JP3202178B2 - 化粧料塗布容器 - Google Patents

化粧料塗布容器

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JP3202178B2
JP3202178B2 JP21686597A JP21686597A JP3202178B2 JP 3202178 B2 JP3202178 B2 JP 3202178B2 JP 21686597 A JP21686597 A JP 21686597A JP 21686597 A JP21686597 A JP 21686597A JP 3202178 B2 JP3202178 B2 JP 3202178B2
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
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    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
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    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • A45D2040/208Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by a rotating action, e.g. effected by a screw

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料塗布容器に
関し、更に詳細には、アイブロー・アイシャドー・マニ
キュア等の化粧料を塗布する塗布具を備えた化粧料塗布
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、外筒内に移動可能に設けられ、
化粧料を充填する中皿が外筒の開口部側にスプリングに
より常に付勢され、外筒の開口部に着脱自在に取り付け
られた蓋体を備え、この蓋体の先端部に設けられた塗布
体を前記中皿内の化粧料に押し当てて、塗布体に付着し
たを化粧料を使用する化粧料塗布容器がある。
【0003】この容器では、上記中皿はスプリングによ
り外筒の開口部側に常に付勢されているので、化粧料の
残量が少なくなっても塗布体に化粧料を付着させること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗布体
に付着した化粧料を使用する場合、蓋体と外筒の装着状
態を解除して塗布体と中皿とを離間する際に、手で把持
された蓋体と外筒のいずれか一方を誤って離してしまう
と、スプリングの付勢力により蓋体又は外筒が飛び出し
て落下する。
【0005】従って、塗布体が汚れたり、中皿に収容さ
れた化粧料が溢れたり、蓋体又は外筒が破損する、とい
う問題が生じていた。本発明は、かかる従来品の課題に
鑑みてなされたものであり、手で把持した蓋体又は外筒
のいずれか一方を誤って離しても、蓋体又は外筒が飛び
出して落下しない化粧料塗布容器を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。
【0007】(1) 本発明は、一端に開口部を有し内
部に化粧料を収容した容器本体と、先端部に化粧料塗布
体を有する塗布具を内側に設けこの塗布具を前記容器本
体の開口部に取り付ける時に前記化粧料塗布体を容器本
体の内部に挿入する蓋体、とを備えた化粧料塗布容器に
おいて、前記容器本体の内壁面又は前記塗布具の外壁面
のいずれか一方に周方向に所定の間隙をおいて一段目の
突起を複数設け、この一段目の突起群に隣接するととも
に一段目の突起間の間隙に対応するように一段目の突起
を設けた容器本体の内壁面又は塗布具の外壁面のいずれ
か一方に周方向に所定の間隙を有した二段目の突起を複
数設け、前記一段目及び二段目の突起は、略く字形状で
あって前記容器本体の開口部側に向いた頂部を有し、こ
の頂部から容器の底部側へ向かう左右突壁が傾斜してお
り、さらに、前記一段目の突起と前記二段目の突起の間
隙を通過する係止突起を容器本体の上記一段目及び二段
目の突起が設けられていない内壁面又は塗布具の外壁面
のいずれか他方に設けたことを特徴とする化粧料塗布容
器である。
【0008】容器本体に蓋体を装着した状態から化粧料
を使用するには、容器本体から蓋体の取り付けを解除し
て蓋体を容器本体から引き出す。この蓋体の引き出しの
際に、容器本体の内壁面又は塗布具の外壁面のいずれか
一方に設けられた一段目の突起又は二段目の突起に、容
器本体の内壁面又は塗布具の外壁面のいずれか他方に設
けられた係止突起が当接して、容器本体と蓋体が係止す
る。
【0009】そして、容器本体に対して蓋体を回転し
て、蓋体と容器本体との係止を解除した後に、蓋体をさ
らに引き出して一段目及び二段目の突起間の間隙に係止
突起が通過して蓋体と容器本体が分離する。そして、化
粧料塗布体に付着した化粧料を使用する。
【0010】化粧料を使用した後に蓋体を容器本体に取
り付けるには、塗布具を容器本体の内部に挿入する。そ
して、係止突起が一段目の突起及び二段目の突起に当接
した後に、一段目の突起及び二段目の突起の突壁に沿っ
て移動する。そして、係止突起が突起の間隙を通過して
塗布具が容器本体の内部にさらに進入し、蓋体が容器本
体の開口部に取り付けられる。
【0011】以下、この発明の構成要素のポイントをさ
らに説明する。
【0012】[容器本体]容器本体はその内部に直接に
化粧料を収容する。容器本体と蓋体との結合は螺合手段
や嵌合手段を使用してもよい。容器本体の形状は、筒状
に形成することが可能であり、その長さは適宜使い勝手
のよい長さ又は化粧料の収容量を考慮した長さとするこ
とができる。また、容器本体は、円筒形、三角形、多角
形等の適宜の断面形状を選択することができる。
【0013】[蓋体]蓋体と容器本体との結合を螺合手
段とする場合、容器本体を雄ネジによって構成するとき
には、蓋体は雌ネジで構成する。蓋体と容器本体との結
合は螺合手段ではなく、嵌合手段を使用してもよい。
【0014】[化粧料塗布体]化粧料塗布体は粉体又は
液状化粧料の保持性能の良い多孔質材料、例えば、フェ
ルト、発泡プラスチック、あるいは心材としてのエラス
トマー樹脂にナイロン繊維を係着したもの、あるいはポ
リエステル繊維を束ねたものなどの適宜な材料を選択し
て実施することができる。また、形状については、先端
に進むにしたがってその直径が漸次小さくなるぺん先あ
るいは筆先形状とすることが好ましい。
【0015】[化粧料]前記化粧料としては、アイライ
ナー、アイシャドウ、口紅、マニキュア、ペディキュア
等の化粧料を例示することができる。また、粉体状、粉
体を固めたもの、液状など種々のものが含まれる。さら
に、予め防腐剤を混ぜておき雑菌の繁殖を防止してもよ
い。
【0016】[一段目の突起]一段目の突起は、略く字
形状であって容器本体の開口部側に向いた頂部を有し、
この頂部から容器の底部側へ向かう左右突壁が傾斜して
いることが好ましい。左右突壁は頂部から容器本体の底
部に進むにしたがって容器本体の側方に拡がるように形
成できる。
【0017】また、一段目の突起は、容器本体と蓋体が
確実に係止できるように複数設けることが好ましい。一
段目の突起は、容器本体の内壁面又は塗布具の外壁面の
いずれか一方に周方向に所定の間隙を有することが好ま
しい。この間隙は全て同一の大きさにしてもよいし、ま
た、異なる大きさにしてもよい。但し係止突起が通過す
ることができるような幅を有することが必要である。
【0018】[二段目の突起]二段目の突起は、一段目
の突起群に隣接するとともに一段目の突起間の間隙に対
応するように、一段目の突起を設けた容器本体の内壁面
又は塗布具の外壁面のいずれか一方に周方向に所定の間
隙を有することが好ましい。
【0019】二段目の突起は、一段目の突起と同様に、
略く字形状であって容器本体の開口部側に向いた頂部を
有し、この頂部から容器の底部側へ向かう左右突壁が傾
斜していることが好ましい。左右突壁は頂部から容器本
体の底部に進むにしたがって容器本体の側方に拡がるよ
うに形成できる。また、二段目の突起は、一段目の突起
と同一の大きさでもよいし、また、異なる大きさでもよ
い。
【0020】周方向の間隙は全て同一の大きさにしても
よいし、また、異なる大きさにしてもよい。但し係止突
起が通過することができるような幅を有することが必要
である。
【0021】二段目の突起は一段目の突起間の間隙に対
応して設けることが好ましい。これは、蓋体を容器本体
から引き出す際に、係止突起が二段目の突起に当接せず
に直接に一段目の突起間の周方向の間隙を通過しないよ
うにして、蓋体を容器本体に係止させるためである。
【0022】[係止突起]係止突起は一段目の突起と二
段目の突起の間隙を通過するものであり、容器本体の内
壁面又は塗布具の外壁面のいずれかに設けることが好ま
しい。
【0023】係止突起は一段目の突起と二段目の突起に
係止することができればその形状は問はない。例えば、
係止突起はダボを例示することができる。また、係止突
起の数は1つでもよいが、蓋体と容器本体の係止を確実
なものにするために、複数個の係止突起を設けることが
好ましい。
【0024】(2) また、本発明は、前記容器本体
は、外筒と、この外筒内部の軸線方向に摺動可能に設け
られた内容器、とを有し、この内容器は化粧料が収容さ
れるとともに、外筒内に設けられた弾性体で外筒の前記
開口部側に付勢され、前記一段目の突起と前記二段目の
突起は内容器の内壁面又は前記塗布具の外壁面のいずれ
か一方に複数設けられ、前記係止突起は内容器の内壁面
又は前記塗布具の外壁面のいずれか他方に設けてもよ
い。
【0025】容器本体に蓋体を装着した状態から化粧料
を使用するには、外筒から蓋体の取り付けを解除して蓋
体を外筒から引き出す。この蓋体の引き出しの際に、内
容器の内壁面又は塗布具の外壁面のいずれか一方に設け
られた一段目の突起又は二段目の突起に、内容器の内壁
面又は塗布具の外壁面のいずれか他方に設けられた係止
突起が当接して、内容器と蓋体が係止する。
【0026】そして、内容器に対して蓋体を回転して、
蓋体と内容器との係止を解除した後に、蓋体を引き出し
一段目及び二段目の突起間の間隙に係止突起が通過し
て、蓋体と内容器が分離する。そして、蓋体をさらに引
き出して蓋体と外筒が分離し、化粧料塗布体に付着した
化粧料を使用する。
【0027】化粧料を使用した後に蓋体を外筒に取り付
けるには、塗布具を外筒の内部に挿入し、さらに塗布具
を内容器の内部に挿入する。そして、内容器の内壁面又
は塗布具の外壁面のいずれか一方に設けられた一段目の
突起及び二段目の突起に、内容器の内壁面又は塗布具の
外壁面のいずれか他方に設けられた係止突起が当接した
後に、この係止突起が一段目の突起及び二段目の突起の
突壁に沿って移動する。そして、係止突起が突起の間隙
を通過して塗布具が内容器の内部にさらに進入し、塗布
具の先端部に有する化粧料塗布体が内容器内の化粧料に
当接するとともに、弾性体の付勢力に抗して内容器を内
容器の底部側に押圧して移動させる。そして、蓋体を外
筒の開口部に取り付ける。
【0028】以下、この発明の構成要素のポイントをさ
らに説明する。
【0029】[容器本体]容器本体は、外筒と、この外
筒内部の軸線方向に摺動可能に設けられた内容器、とを
有し、この内容器の内部に化粧料を収容することが好ま
しい。
【0030】[外筒]外筒はその開口部に蓋体を取り付
けるとともに、内部に内容器を摺動可能に内蔵すること
が好ましい。
【0031】外筒と蓋体との結合は螺合手段や嵌合手段
を使用してもよい。外筒の形状は、筒状に形成すること
が可能であり、外筒は適宜使い勝手のよい長さ又は内容
器の大きさを考慮した長さとすることができる。また、
外筒の形状は、円筒形、三角形、多角形等の適宜の断面
形状を選択することができる。
【0032】[内容器]内容器は開口部を有し、内部に
化粧料を収容することが好ましい。また、内容器は外筒
内を摺動可能であり、弾性体により付勢されていること
が好ましい。
【0033】内容器の形状は、筒状に成形することが可
能であり、内容器は化粧料の収容量を考慮した長さとす
ることができる。また、内容器の形状は、円筒形、三角
形、多角形等の適宜の断面形状を選択することができ
る。
【0034】[弾性体]弾性体は圧縮コイルバネを使用
することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図8の図面に基づいて説明する。
【0036】〔第1の実施の形態〕本発明における化粧
料塗布容器の第1の実施の形態を、図1から図5に基づ
いて説明する。本実施の形態はアイブローやアイシャド
ーやマスカラ等の化粧料に使用される化粧料塗布容器の
態様である。
【0037】化粧料塗布容器1は、図1に示すように、
棒状化粧料3を有するカートリッジ体5と、このカート
リッジ体5の後端側(図1において右側)に設けられた
塗布体ホルダー(蓋体)9と、この塗布体ホルダー9を
着脱自在に取り付けて化粧料11を収容した内容器13
を内蔵する外筒15と、この外筒15の後端部に取り付
けられ巻線ブラシ17を有するブラシホルダー19と、
ブラシホルダー19を覆うキャップ21、から構成され
ている。
【0038】カートリッジ体5は塗布体ホルダー9に着
脱自在に設けられ、アイブロー、アイシャドー等の棒状
化粧料3を出没させる場合に回動するネジ筒23と、こ
のネジ筒23の先端部(図1において左側)に回転可能
に係合するカートリッジ筒25、とを有している。
【0039】ネジ筒23は先端部が開口して有底筒状を
なし、ネジ筒23の内壁面の中間部から底部にかけて雌
ネジ部27が設けられている。ネジ筒23の先端側には
外側に突出する係止突起28が設けられている。
【0040】さらに、ネジ筒23には、係止突起28よ
りも先端側にネジ筒23の外側に環状に突出するフラン
ジ29が設けられ、このフランジ29よりも先端側には
筒状部31が設けられている。筒状部31の先端側の内
壁面には環状の凹溝33が設けられている。
【0041】カートリッジ筒25は筒状をなし軸線方向
に貫通孔35を有している。カートリッジ筒25の先端
側は先端に進むにしたがって小径をなす円錐部37が設
けられ、後端側には係合部39が設けられている。円錐
部37と係合部39との間には段部41が形成されてい
る。係合部39の先端側には外側に突出する係合突起4
3が設けられており、この係合突起43がネジ筒23の
凹溝33に係合して、カートリッジ筒25がネジ筒23
に対して回動可能に係合する。
【0042】ネジ筒23の内部には芯チャック45が設
けられている。芯チャック45の後端部には雌ネジ部2
7に螺合する雄ネジ部47が設けられ、カートリッジ筒
25に対してネジ筒23を回動すると芯チャック45が
ネジ筒23の軸線方向に移動する。
【0043】芯チャック45の先端部には前記棒状化粧
料3が把持されており、この芯チャック45の移動によ
り、棒状化粧料3がカートリッジ筒25の貫通孔35内
を移動してカートリッジ筒25から出没する。
【0044】ネジ筒23の外側には、ネジ筒23を着脱
自在に嵌着する塗布体ホルダー9が設けられている。従
って、カートリッジ筒25に対して塗布体ホルダー9を
回動するとネジ筒23も塗布体ホルダー9と一緒に回動
して、棒状化粧料3がカートリッジ筒25から出没す
る。
【0045】塗布体ホルダー9は、図2に示すように、
内部に貫通孔49を有して筒状をなし、先端側(図2に
おいて左側)には大径部51、後端側(図2において右
側)には小径部53が形成されている。大径部51と小
径部53との間には段部55が形成されている。
【0046】大径部51の先端側の内壁面には凹部56
が設けられ、この凹部56に係止突起28が係合してネ
ジ筒23が塗布体ホルダー9に着脱自在に嵌着する。小
径部53の先端側の外側終縁部には雄ネジ部57が設け
られている。
【0047】小径部53の後端側には外側に突出するダ
ボ(係止突起)59が設けられている。このダボ59
は、図3に示すように、円周方向に一定の離間寸法を有
して3個設けられている。
【0048】小径部53の後端側の貫通孔49には、図
1に示すように、塗布体(化粧料塗布体)7が圧入され
ている。小径部53の外側には外筒15が設けられてい
る。この外筒15は円筒状をなし、軸線方向に貫通孔6
3を有している。この貫通孔63のカートリッジ筒25
側の終縁部における内壁面には、塗布体ホルダー9の雄
ネジ部57に螺合する雌ネジ部65が設けられている。
塗布体ホルダー9の雄ネジ部57と外筒15の雌ネジ部
65が螺合して、外筒15に塗布体ホルダー9が装着さ
れる。
【0049】外筒15の貫通孔63の後端側には軸線方
向に形成された直線状の案内溝67が円周方向に180
度離間する部位に2本設けられている。この案内溝67
は外筒15の底部から中間部まで設けられている。
【0050】外筒15の貫通孔63内にはこの貫通孔6
3内を摺動可能な内容器13が設けられている。この内
容器13は、図4に示すように、貫通孔70を有して有
底筒状をなし、カートリッジ筒25側に開口部71を有
する大径部72と、この大径部72の底部側から外側に
突出する小径部73を有している。大径部72と小径部
73との間には段部75が形成されている。
【0051】大径部72の後端部には外側に突出すると
ともに軸線方向に平行に延伸する案内軸77が円周方向
に180度離間する部位に2本設けられている。この案
内軸77は外筒15に形成された前記案内溝67内を摺
動して、内容器13の回転を防止する。
【0052】内容器13のカートリッジ筒25側におけ
る貫通孔70の終縁部の内壁面には、この貫通孔70の
内側に突出するとともに周方向に所定の間隙78を有し
た一段目の突起79が複数設けられている。そして、一
段目の突起群81を形成している。
【0053】この一段目の突起群81に隣接するととも
に一段目の突起79間の間隙78に対応して、内容器1
3の小径部73側に周方向に所定の間隙78を有した二
段目の突起80が複数設けられている。そして、二段目
の突起群83を形成している。
【0054】図5は図4中のA部拡大図を示し、一段目
の突起79と二段目の突起80は、開口部71側に頂部
79a,80aと、この頂部79a,80aから内容器1
3の底部側へ進むにしたがって上方へ傾斜する上外突壁
(右突壁)79b,80bと、この上外突壁79b,80
bから下方に一定の厚さを有するとともに上外突壁79
b,80bと平行な傾斜面をなす上内突壁79c,80c
と、頂部79a,80aから内容器13の底部側へ進む
にしたがって下方に傾斜する下外突壁(左突壁)79
d,80dと、この下突壁79d,80dから上方に一定
の厚さを有するとともに下突壁79d,80dと平行な
傾斜面をなす下内突壁79e,80eと、上外突壁79
b,80bの内容器13の底部側と上内突壁79c,80
cの内容器13の底部側とを連設する上底部79f,8
0fと、下外突壁79d,80dの内容器13の底部側
と下内突壁79e,80eの内容器13の底部側とを連
設する下底部79g,80gと、を有しており、正面視
「くの字」形状をなしている。頂部79a,80a、上
底部79f,80f、下底部79g,80gは円弧状をな
している。
【0055】二段目の突起80の上外突壁80bと一段
目の突起79の下底部79gとの間には一定の間隙Bが
設けられており、また、二段目の突起80の下外突壁8
0dと一段目の突起79の上底部79fとの間にも同様
に一定の間隙B(図示せず)が設けられている。
【0056】二段目の突起80の上外突壁80bの後端
部は、一段目の突起79の下底部79gよりも上底部7
9f側に延出している。従って、外筒15に塗布体ホル
ダー9を装着した状態から化粧料11を使用する場合、
塗布体ホルダー9を内容器13から引き抜く際に、ダボ
59が二段目の突起80に当接せずに直接に間隙Bを通
過することはない。この間隙Bはダボ59が通過できる
ように、ダボ59の径よりも大きな幅を有している。
【0057】内容器13の内部にはアイブローやアイシ
ャドー等のパウダー状の化粧料11が内容器13のほぼ
中間部まで収容されている。外筒15の後端部側の貫通
孔63にはブラシホルダー19が設けられている。ブラ
シホルダー19はその内部にカートリッジ筒25側に開
口する空間部87を有し、ブラシホルダー19の中間部
には外側に延出する環状のフランジ部89が設けられ、
後端部には巻線ブラシ17を装着する装着孔91が設け
られている。
【0058】フランジ部89が外筒15の後端に当接す
るとともにブラシホルダー19が外筒15の貫通孔63
に圧入して、外筒15にブラシホルダー19が嵌着す
る。ブラシホルダー19の空間部87にはスプリング9
3が挿入されており、その後端部はブラシホルダー19
の底部に当接し、その先端部は内容器13の段部75に
当接して、内容器13を常にカートリッジ筒25側に付
勢している。
【0059】ブラシホルダー19の装着孔91には、後
端側に延出する金属製の軸95を有しこの軸95の後端
側に半径方向に放射状に伸びる樹脂製のブラシ99を有
した巻線ブラシ17が設けられている。
【0060】ブラシホルダー19の後端部には巻線ブラ
シ17を覆うキャップ101が着脱自在に設けられてい
る。次に第1の実施の形態の化粧料塗布容器1の作用を
カートリッジ体5、塗布体ホルダー9、外筒15、ブラ
シホルダー19、キャップ101の全てが装着された状
態から内容器13内の化粧料11を使用する場合と、使
用に供された塗布体7を内容器13内に収容して塗布体
ホルダー9を外筒15に装着する場合、に分けて説明す
る。
【0061】(1)カートリッジ体5、塗布体ホルダー
9、外筒15、ブラシホルダー19、キャップ101の
全てが装着された状態から内容器13内の化粧料11を
使用する場合 最初に、化粧料塗布容器1を使用する者(以下、「使用
者」と記す。)は一方の手で外筒15を把持し、他方の
手で塗布体ホルダー9を把持し、外筒15に対して塗布
体ホルダー9を回転して小径部53の雄ネジ部57と外
筒15の雌ネジ部65の螺合を解除する。そして、塗布
体ホルダー9をカートリッジ筒25側に移動させる。
【0062】塗布体ホルダー9の移動と同時に、スプリ
ング93によりカートリッジ筒25側に付勢されている
内容器13が化粧料11を介して塗布体7を押圧する。
そして、小径部53に設けられたダボ59が内容器13
に設けられた一段目又は二段目の突起79,80に当接
し、塗布体ホルダー9が内容器13に係止する。さら
に、詳述すると、ダボ59が1段目又は2段目の突起7
9,80の上底部79f,80f、下底部79g,80
g、上内突壁79c,80c、下内突壁79e,80eの
少なくともいずれかに当接して塗布体ホルダー9が内容
器13に係止する。
【0063】ここで、使用者が誤って塗布体ホルダー9
を把持している手を離しても、ダボ59と1段目又は2
段目の突起79,80が当接しているので、塗布体ホル
ダー9が外筒15から飛び出して落下することはない。
【0064】次に、ダボ59と1段目又は2段目の突起
79,80の当接により外筒15に係止した塗布体ホル
ダー9を回転して、ダボ59と1段目又は2段目の突起
79,80の係止を解除する。
【0065】さらに、詳述すると、塗布体ホルダー9を
回転してダボ59を間隙Bに移動させる。そして、塗布
体ホルダー9をカートリッジ筒25側に移動して、ダボ
59が間隙Bを通り、塗布体ホルダー9が内容器13か
ら分離し、さらに、塗布体ホルダー9をカートリッジ筒
25側に移動して、塗布体7が外筒15の外部に露出す
る。そして、使用者は塗布体7に付着した化粧料11を
使用する。
【0066】尚、使用者は小径部53の雄ネジ部57と
外筒15の雌ネジ部65の螺合を解除する際に、外筒1
5を回転して両者の螺合を解除してもよい。また、塗布
体ホルダー9と外筒15の螺合を解除した後に塗布体ホ
ルダー9を移動する代わりに外筒15を移動させ、又は
塗布体ホルダー9と外筒15を同時に離反する方向に移
動してもよい。
【0067】(2)使用に供された塗布体7を内容器1
3内に収容して塗布体ホルダー9を外筒15に装着する
場合 塗布体ホルダー9を外筒15側に移動して塗布体7を外
筒15の貫通孔63に挿入し、そして、塗布体7を内容
器13内に挿入する。塗布体ホルダー9をさらに外筒1
5の後端部側に移動すると、ダボ59が1段目の突起7
9の上外突壁79b又は下外突壁79dに当接した後
に、この上外突壁79b又は下外突壁79dの壁面に沿
って上底部79f又は下底部79g側に移動する。
【0068】上外突壁79b又は下外突壁79dの後端
に移動したダボ59は、第2の突起の上外突壁80b又
は下外突壁80dに当接した後に、この上外突壁80b
又は下外突壁80dの壁面に沿って上底部80f又は下
底部80g側に移動する。従って、ダボ59は容易に1
段目の突起79間の間隙78及び1段目の突起79と2
段目の突起間の間隙Bを通過できるので、使用者は抵抗
感なく塗布体7を内容器13内に挿入できる。
【0069】そして、塗布体7の先端部が化粧料11に
当接する。塗布体7の先端部の当接と同時に、塗布体7
がスプリング93の弾性力に抗して化粧料11を収容し
た内容器13を後端部側に押圧する。そして、塗布体ホ
ルダー9と内容器13が後端部側に移動する。外筒15
の雌ネジ部65と塗布体ホルダー9の雄ネジ部57が当
接すると外筒15と塗布体ホルダー9を相対回転させて
螺合し、塗布体ホルダー9が外筒15に装着する。
【0070】上記構成の第1の実施の形態の化粧料塗布
容器1によれば、手で把持した塗布体ホルダー9又は外
筒15のいずれか一方を誤って離しても、塗布体ホルダ
ー9又は外筒15が飛び出して落下することはない。従
って、塗布体7が汚れたり、内容器13に収容された化
粧料11が溢れたり、塗布体ホルダー9又は外筒15が
破損することはない。
【0071】〔第2の実施の形態〕次に、第2の実施の
形態を図6に基づいて説明する。第2の実施の形態はア
イシャドーやマスカラを使用する化粧料塗布容器の態様
である。
【0072】第2の実施の形態の化粧料塗布容器103
が第1の実施の形態と相違する点は、主に巻線ブラシ1
7の装着位置と、カートリッジ体5の有無、にある。す
なわち、塗布体ホルダー9の大径部51側の開口にはブ
ラシホルダー19が装着されている。ブラシホルダー1
9の形状や装着状態は、第1の実施の形態と同様なので
その説明は省略する。
【0073】外筒15の後端部側(図6において右側)
の開口には、この開口を閉塞する栓105が設けられて
いる。この栓105は塗布体ホルダー9側が開口し内部
に空間部107を有して有底筒状をなし、後端部側には
外側に環状に突出するフランジ部109が設けられてい
る。このフランジ部109の内側が外筒15の後端面に
当接するとともに、栓105の外壁面が外筒15の内壁
面に嵌着して、栓105が外筒15に装着する。
【0074】栓105の空間部107にはスプリング1
11が設けられており、その後端部は栓105の底部に
当接し、先端部は内容器13の段部75に当接して、内
容器13を常にブラシホルダー19側に付勢している。
第2の実施の形態の液状化粧料塗布容器103には第1
の実施の形態におけるカートリッジ体5は設けられてい
ない。
【0075】その他の点については前記第1の実施の形
態と同様であるため、図中同一態様部分については同一
符号を付して説明を省略する。第2の実施の形態の化粧
料塗布容器103の作用については、第1の実施の形態
と同様なのでその説明は省略する。
【0076】上記構成の第2の実施の形態の化粧料塗布
容器103によれば、手で把持した塗布体ホルダー9又
は外筒15のいずれか一方を誤って離しても、塗布体ホ
ルダー9又は外筒15が飛び出して落下することはな
い。従って、塗布体7が汚れたり、内容器13に収容さ
れた化粧料11が溢れたり、塗布体ホルダー9又は外筒
15が破損することはない。
【0077】〔第3の実施の形態〕本発明における化粧
料塗布容器の第3の実施の形態を図7に基づいて説明す
る。第2の実施の形態はアイシャドーやアイブローを使
用する化粧料塗布容器の態様である。
【0078】第3の実施の形態における化粧料塗布容器
113が第1の実施の形態と相違する点は、主に巻線ブ
ラシ17の有無にある。すなわち、外筒15の後端部側
(図7において右側)の開口には、この開口を閉塞する
栓105が設けられている。この栓105の構造は前記
第2の実施の形態において説明したので、その説明は省
略する。第3の実施の形態における化粧料塗布容器11
3は第1の実施の形態に設けられていた巻線ブラシ17
を省略したものである。
【0079】その他の点については前記第1の実施の形
態と同様であるため、図中同一態様部分については同一
符号を付して説明を省略する。第3の実施の形態の化粧
料塗布容器103の作用については、第1の実施の形態
と同様なのでその説明は省略する。
【0080】上記構成の第3の実施の形態の化粧料塗布
容器113によれば、手で把持した塗布体ホルダー9又
は外筒15のいずれか一方を誤って離しても、塗布体ホ
ルダー9又は外筒15が飛び出して落下することはな
い。従って、塗布体7が汚れたり、内容器13に収容さ
れた化粧料11が溢れたり、塗布体ホルダー9やカート
リッジ体5又は外筒15が破損することはない。
【0081】〔第4の実施の形態〕本発明における液状
化粧料塗布容器の第4の実施の形態を図8に基づいて説
明する。本実施の形態はマニキュア、ペディキュア、口
紅等を使用する化粧料塗布容器の態様である。
【0082】化粧料塗布容器115は、その内部にマニ
キュア、ペディキュア等の液状の化粧料117を収容す
る容器本体119と、この容器本体119の上部に取り
付けられ内部に塗布体(化粧料塗布体)120を有する
キャップ(蓋体)121、とを備えている。
【0083】容器本体119は有底筒状をなし、内部に
液状化粧料117を収容する収容胴部123と、この収
容胴部123の上方に設けられ上部が開口する筒状の口
筒部125を有している。収容胴部123と口筒部12
5との間には肩部127が設けられている。口筒部12
5の外壁面には雄ネジ部129が設けられ、口筒部12
5の内側にはキャップ121の落下を防止する内筒13
1が設けられている。
【0084】内筒131は筒状をなし、内部に貫通孔1
33を有している。内筒131の下部には外側に突出す
る円環状の突起135が設けられている。この突起13
5の下部は下方に進むにしたがって突起135の高さが
小さくなる傾斜面137が形成され、突起135の上部
には段部139が形成されている。
【0085】従って、傾斜面137により内筒131を
口筒部125に容易に挿入することができ、且つ段部1
39と口筒部125の下部との当接により内筒131を
容易に引き抜く事が出来ないように構成されている。
【0086】内筒131の上部には外側に張り出す円環
状のフランジ部141が設けられ、フランジ部141の
内側と口筒部125の先端部が当接する。内筒131の
貫通孔133の内壁面であってその上部には貫通孔13
3の内側に突出する一段目の突起79と二段目の突起8
0が設けられている。これらの突起79,80の形状や
配列は前記第1の実施の形態と同様なのでその説明は省
略する。
【0087】キャップ121は有頂筒状をなし、下部が
開口し内部に空間部143を有している。キャップ12
1の下部の内壁面には雌ネジ部145が形成され、内壁
面の中間部には凹溝147が環状に設けられている。
【0088】キャップ121の空間部143には塗布棒
149が嵌合している。塗布棒149は空間部143側
に大径部151と、容器本体119側に小径部153を
備えている。大径部151は有底筒状をなし、その下部
には外側に突出する係合段部155が設けられている。
この係合段部155とキャップ121に設けられた凹溝
147が係合して、塗布棒149がキャップ121の内
側に取り付けられている。
【0089】大径部151の下部には下方に延出し大径
部151よりも小径をなす棒状の小径部153が設けら
れている。小径部153の下端には外側に突出するダボ
59が設けられている。このダボ59の形状、配置、機
能は前記第1に実施の形態と同様なのでその説明は省略
する。
【0090】小径部153の下部には下方に延出する塗
布体120が設けられている。塗布体120は先端に進
むにしたがってその直径が漸次小さくなるぺん先あるい
は筆先形状をなしており、液状化粧料117の保持性能
の良い多孔質材料、例えば、ポリエステル繊維を束ねた
ものである。
【0091】次に第4の実施の形態の化粧料塗布容器1
15の作用を、容器本体119にキャップ121が装着
された状態からキャップ121を取り外して液状化粧料
117を使用する場合と、使用に供された塗布体120
を容器本体119内に収容してキャップ121を容器本
体119に装着する場合、に分けて説明する。
【0092】(1) 容器本体119にキャップ121
が装着した状態からキャップ121を取り外して液状化
粧料117を使用する場合 最初に、使用者は一方の手で容器本体119を把持し、
他方の手でキャップ121を把持し、容器本体119に
対してキャップ121を回転して、容器本体119とキ
ャップ121の螺合を解除する。
【0093】次に、キャップ121を上方に引き上げて
塗布棒149の小径部153が内筒131の貫通孔13
3内を上方に移動する。そして、小径部153の先端部
に設けられたダボ59が一段目の突起79及び二段目の
突起80に当接して、キャップ121が容器本体119
に係止する。
【0094】従って、使用者がキャップ121を引き上
げる途中で誤って手を離しキャップ121が落下しよう
としても、ダボ59が一段目の突起79又は二段目の突
起80に当接してキャップ121と容器本体119が係
止しているので、キャップ121が容器本体119の外
部に落下することはない。
【0095】次に、使用者は容器本体119に対してキ
ャップ121を回転して、キャップ121と容器本体1
19の係止を解除した後に、キャップ121をさらに上
方に引き上げて一段目の突起79と二段目の突起80と
の間隙Bやこの突起79,80間の間隙78にダボ59
が通過し、キャップ121と容器本体119が分離す
る。そして、塗布体7に付着した液状化粧料117を使
用する。
【0096】尚、ダボ59が一段目の突起79及び二段
目の突起80間を通過する作用は前記第1の実施の形態
と同様なのでその説明は省略する。
【0097】(2) 使用に供された塗布体120を容
器本体119内に収容してキャップ121を容器本体1
19に装着する場合 塗布体120を内筒131の貫通孔133に挿入し、さ
らに塗布棒149の小径部153をこの貫通孔133に
挿入する。そして、ダボ59が一段目の突起79又は二
段目の突起80に当接して、キャップ121と容器本体
119が一時的に係止した後に、ダボ59が突起79,
80間の間隙78,Bに移動してキャップ121と容器
本体119の係止が解除される。
【0098】尚、ダボ59と突起79,80間の係止の
解除については前記第1の実施の形態と同様なのでその
説明は省略する。従って、塗布棒149の小径部153
を内筒131の貫通孔133に抵抗感なく挿入できる。
【0099】次に、キャップ121をさらに下方に移動
して小径部153を貫通孔133に挿通し、容器本体1
19の雄ネジ部129の端部とキャップ121の雌ネジ
部145の端部が当接した後に、容器本体119に対し
てキャップ121を回動してキャップ121を容器本体
119に螺合固定する。
【0100】上記構成の第4の実施の形態の化粧料塗布
容器115によれば、手で把持したキャップ121を誤
って離しても、ダボ59が一段目の突起79又は二段目
の突起80に当接してキャップ121と容器本体119
が係止しているので、塗布体7を備えたキャップ121
が容器本体119の外部に落下することはない。従っ
て、塗布体120が汚れたり、液状化粧料117が無駄
になることはない。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器本体の内壁面又は塗布具の外壁面のいずれか一方に
周方向に所定の間隙を有した一段目の突起を複数設け、
この一段目の突起群に隣接するとともに一段目の突起間
の間隙に対応するように一段目の突起を設けた容器本体
の内壁面又は塗布具の外壁面のいずれか一方に周方向に
所定の間隙を有した二段目の突起を複数設け、一段目及
び二段目の突起は、略く字形状であって容器本体の開口
部側に向いた頂部を有し、この頂部から容器の底部側へ
向かう左右突壁が傾斜しており、一段目の突起と二段目
の突起の間隙よりも狭い幅の係止突起を容器本体の上記
一段目及び二段目の突起が設けられていない内壁面又は
塗布具の外壁面のいずれか他方に設けることにより、把
持した蓋体を誤って離しても、蓋体が落下することはな
い。従って、塗布具が汚れたり、容器本体に収容された
化粧料が溢れたり、蓋体が破損することはない。
【0102】また、容器本体は、外筒と、この外筒内部
の軸線方向に摺動可能に設けられた内容器、とを有し、
この内容器は化粧料が収容されるとともに、外筒内に設
けられた弾性体で外筒の前記開口部側に付勢され、一段
目の突起と二段目の突起は内容器の内壁面又は前記塗布
具の外壁面のいずれか一方に複数設けられ、係止突起は
内容器の内壁面又は前記塗布具の外壁面のいずれか他方
に設けた場合には、外筒又は蓋体のいずれか一方を誤っ
て離しても、外筒又は蓋体が飛び出して落下することは
ない。従って、塗布具が汚れたり、内容器に収容された
化粧料が溢れたり、容器本体又は蓋体が破損することは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における化粧料塗
布容器の断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における化粧料塗
布容器の塗布体ホルダーの正面図であって、上半分を断
面で示した図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における化粧料塗
布容器の塗布体ホルダーの側面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における化粧料塗
布容器の内容器の正面図であって、一部を断面で示した
図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態における化粧料塗
布容器の内容器の要部拡大図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態における化粧料塗
布容器の断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態における化粧料塗
布容器の断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態における化粧料塗
布容器の断面図である。
【符号の説明】
1,103,113,115 化粧料塗布容器 7,120 塗布体(化粧料塗布体) 9 塗布体ホルダー(蓋体) 11,117 化粧料 13 内容器(容器本体) 15 外筒(容器本体) 53 小径部(塗布具) 59 ダボ(係止突起) 78 間隙 79 一段目の突起 79a,80a 頂部 79b,80b 上外突壁(右突壁) 79d,80d 下外突壁(左突壁) 80 二段目の突起 81 一段目の突起群 93,111 スプリング(弾性体) 119 容器本体 121 キャップ(蓋体) 149 塗布棒(塗布具)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部を有し内部に化粧料(1
    1,117)を収容した容器本体(119)と、先端部
    に化粧料塗布体(7,120)を有する塗布具(53,1
    49)を内側に設けこの塗布具(53,149)を前記
    容器本体(119)の開口部に取り付ける時に前記化粧
    料塗布体(7,120)を容器本体(119)の内部に
    挿入する蓋体(9,121)、とを備えた化粧料塗布容
    器(1,103,113,115)において、 前記容器本体(119)の内壁面又は前記塗布具(5
    3,149)の外壁面のいずれか一方に周方向に所定の
    間隙(78)をおいて一段目の突起(79)を複数設
    け、この一段目の突起群(81)に隣接するとともに一
    段目の突起(79)間の間隙(78)に対応するように
    一段目の突起(79)を設けた容器本体(119)の内
    壁面又は塗布具(53,149)の外壁面のいずれか一
    方に周方向に所定の間隙(78)を有した二段目の突起
    (80)を複数設け、 前記一段目及び二段目の突起(79,80)は、略く字
    形状であって前記容器本体(119)の開口部側に向い
    た頂部(79a,80a)を有し、この頂部(79a,8
    0a)から容器の底部側へ向かう左右突壁(79d,8
    0d,79b,80b)が傾斜しており、 さらに、前記一段目の突起(79)と前記二段目の突起
    (80)の間隙(78)を通過する係止突起(59)を
    容器本体(119)の上記一段目及び二段目の突起(7
    9,80)が設けられていない内壁面又は塗布具(53,
    149)の外壁面のいずれか他方に設けたことを特徴と
    する化粧料塗布容器(1,103,113,115)。
  2. 【請求項2】 前記容器本体(119)は、外筒(1
    5)と、この外筒(15)内部の軸線方向に摺動可能に
    設けられた内容器(13)、とを有し、この内容器(1
    3)は化粧料(11)が収容されるとともに、外筒(1
    5)内に設けられた弾性体(93,111)で外筒(1
    5)の前記開口部側に付勢され、 前記一段目の突起(79)と前記二段目の突起(80)
    は内容器(13)の内壁面又は前記塗布具(53)の外
    壁面のいずれか一方に複数設けられ、 前記係止突起(59)は内容器(13)の内壁面又は前
    記塗布具(53)の外壁面のいずれか他方に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の化粧料塗布容器
    (1,103,113)。
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