JPH09220119A - 固形塗布料容器 - Google Patents
固形塗布料容器Info
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- JPH09220119A JPH09220119A JP3174296A JP3174296A JPH09220119A JP H09220119 A JPH09220119 A JP H09220119A JP 3174296 A JP3174296 A JP 3174296A JP 3174296 A JP3174296 A JP 3174296A JP H09220119 A JPH09220119 A JP H09220119A
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- solid coating
- solid
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/16—Arrangements for supplying liquids or other fluent material
- B05B5/1691—Apparatus to be carried on or by a person or with a container fixed to the discharge device
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D40/00—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
- A45D40/20—Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
- A45D2040/204—Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use the cosmetic being in a cartridge
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A45D40/205—Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
- A45D2040/207—Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by an axial action, e.g. by pushing
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- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固形塗布料容器において、落下時などにおけ
る固形塗布料の破損を防止して固形塗布料の破損強度の
選択範囲を広げ、塗布性や使用勝手を優先させた固形塗
布料の選択が行えるようにする。 【解決手段】 固形化粧料芯2を繰り出す固形化粧料容
器において、カートリッジ4内に設けられかつ化粧料芯
2を案内するガイド筒34の内周面に植毛部Aを設け
る。
る固形塗布料の破損を防止して固形塗布料の破損強度の
選択範囲を広げ、塗布性や使用勝手を優先させた固形塗
布料の選択が行えるようにする。 【解決手段】 固形化粧料芯2を繰り出す固形化粧料容
器において、カートリッジ4内に設けられかつ化粧料芯
2を案内するガイド筒34の内周面に植毛部Aを設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形塗布料容器に
関し、例えばアイブロー、アイライナー等の固形化粧料
容器や、固形芯を有する筆記具などに関する。
関し、例えばアイブロー、アイライナー等の固形化粧料
容器や、固形芯を有する筆記具などに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アイブロー、アイライナー等
の固形化粧料容器や、固形芯を有する筆記具として、固
形塗布料を繰り出すようにした塗布料容器が知られてい
る。一般にこの種の固形塗布料容器においては、固形塗
布料のがたつきによる固形塗布料の破損を防止するた
め、合成樹脂製または金属製のガイド筒を用いて固形塗
布料の振動を抑えるようにしている。
の固形化粧料容器や、固形芯を有する筆記具として、固
形塗布料を繰り出すようにした塗布料容器が知られてい
る。一般にこの種の固形塗布料容器においては、固形塗
布料のがたつきによる固形塗布料の破損を防止するた
め、合成樹脂製または金属製のガイド筒を用いて固形塗
布料の振動を抑えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記固
形塗布料は、前記ガイド筒の内周面に対して、繰り出し
時には前方に摺動し収納時には後方に摺動するため、ガ
イド筒の内周面との間に僅かな隙間を必要とする。その
ため、固形塗布料の強度は、前記隙間があっても摺動時
や落下時に破損しない程度に強く設定する必要があっ
た。したがって、塗布性から見た場合に脆い固形塗布料
の方が適当なときでも、特に落下時の破損強度を優先せ
ざるを得ず、塗布性や使用勝手に合わせた脆いものを選
択することができなかった。
形塗布料は、前記ガイド筒の内周面に対して、繰り出し
時には前方に摺動し収納時には後方に摺動するため、ガ
イド筒の内周面との間に僅かな隙間を必要とする。その
ため、固形塗布料の強度は、前記隙間があっても摺動時
や落下時に破損しない程度に強く設定する必要があっ
た。したがって、塗布性から見た場合に脆い固形塗布料
の方が適当なときでも、特に落下時の破損強度を優先せ
ざるを得ず、塗布性や使用勝手に合わせた脆いものを選
択することができなかった。
【0004】本発明は、落下時などにおける固形塗布料
の破損を防止して固形塗布料の破損強度の選択範囲を広
げ、塗布性や使用勝手を優先させて固形塗布料を選択で
きる固形塗布料容器を提供することを目的とする。
の破損を防止して固形塗布料の破損強度の選択範囲を広
げ、塗布性や使用勝手を優先させて固形塗布料を選択で
きる固形塗布料容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため次のような構成を有する。すなわち、請求項
1の発明は、固形塗布料を繰り出す固形塗布料容器にお
いて、前記固形塗布料を案内する部分に植毛部を設けた
ことを特徴とする固形塗布料容器である。
成するため次のような構成を有する。すなわち、請求項
1の発明は、固形塗布料を繰り出す固形塗布料容器にお
いて、前記固形塗布料を案内する部分に植毛部を設けた
ことを特徴とする固形塗布料容器である。
【0006】請求項2の発明は、固形塗布料を繰り出す
固形塗布料容器であって、前記固形塗布料を案内する内
周面を持つガイド筒を備えたものにおいて、前記ガイド
筒をその内周面が露出するように分割可能にすると共
に、該ガイド筒の内周面に植毛部を設けたことを特徴と
する固形塗布料容器である。
固形塗布料容器であって、前記固形塗布料を案内する内
周面を持つガイド筒を備えたものにおいて、前記ガイド
筒をその内周面が露出するように分割可能にすると共
に、該ガイド筒の内周面に植毛部を設けたことを特徴と
する固形塗布料容器である。
【0007】請求項3は、前記植毛部が静電植毛により
施されたものであることを特徴とする請求項1または2
記載の固形塗布料容器である。
施されたものであることを特徴とする請求項1または2
記載の固形塗布料容器である。
【0008】本発明によれば、植毛部が固形塗布料を弾
性的に保持するため、植毛部がクッションになって落下
時などに固形塗布料の受ける衝撃力を緩和する。よっ
て、固形塗布料の破損を防止することができるため、固
形塗布料の破損強度の選択範囲を広げ、塗布性や使用勝
手を優先させて固形塗布料を選択することができる。そ
して、繰り出し時(あるいは後退時)に植毛部が固形塗
布料に与える摺動抵抗は非常に少なく、また固形塗布料
の本来の動作を阻害しないよう植毛部を適宜形成するこ
ともできるので、固形塗布料の摺動性が影響されること
もない。
性的に保持するため、植毛部がクッションになって落下
時などに固形塗布料の受ける衝撃力を緩和する。よっ
て、固形塗布料の破損を防止することができるため、固
形塗布料の破損強度の選択範囲を広げ、塗布性や使用勝
手を優先させて固形塗布料を選択することができる。そ
して、繰り出し時(あるいは後退時)に植毛部が固形塗
布料に与える摺動抵抗は非常に少なく、また固形塗布料
の本来の動作を阻害しないよう植毛部を適宜形成するこ
ともできるので、固形塗布料の摺動性が影響されること
もない。
【0009】また、内周面が露出するようにガイド筒を
分割可能とすれば、このガイド筒の内周面に容易にかつ
安価に植毛部を設けることができる。すなわち、完全に
一体となった筒状体の内側、特にその内径に対して長手
方向寸法が長い筒状体の内側に、植毛部を設けることは
困難であるが、本発明によれば、分割された分割部品の
露出した内面に植毛を施すことができるので、露出した
内面の所定箇所に予め植毛を行った後に各分割部品を組
み上げることにより、ガイド筒の内周面に必要な植毛部
を容易にかつ安価に設けることができる。
分割可能とすれば、このガイド筒の内周面に容易にかつ
安価に植毛部を設けることができる。すなわち、完全に
一体となった筒状体の内側、特にその内径に対して長手
方向寸法が長い筒状体の内側に、植毛部を設けることは
困難であるが、本発明によれば、分割された分割部品の
露出した内面に植毛を施すことができるので、露出した
内面の所定箇所に予め植毛を行った後に各分割部品を組
み上げることにより、ガイド筒の内周面に必要な植毛部
を容易にかつ安価に設けることができる。
【0010】なお、本発明に係る植毛部は、起立した多
数の繊維片からなり、各繊維片は、長さ0.3〜3(m
m)、繊度1.5〜10d(デニール)のものが望まし
い。
数の繊維片からなり、各繊維片は、長さ0.3〜3(m
m)、繊度1.5〜10d(デニール)のものが望まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施実施形態の固形化粧料容器
8は、図1に示すように、固形の化粧料芯(固形塗布料
の一例)2を着脱自在に保持するカートリッジ4と、カ
ートリッジ4が装着される容器本体6とを備える。な
お、化粧料芯2は、口紅、アイシャドウ、アイライナ
ー、アイブロー(眉墨)等である。
8は、図1に示すように、固形の化粧料芯(固形塗布料
の一例)2を着脱自在に保持するカートリッジ4と、カ
ートリッジ4が装着される容器本体6とを備える。な
お、化粧料芯2は、口紅、アイシャドウ、アイライナ
ー、アイブロー(眉墨)等である。
【0012】カートリッジ4は、図2に示すように、略
筒状のカートリッジ本体10と、前部で化粧料芯2を着
脱自在に保持してカートリッジ本体10内に配設される
と共に、カートリッジ本体10に対して回転するときは
ネジ運動により前後いずれかの方向に移動可能なホルダ
ー12と、カートリッジ本体10の後端に嵌入されたホ
ルダー用抜け止め26とから主に構成される。また、ホ
ルダー12の外周には、ホルダー用抜け止め26の前端
面で前後方向の移動が規制されたガイド筒34が嵌着さ
れる。
筒状のカートリッジ本体10と、前部で化粧料芯2を着
脱自在に保持してカートリッジ本体10内に配設される
と共に、カートリッジ本体10に対して回転するときは
ネジ運動により前後いずれかの方向に移動可能なホルダ
ー12と、カートリッジ本体10の後端に嵌入されたホ
ルダー用抜け止め26とから主に構成される。また、ホ
ルダー12の外周には、ホルダー用抜け止め26の前端
面で前後方向の移動が規制されたガイド筒34が嵌着さ
れる。
【0013】カートリッジ本体10の内壁には、螺旋状
溝10aがカートリッジ中心軸周りに形成される。一
方、ホルダー12の前後方向略中央部には、この螺旋状
溝10aに螺合する螺子突起12aが突設されており、
ホルダー12がカートリッジ本体10に対して相対的に
回転すると、螺子突起12aが螺旋状溝10aを移動
し、これによりホルダー12および化粧料芯2がカート
リッジ本体10内を前後いずれかの方向に移動する。ま
た、ホルダー12の後部には、後述する回転棒24の前
部が挿入される横断面多角形の中空部12bが形成され
る。
溝10aがカートリッジ中心軸周りに形成される。一
方、ホルダー12の前後方向略中央部には、この螺旋状
溝10aに螺合する螺子突起12aが突設されており、
ホルダー12がカートリッジ本体10に対して相対的に
回転すると、螺子突起12aが螺旋状溝10aを移動
し、これによりホルダー12および化粧料芯2がカート
リッジ本体10内を前後いずれかの方向に移動する。ま
た、ホルダー12の後部には、後述する回転棒24の前
部が挿入される横断面多角形の中空部12bが形成され
る。
【0014】ガイド筒34には、図2および図3に示す
ように、長手方向に沿ってスリット34aが設けれてお
り、ホルダー12の螺子突起12aは、このスリット3
4aから臨出した状態で螺旋状溝10aに嵌まってい
る。したがって、このガイド筒34は、ネジ運動時ある
いは化粧料芯2の収容時に、化粧料芯2を螺旋状溝10
aから保護すると共にネジ運動時にはホルダー12およ
び化粧料芯2の前後運動を円滑に案内する。
ように、長手方向に沿ってスリット34aが設けれてお
り、ホルダー12の螺子突起12aは、このスリット3
4aから臨出した状態で螺旋状溝10aに嵌まってい
る。したがって、このガイド筒34は、ネジ運動時ある
いは化粧料芯2の収容時に、化粧料芯2を螺旋状溝10
aから保護すると共にネジ運動時にはホルダー12およ
び化粧料芯2の前後運動を円滑に案内する。
【0015】容器本体6は、図2に示すように、カート
リッジ本体10を回転自在に保持する外筒14と、外筒
14内に嵌入された内筒28と、ノック操作時に外筒1
4内を前後方向に移動するノック棒16と、ノック棒1
6の後端に嵌合して使用者にノック操作されるノックキ
ャップ30と、ノックキャップ30およびノック棒16
を後方に付勢するノックスプリング18と、非ノック操
作状態では回転が拘束される一方、ノック操作時にはノ
ック棒16と共に前方に移動しつつ、ノック棒16の駆
動力を回転力に変換するカム機構19により所定角度で
回転する回転子20と、回転子20を後方に付勢する駆
動スプリング22と、前後方向の移動が拘束された状態
で外筒14内に配設され、かつ、回転子20の回転力を
ホルダー12に伝達するための回転棒24と、外筒14
内に組み込まれて回転棒24の前後方向の移動を拘束す
るストッパ32とを備える。
リッジ本体10を回転自在に保持する外筒14と、外筒
14内に嵌入された内筒28と、ノック操作時に外筒1
4内を前後方向に移動するノック棒16と、ノック棒1
6の後端に嵌合して使用者にノック操作されるノックキ
ャップ30と、ノックキャップ30およびノック棒16
を後方に付勢するノックスプリング18と、非ノック操
作状態では回転が拘束される一方、ノック操作時にはノ
ック棒16と共に前方に移動しつつ、ノック棒16の駆
動力を回転力に変換するカム機構19により所定角度で
回転する回転子20と、回転子20を後方に付勢する駆
動スプリング22と、前後方向の移動が拘束された状態
で外筒14内に配設され、かつ、回転子20の回転力を
ホルダー12に伝達するための回転棒24と、外筒14
内に組み込まれて回転棒24の前後方向の移動を拘束す
るストッパ32とを備える。
【0016】次に本実施形態の固形化粧料容器8の動作
を説明しておく。まずノック操作による化粧料芯2の繰
り出し動作を説明する。使用者が容器8を持って尾端の
ノックキャップ30を前方にノックすると、ノック棒1
6も前方に移動する。ノック棒16は、前進すると同時
に前記カム機構19により回転子20を所定角度だけ回
転させる。そして、使用者がノックキャップ30を解放
すると、ノック棒16および回転子20それぞれは、ノ
ックスプリング18および駆動スプリング22によって
後方に移動し、非ノック操作状態の位置に復帰する。
を説明しておく。まずノック操作による化粧料芯2の繰
り出し動作を説明する。使用者が容器8を持って尾端の
ノックキャップ30を前方にノックすると、ノック棒1
6も前方に移動する。ノック棒16は、前進すると同時
に前記カム機構19により回転子20を所定角度だけ回
転させる。そして、使用者がノックキャップ30を解放
すると、ノック棒16および回転子20それぞれは、ノ
ックスプリング18および駆動スプリング22によって
後方に移動し、非ノック操作状態の位置に復帰する。
【0017】このように回転子20は、前記カム機構1
9により、一回のノック操作で所定角度だけ回転する。
この回転子20の回転力は、回転棒24を介してホルダ
ー12に伝達される。これによりホルダー12が回転す
ると、ホルダー12の突起12aが螺旋状溝10a内を
移動していくため、ホルダー12および化粧料芯2は、
ガイド筒34の内周面に案内された状態で、ネジ運動に
より回転棒24上を摺動しながら所定量だけ前進するこ
とになる。
9により、一回のノック操作で所定角度だけ回転する。
この回転子20の回転力は、回転棒24を介してホルダ
ー12に伝達される。これによりホルダー12が回転す
ると、ホルダー12の突起12aが螺旋状溝10a内を
移動していくため、ホルダー12および化粧料芯2は、
ガイド筒34の内周面に案内された状態で、ネジ運動に
より回転棒24上を摺動しながら所定量だけ前進するこ
とになる。
【0018】また、この化粧料容器8においては、ノッ
ク操作を行わないで化粧料芯2を出し入れすることもで
きる。すなわち、非ノック操作状態では、回転子20の
回転運動が拘束されていると共に、ホルダー12および
回転子20が回転棒24に対して回転方向には係合して
おり、そのため、カートリッジ本体10を外筒14に対
して所定の方向に回転させれば、前記ネジ運動の作用に
よりホルダー12および化粧料芯2を前後いずれかの方
向に移動させることができる。
ク操作を行わないで化粧料芯2を出し入れすることもで
きる。すなわち、非ノック操作状態では、回転子20の
回転運動が拘束されていると共に、ホルダー12および
回転子20が回転棒24に対して回転方向には係合して
おり、そのため、カートリッジ本体10を外筒14に対
して所定の方向に回転させれば、前記ネジ運動の作用に
よりホルダー12および化粧料芯2を前後いずれかの方
向に移動させることができる。
【0019】そして、本実施形態では、図3に示すよう
に、上記のごとく前後方向に移動可能な化粧料芯2を案
内する前記ガイド筒34の内周面に、植毛部Aを設けて
ある。この植毛部Aは、ガイド筒34の内周面における
少なくとも化粧料芯2が接触する部分に設けられる。植
毛部Aは、起立した多数の繊維片からなり、この繊維片
は、長さ0.3〜3(mm)、繊度1.5〜10d(デ
ニール)のものが望ましい。植毛の方法については、静
電植毛法や、繊維片(パイル)が起立処理されたベルベ
ット等の布を貼る方法など種々の方法が可能である。例
えば静電植毛法を用いる場合は、ガイド筒34の内周面
における化粧料芯2が接触する部分に接着剤を塗布した
後、ガイド筒34および接着剤に電荷を与える一方、前
記繊維片に反対の電荷を与え、この繊維片を接着剤を塗
布した面に飛翔させて起立状態で張り付ける。この状態
で接着剤が乾燥すると、ガイド筒34の内周面には、内
側に向かって起立した多数の繊維片からなる植毛部Aが
形成される。
に、上記のごとく前後方向に移動可能な化粧料芯2を案
内する前記ガイド筒34の内周面に、植毛部Aを設けて
ある。この植毛部Aは、ガイド筒34の内周面における
少なくとも化粧料芯2が接触する部分に設けられる。植
毛部Aは、起立した多数の繊維片からなり、この繊維片
は、長さ0.3〜3(mm)、繊度1.5〜10d(デ
ニール)のものが望ましい。植毛の方法については、静
電植毛法や、繊維片(パイル)が起立処理されたベルベ
ット等の布を貼る方法など種々の方法が可能である。例
えば静電植毛法を用いる場合は、ガイド筒34の内周面
における化粧料芯2が接触する部分に接着剤を塗布した
後、ガイド筒34および接着剤に電荷を与える一方、前
記繊維片に反対の電荷を与え、この繊維片を接着剤を塗
布した面に飛翔させて起立状態で張り付ける。この状態
で接着剤が乾燥すると、ガイド筒34の内周面には、内
側に向かって起立した多数の繊維片からなる植毛部Aが
形成される。
【0020】なお、本発明に適用可能な静電植毛法の公
知例としては、特開平7−243171号公報、特開平
5−329405号、特開平4−284869号、特開
昭61−50662号、特開昭60−255171号、
特開昭60−199639号、特開昭57−18545
6号、特開昭55−64865号、特開昭52−144
472号公報等に記載されたものがある。
知例としては、特開平7−243171号公報、特開平
5−329405号、特開平4−284869号、特開
昭61−50662号、特開昭60−255171号、
特開昭60−199639号、特開昭57−18545
6号、特開昭55−64865号、特開昭52−144
472号公報等に記載されたものがある。
【0021】ガイド筒34の長手方向寸法が内径に比べ
て長い場合は、ガイド筒34をその内周面が露出するよ
うに分割可能とすれば、安価かつ容易に植毛部Aを設け
ることができる。例えば図4に示すように、前記スリッ
ト34aを通る分割面で横方向に二分割できる形状であ
って各分割部品34b,34cの側縁同士が連結部34
dを介して連結した形状にガイド筒34を成形する。こ
の場合、ガイド筒34が開いた状態で、各分割部品34
b,34cそれぞれの露出した内面に静電植毛等で植毛
部Aを設け(図5参照)、その後、合わせ面同士を接合
してガイド筒34を閉じて円筒状に形成する(図6参
照)。このようにすれば、ガイド筒34の内周面に必要
な植毛部Aを容易にかつ安価に設けることができる。
て長い場合は、ガイド筒34をその内周面が露出するよ
うに分割可能とすれば、安価かつ容易に植毛部Aを設け
ることができる。例えば図4に示すように、前記スリッ
ト34aを通る分割面で横方向に二分割できる形状であ
って各分割部品34b,34cの側縁同士が連結部34
dを介して連結した形状にガイド筒34を成形する。こ
の場合、ガイド筒34が開いた状態で、各分割部品34
b,34cそれぞれの露出した内面に静電植毛等で植毛
部Aを設け(図5参照)、その後、合わせ面同士を接合
してガイド筒34を閉じて円筒状に形成する(図6参
照)。このようにすれば、ガイド筒34の内周面に必要
な植毛部Aを容易にかつ安価に設けることができる。
【0022】また、ガイド筒34は、図4に示した横方
向に開くものに限定する必要はなく、例えば図7および
図8に示すようにガイド筒34の一端部を連結部34d
として分割可能にし、前後方向に開閉するものでもよ
い。
向に開くものに限定する必要はなく、例えば図7および
図8に示すようにガイド筒34の一端部を連結部34d
として分割可能にし、前後方向に開閉するものでもよ
い。
【0023】以上のように構成された本実施形態によれ
ば、植毛部Aの繊維片が化粧料芯2を弾性的に保持する
ため、植毛部Aがクッションになって落下時などに化粧
料芯2の受ける衝撃力を緩和する。よって、化粧料芯2
の破損が防止されるため、化粧料芯2の破損強度の選択
範囲を広げて、塗布性や使用勝手を優先させて化粧料芯
2を選択することができる。そして、繰り出し時あるい
は後退時に植毛部Aが化粧料芯2に与える摺動抵抗は非
常に少なく、また化粧料芯2が受ける摺動抵抗が化粧料
芯2の本来の動作を阻害しない程度になるよう植毛部A
を適宜形成することもできるので、化粧料芯2の摺動性
が影響されることもない。
ば、植毛部Aの繊維片が化粧料芯2を弾性的に保持する
ため、植毛部Aがクッションになって落下時などに化粧
料芯2の受ける衝撃力を緩和する。よって、化粧料芯2
の破損が防止されるため、化粧料芯2の破損強度の選択
範囲を広げて、塗布性や使用勝手を優先させて化粧料芯
2を選択することができる。そして、繰り出し時あるい
は後退時に植毛部Aが化粧料芯2に与える摺動抵抗は非
常に少なく、また化粧料芯2が受ける摺動抵抗が化粧料
芯2の本来の動作を阻害しない程度になるよう植毛部A
を適宜形成することもできるので、化粧料芯2の摺動性
が影響されることもない。
【0024】また、前述のように、ガイド筒34をその
内周面が露出するように分割可能なものとすれば、ガイ
ド筒34の内周面に容易にかつ安価に植毛部Aを設ける
ことができる。すなわち、完全に一体となった筒状体の
内側、特にその内径に対して長手方向寸法が長い筒状体
の内側に、植毛部を設けることは困難であるが、図4ま
たは図7に示したように分割された分割部品34b,3
4cの露出した内面に植毛を組立前に施すようにすれ
ば、必要な植毛部Aを有する円筒状のガイド筒34を容
易にかつ安価に得ることができる。
内周面が露出するように分割可能なものとすれば、ガイ
ド筒34の内周面に容易にかつ安価に植毛部Aを設ける
ことができる。すなわち、完全に一体となった筒状体の
内側、特にその内径に対して長手方向寸法が長い筒状体
の内側に、植毛部を設けることは困難であるが、図4ま
たは図7に示したように分割された分割部品34b,3
4cの露出した内面に植毛を組立前に施すようにすれ
ば、必要な植毛部Aを有する円筒状のガイド筒34を容
易にかつ安価に得ることができる。
【0025】なお、本実施形態は、本発明の好適な実施
の態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施形態に限
定されない。本発明に係る植毛部は、ガイド筒34のよ
うな円筒状部品の内周面に限定されず、化粧料芯2の外
周面を案内・保護するあらゆる部品の内周面に植毛可能
である。例えば図9に示すように、ガイド筒34を備え
ないタイプのカートリッジ4におけるカートリッジ本体
10に植毛部Aを設けるようにしてもよい。この場合は
カートリッジ本体10の内壁に植毛部Aを直接設けるこ
とになるが、該内壁の全体に植毛を施す必要はなく、少
なくとも螺旋状溝10a以外の部分(化粧料芯と接する
内壁の最小径の部分)に植毛を施せば効果は十分にあ
る。また、本発明は、化粧料芯を繰り出す固形化粧料容
器だけでなく、固形芯を有する筆記具など、固形塗布料
を繰り出す全ての固形塗布料容器に適用可能であり、も
ちろんカートリッジ式でない繰り出しタイプの容器にも
適用できる。
の態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施形態に限
定されない。本発明に係る植毛部は、ガイド筒34のよ
うな円筒状部品の内周面に限定されず、化粧料芯2の外
周面を案内・保護するあらゆる部品の内周面に植毛可能
である。例えば図9に示すように、ガイド筒34を備え
ないタイプのカートリッジ4におけるカートリッジ本体
10に植毛部Aを設けるようにしてもよい。この場合は
カートリッジ本体10の内壁に植毛部Aを直接設けるこ
とになるが、該内壁の全体に植毛を施す必要はなく、少
なくとも螺旋状溝10a以外の部分(化粧料芯と接する
内壁の最小径の部分)に植毛を施せば効果は十分にあ
る。また、本発明は、化粧料芯を繰り出す固形化粧料容
器だけでなく、固形芯を有する筆記具など、固形塗布料
を繰り出す全ての固形塗布料容器に適用可能であり、も
ちろんカートリッジ式でない繰り出しタイプの容器にも
適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、落
下時などにおける固形塗布料の破損を防止して固形塗布
料の破損強度の選択範囲を広げることができ、よって塗
布性や使用勝手を優先させて固形塗布料を選択すること
ができる。また、繰り出し時(あるいは後退時)に固形
塗布料が受ける摺動抵抗も小さいので、固形塗布料の摺
動性が影響されることもない。さらに、内周面が露出す
るように分割可能なガイド筒を使用すれば、各分割部品
の露出した内面に植毛を施すことができるので、ガイド
筒の内周面に必要な植毛部を容易にかつ安価に設けるこ
ともできる。
下時などにおける固形塗布料の破損を防止して固形塗布
料の破損強度の選択範囲を広げることができ、よって塗
布性や使用勝手を優先させて固形塗布料を選択すること
ができる。また、繰り出し時(あるいは後退時)に固形
塗布料が受ける摺動抵抗も小さいので、固形塗布料の摺
動性が影響されることもない。さらに、内周面が露出す
るように分割可能なガイド筒を使用すれば、各分割部品
の露出した内面に植毛を施すことができるので、ガイド
筒の内周面に必要な植毛部を容易にかつ安価に設けるこ
ともできる。
【図1】本実施形態の固形化粧料容器の縦断面図であ
る。
る。
【図2】本実施形態に係るカートリッジおよび容器本体
の分解縦断面図である。
の分解縦断面図である。
【図3】本実施形態に係るカートリッジの分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】本実施形態に係るガイド筒の変形例を示す図で
あって、ガイド筒を横方向に開いた状態を示す図であ
る。
あって、ガイド筒を横方向に開いた状態を示す図であ
る。
【図5】本実施形態に係るガイド筒の変形例を示す図で
あって、ガイド筒を横方向に開いて植毛した状態を示す
図である。
あって、ガイド筒を横方向に開いて植毛した状態を示す
図である。
【図6】本実施形態に係るガイド筒の変形例を示す図で
あって、植毛したガイド筒を閉じた状態を示す図であ
る。
あって、植毛したガイド筒を閉じた状態を示す図であ
る。
【図7】本実施形態に係るガイド筒の他の変形例を示す
図であって、ガイド筒を前後方向に開いて植毛した状態
を示す図である。
図であって、ガイド筒を前後方向に開いて植毛した状態
を示す図である。
【図8】本実施形態に係るガイド筒の他の変形例を示す
図であって、植毛したガイド筒を閉じた状態を示す図で
ある。
図であって、植毛したガイド筒を閉じた状態を示す図で
ある。
【図9】他の実施形態に係るカートリッジの拡大縦断面
図である。
図である。
2 化粧料芯(固形塗布料の一例) 4 カートリッジ 6 容器本体 8 固形化粧料容器(固形塗布料容器の一例) 10 カートリッジ本体 12 ホルダー 34 ガイド筒 34a スリット 34b 分割部品 34c 分割部品 34d 連結部 A 植毛部
Claims (3)
- 【請求項1】 固形塗布料を繰り出す固形塗布料容器に
おいて、 前記固形塗布料を案内する部分に植毛部を設けたことを
特徴とする固形塗布料容器。 - 【請求項2】 固形塗布料を繰り出す固形塗布料容器で
あって、前記固形塗布料を案内する内周面を持つガイド
筒を備えたものにおいて、 前記ガイド筒をその内周面が露出するように分割可能に
すると共に、該ガイド筒の内周面に植毛部を設けたこと
を特徴とする固形塗布料容器。 - 【請求項3】 前記植毛部は、静電植毛により施された
ものであることを特徴とする請求項1または2記載の固
形塗布料容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174296A JPH09220119A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 固形塗布料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174296A JPH09220119A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 固形塗布料容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09220119A true JPH09220119A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12339492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3174296A Withdrawn JPH09220119A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 固形塗布料容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09220119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020049699A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 株式会社資生堂 | 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP3174296A patent/JPH09220119A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020049699A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 株式会社資生堂 | 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法 |
JPWO2020049699A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2021-08-26 | 株式会社 資生堂 | 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |