JPH09217773A - ガススプリング - Google Patents

ガススプリング

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JPH09217773A
JPH09217773A JP8084545A JP8454596A JPH09217773A JP H09217773 A JPH09217773 A JP H09217773A JP 8084545 A JP8084545 A JP 8084545A JP 8454596 A JP8454596 A JP 8454596A JP H09217773 A JPH09217773 A JP H09217773A
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piston
cylinder
gas spring
rod
side chamber
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JP8084545A
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Hiroshi Koyaizu
博 小柳津
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Showa Corp
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
    • F16F9/0209Telescopic
    • F16F9/0227Telescopic characterised by the piston construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
    • F16F9/0209Telescopic
    • F16F9/0218Mono-tubular units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
    • F16F9/346Throttling passages in the form of slots arranged in cylinder walls
    • F16F9/3465Slots having a variable section along their length

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バタツキのない安定したエアロック特性を得
るとともに、製作が容易で安価なガススプリングとする
ことができる。 【解決手段】 ロッド22の一端に固着されたピストン
22が配設されたシリンダ21の内周には、ストッパ部
30近傍を除くピストンのストローク域にシリンダの軸
方向に延びるシリンダ溝29が形成され、上記シリンダ
のストッパ部近傍にエアロック室が形成可能とされて、
伸長過程伸び切り時の制動が実施されるガススプリング
20において、上記ピストンが、ピストン両側の室を連
通する多孔質体にて構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車の後部
ドア等に使用されるガススプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】四輪自動車等では、一般に、後部ドアを
車体との間で水平軸まわりに開閉できるようにし、この
後部ドアと車体との間にガススプリングを介装し、この
ガススプリングの付勢力(アシスト力)で後部ドアの開
放時に必要とされる力を軽減できるようにしている。
【0003】このガススプリングは、後部ドアが閉まっ
た状態でシリンダが上に、ロッドが下にくるようにした
倒立型がよく用いられる。この倒立型ガススプリング
は、後部ドアと車体との間に取り付ける方法によって、
図14に示す倒立押し上げタイプと、図15に示す倒立
反転タイプとに分けられる。
【0004】図14に示す倒立押し上げタイプのガスス
プリング1は、四輪自動車の後部ドア2側にシリンダ3
を、車体側にロッド4をそれぞれ取り付けたものであ
り、取付姿勢がほぼ垂直となって、主にワンボックスタ
イプのワゴン車等の後部ドアに使用される。この場合に
は、後部ドア2を閉じたときと開いたときとで、シリン
ダ3とロッド4との上下位置関係が変化しない。
【0005】また、図15に示す倒立反転タイプのガス
スプリング1は、四輪自動車の車体側にシリンダ3を、
後部ドア2側にロッド4をそれぞれ取り付けたものであ
り、後部ドア2が閉まった状態で取付姿勢が斜めとなっ
て、乗用車等の後部ドア2に使用される。この場合に
は、後部ドア2を閉じたときと開いたときとで、シリン
ダ3とロッド4との上下位置関係が反転する。
【0006】このような倒立型のガススプリング1は、
シリンダ3内に封入したガス5の密封性を良好にできる
という利点があることから広く使用されている。つま
り、シリンダ3内には、ガス5とともに少量のオイル6
が封入されており、倒立型のガススプリング1では、図
14に示すように、後部ドア2が閉まった状態で、上記
オイル6がシリンダ3の下部に溜って、この下部開口に
配設されたガスシール7が上記オイル6によって適正に
潤滑されることから、シリンダ3内の封入ガス5が、こ
のガスシール7により良好にシールされるからである。
【0007】上述のような倒立型のガススプリング1で
は、図16(A)に示すように、ガススプリング1の圧
縮過程において、ピストン側室8Aのガス5が、ピスト
ン9の外周側流路10とオリフィス孔11とを通って、
ロッド側室8Bへ流れるので、減衰力が殆ど発生せず、
後部ドア2を迅速に閉めることができる。
【0008】また、図16(B)に示すガススプリング
1の伸長過程においては、ピストン9の外周に嵌装され
たピストンリング12が外周側流路10を閉塞するの
で、ロッド側室8B内のガス5がピストン9のオリフィ
ス孔11のみを経てピストン側室8Aへ流れ、この間に
伸側減衰力が発生する。ガススプリング1の伸長過程で
は、シリンダ3内の封入ガス5の圧力(ガス反力)等に
よりガススプリング1の伸長方向のアシスト力がロッド
4に作用するが、上記伸側減衰力によりロッド4の伸長
方向への移動速度(伸び速度)がコントロールされて、
後部ドア2は適正速度で押し上げられる。
【0009】更に、上述のガススプリング1では、伸長
過程における伸び切り時に、図14(C)に示すよう
に、シリンダ3内のオイル6がピストン9のオリフィス
孔11を流れ、このときの大きな減衰抵抗によりガスス
プリング1の伸び切り時の制動が実施される。
【0010】然しながら、上述のようにオイル6を用い
て伸び切り時の制動を実施する場合、図14に示す倒立
押し上げタイプのガススプリング1では不具合が生じな
いが、図15に示す倒立反転タイプのガススプリング1
においては、次の〜の不具合がある。
【0011】後部ドア2が開くにつれシリンダ3が下
に、ロッド4が上に位置するよう反転するので、反転位
置付近から、ロッド側室8B内のオイル6がピストン9
のオリフィス孔11を通ってピストン側室8A内へ流動
し、伸び切り域では、ロッド側室8B内にオイル6が不
足して制動が不十分となり、ピストン9がシリンダ3の
開口端側に激しく衝突し車体が揺れる不具合がある。
【0012】また、反転位置より少し上方の位置まで
後部ドア2を閉じた後、再度後部ドア2を開ける場合に
も、オイル6がピストン側室8Aへ移動してしまってロ
ッド側室8B内にオイル6が不足しているので、伸び切
り時の制動が不十分となり、ピストン9がシリンダ3の
開口端側に激しく衝突する不具合がある。
【0013】更に、後部ドア2を開く際には、反転位
置付近からロッド側室8B内のオイル6がピストン側室
8Aへ流動し始めるので、オリフィス孔11にオイル6
が流れてオリフィス孔での流動抵抗が増し、その結果、
伸側減衰力が増大して、ロッド4の伸び速度が減少し、
後部ドア2の開く速度が遅くなる不具合もある。
【0014】また、オイル6はオリフィス孔11にて
発生する伸側減衰力に影響を与えるので、オイル6の封
入量、オイル6の温度、ガススプリング1の取付姿勢、
封入ガス5の反力等によって伸側減衰力が変動してしま
う。
【0015】上述の不具合を解消するために、伸び切り
時の制動をガス(エア)のみによって実施するガススプ
リング13が特開昭53-1764 号公報(図17)に開示さ
れている(第1従来技術)。このガススプリング13
は、シリンダ14内に、ガスシール7の潤滑にのみ必要
十分なごく少量のオイル6を封入し、シリンダ14の内
周に、ピストン側室8Aとロッド側室8Bとを連通する
シリンダ溝15を軸方向に切り欠いて形成し、ピストン
16に内側オリフィス孔17Aと外側オリフィス孔17
Bとを貫通して形成したものである。
【0016】このガススプリング13では、圧縮過程に
おいてピストン側室8A内のガス5がシリンダ溝15、
内側オリフィス孔17A及び外側オリフィス孔17Bを
通ってロッド側室8B内へ流れるので減衰力が殆ど発生
しない。伸長過程においては、ピストン16に設けられ
たリップ18が外側オリフィス孔17Bを閉塞するの
で、ロッド側室8B内のガス5がシリンダ溝15及び内
側オリフィス孔17Aを通ってピストン側室8Aに流れ
る間に伸側減衰力が発生する。更に、ガススプリング1
3では伸長過程における伸び切り時に、ピストン16が
シリンダ溝15の形成されていない領域(エアロック
域)に至って、シリンダ14の開口端側のガスシール7
及びロッドガイド19と上記ピストン16との間でエア
ロック室を形成し、内側オリフィス孔17Aを流れるガ
ス5の流動抵抗によってのみ伸び切り時の制動(エアロ
ック)を実施している。
【0017】また、シリンダの内周にシリンダ溝を形成
したガススプリングにあっては、上記ガススプリング1
3におけるピストン16に内側オリフィス孔17Aが形
成されず、ピストンがエアロック域に突入してからの伸
び切り時に、ピストン外周に嵌着されたテフロン(デュ
ポン株式会社の登録商標)やジュラネックス(ポリプラ
スチック株式会社の登録商標)等の樹脂からなる硬質の
ピストンリングとシリンダ内周との間に形成される偏芯
隙間から、ロッド側室のガス(エア)をピストン側室へ
逃がしているものが知られている(第2従来技術)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図17に示
すガススプリング13の場合(第1従来技術)には、ピ
ストン16に形成された内側オリフィス孔17Aは、直
径0.5mm 以下の極小断面積となるため、その加工が極め
て難しく、ピストン16ひいてはガススプリング13の
生産性が低下してしまう。
【0019】また、第2従来技術のガススプリングの場
合には、シリンダやピストンリングの製作時に自然発生
的に生じるシリンダ内周とピストンリング外周の偏芯隙
間を利用したオリフィス孔のために、上記偏芯隙間にバ
ラツキがあって、ガススプリングのエアロック特性にバ
ラツキが生じ安定しない。
【0020】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、バラツキのない安定したエアロック
特性を得るとともに、製作が容易で安価なガススプリン
グを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一端が閉塞されガスが封入されたシリンダの他端開
口部にシール・案内部材が配設され、一端にピストンを
備えたロッドが、上記シール・案内部材を介し、上記ピ
ストンとともに上記シリンダ内に摺動自在に配設され、
上記ピストンにてシリンダ内がロッド側室とピストン側
室とに区画され、上記シリンダ内には、上記ロッドを伸
長方向へ付勢する付勢手段が設けられ、上記シリンダの
内周とピストン外周との間にピストン両側の室を連通す
る環状の流路が形成され、ピストンの外周に環状溝が形
成され、この環状溝に前記環状の流路を圧縮過程時にの
み開くチェック機能を有するシール手段が介装され、上
記シリンダの内周には、伸長端近傍を除く上記ピストン
のストローク域に上記シリンダの軸方向に延びるシリン
ダ溝が形成され、伸長過程で上記ロッド側室から上記シ
リンダ溝を経て上記ピストン側室へ前記ガスが流動する
間に伸側減衰力が発生し、更に、上記シリンダの伸長端
近傍に、上記ピストンと上記シール・案内部材に囲まれ
てエアロック室が形成可能とされて、伸長過程伸び切り
時の制動が実施されるガススプリングにおいて、上記ピ
ストンは、ピストン両側の室を連通する多孔質体にて構
成されたものである。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ピストンは、粉末焼結合金にて構
成されたものである。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ピストンが一体に成形されたも
のである。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一に記載の発明において、上記チェック機能を
有するシール手段がOリングであるものである。
【0025】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。シリンダ内において、伸長端を除くピストンのスト
ローク域に渡り、伸長時に減衰力を発生するシリンダ溝
を軸方向に形成し、ピストンを多孔質体とし、この多孔
質体のピストンの開放気孔を、ガススプリングの伸び切
り時にロッド側室に形成されるエアロック室からピスト
ン側室へエアを逃がす流路としたので、バラツキのない
安定したエアロック特性を得ることができる。
【0026】また、ピストンに極小断面積のオリフィス
孔を形成する必要がないので、ピストンの加工が容易と
なり、生産性を向上させることができ、コストを低減で
きる。
【0027】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。ピストンが粉末焼結合金の多孔質体からなるので、
粉末重量、又は粉末成形時の加圧力を変えることにより
多孔質体の密度を容易に変えることができ、これによ
り、異なるエアロック特性を得ることができる。
【0028】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。ピストンが一体に成形されているので、ピストンに
おける環状溝の一側のフランジ部を形成するワッシャ等
の部品が不要となり、ピストンの部品点数及び組み付け
工数が減り、コストを低減できる。
【0029】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。チェック機能を有するシール手段が、弾性に富むO
リングにて構成されているので、ピストンが一体に成形
されていても、Oリングを拡開すれば、このOリングを
ピストン外周の環状溝に容易に嵌装することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係るガススプリ
ングの一つの実施の形態を示す半断面図である。図2
は、図1のシリンダを示す断面図である。図3は、図1
のピストンを示す断面図である。図4は、図3のIV矢視
図である。図5は、図2のV-V 線に沿い90度回転して示
す断面図である。図6は、図5のVI部拡大断面図であ
る。図7は、図2のVII-VII 線に沿う断面図である。図
8は、シリンダ溝を模式的に示す斜視図である。図9
は、シリンダ溝の断面積変化率とエア減衰絞り域のピス
トンストロークとの関係を示すグラフである。図10
は、ピストンストローク及び衝撃加速度と時間との関係
を示すグラフである。図11は、ピストン密度とエアロ
ック域の伸び速度との関係を示すグラフである。図12
は、図1のガススプリングにおけるピストンの密度を決
定するために使用されるガススプリングを示す模式図で
ある。図13は、図12のガススプリングにおけるエア
圧力とエア流出流量との関係を、ピストン密度毎に示す
流量特性のグラフである。
【0031】図1に示すガススプリング20は、自動四
輪車に使用されるものである。このガススプリング20
は、一端が閉塞されたシリンダ21内に、ロッド22の
一端に加締め固定されたピストン23が摺動自在に配設
されたものである。シリンダ21のブラケット24が四
輪乗用自動車の車体側に、ロッド22の他端が同自動車
の後部ドアにそれぞれ取り付けられる。
【0032】シリンダ21内には、ガスとしてのエア2
5が封入されるとともに、シリンダ21の他端開口部に
ロッドガイド26及びガスシール27が配設される。ロ
ッドガイド26によって、ピストン23の上記摺動に伴
うロッド22の移動が案内され、また、ガスシール27
によりエア25の漏洩が防止される。シリンダ21内に
は、ガスシール27を潤滑してシール性を良好に維持す
るために必要十分な程度のごく微少量のオイルが封入さ
れている。
【0033】シリンダ21内は、上記ピストン23によ
り、ロッド22が収容されたロッド側室28Bと、ロッ
ド22が収容されていないピストン側室28Aとに区画
される。これらの両室28A及び28Bにエア25が封
入されている。エア25の圧力(エア反力)は、ピスト
ン側室28Aにおいてもロッド側室28Bにおいても同
一であるが、ピストン側室28A側のピストン23の受
圧面積がロッド側室28B側よりもロッド22の断面積
分だけ大きいので、ガススプリング20の伸長過程で、
ピストン側室28A内のエア反力が、ロッド22及びピ
ストン23をガススプリング20の伸長方向へ付勢する
付勢力(アシスト力)として作用し、エア25が付勢手
段として機能する。
【0034】また、シリンダ21の内周には、図1及び
図2に示すように、シリンダ溝29が形成されている。
このシリンダ溝29は、シリンダ21内周をロール成形
等の塑性加工にて外方へ膨出することにより形成された
ものである。一方、シリンダ21には、ロッドガイド2
6及びガスシール27の配設位置近傍にストッパ部30
が、ロール成形により直径方向に縮径して形成されてい
る。ピストン23は、上記ストッパ部30に当接してそ
れ以上の伸長方向の移動が規制され、ピストン23がス
トッパ部30に当接する位置がピストン23の伸長端と
なる。上記シリンダ溝29は、この伸長端近傍を除くピ
ストン23の略全ストローク域にわたり、シリンダ21
の軸方向に延在して形成される。
【0035】また、シリンダ溝29におけるシリンダ2
1の一端の閉塞端側は、ガススプリング20の最圧縮時
にピストン23の外周に嵌装したシール部材としてのO
リング34が位置する部分から形成され、Oリング34
にて区画されたピストン23両側の室28A、28B
が、シリンダ溝29を介して、上記最圧縮時にも連通す
るようになっている。また、このシリンダ溝29はシリ
ンダ21の全くの閉塞端部迄形成しても良い。
【0036】上記ピストン23は、図3及び図4に示す
ように、その外周に環状溝31が切削して形成されて、
外周部が第1フランジ部32Aと第2フランジ部32B
とに区分される。この第2フランジ部32Bに、環状溝
31とロッド側室28Bとを連通可能とする切欠部33
が形成される。従って、上記環状溝31は、第1フラン
ジ部32Aと、第2フランジ部32Bのうち切欠部33
が形成されていない部分との間に形成されており、この
環状溝31に、弾性に富むシール部材としてのOリング
34が嵌着される。
【0037】Oリング34は、シリンダ21の内周面に
密着するとともに、環状溝31の底面31Aとの間に隙
間を残すようにして環状溝31に嵌着される。従って、
ピストン23の第1フランジ部32Aの外周、環状溝3
1及び切欠部33とシリンダ21の内周との間に流路3
5が形成される。上記Oリング34は、ガススプリング
20の伸長過程では第1フランジ部32Aの壁面36に
当接して上記流路35を閉鎖し、ガススプリング20の
圧縮過程で第2フランジ部32Bの壁面37に当接し
て、上記流路35を開くチェック弁として機能する。
【0038】従って、ガススプリング20の伸長過程で
は、ピストン23の上記流路35がOリング34により
閉塞され、ロッド側室28B内のエア25はシリンダ溝
29のみを通ってピストン側室28Aへ至り、このエア
25がシリンダ溝29を通るときの流動抵抗により伸側
減衰力が発生する。ガススプリング20の伸長過程で
は、ピストン側室28A内のエア反力によりピストン2
3及びロッド22にアシスト力が作用し、これらのピス
トン23及びロッド22が伸長方向に移動するが、この
ときのピストン23及びロッド22の伸び速度が上記伸
側減衰力により適正にコントロールされる。
【0039】また、ガススプリング20の圧縮過程で
は、ピストン23の流路35が確保され、ピストン側室
28A内のエア25は、上記流路35とシリンダ溝29
との両方を流れてロッド側室28B内へ流入するので、
この圧縮過程では減衰力が殆ど発生せず、ガススプリン
グ20は迅速に圧縮される。
【0040】さて、上記シリンダ溝29は、図2に示す
ように、シリンダ21において、ストッパ部30の近傍
を除くピストン23の略全ストローク域にわたり形成さ
れており、ピストン23のストッパ部30近傍(シリン
ダ溝29が形成されていない領域)がエアロック域Xで
ある。また、シリンダ溝29は、図5〜図8(A)に示
すように、溝幅Wが一定で、断面四角形状の角溝であ
り、溝深さHが一定な部分29Aと、ピストン23のエ
アロック域Xへ向い漸次減少する部分29Bとが連設し
て構成される。シリンダ21において、シリンダ溝29
の溝深さHが一定な部分29Aに対応する領域をエア減
衰域Zとし、シリンダ溝29の溝深さHが減少する部分
29Bに対応する領域をエア減衰絞り域Yとする。
【0041】ガススプリング20の伸長過程において、
ピストン23がエア減衰域Zにあるときに、ピストン側
室28Aからのアシスト力(エア反力)の作用でロッド
22及びピストン23が伸び方向に移動する伸び速度
は、シリンダ溝29にて発生する伸側減衰力により適正
にコントロールされる。
【0042】また、ガススプリング20の伸長過程で、
ピストン23がエアロック域Xにあるときには、このピ
ストン23、Oリング34、シリンダ21、ガスシール
27及びロッドガイド26に囲まれてエアロック室が形
成され、ピストン23がごく低速で伸び方向に移動して
(後述)、伸長過程伸び切り時の制動が適切に実施され
る。
【0043】更に、ガススプリングの伸長過程で、ピス
トン23がエア減衰絞り域Yにあるときには、シリンダ
溝29(29B)の断面積が図9の実線A2 に示すよう
に、シリンダ溝29(29B)の深さのみに比例する一
次的な比例をして減少するので、ピストン23は、従来
例の三角溝に比べ、エア減衰域Zからエア減衰絞り域Y
に突入する際に急激に減速されない。
【0044】ここで、ガススプリング20のエア減衰絞
り域Yにおけるシリンダ溝29(29B)は、図8
(B)に示すように、溝深さHがエアロック域Xへ向い
シリンダ21の軸方向に沿って湾曲して漸次減少するよ
うに形成されていても良い(図8(B)の湾曲面R)。
この場合には、ガススプリング20の伸長過程におい
て、このガススプリング20のエア減衰絞り域Yにおけ
るシリンダ溝29(29B)の断面積が、図9の実線A
3 に示すように2/3 乗的に変化(減少)するので、ピス
トン23がエア減衰域Zからエア減衰絞り域Yへ突入す
る時の減速は、実線A2 の場合よりも更に緩やかにな
る。このため、図10のピストンストロークL2に示す
ように、ピストン23は、エア減衰域Zからエア減衰絞
り域Yへ突入した際に、エア減衰絞り域Yの領域で滑ら
かなカーブを描いて減速され、ガススプリング20が後
部ドアに作用する衝撃加速度G2 が0.2 G以下に低減さ
れている。
【0045】ところで、ピストン23は、図3に示すよ
うに、ピストン側室28Aとロッド側室28Bとを連通
するオリフィス孔等の通路が形成されていない中実構造
であり、ピストン23の両側の室28A、28Bを連通
する開放気孔38(図12)を有する粉末焼結合金、例
えば鉄系粉末焼結合金にて構成される。この開放気孔3
8は粉末焼結合金の密度ρを管理することにより形成さ
れ、シリンダ21の内径が16、20、25mmの実施例では、
最良のエアロック特性を得るために、ピストン23を構
成する鉄系粉末焼結合金の密度ρは6.0 ±0.15gr/cm3
設定される。
【0046】この密度ρは図12に示すガススプリング
40を用いて決定されるものであり、このガススプリン
グ40では、シリンダ41におけるロッド側室28B側
に流入口42が、ピストン側室28A側に流出口43
が、ぞれぞれ形成されている。この流入口42から圧力
P(kgf/cm2 )のエア25を供給したとき、このエア2
5は、ピストン23の開放気孔38を通りピストン側室
28Bを経て、流出口43から流量Q(l/min)でシリ
ンダ41外へ流出する。ピストン23の上述の密度ρ
(ρ=6.0 ±0.15gr/cm3)は、図13に示すように、エ
ア25の圧力Pを 5kgf/cm2 としたとき、エア25の流
出流量Qが3.5 ±0.5 l/minとなる曲線M1の流量特性
によって決定されるものである。
【0047】尚、図13中の曲線M0 は密度ρ=5.8gr/
cm3 の流量特性であり、曲線M2 は、密度ρ=6.2gr/cm
3 の流量特性であり、曲線M3 は、密度ρ=6.45gr/cm3
の流量特性であり、曲線M4 は、密度ρ=6.6gr/cm3
流量特性であり、曲線M5 は、ρ=6.75gr/cm3の流量特
性である。
【0048】ガススプリング20の伸長過程でピストン
23がエアロック域Xに至ったとき、ロッド側室28B
内のエア25は、Oリング34がシリンダ21の内周面
に密着して、ピストン23の外周とシリンダ21の内周
との間を密封しているので、粉末焼結合金からなるピス
トン23の開放気孔を通過してピストン側室28Aへ流
れる。このため、ピストン23がエアロック域Xに突入
してからの伸び切り時に、ピストン23は前述の如くご
く低速の伸び速度となって、リバウンドショックを生じ
させることなく、この伸び切り時の制動が適切になされ
る。粉末焼結合金からなるピストンの開放気孔を通して
エアロック室のエアをピストン側室28Aに逃すように
しているので、バラツキのない安定したエアロック特性
が得られる。
【0049】また、粉末焼結体から構成されるピストン
23の密度を変更することにより、シリンダ21のエア
ロック域Xにおけるピストン23の伸び速度をコントロ
ールできる。つまり、ガススプリング20のエアロック
域Xにおけるピストン23の伸び速度は、図11に示す
ように、ピストン23の密度に反比例する関係にあるこ
とから、ピストン23の密度を規定することにより、エ
アロック域Xにおけるピストン23の伸び速度を所望の
値に設定できる。
【0050】上記実施の形態によれば、次の〜の効
果を奏する。 ガススプリング20のシリンダ21内において、伸長
端を除くピストン23のストローク域に渡り、伸長時に
減衰力を発生するシリンダ溝29を軸方向に形成し、ピ
ストン23を多孔質体とし、この多孔質体のピストン2
3の開放気孔38を、ガススプリング20の伸び切り時
にロッド側室28Bに形成されるエアロック室からピス
トン側室28Aへエア25を逃がす流路としたので、バ
ラツキのない安定したエアロック特性を得ることができ
【0051】また、ピストン23に極小断面積のオリ
フィスを形成する必要がないので、ピストン23の加工
が容易となり、生産性を向上させることができ、コスト
を低減できる。
【0052】ピストン23が粉末焼結合金の多孔質体
からなるので、粉末重量、又は粉末成形時の加圧力を変
えることにより多孔質体の密度ρを容易に変えることが
でき、これにより、異なるエアロック特性を得ることが
できる。
【0053】ピストン23が一体に成形されているの
で、このピストン23における環状溝31の一側の第2
フランジ部32Bを形成するワッシャ等の部品が不要と
なり、ピストン23の部品点数及び組み付け工数が減
り、コストを低減できる。
【0054】チャック機能を有するシール手段が、弾
性に富むOリング34にて構成されているので、ピスト
ン23が一体成形されていても、Oリング34を拡開す
れば、このOリング34をピストン23の外周の環状溝
31に容易に嵌装することができる。
【0055】尚、上記実施の形態では、ピストン23が
粉末焼結合金から形成される場合を述べたが、ピストン
23の両側の室28A、28Bを連通する開放気孔38
を有する多孔質体であれば、粉末焼結合金に限定される
ものではない。
【0056】また、上記実施の形態では、ガススプリン
グ20の伸長過程でピストン側室28A内のガス反力が
ピストン23及びロッド22にアシスト力を発生するも
のを述べたが、シリンダ21の閉塞端部とピストン23
との間にコイルスプリングを配設して、このコイルスプ
リングの付勢力によりピストン23及びロッド22にア
シスト力を発生しても良い。
【0057】更に、ピストン23において切欠部33が
形成された第2フランジ部32Bは別体に構成しても良
い。この場合には、第2フランジ部32Bを取り外して
環状溝31にOリング34を嵌装し、その後、この第2
フランジ部32Bを第1フランジ部32A側に取りつけ
る。
【0058】また、上記実施の形態では、ガススプリン
グ20が倒立反転タイプのガススプリングとして使用さ
れる場合を述べたが、倒立押上げタイプのガススプリン
グとして使用されても良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るガススプリ
ングによれば、バラツキのない安定したエアロック特性
を得るとともに、製作が容易で安価なガススプリングと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るガススプリングの一つの
実施の形態を示す半断面図である。
【図2】図2は、図1のシリンダを示す断面図である。
【図3】図3は、図1のピストンを示す断面図である。
【図4】図4は、図3のIV矢視図である。
【図5】図5は、図2のV-V 線に沿い90度回転して示す
断面図である。
【図6】図6は、図5のVI部拡大断面図である。
【図7】図7は、図2のVII-VII 線に沿う断面図であ
る。
【図8】図8は、シリンダ溝を模式的に示す斜視図であ
る。
【図9】図9は、シリンダ溝の断面積変化率とエア減衰
絞り域のピストンストロークとの関係を示すグラフであ
る。
【図10】図10は、ピストンストローク及び衝撃荷重
と時間との関係を示すグラフである。
【図11】図11は、ピストン密度とエアロック域の伸
び速度との関係を示すグラフである。
【図12】図12は、図1のガススプリングにおけるピ
ストンの密度を決定するために使用されるガススプリン
グを示す模式図である。
【図13】図13は、図12のガススプリングにおける
エア圧力とエア流出流量との関係を、ピストンの密度毎
に示す流量特性のグラフである。
【図14】図14は、倒立押し上げタイプの従来のガス
スプリングを示し、(A)が取付状態の正面図、(B)
及び(C)が断面図である。
【図15】図15は、倒立反転タイプの従来のガススプ
リングを示し、(A)が取付状態の正面図、(B)が断
面図である。
【図16】図16は、図14又は図15のガススプリン
グにおける部分断面図である。
【図17】図17は、ガススプリングの第1の従来技術
を示す断面図である。
【符号の説明】
20 ガススプリング 21 シリンダ 22 ロッド 23 ピストン 25 エア 26 ロッドガイド 27 ガスシール 28A ピストン側室 28B ロッド側室 29 シリンダ溝 30 ストッパ部(伸長端) 31 ピストンの環状溝 32A ピストンの第1フランジ部 32B ピストンの第2フランジ部 33 ピストンの切欠部 34 Oリング 35 ピストンの流路 38 開放気孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉塞されガスが封入されたシリン
    ダの他端開口部にシール・案内部材が配設され、 一端にピストンを備えたロッドが、上記シール・案内部
    材を介し、上記ピストンとともに上記シリンダ内に摺動
    自在に配設され、上記ピストンにてシリンダ内がロッド
    側室とピストン側室とに区画され、 上記シリンダ内には、上記ロッドを伸長方向へ付勢する
    付勢手段が設けられ、 上記シリンダの内周とピストン外周との間にピストン両
    側の室を連通する環状の流路が形成され、ピストンの外
    周に環状溝が形成され、この環状溝に前記環状の流路を
    圧縮過程時にのみ開くチェック機能を有するシール手段
    が介装され、 上記シリンダの内周には、伸長端近傍を除く上記ピスト
    ンのストローク域に上記シリンダの軸方向に延びるシリ
    ンダ溝が形成され、伸長過程で上記ロッド側室から上記
    シリンダ溝を経て上記ピストン側室へ前記ガスが流動す
    る間に伸側減衰力が発生し、 更に、上記シリンダの伸長端近傍に、上記ピストンと上
    記シール・案内部材に囲まれてエアロック室が形成可能
    とされて、伸長過程伸び切り時の制動が実施されるガス
    スプリングにおいて、 上記ピストンは、ピストン両側の室を連通する多孔質体
    にて構成されたことを特徴とするガススプリング。
  2. 【請求項2】 上記ピストンは、粉末焼結合金にて構成
    された請求項1に記載のガススプリング。
  3. 【請求項3】 上記ピストンは、一体に形成されたもの
    である請求項1又は2に記載のガススプリング。
  4. 【請求項4】 上記チェック機能を有するシール手段が
    Oリングである請求項1〜3のいずれか一に記載のガス
    スプリング。
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