油圧シリンダ11内にピストンロ
ツド11aを進出付勢する圧縮バネを設けておく
ことも考えられる。
第2実施例:(第4図〜第8図) このリフタブルカーデツキ2の駆動手段及び操
作手段以外の構造は上記第1実施例のものと同様
であるから同一符号で図示して説明を省略し、駆
動手段及び操作手段について説明する。
上記駆動手段として、各支持腕8の内端からロ
ツド20が同軸状に連出され、ロツド20の内端
下面に突設されたバネ受具21とカーデツキ本体
2aの側壁の内側に設けられたバネ受具22との
間に引張りバネ23が張架され、この引張りバネ
23で支持腕8が外方へ即ち支持位置側へ弾性付
勢されている。
更に、各支持腕8を退避位置側へ駆動するため
上記各ロツド20の内端部にワイヤ24が連結さ
れ、この各ワイヤ24は各シーブ25を介してカ
ーデツキ本体2aの中央部のワイヤ巻き取り装置
26に連結され巻き取り可能になつている。
上記ワイヤ巻き取り装置26は、カーデツキ本
体2aの中央部に支持ブロツク27を介して鉛直
に支持されたハンドル軸28の中段に設けられた
ドラム30とからなり、このドラム30に4本の
ワイヤ24が巻き取り可能になつている。
上記ハンドル軸28の下端には操作手段として
のハンドル29が固着され、ハンドル29はカー
デツキ本体2aの中央部の下端部に露出状に配設
されている。
第7図に示すように、上記支持ブロツク27内
においてハンドル軸28の上端のスプライン31
はスプライン孔32に嵌脱自在で、スプライン3
1は圧縮バネ33で上方へ弾性付勢されている。
上記リフタブルカーデツキ2をリフトカー4の
昇降台4bに支持した状態において上記ハンドル
29の直下に位置する昇降台4bの部分には、ハ
ンドル操作用の開口部34が開けられ、この開口
部34に昇降するための傾斜梯子35が昇降台4
bにヒンジ結合されている。
上記支持腕8を支持位置や退避位置に切換える
場合、リフトカー4の昇降台4bでリフタブルカ
ーデツキ2を支持した状態において、ハンドル2
9を引き下げることによりスプライン31をスプ
ライン穴31の下側の円筒孔36へ移動させてか
らハンドル29を手動で矢印(第4図)方向へ回
動させると、4本のワイヤ24はドラム30に巻
き取られて各支持腕8が引張りバネ23に抗して
退避位置へ切換えられ、そこでハンドル29を上
方へ移動させるとバネ力でスプライン31がスプ
ライン穴32に嵌合し、それ以降ハンドル29か
ら手を離しても、支持腕8は退避位置に保持され
る。
この状態でリフタブルカーデツキ2を昇降させ
てから、格納位置若しくは使用位置の受台3に支
持させる場合には、ハンドル29を引き下げてス
プライン嵌合を外しハンドル29を上記とは反対
方向へ回動させると各引張りバネ23のバネ力で
各支持腕8は支持位置へ進出するので、支持腕8
を介してリフタブルカーデツキ2を受台3に支持
させることが出来る。
尚、上記支持ブロツク27内に、スプライン3
1とスプライン穴32とに代えて、ウオームギヤ
などを用いたギヤ式の係止機構やラチエツト等を
用いた係止機構を組込んでもよい。
また、上記手動式ハンドル29に代えてハンド
ル軸28を電動モータやエアモータで回動駆動す
るようにしてもよい。
また、上記ワイヤ巻き取り装置26に代えて、
油圧シリンダやエアシリンダを用いたワイヤ引張
り機構を設けてもよい。
また、第8図に示すように、各支持腕8を圧縮
バネ37で支持位置側へ弾性付勢してもよい。
第3実施例:(第9図〜第11図) このリフタブルカーデツキ2の駆動手段及び操
作手段以外の構造は前記第1実施例のものと同様
であるから同一符号で図示して説明を省略し、リ
ンク機構と油圧シリンダを用いた駆動手段と、操
作手段について説明する。
第2実施例の支持腕8と同様に、各支持腕8の
内端部にロツド38が同軸状に固着され、各ロツ
ド38のバネ受具39とカーデツキ本体2aとの
間に引張りバネ40が張架され、各支持腕8は支
持位置側へ弾性付勢されている。
各支持腕8を駆動するためのリンク機構は、各
支持腕8に対応するリンクアーム41とリンクロ
ツド42とV形リンク板43及び共通のセンター
ロツド44とからなり、各リンクアーム41の中
央部はカーデツキ本体2aにピン結合され、各V
形リンク板43の枢支部もカーデツキ本体2aに
ピン結合されている。
そして、各リンクアーム41の一端がロツド3
8の内端部に、また他端がリンクロツド42の一
端にピン結合され、各リンクロツド42の他端が
V形リンク板43の一方の端部にピン結合されて
いる。
カーデツキ本体2aの前部に位置する左右の各
支持腕8に対応するV形リンク板43の他方の端
部がセンターロツド44の前端にピン結合される
と共に、カーデツキ本体2aの後部に位置する左
右の各支持腕8に対応するV形リンク板43の他
方の端部がセンターロツド44の後端にピン結合
され、センターロツド44を後方へ移動させる
と、第9図に矢印で図示のように各V形リンク板
43と各リンクロツド42を介して各リンクアー
ム41が揺動して各支持腕8が退避位置側へ駆動
され、この後方移動の力を解除するとバネ40の
力で各支持腕8が支持位置側へ駆動されるように
なつている。
上記センターロツド44を後方へ駆動するた
め、リフトカー4の昇降台4bの中央部にはバネ
復帰型単動油圧シリンダ45がピンを介して揺動
自在に装着され、引張りバネ46とストツパ47
とで後方へ上向いた所定の傾斜角となるように装
着され、昇降台4b上にリフタブルカーデツキ2
を載せた状態において上記油圧シリンダ45のピ
ストンロツドの先端金具48がセンターロツド4
4の下面側の受金具49に接当し、ピストンロツ
ドを伸長させるとセンターロツド44が後方へ押
動されるようになつている。上記油圧シリンダ4
5に油圧を供給する油圧供給装置50が車台4a
の前端部の一側に設けられ、この油圧供給装置5
0は油路51により油圧シリンダ45に接続され
ている。
上記油圧供給装置50には、油圧シリンダ45
への油圧流路を切換えるバルブが組込まれている
とともに、このバルブを切換操作するハンドル5
0a(これが、操作手段に相当する)が設けられ
ている。
尚、上記昇降台4bに立向きに油圧シリンダを
固定すると共に揺動アームをピン結合し、上記油
圧シリンダで揺動アームを介して受金具49を押
動することも出来る。
上記リフタブルカーデツキ2を昇降する場合、
リフタブルカーデツキ2をリフトカー4の昇降台
4bに支持すると、油圧シリンダ45のピストン
ロツドの先端金具48が受金具49に接当し、ピ
ストンロツドを伸長させるとセンターロツド44
が後方へ移動し、リンク機構を介して各支持腕8
がバネ力に抗して退避位置へ退入するので、この
状態でリフタブルカーデツキ2を昇降させてか
ら、油圧シリンダ45のピストンロツドを退入さ
せるとバネ40の力で各支持腕8が支持位置へ進
出し、この支持腕8でリフタブルカーデツキ2を
船体S側の受台3へ支持できるようになる。
このようにして、リフトカー4により各リフタ
ブルカーデツキ2を格納位置から使用位置へ或い
は使用位置から格納位置へ切換えることができ
る。
尚、油圧シリンダ45用の油圧切換バルブとし
てソレノイド弁を用いて運転席で操作し得るよう
にすることが望ましい。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したようにリフトカーで昇
降するようにしたリフタブルカーデツキの相対応
する2辺の各側縁部に複数の支持腕を設け、これ
ら支持腕をその支持部が側縁外へ突出する支持位
置と突出しない退避位置とに亙つて駆動する駆動
手段をリフタブルカーデツキとリフタブルカーデ
ツキ及びリフトカーとの何れか一方に設け、この
駆動手段を操作する操作手段をリフタブルカーデ
ツキのうちのリフトカー側から操作可能な部位又
はリフトカーに設けたので、船体側には受台等の
最小限の部材を固定的に設けるだけで済むことか
ら、船体側へ取付ける部品が極端に少なくなり、
その設計コスト及び比較的多額となる船体への取
付けコストを大幅に低減することが可能となる。
もつとも、リフタブルカーデツキ側に支持腕及
び駆動手段の一部又は全部を設ける必要がある
が、共通の部品をリフタブルカーデツキへ能率よ
く取付けることが出来ることから、その設計・製
作の合計コストは部品数の割には低額で済む。
しかも、リフタブルカーデツキを昇降する際に
は、リフトカーの運転手段がリフトカー側から操
作手段を操作することにより駆動手段を介して支
持腕を操作し得るので、多数の作業者による共同
作業を省くことができることから、操作員の数を
減らし人件費を低減出来る。
【図面の簡単な説明】
図面のうち第1図〜第3図は第1実施例、第4
図〜第8図は第2実施例、第9図〜第11図は第
3実施例を示すもので、第1図はリフトカーで昇
降されるリフタブルカーデツキと船体の一部の横
断正面図、第2図はリフタブルカーデツキと船体
の一部の横断平面図、第3図は同横断平面部分
図、第4図はリフタブルカーデツキと船体の一部
の横断平面図、第5図は同横断正面図、第6図は
リフトカーで昇降されるリフタブルカーデツキと
船体の一部の横断正面図、第7図はワイヤ巻き取
り装置の拡大横断正面図、第8図は第5図相当部
分図、第9図はリフタブルカーデツキと船体の一
部の横断平面図、第10図は第9図X−X線断面
図、第11図はリフトカーに支持したリフタブル
カーデツキの縦断側面図、第12図は従来技術を
示す第1図相当図、第13図は従来技術の支持金
具の側面図、第14図は第13図の−線
断面図である。 2……リフタブルカーデツキ、2a……カーデ
ツキ本体、4……リフトカー、4a……車台、4
b……昇降台、8……支持腕、8a……支持部、
11……油圧シリンダ、12……雌型クイツクカ
ツプリング、13……油路、14……雄型クイツ
クカツプリング、15……油圧供給装置、15a
……ハンドル、16……油路、20……ロツド、
21,22……バネ受具、23……引張りバネ、
24……ワイヤ、25……シーブ、26……ワイ
ヤ巻き取り装置、29……ハンドル、37……圧
縮バネ、38……ロツド、39……バネ受具、4
0……引張りバネ、41……リンクアーム、42
……リンクロツド、43……V形リンク板、44
……センターロツド、45……油圧シリンダ、4
6……引張りバネ、47……ストツパ、48……
先端金具、49……受金具、50……油圧供給装
置、50a……ハンドル、51……油路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車運搬船のカーデツキであつてリフトカー
    で昇降させることにより船体に支持する高さ位置
    を切換えるようにしたリフタブルカーデツキにお
    いて、 上記リフタブルカーデツキの相対応する2辺の
    各側縁部に複数の支持腕を設け、上記複数の支持
    腕をその支持部が側縁外へ突出する支持位置と側
    縁外へ突出しない退避位置とに亙つて駆動する駆
    動手段をリフタブルカーデツキとリフタブルカー
    デツキ及びリフトカーとの何れか一方に設け、 上記駆動手段を操作する操作手段をリフタブル
    カーデツキのうちのリフトカー側から操作可能な
    部位又はリフトカーに設けたことを特徴とするリ
    フタブルカーデツキ。
JP12236384U 1984-08-08 1984-08-08 リフタブルカ−デツキ Granted JPS6136493U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12236384U JPS6136493U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 リフタブルカ−デツキ

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JP12236384U JPS6136493U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 リフタブルカ−デツキ

Publications (2)

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JPS6136493U JPS6136493U (ja) 1986-03-06
JPH0222398Y2 true JPH0222398Y2 (ja) 1990-06-15

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ID=30681117

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JPH0441034Y2 (ja) * 1986-04-23 1992-09-25
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