JP2001037540A - 引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器 - Google Patents

引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器

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JP2001037540A
JP2001037540A JP11220112A JP22011299A JP2001037540A JP 2001037540 A JP2001037540 A JP 2001037540A JP 11220112 A JP11220112 A JP 11220112A JP 22011299 A JP22011299 A JP 22011299A JP 2001037540 A JP2001037540 A JP 2001037540A
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cartridge
spring
container
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Jinichi Tani
仁一 谷
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Tokiwa Corp
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】押出棒を引きバネで引き込み方向へ付勢するこ
とによって、コイルバネの小型化が可能で納まりが良
く、押出棒にコイルバネを組み付ける作業が容易な引き
バネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器を提供する。 【解決手段】先筒31内に摺動自在に挿入された芯チャッ
ク32を有するカートリッジ3と、先筒31を相対回転可能
に嵌合する容器本体1と、この容器本体1の内周面に設
けた雌ねじ部21aと螺合する雄ねじ部22bを有しその先端
がカートリッジ3後端とスプライン係合する押出棒22と
を備え、前記相対回転によって容器本体1内を軸方向に
移動して前記芯チャック32を先筒31の先端に向けて繰り
出しあるいは引き込むカートリッジ式棒状繰出容器にお
いて、押出棒22の引き込み側に設けられた凸部と、容器
本体1内の引き込み側に設けられた係止部と、凸部に係
着する小径部を一端側に有し、前記係止部に係着する大
径部を他端側に有する引きバネ23とを備え、引きバネ23
の付勢力により前記係止部側へ押出棒22を引き込むこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジと容
器本体を相対回転可能に嵌合し、相対回転により押出棒
を軸方向に移動してカートリッジ内の棒状芯材を先端に
向けて繰り出しあるいは引き込むカートリッジ式棒状繰
出容器に関わり、特に棒状芯材にアイライナー、アイブ
ロウ、リップライナー、アイシャドウなどの棒状化粧料
を用いてカートリッジ式棒状化粧料繰出容器に好適に利
用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、広く使用されているカートリッジ
式の棒状化粧料繰出容器があり、異なる色彩の芯材(棒
状化粧料)が各カートリッジ毎に内蔵されている。この
化粧料容器は、カートリッジを化粧料容器本体に選択的
にすげ替えることにより所望の色彩の棒状化粧料を使用
することができる。
【0003】例えば、実公平5−13307号公報のカ
ートリッジ式化粧用容器は、軸方向に沿って移動可能な
駆動体(押出棒)を内蔵する操作用本体と、棒状化粧料
を支持する支持体(芯チャック)を内蔵すると共に、上
記操作用本体に装着可能なカートリッジとからなり、上
記棒状化粧料が上記押出棒の先端部と上記芯チャックの
後端部との連携により繰り出し及び引き込み操作される
ものである。そして、このカートリッジ式化粧用容器
は、押出棒の基部に設けられた雄捩子と操作用本体の内
面に形成された雌捩子とが螺合して押出棒が操作用本体
内を軸方向に作動可能なこと、カートリッジの軸方向中
央通路の内周と前記押出棒とがスプライン構造を形成し
て押出棒とカートリッジ本筒とが相対回転不能に係止さ
れること、かつ操作用本体の先端内壁と押出棒の基部と
の間で、押出棒の繰り出し操作時に圧縮されるように、
押出棒の回りにスプリングを配設したこと、から構成さ
れている。
【0004】このカートリッジ式化粧用容器は、前記構
成によりカートリッジを操作用本体から取り外すと、押
出棒は付勢された内筒内のスプリングの作用により、そ
の先頭部は内筒内に引き込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の押出
棒は、実公平5−13307号公報に記載されているよ
うに、押しバネ(圧縮コイルバネ)によって付勢されて
いた。すなわち、操作用本体の先端内壁と押出棒の基部
との間で、押出棒の繰り出し操作時に圧縮されるよう
に、押出棒の回りに押しバネ(圧縮コイルバネ)を配設
し、押出棒は後方へ付勢されていた。
【0006】しかし、押出棒の回りに押しバネを配設す
る従来の構造では、押しバネのコイル径を押出棒の軸径
より大きくしなければならず、バネ自体の小型化が図れ
ないのでカートリッジ式棒状化粧料繰出容器を細径化す
る上で障害となっていた。
【0007】また、押しバネ(圧縮コイルバネ)は通常
(或いは組み立てる際には)軸方向に伸びた状態にあっ
て、作動時に圧縮される構成なので、伸びた状態にある
押しバネは部品を保管する際や、組み立てる際に1本1
本がからみやすく、取り扱いに大変不便があった。
【0008】本発明は前記課題に鑑みて創案されたもの
であり、押出棒を引きバネで引き込み方向へ付勢するこ
とによって、コイルバネの小型化が可能で納まりが良
く、押出棒にコイルバネを組み付ける作業が容易な引き
バネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器を提供するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出
容器は、先筒内に摺動自在に挿入された芯チャックを有
するカートリッジと、前記先筒を相対回転可能に嵌合す
る容器本体と、この容器本体の内周面に設けた雌ねじ部
と螺合する雄ねじ部を有しその先端が前記カートリッジ
後端とスプライン係合する押出棒とを備え、前記相対回
転によって前記容器本体内を軸方向に移動して前記芯チ
ャックを前記先筒の先端に向けて繰り出しあるいは引き
込むカートリッジ式棒状繰出容器において、前記押出棒
の引き込み側に設けられた凸部と、前記容器本体内の引
き込み側に設けられた係止部と、前記凸部に係着する小
径部を一端側に有し、前記係止部に係着する大径部を他
端側に有する引きバネとを備え、前記引きバネの付勢力
により前記係止部側へ前記押出棒を引き込むことを特徴
とする。
【0010】この構成によれば、引きバネを押出棒の引
き込み側(即ち押出棒後端)に設置する構成となり、押
出棒外周面に押しバネを巻回設置する従来の構成に比し
て小形化でき容器内の納まりがよい。従って、カートリ
ッジ式棒状化粧料容器の細径化が可能である。
【0011】また、この構成によれば、押出棒を引きバ
ネで後方へ付勢するように構成したので、通常(或いは
組み立てる際には)軸方向に圧縮された状態にあり、部
品を保管する際や、組み立てる際に1本1本が従来の押
しバネのようにからみつくことがなく、取り扱いに大変
便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
るカートリッジ式棒状繰出容器を図1〜図4に基づいて
詳細に説明する。なお、この実施の形態ではカートリッ
ジ内に棒状化粧料(アイライナー)を収納すると共に、
カートリッジと容器本体との相対回転により、棒状化粧
料を繰り出すカートリッジ式棒状化粧料繰出容器1とし
て説明する。
【0013】[カートリッジ式棒状化粧料繰出容器の構
造]カートリッジ式棒状化粧料繰出容器(以下、化粧料
容器という)1は、図1に示すように、化粧料容器1の
後端に設けられた繰出機構部2と、化粧料容器1の前端
に相対回転可能に嵌合されたカートリッジ3と、カート
リッジ3を覆う前端キャップ4と、化粧料容器1後端に
装着可能に設けられた化粧用具5と、化粧用具5を覆う
後端キャップ6とで構成される。
【0014】化粧料容器(容器本体に相当)1は、筒本
体10と、この筒本体10の先端側に設けられた係合部
材11と、筒本体10の後端側に設けられた保持部材1
2とで構成される。
【0015】筒本体10は円筒形状に形成され、カート
リッジ3を挿入するための先端開口と各内蔵部品を導入
するための後端開口を有している。係合部材11はカー
トリッジ3を挿入するために円筒形状に形成され、後端
外周面が筒本体10の先端開口面に嵌合している。係合
部材11は後端より所定位置離れた内周面に係合凸部1
1aを設けている。
【0016】保持部材12は円柱形状に形成され、先端
側に繰出機構部2の一部を収納する穴部12aと、後端
側に化粧用具5を収納するための凹部12bを有してい
る。保持部材12は先端外周面が筒本体10の後端開口
面に嵌合している。
【0017】繰出機構部2は、化粧料容器1内に挿入さ
れたネジ筒21と、ネジ筒21内を軸方向へ往復動する
押出棒22と、押出棒22をネジ筒21後端側に付勢す
る押出棒用引きバネ23と、カートリッジ3の後端部と
嵌合する抵抗体24とで構成される。
【0018】ネジ筒21は円筒形状を有し、外周面が筒
本体10の内周面に嵌入されて回転不能に係合してい
る。ネジ筒21の内周面には雌ネジ21aが螺設されて
いる。押出棒22は段付円柱形状に形成され、先端側に
小径軸部22aが、中間部に大径軸部22bが、後端部
に中径軸部22cが設けられている。押出棒22の小径
軸部22aは、図4に示すように、その外周面に軸線方
向に沿ってスプライン溝22dが穿設されている。押出
棒22の大径軸部22bはその外周面にネジ筒21の雌
ネジ21aと螺合する雄ネジ22eが螺設されている。
押出棒22の中径軸部22cはその外周面の所定位置に
円周凸部22fが設けられている。
【0019】押出棒用引きバネ23は一端に小径部23
aを有し、他端に大径部23bを有するコイルバネであ
る。押出棒用引きバネ23において小径部23aと大径
部23bを繋ぐ中間部のコイル径は押出棒22の中径部
22cの外周面に巻回可能に形成されている。また、小
径部23aは押出棒22の中径軸部22cと同じかやや
大きくて円周凸部22fの先端径より小さく形成され、
大径部23bはネジ筒21の内径より大きく形成されて
いる。
【0020】押出棒用引きバネ23は押出棒22の中径
軸部22cの外周面に巻回され、一端の小径部23aが
押出棒22の円周凸部22fと係合し、他端の大径部2
3bがネジ筒21の後端(係止部)と係合している。
【0021】抵抗体24は、図1に示すように、弾性を
有し摩擦抵抗の大きいラバーを材質とし、円筒形状に形
成されている。抵抗体24の内周面の一部がネジ筒21
の先端部と係合し、外周面の一部が筒本体10の内周面
に嵌入固定されている。この抵抗体24の内周面の一部
がカートリッジ3の後端部と係合する。
【0022】カートリッジ3は、図1および図2に示す
ように、棒状化粧料Mを収納する先筒31と、棒状化粧
料Mを保持し先筒31内を軸方向に移動可能な芯チャッ
ク32と、芯チャック32を後端側へ常時付勢するカー
トリッジ用引きバネ33と、先筒31の後端部に嵌入さ
れた尾栓34とで構成されている。
【0023】先筒31は後部に小径部31aを有する段
付円筒形状に形成され、先端側はその横断面が円形を
し、かつ先端に向けて次第に細くなる先細り形状をして
いる。また、小径部31aはこの外周面のうち後端より
の箇所には、小径部31aの周方向に巡らせた周溝部3
1bを形成してある。
【0024】また、先筒31はその長手方向に芯チャッ
ク32を収納し、かつ押出棒22が通る貫通穴31dを
有する。この貫通穴31dはその長手方向に沿って、相
互に対向する一対の長溝31cを有する。そして、貫通
穴31dの後端開口は尾栓34で塞がれている。
【0025】芯チャック32は、棒状化粧料Mを把持す
る把持部32aと、この把持部32aの後端に連続し、
かつ押出棒22と当接する当接部32bとからなる。当
接部32bは把持部32aよりも小径円柱状に形成され
ている。
【0026】把持部32aはその外周面に一対の突起3
2cを有する。この突起32cは先筒31の長溝31c
に摺動自在に係合し、これにより先筒31の貫通穴31
dに沿って芯チャック32を案内する。よって、先筒3
1の長溝31cは、芯チャック32を貫通穴31dに沿
って案内する案内溝であり、芯チャック32の突起32
cは案内片といえる。
【0027】尾栓34は一端に鍔部34bを設けた円筒
軸部34aを有し、円筒軸部34aが貫通穴31dに挿
入されて先筒31の後端開口を塞いでいる。また、円筒
軸部34aは、押出棒22が通る貫通穴34cを有す
る。この貫通穴34cは軸方向に延びる多数のスプライ
ン溝34dを周方向に等間隔で形成してある。このスプ
ライン溝34dは、押出棒22のスプライン溝22dと
スプライン結合できるように、その大きさや長さを設定
してある。更に、尾栓34と芯チャック32との間には
芯チャック用引きバネ33を取り付けてある。
【0028】芯チャック用引きバネ33は一端に小径部
33aを有し、他端に大径部33bを有するコイルバネ
である。そして、小径部33aと大径部33bとを繋ぐ
中間部のコイル径は芯チャック32の当接部32bの外
周面に巻回可能に形成されている。
【0029】芯チャック32の当接部32bにはその外
面のうち把持部32a寄りの箇所に芯チャック用引きバ
ネ33の小径部を係止する節条部32fを有する。芯チ
ャック用引きバネ33の大径部33bは尾栓34で貫通
穴31dを塞ぐときに尾栓34と小径部33aの内壁面
との間で挟持される。芯チャック用引きバネ33は、押
出棒22により芯チャック32が貫通穴31dを軸方向
先端側に移動したときに、これを軸方向後端側へ向けて
付勢して引き戻す。
【0030】以上、先筒31にこのような構成部材を備
えてなるものがカートリッジ3であり、カートリッジ3
の先端側には先筒31を覆う前端キャップ4が設けられ
ている。
【0031】前端キャップ4は有底円筒形状を有し、開
口側が化粧料容器1の先端部分を内部に挿入した状態で
着脱自在に設けられている。化粧用具5は化粧料Mを塗
布するために使用する筆であり、先端に筆部5aが、後
端に把持部5bが形成されている。化粧用具5は把持部
5bを保持部材12の凹部12bに挿入することによっ
て収納され、使用する際は凹部12bから引き出す。
【0032】後端キャップ6は有底円筒形状を有し、開
口側が化粧料容器1の後端部分を内部に挿入した状態で
着脱自在に設けられている。この棒状化粧料容器の各部
品は引きバネ23,33及び抵抗体24を除き、個々の
適当な特性を考慮して選択した合成樹脂材料で成形され
ている。
【0033】[カートリッジ式棒状化粧料繰出容器の組
立手順]まず、化粧料容器1及び繰出機構部2の組立手
順を図面に基づき説明する。図1及び図2に示すよう
に、筒本体10の先端開口面に係合部材11の後端外周
面を嵌合させる。
【0034】ネジ筒21の先端外周面を抵抗体24の内
周面に嵌入する。ネジ筒21の後端開口より押出棒22
の小径軸部22aを挿入すると共に大径軸部22bの雄
ネジ22eを雌ネジ21aに螺合させる。次に、図4に
示すように、押出棒22の中径軸部22cの外周面に押
出棒用引きバネ23を巻回すると共に、円周凸部22f
を乗り越えて小径部23aと円周凸部22fを係合し、
大径部23bをネジ筒21の後端部に係合する。
【0035】押出棒22、押出棒用引きバネ23及び抵
抗体24を組み込んだネジ筒21を筒本体10の内周面
に嵌入し回転不能に係合する。筒本体10の後端開口面
に保持部材12の先端外周面を嵌合する。なお、保持部
材12が嵌合されると、押出棒用引きバネ23の大径部
23bがネジ筒21の後端部と保持部材12の先端部に
挟接されてネジ筒21の後端部に固定されると共に、押
出棒22の小径軸部22aの先端部分がネジ筒21先端
部より突出した状態となる。
【0036】次に、カートリッジ3の組立手順を図1及
び図2に基づき説明する。芯チャック32の挿入凹部3
2aに棒状化粧料Mを装着し、先筒31後端開口から棒
状化粧料Mを装着した芯チャック32を長溝31cと突
起32bを噛み合わせて挿入し、棒状化粧料M及び芯チ
ャック32を先筒31の内周面に軸方向移動自在、かつ
回転不能に係合する。次に、芯チャック32の当接部3
2bの外周面にカートリッジ用引きバネ33を巻回する
と共に、節条部32cを乗り越えて小径部33aと節条
部32cを係合し、大径部33bを長溝31cの後端部
に係合する。
【0037】先筒31の後端内周面に尾栓34の小径部
34aを嵌入する。なお、尾栓34が嵌入されると、カ
ートリッジ用引きバネ33の大径部33bが長溝31c
の後端部と尾栓34の小径部34aに挟接されてネジ筒
21の後端部に固定される。
【0038】次に、カートリッジ3を化粧料容器1及び
繰出機構部2に組み付ける手順を図2に基づき説明す
る。カートリッジ3の小径外周面31aを係合部材11
の先端開口面より挿入していくと、先筒31の周溝部3
1bと係合部材11の係合凸部11aが係合する。この
時、押出棒22先端部のスプライン溝22dと尾栓34
のスプライン溝34dがスプライン係合すると共に、尾
栓34の大径部34bが抵抗体24の内周面に嵌入され
る。なお、カートリッジ3を嵌入させる事により、抵抗
体24が尾栓34外径に接し、抵抗体24の弾性力が尾
栓34を中心方向に押圧すると、押出棒22先端部のス
プライン溝22dと尾栓34のスプライン溝34dとの
間に係合作動回転抵抗が発生する。この係合作動回転抵
抗は押出棒用引きバネ23の後退付勢力より大きいもの
とする。
【0039】これでカートリッジ3と化粧料容器1及び
繰出機構部2の組み付けは完了する。[カートリッジ式
棒状化粧料繰出容器の作用]化粧料容器1とカートリッ
ジ3が相対回転することにより、図3に示すように、ネ
ジ筒21と螺合する押出棒22が繰出し、カートリッジ
3内部の芯チャック32及び化粧料Mがカートリッジ用
引きバネ33の付勢力に抗して繰り出す。
【0040】押出棒22は押出棒用引きバネ23によ
り、後退方向に常時付勢されている。また、芯チャック
32もカートリッジ用引きバネ33により、後退方向に
常時付勢されている。
【0041】そこで、カートリッジ3を化粧料容器1及
び繰出機構部2より抜き取ると、図2に示すように、化
粧料容器1及び繰出機構部2側では、抵抗体24による
係合作動回転抵抗が解除され、押出棒22が押出棒用引
きバネ23により後方の初期位置に戻される。また、カ
ートリッジ3側では、芯チャック32及び化粧料Mを繰
り出していた押出棒22が解除されるので、芯チャック
32及び化粧料Mはカートリッジ用引きバネ33により
後方の初期位置に戻される。
【0042】この実施の形態によれば、引きバネ23
(33)が押出棒22(あるいは芯チャック32)の小
径軸部23c,32bに巻回して押出棒後部に設置する
構成となり、押出棒先端外径に押しバネを設置する従来
の構成に比して小形化でき、容器内の納まりがよい。
【0043】また、この実施の形態によれば、押出棒2
2(あるいは芯チャック32)を引きバネ23(33)
で後方へ付勢するように構成したので、通常(或いは組
み立てる際には)軸方向に圧縮された状態にあり、部品
を保管する際や、組み立てる際に1本1本が従来の押し
バネのようにからみつくことがなく、取り扱いに大変便
利である。
【0044】なお、この実施の形態では、押出棒用引き
バネ23を係合する押出棒22の部位を円周凸部22f
として説明したが、本発明は円周凸部に限定されるもの
ではなく、押出棒用引きバネ23の小径部23aが係合
できる凸形状を有するものであればよい。また、この実
施の形態では、押出棒22の後端部に円周凸部22fを
有する中径軸部22cを設けたが、中径軸部22cは必
須の構成ではなく、小径部23aが係合できる凸形状を
確保できる形態であればよい。
【0045】
【発明の効果】以上本発明によれば、引きバネが押出棒
の引き込み側に設置する構成となり、押出棒先端外径に
押しバネを巻回設置する従来の構成に比して小形化でき
容器内の納まりがよい。従って、カートリッジ式棒状化
粧料容器の細径化が可能である。
【0046】また、本発明によれば、押出棒を引きバネ
で後方へ付勢するように構成したので、通常(或いは組
み立てる際には)軸方向に圧縮された状態にあり、部品
を保管する際や、組み立てる際に1本1本が従来の押し
バネのようにからみつくことがなく、取り扱いに大変便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるカートリッジ式
棒状化粧料繰出容器の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の外形図であり、化粧料
容器においてカートリッジと繰出機構不を分離した状態
を示す。
【図3】本発明の一実施の形態の縦断面図であり、キャ
ップを取り外し棒状化粧料を外部に繰り出した状態を示
す。
【図4】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1…化粧料容器 2…繰出機構部 3…カートリッジ 4…前端キャップ 5…化粧用具 6…後端キャップ 10…筒本体 11…係合部材 12…保持部材 21…ネジ筒 22…押出棒 22f…円周凸部 23…押出棒用引きバネ 23a…小径部 23b…大径部 24…抵抗体 31…先筒 32…芯チャック 33…カートリッジ用引きバネ 34…尾栓 M…棒状化粧料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先筒内に摺動自在に挿入された芯チャック
    を有するカートリッジと、前記先筒を相対回転可能に嵌
    合する容器本体と、この容器本体の内周面に設けた雌ね
    じ部と螺合する雄ねじ部を有しその先端が前記カートリ
    ッジ後端とスプライン係合する押出棒とを備え、前記相
    対回転によって前記容器本体内を軸方向に移動して前記
    芯チャックを前記先筒の先端に向けて繰り出しあるいは
    引き込むカートリッジ式棒状繰出容器において、 前記押出棒の引き込み側に設けられた凸部と、 前記容器本体内の引き込み側に設けられた係止部と、 前記凸部に係着する小径部を一端側に有し、前記係止部
    に係着する大径部を他端側に有する引きバネとを備え、 前記引きバネの付勢力により前記係止部側へ前記押出棒
    を引き込むことを特徴とする引きバネを備えたカートリ
    ッジ式棒状繰出容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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