JPH09219288A - 有機エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス素子

Info

Publication number
JPH09219288A
JPH09219288A JP8045492A JP4549296A JPH09219288A JP H09219288 A JPH09219288 A JP H09219288A JP 8045492 A JP8045492 A JP 8045492A JP 4549296 A JP4549296 A JP 4549296A JP H09219288 A JPH09219288 A JP H09219288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
anode
organic
substrate
glass substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8045492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3290584B2 (ja
Inventor
Takashi Ujihara
孝志 氏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, Pioneer Electronic Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Priority to JP04549296A priority Critical patent/JP3290584B2/ja
Priority to US08/795,774 priority patent/US5814935A/en
Publication of JPH09219288A publication Critical patent/JPH09219288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3290584B2 publication Critical patent/JP3290584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/02Details
    • H05B33/04Sealing arrangements, e.g. against humidity
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/02Details
    • H05B33/06Electrode terminals
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/26Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the composition or arrangement of the conductive material used as an electrode
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/842Containers
    • H10K50/8423Metallic sealing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/842Containers
    • H10K50/8426Peripheral sealing arrangements, e.g. adhesives, sealants
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/17Passive-matrix OLED displays
    • H10K59/179Interconnections, e.g. wiring lines or terminals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形で長時間にわたり安定して発光すること
のできる有機エレクトルルミネセンス素子を提供するも
のである。 【解決手段】 陽極、有機化合物からなる有機発光材料
層、及び陰極からなる積層体が形成された第1の基板
と、スルーホールを介して一方の面の導電パターンと他
方の面の導電パターンとが互いに電気的に接続された第
2の基板とを備え、第1及び第2の基板を互いにその外
周部にて接合し、積層体を気密状態に内包して封止する
と共に、一方の面の導電パターンを陽極及び陰極に接続
することを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、各種情報産業機器のデ
ィスプレイや発光素子等に好適に用いられる有機エレク
トロルミネセンス素子に関し、特に素子の電極の引き出
し構造に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】従来、各種産業機器の表示装置のユニッ
トや画素に用いられている電界発光素子として有機エレ
クトロルミネセンス(electroluminesc
ence)素子(以下有機EL素子という)が知られて
いる。図4は従来の有機EL素子の主要部の概略構造図
であり、図4(a)は外観及び一部内部の構造を示す平
面図を、図4(b)は有機EL素子の陰極に沿って表さ
れた断面図を示している。
【0005】
【0003】図4において、有機EL素子は透明なガラ
ス基板101の表面に透明な複数の平行なライン状の陽
極102が形成され、さらに陽極102上には有機蛍光
体薄膜や有機正孔輸送層等から成る発光機能層103が
積層形成されてさらにその上には金属からなり陽極10
2と交差する様に形成された複数の平行なライン状の陰
極104が真空蒸着等によって積層されている。
【0006】
【0004】それぞれの陽極102及び陰極104の一
方端は、導電性の陽極引き出し電極または陰極引き出し
電極によって、陽極駆動用IC105または陰極駆動用
IC106に接続され、いずれもガラス基板101の所
定の領域に設けられた外部信号電極107に導かれて、
有機EL素子の駆動用信号入力端子を形成する。
【0007】
【0005】有機EL素子は、外部信号電極107に入
力される信号に基づき、陽極駆動用IC105及び陰極
駆動用IC106が駆動され、陰極及び陽極の所定のラ
インが駆動されることにより、陽極と陰極の所定の交差
部分の発光機能層に電流を流し交差部分を発光させる。
【0008】
【0006】また、発光機能層103は水分に弱いの
で、その性能を維持するために、例えば金属からなる封
止缶108を接着剤109を用いてガラス基板101に
接合させて、陽極102、発光機能層103、陰極10
4を内部に封止させて、大気中の水分から遮断させるべ
く形成している。
【0009】
【0007】ところが、ガラス基板101及び封止缶1
08は、大気中の水分を遮断するが、長時間経過の後、
接着剤109はガラス基板101または封止缶108と
の接合部において隙間を生じたり、接着剤自体の水分の
浸透により、発光機能層103が大気中の水分にさらさ
れることになり、素子の寿命を長くすることが困難であ
った。また、少しでも寿命を延ばすために、ガラス基板
101と封止缶108の接合部の面積を大きくとる必要
があり、その分ガラス基板の面積を大きくしなければな
らず、有機EL素子の小形化が困難であった。
【0010】
【0008】また、従来の有機EL素子は、少しでもス
ペース効率をあげるために、ライン状の陽極102及び
陰極104はそれぞれの一方端において駆動用ICに接
続されているが、陽極及び陰極は微細なラインによって
形成されていてその電気抵抗が大きいため、陽極102
及び陰極104の各交差部分のうち同一陰極ライン上に
等価的に直列接続される各交差部分においては、ライン
抵抗が大きく寄与するので、駆動用ICに比較的近い部
分と比較的遠い部分とでは、発光効率に差が生じてしま
い、全体として輝度ムラを生じてしまうといった問題が
あった。
【0011】
【0009】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑みなされたものであり、小形で長時間にわたり安定
して発光することのできる有機エレクトロルミネセンス
素子を提供するものである。
【0013】
【0010】
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
陽極、有機化合物からなる有機発光材料層、及び陰極か
らなる積層体が形成された第1の基板と、スルーホール
を介して一方の面の導電パターンと他方の面の導電パタ
ーンとが互いに電気的に接続された第2の基板とを備
え、第1及び第2の基板を互いにその外周部にて接合
し、積層体を気密状態に内包して封止すると共に、一方
の面の導電パターンを陽極及び陰極に接続することを特
徴とする有機エレクトロルミネセンス素子で構成され
る。
【0015】
【0011】また、請求項2記載の発明は、第1及び第
2の基板の外周部は金属接合部が形成され、第1及び第
2の基板の外周部は、金属接合部が半田付けされること
によって、積層体を気密状態に内包して封止することを
特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネセンス
素子で構成される。
【0016】
【0012】また、請求項3記載の発明は、第2の基板
の他方の面に、有機エレクトロルミネセンス素子の駆動
用回路を形成することを特徴とする請求項1または2記
載の有機エレクトロルミネセンス素子で構成される。
【0017】
【0013】また、請求項4記載の発明は、陰極は、複
数のライン状電極からなり、それぞれのライン状電極の
両端部を、第2の基板の一方の面の導電パターンを介し
てそれぞれ接続することを特徴とする請求項1または2
または3記載の有機エレクトロルミネセンス素子で構成
される。
【0018】
【0014】
【0019】
【作用】本発明は以上のように構成したので、請求項1
記載の発明によれば、ガラス基板と両面基板の外周部を
互いに接合することによって、陽極、有機化合物からな
る有機発光材料層、及び陰極からなる積層体を内包さ
せ、陰極および陽極を、両面基板のスルーホールを介し
て外部の駆動用回路と接続して、気密状態に封止したの
で、有機発光材料層は大気中の水分から隔離することが
でき、素子の寿命を延ばすことができる。さらに、ガラ
ス基板を拡大させたりして駆動用回路の形成領域を新た
に設ける必要がなく、素子を小形化できる。
【0020】
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、ガラ
ス基板及び両面基板の外周部に形成された金属接合部
を、例えば半田付け等により互いに接合することによっ
て、積層体を気密状態に封止したので、有機発光材料層
を大気中の水分から確実に隔離することができ、素子の
寿命を延ばすことができる。
【0021】
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、両面
基板の片側に有機エレクトロルミネセンス素子の駆動用
回路を形成したので、ガラス基板を拡大させたりして駆
動用回路を形成するスペースを新たに設ける必要がな
く、素子を小形化できる。
【0022】
【0017】また、請求項4記載の発明によれば、複数
のライン状電極からなる陰極のそれぞれのライン状電極
の両端部を両面基板の導電パターンを介してそれぞれ接
続して短絡させたので、駆動用回路側からみた素子の陰
極のライン抵抗が小さくなり、各陽極と各陰極の各交差
部分の電気抵抗はほぼ均一となるので、素子の輝度ムラ
を少なくすることができ、発光が安定する。
【0023】
【0018】
【0024】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて以下に説明する。図1は、本発明の一実施例にお
ける有機EL素子の主要部の概略構造図であり、(a)
は有機EL素子の陰極に沿って表された断面図を示し、
(b)は有機EL素子の陽極に沿って表された断面図を
示している。図1において、有機EL素子は透明なガラ
ス基板1の表面上に、Indium−Tin−Oxid
e(ITO)などの材料を蒸着して所定の厚さに形成さ
れる透明な複数の平行なライン状の陽極2が積層され、
さらに陽極2上には有機蛍光体薄膜や有機正孔輸送層等
から成る発光機能層3が積層形成され、さらに発光機能
層上には陽極2とそれぞれ互いに平行な面上において交
差する様に形成された複数の平行なライン状の金属から
なる陰極4が真空蒸着等によって積層されている。各陽
極2の両端部はそれぞれ金属からなる接合部5aに電気
的に接続されて、共にガラス基板1上に固着されてい
る。
【0025】
【0019】また、各陰極4の両端部は金属からなる接
合部5bに電気的に接続されて、共にガラス基板1上に
固着されている。接合部5a、5bは、各陰極または陽
極ラインと電気的に接続されるものであれば、例えば導
電性材料をガラス基板1上に所定の厚さに蒸着または塗
布して形成したものであっても良いし、陽極2又は陰極
4の一部を用いて構成しても良い。
【0026】
【0020】また、ガラス基板1の陽極2が形成される
面の外周には金属からなる接合部6が固着形成され、所
定の高さの壁を形成する。接合部6は、例えば導電性の
金属材料をガラス基板1上に所定の厚さに蒸着、メッ
キ、溶着、電着等の手法により形成して構成される。
【0027】
【0021】また、7はセラミックからなる両面基板で
あり、片面側にはガラス基板1の接合部6に対応して、
金属からなる接合部13が固着形成されて所定の高さの
壁を形成している。接合部6及び接合部13は隙間なく
半田付けされていて、ガラス基板1及び両面基板7を所
定の間隔に固定配置し、ガラス基板1及び両面基板7と
共に有機EL素子のパッケージを構成し、陽極2、発光
機能層3、陰極4の積層体を内包して封止する。この積
層体の封止は、後述する組み立て方法を用いておこなわ
れ、内部には不活性ガスを充満させるので、素子の組み
立て後は、発光機能層3は大気中の水分と確実に遮断さ
れる。
【0028】
【0022】また、両面基板7のガラス基板1と相対す
る面上には、ガラス基板1上の各陰極4に相対する位置
に、複数のライン状の導電パターン8が銅箔等によって
形成され、それぞれの両端部は金属からなる接合部9b
に電気的に接続され、共に両面基板7上に固着されてい
る。また、陽極2の各ラインの両端部に相対するガラス
基板1上の位置には、金属からなる接合部9aが固着さ
れている。相対する各接合部5a、9a、及び5b、9
bは、それぞれ例えば半田付け等によって所定の間隔に
固定され電気的に接続される。導電パターン8は銅以外
の導電性材料、例えばアルミニウム、銀、金等で構成さ
れていても良く、その形状は、箔に限らず、板状または
棒状のものでライン状または不定形状に形成されていて
も良い。
【0029】
【0023】また、両面基板7の接合部13形成面の反
対側の面上には、導電パターン10が形成されている。
導電パターン10は、各陽極2及び各陰極4にそれぞれ
対応して、陽極引き出し電極10a及び陰極引き出し電
極10bを備え、陽極駆動用IC11及び陰極駆動用I
C12や図示しない電子部品等が接続されて有機EL素
子の駆動回路を形成する。
【0030】
【0024】接合部9a及び9bは、それぞれ両面基板
7のスルーホールを介し、対応する陽極引き出し電極1
0a及び陰極引き出し電極10bと直接または短絡ピン
を介して半田付けすることにより、陽極2の各ライン電
極が、対応する陽極引き出し電極10aと電気的に接続
されると共に、陰極4の各ライン電極が、対応する陰極
引き出し電極10bと電気的に接続される。各陽極2及
び陰極4は両面基板7上に取り付けられた陽極駆動用I
C11及び陰極駆動用IC12を介し、例えばフレキシ
ブルプリント基板14等に接続されて有機EL素子の駆
動用信号入力端子を構成する。このため、ガラス基板1
上に素子の駆動回路を新たに設ける必要がなく、スペー
ス効率をあげることができるので有機EL素子を小形化
することができる。
【0031】
【0025】また、陰極4の各ラインは導電パターン8
がそれぞれパラレル接続されるので、同一陰極ライン上
に配列される各陽極側からみると陰極による電気抵抗の
差が実質的に小さくなるので、陽極と陰極の各交差部分
の発光効率の差が小さくなる。したがって、全体として
輝度ムラが少なくなり発光が安定する。
【0032】
【0026】本発明の一実施例における有機EL素子は
以上のように構成されるが、その組み立て方法は例えば
以下のごとくなされる。
【0033】先ず、図2、図3に示すように、ガラス基
板1に予め、陽極2、発光機能層3、陰極4、接合部5
a、接合部5b、接合部6を形成し、両面基板7に予
め、導電パターン8、導電パターン10、陽極引き出し
電極10a、陰極引き出し電極10b、接合部9b、接
合部13を形成しておく。さらに、接合部9a及び9b
は、対応する陽極引き出し電極10a及び陰極引き出し
電極10bと接続し、両面基板上のスルーホールは塞い
でおく。また、各接合部9a、9bには半田バンプ9c
をそれぞれ所定の高さで形成しておく。図2は、本発明
における有機EL素子の組み立てに用いるガラス基板A
ssyであり、(a)は陰極の上方からみた平面図、
(b)は陰極に沿って表された断面図を示す。また、図
3は、本発明における有機EL素子の組み立てに用いる
両面基板Assyであり、(a)は両面基板の駆動回路
側からみた平面図、(b)は両面基板の導電パターンに
沿って表された断面図、(c)は両面基板の導電パター
ン側からみた底面図を示す。
【0034】
【0027】次に、図2のガラス基板Assyの接合部
5a、5bと、図3の両面基板Assyの半田バンプ9
cの位置を合わせ取り付け治具等を用いて、ガラス基板
と両面基板を所定の間隔に保持する。
【0035】次に、高温槽等を用いて、窒素等の不活性
ガス雰囲気中において加熱することにより半田バンプ9
cは溶融し、相対する各接合部5a、9a、及び5b、
9bは、半田付けされて、電気的に接続固定される。
【0036】
【0028】次に、窒素等の不活性ガス雰囲気中におい
て接合部6及び接合部13上にクリーム半田や半田ボー
ルを塗布し、高温槽等を用いて、窒素等の不活性ガス雰
囲気中において加熱することにより、接合部6及び接合
部13は隙間なく固着され、陽極2、発光機能層3、陰
極4で形成される積層体が気密状態に封止された有機E
L素子が形成される。また、クリーム半田や半田等を用
いてガラス基板1、両面基板7、接合部6、接合部1
3、両面基板7のスルーホール等を接合し、積層体を気
密状態に密封するので、発光機能層3大気中の水分から
確実に隔離される。
【0037】
【0029】なお、本実施例では、両面基板をセラミッ
クによって形成したが、これに限らずガラス基板等、長
期間耐水性を有する材料であれば代わりにもちいること
ができる。
【0038】また半田バンプは、接合部9a、9b上に
限らず、接合部5a、5b上に形成しても良いし、接合
部9a、9b、5a、5b上のいずれかを適宜選択して
形成するようにしても良い。
【0039】
【0030】
【0040】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、請
求項1記載の発明によれば、ガラス基板と両面基板の外
周部を互いに接合することによって、陽極、有機化合物
からなる有機発光材料層、及び陰極からなる積層体を内
包させ、陰極および陽極を、両面基板のスルーホールを
介して外部の駆動用回路と接続して、気密状態に封止し
たので、有機発光材料層は大気中の水分から隔離するこ
とができ、素子の寿命を延ばすことができる。さらに、
ガラス基板を拡大させたりして駆動用回路の形成領域を
新たに設ける必要がなく、素子を小形化できる。
【0041】
【0031】また、請求項2記載の発明によれば、ガラ
ス基板及び両面基板の外周部に形成された金属接合部
を、例えば半田付け等により互いに接合することによっ
て、積層体を気密状態に封止したので、有機発光材料層
を大気中の水分から確実に隔離することができ、素子の
寿命を延ばすことができる。
【0042】
【0032】また、請求項3記載の発明によれば、両面
基板の片側に有機エレクトロルミネセンス素子の駆動用
回路を形成したので、ガラス基板を拡大させたりして駆
動用回路を形成するスペースを新たに設ける必要がな
く、素子を小形化できる。
【0043】
【0033】また、請求項4記載の発明によれば、複数
のライン状電極からなる陰極のそれぞれのライン状電極
の両端部を両面基板の導電パターンを介してそれぞれ接
続して短絡させたので、駆動用回路側からみた素子の陰
極のライン抵抗が小さくなり、各陽極と各陰極の各交差
部分の電気抵抗はほぼ均一となるので、素子の輝度ムラ
を少なくすることができ、発光が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における有機EL素子の主要
部の概略構造図である。
【図2】本発明における有機EL素子の組み立てに用い
るガラス基板Assyである。
【図3】本発明における有機EL素子の組み立てに用い
る両面基板Assyである。
【図4】従来の有機EL素子の主要部の概略構造図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・ガラス基板1 2・・・・・・陽極 3・・・・・・発光機能層 4・・・・・・陰極 5a・・・・・接合部 5b・・・・・接合部 6・・・・・・接合部 7・・・・・・両面基板 8・・・・・・導電パターン 9a・・・・・接合部 9b・・・・・接合部 9c・・・・・半田バンプ 10・・・・・導電パターン 10a・・・・陽極引き出し電極 10b・・・・陰極引き出し電極 11・・・・・陽極駆動用IC 12・・・・・陰極駆動用IC 13・・・・・接合部 14・・・・・フレキシブルプリント基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種情報産業機器のデ
ィスプレイや発光素子等に好適に用いられる有機エレク
トロルミネセンス素子に関し、特に素子の電極の引き出
し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種産業機器の表示装置のユニッ
トや画素に用いられている電界発光素子として有機エレ
クトロルミネセンス(electroluminesc
ence)素子(以下有機EL素子という)が知られて
いる。図4は従来の有機EL素子の主要部の概略構造図
であり、図4(a)は外観及び一部内部の構造を示す平
面図を、図4(b)は有機EL素子の陰極に沿って表さ
れた断面図を示している。
【0003】図4において、有機EL素子は透明なガラ
ス基板101の表面に透明な複数の平行なライン状の陽
極102が形成され、さらに陽極102上には有機蛍光
体薄膜や有機正孔輸送層等から成る発光機能層103が
積層形成されてさらにその上には金属からなり陽極10
2と交差する様に形成された複数の平行なライン状の陰
極104が真空蒸着等によって積層されている。
【0004】それぞれの陽極102及び陰極104の一
方端は、導電性の陽極引き出し電極または陰極引き出し
電極によって、陽極駆動用IC105または陰極駆動用
IC106に接続され、いずれもガラス基板101の所
定の領域に設けられた外部信号電極107に導かれて、
有機EL素子の駆動用信号入力端子を形成する。
【0005】有機EL素子は、外部信号電極107に入
力される信号に基づき、陽極駆動用IC105及び陰極
駆動用IC106が駆動され、陰極及び陽極の所定のラ
インが駆動されることにより、陽極と陰極の所定の交差
部分の発光機能層に電流を流し交差部分を発光させる。
【0006】また、発光機能層103は水分に弱いの
で、その性能を維持するために、例えば金属からなる封
止缶108を接着剤109を用いてガラス基板101に
接合させて、陽極102、発光機能層103、陰極10
4を内部に封止させて、大気中の水分から遮断させるべ
く形成している。
【0007】ところが、ガラス基板101及び封止缶1
08は、大気中の水分を遮断するが、長時間経過の後、
接着剤109はガラス基板101または封止缶108と
の接合部において隙間を生じたり、接着剤自体の水分の
浸透により、発光機能層103が大気中の水分にさらさ
れることになり、素子の寿命を長くすることが困難であ
った。また、少しでも寿命を延ばすために、ガラス基板
101と封止缶108の接合部の面積を大きくとる必要
があり、その分ガラス基板の面積を大きくしなければな
らず、有機EL素子の小形化が困難であった。
【0008】また、従来の有機EL素子は、少しでもス
ペース効率をあげるために、ライン状の陽極102及び
陰極104はそれぞれの一方端において駆動用ICに接
続されているが、陽極及び陰極は微細なラインによって
形成されていてその電気抵抗が大きいため、陽極102
及び陰極104の各交差部分のうち同一陰極ライン上に
等価的に直列接続される各交差部分においては、ライン
抵抗が大きく寄与するので、駆動用ICに比較的近い部
分と比較的遠い部分とでは、発光効率に差が生じてしま
い、全体として輝度ムラを生じてしまうといった問題が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑みなされたものであり、小形で長時間にわたり安定
して発光することのできる有機エレクトロルミネセンス
素子を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
陽極、有機化合物からなる有機発光材料層、及び陰極か
らなる積層体が形成された第1の基板と、スルーホール
を介して一方の面の導電パターンと他方の面の導電パタ
ーンとが互いに電気的に接続された第2の基板とを備
え、第1及び第2の基板を互いにその外周部にて接合
し、積層体を気密状態に内包して封止すると共に、一方
の面の導電パターンを陽極及び陰極に接続することを特
徴とする有機エレクトロルミネセンス素子で構成され
る。
【0011】また、請求項2記載の発明は、第1及び第
2の基板の外周部は金属接合部が形成され、第1及び第
2の基板の外周部は、金属接合部が半田付けされること
によって、積層体を気密状態に内包して封止することを
特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネセンス
素子で構成される。
【0012】また、請求項3記載の発明は、第2の基板
の他方の面に、有機エレクトロルミネセンス素子の駆動
用回路を形成することを特徴とする請求項1または2記
載の有機エレクトロルミネセンス素子で構成される。
【0013】また、請求項4記載の発明は、陰極は、複
数のライン状電極からなり、それぞれのライン状電極の
両端部を、第2の基板の一方の面の導電パターンを介し
てそれぞれ接続することを特徴とする請求項1または2
または3記載の有機エレクトロルミネセンス素子で構成
される。
【0014】
【作用】本発明は以上のように構成したので、請求項1
記載の発明によれば、ガラス基板と両面基板の外周部を
互いに接合することによって、陽極、有機化合物からな
る有機発光材料層、及び陰極からなる積層体を内包さ
せ、陰極および陽極を、両面基板のスルーホールを介し
て外部の駆動用回路と接続して、気密状態に封止したの
で、有機発光材料層は大気中の水分から隔離することが
でき、素子の寿命を延ばすことができる。さらに、ガラ
ス基板を拡大させたりして駆動用回路の形成領域を新た
に設ける必要がなく、素子を小形化できる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、ガラ
ス基板及び両面基板の外周部に形成された金属接合部
を、例えば半田付け等により互いに接合することによっ
て、積層体を気密状態に封止したので、有機発光材料層
を大気中の水分から確実に隔離することができ、素子の
寿命を延ばすことができる。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、両面
基板の片側に有機エレクトロルミネセンス素子の駆動用
回路を形成したので、ガラス基板を拡大させたりして駆
動用回路を形成するスペースを新たに設ける必要がな
く、素子を小形化できる。
【0017】また、請求項4記載の発明によれば、複数
のライン状電極からなる陰極のそれぞれのライン状電極
の両端部を両面基板の導電パターンを介してそれぞれ接
続して短絡させたので、駆動用回路側からみた素子の陰
極のライン抵抗が小さくなり、各陽極と各陰極の各交差
部分の電気抵抗はほぼ均一となるので、素子の輝度ムラ
を少なくすることができ、発光が安定する。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて以下に説明する。図1は、本発明の一実施例にお
ける有機EL素子の主要部の概略構造図であり、(a)
は有機EL素子の陰極に沿って表された断面図を示し、
(b)は有機EL素子の陽極に沿って表された断面図を
示している。図1において、有機EL素子は透明なガラ
ス基板1の表面上に、Indium−Tin−Oxid
e(ITO)などの材料を蒸着して所定の厚さに形成さ
れる透明な複数の平行なライン状の陽極2が積層され、
さらに陽極2上には有機蛍光体薄膜や有機正孔輸送層等
から成る発光機能層3が積層形成され、さらに発光機能
層上には陽極2とそれぞれ互いに平行な面上において交
差する様に形成された複数の平行なライン状の金属から
なる陰極4が真空蒸着等によって積層されている。各陽
極2の両端部はそれぞれ金属からなる接合部5aに電気
的に接続されて、共にガラス基板1上に固着されてい
る。
【0019】また、各陰極4の両端部は金属からなる接
合部5bに電気的に接続されて、共にガラス基板1上に
固着されている。接合部5a、5bは、各陰極または陽
極ラインと電気的に接続されるものであれば、例えば導
電性材料をガラス基板1上に所定の厚さに蒸着または塗
布して形成したものであっても良いし、陽極2又は陰極
4の一部を用いて構成しても良い。
【0020】また、ガラス基板1の陽極2が形成される
面の外周には金属からなる接合部6が固着形成され、所
定の高さの壁を形成する。接合部6は、例えば導電性の
金属材料をガラス基板1上に所定の厚さに蒸着、メッ
キ、溶着、電着等の手法により形成して構成される。
【0021】また、7はセラミックからなる両面基板で
あり、片面側にはガラス基板1の接合部6に対応して、
金属からなる接合部13が固着形成されて所定の高さの
壁を形成している。接合部6及び接合部13は隙間なく
半田付けされていて、ガラス基板1及び両面基板7を所
定の間隔に固定配置し、ガラス基板1及び両面基板7と
共に有機EL素子のパッケージを構成し、陽極2、発光
機能層3、陰極4の積層体を内包して封止する。この積
層体の封止は、後述する組み立て方法を用いておこなわ
れ、内部には不活性ガスを充満させるので、素子の組み
立て後は、発光機能層3は大気中の水分と確実に遮断さ
れる。
【0022】また、両面基板7のガラス基板1と相対す
る面上には、ガラス基板1上の各陰極4に相対する位置
に、複数のライン状の導電パターン8が銅箔等によって
形成され、それぞれの両端部は金属からなる接合部9b
に電気的に接続され、共に両面基板7上に固着されてい
る。また、陽極2の各ラインの両端部に相対するガラス
基板1上の位置には、金属からなる接合部9aが固着さ
れている。相対する各接合部5a、9a、及び5b、9
bは、それぞれ例えば半田付け等によって所定の間隔に
固定され電気的に接続される。導電パターン8は銅以外
の導電性材料、例えばアルミニウム、銀、金等で構成さ
れていても良く、その形状は、箔に限らず、板状または
棒状のものでライン状または不定形状に形成されていて
も良い。
【0023】また、両面基板7の接合部13形成面の反
対側の面上には、導電パターン10が形成されている。
導電パターン10は、各陽極2及び各陰極4にそれぞれ
対応して、陽極引き出し電極10a及び陰極引き出し電
極10bを備え、陽極駆動用IC11及び陰極駆動用I
C12や図示しない電子部品等が接続されて有機EL素
子の駆動回路を形成する。
【0024】接合部9a及び9bは、それぞれ両面基板
7のスルーホールを介し、対応する陽極引き出し電極1
0a及び陰極引き出し電極10bと直接または短絡ピン
を介して半田付けすることにより、陽極2の各ライン電
極が、対応する陽極引き出し電極10aと電気的に接続
されると共に、陰極4の各ライン電極が、対応する陰極
引き出し電極10bと電気的に接続される。各陽極2及
び陰極4は両面基板7上に取り付けられた陽極駆動用I
C11及び陰極駆動用IC12を介し、例えばフレキシ
ブルプリント基板14等に接続されて有機EL素子の駆
動用信号入力端子を構成する。このため、ガラス基板1
上に素子の駆動回路を新たに設ける必要がなく、スペー
ス効率をあげることができるので有機EL素子を小形化
することができる。
【0025】また、陰極4の各ラインは導電パターン8
がそれぞれパラレル接続されるので、同一陰極ライン上
に配列される各陽極側からみると陰極による電気抵抗の
差が実質的に小さくなるので、陽極と陰極の各交差部分
の発光効率の差が小さくなる。したがって、全体として
輝度ムラが少なくなり発光が安定する。
【0026】本発明の一実施例における有機EL素子は
以上のように構成されるが、その組み立て方法は例えば
以下のごとくなされる。先ず、図2、図3に示すよう
に、ガラス基板1に予め、陽極2、発光機能層3、陰極
4、接合部5a、接合部5b、接合部6を形成し、両面
基板7に予め、導電パターン8、導電パターン10、陽
極引き出し電極10a、陰極引き出し電極10b、接合
部9b、接合部13を形成しておく。さらに、接合部9
a及び9bは、対応する陽極引き出し電極10a及び陰
極引き出し電極10bと接続し、両面基板上のスルーホ
ールは塞いでおく。また、各接合部9a、9bには半田
バンプ9cをそれぞれ所定の高さで形成しておく。図2
は、本発明における有機EL素子の組み立てに用いるガ
ラス基板Assyであり、(a)は陰極の上方からみた
平面図、(b)は陰極に沿って表された断面図を示す。
また、図3は、本発明における有機EL素子の組み立て
に用いる両面基板Assyであり、(a)は両面基板の
駆動回路側からみた平面図、(b)は両面基板の導電パ
ターンに沿って表された断面図、(c)は両面基板の導
電パターン側からみた底面図を示す。
【0027】次に、図2のガラス基板Assyの接合部
5a、5bと、図3の両面基板Assyの半田バンプ9
cの位置を合わせ取り付け治具等を用いて、ガラス基板
と両面基板を所定の間隔に保持する。次に、高温槽等を
用いて、窒素等の不活性ガス雰囲気中において加熱する
ことにより半田バンプ9cは溶融し、相対する各接合部
5a、9a、及び5b、9bは、半田付けされて、電気
的に接続固定される。
【0028】次に、窒素等の不活性ガス雰囲気中におい
て接合部6及び接合部13上にクリーム半田や半田ボー
ルを塗布し、高温槽等を用いて、窒素等の不活性ガス雰
囲気中において加熱することにより、接合部6及び接合
部13は隙間なく固着され、陽極2、発光機能層3、陰
極4で形成される積層体が気密状態に封止された有機E
L素子が形成される。また、クリーム半田や半田等を用
いてガラス基板1、両面基板7、接合部6、接合部1
3、両面基板7のスルーホール等を接合し、積層体を気
密状態に密封するので、発光機能層3大気中の水分から
確実に隔離される。
【0029】なお、本実施例では、両面基板をセラミッ
クによって形成したが、これに限らずガラス基板等、長
期間耐水性を有する材料であれば代わりにもちいること
ができる。また半田バンプは、接合部9a、9b上に限
らず、接合部5a、5b上に形成しても良いし、接合部
9a、9b、5a、5b上のいずれかを適宜選択して形
成するようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、請
求項1記載の発明によれば、ガラス基板と両面基板の外
周部を互いに接合することによって、陽極、有機化合物
からなる有機発光材料層、及び陰極からなる積層体を内
包させ、陰極および陽極を、両面基板のスルーホールを
介して外部の駆動用回路と接続して、気密状態に封止し
たので、有機発光材料層は大気中の水分から隔離するこ
とができ、素子の寿命を延ばすことができる。さらに、
ガラス基板を拡大させたりして駆動用回路の形成領域を
新たに設ける必要がなく、素子を小形化できる。
【0031】また、請求項2記載の発明によれば、ガラ
ス基板及び両面基板の外周部に形成された金属接合部
を、例えば半田付け等により互いに接合することによっ
て、積層体を気密状態に封止したので、有機発光材料層
を大気中の水分から確実に隔離することができ、素子の
寿命を延ばすことができる。
【0032】また、請求項3記載の発明によれば、両面
基板の片側に有機エレクトロルミネセンス素子の駆動用
回路を形成したので、ガラス基板を拡大させたりして駆
動用回路を形成するスペースを新たに設ける必要がな
く、素子を小形化できる。
【0033】また、請求項4記載の発明によれば、複数
のライン状電極からなる陰極のそれぞれのライン状電極
の両端部を両面基板の導電パターンを介してそれぞれ接
続して短絡させたので、駆動用回路側からみた素子の陰
極のライン抵抗が小さくなり、各陽極と各陰極の各交差
部分の電気抵抗はほぼ均一となるので、素子の輝度ムラ
を少なくすることができ、発光が安定する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極、有機化合物からなる有機発光材料
    層、及び陰極からなる積層体が形成された第1の基板
    と、 スルーホールを介して一方の面の導電パターンと他方の
    面の導電パターンとが互いに電気的に接続された第2の
    基板とを備え、 前記第1及び第2の基板を互いにその外周部にて接合
    し、前記積層体を気密状態に内包して封止すると共に、
    前記一方の面の導電パターンを前記陽極及び前記陰極に
    接続することを特徴とする有機エレクトロルミネセンス
    素子。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の基板の外周部は金属
    接合部が形成され、前記第1及び第2の基板の外周部
    は、前記金属接合部が半田付けされることによって、前
    記積層体を気密状態に内包して封止することを特徴とす
    る請求項1記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
  3. 【請求項3】 前記第2の基板の他方の面に、有機エレ
    クトロルミネセンス素子の駆動用回路を形成することを
    特徴とする請求項1または2記載の有機エレクトロルミ
    ネセンス素子。
  4. 【請求項4】 前記陰極は、複数のライン状電極からな
    り、それぞれの前記ライン状電極の両端部を、前記第2
    の基板の一方の面の導電パターンを介してそれぞれ接続
    することを特徴とする請求項1または2または3記載の
    有機エレクトロルミネセンス素子。
JP04549296A 1996-02-07 1996-02-07 有機エレクトロルミネセンス素子 Expired - Lifetime JP3290584B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04549296A JP3290584B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 有機エレクトロルミネセンス素子
US08/795,774 US5814935A (en) 1996-02-07 1997-02-05 Organic electroluminescence device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04549296A JP3290584B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 有機エレクトロルミネセンス素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09219288A true JPH09219288A (ja) 1997-08-19
JP3290584B2 JP3290584B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=12720906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04549296A Expired - Lifetime JP3290584B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 有機エレクトロルミネセンス素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5814935A (ja)
JP (1) JP3290584B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000215982A (ja) * 1999-01-25 2000-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置
JP2001236025A (ja) * 1999-12-15 2001-08-31 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
JP2004253303A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Hitachi Displays Ltd 有機発光表示装置
JP2005506666A (ja) * 2001-10-18 2005-03-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電子発光装置
JP2006196488A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Seiko Epson Corp 電気光学装置、画像形成装置および画像読み取り装置
WO2008062645A1 (fr) * 2006-11-21 2008-05-29 Konica Minolta Holdings, Inc. Panneau électroluminescent organique et élément de scellement
JP2008186618A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Matsushita Electric Works Ltd 有機エレクトロルミネッセンス発光装置
JP2008257249A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Tsinghua Univ 有機エレクトロルミネセンス装置
US7444772B2 (en) 2001-04-04 2008-11-04 Pioneer Design Corporation Flexible image display apparatus
WO2010023746A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 パイオニア株式会社 有機elパネル
JP2011108651A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Fraunhofer Ges Zur Foerderung Der Angewandten Forschung Ev 有機光電デバイス
JP2012083765A (ja) * 1999-10-29 2012-04-26 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子装置及び電子装置の作製方法

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6069443A (en) * 1997-06-23 2000-05-30 Fed Corporation Passive matrix OLED display
JP2000150149A (ja) * 1998-11-13 2000-05-30 Rohm Co Ltd 有機el素子の製造方法
US6277679B1 (en) 1998-11-25 2001-08-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing thin film transistor
JP2001035659A (ja) * 1999-07-15 2001-02-09 Nec Corp 有機エレクトロルミネセント素子およびその製造方法
JP2001052859A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk El表示装置
JP4345153B2 (ja) 1999-09-27 2009-10-14 ソニー株式会社 映像表示装置の製造方法
JP4472120B2 (ja) * 2000-06-08 2010-06-02 東北パイオニア株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
US6838819B2 (en) 2000-06-19 2005-01-04 Lg Electronics Inc. Full color organic EL display panel, manufacturing method thereof and driving circuit thereof
JP2002100469A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Pioneer Electronic Corp 有機エレクトロルミネッセンス表示パネル
JP2002189228A (ja) * 2000-09-29 2002-07-05 Seiko Epson Corp 電気光学装置及びその製造方法、並びに投射型表示装置
US6621168B2 (en) * 2000-12-28 2003-09-16 Intel Corporation Interconnected circuit board assembly and system
KR100768182B1 (ko) * 2001-10-26 2007-10-17 삼성에스디아이 주식회사 유기 전자 발광 소자와 그 제조방법
GB0227356D0 (en) * 2002-11-23 2002-12-31 Koninkl Philips Electronics Nv Colour active matrix electroluminescent display devices
DE10305455B4 (de) * 2003-02-04 2006-10-19 Ksg Leiterplatten Gmbh Trägeranordnung für eine organische Leuchtdiode
KR20050045635A (ko) * 2003-11-12 2005-05-17 엘지전자 주식회사 유기 전계발광소자 및 그 제조방법
US7355204B2 (en) * 2004-12-30 2008-04-08 E.I. Du Pont De Nemours And Company Organic device with environmental protection structure
US7625258B2 (en) * 2006-03-16 2009-12-01 E.G.L. Company Inc. Lamp electrode and method for delivering mercury
KR100982412B1 (ko) * 2008-05-29 2010-09-15 (주)에이디에스 전기광학소자 및 이의 제작 방법
CN101819762B (zh) * 2009-02-27 2014-10-29 华凌光电股份有限公司 字符型显示模块
KR101084246B1 (ko) * 2009-12-28 2011-11-16 삼성모바일디스플레이주식회사 유기 발광 조명 장치
TW201220488A (en) * 2010-11-11 2012-05-16 Yih Chang Organic light emitting diode display and assembly thereof
CN104867960B (zh) * 2015-04-21 2019-06-04 京东方科技集团股份有限公司 显示面板及其封装方法、显示装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5703394A (en) * 1996-06-10 1997-12-30 Motorola Integrated electro-optical package
US5731661A (en) * 1996-07-15 1998-03-24 Motorola, Inc. Passivation of electroluminescent organic devices

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000215982A (ja) * 1999-01-25 2000-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置
JP2012083765A (ja) * 1999-10-29 2012-04-26 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子装置及び電子装置の作製方法
US9368517B2 (en) 1999-12-05 2016-06-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device including bonding portion with first and second sealing materials
US8319424B2 (en) 1999-12-15 2012-11-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
JP2012054250A (ja) * 1999-12-15 2012-03-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
US9843015B2 (en) 1999-12-15 2017-12-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
JP2017174826A (ja) * 1999-12-15 2017-09-28 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US9515098B2 (en) 1999-12-15 2016-12-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
US8716933B2 (en) 1999-12-15 2014-05-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device including light emitting element
JP2016130865A (ja) * 1999-12-15 2016-07-21 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US8049419B2 (en) 1999-12-15 2011-11-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device with suppressed influence of voltage drop
JP2001236025A (ja) * 1999-12-15 2001-08-31 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
JP2011107734A (ja) * 1999-12-15 2011-06-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
JP2014232733A (ja) * 1999-12-15 2014-12-11 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP4727035B2 (ja) * 1999-12-15 2011-07-20 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US7444772B2 (en) 2001-04-04 2008-11-04 Pioneer Design Corporation Flexible image display apparatus
JP2005506666A (ja) * 2001-10-18 2005-03-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電子発光装置
JP2004253303A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Hitachi Displays Ltd 有機発光表示装置
JP4581692B2 (ja) * 2005-01-11 2010-11-17 セイコーエプソン株式会社 有機発光ダイオード装置、画像形成装置および画像読み取り装置
JP2006196488A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Seiko Epson Corp 電気光学装置、画像形成装置および画像読み取り装置
JP5298856B2 (ja) * 2006-11-21 2013-09-25 コニカミノルタ株式会社 有機エレクトロルミネッセンスパネル
WO2008062645A1 (fr) * 2006-11-21 2008-05-29 Konica Minolta Holdings, Inc. Panneau électroluminescent organique et élément de scellement
JP2008186618A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Matsushita Electric Works Ltd 有機エレクトロルミネッセンス発光装置
US7923924B2 (en) 2007-04-03 2011-04-12 Tsinghua University Organic electroluminescent display/source with anode and cathode leads
JP2008257249A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Tsinghua Univ 有機エレクトロルミネセンス装置
WO2010023746A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 パイオニア株式会社 有機elパネル
JP2011108651A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Fraunhofer Ges Zur Foerderung Der Angewandten Forschung Ev 有機光電デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP3290584B2 (ja) 2002-06-10
US5814935A (en) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09219288A (ja) 有機エレクトロルミネセンス素子
JP5298856B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンスパネル
JP4077905B2 (ja) 一体型電気光学パッケージおよび作製方法
JP4886540B2 (ja) 有機el素子パネル
JP4482949B2 (ja) 平面表示素子及びその配線方法
EP0306296A2 (en) Thin film electroluminescence displaying apparatus
JP2000243555A (ja) 有機el表示装置
JPH11354272A (ja) 有機薄膜elパネル及びその製造方法
WO2013047742A1 (ja) 面状発光装置
JPH10172757A (ja) 有機el発光装置
KR20020039961A (ko) 전계발광소자
KR100863262B1 (ko) 발광 표시 장치 및 유기 el 표시 장치의 제조 방법
JP3576857B2 (ja) 有機薄膜el素子とその製造方法
JP2003295785A (ja) 有機el表示装置およびその駆動装置
JP4682418B2 (ja) ディスプレイ装置、電子機器およびディスプレイ装置の製造方法
JP2003017245A (ja) 有機elディスプレイ及びその駆動回路接続方法
JPH11312581A (ja) El素子とその製造方法
KR100508948B1 (ko) 유기 전계 발광 표시 장치
KR100252963B1 (ko) 유기전계발광 디스플레이 장치 및 그 제조방법
JPH11219782A (ja) El素子とその製造方法
JPH1187779A (ja) チップ型発光素子
JP2001223079A (ja) 有機el表示素子
JPH046795A (ja) 有機el素子
JP2001125499A (ja) El表示装置
US6846687B2 (en) Process of packaging organic electroluminescent panel

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11