JPH09219513A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH09219513A JPH09219513A JP8022667A JP2266796A JPH09219513A JP H09219513 A JPH09219513 A JP H09219513A JP 8022667 A JP8022667 A JP 8022667A JP 2266796 A JP2266796 A JP 2266796A JP H09219513 A JPH09219513 A JP H09219513A
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- Japan
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- oxide film
- polycrystalline silicon
- conductivity type
- diffusion layer
- buried
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シリコン基板の掘れによるゲート配線と拡散層
のコンタクト抵抗の増大を回避して、LSIの微細化に
適した半導体を製造すること。 【解決手段】埋込み素子分離領域12が形成されたp型
半導体基板11上にゲート酸化膜13が形成され、更に
多結晶シリコン層14が堆積される。次に、埋込み素子
分離領域12の片側の内壁が露出するように多結晶シリ
コン層14が除去されて、埋込み素子分離領域12内に
溝15が形成される。次いで、全面に多結晶シリコン層
16が堆積され、多結晶シリコン層14、16に、n+
不純物が添加されると共に溝15の側壁に拡散層17が
形成される。多結晶シリコン層16上にタングステンシ
リサイド18がスパッタされた後、埋込み素子分離領域
12内に収まるようにゲート配線が加工される。このゲ
ート配線をマスクとしてN型のイオン注入が行われて、
ソース・ドレイン拡散層19が形成される。
のコンタクト抵抗の増大を回避して、LSIの微細化に
適した半導体を製造すること。 【解決手段】埋込み素子分離領域12が形成されたp型
半導体基板11上にゲート酸化膜13が形成され、更に
多結晶シリコン層14が堆積される。次に、埋込み素子
分離領域12の片側の内壁が露出するように多結晶シリ
コン層14が除去されて、埋込み素子分離領域12内に
溝15が形成される。次いで、全面に多結晶シリコン層
16が堆積され、多結晶シリコン層14、16に、n+
不純物が添加されると共に溝15の側壁に拡散層17が
形成される。多結晶シリコン層16上にタングステンシ
リサイド18がスパッタされた後、埋込み素子分離領域
12内に収まるようにゲート配線が加工される。このゲ
ート配線をマスクとしてN型のイオン注入が行われて、
ソース・ドレイン拡散層19が形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の構造及
び製造方法に関するもので、特にメモリLSIのセルア
レイに使用される半導体装置及びその製造方法に関する
ものである。
び製造方法に関するもので、特にメモリLSIのセルア
レイに使用される半導体装置及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、LSIのメモリセルアレイ微細
化に於いては、MOSFETのゲートと、隣り合ったM
OSFETのソース・ドレイン拡散層とを、アルミニウ
ム(Al)配線を介さずにダイレクトにコンタクトをと
る技術が必須となっている。
化に於いては、MOSFETのゲートと、隣り合ったM
OSFETのソース・ドレイン拡散層とを、アルミニウ
ム(Al)配線を介さずにダイレクトにコンタクトをと
る技術が必須となっている。
【0003】このコンタクトは、不純物を添加した多結
晶シリコン及びポリサイドで形成されたゲート配線か
ら、シリコン基板中に不純物を熱拡散させることにより
拡散層を形成し、隣接するソース・ドレイン拡散層と接
続させる方法が主流である。この方法によれば、Al配
線による接続の場合のような、ゲート/コンタクト、ソ
ース・ドレイン拡散層/コンタクト、コンタクト/Al
配線の、各層間の合わせ余裕がいらないため、微細なL
SI加工に適している。
晶シリコン及びポリサイドで形成されたゲート配線か
ら、シリコン基板中に不純物を熱拡散させることにより
拡散層を形成し、隣接するソース・ドレイン拡散層と接
続させる方法が主流である。この方法によれば、Al配
線による接続の場合のような、ゲート/コンタクト、ソ
ース・ドレイン拡散層/コンタクト、コンタクト/Al
配線の、各層間の合わせ余裕がいらないため、微細なL
SI加工に適している。
【0004】しかしながら、このような接続方法では、
ゲート配線の加工に於いて、ゲートから拡散させた拡散
層とソース・ドレイン拡散層接続部の基板がエッチング
されてしまうという課題を有している。これは、ゲート
を基板に接触させるために、ゲート酸化膜を除去した基
板の露出した部分が存在するからである。
ゲート配線の加工に於いて、ゲートから拡散させた拡散
層とソース・ドレイン拡散層接続部の基板がエッチング
されてしまうという課題を有している。これは、ゲート
を基板に接触させるために、ゲート酸化膜を除去した基
板の露出した部分が存在するからである。
【0005】しかも、MOSFETの微細化に伴うゲー
ト酸化膜の薄膜化により、ゲート配線のエッチングに於
ける酸化膜に対する選択性の向上が要求されている。こ
れより、基板が、より深く、楔型にエッチングされてし
まう方向に進んでいる。
ト酸化膜の薄膜化により、ゲート配線のエッチングに於
ける酸化膜に対する選択性の向上が要求されている。こ
れより、基板が、より深く、楔型にエッチングされてし
まう方向に進んでいる。
【0006】このため、楔型の基板の溝にソース・ドレ
インのイオン注入が入らず、ゲートから拡散させた拡散
層とソース・ドレイン拡散層間が高抵抗化してしまうこ
とが課題となっている。
インのイオン注入が入らず、ゲートから拡散させた拡散
層とソース・ドレイン拡散層間が高抵抗化してしまうこ
とが課題となっている。
【0007】図3は、従来のSRAM LSIのメモリ
セルアレイに於けるポリサイドゲートと拡散層のコンタ
クト部分の製造工程の一例を示す断面図である。先ず、
図3(a)に示されるように、p型の半導体(シリコ
ン)基板1の素子分離形成予定領域がRIEによりエッ
チングされ、酸化膜が埋込まれることによって埋込み素
子分離領域2が形成される。続いて膜厚が90オングス
トローム程度のゲート酸化膜3が半導体基板1上に形成
され、更にこのにゲート酸化膜3上に500〜1000
オングストローム程度の多結晶シリコン層4が堆積され
る。
セルアレイに於けるポリサイドゲートと拡散層のコンタ
クト部分の製造工程の一例を示す断面図である。先ず、
図3(a)に示されるように、p型の半導体(シリコ
ン)基板1の素子分離形成予定領域がRIEによりエッ
チングされ、酸化膜が埋込まれることによって埋込み素
子分離領域2が形成される。続いて膜厚が90オングス
トローム程度のゲート酸化膜3が半導体基板1上に形成
され、更にこのにゲート酸化膜3上に500〜1000
オングストローム程度の多結晶シリコン層4が堆積され
る。
【0008】次に、図3(b)に示されるように、全面
に500〜1000オングストローム程度の多結晶シリ
コン層5が堆積されて、多結晶シリコン層4及び多結晶
シリコン層5に、P拡散法、またはイオン注入法を用い
てn型不純物が添加されると同時にn型の拡散層6が形
成される。
に500〜1000オングストローム程度の多結晶シリ
コン層5が堆積されて、多結晶シリコン層4及び多結晶
シリコン層5に、P拡散法、またはイオン注入法を用い
てn型不純物が添加されると同時にn型の拡散層6が形
成される。
【0009】そして、図3(c)に示されるように、多
結晶シリコン層5上にゲート配線の低抵抗化のためのタ
ングステンシリサイド7が1000オングストローム程
度スパッタされる。その後、リソグラフィ法とRIEエ
ッチング技術により、ゲート配線の加工が行われる。
結晶シリコン層5上にゲート配線の低抵抗化のためのタ
ングステンシリサイド7が1000オングストローム程
度スパッタされる。その後、リソグラフィ法とRIEエ
ッチング技術により、ゲート配線の加工が行われる。
【0010】次に、図3(d)に示されるように、ゲー
ト配線がマスクとして使用され、N型のイオン注入が行
われることにより、ソース・ドレイン拡散層9が形成さ
れる。
ト配線がマスクとして使用され、N型のイオン注入が行
われることにより、ソース・ドレイン拡散層9が形成さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3(a)
〜(d)のように構成された従来の半導体装置によれ
ば、ゲートをシリコン基板1と接触させるためにゲート
酸化膜が除去され、基板が露出した部分の上に多結晶シ
リコン層5が存在する箇所が存在する。一方、RIEで
は、シリコンと多結晶シリコンの間の選択比を充分にと
ることができない。この結果、図3(c)に示されるよ
うに、ゲート配線の加工に於いてシリコン基板1の一部
がエッチングされて溝8が生じる。
〜(d)のように構成された従来の半導体装置によれ
ば、ゲートをシリコン基板1と接触させるためにゲート
酸化膜が除去され、基板が露出した部分の上に多結晶シ
リコン層5が存在する箇所が存在する。一方、RIEで
は、シリコンと多結晶シリコンの間の選択比を充分にと
ることができない。この結果、図3(c)に示されるよ
うに、ゲート配線の加工に於いてシリコン基板1の一部
がエッチングされて溝8が生じる。
【0012】この溝8の掘れを防ぐため、例えば、図4
に示されるように、ゲート配線とゲート酸化膜をオーバ
ーラップするように加工すれば、掘れを防ぐことは可能
となる。しかしながら、ゲート配線をマスクとして、ソ
ース・ドレイン拡散層9′が形成されるので、ゲートか
ら拡散された拡散層との接続をすることができない。
に示されるように、ゲート配線とゲート酸化膜をオーバ
ーラップするように加工すれば、掘れを防ぐことは可能
となる。しかしながら、ゲート配線をマスクとして、ソ
ース・ドレイン拡散層9′が形成されるので、ゲートか
ら拡散された拡散層との接続をすることができない。
【0013】したがって、リソグラフィ法によるパター
ニング合わせのずれを考慮した余裕が必要となり、シリ
コン基板の掘れを避けることはできないという課題を有
している。
ニング合わせのずれを考慮した余裕が必要となり、シリ
コン基板の掘れを避けることはできないという課題を有
している。
【0014】また、シリコン基板の掘れの深さは300
0〜4000オングストロームに及ぶことは少なくな
い。このため、溝8に角度を付けた回転イオン注入法を
用いたとしても、ゲート配線の影になり、溝の側面や底
に十分な不純物拡散層を形成するのは困難であった。
0〜4000オングストロームに及ぶことは少なくな
い。このため、溝8に角度を付けた回転イオン注入法を
用いたとしても、ゲート配線の影になり、溝の側面や底
に十分な不純物拡散層を形成するのは困難であった。
【0015】本発明は上記実状に鑑みてなされたもので
あり、シリコン基板の掘れによるゲート配線と拡散層の
コンタクト抵抗の増大を回避し、更にLSIの微細化に
適する半導体製造装置及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
あり、シリコン基板の掘れによるゲート配線と拡散層の
コンタクト抵抗の増大を回避し、更にLSIの微細化に
適する半導体製造装置及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の半導体
装置は、少なくとも第1導電型の多結晶シリコンを有す
る積層構造の第1MOSFETと、埋込み型の素子分離
領域を介して隣接する第2MOSFETとを有し、上記
第1MOSFETのゲート配線と、上記第2MOSFE
Tの第1導電型のソース若しくはドレイン拡散層が電気
的に接続された半導体装置に於いて、上記第2MOSF
ETの第1導電型のソース若しくはドレイン拡散層と電
気的に接続されるもので、上記埋込み型の素子分離領域
の上記第2MOSFET側の内壁に上記ゲート配線から
不純物拡散されて形成された第1導電型の拡散層とを具
備することを特徴とする。
装置は、少なくとも第1導電型の多結晶シリコンを有す
る積層構造の第1MOSFETと、埋込み型の素子分離
領域を介して隣接する第2MOSFETとを有し、上記
第1MOSFETのゲート配線と、上記第2MOSFE
Tの第1導電型のソース若しくはドレイン拡散層が電気
的に接続された半導体装置に於いて、上記第2MOSF
ETの第1導電型のソース若しくはドレイン拡散層と電
気的に接続されるもので、上記埋込み型の素子分離領域
の上記第2MOSFET側の内壁に上記ゲート配線から
不純物拡散されて形成された第1導電型の拡散層とを具
備することを特徴とする。
【0017】また本発明の半導体装置の製造方法は、第
1導電型のシリコン基板の一部を除去した領域に酸化膜
を埋込んで埋込み酸化膜を形成する第1の工程と、上記
シリコン基板に酸化膜を形成する第2の工程と、上記酸
化膜上に第2導電型の多結晶シリコンを形成する第3の
工程と、上記第2導電型の多結晶シリコンの一部及び上
記埋込み酸化膜の一部を除去し、該埋込み酸化膜の内壁
の一部のシリコン基板を露出させる第4の工程と、上記
多結晶シリコン上及び上記埋込み酸化膜を除去した部分
に第2導電型の多結晶シリコンを形成する第5の工程
と、上記第2導電型の多結晶シリコン中から上記シリコ
ン基板を露出させた上記埋込み酸化膜の内壁に第2導電
型の不純物を拡散し、第2導電型の不純物拡散層を形成
する第6の工程とを具備することを特徴とする。
1導電型のシリコン基板の一部を除去した領域に酸化膜
を埋込んで埋込み酸化膜を形成する第1の工程と、上記
シリコン基板に酸化膜を形成する第2の工程と、上記酸
化膜上に第2導電型の多結晶シリコンを形成する第3の
工程と、上記第2導電型の多結晶シリコンの一部及び上
記埋込み酸化膜の一部を除去し、該埋込み酸化膜の内壁
の一部のシリコン基板を露出させる第4の工程と、上記
多結晶シリコン上及び上記埋込み酸化膜を除去した部分
に第2導電型の多結晶シリコンを形成する第5の工程
と、上記第2導電型の多結晶シリコン中から上記シリコ
ン基板を露出させた上記埋込み酸化膜の内壁に第2導電
型の不純物を拡散し、第2導電型の不純物拡散層を形成
する第6の工程とを具備することを特徴とする。
【0018】更に本発明の半導体装置の製造方法は、第
1導電型のシリコン基板の一部を除去した領域に埋込み
酸化膜を埋込む第1の工程と、上記シリコン基板に酸化
膜を形成する第2の工程と、上記酸化膜上に第2導電型
の多結晶シリコンを形成する第3の工程と、上記酸化膜
及び第2導電型の多結晶シリコンの一部、及び上記埋込
み酸化膜の一部を除去し、表面の一部と該埋込み酸化膜
の内壁の一部のシリコン基板を露出させる第4の工程
と、上記多結晶シリコン上及び上記埋込み酸化膜中に第
2導電型の多結晶シリコンを形成すると同時に上記シリ
コン基板の一部に埋込み酸化膜を形成する第5の工程
と、上記第2導電型の多結晶シリコン中から記シリコン
基板を露出させた埋込み酸化膜の内壁に第2導電型の不
純物を拡散し、第2導電型の不純物拡散層を形成する第
6の工程とを具備することを特徴とする。
1導電型のシリコン基板の一部を除去した領域に埋込み
酸化膜を埋込む第1の工程と、上記シリコン基板に酸化
膜を形成する第2の工程と、上記酸化膜上に第2導電型
の多結晶シリコンを形成する第3の工程と、上記酸化膜
及び第2導電型の多結晶シリコンの一部、及び上記埋込
み酸化膜の一部を除去し、表面の一部と該埋込み酸化膜
の内壁の一部のシリコン基板を露出させる第4の工程
と、上記多結晶シリコン上及び上記埋込み酸化膜中に第
2導電型の多結晶シリコンを形成すると同時に上記シリ
コン基板の一部に埋込み酸化膜を形成する第5の工程
と、上記第2導電型の多結晶シリコン中から記シリコン
基板を露出させた埋込み酸化膜の内壁に第2導電型の不
純物を拡散し、第2導電型の不純物拡散層を形成する第
6の工程とを具備することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の半導体装置の製造工程を示す断面図である。
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0020】先ず、図1(a)に示されるように、単結
晶シリコンから成るp型の半導体基板11の素子分離形
成予定領域がRIEによりエッチングされる。そして、
酸化膜が埋込まれることにより、埋込み素子分離領域1
2が形成される。
晶シリコンから成るp型の半導体基板11の素子分離形
成予定領域がRIEによりエッチングされる。そして、
酸化膜が埋込まれることにより、埋込み素子分離領域1
2が形成される。
【0021】続いて、例えば800℃、HCl10%の
酸化雰囲気で、膜厚が90オングストローム程度のゲー
ト酸化膜13が半導体基板11上に形成される。更に、
ゲート酸化膜13上に、例えば化学気相成長法が用られ
ることにより、500オングストローム程度の多結晶シ
リコン層14が堆積される。
酸化雰囲気で、膜厚が90オングストローム程度のゲー
ト酸化膜13が半導体基板11上に形成される。更に、
ゲート酸化膜13上に、例えば化学気相成長法が用られ
ることにより、500オングストローム程度の多結晶シ
リコン層14が堆積される。
【0022】次に、図1(b)に示されるように、ゲー
トと拡散層のコンタクトを形成すべく部分が、リソグラ
フィ法によりパターニングされて、埋込み素子分離領域
12の片側の内壁(シリコン基板)が露出するように、
多結晶シリコン層14が、例えば非等方性エッチング技
術、若しくは等方性エッチング技術で除去される。その
後、同じマスクで埋込み素子分離領域12が、例えば非
等方性エッチング技術、若しくは弗化アンモニウムエッ
チングが用いられて、埋込み素子分離領域12内に溝1
5が形成される。
トと拡散層のコンタクトを形成すべく部分が、リソグラ
フィ法によりパターニングされて、埋込み素子分離領域
12の片側の内壁(シリコン基板)が露出するように、
多結晶シリコン層14が、例えば非等方性エッチング技
術、若しくは等方性エッチング技術で除去される。その
後、同じマスクで埋込み素子分離領域12が、例えば非
等方性エッチング技術、若しくは弗化アンモニウムエッ
チングが用いられて、埋込み素子分離領域12内に溝1
5が形成される。
【0023】次いで、全面に1500オングストローム
程度の多結晶シリコン層16が堆積される。そして、多
結晶シリコン層14、16に、P拡散法(例えば、85
0℃で30分のP拡散)が用いられて、n+ 不純物が添
加されると共に、溝15の側壁に拡散層17が形成され
る。
程度の多結晶シリコン層16が堆積される。そして、多
結晶シリコン層14、16に、P拡散法(例えば、85
0℃で30分のP拡散)が用いられて、n+ 不純物が添
加されると共に、溝15の側壁に拡散層17が形成され
る。
【0024】続いて、図1(c)に示されるように、多
結晶シリコン層16上に1000オングストローム程度
のタングステンシリサイド18がスパッタされる。その
後、リソグラフィ法とRIEエッチング技術が用いられ
て、ゲート配線の加工が行われる。この際、ゲート配線
のエッジは、埋込み素子分離領域12内に収まるように
加工される。
結晶シリコン層16上に1000オングストローム程度
のタングステンシリサイド18がスパッタされる。その
後、リソグラフィ法とRIEエッチング技術が用いられ
て、ゲート配線の加工が行われる。この際、ゲート配線
のエッジは、埋込み素子分離領域12内に収まるように
加工される。
【0025】更に、図1(d)に示されるように、ゲー
ト配線がマスクとして、N型のイオン注入(例えば、A
sイオンが加速エネルギー:35kev、ドーズ量:3
×15cm-2)が行われることにより、ソース・ドレイ
ン拡散層19が形成される。
ト配線がマスクとして、N型のイオン注入(例えば、A
sイオンが加速エネルギー:35kev、ドーズ量:3
×15cm-2)が行われることにより、ソース・ドレイ
ン拡散層19が形成される。
【0026】尚、上記第1の実施の形態は、NMOSの
場合について示したが、PMOSの場合についても以下
の点を変えることにより実現することができる。すなわ
ち、 (1)図1(a)に於いてp型基板をn型基板に変更。
場合について示したが、PMOSの場合についても以下
の点を変えることにより実現することができる。すなわ
ち、 (1)図1(a)に於いてp型基板をn型基板に変更。
【0027】(2)図1(b)に於ける、全面に150
0オングストローム程度の多結晶シリコン層16が堆積
され、多結晶シリコン層14、16にP拡散法(例え
ば、850℃で30分のP拡散)が用いられ、n+ 不純
物が添加される代わりに、全面に1500オングストロ
ーム程度のB(p+ 不純物)が添加された多結晶シリコ
ン層16が堆積され、熱処理(例えばN2 雰囲気、85
0℃、30分)が加えられ、拡散層17が形成される。
但し、この熱処理は、熱工程に於けるメルトアニール等
と兼ねてもかまわない。
0オングストローム程度の多結晶シリコン層16が堆積
され、多結晶シリコン層14、16にP拡散法(例え
ば、850℃で30分のP拡散)が用いられ、n+ 不純
物が添加される代わりに、全面に1500オングストロ
ーム程度のB(p+ 不純物)が添加された多結晶シリコ
ン層16が堆積され、熱処理(例えばN2 雰囲気、85
0℃、30分)が加えられ、拡散層17が形成される。
但し、この熱処理は、熱工程に於けるメルトアニール等
と兼ねてもかまわない。
【0028】(3)図1(d)に於いて、n型のイオン
注入(例えば、Asイオンが加速エネルギー:35ke
v、ドーズ量:3×15cm-2)が行われる代わりに、
p型のイオン注入(例えば、BF2 イオンが加速エネル
ギー:40kev、ドーズ量:3×15cm-2)が行わ
れる。
注入(例えば、Asイオンが加速エネルギー:35ke
v、ドーズ量:3×15cm-2)が行われる代わりに、
p型のイオン注入(例えば、BF2 イオンが加速エネル
ギー:40kev、ドーズ量:3×15cm-2)が行わ
れる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態の半導体
装置の製造工程を示す断面図である。
説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態の半導体
装置の製造工程を示す断面図である。
【0030】図2(a)に示されるように、単結晶シリ
コンから成るn型の半導体基板21の素子分離形成予定
領域がRIEによりエッチングされ、酸化膜が埋込まれ
ることにより埋込み素子分離領域22が形成される。次
いで、例えば800℃、HCl10%の酸化雰囲気で、
膜厚が90オングストローム程度のゲート酸化膜23が
形成される。更に、にゲート酸化膜上に、例えば化学気
相成長法により500オングストローム程度の多結晶シ
リコン層24が堆積される。
コンから成るn型の半導体基板21の素子分離形成予定
領域がRIEによりエッチングされ、酸化膜が埋込まれ
ることにより埋込み素子分離領域22が形成される。次
いで、例えば800℃、HCl10%の酸化雰囲気で、
膜厚が90オングストローム程度のゲート酸化膜23が
形成される。更に、にゲート酸化膜上に、例えば化学気
相成長法により500オングストローム程度の多結晶シ
リコン層24が堆積される。
【0031】次に、図2(b)に示されるように、シリ
コン基板21と埋込み素子分離領域22の両領域にかか
るように、リソグラフィ法によりパターニングが行われ
て、多結晶シリコン層24が、例えば非等方性エッチン
グ技術、若しくは等方性エッチング技術で除去される。
そして、同じマスクで埋込み素子分離領域22、ゲート
酸化膜23が、例えば非等方性エッチング技術、若しく
は弗化アンモニウムエッチングが用られて除去され、埋
込み素子分離領域22内に溝25が形成される。
コン基板21と埋込み素子分離領域22の両領域にかか
るように、リソグラフィ法によりパターニングが行われ
て、多結晶シリコン層24が、例えば非等方性エッチン
グ技術、若しくは等方性エッチング技術で除去される。
そして、同じマスクで埋込み素子分離領域22、ゲート
酸化膜23が、例えば非等方性エッチング技術、若しく
は弗化アンモニウムエッチングが用られて除去され、埋
込み素子分離領域22内に溝25が形成される。
【0032】その後、全面に1500オングストローム
程度の多結晶シリコン層26が堆積される。そして、多
結晶シリコン層24、26にP拡散法(例えば、850
℃で30分のP拡散)によってn+ 不純物が添加される
と共に、拡散層27が形成される。
程度の多結晶シリコン層26が堆積される。そして、多
結晶シリコン層24、26にP拡散法(例えば、850
℃で30分のP拡散)によってn+ 不純物が添加される
と共に、拡散層27が形成される。
【0033】次に、図2(c)に示されるように、多結
晶シリコン層26上に1000オングストローム程度の
タングステンシリサイド28がスパッタされる。その
後、リソグラフィ法とRIEエッチング技術が用いられ
て、ゲート配線の加工が行われると共にシリコン基板2
1に溝29が形成される。この際、ゲート配線のエッジ
は、埋込み素子分離領域22内に収まるように加工され
る。
晶シリコン層26上に1000オングストローム程度の
タングステンシリサイド28がスパッタされる。その
後、リソグラフィ法とRIEエッチング技術が用いられ
て、ゲート配線の加工が行われると共にシリコン基板2
1に溝29が形成される。この際、ゲート配線のエッジ
は、埋込み素子分離領域22内に収まるように加工され
る。
【0034】更に、図2(d)に示されるように、ゲー
ト配線がマスクにされて、n型のイオン注入(例えば、
Asイオンが加速エネルギー:35kev、ドーズ量:
3×15cm-2)が行われることにより、ソース・ドレ
イン拡散層30が形成される。
ト配線がマスクにされて、n型のイオン注入(例えば、
Asイオンが加速エネルギー:35kev、ドーズ量:
3×15cm-2)が行われることにより、ソース・ドレ
イン拡散層30が形成される。
【0035】上記第2の実施の形態は、NMOSの場合
について示したが、PMOSの場合についても以下の点
を変えることで実現することができる。すなわち、 (4)図2(a)に於いてp型基板をn型基板に変更。
について示したが、PMOSの場合についても以下の点
を変えることで実現することができる。すなわち、 (4)図2(a)に於いてp型基板をn型基板に変更。
【0036】(5)図2(b)に於ける、全面に150
0オングストローム程度の多結晶シリコン層26が堆積
され、多結晶シリコン層24、26にP拡散法(例え
ば、850℃で30分のP拡散)が用られ、n+ 不純物
が添加される代わりに、全面に1500オングストロー
ム程度のB(p+ 不純物)が添加された多結晶シリコン
層26が堆積され、熱処理(例えばN2 雰囲気、850
℃、30分)が加えられ、拡散層27が形成される。但
し、この熱処理は熱工程に於けるメルトアニール等と兼
ねてもかまわない。
0オングストローム程度の多結晶シリコン層26が堆積
され、多結晶シリコン層24、26にP拡散法(例え
ば、850℃で30分のP拡散)が用られ、n+ 不純物
が添加される代わりに、全面に1500オングストロー
ム程度のB(p+ 不純物)が添加された多結晶シリコン
層26が堆積され、熱処理(例えばN2 雰囲気、850
℃、30分)が加えられ、拡散層27が形成される。但
し、この熱処理は熱工程に於けるメルトアニール等と兼
ねてもかまわない。
【0037】(6)図2(d)に於ける、n型のイオン
注入(例えば、Asイオンを加速エネルギー:35ke
v、ドーズ量:3×15cm-2)が行われる代わりに、
p型のイオン注入 (例えば、BF2 イオンを加速エネ
ルギー:40kev、ドーズ量:3×15cm-2で)が
行われる。
注入(例えば、Asイオンを加速エネルギー:35ke
v、ドーズ量:3×15cm-2)が行われる代わりに、
p型のイオン注入 (例えば、BF2 イオンを加速エネ
ルギー:40kev、ドーズ量:3×15cm-2で)が
行われる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板が楔
型に掘れることがないため、イオン注入のシャドーイン
グによる拡散層コンタクトの高抵抗化を回避することが
できる。また、ゲートからの拡散層を埋込み素子分離の
内壁で縦方向に形成しているため、ソース・ドレイン拡
散層とのコンタクトを確実にとることができる。更に、
内壁で縦方向に拡散層を形成していることで、ゲートと
基板のコンタクト面積が削減でき微細化にも適してい
る。
型に掘れることがないため、イオン注入のシャドーイン
グによる拡散層コンタクトの高抵抗化を回避することが
できる。また、ゲートからの拡散層を埋込み素子分離の
内壁で縦方向に形成しているため、ソース・ドレイン拡
散層とのコンタクトを確実にとることができる。更に、
内壁で縦方向に拡散層を形成していることで、ゲートと
基板のコンタクト面積が削減でき微細化にも適してい
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図3】従来のSRAM LSIのメモリセルアレイに
於けるポリサイドゲートと拡散層のコンタクト部分の製
造工程の一例を示す断面図である。
於けるポリサイドゲートと拡散層のコンタクト部分の製
造工程の一例を示す断面図である。
【図4】図3(d)に示された半導体装置の他の工程で
構成した場合の例を示した断面図である。
構成した場合の例を示した断面図である。
11、21 型半導体基板(シリコン基板)、 12、22 埋込み素子分離酸化膜層、 13、23 ゲート酸化膜、 14、24 多結晶シリコン層、 15、25 埋込み素子分離の溝、 16、26 多結晶シリコン層、 17、27 nまたはp型拡散層、 18、28 タングステンシリサイド層、 19、30 nまたはp型拡散層、 29 半導体基板の溝。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも第1導電型の多結晶シリコン
を有する積層構造の第1MOSFETと、埋込み型の素
子分離領域を介して隣接する第2MOSFETとを有
し、上記第1MOSFETのゲート配線と、上記第2M
OSFETの第1導電型のソース若しくはドレイン拡散
層が電気的に接続された半導体装置に於いて、 上記第2MOSFETの第1導電型のソース若しくはド
レイン拡散層と電気的に接続されるもので、上記埋込み
型の素子分離領域の上記第2MOSFET側の内壁に上
記ゲート配線から不純物拡散されて形成された第1導電
型の拡散層とを具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 第1導電型のシリコン基板の一部を除去
した領域に酸化膜を埋込んで埋込み酸化膜を形成する第
1の工程と、 上記シリコン基板に酸化膜を形成する第2の工程と、 上記酸化膜上に第2導電型の多結晶シリコンを形成する
第3の工程と、 上記第2導電型の多結晶シリコンの一部及び上記埋込み
酸化膜の一部を除去し、該埋込み酸化膜の内壁の一部の
シリコン基板を露出させる第4の工程と、 上記多結晶シリコン上及び上記埋込み酸化膜を除去した
部分に第2導電型の多結晶シリコンを形成する第5の工
程と、 上記第2導電型の多結晶シリコン中から上記シリコン基
板を露出させた上記埋込み酸化膜の内壁に第2導電型の
不純物を拡散し、第2導電型の不純物拡散層を形成する
第6の工程とを具備することを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項3】 第1導電型のシリコン基板の一部を除去
した領域に埋込み酸化膜を埋込む第1の工程と、 上記シリコン基板に酸化膜を形成する第2の工程と、 上記酸化膜上に第2導電型の多結晶シリコンを形成する
第3の工程と、 上記酸化膜及び第2導電型の多結晶シリコンの一部、及
び上記埋込み酸化膜の一部を除去し、表面の一部と該埋
込み酸化膜の内壁の一部のシリコン基板を露出させる第
4の工程と、 上記多結晶シリコン上及び上記埋込み酸化膜中に第2導
電型の多結晶シリコンを形成すると同時に上記シリコン
基板の一部に埋込み酸化膜を形成する第5の工程と、 上記第2導電型の多結晶シリコン中から記シリコン基板
を露出させた埋込み酸化膜の内壁に第2導電型の不純物
を拡散し、第2導電型の不純物拡散層を形成する第6の
工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022667A JPH09219513A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022667A JPH09219513A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09219513A true JPH09219513A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12089211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8022667A Withdrawn JPH09219513A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09219513A (ja) |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8022667A patent/JPH09219513A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |