JPH0211437Y2 - - Google Patents

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JPH0211437Y2
JPH0211437Y2 JP1983204113U JP20411383U JPH0211437Y2 JP H0211437 Y2 JPH0211437 Y2 JP H0211437Y2 JP 1983204113 U JP1983204113 U JP 1983204113U JP 20411383 U JP20411383 U JP 20411383U JP H0211437 Y2 JPH0211437 Y2 JP H0211437Y2
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mast
carriage
cylinder
inner mast
lift
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JP1983204113U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はフオークリフト、とりわけ一連2段フ
ルフリーマスト構造のフオークリフトの荷役装置
に関する。
従来技術 一連二段フルフリーマスト構造のフオークリフ
トは周知のように、所要の高さ範囲ではインナマ
ストの昇降を伴わずにキヤリツジのみを昇降でき
るようにしたものである。このようなフルフリー
マスト構造のフオークリフトとしては例えば特開
昭55−151498号公報に示すように、両側アウタマ
ストに固定した一対のリフトシリンダのロツド端
に連結バーを跨設する一方、インナマストのアツ
パビームに前記連結バーのガイドロツドを垂設し
て、前記連結バーがインナマストのアツパービー
ムに衝接するまでのストローク範囲ではキヤリツ
ジのみを昇降させ、連結バーとアツパビームとの
衝接以後のリフトシリンダストロークによつてイ
ンナマストをアウタマストに対して昇降させると
共に、キヤリツジをインナマストに対して昇降さ
せるようにしたものが知られている。
ところが、かかる従来の荷役装置では左右マス
ト間の上側部に連結バーおよびガイドロツドが存
在して、オペレータの前方視界を阻害して安全性
を損なつてしまう不具合がある。また、フルフリ
ー荷役作業時にオペレータが荷物の積込み状態の
確認の為、手を連結バーに掛けたままリフトシリ
ンダを作動して、手を連結バーとインナマストの
アツパビームとの間に挾んでしまう危険性もあつ
た。
そこで、本出願人は先きに実開昭58−83399号
により、前述の連結バーおよびガイドロツドを廃
止してフルフリー機能できるようにした荷役装置
を提案している。
これは、リフトシリンダのロツドをインナマス
トの上端部に固定すると共に、シリンダチユーブ
をアウタマストに摺動自在に支持し、該アウタマ
ストの下端部にはシリンダボトム受座を配して、
シリンダボトムが前記受座に衝接するまでのスト
ローク範囲ではキヤリツジのみを昇降させるよう
にしたものである。従つて、この荷役装置によれ
ば前述のストローク範囲でフルフリー機能し、シ
リンダボトムが受座に衝接した以後のリフトシリ
ンダの作動ストロークで、インナマスト、キヤリ
ツジをそれぞれアウタマスト、インナマストに対
して昇降させることができ、しかも、左右マスト
間の上側部の前方視界を拡大できるため荷役作業
時の安全確認を十分に行えて、安全性を一段と高
められるのである。
考案の目的 本考案はこの先願の実開昭58−83399号の技術
を更に一歩進めて、フルフリー荷役作動時と、通
常の荷役作動時とにおける昇降速度に変化をきた
すことなく、リフトシリンダの最大リフトストロ
ーク時のインナマストおよびキヤリツジの作動ス
トロークを拡大できて、荷役作業能力を向上する
ことができるフオークリフトの荷役装置を提供す
ることを目的とするものである。
考案の構成 前記目的を達成するため、本考案にあつてはリ
フトシリンダのロツドをインナマストの上端部に
固定すると共に、アウタマストに上下方向に複数
個のホルダを固定して、シリンダチユーブをこれ
らホルダを介してアウタマストに摺動自在に支持
し、かつ、アウタマストの下端部にシリンダチユ
ーブの下降限を規制するシリンダボトム受座を設
定する一方、インナマストの上端部と該インナマ
ストに昇降自在に配設したキヤリツジの上端部と
に、相互に係合してキヤリツジの上昇限を規制す
るストツパを設け、更に、第1チエーンホイール
をインナマストの上端部に、および第2チエーン
ホイールを第1チエーンホイールよりも低い位置
でシリンダチユーブ上端部に配設し、一端をキヤ
リツジに繋留したチエーンを前記第1チエーンホ
イールから第2チエーンホイールに掛架して、そ
の他端をアウタマスト上端部に繋留してある。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1,2図において、1は図外の車体に支持さ
れたアウタマスト、2は該アウタマスト1に昇降
自在に配置されたインナマストで、これらアウタ
マスト1、インナマスト2は上下端部にアツパビ
ーム3,5とロアビーム4,6とを備えている。
インナマスト2のロアビーム6は、アウタマスト
1のロアビーム4よりも上方にオフセツトして配
設され、アウタマスト1のロアビーム4には、イ
ンナマスト2のロアビーム6の下面に衝接して、
該インナマスト2の下降限を規制する一対のスト
ツパ7をボルト7a固定してある。8はキヤリツ
ジローラ8aを介してインナマスト2に昇降自在
に配設したキヤリツジで、アタツチメントとして
フオーク9を装着してある。10はリフトシリン
ダで、ロツド11端をインナマスト2の上端部、
例えばアツパビーム5にボルト11a固定してあ
ると共に、シリンダチユーブ12をアウタマスト
1の背面にボルト13a固定した上下一対のホル
ダ13に図外のベアリングを介して摺動自在に支
持してある。また、アウタマスト1の下端部、例
えばロアビーム4には、シリンダチユーブ12の
下降限を規制するシリンダボトム受座14を形成
してある。このシリンダボトム受座14は場合に
よつて図外の車体前部に突設するようにしてもよ
い。15,16はリフトチエーン17を掛架する
第1チエーンホイール、第2チエーンホイールを
示し、第1チエーンホイール15は本実施例では
インナマスト2のアツパビーム5の側部下面に垂
設したブラケツト15aに軸支してある。また、
第2チエーンホイール16は第1チエーンホイー
ル15よりも低い位置でシリンダチユーブ12の
上端部に固設したブラケツト16aに軸支してあ
る。リフトチエーン17は、その一端をキヤリツ
ジ8の上側背部に設けたチエーンアンカ18に繋
留し、前記第1チエーンホイール15から第2チ
エーンホイール16に側面S字状に掛架して、他
端をアウタマスト1上端部、例えばアツパビーム
3下面に突設したブラケツト3aに設けたチエー
ンアンカ19に繋留してある。10bはリフトシ
リンダ10の上部ポート、10cは同下部ポー
ト、10dは同油圧配管、20,21はインナマ
スト2上端部側面およびキヤリツジ8の上端部側
面に突設されてインナマスト2に対するキヤリツ
ジ8の上昇限を規制するストツパを示す。
次に以上の実施例装置の作動態様を第3図によ
り詳述する。
なお、第3図中10aはリフトシリンダ10の
ピストン、Wはフロントホイールを示している。
同図Aはインナマスト2のロアビーム6が、アウ
タマスト1のロアビーム4に配設したストツパ7
に衝接して、インナマスト2が下降限位置にある
状態を示し、このインナマスト下降限位置ではリ
フトシリンダ10は最縮小し、シリンダチユーブ
12と受座14との間にシリンダチユーブ12の
所定の作動ストロークl1が確保される。このイン
ナマスト下降限位置からリフトシリンダ10をリ
フト作動させると、シリンダチユーブ12がホル
ダ13を摺動して下方に伸張し、キヤリツジ8を
インナマスト2に沿つて上昇させる。シリンダチ
ユーブ12の下端が受座14に衝接するまでの作
動ストロークS1では、リフトシリンダ10の作動
に対してインナマスト2の昇降を伴わずにキヤリ
ツジ8のみが昇降し、所謂フルフリーリフト機能
し、キヤリツジ8はシリンダチユーブ12の作動
ストロークS1の2倍に相当する高さh1まで上昇さ
れる。
同図Bに示すようにシリンダチユーブ12の下
端が受座14に衝接した状態から更にリフトシリ
ンダ10をリフト作動すると、シリンダチユーブ
12に対してロツド11が伸張し、インナマスト
2をアウタマスト1に沿つて上昇させると共に、
キヤリツジ8をインナマスト2に沿つて上昇させ
る。キヤリツジ8のインナマスト2に対する上昇
は、同図Cに示すようにストツパ20,21相互
の衝接によつて規制される。この時のキヤリツジ
8の上昇高さh2はリフトシリンダ10の作動スト
ロークS2の2倍に相当する。
次に、このようにキヤリツジ8のインナマスト
2に対する上昇が規制された状態から、リフトシ
リンダ10を最大リフトストロークS3にまで作動
させると、ロツド11とシリンダチユーブ12と
の相対伸張により、第2チエーンホイール16を
中心としてチエーンアンカ19側からリフトチエ
ーン17の送り込みが行われ、シリンダチユーブ
12がリフトシリンダ10の作動ストロークに比
例して受座14より上昇しつつインナマスト2を
キヤリツジ8と一体に上昇させる。この結果、第
3図Dに示すリフトシリンダ10の最大リフトス
トローク時には、キヤリツジ8は同図Cに示す高
さh2から、リフトシリンダ10の増ストローク△
Sにシリンダチユーブ12の上昇ストロークl2
加えたストローク、即ち、リフトシリンダ10の
増ストローク△Sの2倍に相当するストロークで
最大高さh3にまで上昇される。フルフリー荷役作
動時にも、ロツド11の伸張速度の2倍の速度
で、キヤリツジ8が上昇するので、フルフリー荷
役作動時とフルフリー荷役作動終了後の通常の荷
役作動時との間に、キヤリツジ8の上昇速度が変
わるということがない。リフトシリンダ10の縮
小作動時には前述の作動が逆行し、第3図A,B
に示すリフトシリンダ10の作動ストロークS1
フルフリー機能する。
考案の効果 以上のように本考案によれば、リフトシリンダ
上端の連結バーおよび該連結バーのガイドロツド
を廃止してフルフリー機能できるため、オペレー
タの前方視界を拡大して荷役作業の安全性を高め
られる。また、この前方視界の拡大に関しては、
前述のように連結バーおよびガイドロツドを廃止
してある点に止どまらず、下側部においても左右
リフトシリンダ間に跨る部材がなく、かつ、第2
チエーンホイールを第1チエーンホイールよりも
低い位置でシリンダチユーブ上端部に配設してリ
フトチエーン長を可及的に短くし、リフトチエー
ンがオペレータ前方に幾重にも存在することがな
いようにしてあるため、より一層前方視界を拡大
することができる。しかも、このように下側部に
左右リフトシリンダ間に跨る部材がないため、車
体前側部のデフアレンシヤルギヤケースとの干渉
問題を解消できて、荷役装置のオーバーハング量
を極力小さくすることができて、荷役能力の向上
と小廻り回転半径を小さくして荷役作業性の向上
を図ることができる。更に、リフトシリンダはシ
リンダチユーブをアウタマストに上下方向に配設
した複数個のホルダに摺動自在に支持してあるた
め、シリンダ伸張時のロツド上端からシリンダチ
ユーブの上側支持点までのスパンを短くできて、
ロツドとシリンダチユーブとの連接部の座屈強度
を高められる利点がある。一方、キヤリツジのリ
フト作動時には、インナマスト、キヤリツジの各
上端部に設けたストツパの相互係合によりインナ
マストに対するキヤリツジの上昇が規制された位
置からリフトシリンダを最大リフトストローク作
動した場合に、キヤリツジをリフトシリンダの増
ストロークの2倍相当に上昇させることができる
上、フルフリー荷役作動時と通常の荷役作動時と
の間で、キヤリツジの昇降速度に変化を来すこと
がないので荷役能力を一段と向上することができ
るという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す背面図、
第2図は同側面図、第3図A,B,C,Dは同実
施例装置の作動説明図である。 1……アウタマスト、2……インナマスト、3
……アウタマストのアツパビーム、4……アウタ
マストのロアビーム、5……インナマストのアツ
パビーム、6……インナマストのロアビーム、8
……キヤリツジ、10……リフトシリンダ、11
……ロツド、12……シリンダチユーブ、13…
…ホルダ、14……シリンダボトム受座、15…
…第1チエーンホイール、16……第2チエーン
ホイール、17……リフトチエーン、20,21
……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフトシリンダのロツドをインナマストの上端
    部に固定すると共に、アウタマストに上下方向に
    複数個のホルダを固定してシリンダチユーブをこ
    れらホルダを介してアウタマストに摺動自在に支
    持し、かつ、アウタマストの下端部にシリンダチ
    ユーブの下降限を規制するシリンダボトム受座を
    設定する一方、インナマストの上端部と該インナ
    マストに昇降自在に配設したキヤリツジの上端部
    とに、相互に係合してキヤリツジの上昇限を規制
    するストツパを設け、更に、第1チエーンホイー
    ルをインナマストの上端部に、および第2チエー
    ンホイールを第1チエーンホイールよりも低い位
    置でシリンダチユーブ上端部に配設し、一端をキ
    ヤリツジに繋留したリフトチエーンを前記第1チ
    エーンホイールから第2チエーンホイールに掛架
    して、その他端をアウタマスト上端部に繋留して
    なるフオークリフトの荷役装置。
JP20411383U 1983-12-27 1983-12-27 フオ−クリフトの荷役装置 Granted JPS60110394U (ja)

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JPS60110394U JPS60110394U (ja) 1985-07-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54159960A (en) * 1978-06-07 1979-12-18 Sumitomo Eeru Kk Mast device of fork lift truck

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